全32件 (32件中 1-32件目)
1
こんにちは、お元気でしょうか?終わってしまった話しですが、10月10日~12日まで、千葉の幕張メッセでイベントに出展してました。年に1度の大々的な、フラワーイベントです。従来は、「国際フラワーEXPO」がメインだったのですが、ここ数年で、「エクステリア」や「ガーデン」「作業や道具」などジャンル分けされるようになりました。私たちは、その中の「国際農業資材EXPO」に出展していました。もちろん会場は同じ場所です。快晴の幕張メッセ、だだっ広いですよね。右奥には、千葉ロッテマリーンスタジアムがあります。平日の開催にもかかわらず、園芸会社、農家、開発会社、ガーデナー達でにぎわいました。私たちG&Fは、お馴染みの「ウォーター・ライフ・システム」(負圧差潅水システム)の展示と紹介です。この写真、クリックすると、拡大されます。セラミックの上にかけた砂、湿っていますよ。実はこの砂、世界第2の砂漠「タクラマカン砂漠」の砂なんです。もしかすると、その砂漠の緑化に乗り出すかも知れません。視察に行ったときのサンプルなんです。これは、ウォーター・ライフ・システムを内蔵した、ベジタブルコンテナ。日産緑化さんから発売予定です。日産緑化さんからは、水やり名人という、大型コンテナを販売していただいております。日比谷公園や昭和記念公園にて使用されています。フラワーフェスティバルも開催中ですので、興味のある方は、是非、そちらでも見ることが出来ます。特に、立川の昭和記念公園には、入り口から左右50基ずつ、計100基のウォーター・ライフ・システムのコンテナで、花の道が彩られていますので、是非、みなさまにご覧頂きたいです。という、私は、まだ行っていないのですけど、今度行って、写真を撮って来なきゃ。さてこちらは、フラワーEXPOの会場。さすが、世界中の花が大集合しています。会場中、自然の花の香りであふれていました。やはり、メインはバラでしょうか?ヨーロッパ各国から、アメリカ、中東、アジア諸国まで、世界中のバラが一同に集まっています。ただ、ざーっと見た私の印象ですが、イングリッシュローズがほとんどでしたね。私が好きな剣弁高芯型の花は、ほとんどありませんでした。日本のメーカーも負けていませんよ。ウェディングドレスにバラのブーケ。メルヘンチックでした。休憩時間に、会場を回ったのですが、中でも目を引いたのがコレ。面白いでしょう?逆さまなんです。わかりますでしょうか?トマトやナスを植え、ひっくり返してハンギング。場所をとらないんですよ。話題性も抜群。水やりが心配ですが、当社のシステムと組み合わせれば、問題なし。防鳥ネットもかけやすいし、来年は、このスタイルで行ってみようかな? 写真、拡大できます。農家の方々を始め、大学の教授、農協や農林水産試験場の研究員、メーカー、JAICAの研究員の方など、多くの人たちが訪れ、興味を持っていただきました。特に目立ったのが、尖閣、竹島、なんのその。中国や韓国からの方々でした。彼らは真剣に食糧不足、水不足、温暖化防止、貧困地帯での農業開発のヒントを得ようと、熱心に説明を聞き、納得行くまで質問されていました。私と彼らの間には、領土問題もなく、国の対立もなく、何か「同志」という、絆さえ感じられました。平和に暮らしたい。もっと豊かに暮らしたい。飢えや貧困、戦争を無くしたい。同じ人間として、同じ志しをもっていることが、うれしく思えました。PS、写真なんですが、途中でわかったんですが、一応、撮影禁止だったんです。なので、フラッシュオフ、手ブレだらけです(笑)
2012.10.13
コメント(2)
こんにちは、今日の東京も快晴。小春日和です。早咲きの梅も咲き出し、近所の池上梅園も開園のようです。ただ、まだ0.5分咲き??確実に、春が近づいて来てますね。今週は、忙しい毎日でした。月曜からフル活動。しかも、深夜までスケジュールが埋まってしまい、睡眠時間は削られるわ、東京中移動させられて、左足は再び悪化するわで、もうボロボロです。しかたなく、痛み止めを飲み始めました。小学校のキャリア教育、無事に講演してきました。子供達が、こんなに可愛い名札を作ってくれました。※実名は、消しちゃいましたけど。今回は、40分の2回講演、気合い充分で望んだのですが、40分って、短いですね。実験などを交え、話しも盛り上がってきたところで 「キン・コン・カーン???」 「???」 「先生、これ、もしかして?」 「もしかしてなんです。」子供達は 「ええーー!」慌ててまとめに入りました。いやいや、もっと、時間配分を上手くやらなくては。砂漠化の話しには、涙し、緑化の話しには、目をキラキラ輝かせ、志を持って、強く生きよう!その話しには、きりっと姿勢を正して聞いてくれました。講演終了後には、恒例になってきている握手会。どーしてどーして、今の子供達、しっかりしています。学級崩壊などあり得ないような礼儀正しさと、真剣な眼差し、意欲。私も、先生も、子供達も、共に笑い、考え、感動した一日となりました。足を引きずっての講演でしたが、大勢の子供達に囲まれ、楽しかったです。去年と今年で、400人近い子供にお話をしました。無事に終了し、一安心です。
2012.02.11
コメント(14)
こんばんは、仕事がヒマなので、連日の更新になっております。私にとっては良いような・・・家族にとっては、悪いような・・・いずれにしても、○主党政権が終わるまでは、不況は続くでしょうね。厳しい毎日です。さて、またまた、今年も、某小学校で講演をすることになりました。今回は、全回の反省をふまえ、時間も延長。じっくり話しをすることが出来ます。時間は、たっぷり40分。これは、心して行かなくてはなりません。内容ですが、一、何故砂漠になっちゃうのか? 緑化するには、どうすれば良いのか?二、ウォーター・ライフ・システムの仕組みと、節水潅漑。 世界で起きている水不足三、卒業生に送る、偉人達の言葉。こんな感じで、40分の講演をしようと思っております。行うのは、来週ですが、どうなることやら。また、サインや握手を求められたら、どうしましょう?とにかく、日本と世界を背負う子供達。夢と志し高く、今後の道へ進めるよう、頑張ってきます。
2012.02.02
コメント(12)
こんばんは、先週は、3連休とも多忙にて大騒ぎでした。そんな中、この春に、ウォーター・ライフ・システムを設置した、世田谷区のお宅に点検に行って参りました。これらの写真は、今年の5月のものです。閑静な住宅地なのですが、渋谷や新宿が一望でき、都心のような違うような・・・繁華街のごく近くに、このような静寂な住宅街があるとは、私が住んでいる大田区とは、また、違う一面を持ったロケーションです。個人のお宅なのですが、本格的な屋上緑化をしてきました。大きな花壇を四方に作り、その花壇に、私らのウォーター・ライフ・システムを設置していきます。花壇からは、地中から水のやり取りをするための、ホースが見えています。ちょっと、見栄えは悪くなっちゃうんですけど、このシステムで、真夏でも、水やり無しで植物はのびのび育つのです。もちろん、長期の旅行に出かけても、水枯れの心配もありません。グランドデザイナーは、ベルギ-からいらしている、Gさん。屋上に、北欧調の、お洒落な庭をデザインしています。メインに池、高低差で奥行きが演出されています。木と水と石のハーモニーも、落ち着きますよね。でも、私らのシステムは、この池をかわさなくてはならず、一苦労。水を供給するホースを大きく迂回させなくてはなりません。しかも2階の屋上ですよ。(実質、3階の高さです)トビでもないのに、壁をはい、ロープでぶら下がり、池の下をはいつくばり・・・結構な、恐怖でした(笑)都心の屋上に、素晴らしい庭園が出来上がりました。あれから約半年、植物も定着し、システムも順調です。今年の猛暑も、問題なく過ごせたそうです。どうです?夕涼み、最高でしょうね。都心の屋上に、緑の空間が出来上がりました。システムも順調、植物も順調でした。
2011.10.01
コメント(10)
みなさん、こんばんは。連休は、お休みしてしまいましたけど、元気で生きております。台風に、細かい野暮用、身内の用事なども重なりまして、さすがの私も疲労困憊。連休中は、とてもPCのスイッチを入れる元気が無くて、連日バタンキューでありました。おかげで、庭はしっちゃかめっちゃか。未だ、片づけも済んでおりません。トマトは枯れ(半水耕栽培は無事ですよ)ゴーヤも収穫しないままに真っ黄色に。今週末には、少しずつ、片づけを始めようと思っております。そのような近況ですが見て下さい、日産緑化さんと共同で販売、進めている緑化事業の一つ、「水やり名人」ですが、ご覧の通り、うまくいっていますよ。ここは、ある国立の研究所の屋上なのですが、「水やり名人」を使っての緑のカーテンを設置しました。お馴染みの、ゴーヤです。ゴーヤは、水を食うので、さすがの水やり名人でも、うまくいくか心配でしたが、ご覧の通り。無事にカーテンが出来ました。屋上の、コンクリートの焼けも防ぎ、効果は抜群。緑のカーテンの威力と「水やり名人」の実力発揮です。よーっく見ると、お馴染みの大型コンテナが、わかりますでしょ。猛暑にも、台風にも絶え、見事な緑のカーテンをサポートしています。ほっと、一安心と同時に、温暖化防止、砂漠化防止、緑化推進に、大きな自信となりました。連休中は、他にも「ウォーター・ライフ・システム」を設置してきましたので、後ほどご報告致します。台風後、東京は、残暑と秋の繰り返しですが、いよいよ、残暑も明日までのようです。ガーデニンのシーズンも、終わりに近くなると、寂しいですね。日もすっかり短くなりましたが、もう一頑張りしましょう。前を向いて前進、前進。今週も、あと一日、頑張ります。
2011.09.29
コメント(4)
