2004年02月21日
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【紅組２－６白組】【紅白戦】2/21(土)晴れ・安芸・観衆25000
今キャンプ初の紅白戦。遊撃の定位置を争う藤本と新人の鳥谷（早大）が紅白に分かれて先発。一回に藤本が右前打を放てば、鳥谷もすかさず左前打でお返しするなど、文字通りのアピール合戦となった。互いに２安打した打撃面は「２人ともあのぐらいの結果は残せる」（岡田監督）とまずまずの出来。
だが、藤本は七回の打席で右脇腹付近を痛めて途中交代となった。鳥谷も、送球ミスなどすべてが失点につながる痛恨の２失策を記録。六回無死一塁からライバル藤本の二ゴロは完全な併殺コース。ところが、二塁・関本のトスを少し崩れた体勢で受けた後の一塁送球が右にそれた。「関本のトスが遅れて、タイミングが合わなかった」と岡田監督はかばったが、鳥谷は「（走者と二塁手の）人を見間違えました」と反省。気持ちを切り替えられないまま、続く秀太の打球をはじいた。「やっちゃったという感じ。リズムを崩してしまいましたね」と頭をかいた。
対決第１ラウンドは、まずは痛み分けといったところだ。
紅 000 002 0 l ２
白 301 110 0 l ６
(投)紅 福原3-モレル1-三東2-安藤1
白 前川3-牧野2-吉野2
▽二塁打 梶原、桜井、喜田、野口▽盗塁 藤本、梶原▽盗塁死 関本▽失策 秀太、野口2、藤本、鳥谷2▽暴投 福原▽捕逸 野口
先発オーダーは、
紅組
１[遊]藤本(4-2-0)-安藤(0-0-0)
２[二]秀太(4-0-0)
３[中]的場(2-0-0)
４[右]桧山(2-0-0)-中村豊(1-1-2)
５[一]アリアス(2-0-0)-狩野(1-0-0)
６[三]片岡(2-0-0)-藤原(0-0-0)
７[左]平下(2-0-0)
８[捕[野口(3-1-0)
９[DH]久慈(3-1-0)
投手/福原
白組
１[遊]鳥谷(3-2-0)
２[中]赤星(4-1-0)
３[三]キンケード(2-0-0)-早川(1-0-0)
４[左]桜井(4-1-0)
５[二]関本(4-1-0)
６[捕]矢野(2-1-1)-中谷(2-1-0)
７[右]葛城(2-0-0)
８[一]喜田(3-1-1)
９[DH]梶原(3-2-0)
投手/前川
◆３人を４球で…安藤、完ぺき投球◆
セットアッパーの安藤が紅白戦に初登板。七回、紅組の４番手として桜井、関本、中谷の３人をわずか４球で料理した。新たに習得を目指しているフォークについては「投げるタイミングがなかったですね」と苦笑いしきり。「ストライク先行というのは気をつけました。自分としては疲れとかもあったから５０点ぐらい」と無難に終えた試運転を振り返っていた。
◆藤本は２安打に二盗も三振で右腰痛っ◆
最終打席の三振の際に激痛が走った。７回１死二塁、バットが空を切った瞬間、藤本の表情がこわばった。「痛っ！」右腰に手をあてる。背番号９はゆっくりとした足取りで三塁ベンチへと引き揚げた。
この日の黄金ルーキーとの直接対決は優勢に進んでいた。初回、先頭打者で登場し、右前安打。すかさず二盗を決めると、第２打席でも中前安打を放った。守備でも軽快なプレーを連発、先輩の意地を見せつけたはずだった。だが、突然襲ったアクシデント。「明日？ ちょっとまだ分かりません」と顔を曇らせ、球場を後にした。
試合後、猿木チーフトレーナーと高知・野市町内の病院に直行。ＭＲＩ（磁気共鳴映像法）、レントゲン検査の結果、右腹斜筋付着部炎と診断された。「肉離れを心配したけど、大丈夫でした」と同トレーナーは軽症と説明。２２日は別メニュー調整となる。鳥谷との定位置争いの真っ最中、そう長くは休みたくない。（表 洋介）
◆モレル１回３四死球も岡田監督は抑えで評価◆
４回からマウンドに上がった新助っ人右腕のモレルの注目の第１球は、変化球がすっぽ抜け、葛城の左足を直撃した死球だった。１回を１安打１失点。打者７人に３四死球を与え、梶原に二盗も許したストッパー候補だが、岡田監督はなぜか笑みを浮かべていた。
「モレルは全然心配してない。あれでヨッシャ、と思ったよ」走者を背負ったとき、上手投げから一転、サイドにする“幻惑投法”を披露。変幻自在のスタイルに守護神としての適性を見たようだ。昨年の台湾セーブ王は「いつものように投げられなかった」と反省したが、新任監督の評価は急上昇した。
