1989年に現在政権を握っている軍事政権は国名の英語表記を、Union of BurmaからUnion of Myanmarに改称した。 軍事政権が代表権を持つため国連と関係国際機関は、「ミャンマー」に改めた。 また日本政府は軍政をいち早く承認し、日本語の呼称を「ミャンマー」と改めた。 日本のマスコミは多くが外務省の決定に従ったが、軍事政権を認めない立場から括弧付きで「ビルマ」を使い続ける社もある。 アウンサンスーチーやNCGUB(※1)など軍事政権の正当性を否定する側は、改名が軍事政権による一方的なものだとし、英語国名の変更を認めていない。タイの英字紙、英BBC、『ワシントン・ポスト』などの有力英語メディアの一部、および主要な人権団体は「ビルマ」の呼称を続けている。アメリカ合衆国、イギリス、オーストラリア政府などは「ビルマ」とし、EUは「ビルマ」と「ミャンマー」を併記している。