お久しぶりです。相変わらずの不況に、円高、株安、自然災害の嵐・・・頑張っても、頑張っても報われない世の中に行き詰まってしまいまして、しかも、民O党の新政権、どうなっているのでしょうか?大臣になって、よほどうれしいのか、もう舞い上がってしまい、興奮して頭の中は真っ白。大臣の責務や国の抱えている問題も忘れ、個人個人が勝手に喜びを表現してしまっています。子供の学芸会というか、国会議員や閣僚になる前に、人間として、口の訊き方や挨拶の仕方、人との接し方を勉強し直して欲しいです。あれだけ自制心を失った大人を見ると、悲しくなってしまいます。もう、すっかり気落ちしてしまって、一週お休みしてしまいました。ということでもないのですが、最近、疲れ気味であります。さて、気を取り直して、私たちが人生を駆けて研究している、節水型の水やり、ウォーター・ライフ・システムですが、日産緑化(株)さんから販売されている、大型コンテナ「水やり名人」を、都内高級マンション脇に設置してきました。共有スペースも大きくとられた、素敵なマンション。これだけの規模になると、集合住宅と言うよりは、マンション自体が、ひとつの大きなコミュニティーとも言えます。この通路脇を、ウォーター・ライフ・システム内臓の大型コンテナ「水やり名人」で飾って来ました。実はこのマンション、築数年になるのですが、周りの植物がなかなか活着せず、しかも、ここ数年は記録的な猛暑や乾期もあり、緑を植えては枯れ、枯れては植え替えの繰り返しだったんです。管理費もかさみますし、自治会や責任者も困っていたようです。そこで、ウォーター・ライフ・システムの出番が来ました。最低でも3日、曇りや雨が途中であれば、2週間以上は、植物を水枯れから守ることが出来ます。この、大型コンテナ「水やり名人」は、管理や責任分担が難しい集合住宅、公共施設、学校などで活躍しています。サイズは450×450×900。土の容量もたっぷりで、かなりのボリュームで植え込みが出来ます。このコンテナの中に、ウォーター・ライフ・システムが内蔵されているんです。コンテナを注意深く見ると・・・注水口があります。この注水口から、水をコンテナ内のタンクに入れ、ウォーター・ライフ・システムを使い、土中潅水(土の中で植物に水やり)を行うのです。土の表面からの水やりと違い、表層部からの水分の蒸発も無いため、節水でき、植物が吸った分だけタンク内より水分を補給する仕組みになっています。詳しい情報は、日産緑化(株)のHPやG&FCoのHPで、ご確認下さい。水やり名人は、愛知体育館前、JRの駅前、各県庁や役所前、学校、図書館、公園などに採用されています。大きな長方形のコンテナで、注水口のキャップが見えたら「水やり名人」ですよ。みなさんの街にもあるかもしれません。イキイキと緑や花が育っていたら、私を思いだして下さいね。
2011.09.10
コメント(4)
こんにちは、今日は、暑さも一息、しのぎやすい陽気です。先日、6月20日のことですが、夢の島総合運動場のクラブハウス前の緑地に、ウォーター・ライフ・システムを設置してきました。なかなか立派なクラブハウスです。その奥に野球場や陸上競技場などが備わっています。さすが夢の島、広いです。広大な公園と倉庫郡がつづいております。ゴミで埋め立てられた島ですが、臭いは気になりませんでした。写真は取り忘れたんですが、あちこちにメタンガスの排出孔が出ています。当然、火気厳禁。猛烈な暑さの中、この広大な公園内で、シャベル一つ取りに行くにも大事でした。公園は基本的にタイル敷きになっていて、ところどころが煉瓦で囲まれ緑地になっています。そのために、水源がありません。緑地の中央に水タンクを設置し、そこから水を引っ張ってきます。約70リットルのタンクですが、水の補給は、手作業になります。3~7日間は水やりが無くても大丈夫と考えています。完成時には、トレリスなどで隠す予定。高低差約1メートル。下の部分にコントロールボックスを配置。水タンクの水を、植物が使った分だけ、補充できるようにコントロールします。この、コントロールボックスを中心に、左右7メートルの範囲にチューブを施設。これも、見栄えがわるいので、完成時には自然のもので目隠しをする予定です。そして、今回から力強い身方の実験。お馴染みの黒っぽいセラミックに混じって、白いセラミック・・・これは、白いのではなくて、防根シートを巻き付けているんです。去年の猛暑、セラミックに直接根が巻き付いて、システムがうまく機能しないと言う事象がありました。一つの植物が水を独占してしまい、広い範囲に水分を供給できなくなってしまったのです。その対策として、防根シートを思いついたのですが、今までの防根シートは、根も通さない代わりに水も通しませんでした。この防根シ-トは、水を通すんです。しかし、根が嫌がる成分が入っているので、このシートに根が近づかないそうです。このシートをセラミックに巻き付けることで、植物の根の巻き付きを防ごうという実験なのです。今回の私たちの仕事はここまで。植え込みや、緑地のデザインが決まったら、また報告いたします。
2011.06.26
コメント(14)
おはようございます。東京は、今日も良いお天気ですよ。昨日まいた種が、水を含んで発芽の準備に入っているようです。ポットの土の表面が、気持ち、盛り上がってきました。さて、1月に、ある小学校で行った「キャリア教育」の講演。子供達から、感謝のお手紙が届きました。可愛い表紙ですね。サイフォンの原理や、ベルヌーイの定理など、小学生には難しい話しとなりましたが、実験や生活に活かされている例などを織り交ぜ、わかりやすく説明したつもりですが、伝わったかどうか??ちょっと、心配だったんですけど、きちっと、心に響いたようです。たくさんの子供達から、いろいろな感想を頂きました。私よりも、達筆かも(笑)しっかりした字に驚きです。難しい話しにもかかわらず、実験などが楽しかったようです。地球全体を襲う「温暖化」それに伴う「砂漠化」全ての命に必要な「水」が、当たり前のものから、貴重な資源に・・・環境の保全、重要さ、個人個人の意識、小さな努力の積み重ねが大切と言うことも学んでくれたようです。何よりも勉強、生きる目的、自分たちが産まれてきたことの意味を認識してくれたことがうれしかったです。近年、人生に目的を見いだせず、受験のための勉強に嫌気を感じ、集団生活からこぼれることに恐れを抱き、人間本来の生き方、初心、原点が忘れられがちです。世界で起きているテロや、日本でも珍しくなくなった無差別殺人、これらは、目的やモラルを失ってしまった人間が、自己主張の最後の手段として行う行為だと思うのです。事件を起こすことでしか、他人から認めてもらえない・・・あまりにも悲しく、無駄な人生です。他人と自分、集団と個人こうした、相対評価でしか自分を見ることが出来なくなると、自分の本当の目的や価値がわからなくなってしまうのでしょうね。他人に、どう見られたいか・・よりは、自分が、どう見せたいか?他人に、どう評価されたいか・・よりは、自分が何をしたいのか? 植物を育てたい・・ 環境を守りたい・・ 自然や地球を大切にしたい・・ みんなで幸せに暮らしたい・・目的は、個人個人、なんでも良いんです。自分が、自分だけの尊い目標にどれだけ打ち込めるかをお話ししました。卒業をひかえた小学6年生に、いいプレゼントになったでしょうか?たーくさん勉強して(受験勉強だけじゃありませんよ)素晴らしい未来を、築いて欲しいものです。おじさんも、もう少し、頑張ります(笑)
2011.03.06
コメント(16)
こんばんは、いかがお過ごしでしょうか?ブログ・・・書くことが(ネタ)が無くなっちゃって・・・と、困っている方がいらっしゃると聞きましたが、私の場合、週に2回の更新ですし、書きたいことが山ほど合って、話しに困ったことはありません。逆に、時間が無くて、書きたいことが先送りになり、タイミングを逃して書き損じる話題がたーくさんあります。さて、もう、1ヶ月前の話しになりますが、ここのところ、ガーデニングも落ち着いていますので、小学校の特別講義のお話し、やっと書けます。今の日本は、社会全体、自信喪失と言いますか、閉塞感が蔓延しています。政治も、経済も、ダメダメダメ・・・若者は、仕事に就けず、大学を出ても未来に希望が持てず、車や家の購入と言った消費意欲の低下はおろか、結婚もしない出来ないと言う無力感。収入は減り、税金は増え、なのに、国は多額の借金で滅びようとしています。なのに、政治は赤字国債を多発し、行政の無駄を省けず、自分たちの利権に振り回されています。こうした大人の閉塞感、自信喪失が、子供達にも伝わってしまっているようで、勉強や集団行動に意味を見いだせず、小学校や中学校では「学級崩壊」が当たり前のように起きているそうです。そうした、夢を失いかけている子供達に、地域の大人達が、自分たちの仕事の内容や生きる意味、未来に賭ける夢、勉強の大切さを語るという特別プログラムが、今年から、試験的に取り入れられるようです。 「他に、適任者がいない場合には・・」と、言っていたのですが、お役に立てるならと引き受けました。「キャリア教育特別講座」の特別講師ということで、私以外にも、大学の準教授、看護士、栄養士、幼稚園の先生、飲食店の社長、プロスポーツ選手の方々が集まりました。午後の、5,6時間目を使っての特別授業です。小学6年生、4クラス、およそ160人を10人ずつくらいのグループに分け、私らも、個々のブースをもらい、同時進行のディスカッション形式で、講義は始まりました。私はもちろん、G&F社で研究している「ウォーター・ライフ・システム」の話しを、子供達にしましたよ。「世界で起きている水不足の話し」や「砂漠化の話し」から始まり、ウォーター・ライフ・システムの実験、サイフォンの原理やパスカルの定理、ニュートンの定理に、ベルヌーイの定理まで、ちょっと難しいかな??と思う自然科学のことを、実験や例え話を用いてわかりやすく話しました。 「サイフォンの原理って言うと、難しいけど、君たちの家の中にたーくさんいかされているんだよ。 例えば、水洗トイレ、あれはね、サイフォンの原理なんだ。 別名、サイフォン式トイレとも言うんだ。 水道のシンクの下のパイプが曲がっているのを見たことある人?? あれもね、サイフォンの原理の応用なんだ。 サイフォンの原理とは、曲がったパイプやチューブの中の水が、その表面張力を利用して、上下に動くことを言うんだよ。 ところで、なんで、パイプが曲がっていて、水が溜まっているかわかるかな?」 「ゴキブリが来ない!」 「ネズミも通れない!」 「良い答えだね。素晴らしいよ。 他には??」 「・・・」 「じゃぁ、臭いはどうかな?」 「臭いも来ない!」 「そういうこと。パイプの中を水でフタしちゃっているからなんだ。 新しい水を入れると、古い水は流れてしまうけど、新しい水が、ちゃんとフタをしている。 すごいよね。 こんなことを、ギリシャ時代から考えられていたんだ。 