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一夜明けて1月4日。帰る日です。
手分けして室内の掃除をし、凍結防止のため、
洗面所、お風呂、炊事場の水抜きも怠りなくやって、
戸締りを済ませたら午前8時半。
混雑を予想して早朝の出発です。
8人乗りの運転はママTちゃん。
雪の壁を縫って、モノクロの風景の中を
スリップしないよう用心しながら走ります。
青木湖トンネルを抜けて農道を走り、
長野道の安曇野インターチェンジ方面に向かうと
とたんに雪景色が視界から消えます。
12/31~1/4までの白馬村での生活は
雪国ならでは、のものでした。
研ぎ澄ましたナイフのような冷たい空気は、
キュッと身が縮みますが、深ぶかと積もった雪が
色んな音を全部吸い取って
あたりはしいんとうち静まり、無音の世界です。
部屋の中にいると、突然屋根からの雪が大きな音を立てて
落ち、みんなで「あ~びっくりした!」
木の枝の雪が太陽に輝いてキラキラ、
ときどき吹く風が雪を舞い散らしたり・・
夜中に積もった雪をシャベルでどけて道をつけたり
雪に埋まった車を脱出させるための雪かきも・・
何もかも、都会では体験できないことばかり。
寒冷地では家族総出で力を結集しないと
生活できないことを経験しました。
厳しい自然の中だからこそ、部屋の暖かさや
家族のだんらんが身にしみてうれしくなるものです。
夜、温泉からもどった後は、カードゲーム・ウノで盛り上がります。
なんてったって、景品がかかっていますから。
出発前に景品を買い揃えるのが私の楽しみ。
この写真は、孫娘とおばあちゃんの2ショット。
後方の建物はホテル・ラネージュ東館。
ちょっとクリスマスカードっぽいと思いません?
かなり気に入ってますの。
2014年のスタートは、U家ファミリー8人の
ズッコケ道中記で幕が切って落とされました。
さぁ、明日からまた日常が始まりますね。
幸田文のエッセイ『季節のかたみ』の一節を読んで、
今年の座右の銘にしようと思いました。
<雨でも晴れでも私はそれなりに旅を面白がります。
――― 雨というひとつの対象にむかって
愚痴は損、面白がるのは得というわけで、
一生を通じれば損得の開きは大きいでしょう―――>
みなさまにとって、面白いことがたくさん見つけられるような
1年となりますように・・
還暦新幹線 2024.10.04
フレ―フレ―タイガース🐅🐅 2024.09.22