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(前の記事はこちら)3/4に「約束」を聴いてから私の頭はずっとおかしかった。あの約束は何の約束なんだろうと、ずっと考えていた。この度の「米川英之plays C-C-B」で、めっちゃ面倒な歌割りで、めっちゃ面倒なコーラスで歌ってくださった。「約束」1989年4月25日発売シングル「Love is Magic」のB面作詞 松本隆 作曲 筒美京平 編曲 米川英之 先日、レコード店で「Love is Magic」のレコードを買ったときに、お店の人にお願いしてB面の方をかけてくださいと言ってお店できいた。ドラムとベースが効いてて、キーボードがキラキラで、あのころ若さ迸るギターが気持ちよくて、3人ボーカルのイイところ活かして、で、あのコーラスでしょ。完成度めちゃめちゃ高っ、て、改めて思ったよね。もう2度と歌われないと思っていたこの曲。「約束」はC-C-B時代にライブで歌われていないはずで、2011年にAJで演奏されたのが初めてだったそうだ。このときの「冒険のスズメ」ツアーはライブDVDになっていて、最近ご縁があってみることができたのだが、DVDに収録されたMCでも「田口さん以外、誰一人覚えていなかった」と話されているこの曲は、その後、2011年10月の田口さんのお誕生日ライブ「田口祭」、2012年の田口祭2で歌われたとのこと。2015年、神戸での「ゴーゴーヒデキ前夜祭」、新宿での英樹さんの55歳のお誕生日当日のライブ「ゴーゴーヒデキ」にて、4人のC-C-Bで演奏された。当日演奏された曲順を教えていただくと「スワンの城」「約束」「プリマドンナ」という流れ。この並びをみると、AJとしてしばらく3人でやってきて、ようやく4人が揃って、4人だからこそ演奏したい曲の1つとして演奏されたのではないかと思うと、グッと胸に迫るものがある。でもこの曲は新宿で収録された「ゴーゴーヒデキ」のDVDには入らなかった。なぜかはわからない。そして、2015年8月10日の英樹さんのお別れ会「ヒデキファイナル」のラストに流れたのが、このときの「約束」の映像だった。嬉しいけど嬉しくないのは歌詞の呪縛。松本隆先生が彼らへの餞として書いたであろう素晴らしい歌詞。「約束はしないけど」という、松本流のほんとに素晴らしい歌詞だからこそ、そこにとらわれてしまっているのは私たちだ。この度のあの演奏は、私たちをそこから解放したと感じた。米川アレンジの冴え渡る名曲との認識を改めてしたよね。「流れてく水が 岩を過ぎひとつに またとけあうように」あったかもしれない未来の妄想に囚われていた10年を経て、あの曲が改めて演奏されたことで新しい流れが迸り出る。物語は必要だ。しかし時にそれを超えて進む流れがあることで新たな物語が始まる。「約束」はそういう一曲であったと感じた。昔のバンドの曲が、最新アルバム「POLARIS」のお披露目の機会に演奏されて、ちゃんと、ずっとここにいるよと言ってくださったようにも感じたし、なくなってしまうわけでもないよと伝えられたようにも思った。北極星と言えば、私は、長時間露光で撮った北の夜空の写真を思い浮かべる。北極星は天のほぼ一点に動かずそこにあって、周りの星は時間の経過とともにその見え方を変えて、北極星の周りを廻っているようにも見える。どんなときも北極星はずっとそこにある。ライブで演奏されるということは現在をそこにつくるということ。現在進行形のものだけが批評の対象になりうる。語りたくなる現在がそこにあること、それが私にとっての宝ものだ。演奏されることでその曲は生きて現在になる。「約束」聴けて嬉しかった。最新の作品のお披露目のツアーで、原点としてあのバンドの曲を演奏してくださってありがとうございます。
2026年03月12日

(前の記事はこちら)神戸最終日。鈴木茂さんと松本隆さんがその街の通りにちなんだ曲として作った「トアロードのハレ娘」歌詞のモニュメントがあるときいていた。チキンジョージからもお宿からも遠くないということは調べていたのだが、初日にあてもなく歩いた時には見つけられなかったそれを見に行こうと思いたち、ネット記事のお写真を手がかりに向かったところ、今度は驚くほどあっさり、そのアーチが見つかった。歌詞とサインを確認して写真をとり、顔を上げて通りの向こう側を見るとそこにカフェ「木馬」があった。松本先生が語る神戸の景色にしばしば登場する喫茶店。行ってみたいとは思っていたが、こんなにすぐ見つけられるなんて。まるで導かれるようにたどり着いたように感じた。帰りの新幹線までの残り時間を咄嗟に計算する。これは行くしかない。キャリーケースは重いが2階のお店に向かう。メニューを開くと、スライスしたオレンジがのったアイスティー「カナリアン・アイランド・ティ」の写真が目を惹く。由来を想像するとどうしても心惹かれるメニューに、コーヒー派なのにアイスティーを注文する。流れるジャズの落ち着いた響き。優しい音、だが鳴らしたい音をはっきり意図して鳴るステレオ。音楽あっての空間。やっぱりコーヒーが飲みたくなって、コーヒーを追加注文することにした。コーヒーを頼むときに「こちらのお店が、松本隆先生の行きつけのお店と伺って」と、お店の方にお話ししたところ、「そうなんですよー」と、いろいろ教えてくださって、このお店の登場する松本先生の本を見せてくださった。私は松本隆先生のファンであり、松本先生が多くの曲を手がけられたC-C-Bのファンである、昨日と一昨日、C-C-Bの米川さんのライブがCHICKEN GEORGEであって、それを見に東京から来た、ということをお店の人にお話した。「昨日も松本先生のつくられた歌も演奏されたんですよ」10年前の私だったら、そんな話は多分しなかっただろう。でも言わずにいられなかった。深いご縁がきっとどこかでつながっていると思わずにはいられなかった。神戸滞在中にここにたどり着くことができてよかった。神戸2DAYSで演奏された松本隆さん作詞の曲Private Lips 抱きしめたい約束青いブランケットOnly For You, Only For Me.Blue Guitar Velvet Touch Cyber-Commander(つづく)
2026年03月11日

(前の記事はこちら)神戸2DAYSのセットリストは汐留2DAYSと同じだった。神戸で見たことを残しておこうと思う。「愛の力コブ」汐留で、間奏のキーボードソロにとりかかるところで、森藤さんが「よーし弾くぞー」というしぐさをしてから弾きはじめていた。これは神戸でもしていたのでより印象的であった。「アニメのようなA.B.C」 神戸ではアルバムに収録されているようにダン、ズッダーンで始まったように聞こえたがどうだったろうか。「約束」米川さん「次はバンドでは演奏しなかった曲」森藤さん、機材を数ヶ所指差し確認して「はいっ」フォーーーン今回は1回で正しい音が。「走れ☆バンドマン」汐留で米川さんがこの曲のオリジナルに入っている漫才の一部と思しきセリフを言ったのが密かな衝撃だったが。神戸でも同様の試みがあった。やっぱり「あーら、お兄ちゃん、」までしか私には分からなくて、後でお友だちと「サインちょうだい」なのか「お出かけ?」なのか、はたまた別の言葉だったのかの議論となり楽しいひとときだった。「冒険のススメ」ボーカルは笠さんパートが森藤さん、関口さんパートが須藤さん、英樹さんパートが米川さんで歌われたのは昨年6月と同じ、今年の汐留と同じだったが、神戸では、森藤さんは歌うときにピンクのメガネをかけていた。いつかけたの!?という驚きも大きく、もちろん拍手喝采で大いに盛り上がった。事後の森藤晶司さんのツイート後日談ですが、先日神戸で僕がかけた眼鏡は神戸チキンジョージのスタッフさんが何時間もかけて白のメガネに着色してくれたものです。笠さんメガネの色を正確に記憶してる僕ですが、色が全く同じで、かけた瞬間不思議な気持ちになりました。スタッフさんの愛に、そして笠さん、ありがとうございます。https://x.com/i/status/2032432986613039480愛されているなあ、愛しかないなあ、と深く感謝した。森藤さんの「休憩させてください」「弾くだけでもたいへん」という訴えにより、MCの時間となったところで、米川さんが「英樹さんパートと笠さんパートは、歌い分けているんですか?」と森藤さんに質問した。森藤さん「はい」「笠さんのは、笠さんのバンドをやっていたので、門前の小僧習わぬ経を読む、で」英樹さんの歌はたくさん聴いたとのこと。「難しい歌い方される。まねできない」ストさんが昨年6月のplays C-C-Bのリハの休憩時間にポチったスタインバーガーのベース。赤は「森藤くんの指定」とのこと。森藤さんが「赤でしょ」と言ったので赤にしたそう。米川さん「なつかしいですね。当時のこと思い出したり」「タグちゃんとケンカしたこととか」「何でケンカしたかは覚えていないけど、ケンカしたことだけ覚えている」(つづく)
2026年03月10日

(前の記事はこちら)2016年3月4日に行われた米川さんのバースデーライブ1日目に行ったのが私の初ライブであったので、今年2026年3月4日に米川さんのライブに無事に行けたことは本当にうれしかった。連日行ける幸せを思い、はじめて行った回のことを思い出した。ものすごい勇気をだして初めて行ってみたそのライブのメモはない。なぜなら、そのときの自分は半分ぐらい曲名がわからなくてセトリが書けなかったから。初ライブハウスがどんなにすばらしく楽しかったかはこんな感じ。「ライブハウスにいってみた!」「ライブハウスにいってみた!つづき」「思い出したこと 」ご新規まる出しで緊張しまくっていた完全に挙動不審な私にも優しい米さま…神…!となった。絶対また行こう、と思ったよね。そして帰り道、周りのお客さんたちが仲間どうしで「じゃあ、また明日ねー」と言って帰っていくのをみて、おお皆さま連日参加するものなのか、と思ったという思い出。今年、3月3日のバースデーライブの帰り道「じゃーねーまた明日」とお友だちと声をかけ合いながら、このときの気持ちをはっきりと思い出し、また明日と言い合える状況があることに心から感謝した。敬愛する音楽家がライブをしてくださるから同じ音楽を愛する仲間がいるから家族が送りだしてくれるからこういうのがそろっているから言える「また明日」なのだから。また明日ねー、と言い合えることが嬉しかった。そして神戸2DAYSにも行ったのだ。おひとりさま行動が基本の私だが、初めての一人旅にして初遠征の神戸。チキンジョージは新幹線の駅から地下鉄一駅の繁華街のど真ん中、生田神社のすぐそばなのでチェックイン前にまずはお参り。宿泊した宿は神社ビューの部屋だった。一人旅だからこそのノープランで神戸の街を彷徨い、日が暮れかかるころにライブハウスへ。2日目は友人と合流して、縁のあるスポット巡り。高いところに登ったり、有名な建物を見学したり、おいしいものを食べたり。夕方になってCHICKEN GEORGEに向かう。ライブ後に、直接お会いするのは初めての兵庫のお友だちに案内していただき、神戸の夜景を楽しみ、また、いくつかの「聖地」を訪ねることができたCHICKEN GEORGEも聖地だよね、ゴーゴーヒデキ前夜祭で4人のC-C-Bが立ったステージ、と友人が言っていて深く頷いたよね。新宿BLAZEも赤坂BLITZも下北沢GARDENも無い今となっては、確かにそうだなあと。3日間ずっと米さまとC-C-Bのことだけ考えていた旅だった。(つづく)
2026年03月09日

(その1はこちら)「インストや3人ボーカルなどこのバンドにはこういう曲が合うだろうと思って、僕が書いたんですよ」と言ってはじまった「冒険のススメ」は、今回も米川さんとストさんで間奏の横ステップを楽しそうにしていた。「走れ☆バンドマン」今年はなんと、米川さんによるセリフ入り。何と言ったか、あのタイミングと時間では言い切れていないためわからないけれど、この曲のオリジナルに収録されている、おかけんた・ゆうたさんの、あの漫才の雰囲気を入れようとしているのは伝わる。ハードでかっこいいインスト曲の演奏を今回もきけてほんとうにうれしい。米「ヘビーですね」森「弾くだけでもつかれるのに」米「田口さんは弾くときは歌っていない」米「ストちゃんは話すとき低音だけどファルセットが出る」「スンスンだよ!」とファルセットで叫ぶストさんに大爆笑の客席。「次はしっとり」と言ってはじめたのは「青いブランケット」「Only For You, Only For Me」「次も僕の曲」「風のラリー 」「Blue Guitar 」この4曲は米川さんのライブでもピアノやギターなどいろいろなアレンジで演奏されている。今回はやっぱりオリジナルに近い形を相当意識してのバンド演奏ということを感じた。これは原点でありながら最新なのだ。6月と8月のソロライブの告知がされ、この先も楽しみと期待がつながっていくことがうれしい。「では後半、盛り上がって」「Velvet Touch」イントロのベースからカウントで入るのやっぱりカッコイイな。ストさんベースソロで客席へ。笠さんパートは森藤さんで、米川さんと歌いあう。「Cyber-Commander」「マニュアル・ワールド」音数、リズム感、スピード感にあのころの熱を思い出さずにはいられない。昭和の20代の青年たちのバンドの曲が、令和の今このように熱く奏でられる現在があるなんて、なんてありがたい、なんと幸せなことだろう。アンコール米川さんが歌う「WALKIN’」から続けて、岡本さんのドラムから「Born in the 60’s」。この曲は、英樹さんパートも米川さんが歌うかたちで、2016年のよねまりゅと、2024年の40周年ライブでも歌われているが、英樹さんがしていたようにコールアンドレスポンスを煽ったのは初めてだったのではないか。もちろん一人残らずバッチリ応えられる客席であるからその一体感はすごかった。個人的には、この2曲が演奏されたことで、このライブでのC-C-B曲への新たな距離感をつくったと感じている。英樹さんの役割として私たちが認識しているところへの挑戦はとてもたいへんだったと思うし、リスペクトがあるからこそのたいへんさはあったと思う。アンコールが終わって「たいへんだった!」「ありがとうございました、楽しかったです!」と手を上げる米さまの安堵と満足の表情が印象的だった。拍手が止まずダブルアンコールで米川さん「僕たち新人バンドなのでレパートリーが限られますから、僕の曲で」ということで「奇跡」でもう一盛り上がり。終わって「もうやんないよ笑!ありがとうございました!」本当に、おつかれさまでした。2026年3月4日米川英之「Birthday & Release Tour 2026」Day 2“米川英之 plays C-C-B”汐留BLUE MOOD 17:30/18:30 streaming+による配信あり米川英之 須藤満 森藤晶司 岡本郭男セットリスト1 愛の力コブ2 抱きしめたい3 アニメのようなA.B.C4 ハートブレイク・カラー5. HARD ROCK dream 6 約束7 Rainy Farewell …アメノチワカレ8 冒険のススメ 9 走れ☆バンドマン10 青いブランケット11 Only For You, Only For Me.12 風のラリー13 Blue Guitar 14 Velvet Touch 15 Cyber-Commander 16 マニュアル・ワールドアンコール17 WALKIN’ 18 Born in the 60’sダブルアンコール19 奇跡(つづく)
2026年03月04日

米川英之「Birthday & Release Tour 2026」Day 2“米川英之 plays C-C-B” 20260304汐留BLUE MOOD 17:30/18:30 streaming+による配信あり米川英之 須藤満 森藤晶司 岡本郭男(DAY1 その1はこちら)(DAY1 その2はこちら)須藤さんは昨年6月にお使いになったスタインバーガーの赤いベース。米川さんも深海魚のペイントされたスタインバーガーのギターでスタート。昔のオープニングSEを思わせる曲からのカウントで、アカペラで始まったのは「愛の力コブ」一気に会場の温度が上がった感じ。ボーカルは関口さんパートも英樹さんパートも米川さんが歌ったが「何て言うのこんな時は」の部分を森藤さんが歌ったのはその後へのつながりとの関係であろうか。コーラスはストさんと森藤さん。キーボーディストの腕の見せ所ともいうべきあの間奏の前に森藤さんが「よーし、弾くぞー」のようなしぐさをされてから弾き始めたのはアツかった。「抱きしめたい」も米さまの熱唱と熱いギターソロ、オーケストラヒットの音に合わせて上がるペンライトに気持ちも盛り上がる。メンバー紹介では森藤さんと須藤さんはそれぞれの楽器プラス「ボーカル」と紹介されていた。米「ストちゃんはこのベースを、わざわざこのために」須「昨年6月のリハ中にポチった」「他に使い道ない。この企画のためだけ」「弾くのにいつもの3倍ぐらい疲れる」ギターを青ラメに替え、「アニメのようなA.B.C 」「ハートブレイク・カラー」「 HARD ROCK dream 」と、米川さんが歌う米川さん曲が続き、「次、あ、これは相当やってない曲」と米川さんがいつもの感じでサラッと言うのに、客席は、え?何だろと、ちょっと黄色い声のエーーーで色めき立つ。森藤さんが咳払いをして、須藤さんいいですか、と聞いて、では行きます、と出したのが、ポーーーンと鳴るピアノの単音。「大緊張してます!!!」と慌てる森藤さんと大爆笑のステージ上の演者の皆さま。「キャラ寄せてるの?」とツッコむ米川さんに「え、田口さんってそうなんですか」とキョトンとする森藤さんに大笑いの客席。「これが本物の音です」フォーーン。あ、これは。まさかの。「約束」のイントロが流れ出し、この曲をきけることの喜びと、この曲の担ってきた物語を思い涙が止まらない。私の周囲のお客さんたちもかなりはっきり泣いていた。この曲は米川さん笠さん英樹さんの順で歌われている。今回は米川さんが米川さんパートと英樹さんパートを歌い、笠さんパートを森藤さんが歌ったのだが、正確には、笠さんパートの一部「今は運命に裂かれても必ず」までで、「会える時がくるさ」からを米川さんが歌った。それは、米「会えーる時がくーるさ」森「 会える時がくるさ」と追いかけるようにコーラスするためであると気づいたとき、なんとたいへんなことを弾きながらしてくださっているのだろうと驚き、感謝と感激で胸がいっぱいになった。アウトロの美しいギターソロにきき入りながら、米川アレンジの冴えわたる名曲との認識を新たにした。続けて「Rainy Farewell …アメノチワカレ」。須藤さんは今回もこの曲はピック弾きだった。この曲のアウトロの鍵盤については、2024年に米川さんがピアノやギター、森藤さんがシンセやピアニカ等という、曲によっては鍵盤×鍵盤で行われた米川・森藤DUOのライブで、森藤さんによってオリジナルに忠実にかつ生き生きと演奏され、この部分について米川さんと森藤さんが「アバンギャルドな」「だがそれがいい」「だから完コピです」とお話されていたことを思い出す。愛されているんだなあ、大切に演奏してくださって嬉しいなあと感じた思い出。(つづく)
2026年03月04日

(その1はこちら)米川英之「Birthday & Release Tour 2026」Day 1“New CD「POLARIS」Release Live 汐留BLUE MOOD 20260303 その2青ラメのギターに持ち替え、メンバー呼びこみ「後半戦、盛り上がって」「アルバムのタイトル曲、めんどくさい曲」と言って始まった「POLARIS」に拳やペンラがガンガン上がる。「What’s up⁈」結構久しぶりに聴いたかも。「Fun Fun Tonight 」もう自然にペンライトあがるタイミングが決まってるよね。この曲は2025年3月のバースデーライブの1日めにはじめて演奏され、その日はタイトルを言われなかったのだが、次の日には「Fun Fun Tonight 」というタイトルと共に演奏された。この曲について、今回のライブの後に作詞家の六ツ見純代さんが「制作こぼれ話」としてツイッターでコメントしてくださった。8曲目のFun Fun Tonight!は最初別のタイトルで歌詞中にもないワードでしたが、この曲はファンの方たちと盛り上がる曲にしたいと米川さん自らのご提案でこのタイトルに!とてもハマりも良かったので是非!と出来た一曲です^_^拝見して「そうだったのか!」と納得。もう、そういうこと、考えてるなら教えてよーうれしいじゃない、とニコニコしちゃう。でもそういうの言わないよね米川さん。「祈り」須藤さんベースソロからの客席へ。「Circle Game」森藤さんキーボード担いで客席へ。タオル、ペンラ振りまわしまくって大盛り上がりで本編終了。「アンコールありがとうございます」メンバー呼び込み。森藤さんの次に須藤さんを呼んで「まちがえた」と言って、岡本さんを先に呼ぶ。そしてその後に呼ばれたストさんがバースデーケーキを持ってきてハッピーバースデーコーナー。このタイミングで鳴らすようにお客さんも皆もらっていたクラッカーは今年も中身がいっぱい出て楽しい感じに。「ありがとうございます。明日もよろしくお願いします」「明日はこの方々の負担がさらに」「あ、配信の皆さまこんにちは!」「神戸もあります!」アンコール「Shadow Of Your Smile」大好き〜!「奇跡」米川さん客席へ。大盛り上がりでの汗だくで終演。2026年3月3日(火)米川英之「Birthday & Release Tour 2026」Day 1“New CD「POLARIS」Release Live”汐留BLUE MOOD 17:30/18:30 streaming+による配信あり米川英之 須藤満 森藤晶司 岡本郭男セットリスト1 I’ll Be There 2 心のままに3 Private Lips4 君を連れてゆく5 道しるべのないTomorrow 6 CALLIN’7 Secret Illusion8 ALIVE9 君の空僕の海10 Moon Story 11 IN THE WIND12 POLARIS 13 What’s up⁈14 Fun Fun Tonight 15 祈り16 Circle Gameアンコールハピバコーナー17 Shadow Of Your Smile 18 奇跡(DAY2につづく)
2026年03月03日