ウォーター・ライフ・システムは、そういったサイフォンの原理を利用して・・・」 「次ぎに、ニュートンの定理を知ってる人は?」 「リンゴが樹から落ちる!」 「落ちるーー!」 「その通り。たいていの物は、地面に落ちるよね。でも、地球の反対側の人はどうだろう?空に飛んで言っちゃうのかな? 君たちの足下をずーっとずーっと掘っていくと地球の反対側に出ちゃうけど、反対の人は?」 「落ちなーい。」 「なぜだろう?」 「わかりませーん。」 「そうか、ニュートンの定理は万有引力の法則と言って、全ての物に引き合う力と重力があることを言っているんだ。だから、地球の中心に向かって、落ちるというか引っ張られているんだよ。 この力を使って・・・」 「難しそうだけど、こうやって生活の中には自然科学の応用がたくさんあるんだ。そう考えると、勉強はとっても身近なものでしょ? 料理も洗濯も掃除もガーデニングも、みーんな自然科学が使われているんだよ。」少々おおざっぱな説明ですが、こんな調子で、講演をしていきました。子供達、みんな真剣でしたよ。干ばつで、ひび割れた大地の上で、たくさんの動物たちが死にゆく話しには、目を潤ませ、食料に餓え、テロやデモが起きる話しには、一生懸命考え、砂漠を緑に戻し、人や動物たちが帰ってくる話しには、目を輝かせ・・・学級崩壊、ギャングエイジ、そんなことがあるのかと思うほど、私語もなく、集中し、話し合い、笑い、楽しい時間を過ごせたと思います。私も、一生懸命でしたが・・・・気がつけば、先生方やご父兄の方も子供達と一緒に・・・ちょっと、緊張しましたよ(笑)講演が終わり、ホワイトボードを消そうとすると、 「ちょっと待って下さい!」先生方が、必死にメモを取っています。 「あとから、子供達に質問されても良いように、こっちも勉強しておかなくちゃ。」 「水洗トイレが、サイフォンの原理とは・・」 「先生、クルクルストローも、サイフォンの原理ですよ。」 「なーるほどね。」そして、講堂を出ようとすると、数人の女の子が走ってきました。 「すみませーん、サイン下さい。」 「はぁ?」 「ここに、サイン下さい。」 「はい・・・じゃぁ、フルネームで。」 「どうしたら、おじさんのようになれるんですか?」 「そうだね、いろいろなことに興味を持ち、原因と理由を勉強したり、研究したりすることかな・・」 「私は、おじさんのような仕事がしたいです。」 「みんな、これからたーくさん勉強して、10年くらい経ってもその気持ちが変わらなかったら、訪ねておいで。 一緒に仕事をしましょう。 一緒に地球を緑にしちゃおう。」ひとりひとりと握手を交わしたんですが、教室に戻ったはずの子供達がみんな出て来ちゃって、ちょっと大変でしたが、私も感動しちゃいました。日本の未来を背負う子供達、たくましいです。純粋です。10年後、彼ら彼女らは22歳、私はOO歳。一緒に仕事をする日が、来るかも知れません。そのときまで、元気でいなくちゃ。
2011.02.19
コメント(18)
こんにちは、今日は、のーーーんびりしていたら、こんな時間になっていました。のーーんびりと言っても、主夫兼主婦ですので、ガーデニングしつつ、家事をしつつとあれこれやっていましたけど。相変わらず、今年の準備。シシトウやゴーヤのツルを整理し、肥料用に切り刻み、生ゴミを処理し、土をかけ・・・ここのところ、週に一度のガーデニングになってしまいましたので、ちーーっとも進みません(笑)まぁ、のんびりやっています。 ガサガサッ私の目の前で、枯れ葉のすれる音。生き物の気配です。 ガサガサッ 「?????」間近に何かいるのですが、よくわかりません。ここのところ、毎週、何者かが、私のすぐそばにいるのです。 「はて? 犬か猫か???」などと思っていたのですが・・・今日、正体が、わかりました。わかりますでしょうか?おとなりの、枯れたアカザでしょうか?その木の上。鳩ですよ。しかも、単独。手を伸ばせば、届く距離で、一生懸命、実をついばんでいます。私が見ると、一瞬、動きが止まり、私が無視して作業を始めると、また、実をついばむ。不思議な鳩です。メジロやウグイスもやってきますが、私に気がつくと、大騒ぎして、飛んでいきます。なのに、この鳩は、警戒心ゼロ。そのうち、肩にとまるのでは? そんな様子で、平気で実をついばんでいます。デジカメのスイッチを入れても動じません。 ジィーーーッって言う音がするんですけど。もしかしたら、トマトやシシトウを食べていたのも、こいつかもしれません。 「まぁ、いいか・・・」たぶん、向こうも「まぁ、大丈夫か」などと思っているのでしょう。人が作業している真横の枯れ木で、平然としてます。我が家の庭で、不思議な空間・・・時間が流れています。さて、ガーデニングの話しですが、私は、野生が好きなんです。のびのび、植物がしたいように手助けしてやる。ガーデニングでも、教育でも2通りありますが、 力ずくでねじ伏せ、思うようにさせる、スパルタ式。 もう一つは、ほめて、良い部分を伸ばし、自発的な行動に期待する、のびのび式。私は、後者なんですよ。農業やガーデニングでも、強い剪定をし、養分を集中させ、水分を切り、植物をいじめていじめて花を咲かせたり、実をつけさせたりしますが、私はダメ。これらの農法は、昔からの知恵で、人間が主体で考えられてきたやり方です。私は、ちょっとズボラですが、植物がしたいように、させちゃうんです。バラも野菜も同じ。普通なら切っちゃう枝を切りません。よほどのことがない限り、枝や根の整理はしないんです。農薬も滅多に使いませんし、肥料は鶏糞や生ゴミ、焼鳥屋さんがくれる灰(笑)私のブログを読まれて、お気づきの方も多いと思いますが、ガーデニングの教則本とはかなり違うんです。自然科学からアプローチして、植物の気持ちを考え、その遺伝子を解放し、野生にしたらどうなるかを楽しんでいるのです。手抜きと言えば手抜き(笑)なすがままといえば、なすがまま・・・だから、庭が、ボーボーになっちゃいます。ウォーター・ライフ・システムの研究も同じです。何世紀も、地表から水をやってきたのを、土の中から水をやる。これは、地下水が流れ、地下水からしみ出た水を植物が使うと言った、地球のシステムを人工的に再現してみる研究です。このシステムが農協に受け入れられないのは、全ての常識が変わってしまうからなのです。植物と対話しながら、植物が生きたいように生長させると、たぶん、そのお礼として何倍もの収穫が出来るようになります。トマトの森も、ナスもイチゴも驚くような結果が、試験場から報告されています。農業もガーデニングも、新時代を迎えると思います。砂漠の緑化も、温暖化の防止も、人間の力だけで無理矢理何とかしようとするのではなく、植物や自然と対話し協調することで克服できるように思います。ちょっと変人かもしれませんが、植物も自然も、人間の友達なんですよ。まずは、話すことから始めないと・・・問題は、どうやって話すかなんですけど。
2011.01.16
コメント(10)
昨日から、手が香ばしい。薫製のような・・いぶったような・・長時間たき火にあたっていたような香りがプンプンするんです。タバコもやめてしまったし、何だろう?昨日は疲れていたので、すぐに寝てしまいましたが、今日も相変わらず、手が香ばしいのです。石鹸で手を洗っても、シャンプーしても、洗濯しても、食器を洗っても、香ばしさは消えません。左右の手がむくんで、うまく握ることが出来ません。実は、自分の手が焼けていた臭いだったのです。昨日、某所で屋上緑化をしていました。造園業者さんと一緒に、ウォーター・ライフ・システムを設置していました。事前の下見と打ち合わせがうまくできていなくて、現場で、煉瓦に穴を空けなくてはいけなくなったんです。「タガネ」という金属の棒をハンマーで叩き、少しずつ煉瓦を砕いていきます。 キーン、キーン・・・穴を空けるのに3時間もかかりましたよ。そのとき、革の手袋をしていなかったんです。鉄と鉄を勢い良くぶつけると、火花が散るんです。その中に目に見えないくらい、小さな火花も多数飛びます。真っ赤に焼けた、粉のような鉄の微粒子が四方に飛び散るんです。専門用語で「ビート」と呼びますが、そのビートが皮膚を焼き、体内に侵入してくるのです。あまりに小さいので、火傷のような熱さや痛みは感じません。しかし、確実に皮膚を焼き、骨の近くまで入ってきてしまうのです。溶接も、同じような現象が起きます。溶接の職人は、ビートから体を守るため、金属の入ったものや牛の皮でできた厚い保護具でプロテクトしているのです。私は、すっかりそのことを忘れ、一心に煉瓦を砕いていました。両手に無数のビートを長時間浴びて、すっかり焼けてしまっていたのです。しかも人差し指、ハンマーで2度も強打してしまいました。ひびがはいっているかも???油断してました。鉄分には、当分苦労しなさそうですが(冗談ですよ)とても、痛いのです。
2010.10.09
コメント(4)
こんにちは、今日の東京はすっかり晴れ、風が少しあるのでそれほど暑さを感じません。爽やかな夏日といったところでしょうか?もう、当然、ガーデニング日和でもあります。骨折により、これまた日が空いてしまいましたが、幼稚園の屋上緑化。覚えてらっしゃいますでしょうか?実は私らは、潅水システム(水やり装置)の会社なので、システムの設置までが仕事なのですが、気になったので、植え込みにもおじゃましました。 素晴らしいアプローチ♪屋上も、このような緑があふれると、別世界ですね。 ちょっと、密植気味ですね。通常なら、水やりが1日に4,5回は必要になりそうです。しかし、ウォーター・ライフ・システムが設置されていますので、水やりに関してはノーメンテナンスに等しい管理で大丈夫。びっしり植え込んでも、植物は育ちます。 お気づきになりましたでしょうか?実は、ただの植樹じゃないんです。そう、トピアリーなんですよ。おっしゃれですねぇ。幼稚園にぴったり、夢のある屋上庭園を演出しています。 イルカに白鳥、カモメなど、よーく見ると、緑がモニュメントになっているんです。もう一度、写真を見返してみて下さい。アプローチは、スワンが出迎えてくれていたんです。デザイナーさん、さすが!まだ植え込んだばかりなので、この時点では100%になっていませんが、あれから2ヶ月、今頃は、素晴らしいトピアリーになっていることと思います。木陰も出来るので、コンクリが灼けることも防げます。建物の耐久性アップ、冷暖房効果アップ、イメージもアップ・・・施工の記録は、5月9日の日記をご覧下さいね。コンクリートジャングルのなかに、ひとつオアシスが誕生しました。
