まんがよみ日記

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2007年10月23日
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カテゴリ: 批評
 90年に入学した全寮制の予備校出身者が、「同級生」が死んだという噂をきっかけに再会する同窓会モノ。タイトルからもわかるように王道。ベタである。

 とキレイにまとめてしまうのも何だが、10年という年月が変える彼らと日本。再会したときの微妙な立場と空気がリアル。やはり同窓会モノと楽屋モノにハズレなし。主人公の世代がちょうど私に近いせいもあっておもしろく読めた。

 バカっぽさと情熱。迷い。将来への不安。そして現在。

 浪人していたわけではないし、決して「今そこにある私」ではないはずなのだが、親近感がある。

 雑談中、勉強は体力派気力派知力派でわけられる、という友人たちに自分はどれに入るのか聞こうとしておまえはまだ真剣になってないからどのタイプにも入らない、保留だといわれる場面にははっとする。

 ああ、オレがいる。どこにもまだ属していないもどかしさと溢れる想い。

 こういう小説を読むと一瞬自分にも書けるかも、という考えが浮かぶ。私にもたしかにこういう「群れた時代」があるからだ。だがいざ書こうとすると周りの人間への絆の不確かさを実感し、筆が止まるのだ。

 あのころだれになにをみてなにを思って付き合っていたのだろう。

 きっとそういう心細さを埋めたい欲求がこういう小説にひかれる理由かもしれない。

 ヘンな青さを売るでなく、ヘンに力むわけでもない、決してモラトリアムに溺れない文体に好感。(♂)





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最終更新日  2007年10月23日 23時32分44秒


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