米川英之「Birthday & Release Tour 2026」Day 1“New CD「POLARIS」Release Live 汐留BLUE MOOD 20260303 その1昨年2025年1年間での米川さんのライブは170本だった。ライブの度にアルバムの進捗状況の話をされていて、あと半分、まだ半分、など、完成を楽しみにその話を聞いていた。そしてついに12月のライブ「年忘れよねかわの歌」にて、ソロとして10作目のアルバム「POLARIS」(米川さんの公式オンラインショップはこちら)が、2026年3月3日に発売されることが発表された。恒例のお誕生日ライブは2日間、バースデーとCDリリースライブが3/3、3/4は「米川英之plays C-C-B」。関西は3/9、3/10に神戸のCHICKEN GEORGEで同じように2日間、と発表されたときの客席のどよめきよ。黄色い声で反応できなくてスミマセン、なのだが、待ちに待ったニューアルバムのお披露目と、62歳のお誕生日と、さらに全曲C-C-Bの曲を演奏するライブの開催のお知らせは本当に嬉しかった。次の活動への希望があるというのは、こんなにも胸躍るものなのか。汐留のチケットは2日間とも即完売で、席の予約ができたことにホッと胸をなで下ろす。完売は喜ばしいことだが、席を争うのはつらい。本当は行きたいと思っている人みんなで見たいんだ。米川さんの公式ショップによる通販では先行販売があり、お披露目ライブのための準備をすることができた。新譜を開封する喜びは本当に素敵なものだ。2/28に家に届いたCDをスマホに入れ仕事の行き帰りにきいて、レコーディングされて完成された形になったものの姿を楽しみながら3月3日を迎えた。レコーディングが終わった曲をライブでお披露目していたので、未だ聴いたことのない曲は5曲であった。すでにお披露目されている曲もライブで聴いたのと違うバージョンだったりするのでやはり楽しい。ライブで弾いている様子が目に浮かぶような生っぽいギターの音を感じた。アルバムの1曲めでもある「I’ll Be There」でライブは始まった。オープニングにふさわしいアガる曲。「心のままに」はこの1年ですでにセットリストのレギュラーとなっている。この2曲は歌詞のテーマが近いが曲の感じが対照的で興味深い。「祝うような年でもないのですが」「CDは先行で手に入れた方もいらっしゃいますが」「あまりききこんでこないように、歌詞をおぼえてこないように」と言われて「僕より先に歌詞を覚えないで」と前のアルバム発売の際にもおっしゃっていたのにまた笑ってしまう。「暑いので」と、CDのジャケ写で着ている「ジャケットのジャケット」を脱ぎ、次の曲へ。詞先で松本隆先生に書いていただいたと以前お話されていたソロデビュー曲「Private Lips」は節目のライブではバンド編成で演奏されるのが嬉しい。「君を連れてゆく」はレコーディングで岡本郭男さんがドラムを叩いている曲。サビで大きく客席の手が上がる。どちらもメンバー4人の息がピッタリで隙がなく気持ちよい。青ラメのギターに持ち替えながら「このアルバムは2024年9月から作り始めて」「昨年の僕のライブの数が170本だったそうですが」「その合間にレコーディングしていました」「4時入りの現場とかだと朝10時ごろから作業して、時間だー!とバタバタ出ていくような」「道しるべのないTomorrow」「CALLIN’」スケールの大きな2曲は、岡本さんのリズムにしっかり支えられることでその世界の広さを感じる。「CALLIN’」のホーンパートは今回は同期で入っていた。「『POLARIS』ですが、曲ごとのジャンルが違いすぎて、どのジャンルの人?みたいな」とご自分でおっしゃっているのは面白かった。『POLARIS』は、いろんなタイプの曲と、それに合わせてお使いになるギターの音の多様さを楽しめるアルバムだと感じている。インストの新曲が2曲入ったのは個人的にとても嬉しかった。ギターもシンセもにぎやかでかっこいいインスト曲「Secret Illusion」、すでに定番となりつつあるライブで熱くなるロックバラード「ALIVE」、AORな感じが私好みの「君の空 僕の海」の3曲を演奏して、米川さんを残してお三方はいったん楽屋へ。米川さんはTaylorのミニサイズのアコギに持ち替えて「『POLARIS』にはアコースティックの曲が3曲ほど」楽屋の会話がステージまで聞こえてくるようで「ストちゃん声デカイ!(笑)」と声かける米さま。「『Moon Story』CDバージョンもう聞いた人ー?」ハーイ!「CDは仰々しい、にぎやかな感じですが、今日は静かめに」としみじみ月曲はアコギ一本での弾き語りで演奏された。雨曲「IN THE WIND」もMoon Storyと同様に昨年から独奏会でアコギの弾き語りで演奏されていたが、今回はコーラスの同期と新しいオケがついてさらにいい感じになっていた。(つづく)
2026年03月03日

米川英之plays C-C-B 20250618その3【その2はこちら】10年前の2015年6月、4人でC-C-Bとして行うはずだったツアーのタイトルは「C-C-B TOUR 2015『Welcome to the C-C-B SHOW』~昔の名前で出ています~」で、熊本、名古屋、神戸、最終日は赤坂BLITZの予定だった。熊本公演の2日前に渡辺英樹さんが病に倒れ、4人でのC-C-B再結成は幻となった。しかしその後、2016年から2022年まで続けて行われてきた英樹さんの追悼ライブ2017年「笠浩二 Live Tour 2017 feat.米川英之」2015年にC-C-Bとして行くはずだった熊本、神戸、名古屋、東京の4都市のライブツアー2021年~筒美京平 オフィシャル・トリビュート・プロジェクト~ザ・ヒット・ソング・メーカー 筒美京平の世界 in コンサート筒美京平さんのトリビュートコンサート@東京国際フォーラム ホールA ~松本 隆 作詞活動50周年記念 オフィシャル・プロジェクト!~ 風街オデッセイ2021松本隆さんの50周年記念コンサート@日本武道館2022年NHK 歌えるJPOP黄金のヒットパレード決定版6米川さんと笠さんは、ご自身のライブではもちろん、以上のような場で、C-C-Bの曲を大切に演奏してきた。それは大きな声で言いたい。そして今回のライブのメンバーは、近年の米川さんのソロライブを支えてきた方々だ。森藤晶司さんのツイート米川英之playsC-C-B弾くだけでも至難な楽曲たちにコーラスやメインボーカル(?)という過酷なミッションでしたが、精一杯頑張らせていただきました。。もし、叶うのなら、もう一度やりたいです。米川さん、メンバーの皆さま、そして参加された皆さま、、本当にありがとうございました。https://x.com/syozmory/status/1935317187616718924?t=_HyfNqyAwYbPVKJjMfzsqw&s=19「もし、叶うのなら、もう一度やりたいです」と言ってくださることにまた胸が熱くなる。須藤満さんのブログより スタインバーガー購入について昨日は↑このベースで♪このライブのリハーサルをやっていた16日の月曜、休憩時間に通販専門楽器屋さんで即ポチり、火曜に届いて、でもその日は一日仕事に出かけてたので、帰ってから夜中に特訓して臨みました!http://blog.livedoor.jp/m_sutoh/archives/52822716.html?utm_source=app_blog&utm_medium=follow_list&utm_campaign=2401836&s=09当日のお写真もたくさん載せてくださっている。ライブ「米川英之 plays C-C-B」は、C-C-Bのコピーバンドでもなく、セルフカバーともちがう、ソロアーティストの米川英之さんが、最高のメンバーでC-C-B曲を演奏した、米川さんのライブだった。これこそ私の人生に彩を加える音と感じながら、いつかまたこんな機会があると嬉しいな、と思いながら、このライブの余韻を噛みしめて生きていく。CD / C-C-B / 信じていれば-Plus (SHM-CD) / UPCY-79202025年6月18(水)米川英之 plays C-C-B 汐留BLUE MOOD 米川英之 須藤満 森藤晶司 岡本郭男セットリスト1 Hard Rock Dream 2 抱きしめたい3 アニメのようなA.B.C.4 ハートブレイク・カラー5 涙はNO THANK YOU6 恋文 7 風のラリー8 冒険のススメ 9 走れ⭐︎バンドマン10 青いブランケット11 Only For You, Only For Me.12 Velvet Touch13 Blue Guitar14 Cyber-Commander15 Rainy Farewell16 マニュアル・ワールドEn.17 WALKIN’18 信じていればダブルアンコール19 奇跡 ※レギュラーというのは、米川さんのライブでソロの曲と共にセットリストに入ることもある曲のことで、毎回のライブで必ずこれらの曲が演奏されるということではない。
2025年06月18日

米川英之plays C-C-B 20250618 その2【その1はこちら】「次はなかなか難儀な曲」と言ってはじまったのは「恋文」。英樹さんパートも米川さんが歌う。切なさの迫る良い曲だなあと改めて感じる。続けて「風のラリー」英樹さんパートも米川さんが歌う。この曲も米川さんのライブで演奏されるレパートリーに入っている。終わって「(恋文)サビは歌っていたのに、初めて前半の方を歌うのは難儀でした。横でギターを弾いていたのに。難しかった」「歌い方やキャラもちがうんで」なんて言われて太陽のようなあの方を思い出す。米川さんのライブにおいてレギュラーとしてセットリストに入る候補となっているC-C-B曲はこれら↓ライブによってはこれらの曲が演奏されることもある。「次は歌を少し休める、演奏はたいへんだけど」「次の曲はバンドのためにつくった」「それぞれのメンバーの見せ場をつくって」「39年前の今日、アルバムのタイトル曲として発売された」と言えばこれでしょう「冒険のススメ」!ストさんと米川さんとで横ステップ?も!「冒険のススメ」は、実は私の予想セトリの一曲めだった。笠さんパートは森藤さんが、関口さんパートは須藤さんが、英樹さんパートは米川さんが歌った。2015年以降、この曲が演奏されたライブで3人ボーカルを担当した方は以下のとおり2017年1月よねまりゅ 笠さん→丸山さん→米川さん2017年7月よねまりゅ 笠さん→丸山さん→米川さん2020年TEAMDRAGONZ 小森さん→須藤さん→米川さん2021年ウルトラヒデキセブン 笠さん→森藤さん→米川さん2022年C-C-B & VoThM & 三喜屋・野村モーター's BAND Live 2022 笠さん→丸山さん→米川さん2023年7月HYbrid Special 小森さん→仮谷さん→米川さん2023年10月HYbrid Special 小森さん→仮谷さん→米川さん2024年7月HYbrid Special 小森さん→JIGENさん→米川さんいろんな方が歌ってくださることでこの曲が生きてそこにあるといつも感じていた。森藤さんが歌ったのは前回歌ったのと別のパートである。ご自分の担当楽器だけでもたいへんなのに、有り難いことである。続けて「走れ☆バンドマン」疾走感あふれるインスト曲。これもアルバムのタイトル曲。2017年と2018年よねまりゅで演奏されたときも、きけたことがとても嬉しかった。C-C-Bの9枚のアルバムのうち、3枚のタイトル曲が米川さん作曲である。メンバーによるオリジナルを中心としたアルバム制作の大きな柱であったのだなあと改めて感じる。終わって「歌休めると思ったのに忙しかった」「今日は悩みに悩んだ選曲」「僕ができる曲ということで」「『有名な曲』とかはできないんで」その『有名な曲』は、時折、米川さんのライブでギター1本で奏でられている。ギターだけであの曲を、全ての楽器の音の要素はもちろん、歌の息づかいまで感じさせるような演奏。言葉にしなくてもその愛と熱は間違いなくそこにあると感じる渾身のギター。次はしっとり、と言って始めた2曲はいずれも米川ライブのレギュラーナンバー 「青いブランケット」「Only for you, Only for me」今回はバンド編成での演奏だが「独奏会ではギターやピアノでの弾き語りもしています」とご自身で説明されていた。「まだまだありますよ」今回の入場チケットが発売後1分以内に売り切れたことに触れ「配信でもみていただいてありがとうございます」「それでは盛り上がっていきますよ」ここからは怒涛の連続5曲「Velvet Touch」笠さんボーカルのところは森藤さんが歌い、米川さんと掛け合いで。LIVE2022では仮谷克之さんが、2023年、2024年のHYbrid Specialでは小森啓資さんが笠さんパートを歌った。この曲でストさんのベースソロ。この満員御礼の客席にも降りてこられてめちゃめちゃ盛り上がる。デコトラみたいにピカピカ光る靴で客席を練り歩く。「Blue Guitar」ゆーあんみーあんまいぎたーのコーラスをストさんと森藤さんはオリジナル通り、譜面どおりにしていたのだと思うが、普段のライブではその部分のコーラスがないので、米川さんはいつものようにアウトロのギターソロを自由に存分に弾きまくっていた。「Cyber-Commander」では、オリジナルの笠さんのボーカル部分を全部米川さんが歌う。AJでの歌割りは英樹さんから米川さん2017年1月、2018年よねまりゅでは米川さん→笠さん2021年ウルトラヒデキセブンでは笠さん→米川さんという過程を経て、今回は全部米川さんが歌った。「RainyFarewell アメノチワカレ」英樹さんパートは米川さんが歌った。須藤さんはこの曲はピック弾きで、以前も米川さんのソロライブでこの曲を演奏する際にそうしてくださっていた。「マニュアル・ワールド」英樹さんパートも米川さんが歌った。2019年の35周年ライブでもそのように歌っている。2023年のHYbrid Specialでは英樹さんパートを仮谷さんが、2024年にはJIGENさんが歌った。あっという間の1時間半の本編が終わり。 アンコールの拍手に応えての曲は「WALKIN'」英樹さんの歌のイメージの強いこの曲を米川さんが歌うのは新鮮で、同時に何か心強いものを感じた。そして「信じていれば」はどなたが歌ってくださるのかなと思っていたところ、おそらく2015年の音声データの英樹さんと笠さんがこの曲に参加。不意を突かれて涙ぐんだのは私だけではあるまい。Dream never stop!で青のペンライトがピッタリそろって上がる光景はほんとうに素敵だった。拍手やまず、ダブルアンコールでステージに再び登場した米川さん「僕たち新人バンドなんで、レパートリーが少なくて」「僕の曲なら」と言ってはじめた「奇跡」米川さんの客席乱入もあり大いに盛り上がって終演。【その3へ】石はやっぱりカタイーPlus [ C-C-B ]走れ★バンドマンーPlus [ C-C-B ]
2025年06月18日

米川英之plays C-C-B 20250618その1米川英之plays C-C-B 20250618 汐留BLUE MOOD米川英之 森藤晶司 須藤満 岡本郭男3月のバースデーライブ2日目に6月のソロライブのタイトルが「米川英之plays C-C-B」と告知されたときから、ずっと心はソワソワ。ここ数年、6月のソロライブはいろいろなテーマで選曲されていて、その企画をいつもとても楽しみにしているが、全曲C-C-B曲のライブだなんて!そもそも、米川さんのソロライブに行かない選択肢はないのに、このタイトルが多くの人にとって魅力的であることは間違いなく、自分が行けるかどうかが心配でたまらなかった。だいたいこういうことには負けることがほとんどの私だが、運良くチケットをとることができて、しかしそこからの動揺もなかなかの酷さである。 あれこれ資料をみたりきいたりしながらのセトリ予想もはかどる一方で、当日行けなかったらどうしようと不安に駆られたり。絶対に行きたいと願い続けてようやくたどり着いた6月18日。会場はお馴染みのBLUE MOOD。今日のアーティストカクテルは「ハートブレイク・カラー」薄紫の夕暮れ、という歌詞を思い出させる美しい飲み物は、今日は飲んでいる薬の関係でノンアルコールを選択。このお店のローストビーフはバルサミコ酢がかかっていてとてもおいしいのでいつも頼んでしまう。一曲め予想は開演前の客席でも楽しい話題になっていたが、席に着いて、お料理頼んで、物販に並び、と、いつものように過ごす開演前もどこかソワソワ、どことなく落ち着かない。このいつもの米川さんのソロライブのメンバーの皆さまがどのようにC-C-Bを奏でてくださるのか。開演時刻を少し過ぎて、演者の皆さまがステージに登場。照明がオンになる前にすでにシルエットでわかる須藤満さんの持つベース。いつもみるストさんのベースは全く違うタイプのベースである。前日に米川さんがFacebookで「ストちゃんこのイベントの為にスタインバーガーベース買ったらしい」とコメントしていた、あの特徴のあるシルエットのベースを一曲めからお使いになる、と、もうそれだけで胸が熱くなる。「HARD ROCK DREAM」のキーボードのイントロが流れ出すと一瞬にしてどの曲かわかる客席がワッと沸く。この反応の速さ、大きさはホントに、私たち皆の記憶に染みついているものがいかに強固であるかを思わせる。英樹さんパートも米川さんが歌う形で演奏されたのは2018年のよねまりゅのライブ以来か。「抱きしめたい」は米川さんがメインボーカルのシングル曲。追いかけコーラスをストさんと森藤さんがする。前回私が見たのは2019年のTEAMDRAGONZでの演奏で、ストさんと小森啓資さんが「追いかけコーラスを頼まれた」と話していた。「このライブ、僕はどうすればいいんだろうと。そんなに全部うたっていない、自分が歌っていないところが」「体に染みついている役割と違うところをやらなければ」「初めて歌うところも」「至らない点もあるかと思いますが精いっぱいやりますのでよろしくお願いします!」メンバー紹介で「(須藤さんと森藤さん)お二人にはコーラスなどムチャブリをいろいろと」スト「このベース、一昨日発注して、昨日着いて、それから家で立って練習した」「(配信映像の写るスクリーンを指して)あそこに映る自分の姿に違和感がある」とおっしゃっていた。「アニメのようなA.B.C」2016年のよねまりゅでは、米川さんが英樹さんパートを歌っている。今回は英樹さんパートも笠さんパートも米川さんが歌った。2024年の還暦&活動40周年のライブの一曲めはこの曲で、はじまった瞬間に総立ちになる盛り上がりだったが、イントロだけ演奏して「Born in the 60's」につなげ「アニメのようなA.B.Cは初めて作曲した曲。僕は歌ってないので今日はイントロだけ」と言っていたこの曲を、今日は全部米川さんボーカルで、曲の終わり際の「真夏の恋人は〜」と英笠でかけ合いになるところは米川さんと森藤さんで歌った。1回お見合い状態になったのは御愛嬌。「ハートブレイク・カラー」英樹さんパートは米川さんが歌う。この曲は米川さんのご自分のライブでのレパートリーになっていて独奏会ではピアノでの弾き語りもされる。C-C-B曲の中で米川さんライブでのレギュラーナンバーになっている曲があるがこの曲もそのうちの1つだ。「涙はNO THANK YOU」米川さん作曲のC-C-B曲でAJでは演奏されていたようだが2015年以降私はきいたことがなかったのできけて嬉しかった。関口さんパート、英樹さんパートとも米川さんが歌った。「アニメのようなA.B.Cは、初めてC-C-Bに提供した曲。ハートブレイク・カラーで初めて歌うことになって」ボーカルの分担については、メインボーカルとして歌う部分についてオリジナルと変更になっているところを書いているのだが、今回のライブにおいてそれは、ほとんど全てのメインボーカルを米川さんが担うということである。また、ご存じのとおり多くのC-C-B曲はメインボーカルが1曲の中に複数いて、その上さらにそれ以外のメンバーが楽器を演奏しながらコーラスもするバンドであるが、今回、須藤さんと森藤さんはそのほとんどのコーラスを歌ってくださった。これは本当にたいへんなことだったと思う。感謝しかない。【その2へ】冒険のススメーPlus [ C-C-B ]愛の力コブーPlus [ C-C-B ]
2025年06月18日
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【その2】Twin Piano Project 米川英之×高橋亜土 @ GIRLTALK 水戸ガールトーク 20240921ただいま配信中ツイキャスプレミアチケット販売サイトより↓☆9/21 幻の水戸ライブ プレミアアーカイブ配信ガールトークプロデュース Twin Piano Project 米川英之(Pf@YAMAHA・Vo)高橋亜土(Pf@Bechstein)当日のセットリストより7曲+αをチョイスして約40分の録画配信ベヒシュタインとヤマハ、二台のグランドピアノ+ボーカルというレアなライブをお楽しみくださいチケット購入から14日間ごらんになれますhttps://twitcasting.tv/c:azchi/shopcart/337376そもそも、なぜギタリストの米川さんがライブでピアノを弾いているのか。「独奏会」というタイトルの米川さんお一人のライブでは、アコースティックギターやエレキギターを使いわけながら演奏するのだが、その中にピアノ弾き語りのレパートリーが加わってその曲数は年々増え続けている。ピアノとの関わりについては、米川さんご自身がライブの場で「幼稚園の時にピアノ教室に通っていたが、右手から左手に移るときについていけなくてやめた」「昔のバンド時代に、レコーディングスタジオで、空き時間にスタジオのピアノを弾いているうちに弾けるようになった」「作曲するときは、ギターでつくるときと、鍵盤でつくるときがある」のようなお話をされている。2013年ごろにはガールトークさんの独奏会の告知ツイートに「ピアノ弾き語りもあるかも?」のような文言があったのでピアノレパートリーは10年前ぐらいからなのか。2017年12月には横浜Hey-JOEで全編ピアノの独奏会を行なっている。2023年9月には音楽室DXでの鍵盤奏者の森藤晶司さんとのDUOライブで、米川さんがピアノ弾き語り中心で、森藤さんがキーボードやピアニカなどいろいろな鍵盤楽器を弾くというのがあり、そのスタイルがたいへん好評でその後も数回行われている。高橋亜土さんとは、亜土さんがピアノで米川さんがアコギやエレギのデュオの形のライブを20年前位から行っている。2020年ごろからしばらくなかったお二人でのライブが2023年11月にFJ’sで行われ、その空気感がとても心地よく楽しかったことが印象的であった。その後も、生ピアノのある会場でのアコースティック中心のライブをお二人で行っている。ガールトークでの米川さんご出演のライブは、TEAM DRAGONZなどいろいろあるが、ピアノへの関わりが多いものとしては、独奏会や、2021年のピアノ購入クラファンのライブがある。それらを経て、2024年1月と7月には全編ピアノのみの独奏会があって、この2024年9月のツインピアノの会に至る。Twin Piano Project 米川英之×高橋亜土 @ GIRLTALK 水戸ガールトーク 20240921前半米川さん「ツインピアノということで」「ギター持ってきてもいない」亜土さんを紹介して「強力な助っ人、高橋亜土!」「僕のは弾き語りのピアノ」亜土さん「(Twin Piano Project)すごいラインナップ」「ここのマスターが考えた(企画)」「いろいろ言いたいことはあるんですが」米川さん「なにしろ、やりましょう」こんな感じのトークからのドキドキの1曲め「永遠がはじまる」オリジナルはもちろん、独奏会でのピアノでの弾き語りも何度もきいているこの曲に、亜土さんのピアノがいい感じに加わって、それが思った通りに、あるいは思った以上だったりする瞬間が幾度もあり、きいた米川さんの表情にそれが表れるのが印象的だった。お二人で合わせるときに、いい感じに目が合って、ちょっとニコッとするところもあり、息を合わせて曲が終わり、そこでほおっと息をつく感じの客席の私たち。1曲めが終わって「全集中力を使い切った」「ビギナーズラック?」などと言いあうお二人。ちょっとほぐれた感じになり、あとの曲目への期待が高まる。「End of the World」力強い感じのアウトロで終わるのははじめてきいたような?と思っていたら、「最後のところは全く思いつきで弾いた」と米川さんがお話しされていた。会場では昼の部として別のライブがあったので、米川さんと亜土さんのライブのリハの時間は短かったとのこと。「月灯り」終わって「楽しいっすね」と亜土さん。「力を入れ過ぎないように弾いている」のように亜土さんがお話ししていて、米川さんの方向と揃わないようにあえてちょっと距離をもって演奏している、のようなお話と受け取り、たいへん興味深かった。「亜土さんにピアノ弾き語りの音源がほしいと言われて、独奏会であちこちでやっているけれど残っていないので、こないだの独奏会を録音して」「僕に合わせてくれている」「名もなき日々」亜「僕にとって新曲」米「転調した後、音の数が減って、あと指5本ぐらいほしいんだけど、それ全部弾いてくれた」亜土さんの「上から言うみたいにきこえるかもしれないけど、(米川さんのピアノ)思ったより全然弾けるのね」には大きな拍手が起きていた。「君はもう泣かない」間奏での盛り上がり、感動的なまでのアウトロの音の多彩さにうっとり。「Desert of Love」米「インスト曲はたいへん」「いつもはギターで楽しく弾いている」オリジナルはエレキギターで弾かれているこの曲「アコギで弾いている音源きいたりした」と亜土さん。いつも米川さんがギターで弾く感じを、亜土さんがピアノで弾く。ピアノ2台でのインストゥルメンタルナンバーは同じ曲なのに全く違う新鮮な響きでとても素敵だった。1部最後は「Maverick」オリジナルは力強いロックナンバーだが、ピアノで弾かれて、なまめかしささえ感じられるこの不思議。7月のお二人でのDUOではアコギとピアノで演奏されたこの曲に、私は「えらく色っぽいマーベリック」という感想を書いたことを思い出した。後半1曲め「Get Over it」米川さんが美しいアドリブをワンフレーズ弾いてから本来のイントロがスタートした。終わって、亜「これも僕(にとって)新曲」米「やっぱり(2人だと)ゴージャスになりますね」亜「これ、あやたか、じゃなくて、いろどり(注:米川さんの2021年発売のアルバム『彩-Irodori-』)に入っている」米「あやたか、って何だっけ?!お茶?」「Hot Summer Evening」こちらもインスト曲。私たちが「須藤さんが弾いているパート」として認識しているベースの部分を米川さんがずーっと弾いていて、通常米川さんがギターで弾くメロディを中心に亜土さんがピアノで展開していくのがとても素敵だった。「天使の町」バンド編成のときにフルートで演奏されるパートは、ホーンセクションがいないときはキーボードの方が出しているのだが、亜土さんが弾いてくださったピアノがとてもいい感じだった。「ふだん、向かい合って演奏することはない」「目が合って恥ずかしい」と言っていて、たしかにバンドでもDUOでも、正面で向き合ってということはないのだなあと思った。「Only for you, Only for me」米「追いかけコーラス、歌いたい人はぜひ」「あ、でも『適正な音量』でお願いします」と言われ、もちろんこの歌を知らない人はいない客席であるから、みんなで小さめの声で追いかけコーラスのパートを歌った。終わって「適正な音量で、ありがとうございました」と米川さん。適正な音量、はアコだからこそ必要な心がけであるな、と思った。「Starting Over」米「ゴージャスになりますね」亜「今日のテイクが一番いいのでは」「次回もしやるんだったら全く違うラインナップだといいかも」という言葉から、一発勝負のセッションだからこそ起こりうることの力、今日いまこの場で起きていることの素晴らしさをより感じられた。亜土さんに「このイントロ、よねち、上手になったよね」と言われて始まった「Private Lips」オリジナルだとエレキギターで弾かれるところを亜土さんがピアノで弾いてくださったのがとても良かった。ガールトーク公式アカウントより、最後の部分の動画→ https://fb.watch/uXy3P86eRE/アンコールの「Everlasting」の演奏後、「譜面が半音低かった」が、亜土さんがそれに即座に合わせて弾いたという話をされていた。そしてアンコールラスト、「『Getting Better』を用意してきたのですが、ピアノ弾きながらは難しくて」「今日は立ちボーカルで」と米川さん。亜土さんは「隣で弾きたいな」と言って米川さんの弾いていたヤマハのピアノへ移動。米川さんがピアノの横に立ち、マイクを手にもって歌うという、それはそれで、いや、もうそれ、大歓迎ですから!な素敵な場面であった。ガールトークさんの公式アカウントより→https://x.com/mito_girl_talk/status/1837657239911649645セットリスト 全曲、米川英之作曲【第1部】1 永遠がはじまる2 End of the World3 月灯り4 名もなき日々5 君はもう泣かない6 Desert of Love7 Maverick【第2部】8 Get Over it9 Hot Summer Evening10天使の町11 Only for you, Only for me12 Starting Over13 Private Lips【アンコール】14 Everlasting15 Getting Better彩ーirodori- [ 米川英之 ]
2024年09月21日