2009.07.20
コメント(14)
こんばんは、夜も蒸し暑いですねぇ・・・街灯に反応してるのか、都会では夜中でもセミが鳴いています。さて、骨折のため、中断していたアメリカの報告ですが、いよいよ最終回です。ラスベガスという、世界でも有数の歓楽街に宿泊しながら、昼夜兼行の作業で、ネバダ大学の実験農場に、我がウォーター・ライフ・システムを設置しました。ネバダ州は砂漠化が進み、湿度はなんと5%、気温は40度を軽く超え、強風がビュービュー吹き荒れているような環境です。初日・・・給水量は35リッターセラミックを中心に、半径15センチ程度の保水エリア(水を含んだ土の部分)が出来上がるので、セッティング直後は、結構水が使われるのです。2日目・・・給水量は39リッター 「まだ、安定しないようですね。」 「いやいや、こんなもんじゃない?」3日目・・・給水量39リッター 「どこか、接続部から水が漏れているんじゃないか?」 「植物も活着していないでしょうし、ちょっと、給水量が多すぎますよね。」4日目・・・給水量38リッター 「接続ミスかなぁ・・・きちっとやったはずだが・・・」土の表面は渇いています。しかし、ちょっと掘ると土が湿っています。もしかしたら、水分が大気中に蒸散しているかもしれません。当初、どうせ実験をするなら、水をあまり必要としない樹木よりも、水をたくさん使うトマトでも栽培できることを実証したくて、砂漠でも野菜が栽培できるほど、水分管理が行き渡ったシステムを設計していきました。砂漠でトマト栽培・・・学会で報告するにも、インパクトがあります。それが、裏目に出てしまったようです。モックオレンジやハニーサックルには十分すぎるほどの給水量。さらに、予想よりきめの細かい、毛細管現象の強い土。3本あるラインの2本を止めることにしました。 「これで、給水量は1/3になりますよ。」5日目・・・給水量16リッター6日目・・・給水量12リッターちょうど、1/3になりました。しかし、樹木が1日に10リッター以上も水を使うでしょうか?私らの予想では、せいぜい500CC、成長期でも1リッター程度と考えています。私ら日本人技術者や学者の疑問をよそに、ネバダ大学の教授らはおおはしゃぎ。この砂漠で、約10リッターの給水でOKなんて、グレートだそうです。アメリカの常識では、毎日、100リッターは使うようです。それが、7日目・・・給水量1リッターに 「おい、システムが詰まってるんじゃないのか?」ネバダ大学の教授が、心配そうに聞いてきます。8日目・・・給水量130CC 「システムが故障してるんじゃないか?」 「ノー・プロブレム・ザッツ・オーライト♪」ついに本領を発揮し始めました。 「リアリィ?(マジ)?」 翌日以降、天候に左右されますが、晴天で1~2リッター。曇りで500CC程度に落ち着いてきました。湿度5%という砂漠の仲で、1坪1日1リッターの水で、植物が育つのです。さらに、植物の活着と共に、微妙なデータの上昇も確認されています。実験は大成功です。さらにさらに、植物が水を欲しがる時間帯や環境、水を排出するような細かいことまでわかってきました。詳しくは、学会の発表などがあるので、ここでは言えませんが、つまり、水というファクターを通して、植物と会話するというか、植物の気持ちが分かるようなデータが出ています。植物に感情は無いでしょう。しかし、植物が水を欲しがるとき、喜んで成長しているとき、花を咲かせたいとき、苦しんでいるとき、自分を守ろうと下葉を落とすときなど、植物がどうしたいのか? どうして欲しいのか?そういうことが、人間に理解できるようになってきました。私には、植物と会話しているように思えてなりません。世界初の試みです。21世紀まで、人間は人間の都合で植物を育ててきました。それが、今後は、植物の意見も取り入れ、人間と植物が協調する時代がやってくるのです。 「どうだい、気温は?」 「どうだい、湿度は?」 「土は、合ってるかい?」その問いに、植物は応えてくれるのです。 「順調に、活着できましたよ。」 「そろそろ、花を咲かせたいんです。」 「休眠します、休ませて下さい。」こういう、植物のサインもわかるのです。植物と会話する・・・こんなこと、世界中の誰が本気にするでしょうか?これには、日米の学者もびっくりです。人と植物の新時代がやって来そうです。ワクワクしますね。
2009.07.18
コメント(18)
みなさん、こんにちは、お元気ですか?いろいろご心配頂いておりますが、皆様のおかげで、日に日に回復に向かっております。さて、もう、昔の話しになってきちゃいましたが、アメリカ・実証テストの続きを報告させて頂きます。アメリカ・ネバダ州、ネバダ大学との共同実証テスト&研究。気温40度、湿度5%の過酷な気候。実験機器もすぐにやられてしまいますので、太陽や風・砂嵐の影響を受けにくい、ボックスを設置します。 長袖やヤッケを着てますが、寒い訳じゃないんです。全身を布で覆っていないと、強度の日焼けで全身火傷になっちゃうんです。汗だくの作業です。 この中に、検査機器や水量を計る計測システムをセットします。栽培ベッドに供給する水は、ここにいったん汲み上げられ、センサーによって、分刻みで計測されるのです。この砂漠の中で、植物が生きて行くのに、どのくらいの水が必要かが、世界で始めて計測されます。 セラミックなどの接続を確認した後、植物を植えるために土というか、砂利というか、砂のような土を入れていきます。一応「培養土」なんですけど、日本とはずいぶん違いますねぇ。 「うわぁお!」栽培ベッドの間に動くもの・・・なにかと思ったら、野ウサギが日陰で涼んでいたようです。自然豊かです。 やっと完成です。奥に見える丸い小屋は、給水室。右に見える白い小屋が、測定システムが格納されている小屋。手前、中央が栽培ベッド、その1です。実は、ネバダ大学の研究施設の敷地内なんですけど、水も電気もないんです。電気が来るのは日に2時間程度。その時間内に井戸水をポンプで組み上げ、保水しておくんです。日本では当たり前のように、電気も水も使えます。しかし、そのような国はまれで、諸外国では水も電気も無いのが当たり前。ホテルや病院なども、自家発電をしているんですね。余談ですが、日本が戦後めざましい勢いで発展してきたのも、水や電気のインフラ(都市基盤)整備ができたからなんです。他の国の発展が遅れているのは、ビジネスをしようにも電気やエネルギーが無いからだときいております。あのカリフォルニアでさえ、電力不足で工場やビジネス街のビルには必ず自家発電機を持ち、停電に備えているんです。ウォーター・ライフ・システムは、計測機器をのぞけば全て自然力。こういう環境でも、活躍できるんです。 実験に植えられた「ハニー・サックル」乾燥に強く強健な樹です。ネバダでは、人気の植木なんです。 もう1種類が「モック・オレンジ」 「モック・オレンジ? あんたら、クレイジーかい?」ネバダ大の教授が、笑いながら聞いてきます。 「大まじめですよ。」 「ここはアメリカ・ネバダの砂漠ですよ。モック・オレンジを植えるなんて・・・枯れてしまうよ。」 「まぁ、見てて下さい。」 「本気なの?」 「そう、本気です。ウォーター・ライフ・システムなら大丈夫。」 「もう、セッティングは終わり?」 「終わりです。」 「水は?」 「かけませんよ。」 「ワァーーオ! 二度びっくり!」砂漠地帯では、植林後、プール1杯分くらい水をかけます。地中の地中まで乾燥しているので、何万リットルもの水が必要なんです。ジョーロで水をかけた程度では、ものの数分で空気中に蒸散してしまいます。これでは、あの豊かなフーバーダムも、水が無くなるわけです。ウォーター・ライフ・システムは、地中からの水やり。植林後は、ジョーロでちょろっと水をかける程度で、終わりです。さすがのネバダ大学の教授連中も、驚いていました。いよいよ、実験の始まりです。これから、私たち日本人もネバダのアメリカ人も、驚きと発見の連続が始まるんです。
2009.07.04
コメント(8)
こんばんは、やっと、週末になりました。私は、G&Fという緑化の会社をしながら、工業製品を扱う小さな商社も経営しておりますが、今週は「マスク」「マスク」「マスク」・・・粉塵や有機溶剤などを扱う工場のために、マスクをわずかに在庫していましたが、1週間で売り切れちゃいました。あとは、パニック・・・ 「当社は、医療品専門じゃないんですけど・・・」疲れました。さて、「ウォーター・ライフ・システム、アメリカへ行く」には、多数のコメントを頂きまして、ありがとうございます。前にも書きましたが、ここで、もう1回、砂漠化の話をさせていただきます。砂漠化の大きな原因は、木材の伐採と、地球の工業化です。CO2(2酸化炭素)が異常に増え、オゾン層を破壊し、紫外線が地表にふりかかり、気温が上昇する。そもそも、「水」の絶対量は決まっています。水は、水蒸気になり雲になり雨になって戻ってくる。「水」は相変わらず循環しているんです。それなのに、何故、砂漠化?雨は、海の上で降っているんです。水は、海の上で蒸発し、海の上で雲になり、海に雨を降らせ、海に帰ってしまうんです。これが、地表にまんべんなく降ってくれれば、砂漠化にはならないんです。何故、地表に雨が降らないんでしょう?緑が無いからなんです。・木を切る・日陰が消える・地表の温度が上がる・落ち葉も落ちなくなる・地表の養分が無くなっていく・下草が枯れる・水蒸気が発生しない・雲が出来なくなる・雨が降らなくなる・気温が上昇する・砂漠になっていくおおざぱですが、こんな流れでしょうか。この逆が「緑化」です。木を植えます。木陰が出来、地表の温度がさがります。枯れ葉などで、土に養分が戻り、土壌改良が自然に行われます。下草が生え始めます。下草が生えると、枯れ葉などと相まって、水分を貯めていきます。水分が貯まれば、水蒸気が発生します。水蒸気は雲を作り、やがて、雨を降らせます。雨が降れば、木々はより生長し、緑のエリアを増やしていきます。緑のエリアが増えますと、虫や鳥などが集まり、さらに土に養分を与えてくれます。雨が降れば、塩害なども流し去ってくれます。塩分が流され、土壌改良されますと、緑はさらに繁殖できます。雨が降らないと、海風が、湿った塩水を地表に運び、土壌に塩害をもたらします。塩害により、植物は枯れ、さらに砂漠化は進んでしまいます。まぁ、いろいろな要因はあるのですが、こんな感じです。まず、緑を植える。緑の面積を増やす。これが、始めの一歩。しかし、緑は「水」が無くては育ちません。最小限の「水」で、緑を増やすことが出来れば、やがて、雨を期待できるようになります。世界中で、いろいろな方式が研究されています。その一つが、当社の「ウォーター・ライフ・システム」なんです。当社といっても、私のような商社の親父、町工場の親父、大企業の定年退職者、IT企業の若社長、大学の教授など物好きな連中が、手弁当で出資しあってやってるんです。しかし、「志」はみんな高いんですよ。地中で(土の中ですよ)、しかも、植物の根の周りだけに貴重な「水」を供給します。しかも、植物が吸った分だけ補給するんです。植物が寝ている夜間や、成長が遅い曇りの日などは、貴重な「水」の補給は行われません。さらに、全部、土の中でのやりとりなんで、地表からの蒸発がほとんどないんです。それで、節水できるんですよ。面白いシステムです。私が考えた訳じゃないんですけど、夢中で研究してます。砂漠化の循環を、緑化の循環に変えていく。やりがいのある、研究ですよ。明日、休みたいなぁ・・・
