2004年02月22日
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【紅組10-1白組】【紅白戦】2/21(土)雨・安芸・観衆8000

 ※本日の紅白戦は3回表降雨コールドゲームとなりました。

岡田監督、今年のキャッチフレーズ発表!
  『 球 道 一 筋
この言葉の中には、「球」すなわち「王(キング)」を「求」める「道」を「一筋」に進む!という意味もこめられているのだ!

プロ1号も黄金の輝き!!安芸は天気予報を踏まえ1、2軍合同の紅白戦を午前10時14分に繰り上げプレーボール。いきなり先頭・鳥谷選手が、杉山投手から右中間場外へ会心の初アーチ!!これで勢いづいた紅組は、関本選手の流し打ち3ランと左前適時打、葛城選手の2点二塁打、喜田選手の場外3ランも飛び出して大量10点をあげました。白組のDH八木選手は、2死満塁の実戦初打席で左前適時打を放ち貫禄を示しました。豪雨のため、試合は3回表までで室内練習に切り替えましたが、ファームにも必ずチャンスを与える岡田流!!を強く印象づける一日でした。

紅 406 --- - l 10
白 01x --- - l 1  ※三回表終了降雨コールドゲーム

(投)紅 江草2
  白 杉山3

▽本塁打 鳥谷1号ソロ(杉山)=一回、関本2号3ラン(杉山)=一回、喜田1号3ラン(杉山)=三回▽二塁打 赤星、葛城

先発オーダーは、
 紅組
  1[遊]鳥谷(2-1-1)
  2[中]赤星(1-1-0)-代走/松下(0-0-0)-早川(1-0-0)
  3[三]キンケード(2-1-0)
  4[左]桜井(1-0-0)
  5[二]関本(2-2-4)
  6[捕]矢野(2-2-0)
  7[右]葛城(2-1-2)
  8[一]喜田(2-1-3)
  9[DH]梶原(2-1-0)
  投手/江草

 白組
  1[中]的場(1-0-0)
  2[遊]久慈(1-0-0)
  3[左]平下(1-0-0)
  4[右]桧山(1-0-0)
  5[一]アリアス(1-0-0)
  6[三]片岡(0-0-0)
  7[捕]野口(1-1-0)
  8[二]秀太(1-1-0)
  9[DH]八木(1-1-1)
  投手/杉山

阪神の自由獲得枠ルーキー・鳥谷敬内野手(22)=早大=が、仰天の“プロ初アーチ”を放った。22日の紅白戦で初回、杉山の真ん中へ入ってくる速球をとらえた一撃は、推定飛距離140メートルの場外弾。右翼スタンド後方の防球ネットを軽く越え、隣接するサブグラウンドに飛び込んだ。激しい降雨による中断を挟んだゲームは3回表終了後に打ち切られたが、黄金ルーキーの一発だけで収穫は十分だ。
 しびれるような感触が鳥谷の手に残った。「打った瞬間、行ったと思った」1―2のカウントから杉山が投げたのは、この日の最速139キロの直球。だが、ド真ん中に甘く入った球を、見逃すはずがなかった。真っしんで捕らえた打球は、約20メートルの高さの右翼防球ネットを越え、場外へ消えた。“プロ初本塁打”は、推定飛距離140メートルの特大弾。8000人のファンが拍手を送る中、背番号1は淡々とベースを1周した。
 本人の記憶にもない先頭打者ホームラン。「紅白戦なので打ったという感じはしないですけど(本塁打が)出たことに関してはうれしいです」シャイな22歳は、当然と言わんばかりに振り返った。「右方向に飛ぶ打球もそのうち出る」前日の金森コーチの予言をあっさり実現させた。
 記念弾は右翼裏のサブグラウンドの上の土手に当たり、ホームベース近くに落ちた。かつては掛布雅之さん=スポーツ報知評論家=や、大豊泰昭さん(現中日スカウト)ら長距離砲が、サブグラウンドに直接放り込んだことがある。「自分はホームランにこだわるバッターじゃない。思い切って振った結果が、たまたまそうなっただけです」と本人は謙そんした。
 早大時代、「首位打者は取りたい」とチームメートに話したことはあるが、本塁打王への思いは口にしたことはない。それでも、2年春と4年春に2度、ホームラン王(大学通算11本)を獲得。飛ばすポテンシャルは、猛虎史上に残る長距離砲に見劣りしない。
 21日の紅白戦では“プロ初失策”を含む2つのエラーをしたが、この日の一発ですぐに帳消し。藤本が負傷で欠場したすきに、持って生まれた勝負強さでアピールした。「新人の感覚は持ってない。あれぐらいはやる」いつも通り答えた岡田監督も、内心ではほくそ笑んでいるに違いない。
 モレルが拾った記念ボールは、大事にカバンの中へしまい込んだ。「お礼を言っておきます。部屋にでも飾りましょうか」と照れ笑いしたが、こんなものでは満足しない。高知・安芸で放った“第1号”は、「鳥谷伝説」のほんのプロローグに過ぎない。