【その1】Twin Piano Project 米川英之×高橋亜土 @ 水戸GIRLTALK ガールトーク20240921ただいま配信中ツイキャスプレミアチケット販売サイトより↓☆9/21 幻の水戸ライブ プレミアアーカイブ配信ガールトークプロデュース Twin Piano Project 米川英之(Pf@YAMAHA・Vo)高橋亜土(Pf@Bechstein)当日のセットリストより7曲+αをチョイスして約40分の録画配信ベヒシュタインとヤマハ、二台のグランドピアノ+ボーカルというレアなライブをお楽しみくださいチケット購入から14日間ごらんになれますhttps://twitcasting.tv/c:azchi/shopcart/337376///////////(ツイキャスプレミアチケット販売サイトより↓)当日のセットリストより7曲+αをチョイスしての約40分の録画配信ベヒシュタインとヤマハ、二台のグランドピアノ+ボーカルというレアなライブをお楽しみください2024年9月29日(日) 16:00 240921 Mito Girl Talk Twin Piano Project視聴期限: 2024年10月6日(日) 23:59 までhttps://twitcasting.tv/c:azchi/shopcart/335106///////////この3日間のためにもう一台グランドピアノを入れると聞いて、これはなかなかない機会なのでは、と思い、いてもたってもいられなくなり、ライブ予約のメールをした私。水戸GIRLTALKにある茶色いベヒシュタインのピアノは、2021年に「35人のミュージシャンが集結!54歳のピアノにさよならします!」というタイトルで行われたピアノ買い替えプロジェクトで、クラウドファンディングによって購入されたピアノ。そのプロジェクトのときの米川さんによるリターンライブの様子はこちら→「米川英之 Girl Talk Special Live 20211113 」http://plaza.rakuten.co.jp/monchan/diary/202111130000/?scid=we_blg_tw01ピアニスト・キーボーディストの石黒彰さんが「何度か弾いたけど、あのベヒシュタインはピカイチ。持って帰りたい」と評されていた、良い音のピアノだ。ガールトークさんは2階にあるお店なので、クラウドファンディングにより新しいベヒシュタインのピアノを入れた時に、ピアノを重機で吊り上げて入れた動画を見て「こうやって入れるのか!」と驚いていたのだが、https://youtu.be/g51zl6Cjheo?si=8Eut-PFSHz4gApvEhttps://fb.watch/uTmgnr5PZF/?mibextid=rS40aB7S9Ucbxw6v このようにしてもう一台、ヤマハのグランドピアノが搬入され、Twin Piano Projectの3日間、計6回のライブが行われた。全6回の内容https://x.com/mito_girl_talk/status/1830942922914824415https://x.com/mito_girl_talk/status/1831561922707370234?t=BnjmTQmTup7RHYYL9lnLtg&s=19そこはピアノの神様に祝福された空間だった。音に心動いて涙滲む瞬間が幾度も。ライブの初めに、米川さんが「僕のピアノは弾き語りのピアノだから」とおっしゃっていたとおり、全編、米川さんのピアノでの歌の弾き語りの曲を、米川英之さんが高橋亜土さんとともに、向かい合わせの2台のグランドピアノで演奏するライブだった。1人じゃないから、2人だから、上に行ったり下に行ったり広がっていったり閉じていったりまとまったり 自由になったり同じ楽器なのに同じ楽器だからその瞬間ごとの役割のちがいをより感じられ、ピアノの可能性、できることのバリエーションの多様さをより感じた。ツインピアノでの演奏が生んだ相乗効果とさらなる化学反応が起きているのをバチバチ感じた。向かい合わせのピアノで目を合わせて合図し合う演者の表情にもそれが現れ出ていた。セットリスト【第1部】1 永遠がはじまる2 End of the World3 月灯り4 名もなき日々5 君はもう泣かない6 Desert of Love7 Maverick【第2部】8 Get Over it9 Hot Summer Evening10天使の町11 Only for you, Only for me12 Starting Over13 Private Lips【アンコール】14 Everlasting15 Getting Better
2024年09月21日

【注意!】セットリストを含め、曲目、ライブでの内容にも触れています。2024年6月にDVD発売が予定されているとのことですので、ネタバレを希望しない方は読むことをお控えください。(その2はこちら)ここでホーンセクション再びin17 ALRIGHT!!!!18 Sweet Rain19 Shadow of Your Smile須藤さんベースソロ20 La Siesta21 Our Song「ALRIGHT!!!!」「Sweet Rain」で腕上げっぱなし、からの、私の大好きな「Shadow of Your Smile」のAORに酔う。そこから須藤さんのベースソロ!須藤さんがステージ前方に出てきて、あおることあおること。客席も大盛り上がりで応えるよ。「La Siesta」での「でーらいどりーみん」のコールアンドレスポンスは声出しで存分に。前回、収録の入った2019年のバースデーライブは観客の声がいい感じで入っているが、2020年以降しばらくは声出し自体しないようになっていて、ようやくここ1年ぐらいでコロナ以前の雰囲気に戻ってきた感じで、今回2024年は、コロナ前と同じように応えることができた実感があった。そして本編ラストは、もう、ほんとに、この場で、みんなでききたかった「Our Song」。米川さんの生き方そのものを思わせる歌詞。みんなで手をふり、右、左、と揺れるペンライト。その景色は本当に素敵だった。この時点で壮絶な曲数の本編が終わり。アンコールで白シャツにお着替えして登場の米さま。「もうアンコールだから、アルコール飲んじゃうもんね」的なことを言いながら。メンバー呼び込み。須藤さん、岡本さん、森藤さん、そしてハッピーバースデータイムで、火のついたろうそくが6本のった大きな四角いケーキを、東條さんと松木さんがもってきた。ケーキが大きいので、ろうそくはいっぺんでは消えず、吹き消すのがたいへんそうな米川さん。そして花束をもってBLUFFのメンバーの富永Tommy弘明さんが花束をもって登場し、お客さんをあおって、みんなで「おめでとーーー!!!」と言った。22 Vintage23 Dear My Blue「Vintage」は大好きな曲。この曲は「赤」のイメージじゃないかな、と思って、ペンラを赤にしてふってみた。青のペンラがゆれる「Dear My Blue」大サビを客席に「歌って」とあずけての大合唱。熱い。青の温度は高いのだ。ダブルアンコール24 奇跡タオルとペンラが入り乱れてもうたいへん笑、な大盛り上がりだった。米川さんのソロデビューアルバム「Sweet Voyage」の1曲目のこの曲は、ずっと米川さんライブの定番。今日もここでこの曲をきけて本当に良かった。最後にステージ側から記念撮影。米川さんだけ、ステージ前方中央に座り、他のメンバーの方々はステージから降りて客席と同じ地平から。祝福の笑顔でいっぱいのBLAZEの記念写真はとても素晴らしかった。ライブのタイトルは「Blue Birthday」。徹底して「青」。米川さんは青。決して変わらない、ぶれない、イメージを保ち続ける、という強靭な意志。この曲は「赤」で、とペンライトの色を指定された「Re:Birth」が唯一のこのライブでの「赤」を意識する場面であったわけだが、リリース時のジャケ写のイメージや曲想もそうなのだけど、タイトルの「「Re:Birth」」が再生、転生、生まれ変わることの意味であるから、これが干支がひとめぐりして赤子に還る「還暦」の赤と重なる。ライブのちょうど真ん中で演奏された意味を深く考えてしまった。セットリスト1アニメのようなA.B.C2 Born in the 60’s3 BLUE GUITAR4 CALLIN’5 Missing Blue6 End of The World7 夜明け前8 Dolphin Ocean Swim9 Private Lips10 Circle Game11 212112 Sailing On13 Re:Birth14 MOON SPIRAL15 Voyager16 Barracuda17 ALRIGHT!!!!18 Sweet Rain19 Shadow of Your Smile(須藤さんベースソロ)20 La Siesta21 Our Songアンコールメンバー呼び込み→ハピバコーナー22 Vintage23 Dear My Blueダブルアンコール24 奇跡須藤満さんのブログ米川英之 40th Anniversary & Birthday 「BLUE BIRTHDAY」@新宿BLAZE 20240303#Togetter @togetter_jpより森藤晶司さんのツイート
2024年03月03日

【注意!】セットリストを含め、曲目、ライブでの内容にも触れています。2024年6月にDVD発売が予定されているとのことですので、ネタバレを希望しない方は読むことをお控えください。(その1はこちら)ここからしばらく4人での演奏10 Circle Game11 212112 Sailing On「Circle Game」いつもはタオルをめっちゃ振って応援する「タオル曲」なのだが、今回はペンラを持っているのでペンラ回し過ぎな感じになっていた。キーボードソロからのドラムソロがとてもとてもカッコよかった。「2121」このタイトルは「twenty one twenty one」と読み、西暦2121年という意味で使っている。この曲の入っているアルバム「彩-Irodori-」が2021年発売だったので、その100年後、という歌詞の内容である。「Sailing On」にはこんな歌詞がある「刹那を抱いて 愛も輪廻(めぐ)るだろう 人生(たび)の涯(は)てまで 寄り添いあって」涙ぐんで、この2曲が続けて演奏された意味をじっと考えた。誰にでもいつかは来る、生命の果て、有限の未来を感じさせる曲。鎮魂歌でもあると感じた。この記念すべきライブにおいて、米川さんご自身は「40周年」というワードは幾度となく使われたが、ついに最後まで年齢について、あるいは還暦という言葉に言及されなかった。齢の話はしなくとも、音楽で語るのが米川流。「次の曲は、ペンライトの色を指定します」「曲名は言いませんが、1曲目は『赤』、2曲目は『黄』にしてください」スイッチを何度か押して色を切り替える方法を、須藤さんといっしょにステージ上から指南され、アワアワしながらペンラの色を切り替える練習をする客席(笑)そして演奏されたのは以下の2曲。曲が始まると「おおーーーっ!」と納得のどよめきで、もう、盛り上がること盛り上がること。13 Re:Birth14 MOON SPIRAL「Re:Birth」赤い背景のジャケ写と、情熱的な曲想が確かに「赤」!月の黄色で「MOON SPIRAL」!15 Voyager16 Barracuda「僕の曲でいちばんプログレ寄りの曲」と言ってはじめた「Voyager」。昨年、米川さん主催のセッションライブ「HYbrid」にはじめて厚見玲衣さんをお呼びしたときに、厚見さんが「この曲はプログレだね!」とおっしゃっていた。シティポップを感じる「Dolphin Ocean Swim」とは対照的な海の生きもの曲「Barracuda」は、その速さとリズム感についていくのがたいへんな曲で、米川ワールドのハードな感じがたまらない。(その3につづく)
2024年03月03日

2024/3/3(日)米川英之 40th Anniversary & Birthday 「BLUE BIRTHDAY」@新宿BLAZE米川英之 岡本郭男 須藤満 森藤晶司 【B-sty Horns】松木隆裕 入山和代 宮崎隆睦 東條あづさ【注意!】セットリストを含め、曲目、ライブでの内容にも触れています。2024年6月にDVD発売が予定されているとのことですので、ネタバレを希望しない方は読むことをお控えください。今回のセットリストの答え合わせには、友人たちの多大なご協力をいただきました。本当にありがとうございました。不正確なところや私の主観でみたところなども多いと思いますがご容赦ください。6月発売予定のDVDで確認するのが楽しみです。/////////////////とにかくすさまじいライブであった。 米川英之さんの音楽活動40周年と60歳のお誕生日の記念のライブは、新宿BLAZEにて行われた。今年7月にて閉館が決まっているBLAZE。米川さんにとってもここ10年ぐらいの活動の中の思い出深い会場なのではないだろうか。観客の私たちは、ここで行われたさまざまなライブを思い出し、また、もう次にくることはないだろうという感傷的な気分にもなる。しかし、そんな観客側の感傷など入りこむ余地のない完成度で、ここでの思い出を最大に楽しいものとして上書きした、そんなライブであったということは、最初にどうしても言っておきたい。さて今回、前方の特別な指定席の記念品の中に含まれていたペンライトは、もちろんそれ以外の席の人も購入可能でほとんどの人が買っていた。以前30周年のときに発売されたペンライトがあったときいてはいたが、ここ近年の米川さんのソロライブではタオルふることはあってもヒカリモノは使っていなかった。今日はBLUE BIRTHDAYですもの、基本「青」でみんなふっていたが、七色に切り替えられるペンライトは大活躍だった。定時の17時開演。今日は配信はないが、映像収録のカメラがあちこちに入っている。主役の米川さんは、長めの丈のサックスブルーのジャケット、黒地に白模様のシャツ、きれいめの革パンツ、動くとチラッと赤い靴底が見えるヒールありのブーツで、青のオーラをまとうギター王子のいでたちで登場。1曲目のイントロに「うわーーキターーー!」と、最初の一音を聞いただけでワッと沸く客席。だが、その1曲目「アニメのようなA.B.C」のイントロは、歌に入る前にそのまま2曲目のイントロにつながる。もちろんこの曲も、この客席に知らない人はいないから、テンションは爆上がり、爆盛り上がり、ペンラも要所でバッチリ上がる。「Born in the 60's」が英樹さんのパートも米川さんが歌う形で演奏されたのは、2016年のよねまりゅのライブ以来であろうか。そして、これもまた、いままで何百回きいたかわからない「BLUE GUITAR」のイントロ。コーラスはストさんとB-sty Hornsのみなさん。米川さんと仲間のミュージシャンの方による渾身の演奏によるC-C-B曲。「Born in the 60's」には渡辺英樹さんとの、「BLUE GUITAR」には笠さんとのライブでの演奏を思い出さずにはいられなかった。この場にいる誰もが知りつくしているこの3曲を、そのイメージを保ったまま、さらにカッコよく、誰もが納得する形できかせてくださった。1アニメのようなA.B.C2 Born in the 60's3 BLUE GUITAR「アニメのようなA.B.Cは、昔のバンドで、最初につくった曲」「でも歌っていないから、今日はイントロだけ」「最初は曲作ったり」「歌ってみない?と言われて」「でもこんなに歌うことになるとは思ってもみなかった」「ギターを弾きながら歌うのも、サイドギターで歌う分にはいいんだけど、本気のギターだとたいへん」「ギターの音量も下げたくない」といった「本気の」ギターボーカルだからこそのご苦労をお話しされていた。4 CALLIN’5 Missing Blue6 End of the Worldホーンセクションの音も華やかに「CALLIN’」からはじまったこのブロックは「アルバムの1曲目やタイトル曲」とお話しされていて、いずれもスケールの大きな曲。岡本さんのドラムがその広大な世界観を力強くしっかり支えていることを感じた。7夜明け前8 Dolphin Ocean Swim9 Private Lips「夜明け前」アルバム「The Radical Sprit」収録のこの曲の「ピコピコしている感じ」と「速さ」について、2019年のバースデーの記念ライブにいてお話ししていたことを思い出す。CDではこの曲は打ちこみ、とのことだが、もちろんこの日はバンドで演奏された。「Dolphin Ocean Swim」ホーン入って豪華。イルカの跳ねるような感じに生き生きとした生命力を思う。「Private Lips」詞先で松本隆さんに書いてもらった大人の雰囲気の歌詞。B-sty Hornsのみなさんコーラス。「ソロ活動を始めて、だんだんいっしょにやってくれる人が増えていって」「こちら(須藤さんを紹介しながら)元T-SQUAREの方々や、VOW WOW、SPECTRUM…」「ロックの神様、とも」(その2につづく)
2024年03月03日