2009.05.22
コメント(3)
おはようございます。今日は、あいにくの雨ですね。午後からは晴れてくるようなので、先日のアメリカ実証テストの報告です。ご存じの通り、私は行ってませんが、同僚というか代表と大学教授など数人でシステムを設置してきました。アメリカ行きは、「テポドン」に怯えながらの4月14日。なんと帰国は、新型インフルエンザ流行と共に、4月の末日。しかし、今回アメリカに行ったメンバーは、60歳過ぎなので、ほとんど心配無しとのことでした。とんでもない時期の渡米・・・しかし、成果は上々ですよ。 アメリカのネバダ州、昔の西部劇に出てくるような、一面砂漠。広いですね。家も緑もほとんどない・・・すごいところです。こんな広大な荒野で、日本生まれの水やりのシステムが、活躍しようとしています。 ネバダ大学での打ち合わせ。アメリカも空前の不況で、予算も大幅に削減・・・この研究も、州政府から軍に、軍から大学にと、パートナーも変更です。ちょっと、しょぼくなりましたが、アメリカの砂漠化・水不足も深刻で、向こうも本気です。世界中の緑化のシステムが研究されているんですよ。 大学の構内に、自慢の「イキイキポット」の改造版が置いてありました。 ここから水を入れ、タンクに水を入れるシンプルなものです。格好悪いですが、私のブログでもお馴染みの廃品ポリペールを鉢にした、大型のものです。原理は一緒。植物も元気ですね。大学では、評判が良いんですよ。通称「ウォーター・ライフ・システム」と呼んでおりますが、これはデタラメな和声英語です。「水と命の仕組み」これを直訳したコピーなもので、欧米人には通じません。正式というか学術的には「SIS」サブなんとか・イリゲーショナル・システム・・・だったかな?日本語訳で「地下潅水装置」みたいな呼び方をするんです。「ウォーター・ライフ・システム」の方が、親しみやすいですけどね。 ネバダ大学の実験場の構内です。これまた、だだっ広いですね。ブロックで仕切られた実験用の栽培ベッド、約1坪の広さです。 「好きなだけ使ってくれ!」フレンドリーな教授連中ですが、予算や管理の手間もあります。とりあえずは、この栽培ベッド2つを使って、様々なデータを収集することになりました。 お馴染みの、ホースとセラミックパイプですよ。先日の幼稚園のものと、同じです。 セラミックを通じて、水がしみ出してきています。そうそう、ここネバダの湿度は5%。しかも、カラカラの空っ風がビュービュー。気温は10数度から40度。想像を絶します。日本は?洗濯日和でも湿度約40%。雨天の前後ですと、軽く80%は越えてしまいます。ところ変われば・・・あまりの環境の違いに、びっくりです。環境が過酷であればあるほど、ウォーター・ライフ・システムの成果が発揮できます。頑張って欲しい! 宿泊は、あの「ラスベガス」砂漠の中に不夜城のようにそびえる歓楽街。しかし今回は、研究に実験にビジネス・・・ 「おしりプリプリのバニーガールにも、一攫千金のカジノにも目もくれず、ひたすら仕事をしてきたぞ!」と、代表は申しております。おっ、雨もやんだようです。とりあえず、アメリカ報告、その1です。
2009.05.17
コメント(18)
こんばんは、お元気ですか?ゴールデン・ウィークも、残すところ後2日。素晴らしい、晴天でしたね。仕事帰り、見事に日焼けした私の姿を見て、 「お父さん。酔っ払い運転?」 「何言ってるんだい、日焼けだよ。」 「ええー? どこに行ってたの?」 「ちょっとハワイまで・・」 「ウッソーー? ハワイって、日帰りで行けるの?」 「ウソだよ、幼稚園、○○区の幼稚園の屋上緑化の仕事だったんだよ。」家族がびっくりするくらいの日焼けをしましたよ。今も、身体がジンジンしてます。もちろん、風呂では、飛び上がるよなヒリヒリ感。自分でも、びっくりです。というわけで、今日は仕事で、幼稚園の屋上緑化に行って参りました。 立派な幼稚園でしょ?ここの、屋上に、ちょっとした緑化をするのですが、その緑化に、我がウォーター・ライフ・システムを設置してきました。 見晴らしの良い、都会の幼稚園の屋上・・・気持ちいいですよ。さらに、園児達が楽しく遊べるよう、クッション入りの基礎工事がしてあります。そして、囲いの部分に、緑化をしようというわけです。 まず、ベース部分は、重量の軽減と酸素供給が潤滑に行くように、パーライトを使います。 パーライトの上にほんの少し土をかぶせ、セラミックでつないだホースを設置していきます。 ブルーのホースの間にある、黒っぽいものがセラミックパイプです。この、セラミックパイプを通して、土の中で、水のやり取りが行われるのが、ウォーター・ライフ・システム。世界初の、自然現象による、水やりのシステムです。地球が持つ重力、水が持つ表面張力、土が持つ毛細管現象、パスカルの原理などを組み合わせ、無動力で水やりが出来る方法を、見つけてしまったんです。それが、ウォーター・ライフ・システムです。詳しいウォーター・ライフ・システムの原理に尽きましては、ブログトップのリンクから、G&Fの、ホームページで説明していますので、ちょっと、勉強してみて下さいね。 ホースに水を通していきますと・・・・あーーら不思議?セラミックの部分から、水分がしみ出して来ていますよね。植物が吸った分だけ、このセラミックから、水を補充していくのです。科学って、面白いですよね。 接続やセラミックの異常がないかどうかを確認。ここで、G&Fの仕事は終わりです。順調に水のやり取り(水やり)が行われていることを確認し、再び土をかぶせていきます。あとは土の中で、半永久的に、水のやり取りが行われます。地下水があって、粘土質の土に普通の土に、地表があって・・・という、大地のシステムが、この小さな空間に再現されました。どのような屋上緑化になるのでしょう?ガーデニング好きの私には、後のデザインや、植裁も大いに気になるところです。完成が楽しみです。
2009.05.09
コメント(9)
こんにちは、今日は久しぶりにお天気です♪ガーデニング日和ですねぇ。覚えてます?今年の2月に、大騒ぎしながら植え替えした、我が家で一番大きい鉢物のサクラ、「陽光」です。ウォーター・ライフ・システムを入れ替え、順調に育ち、花芽もパンパンです。いつ咲いてもおかしくない状態。「陽光」は、ソメイヨシノよりも1週間くらい早く咲きます。緋寒桜とソメイの間くらいでしょうか?「陽光」が咲き出しますと、花見の季節到来というサインの一つでもあります。我が家の「陽光」は鉢植えなので、地植のものよりもさらに早いかもしれません。さて、タイトルの「カレー」ですが、昨日の話し。「焼きシイタケ」に「熱燗」と、気分はすっかり和食モードのところが、180度転換して、中近東料理・・・つまりカレーパーティーになってしまいました。お客様の工場に、研修に来ている外国人がいます。エイブラハム・カーン(仮に)と言い、私はカンちゃんと呼んでいます。上智大学でイスラム語の準教授をしながら日本語を学び、卒業後、工業技術を学んでから国に帰りたいと言うことで、お忍びで、町工場で働いて(研修)いるそうです。同じアジア人ですが、やや彫りが深い。スターウォーズのジョージ・ルーカス監督のような顔をしています。しかし、色が黒い。黒人ほどではありませんが、黒い肌なんです。中近東の人たちは、日本、ドイツ、イタリアが大好き。カンちゃんに言わせると、 「日本人は、アメリカやフランス、イギリスの植民地支配に立ち向かい、中東を帝国主義から解放しようとしてくれた恩人。こんな小さな国で、世界を相手に闘ってくれた英雄。」なんだそうです。しかし、実際、日本人もいろいろな人がいて、大学や社会では、肌の色の違いで、白人よりは身分を下に見る人が多い。日本人に、いじめられたりバカにされたりもしたそうです。私は、身分差別、人種差別をしなかったので、お礼を言いたい。と、言うことで招待されたのでした。工場の社長と、カンちゃん、大使館(外交官)の人と一緒に大使館の官邸でパーティーとなったのですが、カレー・カレー・カレーのオンパレード。野菜のカレー、マトンのカレー、フィッシュのカレー、タンドーリチキンにビーフやホルモン・・・・何種類のカレーが出たでしょう?全身ターメリックの香りになりそうです。カンちゃん、自国にビルを建設中で、建て前のお祝いと言うのでしょうか?パーティーのビデオを見せてくれましたが、地下駐車場で牛を2頭切断、ニワトリは240羽、山羊に羊にバンバンさばいて、地下は血だらけ・・・・すごい映像でした。 「ここ、駐車場でしょう? いいの、こんなことして・・・」 「国のお祭りの時は、外でやる。道路中血だらけ。でも、この日、私のお祝い、自分の家でやる。」地下1階、地上5階建てのビル屋上では、大勢の参列者がお祝いのパーティーです。 「屋上でしょう?何人いるのよ?」 「この日は、480人に召使い50人、警備員50人・・」 「どれだけ広いの?」 「一応、王宮ですから。」 「??????」かるく王宮と言われても、日本人の私にはピントきません。しかし、ワンフロアーに500人以上が集まれるんですから、ちょっとしたデパートか都庁、県庁くらいの大きさは間違いなさそうです。カンちゃん、王族の一人なんだそうです。 「これが、姉。その姉の夫、これは兄、そして妻と子供・・・」延々と親族の紹介。