だいぶ前(30年ぐらい?)に奥さまを亡くされて、
今は一人暮らしをされていますが、
数年前から少し認知症が出てきて、
ゴミの収集日を間違えて出されてたりします。
でもとても穏やかなおじいちゃんで、
いつ会ってもにこやかに挨拶をしてくれます。
このおじいちゃんとお話をすると、
いつも、若い頃に社交ダンスに通っていたことを
話してくれます。
そこで奥さまと知り合ったと。
たぶん20代の頃かなぁ。
今から60年以上前のことだと思います。
でもまるで昨日のことのように嬉しそうに、
その光景を思い浮かべるように話してくれます。
きっと人生で一番輝いていた頃なんだろうなぁと、
私もいつも相槌を打ちながら聞いています。
そんな昔の輝いていた頃の思い出に浸っているのが、
このおじいちゃんにとっての幸せなのかななんて、
ちょっと切なくなったりもしますが。
もし私が昔のことを嬉しそうに語るとしたら、
どの時代のことだろう?
そんなことをちょっと考えたりしていました。
おじいちゃんが毎日幸せだといいな。
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