よねまる「Tribute to Kohji Ryu」汐留BLUE MOOD 20231214 17:30/18:30米川英之(Vo,G) 丸山正剛(G)森藤晶司(kb)仮谷克之(B)木村健治(Ds)当日のお写真など →笠浩二さん公式ページ 活動報告現地でみてレポートを書いた後、配信で確認して補完したところもあります。演奏者入りセットリスト。その曲のボーカルでない方がコーラスしてくださっている曲についてはコーラスのところにお名前を入れた。笠浩二さんのボーカル音源と映像は、以下のライブでの記録が使われた。2015年2月1日 「ゴーゴーヒデキ」2017年11月8日 「笠浩二Live Tour 2017 feat. 米川英之 Tour Final Birthday Special」2020年7月13日 「ヒデキカンレキ!祭」C-C-B曲にて、渡辺英樹さんのボーカル音源、あるいは音源と映像を使ったところはいずれも2015年「ゴーゴーヒデキ」からのものだった。「ゴーゴーヒデキ」「笠浩二Live Tour 2017 feat. 米川英之」は映像収録され、DVDとして公式サイトで定価で販売中。「ヒデキカンレキ!祭」は、Streaming+で配信されたのでその映像と思われる。→公式チャンネルのダイジェスト映像いつもは配信画像を映しているBLUE MOODの両サイドのスクリーンに笠さんの映像を出しているので、演者の皆さまが笠さんをみているのがよくみえた。実際には音で合わせているだろうから、みて合わせるのではないのかもしれないけど、BLAZEだとスクリーンがステージ後方なのでちょっと振り返ってみる感じなので、今回は自然にその映像に目が行く様子がよくわかった。1 Lucky Chanceをもう一度2 Romanticが止まらない最初にラキチャンとロマをもってきたのは会場をあっためるためだったと思っている。良くも悪くも、笠さんのライブの客席は比較的ライトだから、最初に間違いなくみんなが熱くなれる曲。終わって「いきなりこの2曲をやってしまいまして」「あとどうするんだ」と言う米川さんの正直さには笑った。3 No Permission丸さんボーカルから始まり、サビは米川さんが歌う。ちょっと複雑なリズム入るところがカッコイイ曲。4 風車の下で米川さんギター後ろにまわして立ちボーカル。丸山さんギターが支える。C-C-Bのメンバー全員と一緒に活動している丸山さん。VoThM、Sijimi、WY、GATES …「りゅうくんとは、佐賀のバルーンフェスタがさいしょだったのかな」今回のライブで何曲か、あまりなじみのない笠さんのソロ曲を歌うことになった米川さん「カラオケみたい」「それも知らない曲の」って、正直すぎるでしょ笑。5 いつでもアバンチュールボーカルは丸山さんの歌いだしで、サビから米川さん。歌い出しはけっこう低音で、実は私、笠さんの低い声の部分の艶みたいなのが好きというのを思い出した。「でもそんなキミがいい そのままのキミがいい」という歌詞を歌う米川さんには激萌えしたな。6 幾億の恋2017年笠さん映像とボーカルにみんなでコーラス。この曲は、よねまりゅや笠さんのソロライブでもけっこう演奏されていた。アルバムでギター弾いているのは丸山さんなので、今回はオリジナルに近いバージョン。個人的に、この曲と「唯心」はとても好き。米「ぼく歌で、丸ちゃんがギター」「安全、安心」丸「この度、瑞鷹酒造さんが『菜々』を送ってくれた。今日のアーティストカクテルにも入っています」かつて、お米をつくるところから日本酒造りをする、という熊本のテレビ局の企画があって、1年かけて種からお米を育てて仕込みを行い、出来上がったお酒を東京も含めた各地に売りに行く、ということになっていた。2016年3月に、完成したお酒のお披露目のイベントを行なった後、2016年4月14日に発生した熊本地震により、南阿蘇在住の笠さんは被災者となり、瑞鷹酒造さんは深刻な被害を受け、以降のイベントはすべて中止となった。地震からの復興の思いをこめて、笠さんの作曲による「菜々」がつくられ、いっしょにお酒造りをした上田アニさん(くりぃむしちゅー上田さんのお兄さんである上田啓介さんの芸名)といっしょに歌った。この曲には、仮谷克之さん、丸山正剛さん、松木隆裕さん、岩瀬聡志さんが参加している。笠さんのバースデーライブのリハーサル日として予定されていた日に、笠さんの体調が悪く、急遽「菜々」の楽器パートのレコーディングとなり、八王子のファンキースタジオにてレコーディングが行われた。この話は、この日も仮谷さんの話の中に出てきた。2023年12月3日に丸山さんと木村さんが熊本に行って開催されたライブ「笠浩二トリビュート 「2人VoThM with Mr/K」」では笠さんボーカルの音源と上田アニさんとで「菜々」が演奏された。7 Velvet Touch8 スワンの城9 プリマドンナC-C-B曲を3曲続けて。2015ゴーゴーヒデキのときの笠さんの映像とボーカル。このときの音声データでの英樹さんのコーラスが入っていた。Velvet Touchは2017のDVDに入っている笠さんと仮谷さんとのリズムバトルからのあのイントロという超絶カッコイイバージョンも大好きなのでまだみていない人にはぜひ見てほしい。本日の演者の皆さまひとりひとりに笠さんとの思い出をきくコーナー、を経て、10 30センチでつかまえて11 Virginity12 純情夜笠さんは2017年笠米ツアーの映像とボーカルで。「30センチでつかまえて」と「Virginity」はホーンパート入り。2017年のデータとの同期かな、と思ったが、配信でみたところ森藤さんがその場で弾いているようだった。2017年の映像、音声を使っていても、「幾億の恋」と「純情夜」はホーンパートなし。ヴァージニティ、純情夜のサックス入るところは、丸山さん米川さんのツインギターで演奏された。アンコールで演者の皆さまTシャツにお着替え。このTシャツは笠さんの描いた紫の花の絵のプリントされた今回のグッズで、3色あった。それぞれ着ていらした色と、ステージ上で自己申告していたサイズは以下のとおり。米 白 M丸 白 L森 ピンク XL 仮 ピンク 木 ベージュ米「XLなんてあるの?!」森「松木Pに頼みこんで」当日はMとLが売られ、白は売り切れたようだ。事前の受注販売では他のサイズもあった。13 2 Much, I Love Uアンコールは、2015年「ゴーゴーヒデキ」の時の映像とボーカルで、英樹さん映像・ボーカルと並んで2画面でC-C-B曲を2曲。「2 Much, I Love U」では、米川さんがあおる感じで「だから みんなで 生きよう」と、力強く歌い、客席もそれに応えた。14 信じていれば5Cではじまり4Cで終わる、のは私にとってはとても自然で良かったし、そこには毅然とした意図的なものを感じた配信だとどの音もフラットに入ってくるので笠さんの声がすごく近く感じた。配信でみるドラムの木村健治さんの手元はまさに完コピで、そのシンクロぶりがよくわかってすごかった。観客側の感傷とステージ上の演者のパフォーマンスはきっぱり切り離して考えるべきだと私は思っているので、そういう意味で信頼のおけるこの皆さまによって行われたトリビュートはとてもカッコよくとても愛にあふれていたと感じた。「Lucky Chanceをもう一度」の笠浩二さんボーカルは、2020年「ヒデキカンレキ!祭」のものだったが、この2020年のライブの際には渡辺英樹さんのボーカルパートは2011年のライブ「冒険のスズメ」で英樹さんが歌ったものが使われていた。そして、この2020年の「Lucky Chanceをもう一度」演奏映像は、2020年放送の筒美京平さん追悼のNHKスペシャル「筒美京平からの贈り物」にてもその一部が放映された。それは、映像でみてもらえる現在がある、ということの価値を痛切に感じた画面であった。だから、誰かが歌っていく、ということはとても大切なことなんだ。誰かが歌ってくれるから、曲って残っていくんだな、って、今回改めてまた思った。歌われることが大事なんだな、と。本当は「還暦のお祝いしたかったなあ」ということを、私は今でも思っている。せめてオンラインでささやかに、は、今となっては、そのときできてよかったと思っているが。おそらく、いろいろ考えて計画されていたことはあったと思う。でも、その機会が過ぎてしまったらできないのだなあ。ほんとうにステージというのは一期一会。でもその話したら湿っぽくなってしまうし、その「一期一会」の意味を誰よりも知っている皆さまだからこそ、口にしないのだろうと思っている。悲しみも痛みもひととおり経験してきた大人として私たちはこの場に臨んだ。私たちはみんなで、実現しなかった未来を過去にして、前を向いて生きていく。
2023年12月14日

よねまる「Tribute to Kohji Ryu」 笠浩二トリビュートライブ 汐留BLUE MOOD 20231214 17:30/18:30米川英之(Vo,G) 丸山正剛(G)森藤晶司(kb)仮谷克之(B)木村健治(Ds) Streaming+による配信 アーカイブあり販売期間 ~12/20 21:00視聴可能期間 ~12/20 23:59https://eplus.jp/sf/detail/3985250001-P0030001セットリストや演奏曲についての記述は配信期間が終わってから出します お別れ会のときはライブだ、と感じていた。笠浩二さんがそこにいる感があった。でも今日は、笠さんはいたけどいなかった。いないと感じてしまった。笠さんがいないことを強く感じた。 ふり返ってみる。私は何を期待してその場に行ったのか。笠さんに会いに行ったと思っていた。しかし、もともと雲の上の方なのだ。近年、ライブの場にて近くでみられる機会があったというだけで、雲の上の方であることには変わりない。そもそもスクリーンやDVDやテレビの向こうにいる方なのだから「会う」というのもおこがましい。 愛にあふれたいいライブだったことは間違いない。大好きなギタリストが2人がかりで最高に良い音出して、笠さんのソロ曲を、C-C-B曲を演奏してくださっている、そこから一瞬たりとも目が離せなかった。そしてきっちりツボをおさえた木村さんのドラムと、仮谷さんのベースがすべてを支え、森藤さんが華やかな鍵盤プレイをのびのびと展開する。もう、言うことない。これ以上何を望むというのか。まさにライブだ。大好物だ。大好きだ。 今日は、笠さんはボーカルトラックの音源と映像で歌でセッションに参加する形だった。木村健治さんのドラムがいい仕事をきっちりしていて、笠さんが安心してボーカルに専念できているように感じた。笠さんがいらっしゃる時にこの形を実現できていたら、それも面白かったのではと思った。アコースティックでは笠さんがボーカルのみの会があったが、ドラムをほかの方に任せてというのは、私のみた近年のライブではなかった。そう考えると、あのドラムを叩きながらフルコーラス歌うの凄すぎるんだけど、と笠さんのドラムを叩きながらの映像をみていた。 今日の5人の演者は素晴らしい「ライブ」をみせた。私は今日の会で米川さんを応援している時間がいちばん多かったと自覚している。米川さんのライブのときと同じように米川さんの歌にギターに応え手をふっていた。それはとても楽しかった。そんな楽しいライブなのに、笠さんだけがステージ上にいないということに気づいてしまった。向き合うことを無意識に避けて通ってきたことが明らかになって、混乱をきたしているのが今の私だ。 ライブの楽しさは何が起こるかわからないところにある。きちんと完全な形にレコーディングされたものではないものを求めて、私たちはライブに行く。新たなアレンジだったり、意外な演者だったり、今を知ることのできるMCだったり、それは不確定な要素があるからこその、その場にいることの価値なのだ。 私の中ではちょうど1週間前の米川英之さんのソロライブとこの会が同じ地平にあった。7日の米川さんのライブはファン投票によるリクエストライブで投票結果をふまえて米川さんが作成したセトリで、ライブが始まる前から参加している感すごかった。そして、いつも以上にパワフルで熱量の高いライブは、前回までのサイコーのセトリをあっさり更新していく。こんなにきかせちゃっていいの?!という領域まで惜しげもなくサイコーを見せていくその姿勢は、いつもいきいきとしていて、私たちは生の充実をそこにみる。米川さんのライブはいつだってそういう場だ。 もうひとつ考えていたことは、トリビュートの意味。あのメンバーなら仲間としてのエピソードをそれぞれたくさんお持ちだと思う。僕の話はたいしたことないですけど、のように前置きしながらお話しされるどのお話しも、私たちにとっては貴重できけて嬉しいものばかりなのに、メンバーみなさんそう言って、なんて優しい、正直な、いい人ばかりなんだ。その姿をみると、関係の深い人ほど故人の思い出を軽々しくは話せないのだろうと感じる。一般的に関わりが浅い人のほうが浅いコメントをすぐに出せてむしろそちらの方が目立つというのはSNSでみている通りだ。だからメンバーの皆さまのその姿勢はむしろ当然だろうし、だからこそ、このメンバーの皆さまのことが大好きだ。 笠さんが(ほんとうには)いない、のに会えるうれしさと(ほんとうには)いない、から会えないかなしさ どちらも自分の中で起こっていた感情だ。しかしそれは同質のものとして比べられる同じ1ではない。そして今日の私の中では、後者が心を占める割合が大きかったということなのだろう。 ライブは演者と客席とでつくる、生きている喜びの表出の場。演者の皆さまと私たちもいっしょに生きていると感じていたし感じたかった。演者の皆さまに応えて盛り上げたかった。今回は整理番号順入場の自由席だった。だからこの席を選んだ。一週間前の12/7と同じ席からみたいと願い、実際そこからみた景色。ライブとしてほんとうにすばらしいライブだった。だからこそ、私には笠さんだけがいないさびしさとかなしみが際立って感じられた。
2023年12月14日
「私は〇〇〇〇です」昔の私の志向をご存じの方ならこの記憶を共有できるかもしれない。ひところ私が足繁く通っていた劇団の主宰者が、その劇団の節目のタイミングで、その劇団の主要メンバーと思しき人物たちに「あなたは〇〇〇〇(劇団名)ですか?」ときいていた。劇団というのは、世間の人がどう思っているかはよくわからないが、「所属」というよりは、集団としての表現活動の拠点であり、実際その劇団の主要メンバーで「私は○○○○です」と言った人はそう多くなく、かつ意外な人物だった記憶。さて、「□□□です」と、そのよりどころを名乗ることについて考えてみる。1.自分で名乗る2.他の人からそう呼ばれる自称、の反対語はなさそうなので、ここでは1または2の言葉で表現できるケースをそれぞれ考えたい。1. 自分で名乗る場合「私は□□□です」と自分で名乗るのは自由だ。報道などで時々「自称ホニャララ」と呼ばれているのをみていたたまれない気持ちになるのは、自分だけがそう思って名乗っている様子だと報告されている、あるいは、名乗ってはいても、実質はそれにふさわしい活動実積がないことを伝えているからだろう。2.他の人からそう呼ばれる場合他の人から「あなたは□□□ですよね」と言われて嬉しい場面や、名誉だと感じることも場合によってはあるだろう。しかし、自分が望んでいない場合にそう呼ばれるのは、本人にとっては大変困ることだと思う。嫌だと思っていてもそう呼ばれ続ける、というのは、健全とは言えないし、そう長く続けられるものではない。つまり、「自分で名乗る」「他の人からそう呼ばれる」の両方について、双方の了解と合意があってこそ「私は□□□です」は成り立ち、認められると言える。ここからは、あるバンドについて、あくまで個人ブログの書き手として、私の考えを述べる。そもそも、あのバンドは1989年に解散してから、その実体はないのだ。まずそれを前提にしたいと思う。そのうえで、解散時の4人のメンバーは、最後にそのバンドのメンバーだった方々として、敬意を向けるに値すると私は考える。最後まで、そのバンドであり続けてくれたことには感謝しかない。解散後、メンバーの皆さまは、それぞれの音楽を追究する活動を続けてこられた。大人になった私たちが、改めてその良さにしびれるほどのカッコよさをもって、そのバンドの曲を演奏する活動をしてくれたというその功績だけでも、解散時の4人のメンバーが、そのバンドのメンバーだ、ということに私は何の不満もなく、当然だと考える。亡くなったメンバーは、その死によってそのバンドを構成するメンバーではなくなるものなのだろうか。近年、この解散時の4人が、あのバンドの曲を、オリジナルへの理解とリスペクトをもって演奏してくださっていた、その姿を見たことがあれば、そのように思うことはないだろう。それらの活動は、CDやDVDの作品として記録され残っていて、今なお正規に流通していてだれでもみることができる。少なくとも2011年以降、はじめは3人で、次は4人で、そして2人で、解散時のメンバーはそれぞれご自分の音楽を続けながら、あのバンドの曲を演奏する活動をしていたことを、ちゃんと見て知ってほしい。そしてDVDにもなって残っている2015年のライブでは、リーダーがステージ上で、大きな声でそのバンドの名を名乗った。誇らしげに、ちょっと照れながら。そうはっきり名乗ってくださったのを目撃した方々の感激はいかばかりだったか。DVDの本編はもちろん、YouTubeでみられるダイジェスト版でも、その場面をみるたびに胸が熱くなる。その数か月後、お一人はご病気で、お一人はやむを得ない事情で、そのバンドで活動することができなくなった。そこからさらに歳月を経て、あとの2人でそのバンドの名を名乗ることになったのは、そのお2人が望んだというよりは、それらの過程があって、結果として、2人でそうなったのだ。だから、こういう周囲の方々と、このような活動をしてきたのですよ、ということを逐一見ないことには、どうして2人でそう名乗っていたのかは理解できないと思う。論拠を出せ、証明をしろ、と言うこと自体が、このバンドの置かれた状況を理解していないということだ。そんな長い何年もの記録なんか読めないと言うならば、この問題の本質に立ち入ることはできないと思う。こういうプロセスを経てこうなったのが、このバンドの今だと、物語的に説明するしかない。過去はすでに過去のものだ。事実は消えない。しかし、40周年に至るまで、その楽曲が世にずっとあって存在感を持ち続けてきたのは、これらの楽曲を歌い続けてくださってきたことによるものだ。オリジナルへの理解とリスペクトをもって演奏してくださっていたのは誰なのかを、忘れないでいたい。
2023年07月17日

靴を買った話 (お別れの会 その後)笠浩二さんのお別れの会の会場の献花台の周りには、多くの写真や、昔の雑誌の記事やレコード、近年のお衣装などが飾られていた。 その中に、ステージで履いていらした靴があって、参加された方のSNSでのつぶやきからその靴のブランドの名を知ることができた。ほうほう、そのような名のある靴であったか。ファッションには人より疎い私だが、その名を知ったことでその靴が気になるようになり、街を歩いていてもブランドロゴが目に入ってくるようになった。 ある日、たまたま出かけた先の町で、ファッションビルの靴屋さんでそのロゴをみつけ、同じ色の靴がないか、棚に目を走らせた。あ、あれかな、とそれらしいものを見つけて眺めていたところ「お探しのものはありますか」と、お店の方に声をかけられた。 私「この靴は、こちらのブランドの靴ではないかと思いまして」店「おそらくそうですね」 私よりはるかに若いが、おそらくこのお店のベテランと思われる男性の店員さんは、私がスマホで示した写真と、これかなと私がみていた靴を見比べて確認して、お願いしたサイズのものを出してきてくれた。 どうしてこの靴に興味があるのか、というようなことをさりげなくきかれたのは、仕事帰りのわたしの服装からは、選ぶのが想像しにくい靴だったからだろうか。「男性の方なんですけど、応援しているミュージシャンの方が履いているとおっしゃっていて、自分も履けるサイズのものがあれば、と思って」と私が話すと、「あー、僕もそういうのありますよ。推している人が身に着けているものとか、ほしいですよね」と店員さん。 その靴はとても堅牢なつくりで、皮もしっかりしていて、ちょっとやそっとじゃ型崩れすることもなさそうだった。 「たぶん、はじめは、あんまり長い時間履かないほうがいいと思います」「かかと側が合わなくて痛むようだったらかかとの方を、先の方が余るようだったら、先の方を調整するような中敷きなどを入れたりするといいです」とのこと。「えー、そんなに?」と言いつつも、私自身は常に靴に苦労しているので、それぐらいはたやすいことだ。 「このブランドの靴、うちの店の人も、履くのにみんないろいろ試行錯誤して、それでも履きたくて履いてる人ばっかりで」と楽しそうに話す店員さん。「その話きけただけでも、この靴買いに来た甲斐がありました」と笑う私。 履きこなすのがちょっとたいへんだけど、それでも靴好きの方々が履きたくて履いている靴。そんな靴を、あの方はどうやって履いていたのかな、と想像できた、それだけでなんだか嬉しい気持ちだった。 「これ、いつ履いていくんですか?」と、靴の箱の入った包みを渡されながら聞かれた。 そうだよね。推し活の話だったから、現場に履いていくと思うよね。 「うーん、そうね。次は、まだ決まっていないんです」「そうですか。行ける日が楽しみですねえ」「ええ、次が楽しみです」 「次」って、いつだろう。どんな「次」があるのだろう。答えはない。 でも、これを履いて出かける「次の現場」はきっとある、とそれだけは確信している。
2023年06月11日

笠浩二「お別れの会」その後のこと私は開演ギリギリにしか行くことのできない状況で、終演後もすぐに帰らなければならなかったので、終わってまもなく会場を出た。ライブ会場でいつも会う友人たちにもほとんど会えなかったので、私が会場に来られなかったのではと心配して連絡をくれた友もいた。BLAZEの出口への階段を上がろうとしたときに、笠さんの現場でお会いしていたNさんと、ほんとうに久しぶりに会った。「もうね、なんかね」もう、それは、なんとも言葉にならない、でもお互いに同じ気持ちであることだけはわかりあっている、そんな短い会話を交わし「じゃ、またね、またどこかで」と言って別れた。また、の言葉の先は全く考えられないのに、「またね」と言って人は別れるものなのだなあ、とぼんやり考えながら電車の駅を目指し、こんな頭の状態でも人は電車に乗れるものなのだなあと、妙な感心をした。笠さんの公式サイトに載っているお別れの会のお写真の中に、ドラムセットの写真がある。1枚は、2015年のC-C-Bのツアーのために用意され、「ヒデキファイナル」で笠さんがお使いになったドラムヘッドがよくわかる正面からの写真。もう1枚は、セットを上から撮った写真。笠さんのためにセッティングされたセット。スティックや、セットリストのプリントや、ドリンクも置いてある。これは現地の客席でも、配信でも見えないところの写真。心をこめてセッティングしてくださったことが伝わる。写っているのは愛。ああ、やっぱり笠さんはあそこにいらっしゃって、ライブを皆さまといっしょにされたのだなあ、と、この写真をみて実感した。
2023年06月10日
ここを読んでくださっているあなたへ私は、自分の体験したこと、見聞きしたことを残しておきたいという一心で、ここやあちらに自分自身の感想を書いてきました。私自身、2015年に再び興味を持って現場に赴くようになるにあたって、たくさんの方がネットに残してくださっている情報がとても心強く、実際どう行動するかについてとても役に立ちました。ですから、彼らの活動について興味を持って読んでくださる方がいるならぜひ読んでほしいという思いで書いています。昨年の12月に笠浩二さんが亡くなった報道が出た後、新たにアクセスしてきてくださった方がいらっしゃるのを感じています。それこそ、8年前の私と同様、30年以上の時を越えて彼らの音楽に再び出会った、とその心情を吐露されている方をオンラインで数多くお見かけしているので、そういう方もみてくださっていると思います。そんな中、笠さんの報道に触れて、ここではないところで、笠さんのことを、C-C-Bのことを語り始めたあなたは、相当熱心に、私の書いたものを読んでくださっているようですね。さも自分が見てきたかのように、使命感を持って語られているのをお見かけします。メンバーの方の言葉も、ふわっと、ニュアンスだけ、不正確に濁して、そんなこと言っていたみたい、のようにあなたは発信していますね。あなたが、私の書いたものをもとにしたこと、どこでそれがわかるかをここに書きこむほど私は親切ではないのでそれはしません。でも書いた私はもちろん、私の心ある友人の多くは、あなたの語る言葉の中にそれをすでにみつけています。私があなたにお伝えしたいこと・参考にしたところがわからないように、あえて不正確に「~みたい」「~らしい」のように書いているのは、メンバーの方々に対しても失礼です。・あなたが、2023年の現在知ることのできる情報以外のものを、自分が見聞きしたように語ることに違和感を覚えます。・私はあなたの知り合いではありません。同様に参考にされている、他の方の発信物にも敬意をもって接してくださることを望みます。
2023年04月28日