とても、覚えきれない。空軍の大臣がいて、市長がいて、叔父はシンガポールで海運業の社長をしていて・・・ 「これこれ、ストップ、私の妻、そして娘・・・」 「えーーー??、カンちゃん、結婚してるの?」 「そう、私、2人の娘いる。美人でしょう?」この、ビル(王宮)が完成したら、帰国するようです。 「私、国に帰る。工場作る。多くの貧民に技術教える。私、アンクルさん信用してる。あなた、差別しない。あなた、私の国に、部品や品物輸出して助けて欲しい。」 「えーー? 貿易ですか?」 「王子のお願い、聞いてあげて下さい。」 「お、王子なの? カンちゃん?」日頃、油まみれの作業服姿しかみていませんが、今日はビィトンのジャージ。ジャージですよジャージ・・・でも、あちこちにルイ・ビィトン。ジャージといえども、40~50万円はしそうです。ちょっと悪趣味だけど、ゆったりしていて着心地良やすそう、欲しい。大使館の人にも、真顔でお願いされました。 「社長、これ、ドッキリかなんかですか?」カンちゃんを雇っている社長さんも、最初は驚いたらしい。しかし、去年国に招待されて、歓迎されたそうだ。 「アンクルさん、私の国に来ませんか? 歓迎します。」 「し、しかし、イスラム教は酒もタバコも禁止でしょう?」 「外国人は大丈夫。」 「豚肉も禁止ですよね。ラーメンはないんでしょう?」 「チキンヌードル・ビーフヌードルもあります。」 「土地も用意できます。郊外に出れば私の農場もあります。ヘリコプターで移動します。地平線の向こうの向こう、太陽を追っかけられます。そこで、牛やニワトリ飼って下さい。麦や米を作って下さい。」 「突然言われても、話しが大きすぎて・・・ちょっと・・・」 「アンクルさん、向こうでも有名・・」 「うっそーー?」 「アンクルさんが集めてくれた古着、多くの子供達が着ています。その子達も大きくなり、アンクルさんに会いたがっています。」私、ボランティアで、子供の古着を集めて、送っていたんです。PTAや町会なんかにも声をかけて、何万着くらいになったでしょう?大使館に預けておき、カンちゃんが帰国するときに、持っていけるようにしていたんです。 「カーン、アンクルさんを待ってます。」肌が真っ黄色になるくらい、カレーをご馳走になってきました。中近東は好きですけど、イスラム教に馴染めるでしょうか?自爆テロも、恐い・・・日本人って、小心者になってしまったのか?私が、小心者なのか?この日の話し、家族にどうやって話そうか?信じてもらえないだろうなぁ・・・王子と食事なんて。
2009.03.15
コメント(10)
こんにちは、今日の東京も、薄曇りではありましたが、暖かで、ガーデニング日和でした。桜の「陽光」ですが、ウォーター・ライフ・システムで管理してました。夏でも冬でも、土中での水やりなので、管理が楽でしたが、ここ最近、水の回路がつまってしまったようです。屋外で、このシステムを使う場合、たまにナメクジがチューブにつまったりするのですが、今の季節では、考えにくいです。泥が入り込んでいるのか? はたまたゴミか? 原因はなんでしょう?休眠中のこの時期、植え直しを決行しました。根を傷めないよう、竹串と小さな移植コテを使い、周りから慎重に土を掘って行きます。桜を植えて2年以上、根がパンパンに回っています。この繊細な作業だけで3時間、まるまる午前中の時間を使ってしまいました。いやぁ、ガーデニングは、根気ですね。午後、なんとか根をほぐし、鉢から桜を引き抜きました。樹高約3メートル、大変でしたよ。ガーデニングは、体力もかなり必要ですね。なんと、水槽部分を抱き込むようにして、根が巻き付いてますよ。さらに根をほぐし、やっと水槽部分が出てきました。ここに水を貯め、ウォーター・ライフ・システムによって、水のやり取りをします。ウォーター・ライフ・システムについて詳しく知りたい方は、G&Fのホームページで見て下さいね。さあ、いよいよ、水槽部分をはずしてみます。 あいやーー、チューブの付け根に、根が巻き付いてしまっています。原因は、これでした。根が、チューブを締め付ける形になっていたので、水が通らなくなったんですね。自然の力、恐るべし。チューブを頑丈にするか、もっと太いチューブに変えるか、検討の余地が出てきました。畑で作物を育てる場合、約半年で収穫してしまうので、こういう心配は要りませんが、砂漠の緑化などで、ヤシなど大きな樹木を植える場合、こういう問題が起きてくる可能性があります。根の巻き付き対策、今後の課題です。 さて、植え替えには、一回り大きな鉢に植えるのが通例ですが、これ以上大きな鉢もありませんし、管理が大変です。水の量は少なくなってしまいますが、泣く泣く水槽部分を半分に切断です。8.5リッターから、約4リッターになってしまいますが、これでも、1週間は水やりしなくても大丈夫でしょう。しかも、液肥や農薬などの管理が楽なんです。 ついでに、寒肥も仕込んで植え直し完了。この春、たくさんの花を咲かせてくれるでしょうか?今日のガーデニングは、格闘技のようでした。足腰フラフラですが、晩酌がおいしそう♪さぁ、まず、お風呂ですよ。
2009.01.18
コメント(15)
みなさん、こんにちは、お元気でしょうか。私は、ちょいと疲れ気味ですが、まぁ、元気です。さて、前にご紹介した、アメリカでの打ち合わせの報告です。私は今回、行きませんでしたが、G&Fの代表と桐蔭横浜大学の教授らが、アメリカに渡り、ウォーター・ライフ・システムの説明をしてきました。アメリカ・ネバダ州はラスベガスで有名ですが、今、大変な水不足に陥っています。生活用水はもとより、何より深刻なのは農業用水。食料となる小麦畑の、作付け面積が年々、減少を余儀なくされています。 ネバダ州とアリゾナ州を分ける、コロラド川上流にあるフーバーダム。満水で約400億トンも、貯水できるんです。日本中のダムを全部合わせても、約250億トン・・・やっぱりアメリカは、スケールが違いますよね。しかし、白い岩肌の部分・・・わかります?水が無いんです。なんと、水位が約40M近く、下がっているんです。40メートルですよ!日本のダムなら、底が見えているでしょう。 もう、何年も、水位が回復する事が無く、水は減り続けています。雨量が少なくなったわけではありません。取水量が年々増え続けているので、水の供給が追いつかないのです。このまま行くと、雄大なコロラド川は、ただの小川になり、中国の黄河のように無くなってしまうことになります。中国の黄河は、断流といって、ところどころ川が消え、荒野になってしまっています。あの、有名な黄河が消えてしまうくらいですから、水不足は、世界中で、深刻な問題になりつつあります。 ゴルフ場もごらんの通り。これ、砂漠の中じゃないんです。本来、緑豊かなネバダ州の中にあるゴルフ場なんですが、政府の政策で、グリーン(コース)以外の芝は、はがされてしまったんです。樹木も抜かれ、地肌がむきだしになったまま。隣のコースが丸見え、森林越えも無し、気分がでないでしょうねぇ・・・もちろん、住まいや公園の芝も、節水のため、今ははがされているんですよ。芝は、結構、水を使うんです。車を洗いながら、庭の芝にホースで、ジャージャー水をまく・・・こんな優雅な生活も、もう、過去の姿になりました。アメリカでは、ガーデニングもできないようです。貴重な「水」は、飲用、農業用、工業用と、生きていく為に必要な分だけしか使えなくなってしまっています。 G&F社のウォーター・ライフ・システムは、世界初の地下節水潅漑のシステムです。今までの水やりは、地表からジョーロやホース、スプリンクラーで水をまきます。そうしますと、植物が水を使う以外に、地中にしみこんでしまう、あるいは、地表から蒸散・蒸発してしまい、状況によっては、水の90%が無駄になってしまいます。無尽蔵と思われていた水も、大規模農業の発展と共に有限であることがわかってきました。ウォーター・ライフ・システムでは、あらかじめ設置した地下パイプとセラミックを使い、しかも、水の表面張力、重力、負圧といった、自然界の力だけを利用し、地中で、水のやりとりをします。そのため、地中への浸透や、地表からの蒸発が無く、植物が使う分だけの水を供給することができるんです。通常の約10分の1の水で、植物を育てることができます。画期的でしょ!詳しくは、G&Fのホームページを見て下さいね。来年より、ネバダ大学と共同で、実証テスト及び研究が始まります。アメリカの風土でどういう活躍をするか、様々なデータを収集します。もちろん、自信はありますよ。すでに、UAEの砂漠で、トマトやキャベツ、コシヒカリまで育てた実績があります。きっと、アメリカの水不足に貢献できると思います。舞台は世界へ・・・でも、私、飛行機が苦手なんです。アメリカには、正直、行きたくないなぁ(笑)
2008.11.01
コメント(14)
みなさん、こんばんは、お元気ですか?世界的な金融不安に景気も後退気味、株価も下落、まったくお先真っ暗な気分になってしまう週末ですが、せめて、ガーデニングくらいは、楽しくしたいですね。実は、洞爺湖サミット関連で、北海道大学にて当社(G&F)の節水灌漑システム、通称「ウォーター・ライフ・システム」の発表をしたのですが、アメリカの大学と共同研究が決まりそうです。アメリカは、深刻な水不足なんです。川は枯れ、小麦などの作付け面積は、年々減ってきているそうです。なにせ、巨大スプリンクラーでじゃんじゃん水をやるもんですから、川や地下水はすぐに枯渇し、せっかくやった水も、半分近くは空気中に蒸発してしまいます。そこで、地中で水のやり取りをする、当社のシステムを共同で研究したいと申し出てきました。日本では、多くの国立大学や私立大学、農林水産試験場などで、すでに、研究が進められています。しかし、研究研究の毎日で、まだ、商売にはなっていないんですよ。赤字だらけの会社・・・・・苦労と苦難、忍耐の連続です(笑)アメリカ行きは、残念ながら私ではありません。当社の代表及び基本的な発明者が、現地視察と打ち合わせを兼ねて、1週間ほど行って参ります。詳しいことは、まだ、申し上げられませんが、日本より、海外でのデビューが先になりそうです。どんな展開になるか楽しみです。私も一応共同研究者で、特許、申請中なんですよ。ちょっと、格好良いでしょ。日本からの農業技術の輸出や世界的な水不足の解消に貢献できると信じ、めげずに精進を重ねております。頑張るぞーーーーーー!