◆八木“神様”健在だ◆
 腰に疲労を感じ、前日21日の紅白戦を欠場した八木がDHでスタメン出場。二回二死満塁では江草から左前適時打を放ち、健在ぶりをアピールした。この日も20日に続いて矢野モデルの新バット(タイカップ型)を用い「矢野が結構打ってるのもあるしね。そのクールの状況によって使い分けるよ」と代打の神様。続けて「疲れ?だいぶましになったよ。今後の紅白戦も出してもらえるなら出たいね」と語った。

  ※タイカッブ型バット … グリップ部分がなだらかに太くなっていくバットをいう。首位打者12回、9年連続首位打者、メジャー史上最高の生涯打率3割6分7厘の記録を残す往年のスタープレーヤー、タイ・カッブ選手(Ty・Cobb)が使用していたことからネーミングされた。バットのグリップの形体には、このタイカッブ型とノーマル型(L字型)の2種類がある。主に短打を打つタイプの選手が用いることが多いタイカッブ型は、グリップエンドに重量感が出る分、バットをコンパクトに振り抜けるという特長がある。スポーツメーカー関係者によると「同じ重量のバットを同じ人間が使った場合、タイカッブ型の方が力を必要としないはずだ」と説明する。

◆赤星、一瞬ヒヤリ…冷や汗タラリ◆
 赤星が周囲をヒヤリとさせた。初回、右翼線二塁打で出塁後、四番・桜井の打席で投手・杉山からのけん制球に帰塁。その際、右足首に違和感を覚えそのままベンチへと下がった。「一過性の痛みがあったようです。あさって(24日)からは行けます」と猿木チーフトレーナー。病院へ行く予定はなく、赤星も「代走を出された後は守りにつこうと思ってましたから」と、心配無用という様子だった。

◆関本「うれしい」3ラン!岡田監督も絶賛◆
 阪神関本が右翼ポール際へ3ランをたたき込んだ。初回1死一、二塁、カウント2―2から見事に右打ち。「状況的にも右方向を狙っていた。今までなら切れていたと思うけど、うまく押し込めた。このキャンプのテーマだったので嬉しい」。キャンプイン直前に右足付け根を痛め、怒りの2軍スタートを命じた岡田監督もこの一発は絶賛。「今日の3本(鳥谷、喜田)のなかで関本のホームランが一番良かった」と話していた。

◆“本家”矢野バットは貫録の2打数2安打◆
 八木にバットを貸す阪神矢野は、同型タイプをプロ入り直後から使い続けている。「10年以上もバットの形を変えたことがない。バットへのこだわりや興味がないわけじゃなくて、これがフィットしているから」。その“本家”矢野バットは紅白戦で貫録の2打数2安打。1回に三遊間安打。3回には中堅右にライナーで安打を運んだ。矢野は「たまたまだよ」と苦笑したが、八木もバットを借りたくなるわけだ。





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Last updated  2004年02月25日 18時49分05秒
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