笠浩二 「お別れの会」 20230202 新宿BLAZE その2 (その1はこちら)ここ7年間で何度も来たBLAZE。地下への階段を降りたところに献花台が設置され、私が着いたときには、すでにたくさんの、ピンクの花が供えられていた。「ピンクの花を一輪」が公式からのお願いであり、献花台の上には思い思いのピンクの花が並んでいた。バラ、チューリップ、ラナンキュラス…私はガーベラを手向けた。ピンクでも優しい色が笠さんにふさわしいと感じたのは私だけではなかったように思った。献花台の中央に優しく微笑む写真。台の前の方にはトレードマークのメガネとヘッドセットのマイク。そして、何点かの水彩画。笠さんが2021年の9月のライブで「最近、絵を描いているんですよ」「風景画を描いています」とお話しされて、その後も「今度持ってきます」とおっしゃっていて、インスタグラムにも「こんなふうに絵を描いていますよ」とその様子を上げてくださっていて、いつかみせてくださる日をとても楽しみにしていた、その約束の絵が飾られていた。 本当は1枚ずつゆっくり見たかったが、献花台の前にはとどまることができなかったので、そういう機会が今後あるといいなと願っている。その周りには、笠さんの近年のお衣装のシャツや靴。たくさんの写真。昔の雑誌の記事のお写真もあった。近年のお写真は、ここBLAZEやBLUEMOODでのライブのメンバーと撮ったお写真。この日は、笠さんやC-C-Bに関連する、現在流通しているCDやDVDの販売があった。購入者にはこの日にロビーに展示された写真を終演時にランダムにお渡し、あるいは、後日郵送にて届けます、というお心遣いをいただいた。私は開演ギリギリに現地着だったのだが、本日分はすでに終了したので、後日郵送しますとのことで、その手配をお願いしてきた。仮谷さんが弾いてくださった「Rose&Pain」の間奏のベースソロがとても素敵だった。2018年12月の笠さんのクリスマスライブに米川さんがゲストで来てくださったときに、笠さんに「ウチにはギタリストはいますから」とその日言われてて、米川さんはピアノを弾いた。その時この曲の間奏のベースのところをピアノで弾いてくださって、それがとてもカッコよかったのを思い出した。報道されたこの日の記事の中に、ファンが「笠ちゃん」と呼びかけた、というのがあった。年を重ねても「笠くん」と呼びたい可愛らしさを持ち続けていた方なので、笠さん、とお呼びしなければと思いつつもファンの間でもやっぱり「笠くん」という存在であったと思っている。そして「〜ちゃん」と呼ばれていることは昔も今もほとんどないはずだ。この日のライブのラストナンバー「Romanticが止まらない」の演奏後、米川さんが今日のメンバー紹介をして、「では、最後に、みんなで呼んであげてください。せーの!」で呼んだその名は「笠くん」「笠浩二」が半々ぐらい、だったろうか。そして再度米川さんが、「(声が)小さい小さい、もう声出してオッケーだから、もっと大きな声で、せーの!」と言っての2回目の呼びかけだから、「笠浩二ーーー!」がもっともふさわしく、実際そうだったことが、配信をみても確認できた。
2023年02月04日

今回、公式よりすでにセットリストが公開されていますので、全曲曲名にふれて書いています。ご了承ください。笠浩二 「お別れの会」 20230202 新宿BLAZE 19:00START配信アーカイブ販売中→笠浩二お別れの会 Streaming+配信 2023/2/8(水)20:00まで購入できます 視聴チケット価格:¥2,500 アーカイブ2023/2/8(水)23:59まで 期限までは何度でも見られます笠さんの公式ホームページ http://kohjiryu.info笠浩二 「お別れの会」 20230202 新宿BLAZE 19:00START 出演:米川英之 丸山正剛 仮谷克之 森藤晶司 入山和代 上杉雄一 東條あづさ笠さんのお名前が出演者の欄にないこの日の笠さんのライブは、笠さんのドラムとボーカルを以下のライブの音声と映像でステージに出し、出演のミュージシャンの皆さまとのセッションという形で行われた。2015年2月1日「ゴーゴーヒデキ」2017年11月8日「笠浩二Live Tour 2017 feat. 米川英之 Tour Final Birthday Special」2021年7月13日「ウルトラヒデキセブン」「ゴーゴーヒデキ」「笠浩二Live Tour 2017 feat. 米川英之」は映像収録され、DVDとして公式サイトで定価で販売中。「ウルトラヒデキセブン」は、Streaming+で配信されたその映像と思われる。いずれも、この日のお別れ会にご出演の皆さまが中心にかかわったライブの映像だ。ステージ中央後方のドラムセットにはピンクのメガネとC-C-Bのロゴのドラムヘッド。これは2015年にC-C-Bとして行うはずだったライブツアーのために用意されたもので、ライブツアーが中止となり、渡辺英樹さんのお別れ会のライブのときに笠さんがステージでお使いになった。そしてその後、南阿蘇のご自宅でのお写真に写っていたことをみたように思うので、笠さんがご自宅で保管されていたのだろうか、そのドラムヘッド。当日のお写真→笠さんの公式ページドラムセットの後ろの大きなスクリーンに笠さんの映像が大きく映し出され、米川さんがステージ上でおっしゃっていたように「ここ(米川さんの後方のドラムを指して)からちゃんときこえる」ようになっていた。ドラムとボーカル、いずれも生き生きとした「生」になっていたのは、音自体の調整はもちろん、どこからその音が鳴るか、ということも含めてつくられているのだなと感じた。とてもいい音で鳴る楽曲の力に心動かされっぱなしの1時間15分は、「僕はミュージシャンだから、音楽で伝えていく」といつも語られていた笠さんの姿勢そのものだった。きっと、その思いのもとに、演者とスタッフの皆さまがこの日のステージを作り上げてくださったのだと思う。はじめの3曲は笠さんのソロ曲から。ホーンセクションも入って華やかに。 1 30センチでつかまえて(笠浩二)立ち上がろうと思ったが、まだ皆さま立たなかったので、様子をみる私。この2017年の映像のライブでは、アンコールのラストナンバーだったためアウトロで笠さんが「どうもありがとう」と2回言うのだが、それはカットされていた。 2 Virginity (笠浩二) 笠さん作曲、米川さん編曲のこの曲は、2017年のツアーの1曲目で、イントロでみんな立ち上がったことを思い出す。間奏のギターとサックスがとてもカッコイイ。 3 Cider (笠浩二)ホーンセクションの抒情的な響き。この曲で米川さんはギター持ち替えてアコギで。アルバム「RYU」に収録のオリジナルのギターは松原正樹さん、と、笠さんがお話されていたことを思い出す。会場いっぱいが笠さんの優しい声に包まれる感じがした。3曲終わって、米川さんが「残念なことですが」「ここからきこえてくる、ここにいる感じがする」とお話され、ステージ上の今日のメンバー紹介をする。次の曲のイントロがきこえた瞬間、ためらわず立ち上がった私。ここで会場のほぼ全員が立った。4 Helter Skelter (C-C-B)今回は、マスク着用の上で、声出しOKと発信されていたので、手あげ拳あげで「ヘルタースケルター!」と。2020年以降の笠さんのライブは声出せないまま行なっていたので、久しぶりに笠さんに声出しで応えている実感。5 プリマドンナ (C-C-B)アレンジ米川さんのこの曲。イントロのギターソロの鮮烈な印象。スワンの舞い上がる空の高さを感じる曲想。アウトロのギターソロもずっときいていたい。ピアノの美しいフレーズで終わるライブバージョンももちろん大好き。 C-C-B曲のコーラスには映像の渡辺英樹さんも参加して、2分割の画面で笠さんと英樹さんが並んで歌うのに涙。2019年のライブから鍵盤でサポートしてくださっている森藤晶司さんは、実は1998年頃に米川さんと笠さんのレコーディングにて一緒にお仕事されていた、とのお話。「Day by Day」や「Virginity」をつくっていたころ、とのこと。6 Rose & Pain (C-C-B)2021年の英樹さんの7回忌にちなんだ「ウルトラヒデキセブン」での映像。この年は配信もあった。英樹さんパートは米川さんが歌う。 7 Velvet Touch (C-C-B)ぜひともききたかった笠さんと米川さんのボーカル曲。2022年7月13日に選曲されていたこの曲が笠さんによって歌われなかったことを残念に思っていたが、この形で実現したことに複雑な気持ちになる。そしてMC。「ワタシの番?!」と、丸山さん。口ベタなギタリスト2人、残して行かないでよ、と、おしゃべり好きの笠さんを思う瞬間。渡辺英樹さんとバンドVoThMを一緒にされている丸山正剛さんは、笠さんの熊本での音楽活動に数多く関わっていらっしゃった。熊本市内などならホテル泊だが、阿蘇でのライブだと、スタッフと共に笠さんのお宅にみんなで泊まった、笠さんのお母様が朝食をいっぱいつくってくださった、そして「起きるの遅いんでしょ」という米川さんのツッコミ、ミュージシャンあるあるなのかな(笑)と思いながら、遅く起きたら、朝ごはんのシャケが、笠さん家の飼い猫にとられて無くなってたというホノボノ話。また、山の上なので夏でも涼しい南阿蘇だが、とても暑い日に丸さんたちが上半身裸でいたところ、笠さんの家のすぐ横を通る線路の観光列車から丸見えだったという話。ここまで、もうね、登場人物に、いい人、優しい人しかでてこないの。その中でも、さらに一番優しいのが笠さんなのは間違いない。丸山さん「アルバムで僕がギターを弾いている曲です」ということで、 8 ハイランダー (笠浩二) 9 幾億の恋 (笠浩二)アルバム「ハイランダー」に収録のこの2曲は、2017年のDVDにも入っているのだが、米川さんのギターで弾かれていることで印象が少し異なる。今回は丸山さんが弾いてくださって、温かみの深い音が本当に素敵でそこにオリジナルを感じた。ほんとにこの2曲は名曲。10 純情夜 (笠浩二)シングル「Rockin' Roll Baby」のB面曲だが、アルバムに未収録のため、音源として入手困難なこの曲。私は2017年4月の笠さんのライブで初めて聞いて、なんと素晴らしい曲が埋もれていることかと思ったものだ。この曲は2017年のDVDに収録されたことで、ライブバージョンをきくことができる。今回、米川さんはこの曲でアコギに持ち替えていて、優しい響きを奏でていた。感情を揺さぶる上杉さんのサックスソロ。笠さんのボーカルの良いところを最大に引き出す展開は、さすが筒美京平先生と、感じる。もう、ずっときいていたいよ、このまま終わらないでほしいよ、曲の力に動かされて、こらえきれず嗚咽。11 2 Much,I Love U (C-C-B)ライブ「ゴーゴーヒデキ」のときに、英樹さんが「キミたちが好きだよ」「だから みんなで 生きよう」と、英樹さんが少し変えて歌っているのを、すでに何度きいたことか。どうしても悲しい気持ちになった2015年以降、何度も歌われているうちに、前を向く歌、次への希望を感じる歌として、私はそこに勝手に再生の物語を感じていた。しかし、またその地平が揺らいだことを感じざるを得なかった。私は、この曲に、今度は、何を思えばいいのだろう。12 Romanticが止まらない(Rock ver.)(C-C-B)米川さんアレンジのロックバージョンで。笠さんの最後のテレビ出演となったNHKの「歌えるJPOP」で、笠さんと米川さんのお二人でC-C-Bとして演奏したのもこのバージョン。英樹さんパートは米川さんが、低音ボーカルは丸山さんが歌った。ここまで、配信で見直す前に書き残しました。この日のことについてはこの後も詳しく書き加えながら更新していくつもりです。笠浩二 「お別れの会」 20230202 新宿BLAZE 18:00/19:00 セットリスト(公式ページにても公表していますので掲載しました) 1 30センチでつかまえて(笠浩二) 2 Virginity (笠浩二) 3 Cider (笠浩二) 4 Helter Skelter (C-C-B) 5 プリマドンナ (C-C-B) 6 Rose & Pain (C-C-B) 7 Velvet Touch (C-C-B) 8 ハイランダー (笠浩二) 9 幾億の恋 (笠浩二)10 純情夜 (笠浩二)11 2 Much,I Love U (C-C-B)12 Romanticが止まらない(Rock ver.)(C-C-B)End SE Forever(オルゴール ver.) (C-C-B)当日の報道記事へのリンク↓記事内にそれぞれ写真ありスポーツ報知スポニチサンスポゴールデン☆ベスト C-C-B [ C-C-B ] (その2へつづく)
2023年02月04日
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P様への手紙 その2 (その1はこちら)P様2015年に私のように再びCーCーBとそのメンバーに興味を持って、音源の購入を希望する声が多かったのでしょう。2015年11月に2004年発売の「C-C-BメモリアルDVD BOX」が再版されたことに続き、2016年12月21日に「RYU+(プラス)」「米川英之BEST」「VoThM BEST」の3枚がユニバーサル・ミュージック・ジャパンから発売され、絶版になって久しく、入手困難となっていた昔の音源がリマスターされた良い音で、正規でちゃんと買うことができるようになったことには本当に感謝しました。このCDの発売ライブとして行われたのが2017年1月の「よねまりゅ新春三人SHOW」でした。米川さん、笠さんのソロ曲、VoThMの曲が演奏され、このときの米川さん曰く「C-C-Bのコピーバンド」として、米川さん笠さん丸山さんと、河野啓三さんや岡本郭男さん、そしてホーンセクションの松木隆裕さん、入山和代さん、東條あづささん、宮崎隆睦さんといったこの日の出演メンバーとともに、C-C-B曲を演奏してくださった2日間のライブはとても楽しく、全力で演奏される「大人のC-C-B」に胸が熱くなりました。1989年にC-C-Bが解散した後、メンバーの皆さまは、それぞれソロやご自分のバンドでの音楽活動を続けていて、メンバーの皆さまがC-C-Bとして集まってC-C-Bの曲を演奏するのはあくまでその音楽活動の一部ということはずっと変わらなかったと認識しています。この3枚のベスト盤はそれぞれの活動の集大成として、メジャーレーベルから発売されたということでとても大きな意味があると感じていました。ですから、2017年4月の笠さんのソロライブが、丸山さん仮谷さん岩瀬さんプラスホーンセクションで開催され、とても良いライブだったことがとてもうれしく、そしてC-C-Bの曲を、英樹さんを思う日に、丸山さんや米川さんとともにC-C-Bの曲を演奏してくださる機会があるということは、とてもありがたいことでした。そして、2017年11月の「笠浩二Live Tour 2017 feat. 米川英之」の開催はとても嬉しく、私の参加できる東京公演までの日々を本当に楽しみにお待ち申し上げていました。米川英之さんと共に2015年にとC-C-Bしていくはずだった熊本・名古屋・神戸・東京の4都市のツアーは、本当はC-C-Bとして行きたかった、と笠さんがご自分でFacebookに書いていたので、計画の段階ではきっとそのような考えもあったのではないでしょうか。最終日の11月8日の笠さんのお誕生日当日の東京・下北沢GARDEN公演は映像収録され、とても良いライブDVDとなり、映りこんでいるお友達と私の後ろ姿を見るたびにあのライブの熱さを思い出すことができます。2016年の米川さんの独奏会の熊本公演に笠さんがゲスト出演したのが、笠さん米川さんお二人だけで行なったライブとしてははじめてだったときいています。この日は丸山さんも客席にいらして、アンコールでは「よねまりゅ」のライブより前によねまりゅ揃って演奏したとのこと。2015年のライブ「ゴーゴーヒデキ」、そしてとC-C-Bしてのライブツアーが企画されるまでの流れとしては、米川さん英樹さん田口さんの3人で結成し活動していたAJに、笠さんが合流する形で実現したと私は理解しています。2017年11月のライブツアーは、あくまで笠さんのソロライブ、フューチャリング米川さんとして行われて、笠さんのソロ曲とC-C-Bの曲で構成されていました。サポートメンバーの力をかりて、今のお二人が奏でるC-C-B曲という意味で、とても心動かされる場面の多いライブでした。熊本公演では笠さんのご両親やご親戚の方も客席にいらっしゃっていたとのことで、何十年ぶりかに米川さんとお会いできて喜んでいたとお話しされていました。笠さんのソロ活動と、英樹さんを思い集う場としてのライブ、これらを企画し実現してくださっているP様に大変感謝しています。(つづく)「C-C-Bシングル&アルバム・ベスト『曲数多くてすいません!!』」高音質CDとして21世紀に蘇った2014年発売の2枚組のベスト盤。シングル全曲と「スワンの城」「ナヤミの種」(NHKみんなの歌で笠さんが歌ったオリジナルバージョン)などのボーナストラックを含むDISK1と、9枚のアルバムから選りすぐった20曲を収録のDISK2。(リンク先で試聴可)C-C-B シングル&アルバム・ベスト 『曲数多くてすいません!!』 [ C-C-B ]
2023年01月31日
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P様への手紙 その1拝啓 P様 笠さんの一ファンからの一方的なお便りをお許しください。P様をはじめて拝見したのは「ヒデキファイナル」のニコニコ生放送での中継の画面の中でした。そのときはまだ、ネットでわかる情報を約2か月で集められるだけ集めて、この方が2015年6月のC-C-Bのツアーを実現寸前まで導き、スタートを目前として起きた出来事と、その前後のたいへんないろいろを引き受けてくださったと理解していただけの私でした。渡辺英樹さんのお別れ会はとても悲しかったです。しかし、あのお別れ会の中継で、英樹さんのことを、C-C-Bのことを思い出して、その存在の尊さに涙した全国の同世代が数多くいるということはどうしても伝えておきたく、それがこのブログの記事を書き始めることにつながりました。2015年2月の英樹さんの55歳のお誕生日に「ゴーゴーヒデキ」というライブで、1989年に解散した時の4人が揃って「C-C-B」として演奏し、それがDVDとなったことには本当に感謝しかないと思っています。英樹さんも、メンバーの皆さまも、本当に楽しそうで幸せそうで、大人になったカッコイイC-C-Bが、映像となって誰でも見られる形で残っていることは本当にすごいことです。そう、私は「カッコイイC-C-B」がどうしても見たかったのです。自分自身に原因があるとはいえ、当時、周囲の人々の彼らに対する評価に納得がいかないと思いつつも、抗う勇気もないまま過ごしてしまったこと、某放送局の懐かし番組同窓会企画での扱われ方に心折れて、自らその好きを封印してしまったことへの後悔を拭い去るためには、C-C-Bは音楽性の高い実力あるバンドだ、ということを、大人としての目で自分でみて確かめることが、どうしても必要だったのです。そして悲しいけれど「ヒデキファイナル」は、それをはっきりみせてくれる機会となりました。英樹さんにはきっと怒られますね。でも、再会できて、そのカッコよさにたくさんたくさん出会うことができて良かったと思っています。そこから私は米川英之さんのライブに行きはじめました。ソロライブ、セッション、独奏会と、さまざまなスタイルのライブに行ってみて、米川さんの真摯な音楽への姿勢にすっかり心奪われ、米川さんのライブの数多くの予定を見てはどれに行こうかと悩む日々がここから始まりました。2016年の「よねまりゅ」のチケットも、運良くとることができました。英樹さんの命日に開催されたこのときの「よねまりゅ」で、英樹さんの曲「I Love You」を、米川さんがギターを弾いて、笠浩二さんが歌うのをききました。そのとき、ああ、この声、好きだなあ、と心底思いました。理由や理屈はいらない、ただただ、好きだ、と。そう、そこで私は、笠さんに出会い直したのです。笠さんのご出演されるライブにもぜひ行ってみよう、行ってみたい、と思い、そのチャンスがはじめに訪れたのは、丸山さんと笠さんで行なわれた丸山正剛さんの誕生日ライブでした。和やかで、アットホームで、でも演奏がはじまるとお二人のプロとしての凄さに圧倒される、そんなライブを存分に楽しみました。2016年11月に音楽室DXで開催します、と告知された2016年の笠さんのバースデーライブでは、マニュピレーターとしてステージ上にいらっしゃいましたね。丸山さん、仮谷さん、松木さんとの4人でのライブに、後半ゲストボーカルとして米川さんも登場され、笠さんご自身は前日体調が思わしくなくてリハができなかったとお話しされていましたが、とても印象深い楽しい会となりました。このとき笠さんと松木さんとで歌った「2 Much,I Love U」に、前年の悲しい出来事からの再生の物語を、私はみました。2017年4月に、はじめてBLUE MOODにて行われた「笠浩二Live 2017 Spring」では、ホーンセクション入りで、笠さんのソロ曲たっぷりで、ソロアーティスト笠浩二の魅力を最大限引き出したと感じられるステージに感激しました。センターで、ステージのぎりぎりまで前に出ているドラムは、笠さんのために調達されたLudwigで、ドラムボーカルの笠さんのステージングのためにセッティングされていることを強く感じました。そして、前年にみたライブで少しだけ気になっていた「ドラムたたきながらだと譜面みるときどうしても横向きになってしまうけどならないとうれしいな」や「もっとお似合いになるお衣装があるのでは」や「座長によるメンバー紹介を楽しみにしているよ」などの、もしかしたら私が願っているのはちょっと贅沢な願いでしょうか…!と思っていたことが、ぜんぶ、ええ、本当に全部クリアされていたことが、よりその感動を大きくしました。2016年12月に「RYU+」(プラス)として笠さんのソロ曲のCDが発売され、「ちゃんと」きけるようになった多くの曲があることで、私はよりそのライブを楽しむことができました。ソロアーティストとしての笠さんに改めて魅了され、応援したいという気持ちを強く持ち続けるようになりました。「C-C-Bシングル&アルバム・ベスト『曲数多くてすいません!!』」高音質CDとして21世紀に蘇った2014年発売の2枚組のベスト盤。シングル全曲と「スワンの城」「ナヤミの種」(NHKみんなの歌で笠さんが歌ったオリジナルバージョン)などのボーナストラックを含むDISK1と、9枚のアルバムから選りすぐった20曲を収録のDISK2。(リンク先で試聴可)C-C-B シングル&アルバム・ベスト 『曲数多くてすいません!!』 [ C-C-B ](その2へつづく)
2023年01月24日
ここのところ新たなアクセスが増えているように思いますので、再度掲載します。こちらのブログはどこにもつなげていないので、何らかの検索で来てくださっているのでしょう。読んでくださった皆さま、ありがとうございます。ここ数年、C-C-Bについて個人的に思うことや現在の活動についての感想などを書いているのは妻の私です。他の項目についてはほとんど夫が書いています。今後もジャンル専用ブログ等にする予定はありません。文字数が溢れそうな感想があるときに、個人的に感じたことや思うことをこちらに残しておきたいというのが基本方針です。レポとは言えないものがほとんどですのでそんな方はいないと思いますが転載禁止です。リンクでご紹介いただくことは問題ないです。アフィリエイトはソフトの紹介目的で貼っているだけで全く儲けなどありません。個人の趣味と世迷言の日記です。C-C-Bについては、妻が語るC-C-Bというカテゴリで書いています。このブログで交流することは望みません。それは別の場所で。では今後も気まぐれにゆるゆる参りますのでよろしくどうぞ。妻。あ、あともう一つだけ(←リンク参照)表明しておきたいことはこちらです。
2022年12月27日