2008.10.03
コメント(18)
みなさん、おはようございます、いかがお過ごしですか?一昨年、群馬の大工場での屋上緑化をしましたが、先日、久しぶりに視察に行って参りました。記録的な猛暑や、雨不足は無事に乗り越えたものの、 「ガビシャーーーーン?」ほとんど、変化無し。 「なんでーーーーー???」オカメヅタの成長は、ひと夏で約1M。ふた夏は越しているので、片側2M、両方で4Mは伸びている計算なのに・・・オカメ君、こんもりと、元気にはしておりますが、何故伸びない?? 原因は、コンクリートの焼け。ちょいと天気がいいと、屋上のコンクリートの温度は、50度から70度近くまで上がります。柔らかくて、弱々しい新芽ちゃんは、すぐに干物状態。これでは、横方向に伸びられません。葉っぱによる、日陰部分の上下のみが生育環境になっていたのです。つまり、砂漠と同じ状態。もう少し、砂漠緑化などの勉強をしなくちゃ。実は、砂漠を緑化する場合、大木を先に植えるんです。大木の周りは日陰ができます。そこで、初めて下草が育つんです。しかし、ここは屋上。大木を植えるわけにはいきません。 そこで ガーデニングで使う支柱を横にして、カサ上げ作戦。先端の新芽の部分を浮かし、焼けたコンクリートから、守ろうというわけです。オカメちゃんのプランターに沿って、1本1本、支柱を入れ、小さなブロックに固定していきます。スクワット何百回にも相当する、激務です。膝が、ガクガク笑ってきました。モクモクと、新芽の下に、支柱をもぐらせて行きます。 私は、水やりシステムの研究者。こりゃ、格闘家でも雇わなきゃ・・・自分の葉っぱの陰になっている新芽を、支柱の上にのせ、完成。なんとか、日没までに終わりました。さぁ、今年の夏が勝負です。オカメちゃんによる、緑の絨毯・・・芝生などに比べ半分以下の重量、1/10程度の水量。温暖化防止、貴重な水資源の節約に向けて、新しい方式への挑戦ですよ。
2008.04.26
コメント(21)
みなさん、こんにちは、お元気ですか?今日はいい天気、ガーデニング日和でしたね。これから、次第に暖かくなるそうで、期待できます。昨年でしたか、ご紹介しました、産業プラザの屋上緑化。見切り品で、1ケース約20苗くらい入って¥500のパンジー・ビオラご一行様ですが、盛りを迎えています。花も、これでもかと咲いています。ちょっと、密植しすぎましたが、ウォーターライフシステムを設置してますので、水涸れの心配もなく、順調に育っています。奥に見えるのが、チューリップ。これも、日当たりが悪いにもかかわらず、伸びてきました。 この写真は、もうひとつの花壇です。こちらも順調。みんな復活して、元気に花を咲かせています。チューリップが終わりましたら、少し散らして植え直そうかと考えています。ご一行様、あまりにも窮屈で可哀想ですから。これから暖かくなります。このガーデンを、どう仕立てるか? 楽しみです。
2007.03.21
コメント(8)
みなさん、こんにちは、お元気ですか?本日の東京は雨ですねぇ。しかも、ちょい寒いです。実は、昨日の作業だったのですが、あまりに眠く、昨日中にアップできませんでしたので、本日、水涸れから植物を守る方法を、ご紹介致します。「必殺」なんて、書いてしまいましたが、別になにも生殺はしません(笑)「なーんだ」という方もいらっしゃるかも知れませんが、参考になれば幸いです。さて、去年のゴーヤ長者で、トウガラシがやってきました。今年はその種で、トウガラシを育てようと思うのですが、狭い都会の庭ではもう、一杯一杯で、あいているスペースは、空中しかありません。というわけで、上記の写真のような釣り鉢で育てることにしました。「空中なら、スペースはたくさんあるぞぉ!」しかし、吊り鉢の欠点は、水涸れが起きやすいことです。油断すると、すぐにドライフラワーになってしまう。ご近所の吊り鉢を見ても、真夏には1日に3回ほど水をやらなくては、カラカラに乾いてしまいます。水が乾く原因は、大きく2つ。1つは、植物が使ってしまう。もうひとつは、蒸散(蒸発)してしまうことです。この「蒸散」がくせものでして、水は植物が利用する前に、ほとんどが風や温度などで、蒸散してしまうことがわかっています。蒸散を防ぐにはどうすればいいか?地下に、水タンクを作ればいいのです。「ウォーターライフシステム」は、こうした研究の末、土中灌水という、古来からある地表灌水の考えを180度ひっくり返した、コペルニクス的発想の元、生まれました。詳しいことは、フリーページの「水やり」にまとめてありますので、省略させて頂きますが、吊り鉢に応用すると、こんな感じになります。これ、100円ショップのタッパーですが、タッパーに水をためようと思います。このタッパーで、1リットルの水がたまります。本来なら、このタッパーにウォーターライフシステムを仕込むのですが、今回は、簡易的にシステムなしで、実験です。ふたには、根が入りやすいよう、たくさんの穴をあけました。ふたは柔らかいので、ドリルや暖めたコテ、キリなどで穴があきます。逆に柔らかすぎて、少し大きめに穴をあけないと、ふさがってしまうので注意です。タッパーに水をいれるためのホースを入れます。これは、塩ビの透明チューブですが、ホームセンターなどで売っています。金魚に空気をやるための、コンプレッサーにつなぐようなチューブですが、あまり細いと、水が入りにくいので適当なものを選んで下さい。吊り鉢の穴を、ティッシュで塞ぎ、土がこぼれないようにします。水溶性のトイレットペーパーでは、ダメですよ。水に溶けないティッシュなら、水は通すけど、そう簡単には破れません。同じく水タンクのタッパーにも、土が入らないようティッシュでくるみ、その上から土をかけてしまいます。こうしますと、地表が乾燥しても、タッパーの穴から水蒸気がかすかに出ますので、植物の根は、ティッシュを破り、水タンクに直接、根を下ろします。水タンクの水は、地表から蒸発することはほとんど無く、植物が使った分だけ減りますので、蒸散するほど早く減りません。植物は、状況に応じて、土から水を取るかタンクから直接水を取るか判断しながら生きていけるのです。しかも、水タンクの水は、チューブから注入しますので、雑菌が入りにくく、液肥や薬剤など、外から植物の管理もできるようになるのです。こうして、吊り鉢に限らず、普通の鉢にも「水タンク」を仕込みますと、地表がカラカラに乾燥しても、水タンクの水が植物を支えてくれますので、数日間、水やりがなくても、植物は生きることが出来ます。水タンクの大きさにもよりますが、大きければ大きいほど水は長持ちしますので、安心して旅行など、家を空けることができます。植物が、自分の判断で、水を使うこともできますので、根腐れもありません。水やりは、地表からでも、タンクからでも、どちらからでもOKです。これは、実に面白い方法です。特に、水をよく使う植物にお勧めです。植物が、自分の判断で水を使える「水タンク方式」・・・是非、お試し下さい。そうそう、上ものの、トウガラシは、これから発芽させます。
2007.02.18
コメント(29)
みなさん、こんにちは、お元気ですか?今日は暖か。真冬なのに、ガーデニング日和ですねぇ。さて、先日、産業プラザ屋上の、パンジー・ビオラ見切り品ご一行様をご紹介致しましたが、壁面を彩るオカメヅタにちょっとした異変がありました。真ん中のプランター、オカメヅタの葉っぱが赤くなっています。原因は 1.寒さ 2.肥料不足 3.水分不足の、いづれかです。水分不足は、ウォーターライフシステムなので、心配はありませんけど、関東では葉っぱが赤くなるほど、寒くなりません。鉢物のヘデラやツタ類によく見られる現象ですが、肥料不足です。たぶん、プランター内は根でパンパン。肥料と言うよりは土が無くなっているのでしょう。土が少ない都市緑化では、これが一番の問題点です。鉢やプランターでは、どうしても植物が育ってきますと根詰まりを起こしてしまいます。その結果、鉢の内部が養分不足になってしまいます。それを実験するため、両脇のプランターには鶏糞(有機肥料)に灰を混ぜ、水に溶かして与えていました。こんな小さなプランターでも、植物は青々としています。一時的には化学肥料でも大丈夫ですが、末永く管理するには有機肥料が一番です。実験終了と言うことで、肥料を与えてきました。この夏には青々と復活するでしょう。小さな鉢やプランターで、大きく長く植物を育てる。都市緑化への道が見えてきましたよ。
2007.01.21
コメント(19)
みなさん、こんばんは、お元気ですか?先日お話ししていた、パンジー・ビオラケース売りの植え込みの写真を撮ってきました。数えませんでしたが、1ケース30個くらい入っていたと思います。で、¥500・・見切り品ですが、激安です。2ケース購入し、植え込みました。余らせてもなんなので、密植ですが、ギューギュー詰めにしちゃいました。ちょっと、無理しすぎですかね。もう、花芽が上がってきているのもありますね。10日くらいすれば、ほとんどの苗が復活してくると思います。奥と手前の2つに植え込みましたが、まだ余ったので、そこかしこに散らして全部植えてしまいました。半分、土になっているのは、チューリップの球根が植えてあります。チューリップの球根も、全部で26個あります。雪もまだなのに、新芽が出始めている球根もあります。あと数日で、パンジー・ビオラの饗宴・・・春には、チューリップも加わり、にぎやかなガーデンになる予定です。「ガーデニングは、3年後をイメージしなさい・・」と言われますが、本格的な冬もまだなのに、今からワクワクです。
2007.01.16
コメント(26)
みなさん、こんばんは、お元気ですか?いやぁー、東京も寒くなってきました。日中の気温は、相変わらず10度前後ですが、最低気温が下がってきました。肌を刺すような寒さはまだですけど、ブルっとくるような風が吹いています。今日は、パンジー&ビオラご一行様を植えてきました。種からの発芽が、ご存じのように間に合いませんもので、見切り品ケース売りを購入。PIOという場所の、屋上のガーデンに植えてきました。様々な仕事の合間の出来事でしたので、写真は撮れませんでしたが、そのうちにご紹介致します。1ケース30株も入っていて、なんと¥500見切り品ですので、花もいったん終わり、状態はよくないのですが、肥料をあげて「頑張れってね♪」と言葉をかけてあげますと、数週間後には、またまた花が咲き始めますので、見切り品といっても侮れません。今すぐ花畑にならないのが欠点ですが、なぁーに、ガーデニングは根気!花いっぱいになりましたら、ご紹介させて下さいね。見切り品も根気で再生。ガーデニングを楽しみましょう!
