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7月のはじめに松竹座で昼の部の歌舞伎鑑賞をしました。
今回は五代目中村雀右衛門襲名披露。 ということで
ロビーではさっそく、雀右衛門さんがお出迎え。
雀右衛門さんの 屋号は京屋 。家紋の 京屋結びが、
祝い幕の真ん中に上品におさまっています。
席は花道のすぐ近く。
友人は「仁左衛門さんと目があわないかしら」とテンションアップ。
小柄な雀右衛門さんの女形は、かわいくて品がよく
儚げな風情にうっとり見とれてしまいます。
女性では絶対に出せないたおやかさ。
最後の出し物ではなんといっても仁左衛門さんの与三郎と
雀右衛門さんのお富とのからみ。
大阪のぼんぼん、若旦那の育ちのよさは 仁左衛門さんそのもの。
お富に裏切られたあとの、世を拗ねたあらぶれ方もまたかっこいい。
啖呵をきったしなやかなナマ足にしびれる私たち。
ずいぶん前に南座の顔見世で、仁左衛門の与三郎を見ましたが
全然変わっていないのがすごい!!
客席に下りて、通路を歩く仁左衛門さん、どうかこっちにもきて~と
祈ったけれど、ざんねんでした。
終演後、難波の喧騒にまぎれて、夢の世界から
現実に戻りました。