「独奏会」 米川英之(G,Pf,Vo)20221218音楽室DX 17:00/18:00→ツイキャスプレミア配信 アーカイブ12月25日まで12月18日は、私は、午前は社外での仕事の日で、何事もなければ直帰します、と職場に言ってあった。昼過ぎに仕事が無事終了して、米川英之さんの独奏会のスタートまでにその報告書を書くつもりで、昼食後に早めに都内をめざし、新宿に着いた。私がかなり某SNSに入り浸っていることは自分でも認める。この日、新宿に到着して、ふと、新しくなった小田急百貨店ってまだ見ていないな、と思って、ちょっとだけ立ち寄った。新宿駅について、小田急百貨店の入り口を探して、お店に入って、スマホを見ていなかったのはたぶん20分かそこらだと思う。ふと、スマホを見ると、友人Cさんからのメッセージが着信していた。何のことか一瞬わからなくて、でもいつもの習慣でスマホをあけると某SNSにつながり、そこでその報道を目にした。友人に「今見ました。残念です」と返信した。報道が伝えていることはうけとったが、記事の中身をみないまま既読の印を重ねていく。思ったより記事の件数が多く、このまま印をつけていくべきなのか迷いはじめる。それより、私、今日ライブ行くんだっけ。あれ、これ、行くことになっているけど、行っていいのかな。帰ったほうがいいのかな。でも予約してあるし。どうしよう。どうしたらいいんだっけ。と、まともな思考は全く働かなかったのだが、気づいたら高田馬場駅に着いていた。あ、そうだ。あの記事、そろそろアップするつもりだった、アップしないと。このブログの12/18の記事はずっと書いていて、その日あたりにアップしようと思って用意していたものだった。文を整えたり、直したり、リンクを貼ったり、仕事の報告書を書くために持っていたPCをデザリングして、なんとか開場前にアップロードした。いつもの音楽室DX。受付して開場して席に着くと、久しぶりに会った友人Rさんが話しかけてくれた。彼女も報道で知って気にしていたが「泣いちゃダメ」と言ってくれて、彼女とこの半年間どうしてた?のような話をしていた。定刻を少しだけ過ぎて米川さんがステージに登場。アコギの演奏ではじまった1曲め「Alright!!!!」では、いつものタイミングで客席の手が挙がる。私も思い切り挙げていた。何かそのことに言及することを期待していたわけではない。しかし、何かその話をするだろうか、もしその方の話を今日されたらどういう反応をすればいいだろうか、と私が身構えていたことは否定しない。ジャケット腕まくり、水色のタンクトップ、スリムパンツ、ひもつきのブーツの独奏会スタイル。MCも演奏もいつも通り、いつものペースで、いつもの米川さんの独奏会。米川さんは取材に応じてはいないが、あるスポーツ紙には「ドラムをたたくしぐさをして思いをはせる場面」があったと書かれていた。記者の方は当日ライブを見に来ていたか、あるいは配信でご覧になったのだろうか。だがそれは事実と異なる。バンド編成のときは「周りの人の楽器の音が大きい、自分の弾くギターの音が大きい」だから、歌が自分で聞こえにくいが、独奏会はピアノやアコギが中心なので、歌が自分でもよく聞こえて歌いやすい、という話であり、それは米川さんがライブのMCでよくする話のひとつである。確かにドラムをたたくしぐさをされてはいたが、それは別のドラマーの方のしぐさに似ていて、あの方を想定した手ぶりではなかったと私は思っている。「2121」では、ルーパーを使ってアコギ→エレキ→エレキ→エレキと重ねて、その上にさらにエレキギターで弾かれる音がとてもかっこいい。楽曲の素敵さもさらに感じられる演奏にライブの醍醐味を感じる。「ライブハウスの規制も緩和されて、声出しも、ずっと歌われるのはダメだけど、一部は出してもらってもいいんですよ」と、コール&レスポンスへのいざないもあり、「I Believe」や「La Siesta」はコロナ前と同じように声を出して応えた。「少し、歌をお手伝いいただきたく・・・少しですよ、少し。だって皆さんが歌って、僕伴奏って、歌声喫茶か?みたいな。僕がちゃんと歌いますよ」なんて言うからみんな大笑い。そして、アンコールは「魂の歌」。松本隆さん作詞のこの曲、CD収録のオリジナルバージョンとは違うアップテンポなバージョンは、ときどきライブで演奏されている。そして2曲目「Sailing on」で余韻を残して終演。独奏会でも、しっとり、静かに終わるのはめずらしい。客席の拍手が止まなかったので、再度米川さん登場。ダブルアンコールは恒例の盛り上がりナンバー「奇跡」で、こぶしあげ、コールありで、最後はエレキギターで弾き倒していた。いつもどおりのパフォーマンスで、いつもどおりのライブを行なった米川さん。客席はいつものように楽しみ、いつものように応えた独奏会だった。終わってからステージの前に出してくださったセットリストをみて、「魂の歌」は追加したということがわかった。アンコールの「魂の歌」「Sailing on」にあったその思い。ステージ上で、言葉では何も言わないけれど、音楽家としての米川さんは音楽で語ったのだと感じた。それを私たちも黙して受け取った。2022年12月18日の米川英之さんの独奏会は、そういう会だった。ライブが終わって、その日の夜、米川さんのフェイスブックが更新された。メッセージとともにあるのは2022年7月13日のライブの楽屋でのお二人のお写真。Hideyuki Yonekawa2022年12月18日 CCB時代一緒に演奏し、共に歌い同じ時代を共に過ごした笠浩二さんが亡くなりました、病院で闘病を続け11月には還暦を迎えたばかりのこの時期に逝ってしまうとは、、良くなったら改めて還暦を祝うはずでしたがそれも叶わなくなりました。唯一無二のハイトーンヴォイスが聴けないのは残念でなりません。ご冥福をお祈りします。https://www.facebook.com/100063653803401/posts/599577078840747/?app=fblセットリストAlright!!!!Vintage勇気の種類Private Lips君はもう泣かないStarting OverParadise2121Nocturne月灯り名もなき日々Get over itOnly for you,Only for meI Believe Xmas once moreLa Siesta(アンコール)魂の歌Sailing on(ダブルアンコール)奇跡
2022年12月24日
笠さんの還暦をお祝いした その2 (その1はこちら)2021年59歳の笠さんのバースデーは、久々にホーンセクション入りでバンド編成で行われ、笠さんのキレッキレのトークとドラムボーカルがとても素敵だった。笠さんは全編ドラムを叩きながらの歌唱で、その直前の日程の、松本隆先生の50周年コンサートで松本先生に会えて嬉しかったことや、ギタリストの今剛さんと一緒に写真を撮っていただいたことを本当に楽しそうにお話していた。 2022年3月のNHK BSPの「歌える!JPOP黄金のヒットパレード決定版6」の収録の報告の写真で、笠さんがとてもやせていて驚いた。しかし、ステージでは元気に演奏とトークをしていたとのことで、3月下旬の4K先行放映、5月の本放映でもその元気な姿がみられた。笠浩二さんと米川英之さんでの「Romanticが止まらない」の演奏はカッコよかったし、MCのDJ KOOさん、平野ノラさんとの、お二人のお人柄も伝わるようなにこやかで和やかなトークも素敵だった。4月26日の笠さんのライブでも、笠さんは楽しそうにその収録のときの話をたくさんしていた。 2022年7月13日の英樹さんを思い集う日のライブには、笠さんも含め昨年一昨年と同じメンバーが出演予定で、チケットは6月5日に発売された。当日、車イスでステージに登場し、限られた曲だけの出演だった笠さん。その後、本人からも公式からも、何の発信もなく、どうしていらっしゃるだろうかと思うことしかできない日々。 還暦ライブが行なわれるのならば、そこにお祝いの気持ちを伝えるような何かをしたいという話を密かに友人としていたのだが、イベントの告知はない。 そして、矢沢さんのドームツアーを9月中に終えて、10月以降あんなにつめつめにスケジュールの入っている米川さんが、11/8とその前の週を空けていることもずっと気にしている私たち。 本来なら告知をしてチケット発売しないと、の時期を過ぎ、1ヶ月前には、予想していた会場のスケジュールも空白だったのが、別の予定が入った。 一般告知されてはいないものの、イベントの予定がされていたのならば、会場や演者も押さえていただろうから、何らかのマイナスは必ず発生していると思ったし、それらを少しでも補うような、たとえば過去のライブの有料再配信やグッズの販売などあれば応えられるのだけど、という気持ちで、いてもたってもいられなかったがそのような予定もないようだった。 何かお祝いできればなあ、ということで、「笠浩二DVD「 Live Tour 2017feat.米川英之」」(←こちらは公式YouTubeのダイジェスト映像)の同時視聴をして、笠さんの還暦をお祝いするハッシュタグをつけてつぶやくことになった。SNSつながりの友人たちとああでもないこうでもないとやりとりしてタグを決めた。だって、その日はみんな、ずっと前からその予定だったから、そのつもりだったから、何かがあったら参加できる体勢になっていたから。 この2017年のライブはとても良いライブで、ライブDVDとしてもとても良いから、持っている人には思い出してもらいたかったし、持っていない人が興味を持って買うことにつながったらうれしいなと思っていた。 2017年の収録されたライブ当日と同じ19時スタートにした。ステージ袖から眩しい舞台の中央へ向かう笠さんと米川さんの姿は、何度みてもドキドキする。2時間のDVDは21時ごろ終わることはわかっている。終わるのわかっているのに、DVDなのだから、また見ればいいのに、この素敵な時間が終わってしまう、悲しい、さびしい、と思っていたら、友人たちも同じような感想を書いていて、同じ気持ちなのだなと思った。 今までの笠さんのライブでの思い出などもたくさん思い出されて、良い時間だった。どうしてもお祝いの気持ちを表明したかった。そしてそうせずにはいられない友人たちと行なったことだった。しかし、笠さんにご迷惑がかかっていないだろうかという心配はずっとあった。 そしてその日の夜、日付が変わる前に米川さんのフェイスブックが更新された。笠浩二さん 誕生日おめでとうございます。今は静養中という事でライブのお祝いは出来ませんが、良くなったら祝う事が出来ればと思います。 https://www.facebook.com/100063653803401/posts/562534862544969/?app=fbl この米川さんからの短いメッセージにすべてがあった。これが全てへの答えだった。米川さんがご自身の言葉でこのように発信してくださったことがとても有り難いと思った。 そしてその週末、11/13は、GIRLTALKで米川さんの独奏会だった。 ライブ中のMCで米川さんが、その日に販売しているCD、DVDについて話す際に「還暦を迎えられた笠浩二さん、11月8日にライブの予定で僕もスケジュールをあけていましたが、静養中ということで、元気になったらお祝いできればと」というお話とともに、笠さんとの2017年のライブDVDの紹介をした。 ああ、やっぱり、その予定はあったのか、と、私がみたいと願っていたお二人でのステージが少し遠くになったこと、そしてその話をステージ上の米川さんがお話くださったことに少しだけ涙した。 この日の日付とともに米川さんのサインをいただいたこのDVDは、私にとって、次に笠さんと米川さんが一緒にするライブに参加することへの希望のしるしだ。少しだけ延期になっているその日を楽しみに今を生きていく、そう思っている。・・・・・・・・・・・・という記事を、アップしようと思って用意していたのですが、その機会が失われたことを、12月18日の午後に知ることとなりました。とても悲しいです。この気持ちについては改めて書こうと思います。
2022年12月18日
笠さんの還暦をお祝いした その111月8日は笠浩二さんのお誕生日。 私がはじめて笠さんのお誕生日のライブに行った2016年のBirthday Liveは、自分では予約できなかったが、SNSでのつながりのある方に声をかけてもらい参加できた。そのときリアルでお会いした方々とのつながりがその後ずっと続いていることに本当に感謝している。 2017年の秋は「笠浩二Live Tour 2017 feat. 米川英之」(←こちらは公式のダイジェスト動画)というタイトルで、米川英之さんと共に2015年にC-C-Bとしていくはずだった熊本・名古屋・神戸・東京の4都市のツアーを行った。本当はC-C-Bとして行きたかった、と笠さんがご自分でFacebookに書いていたので、計画の段階ではきっとそのような考えもあったのだろう。最終日の11月8日の笠さんのお誕生日の東京・下北沢GARDEN公演は収録ありで、とても良いライブDVDとなった。2018年は、7月13日の「よねまりゅ」のライブに笠さんは出演されたが、ステージ上でほとんどお話しされず、元気がないようにみえた。その年はBirthday Liveは行われなかった。11月の佐賀バルーンフェスタのステージに出演された笠さんが、病気だったという話がステージ上でされたようで、ステージを見たお客さんのツイートからそのことが伝わってきたが、ご本人の発信ではない情報なので実際のところどうなのだろうと密かにみんなで心配していた。 11月にはなかったが、2018年は12月に2日間クリスマスライブが行われた。誕生日ライブなかったから、みんな、おめでとうって言いたいよね、と丸山さんが言ってくれて、みんなでおめでとう、って言って乾杯した。そう、誕生日にお会いできるのは、当たり前のことじゃない、それはその年に感じていたことのはずだった。1日目は笠さんと丸山さんで、そこに米川さんがゲストで来てくださった。ギタリストはいるから、と言われて、米川さんはピアノだけ弾いた。そのときに、脳梗塞だったと、笠さんがご自分でお話しされた。2日目は笠さん丸山さん仮谷さんの3人でのライブで、米川さんは川口でご自分のライブの日だったのだが、米川さんの話を笠さんがずっとしていて、米川さんはいないのにとても存在感があった。2019年のお誕生日ライブはThe Acousticというタイトルで、知野芳彦さんのアコギ、森藤晶司さんのピアノ、そしてプロデューサーの松木隆裕さんがカホンおよびパーカッションというAcoustic編成で笠さんは歌だけ歌った。前にドラムがないことで、足元までばっちりお衣装が確認できるという眼福。ハンドマイクで歌唱に専念する笠さんは素敵だった。これまでも歌だけ歌う形のライブがないわけではなかったようだが、ご本人も満足する形でできたという実感があったのではないかと感じられたライブだった。そしてコロナ禍の2020年は、4月に予定されていた恒例の春ライブは緊急事態宣言によって延期されて9月になり、11月のバースデーは定員の制限があるため、昼の部と夜の部の2回にして配信ありで行われた。私は夜の部に参加だったが、昼の部は近くの電源Wi-Fiありのカフェで配信にて参加した。配信があることで可能になった参加方法で画期的だと感じた。2016年以降は、Acoustic、トリオ、笠さんがドラムのバンド編成など、会ごとにいろいろなスタイルで、だいたい春と秋、そして誕生日の11月と、年に3~4回笠さんの東京でのソロライブが行われている。7月13日の渡辺英樹さんにちなんだライブにも、笠さんは2019年を除いて参加している。渡辺英樹さんがご存命であれば60歳になった2020年には、英樹さんの還暦を記念したライブが開催され、その頃から、笠さんもライブなどで自分ももうすぐ還暦、のような話をされていて、笠さん自身もそれを楽しみにしている様子があり、私たちも、還暦を迎えた笠さんがどんな音楽を奏でてくださるのだろうと、本当に楽しみにしていた。(その2へつづく)
2022年12月18日
新たな記事を書く準備もしているのだが、ちょっと気になることがあって、それとは別に、自分の今考えていることを書いておく。某ブログだとリツイートならぬリブログがあって良いなあと思うのだが、楽天さんはないので、普通にリンク貼っておきますね。どうして「2人CCB」なの? 2021年4月に行われた筒美京平先生のトリビュートコンサートをご覧になった松本隆先生がそのツイートの中に「2人CCBも頑張ってた」と書いてくださったことは、本当にありがたく嬉しかった。そして笠浩二さんと米川英之さんのお二人でC-C-Bを名乗っているのにはその経緯と理由があってのことだ。私が理解し把握している限りでまとめたものがこちら→「どうして2人CCBなの?についての個人的考察 その1~3」2015年の再結成は解散時の4人でされたものだった。その年に行われるはずだった幻となったC-C-Bとしての熊本、神戸、名古屋、東京の4都市ツアーは、2017年に「笠浩二 Live Tour 2017 feat.米川英之」のライブツアーとして実現された。2021年には4月の筒美先生のトリビュートコンサートに続き、11月に行われた松本隆さんの50周年記念コンサート「風街オデッセイ」にお二人でC-C-Bとしてご出演された。この2つのコンサートはどちらもWOWOWにて放送されている。2022年3月NHK BSP「歌える!J-POP 黄金のヒットパレード決定版6」にてお二人で「Romanticが止まらない」を演奏した。番組内のトークの中で、リーダーの英樹さんが亡くなったことに触れられた場面で、笠さんがお話しされていたのは以下の通り。「何か、みんなの胸にあってくれるだけでもいいから、僕らががんばって続けて、昔のヒットした歌でもなんでも、こういう機会があれば、やっぱやっていこうって、2人で、とりあえず決めて」ここ何年かのいろいろな機会において、お二人で「C-C-B」を名乗ることに戸惑いがあるように見えたこともあった。しかし、今のC-C-Bはこれなんですよ、とはっきり世にみせてくださるその姿はとてもカッコよく、とても嬉しかった。その名を背負うのは、相当の覚悟をもってのことだと思うし、それはそれはたいへんなことだと、大人になった今はよくわかるだけに、本当にありがたいことだと思う。
2022年12月03日

2人の貴族の何気ない会話ではじまる静かな冒頭、船の玩具で遊ぶマミリアスの存在が話の不安定さを暗示する。「誓い」「羊」という台詞はなぜこうもこの物語の縛り(あるいは呪い)になるのだろう。ひとりの王、というより男の心に挿し込んだ疑念が周囲を戸惑わせ、世界を狂わせていく。 そんな「信」と「迷」の物語。 身体意識の高い俳優が演じることで疑念疑惑がふわふわとただよい続ける様が気持ちいい。黒い想いが、紙風船のようにあっちにいきこっちにいき、少しずつ空気を汚していく。 不穏だ。 王はまるで道化である(ほめてる)。想いを抱えるというよりは(迷惑なことに)ばらまく。そこから浄化にいく展開のなめらかさよ。 昔(1992?)シェイクスピアシアターの客演として演じていた若かりし吉田鋼太郎はパワフルに想いを抱えて演じていた←いまは演出なき(ぐぐった)劇団のメソッドにのっとったものだろうが、なめらかとはいえず妄想に取り憑かれ暴れる男はそれはそれで面白かった。 この劇団の演出にいつも感心するのが物理的な高低差はなくても政治的な社会的な高低差をつくれるところだ。高低差はなくとも空間があればできるのだ(メモ)。 女性の役がどれも魅力的なのは新たな発見であった←もしかしたら俳優の仕事か。 シェイクスピアの女の役ってつまらないの多くないですかね(暴言にしてなぜかどこぞの有名掲示板のひと口調)。 ハーマイオニーは名台詞だらけだなあ(なにをいまさら)! パーディタに可愛さよりは高貴さをまとわせたのは納得。羊飼いの中で異質でありつづけるリアリティーということなんだろう。 これを迷いの物語と捉えるのであれば、迷いのなさこそが女性の強さとして映えていた。 「時」の役は羊飼いかー。流れが自然。インタミ開けとしてふさわしい。 祝祭空間としての羊飼いパートの素晴らしさ。オートリカスの軽妙な、噺家のような、ときに福山雅治のような(?)台詞回しで肩の力を抜くことができた。 個人的にこの本を読んだときに非常に扱いに困った場面と役ではある。正直なにをやってるのかわからないのだ。 そうか、騒いで踊って歌えばいいんだ、というふっ切れた最適解を発見。曲も良かった(連れて行ったムスメも口ずさんでいた)。 それにしてもこの戯曲、やたらゲームチェンジャー(ストーリークラッシャー?)がでてくるのね(発見)。ネットミーム的にいうなら「話はきかせてもらった!」みたいなキャラが頻出する。だからこその空気の運びになるのだろう。 石像シーン直前の、噂を畳み掛ける場を現代演劇的にランダムにキャストそれぞれ語らせたのはかっこよかった(この劇団らしい)が、代償として石像場面のインパクトを弱らせた。 せっかくシェイクスピアが石像に関心を集中させるべくあえて流しているツクリだろうに。 それならば石像シーンもそのまま「現代演劇的に」解体したほうが良かったのでは? たとえば噂している紳士たちがそのまま本来演じていた役にもどるのを可視化する、とか←いかにも現代演劇という名の古典的手法だが。 最終場のハーマイオニーにはしばらくひとに会ってなければこういう喋りになるよね、という説得力はあったが計算されたぎこちなさが観る側としては受け止めづらかった。 だって物語だしと甘えてもよかったのでは?悩ましい個所ではある。 正直リアリティーを追求するとポーライナの行動原理にぶち当たるのだ。いったいなにやってんだこのおばさん💢? さきほど「ゲームチェンジャー」と書いたが、この話は支配者がだれか、という移り変わりでできているのだなと思うのがこの場面だ。ここではポーライナになるわけだがいったいなにやって(略)💢??? そこで便利な(万能な)論理の登場だ。 だって物語だし。 じゃあしょうがない。 カミロー&ポーライナの無理矢理カップリング台詞はカットか(笑)。 そんな雑念の数々が、なんだかんだとマミリアスで消えるラスト。気持ちが凪ぐのがとめられない。 控えめにいって傑作。 ケチをつけるなら(もうさんざんつけてますが)劇場の立地と椅子と客層(年齢高い←失礼)を考えたらこの上演時間(インタミあり180分)はありえないぞ制作?あと、チラシにクマが描かれているのはツボでした。(♂)追記 ちなみにこの作品、31 年前に演出しました(小声)冬物語警察とでもお呼びください(うるせえ)。
2022年11月11日