2007.01.12
コメント(13)
みなさん、お元気でしたか? 私はもう、ボロボロです。かつて、○大水泳部で鍛えた体も、年には勝てません。さて、屋上緑化・最終回に行って参りました。火曜日、水曜日と雨でしたが、今回も日本晴れ・・・屋上の上は、約60度の高温です。これで、工期としては、延べ4日になりました。たった4日で、約800平方メートルの屋上を緑化してしまうんですから、ちと、大したもんです。 前回の工事から約1週間、システムは順調に作動しています。自然力だけの水やりですから、自然の力の偉大さを感じます。今回は、風でツルが切れないよう、ネットを張り、ツルを誘引して行きます。屋上にある、エアコンの室外機や障害物をよけ、ネットを張り巡らします。このネット張りが、また、大変。うまく広がらないわ、こんがらかるわ、足に絡まって転ぶわ・・・てんてこ舞い。このネットを縦横、縫い合わせ、一枚の巨大なネットにつないでいきます。水やり用のパイプも、炎天下では約6~70度、厳冬下で、-5~10度くらいに耐えるよう、保護カバーを巻いておきます。なんと言っても、きつかったのが、ツルの誘因。すべて足下の作業なので、立ったり座ったり、スクワットのような運動を何回おこなったでしょう?今でも、内股、膝、腰が痛いです。農家の作業って、本当に大変なんだと、実感しました。ツルは、枝が太ってきても大丈夫なように、人差し指が入るくらいの余裕を持たせ、ネットに通していきます。何せコンクリの上は、約60度に焼けています。最初の内は、枝もやけどを起こしてしまい、なかなか伸びません。晴れより、薄曇りのほうが、成長は良いのです。夏の日差しも終わり、秋の空・・・これから、急速に成長してくるでしょう。ツルが伸び、葉が繁ってくれば、屋上の温度も、約60度から約20度まで下がります。しのぎやすい、快適な環境が生まれます。太陽の熱を吸収し、温暖化や寒冷化を和らげ、酸素を供給し、目に優しいグリーンの波長とマイナスイオンたっぷりの屋上緑化・・・工業団地以外にも、広がっていくことを願い、体はボロボロですが、気分は意気揚々です。久しぶりに、
2006.09.30
コメント(14)
みなさん、こんばんは、今日は1日中雨、疲れます。仕事を早めに切り上げて来ましたので、屋上緑化の続きをご報告。プランターの内部には、ウォーターライフシステムがセットされています。ウォーターライフシステムとは、私らの特許で、自然界の力だけで、水やりをしてくれるシステムです。システムの詳しい内容については、G&Fのホームページをご覧下さい。下の写真のように、ひとつひとつのプランターを、ホースでつないで行きます。プランターの中には、特殊なセラミックが入っていて、そのセラミックを通じて、水が出たり引いたりするのです。この方式は、「土中灌水システム」とも言い、根の周りだけを保湿します。土の上からスプリンクラーなどで、水をやる「地表灌水」の方法と比べ、水の消費が約1/10で済みます。毎日の水道代を考えますと、非常に経済的になります。しかも、微量連続灌水といって、植物が吸いたいときに吸いたいだけ水分を出してくれますので、密植といって、少ない土に、植物をたくさん植えることができます。私たちが日頃やっている水やりは、大量不連続灌水とでも言うのでしょうか?植物の意志とは無関係に、一度に大量の水を与え、カラカラくらいまで、我慢させ、また、大量に水をやっています。植物にとっては、根腐れ、窒息寸前の過湿状況と、枯死寸前の乾燥状況が繰り返されるわけで、農業などの分野では、この、水やりの方法も、研究が進んできました。水やりひとつとっても、植物の気持ちになると、新しい方法がでてくるんですね。さて、次はこのプランターのオカメヅタのツルを、のばし、まわりに、ネットを張れば完成です。今月末には、もう一度出張し、最後の作業にかかります。でも、足腰ガタガタです。
2006.09.26
コメント(24)
みなさん、こんにちは、お元気でしたか?私は、大変疲れ気味です。ご無沙汰しておりましたが、先週の水曜日から群馬県の、ある工場の屋上緑化の設置に行って参りました。台風13号の影響も受けず、天気も良かったですが、約60度の屋根の上、大変でした。地上約10M、屋上の面積は約800平方メ-トル、ばかでかい規模の面積を緑化して来ましたよ。向こうまで50M、横幅は約18Mあります。広いでしょ?向こうまで往復するだけで、疲れちゃいます。サッカーのコートくらいありますよ。屋上と言いましたが、基本的には屋根なので、人が出入りすることはありません。環境条例を守ることと、冷暖房効果を高めることが狙いなので、芝生などはやらず、単純にツタを這わせることにしました。ツタの設置なら、屋上に目止めや防根シートを張るなど、面倒くさい工事は一切しないで済みます。プランターを連ねて、水やりのシステムを組むだけで良いので、工期は延べ4日間、料金も通常の半分以下で出来るのです。ベジタブルプランターに、システムを組み込み、オカメヅタを数株寄せ植えします。このプランターを、約200個、屋上に並べるのです。緑化面積を広げるために、ツタにしましたが、野菜や花を植えてももちろん大丈夫。こういう方式を、コンテナ方式と呼んでいますが、予算に合わせて緑化面積を変更できるのと、大がかりな工事が省略でき、また、撤去も簡単にできます。コンテナ方式は、臨機応変さが、人気なんです。エレベーターも内階段も無いので、イントレ(やぐら)を組み、プランターを一つ一つ上げていきます。下を見ると、こんな感じ・・・足がすくみます。私らは、システム設計の会社なので、植え込みや植物の管理は、武蔵野園芸さんに協力を、お願いしました。武蔵野園芸さんは、京王○ラザホテルなど、都心で、緑化をされている、頼もしいパートナーです。私も、屋上に上がって、へっぴり腰ながら、作業を手伝いました。2日ががりで、約200個のプランターを上げました。圧巻でしょ?これから、ウォーターライフシステムの設置に入ります。しかし、植え込みや、プランターを上げるだけで、疲れ切ってしまいました。設置は、後日のご報告に・・・それにしても、大変でした。今度から、建設会社の協力も考えねば・・・・
2006.09.24
コメント(34)
みなさん、こんばんは、お元気ですか?夏休みも、いつの間にやら終盤、ついに、日本全国、お盆ウィークに突入ですね。「さぁ、休むぞ」っと、言いたいところですが、7月が決算、会社の中で唯一経理ができる私は、明日も、仕事・・・帳簿づけをやりに、一人、出勤であります。先々週からの激務、バラの「シオちゃん」も、植え替え、害虫、天候不順に見舞われ、枯れてしまいました。白バラの「ティアナ」君も、何故か、枝先の調子が良くありません。新芽は、茎のあちこちに待機しているのですが、肝心の、先端が調子悪いのは、気にかかります。植物は、枝先より成長し、枝先より枯れていきます。土が合わないのか? 環境が気にくわないのか?いづれにしても、バラも、葛藤しているわけです。もう少しかまいたいところですが、仕事を放る訳にもいきませんので、泣く泣く、ビジネスです。元気なやつは、ただひとり・・・というより、1羽。久しぶりに、カゴから出られて、自由を満喫している、シナモン文鳥の「ピー君」です。「あー、早く休みが欲しいです」
2006.08.12
コメント(12)
みなさん、こんにちは、お元気ですか?誕生日祝いのメッセージ、ありがとうございます。年齢は、ご想像の範囲で、お願い致します。さて、屋上緑化ですが、以前、日記でご紹介しましたが、その結果が、実りつつあります。わずか、12~3リッターの土で、壁面緑化が成功しつつあります。丈は2M以上、幹周りも10センチくらいの、立派な樹になってきました。少ない土で、オカメヅタを育てられるか??水やりは、ウォーターライフシステムで万全です。しかし、問題は土の量でした。去年は散々・・プランター内は、根でパンパン。オカメヅタの葉も、落ちてしまいました。植物も、成長しているので、植え替えは不可能です。2~3年で、枯れてしまっては、緑化にはなりません。「やはり、植物には土がないとダメか・・」あきらめずに、土を研究し、長い冬の寒い間、窒素、灰、鶏糞などの有機肥料を水に溶かす方法を考え、気温に合わせて、濃度を上げて行きました。その努力が実り、見て下さい!見事に、復活し始めました。「地力」というのですが、土に力が戻ってきたのです。これなら少ない土でも、緑化ができます。緑の楽園に、1歩近づきました。しかし、やはり、生き物が相手です。日々の管理と、努力が必要なんですね。大都市が、緑で満たされることも、夢ではなくなってきましたよ。
2006.05.25
コメント(15)
全32件 (32件中 1-32件目)
1