今キャンプ初の紅白戦。遊撃の定位置を争う藤本と新人の鳥谷（早大）が紅白に分かれて先発。一回に藤本が右前打を放てば、鳥谷もすかさず左前打でお返しするなど、文字通りのアピール合戦となった。互いに２安打した打撃面は「２人ともあのぐらいの結果は残せる」（岡田監督）とまずまずの出来。
だが、藤本は七回の打席で右脇腹付近を痛めて途中交代となった。鳥谷も、送球ミスなどすべてが失点につながる痛恨の２失策を記録。六回無死一塁からライバル藤本の二ゴロは完全な併殺コース。ところが、二塁・関本のトスを少し崩れた体勢で受けた後の一塁送球が右にそれた。「関本のトスが遅れて、タイミングが合わなかった」と岡田監督はかばったが、鳥谷は「（走者と二塁手の）人を見間違えました」と反省。気持ちを切り替えられないまま、続く秀太の打球をはじいた。「やっちゃったという感じ。リズムを崩してしまいましたね」と頭をかいた。
対決第１ラウンドは、まずは痛み分けといったところだ。
紅 000 002 0 l ２
白 301 110 0 l ６
(投)紅 福原3-モレル1-三東2-安藤1
白 前川3-牧野2-吉野2
▽二塁打 梶原、桜井、喜田、野口▽盗塁 藤本、梶原▽盗塁死 関本▽失策 秀太、野口2、藤本、鳥谷2▽暴投 福原▽捕逸 野口
先発オーダーは、
紅組
１[遊]藤本(4-2-0)-安藤(0-0-0)
２[二]秀太(4-0-0)
３[中]的場(2-0-0)
４[右]桧山(2-0-0)-中村豊(1-1-2)
５[一]アリアス(2-0-0)-狩野(1-0-0)
６[三]片岡(2-0-0)-藤原(0-0-0)
７[左]平下(2-0-0)
８[捕[野口(3-1-0)
９[DH]久慈(3-1-0)
投手/福原
白組
１[遊]鳥谷(3-2-0)
２[中]赤星(4-1-0)
３[三]キンケード(2-0-0)-早川(1-0-0)
４[左]桜井(4-1-0)
５[二]関本(4-1-0)
６[捕]矢野(2-1-1)-中谷(2-1-0)
７[右]葛城(2-0-0)
８[一]喜田(3-1-1)
９[DH]梶原(3-2-0)
投手/前川
◆３人を４球で…安藤、完ぺき投球◆
セットアッパーの安藤が紅白戦に初登板。七回、紅組の４番手として桜井、関本、中谷の３人をわずか４球で料理した。新たに習得を目指しているフォークについては「投げるタイミングがなかったですね」と苦笑いしきり。「ストライク先行というのは気をつけました。自分としては疲れとかもあったから５０点ぐらい」と無難に終えた試運転を振り返っていた。
◆藤本は２安打に二盗も三振で右腰痛っ◆
最終打席の三振の際に激痛が走った。７回１死二塁、バットが空を切った瞬間、藤本の表情がこわばった。「痛っ！」右腰に手をあてる。背番号９はゆっくりとした足取りで三塁ベンチへと引き揚げた。
この日の黄金ルーキーとの直接対決は優勢に進んでいた。初回、先頭打者で登場し、右前安打。すかさず二盗を決めると、第２打席でも中前安打を放った。守備でも軽快なプレーを連発、先輩の意地を見せつけたはずだった。だが、突然襲ったアクシデント。「明日？ ちょっとまだ分かりません」と顔を曇らせ、球場を後にした。
試合後、猿木チーフトレーナーと高知・野市町内の病院に直行。ＭＲＩ（磁気共鳴映像法）、レントゲン検査の結果、右腹斜筋付着部炎と診断された。「肉離れを心配したけど、大丈夫でした」と同トレーナーは軽症と説明。２２日は別メニュー調整となる。鳥谷との定位置争いの真っ最中、そう長くは休みたくない。（表 洋介）
◆モレル１回３四死球も岡田監督は抑えで評価◆
４回からマウンドに上がった新助っ人右腕のモレルの注目の第１球は、変化球がすっぽ抜け、葛城の左足を直撃した死球だった。１回を１安打１失点。打者７人に３四死球を与え、梶原に二盗も許したストッパー候補だが、岡田監督はなぜか笑みを浮かべていた。
「モレルは全然心配してない。あれでヨッシャ、と思ったよ」走者を背負ったとき、上手投げから一転、サイドにする“幻惑投法”を披露。変幻自在のスタイルに守護神としての適性を見たようだ。昨年の台湾セーブ王は「いつものように投げられなかった」と反省したが、新任監督の評価は急上昇した。
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