その4 (その3はこちら) EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR「MY WAY」20220827 国立競技場 16:00OPEN 18:00START2台のバイクに先導されたオープンカーに乗った永ちゃんが立って手をふりながら会場を一周した。私の席はその外周に近いところだったので、通過する永ちゃんの乗ったオープンカーに向かってめっちゃタオルを降った。走る車からファンに手をふり、それにファンが熱狂的に応えるといえばミッキーマウスか永ちゃんか。 その車列が一周するまで、車の通路に面したフェンスを、若いスタッフの方が内側からしっかり押さえていた。確かに、双方に危険のある瞬間だ。本当にたくさんの方々によってこの場が成り立っていることを感じた。 火柱と共に花火が打ち上がったところでは、かなり大きな音がして、私もとてもびっくりしたのだが、その曲が終わってから「お客さんビックリ、僕らもビックリ」と矢沢さんが話していたのであの音の大きさは想定以上だったのでは。「火事おきてるのに、お客さんがこうやってずっとみてるんだよね」と、そこから、キャロルの解散コンサートでセットが燃えた話をしていた。 予告されていたゲストのMISIAさんとのデュエットは素晴らしく良かった。永ちゃんが歌姫、と紹介していたがまさにその名に相応しい歌の力。2人で向かいあって歌い合う2つの声が重なって、会場いっぱいに、そしてさらに空へと昇っていく感じがした。広大な宇宙を感じる歌唱だった。 本編ラストは壮大なバラード。ピアノの音と歌声が殊に沁みた。情感あふれる歌に矢沢さんの真骨頂をみた思い。 待ってました!のタオル投げはあの曲で。何万のタオルがまさに宙を舞い、夜空に映える。投げたタオルが空に吸いこまれそうなこの感じは野外の夜だからこそ。「帰りに旨いビール飲んで帰ってね」アウトロに乗せて矢沢さんがそう言った。たぶん去年はちがう言い方だったはず。世の中の動きに敏感にならざるを得ない状況はまだ続くだろうが、少しずつ変わってはいくだろう。 一つだけ心残りがあるのは「トラベリン・バス」をきけなかったことだ。矢沢さんの50周年の記念であり、新国立競技場での初めての有観客ライブという場にふさわしい曲と考えていたので、本当にそれだけが残念。マイナビニュース矢沢永吉が12万人のファンを熱狂させた国立競技場2DAYS、MISIAに加えB’zとの共演も
2022年08月27日

その3 (その2はこちら)EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR「MY WAY」20220827 国立競技場 16:00OPEN 18:00START開演のアナウンスに大きな拍手が起こる。大きな画面に映し出された、今からステージに出ようとする矢沢永吉さんの映像からつながるように登場。大きな音とともに火柱がボンボン上がって熱い。ステージから距離のある私の席でも火が出ると熱いのに、ステージ上はどれだけの温度だろうか。「みなさん、ようこそいらっしゃい」「やっとこの日がきました!」という矢沢さんの言葉には実感がこもっていると感じた。自分の名前で6万人の人を集めることの凄さ。私を含めた観客がみな、なんとかこの日に行けるように、としてきた、その全ての思いと視線を受けとめる器。まさにスターだ。「今日、暑かったけど、少しずついい風が吹いてくると思います」渋いながらも盛り上がる1、2曲めを経て、3曲めは大人のサックスのソロをきかせて秋の夜を感じるバラード。ところで、ここまでギターはトシヤナギさんお一人のようで、あれ?ツインギターのもうお一方はまだ出ていないよね?どうかな?とちょっと不安な気持ちになってきた。OPEN REHEARSAL GIGの際も米川さんの出ない曲はあったから…と思いつつも、このまま出てこなかったら、と、ドキドキし始める私。そして、イントロがバーンときて、わー!大好きな曲キター!と思ったところで、青の照明の中のもう一人のギタリストを新国立競技場の大画面がとらえる。客席のピカピカも青。国道が雨に濡れるあの歌のイメージと米川英之さんのイメージカラーとが重なってウワーッとなった瞬間だった。「この年で、夏のど真ん中に、5万人の野外ライブできること、ほんとにありがとうございます!」「去年は31本のツアーやって、最終日はさすがにクルものがあったね。そしたら永ちゃん泣いてた!とか言われてさ。泣いてはいないよ。でもちょっとウルっとはしたよ」そういう言い方が非常にチャーミングだ。みんなコロナでたいへんだった、そしてそれは今もまだ続いているけれど「でも、僕らが必ず勝つよ」という言葉にはみんな拍手で応えていた。矢沢さんがギターを手にして弾き語りで歌った2曲。指弾きなんです、という話で「家で、奥さんの前で、なんとなく弾く感じ、なので、ピックじゃなくて指なんです」というのが印象に残った。ライブ中盤ごろ、気づくと、見上げる空は夜空に変わっていて、曲によって色を変えて点灯する観客の手元のライトもよく映える。そしてときどき、その空を夜間飛行の航空機が横切っていくのが見える。「夜になったなあ」「いい風が吹いてきたなあ」こんなことを感じながら、ライブの場にいられることが野外ライブの良さなのだな、と初めて気づいた。暑い、火が熱い、花火の匂い…五感で、全身で「体験」したその印象がより鮮明に残る。もし雨に降られてたら?それはそれで過酷だっただろうが、きっと忘れられない体験になったことだろう。(その4へつづく)
2022年08月27日

その2 (その1はこちら) さて、27日当日朝も体調への不安を感じずにはいられず。コロナじゃなくたって疲労とストレスで容易にダメージ受けるお年頃なのだが、ちょっとでも具合悪いとまずは感染が疑われるのが辛い世の中だ。もちろん検温や体調チェックをして確認しているが、最終的にはちゃんと入場できて最後まで楽しめるかへの不安を振り落として出発。自分が暑さに弱いのはわかっているので現着はぎりぎりにする、混雑しにくい距離の駅を選びその近くで待機してからいこう、ということで、青山一丁目を目指す。さてさて、少し駅から離れればフツーの日曜昼下りと変わらないお客の数のカフェでひと息ついて、濡らした手ぬぐいを首に巻き、少しだけ日が翳りはじめた外苑の並木を抜けていく。絵画館に続く道は次第に人の数が増えていく。誰がみても、どなたのファンかわかる服装の方々の列に合流する。今日も一人でのりこむ私の大荷物は、暑さ対策のペットボトル4本、扇子、雨対策のレインコート、そして事前に購入済の巨大な50周年記念ビーチタオル。服装は汗が乾きやすいことと熱を解放しやすいことを意識して組み合わせ、プラス、ギター柄のTシャツ。電子チケットのみで紙チケットは一切ないため、スマホがないと入れないので、モバイルバッテリーと充電器も念のため。写真つき身分証明書は運転免許証を用意、念のためマイナンバーカードも別のところに入れて。もうね、私にとってはいろんな意味で、いっぱいいっぱいなんですよ、たどり着くまで。新しい国立競技場には初めて行ったのだが、旧競技場のときはこんなに開放感あったろうか、すでに思い出せない。永ちゃんのタペストリーや大きな姿写真の看板がそこここに、そして恒例のツアートラックは2台縦列駐車されていて、どこも写真を撮るファンに囲まれていた。それらを一通り私のカメラにも収めたあと、指定の入場口に向かったが、最後尾が果てしなく遠いところにあり、やっとの思いでたどり着いた最後尾から入場口まで、西に傾いた陽に照らされながら歩く。そして検温、マスクの確認、入場チケットの読み取りと身分証明書確認と続き、そこからずっと地下の通路を、ふだんはおそらく車両も出入りする通路を延々歩いていくと、右手側にフッと視界が開けた。ゲートに着いた。矢沢さんがNHKのニュースウオッチ9でインタビューに答えていたあの映像の後ろに見えていたゲートの一つからフィールドに入る。あ、広い。広い!想像以上に広大なフィールド。数えるには多すぎるスタンドの座席がとても高いところまで続いていて、内側にカーブを描いてその上にぽっかりと、大きな、高い空。この時刻はまだ青い空。無事に自分の席にたどり着き、この眺めにもう感激し、それだけで満足しちゃいそうだった。この場にこられたことで胸一杯。矢沢さんの50周年の記念であり、新国立競技場での初めての有観客ライブが今はじまろうとしている。私の知っている限りでは矢沢さんのライブではヒカリモノはNGで持ちこむ人はいないのだが、今回は演出のために、遠隔操作で点灯するライトが各席にくばられていた。拳を上げる方の手首につけてみる。会場の海ではさざなみのように小さな無数の灯が動いている。開演前に点灯していたときは日暮れ前でまだ周りが明るく、日が完全に落ちて夜になったらさらにきれいだろうと思った。(その3へつづく)
2022年08月27日

矢沢永吉さんの新国立競技場での50周年記念ライブ「MY WAY」がすごかった その1EIKICHI YAZAWA 50th ANNIVERSARY TOUR「MY WAY」20220827 国立競技場 16:00OPEN 18:00START中学も高校もバスケ部だった私。激しい運動部だけど体育館が活動の中心だったので、直射日光にはめっぽう弱い。屋外活動が苦手でアウトドアもほとんどしない、最近の体力の低下で特にここ何年かは夏場は暑さに負けっぱなしなので、今年はそれでも意識してウオーキングで汗かく日をつくるようにして、この日に向けて暑さに慣れるようにしてきた。8/27は最高気温34度の予想の快晴日。初日の晴れを引き当てる、やっぱり矢沢さん、もってるわあーと思いながら、想像以上の大荷物を抱えて向かう巨大体育施設。そう、屋根付だったらよかったのにー!と発表されてから何度つぶやいたことか。新国立競技場が今回の会場。新しくなってから初の有観客音楽ライブ、とのことで、迷いなく早々に初日のチケットを確保。あおりあおられ期待は高まる一方で、いつ自分や家族が感染しても不思議ではない状況の上、職場ではコロナ関連の対応に次ぐ対応に追われ、もう、なんとか、50周年の永ちゃんと、多分、おそらく、そのバンドメンバーとして登場するであろう米川英之さん(注 いつものことですがご本人や関係する方からの事前発信は一切ないです)を一目見んとて過ごす戦々恐々の日々。8/22と8/24にOPEN REHEAERSALGIGと言う名の公開リハーサルライブがあるとのことで、開催のお知らせと申込は本当に直前で、応募したところなんと当選した。Zepp Hanedaで矢沢さんなんてレアなイベント!行き帰りも含めリスクが上がることで肝心の国立競技場には行けなかったらどうしようという不安な思いはあった。でも今日みられればもし国立行けなくなっても矢沢さんに会えたことになるから、と思いながら行く。オールスタンディングのライブハウスはコアなファンで超満員。9曲で約1時間のライブ。あの距離感は、いやー、すごいわ。どんなに大きな会場でみたときも、矢沢さんがナマ感、ライブ感を大事にしていることはわかりそれはすごく伝わる。しかし今日は生身がすぐそこにある、まさにライブだった。今回は長年矢沢さんの信頼を得てきたギタリストのトシヤナギさんが久しぶりに参加とのことで、トシヤナギさんのギターの音にしびれっぱなし。上手側のギターは予想どおり米川さんで、ギターがフューチャーされる曲でソロで一歩前にでるところはたまらないし、何より高い要求に応えたその音がとてもカッコイイ。ギターがトシヤナギさんだけの曲と、トシヤナギさんと米川さんのツインで弾く曲とがあった。花道で前にでてくるところでは矢沢さんがかなり近くまできて、そのオーラの凄さに圧倒されたあっという間の1時間であった。まだまだ国立当日にたどりつけませぬ。つづきます。(その2へつづく)
2022年08月27日

C-C-B&VoThM&三喜屋・野村モーター's BAND「Live 2022」2022/07/13(水)新宿BLAZE 17:30/18:00 配信あり出演 笠浩二 米川英之 丸山正剛 木村健治 野村義男 五十嵐公太 仮谷克之 寺沢功一 森藤晶司→出演者お写真(公式) 配信サイトhttps://eplus.jp/sf/detail/3293840002配信期間は7月19日まで。購入者は期限まで何度でも見られます。 今年も恒例の7/13 のBLAZE。2日前のリハのお写真に笠さんの姿がなく、米川さんのFacebookでは明日もリハです、とのことだったので、明日にはいらっしゃるのかしらと思いつつもちょっと不安な気持ちにはなっていた。しかし、前日には主要なメンバーの方のSNSはどなたのも更新されなかったので、気になっていた。当日、開場時刻の30分前に笠さんのアカウントから「本日は一部の出演ですができる限り一生懸命やらせていただきます」との発信があり、出演について予定に変更があったことを知る。米川さんのFacebookでは笠さんは「後半の一部の出演」となっていて、昨年や一昨年のように、オープニングからの出演はないのだろうということが予想された。 8回目となる英樹さんの命日にちなんだこの日のライブは、今年も昨年、一昨年と同じく「C-C-B&VoThM&三喜屋・野村モーター's BAND」の名義で行われた。オープニングの2曲は、AJの「ようこそ」「冒険のスズメ」で、英樹さんベースとボーカルの映像と共に、ドラムは五十嵐さん、キーボードは森藤さん、ギタリストは3人総出演で冒頭からいい感じの盛り上がり。声出しNGだが今年も光りモノが配布されてカラフルなピカピカがリズムに合わせて揺れる客席。 VoThMコーナーは、現在「二人VoThM」として定期的にライブを行っている丸山正剛さんと木村健治さんのお二人と、ベースの仮谷克之さんとで演奏された。すっかりおなじみとなった丸山さんのボーカル。今年はこのコーナーの中で丸山さんが参加していたWYの曲を、丸山さんはエレキギター、米川さんはアコギで、英樹さんのボーカルと共に演奏した。ああ、この曲も、このような機会がなければ演奏されなくなってしまう、今日きけて良かったな、と、そのとき思った。冒頭のAJもそう。英樹さん田口さん米川さんでC-C-Bの曲を中心に演奏するユニットだが、こうして演奏される機会があることに感謝した。 続いての「三喜屋・野村モーター's BAND」コーナーでは、野村義男さんによる英樹さんへの愛のあふれた語りが客席をドッカンドッカン沸かせる。音楽にのせて、ギターを弾きながらの語りはさすが。義男さんがする英樹さんのマネ、うますぎますから!今日話されたエピソードは聞いた人の心に残り、思い出すたびにフフッと笑ってしまう、そんなほのぼの話だった。「ちょっと2人のテクニカルな所見せてよ」と義男さんに言われて丸山さん米川さんも加わってトリプルギターで演奏された「Sunset Blues」はスーパーギタリスト3人で豪華! 木村さん、森藤さん、米川さんが登場し、そして、米川さんが「今日は僕、高いパートを歌わなければいけなくて」と言ってはじまったC-C-Bコーナーには笠さんの姿がなかった。え、C-C-Bの人、1人しかいないけど?!後半の一部、ならば、このコーナーの後半で出てくるということ?とちょっと混乱する私。 1曲目の「東京…ナイトフェイス」は英樹さんボーカル映像で。 「風のラリー」は、英樹さんパートも米川さんが歌うバージョンで。米川さんのご自分のライブでも演奏していて35周年のDVDにも入っている。 「不自然な君が好き」では、丸山さんがギターを持って登場し、弾きながら歌う。丸山さんは笠さんといっしょにC-C-B曲を演奏することも多く、かなり演奏してきているので「不自然」の低音ボーカルは相当歌いこんでいていつもいい感じなのだ。「不自然」の笠さんパートは米川さんが歌った。 「Lucky Chanceをもう一度」は、野村義男さんが「英樹の声高いんだよなー」と言いながら英樹さんパートを歌い、「あいつはノーノノー」の低音は、「不自然」と同様に歌いこんで慣れている丸山さんが、そしてサビの笠さんの高音パートは米川さんが歌った。ギターを持たずに歌う「ボーカル」の丸山さんと義男さんって、めちゃめちゃレアだわ! 手練れのミュージシャンの皆様によって、C-C-B曲が演奏されていく。 ドラマーが五十嵐さんに交代して、ベースの音ではじまったその曲をきいたときに、えっえっ、まだ笠さん出てきていないけど?!とさらに私を混乱に陥れたのは「Velvet Touch」だった。どう考えても、笠さんと米川さんで歌うことを想定して選曲されたであろうこの曲。笠さんパートは仮谷さんが歌ってくれた。 五十嵐さんのたたく楽しげなリズムのドラムのイントロと英樹さんのあおりで始まった「原色したいね」は、映像の英樹さんと米川さんとで歌い、笠さんパートを森藤さんが歌った。そして「原色」のアウトロとともに、スタッフの押す車いすに乗った笠さんが静かにステージの真ん中に登場した。 拍手で迎えられ、そのまま「2 Much,I Love U」が始まる。両手にはドラムスティック。ヘッドセットのマイクで笠さんが歌った。ギターを弾きながら笠さんに寄り添う米川さん。演奏終わりに「ありがとう、急遽このようなかたちで」と小さな声で話す笠さん。 米川さんの「みんな出てきちゃったので、このままアンコールに突入します!」で、そこから出演者全員で3曲。 「冒険のススメ」ボーカルは笠さん→丸山さん→米川さん「Romanticが止まらない」間奏がキーボードで弾かれるバージョン 笠さんボーカル「Let’s Go Climax」英樹さんベースとボーカル映像と 途中から「私たちはいまいったい何をみているのだろう」という気持ちになったことは否めない。しかし、演者の創意工夫とレアな場面の連続にはこれまでにない熱を感じたし、それに応える客席の一体感はすごかった。 そもそもC-C-Bが1989年に解散した後その実体はなかったわけで。元C-C-BのメンバーのユニットのAJのドラムサポートに岡本郭男さんやファンキー末吉さんが入っていたり、WYには丸山さんがギターで入っていたりと、いろいろなミュージシャンの方とのつながりがあって今日のこの日がある。義男さんは「英樹とはいろんなバンドをやった」と言っていて「三喜屋・野村モーター's BAND」はその中の一つでしかなかったりする。そしてこれだけの名うてのミュージシャンがそろっているのであるから、バンドを超えたセッションも大いに「アリ」だし、むしろ、しなかったらもったいないぐらいのメンバーだから、今回それがどのバンドのコーナーにもあったことが嬉しかったし、とても良い美味しい場面だった。その延長線上に、この日のC-C-Bコーナーがあったと考えれば合点がいくのですよ。英樹さんを思い集うこの日に、今年もオリジナルへの理解とリスペクトをもってC-C-B曲が演奏されたことに感謝している。初出 20220714
2022年07月13日

なかなか詳細のお知らせが発信されなかったので、いつ発表されるのかなあと心待ちにしていた6月ソロライブのタイトルは「月の歌 雨の音」だった。 20220616米川英之ソロライブ「月の歌 雨の音」@汐留BLUE MOOD 18:00OPEN19:00START 米川英之 須藤満 岡本郭男 森藤晶司スペシャルドリンク「月の歌」「雨の音」米川さんの曲には「月」や「雨」が登場する曲が多くあり、今までに月のモチーフのグッズなども多く作られていて、月は、青色とともに米川さんをイメージさせるものになっている。 月は自ら発熱、発光しているのではなく、太陽の光を反射して光っている天体だ。見る日によって少しずつ変わるその姿は、周りの条件によって姿が変わって見えるのであって、自身は決して変わることはない。 でも雨の降っているときは、月は見えない。そんな当たり前も、素敵な真理と感じる。 キャー素敵なタイトル、とかなりテンションが上がっていたところ友人Hさんから「タイトル発表されたねー」と連絡がきて「月の曲と雨の曲、いっぱいあるね」「よしリストアップしよう」ということで、オンライン上で出しあう私たち。いやー、出てくるわ、出てくるわ。散々な雨に打たれてた!石畳濡れてた!月影横切ってた!と話し合ううちに「月」「雨」の登場する米川さんの曲が本当にたくさんあることに改めて気づく。それをさっそくリストにまとめはじめる私。 限定された席数でのチケットは即日完売だったが無事に確保できたことに感謝しつつ、引き続き「月」リストと「雨」リストをつくっていく。これで全部かな?と思うと、まだあったー!と発見するの繰り返しで、見つけるたびにお互いに報告し、リストに追加していった。ある程度まとまってきたところで、Spotifyでプレイリストを作成し「米川英之「月」「雨」曲リスト」として公開した。 米川さんの楽曲は、最新アルバム「彩-Irodori-」をのぞいた全曲が、各種サブスクリプションサービスにて配信されている。2018年に米川さんの曲がサブスク解禁、ときいたときにはまだ、サブスクを利用して音楽をきくということを自分ではしていなかったが、それ以来SpotifyやLINE MUSICなどに登録して使い始めた。サブスクを利用してみて、CDとして持っていたとしてもスマホやPCで気軽に再生してきけるのはとても便利だし、CDとしては入手困難になっている曲がこのような形できけるようになっているのは素晴らしいことだと思った。現在販売中のCDはこちらで買えます→米川英之ONLINE SHOPSpotifyのプレイリストに入れた曲と、「彩-Irodori-」に入っている曲、そしてC-C-B時代の曲、それらをもとに、予想セトリ、というか、私が自分のききたい曲を全部詰め込んで作成した妄想セトリはこちら↓【注!】事前予想セトリ【妄想・願望】そしてライブ当日、開場後に、米川さんのファン歴の長いCさんに「月」「雨」曲リストを見てもらったところ「「Ring a Bell」が入っていない」とあっさり抜けている曲を発見され、あんなに考えたのにまだ漏れていたかーーー!と己の不甲斐なさにのたうちまわったという(笑)開演前にプレイリストに追加して、どの曲が演奏されるのだろうとドキドキしながらスタートを待った6月16日当日。米川さんお一人のアコギでの演奏で「Sailing on」で静かに始まったのは意外だった。しかも「見上げた月の孤独」という歌詞があるのにもかかわらずリストに入っていなかったことに私が気づいたのは終演後のことである。 Sailing on 「月と雨の曲は、23曲あります。今日は抜粋してお送りします」メンバー紹介。裏が赤いギターにチェンジ。 Sweet RainAim at the Moon 「この2曲はタイトルに入っていてわかりやすいですね」「まだまだありますよ」 雨の音が聞こえる月に光る涙 ギター青ラメにチェンジ。 月に叫ぶPrecious Moon 米「Precious Moon、久しぶりにやりました」「以前人気投票をやった時にも下の方で」「歌の主人公が幸せになる感じの歌」「皆さん僕が、主人公が、幸せになるのが嫌なんだ?ちがう?」須「それ(お客さんが)なかなかウンとも言いにくいのでは」私はおそらく「Precious Moon」をライブできいたことがまだなかったので、予想セトリをつくる際にこれが演奏されたらいいなあと思っていた曲だったので、この日にきけて本当に嬉しかった。 米「僕、今ライブいっぱいやっているんですよ」須「去年の今頃は「彩」つくるのにいっぱいいっぱいで」米「9月に「彩」出した後、ライブできなくて、売りにいくことができなかったので今いっぱいライブしてます」須「失われた3か月を取り戻したい」米「それだ!」 Coconut MoonTower Side Story 「主人公がつらい思いをする歌は皆さま大好きなのでは」えー(笑) ここでギターチェンジ。4/29のアラクレで初登場だったマイアミブルーのEVHはおそらくこの2曲のためにチューニング違いでスタンバイしていたのでは。 Get over itResilience 「ここで告知です」「キャーって言わないの?」すみません黄色い声で反応できず(笑)8/29のソロデビュー記念日にちなんだ恒例のライブは今年は8/31と9/1に行われるという告知。ギター裏が赤いのにチェンジ。 Division夜明け前 シンセのフレーズからあのイントロどーん!で、 Rainy Farewellアメノチワカレ そしてギターソロがっっつりきかせてからの本編ラストはムーンスパイラル! Moon Spiral EN月灯り 米川さんと森藤さん、アコギとシンセで。ギター指弾きで。アウトロでピックとってピックで弾く。最後の方でギター抱きかかえるようにして高い音の弦を押さえてはじいて高い音を出していた。 Bad Loser そして青ラメギターを手にとって、最後の曲「声は出せないけど、立ってもいいですよ」と言いだす米サマ。後ろや両端の席からポツポツ立ちはじめたら須藤さんが「全員起立!」と号令をかけて(笑)最前列の人も全員立ったので、配信のカメラ担当のお姉さんがアワアワして慌ててカメラの角度を変え始め、三脚握りしめて固定!みたいになっていた。総立ち、タオル振り回し、拳あげて、久々のこの感じはホント楽しかったなー。 演奏されたのは全17曲で、「月」10曲、「雨」7曲だった。アンコール2曲が的中したのは密かにけっこううれしかったりする。 私がリストにまとめたのは「月」曲が10曲、「雨」曲が13曲だったので、月曲は全曲演奏されたということになる。Spotifyのプレイリストに入れたのが17曲、サブスクに入っていない最新アルバム「彩」の4曲と、C-C-B時代の2曲、合わせて23曲になったので、これで正解かな?「月」曲リスト「雨」曲リスト 20220616米川英之ソロライブ「月の歌 雨の音」@汐留BLUE MOOD セットリスト 【月】Sailing on 【雨】Sweet Rain【月】Aim at the Moon 【雨】雨の音が聞こえる【月】月に光る涙 【月】月に叫ぶ【月】Precious Moon 【月】Coconut Moon【雨】Tower Side Story 【雨】Get over it【月】Resilience 【雨】Division【月】夜明け前【雨】Rainy Farewellアメノチワカレ【月】Moon Spiral EN【月】月灯り 【雨】Bad Loser
2022年06月16日

NHK BSプレミアムでC-C-Bが「Romanticが止まらない」を演奏した 20220521NHK BSプレミアム「歌えるJPOP! 黄金のヒットパレード決定版 6」(予告映像はこちら)の公録の日は行けない日だったので応募しなかった。どの曲を演奏するかは事前にお知らせされていて、メッセージやエピソードを送ってね!と告知されていたのでもちろん私も出した。オンエアをみてめでたく不採用になったことを確認したので供養のためここに上げておく。 …「Romanticが止まらない」はC-C-Bの名曲であり代表曲ですが、ファンとしては他のC-C-Bのヒット曲や良い曲もきいてほしいと思っていて、ずっとそう言っていました。しかし、今なお「Romanticが止まらない」はきいた人がその時代を思い出す歌、きいた誰もが思わず口ずさむ歌であり、年月を経た現在だからこそ、この曲の持つ力を実感します。今ではこの曲の存在に深く感謝しています。そして今、こうして笠さんと米川さんが、それぞれご自分の音楽活動を続けながら、C-C-Bとしてご出演になり、C-C-Bの曲を現在に伝えて下さっていることが本当に嬉しいです。これからも応援しています。… さて、心臓バクバクで正座してリアタイしたオンエアはとてもステキに放映されて感激だった。 そして、Zepp Yokohamaで行なわれた収録は私は行けなかったのだが、夫が密かに自分で応募してなんと抽選に当たっていたので「私の代わりにみてきて、そしてどうだったか教えて」と過大に過重な任務を課して送り出し根掘り葉掘り聞きだした。ああ、夫よありがとう。抽選に当たり当日現場に行った友人が教えてくれたレポもたいへんありがたかった。また、笠さんが4月26日のご自分のライブで、ステージに出てすぐにお客さんに向かって今日こんなに来てくれて、と感謝の言葉を述べ「こないだのNHKにもたくさん来てくれて本当に嬉しかった」と言って、ライブ中の他の場面でもこの収録のことをたくさんお話ししていた。それぞれに出てきた話を合わせて、3月9日の収録日の様子としてわかることを残しておこうと思う。 プロデューサーの長尾さんと言う方が赤いジャケットを着てホールを走りまわっていて、本番は黒いTシャツだけになって場を仕切っていた。この方が客席を温め、いい感じの場をつくりだしていた。 オンエアだと歌の前にトークをして「では歌のほうへどうぞ」になっていたが、収録の順としては、歌を2回歌ってからのトークだった。 C-C-Bのお2人がステージに現れた時、ペンライトを取り出した人がたくさんいたようで、それをみて長尾さんが「ファンの方がたくさんいらっしゃってますね!」と言った。 何らかの不具合があったのか「Romanticが止まらない」は2回演奏された。そのときに笠さんが「ちょっと(テンポが)遅かったですかね?」と言った。もう一度演奏すると決まったとき、長尾さんが「皆さん、もう一度ききたいですよね?」のように盛り上げてくれた。 演奏が終わってからトークのブースへ移動した。笠さんはドラムと一緒にはけて、ステージに戻ってくるまでに時間がかかった。 笠さんが戻ってくるまでの間、米川さんと荻野目洋子さんの2人と、平野ノラさん、DJ KOOさんの4人の場面があった。荻野目さんがDJ KOOさんに「その衣装どこで買ったんですか」ときいて、KOOさんが「高円寺の古着屋です」と、お店の実名ありで答えるなど、絶対オンエアされない話をしていて、それを米川さんがニコニコしてきいていた。 曲紹介やトークでちょっとでも間違えたり噛んだりするとカメラを止めてやり直しをしていたが、英樹さんの亡くなったのが2005年とDJ KOOさんが言ったところは、訂正されずに進行した。オンエアでは英樹さんの写真と共に正しい年の字幕を出してくれた。 足の悪い笠さんが、立つ前にカット、立ったらカット、のように撮影してくれたが、立ったり座ったりするときに米川さんが必ず肩を貸してくれた。 笠「僕は米川と同じ年で、C-C-Bの中で1番年下だとずっと思っていた」(※本当は米川さんが2歳下)笠「僕は本当は九州出身で東京生まれじゃなかった」米「それ僕知らなかったんですよ」笠「そんなん多いんですよウチ」笠(米川さんを指して)「僕は彼に助けられている」 トークが終わってはける際に、予定にはなかったが「C-C-Bのファンの人たちがたくさん応募して来てくれた、ぜひお客さんに一言」のように長尾さんに言われ、笠さんがマイクを渡されて、お客さんに向けてお礼を言う場面があった。 放映されたものにはプロデューサーの方はもちろん映っていないのだが、このような配慮ある進行が、和やかなトークと魅力的な演奏を引き出して、素敵な番組となったのだなあと感じた。オリジナルにプラスアルファロック色強めのカッコ良さで令和の世にテレビで演奏された「Romanticが止まらない」。お二人のお人柄を感じるトークも素敵だった。 DVD 米川英之 35th Anniversary Tour "DEAR MY BLUE"よりの映像(公式)https://youtu.be/1aczYcjz_XQ笠浩二 DVD「Live Tour 2017 feat. 米川英之」ダイジェスト(公式)こちらに収録の「Romanticが止まらない」は今回演奏されたものに近いバージョンかな?ダイジェストの一部にも入っていますhttps://youtu.be/fMRdrkIGHUc
2022年05月21日

ラジオ大阪「新しいあなたの朝に!ハッピー・プラス C-C-Bの隠れた名曲特集」20220519 20220526こんにちは。C-C-Bの名曲特集と拝見し、いてもたってもいられずお便りいたします。笠浩二さん、米川英之さんは現在それぞれソロでの音楽活動をされていて、ときにはお二人でC-C-Bとしてコンサートやテレビにご出演されています。現在のライブでも大切に歌われるC-C-B時代の曲をきくと、時が経っても色あせることなく、むしろ味のある彩を深めていることに、名曲であることを改めて感じます。特にそれを思うのは次の2曲です。「スワンの城」(シングル「元気なブロークン・ハート」B面)霧の湖、いばらに囲まれた城、手負いの白鳥。笠さんの声の魅力が描き出すこの世界観。このリズムにこの歌詞をのせて歌う笠さんはとても素敵です。歌う方が最大に素敵にみえる名曲と感じています。「Blue Guitar」(アルバム「信じていれば」収録)米川さんのメインボーカルのこの曲、ギターは歌と同じぐらい、時にはそれ以上に歌うのだと当時の私が感じたのがこの曲です。米川さんのイメージカラーはすでに青でしたがそれを永遠のものとしたのがこの曲です。青いギターは現在でも米川さんのトレードマークです。いずれも松本隆さんのことばにより歌の景色が鮮やかに立ち上がります。曲から世界が広がる、大好きな2曲です。と、リクエストした2曲のうち1曲でお便りを読んでいただき嬉しかった。自分の送ったお便りの全文を残しておきたくここにあげておく。ラジオ大阪の「新しいあなたの朝に!ハッピー・プラス」という番組の「通 of Us」という、ピックアップされたアーティストのマニアックな曲、隠れた名曲を教えてくださいというコーナーで我らがC-C-Bが取り上げられるとのことで、ラジオ大阪の入るエリア外からもたくさんのリクエストがあった様子。5/19に放送され、とてもたくさんのリクエストがあったため来週もC-C-B特集をします、とのことで、それはそれは嬉しかった。ちなみに2週めの「Blue Guitar」もリクエストした曲でしたが「~さん、他からたくさんリクエストいただきました」ということで私の名前は読まれなかった。オンエアされた合計8曲については番組の公式ツイッターにて即日そのタイトルが公開されています。5/19オンエア曲 御意見無用、花吹雪 ジェラシー スワンの城 約束5/26オンエア曲 愛の力コブ シェリー Blue Guitar 走れ☆バンドマン
2022年05月19日

笠浩二「The Acoustic 2022」@BLUE MOOD 20220426 19:00 笠浩二(Vo)知野芳彦(G)森藤晶司(Pf)松木隆裕(Perc)仮谷克之(B)メンバーお写真→笠さんの公式ページ音楽が人の心に響くのはどんなときなのだろう。勇気づけられたり、元気になったり、時には共に泣くこともある。ただときどき思うのは、気持ちがパサパサに乾燥していて、音楽による潤いが入っていかないときもある。共に泣くことができるような心の状態があるかと自問自答する日々もある。 会場で配信で、笠さんの声が届いた人の心をどれだけ潤しただろうかということを思った今日のライブ。今回はピアノとアコギとアコベ、カホンとパーカッションのアコースティック編成で、笠さんはイスに座って歌唱するスタイル。だからこそ際立つ歌と声の魅力。 イスに座って、今回はスタンドマイクなので、笠さんの両手が、手拍子をしたり、自分のヒザをたたいたりしてとるリズムが、客席の私たちと共有する感じがとても良い。ドラムが前になくても自然に手が動いちゃうのだろうなと思った。今回のように歌に専念することで歌詞の意味や表情をより意識した表現になっていると感じたし、時には両手の手ぶりで歌の世界を表現しているところも出ていたことはとても新鮮で素敵だった。「二人きりで〜」という歌詞のところで指を2本出したところで悶えていた女子は私の他にもいたぞ。バンドだとどうしても楽器の音に声が紛れてしまうが、アコースティック編成であることで、伸びやかで、昔の曲も原キーのまま歌える奇跡の歌声をじっくりきくことができた。 C-C-Bとしてのラストアルバム「信じていれば」収録の「もう、遅すぎて」。21世紀にこの曲をライブで笠さんの声で目の前できく日がくるとは夢にも思わなかった。嬉しい、とはちがう感情なのだが、その胸いっぱいの感情は涙となって尽きず溢れた。実は私の某アカウント名はこの曲にちなんでつけたのだ。どうしようもない悲しみに満ちたこの曲のイメージと、2015年に彼らに「再会」した自分がどうしようもなく遅すぎたのではという気持ちとでその名を選んだ。 田口智治さん作曲・編曲、そしてこの麻亜一花という作詞の方は、当時雑誌パチパチのC-C-B担当だった森田恭子さんということはC-C-Bファンはみんな知っているが、なぜ作詞をしてもらうことになったのかはどこかに書いてあったのだろうか、今となっては確認するすべがない。 この曲は当時のツアーでは演奏されていないらしい。ライブバージョンは某動画サイトで私もきいたことがあるが、それはFMラジオで放送されたライブでの演奏だ。今回ステージ上で笠さんが「それ、オレ歌ってないよね?!」松「いや、笠さんが歌ってました」というぐらい、当時ほとんど演奏されていない「もう、遅すぎて」。静かな中に複雑な旋律の美しさを感じる演奏が素晴らしかった。 C-C-Bの活動当時、ライブ中に笠さんがドラムを叩く腕の動きの中で、脱臼ということなのだろうか「腕が抜ける」ことがしばしばあったという。それに対して渡辺英樹さんがライブ中にベースを弾きながら近づいて来て「今腕抜けたろう?!」「ちゃんとオレは気づいてるよ」「ちゃんとフォローしたよ」などと声をかけてくるのだが、それに笠さんは「ムカついちゃった」のだと言う。 今日出たエピソードは1つなのだが、何度も何度も、そのように英樹さんが笠さんを気づかって近づいてきて話しかける、という話を繰り返ししていたので同じような場面は数多くあったのではないだろうか。笠さんが英樹さんの話をするときに愛憎入り交じるようにみえるのは本当に兄弟のように近い存在だったからこその感情なのだろうと思いながらきいていた。 最近、とてもよくしてくれた恩人の方との急なお別れがありとても悲しかったとお話されていたが、英樹さんとのやりとりやバンド時代の思い出話にも感情が揺さぶられていたのではないか。美しいバラード「純情夜」の途中で声を詰まらせ歌えなくなった笠さん。悲しい出来事に見舞われた笠さんに私たちが何かできるかなんておこがましいことは言えない、共に泣くことしかできない。 私たちができるのは笠さんの今の活動を応援することだ。今日のライブで、会場でも配信でも、笠さんの歌に心潤されて、今日を明日を生きぬく勇気をもらった人がたくさんいる、そのことをどうしても伝えたい、そう思った。 https://eplus.jp/sf/detail/3606680001-P0030001P021001アーカイブは5/2まで。期限までは何回でもみられます。 セットリスト No PermissionSoul TripperCiderGlory Days幾億の恋ナミダも消えて DAY by DAYもう、遅すぎて空想KISS風車の下でいつでもアバンチュール純情夜 (アンコール)流星のラスト・デートスクール・ガール初出 20220427最終更新 20220504
2022年04月26日

Team DRAGONZ @GIRL TALK ガールトーク 20220410 小森啓資 須藤満 米川英之そして今年2022年のチードラ。東京よりも少しだけ満開が遅かったのだろう、千波湖の畔の桜の満開にまにあった快晴の日。クラウドファンディングのリターンでいただいたトートバッグとともに、頭上にも水面にも地面にも花びらの満ちた景色の中にしばし佇み、その美しさを楽しんだのち、外はまだ明るい中、開場時刻を目指してお店に向かった。2022年チードラのセットリストを載せますのでまだみたくない方はご注意ください。Team DRAGONZ @GIRL TALK 20220410 17:00 小森啓資(Dr) 須藤満(Bs) 米川英之(Gt.Vo) セットリスト (☆はインスト曲) 1 Sweet Rain(米川英之)2 薫風(須藤満)☆3 Hot Summer Evening(米川英之)☆4 The Funky Trip(須藤満)☆5 ルビーの指環(寺尾聰 須藤さん選)6 綺羅(小森啓資)☆ 7 Coconut Moon(米川英之)☆8 雨に泣いてる(柳ジョージ&レイニーウッド 米川さん選)9 Revelation in a Dream (小森啓資)☆10愛なんだ(V6 小森さん選)11 Super G(須藤満)☆12 Circle Game(米川英之)☆(アンコール)13 君はもう泣かない(米川英之)14 奇跡(米川英之) チードラは今年2022年よりTeam DRAGONZという表記になった。 須藤満さん 元T-SQUAREのメンバー ゴスペラーズなどのサポート小森啓資さん 野獣王国、Sense of Wonderなどに参加 薬師丸ひろ子さんなどのサポート米川英之さん C-C-B でプロデビュー 矢沢永吉さんなどのサポート 詳しい経歴については検索していただくとしても、ライブミュージシャンとして途方もない経験をお持ちだということはお分かりいただけるだろう。いずれもご自分の曲を作り続けながら他のアーティストのレコーディングやライブでのサポートをしている。チードラではそれぞれのオリジナル曲が息の合ったサイコーの演奏できけることがとても楽しい。 チードラで演奏される小森さんの曲で「綺羅」というインスト曲がある。「僕が野獣王国のために書いたのですが、本家ではあまり演奏してもらえなくて粗末に(!)扱われているが、チードラでは愛されていて、毎回リハもしている」と小森さん。このチードラのメンバーがライブのたびに必ずこの曲だけは毎回リハをするというのだから相当の難曲なのだろう。少なくとも手拍子をしながらきく曲ではなく、私などはようやくそのリズムを探りながら聞いているのだが、きいているうちにその複雑な曲世界とグルーヴに巻き込まれて没頭していく。きき手はききながら無意識に止めていた息を曲終わりにほーっと吐き出す、そんな曲をもちろんメンバーの皆さまは笑顔で演奏されているのですよ! インスト曲多めのセットリストの中で今回も異彩を放つのが「ドラメロ第3弾」。魅惑の低音ボイスで「ルビーの指環」を歌う須藤さん。イントロのジャッジャジャララーラをきいた瞬間ルビーの指環だとだれもがわかるぐらいのメガヒット曲を、そのイメージ通りに、3つの楽器で3人で演奏するのにどれほどの創意工夫がされているのだろうと思った。 米川さん選「雨に泣いてる」。柳ジョージさんは世代ではないのでこの曲は私ははじめてきいたのだが、ブルージーな歌唱とギターのカッコよさがとても素敵だった。この曲できく米川さんのギターは米川さんの曲できくのとちがう音なのだけれど確かに米川さんの音だと感じる。 小森さんの選んだ「今回もジャニーズ」の1曲は「愛なんだ」。このコロナ禍の中で愛や勇気について思うことがある、今年のチードラは北海道が初日だったこともあり玉置浩二さん作曲のこの曲にしたとお話しされていた。ストさん米川さんのコーラスとともに小森さんの歌心溢れるボーカルがとても良かった。 カバー曲がそのイメージ通りに、ときにはそれ以上の魅力を伝えるパワーを持って演奏されるのは、チードラの皆さまがそれぞれご自分の音楽世界を追究しつつさまざまなサポート現場でご活躍されていることが大きいのではと感じている。息の合った中でアドリブの応酬の続く超絶技巧のインスト曲を楽しみつつ、ドラメロの演奏にワクワクする、これからもチードラをどうしてもライブでみたい、そう思っている。 GIRL TALKさんが紹介するチードラ→https://twitter.com/mito_girl_talk/status/1512388786579439616?s=20&t=Dvb8CY2vd3QFChuqTiye5g 当日の演奏の様子 GIRL TALKさんの公式アカウント→https://m.facebook.com/SuperDreamLakeConcert/videos/%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%AA-%E3%81%84%E3%81%84%E3%81%AD/933134317357895/「Circle Game」演奏中
2022年04月10日

2020年の秋に、当時の話題の施策「GO TOトラベル」をもじったツアータイトル「Team Dragons Tour 2020 『Trio de GO TO』」でチードラは全国16か所のツアーを敢行。(ちなみに感染者数の増加に伴い、この年の12月末にGO TOトラベルは停止となった) 私が人生においてきいてきた音楽は、だいぶ前にこのブログでも触れたように歌モノばかりで、自分自身も楽器の経験がないのもあり、あまり楽器の音を意識して音楽をきいてこなかったのだが、米川さんのライブに行くようになったことで、いまではインストゥルメンタルの曲がすっかり大好物となり、ギターの旋律を追いドラムやベースを全身で感じる楽しみを知った。インスト曲におけるアドリブや楽器同士の掛け合いなど、どこまで行くのー!と思うぐらい盛り上がって遠くまで行ってしまっても、もとの曲にちゃんと戻ってくる感じがまた本当に楽しいのだ。この日のセトリのインスト曲に☆印をつけておく。 2020年11月15日 六本木C’LAPSTeam Dragons Tour 2020 「Trio de GO TO」 セットリスト 1 Circle Game(米川英之) ☆2 薫風(須藤満) ☆3 Revelation in a Dream (小森啓資)☆4 Let’s 55(須藤満)☆5 綺羅(小森啓資)☆6 夜明け前(米川英之) 7 Hot Summer Evening(米川英之)☆8 Zokkon命(シブがき隊 小森さん選)9 Bomber(山下達郎 須藤さん選)10冒険のススメ(C-C-B 米川さん選)11Welcome Home(須藤満)☆12 ALRIGHT!!!!(米川英之)13 Super G(須藤満)☆ (アンコール)14 君はもう泣かない(米川英之)15 Broken Wings(米川英之)☆ (ダブルアンコール)16 Color of Wind(米川英之)☆ この年に披露されたドラメロ第2弾の3曲。ナイトレンジャーへのオマージュで名高いギターのイントロに激アがるシブがき隊のキラーチューン「Zokkon命」は小森さんボーカルに須藤さん米川さんのコーラスで。ベースの効いた「Bomber」のボーカルは米川さんが歌った。C-C-Bのアルバムのタイトル曲であった米川さん作曲の「冒険のススメ」は、「(活動)当時3人ボーカルで歌う曲を作りたいと思って作った曲だった」「(チードラの中に)歌いたがりがたくさんいる」から今回選んだ、とのこと。オリジナルのボーカルは笠浩二さん、関口誠人さん、渡辺英樹さんの3人のこの曲、チードラでは笠さんパートをドラムスの小森さんが、関口さんパートをベースの須藤さんが、英樹さんパートを米川さんが歌った。キーボードなしのスリーピースで演奏するにあたっての創意工夫が随所にされた「冒険のススメ」はとてもカッコよかった。 熊本公演では笠浩二さんをゲストに迎え、ツインドラムでの「冒険のススメ」で、笠さんパートは笠さんが歌ったとのこと。チードラの熊本公演に笠さんがゲスト、ときいたとき、ああ!それはみたいなあ!と思った人は多かったと思うし私もそう思ったがさすがに熊本には行けなかった。県をまたぐ移動に厳しい目を向けられがちな時期だったので残念ながらあきらめた人も多かったのではないか。 小森さんのFacebookに上がっているにこやかな二人のドラマーの写真がとても素敵だった。 須藤さんのブログにも熊本公演の様子とお写真が。 私のみた2020年11月15日六本木C’LAPSでのライブは全国16公演のツアーの楽日で、ドラメロコーナーはたいへん盛り上がり「これで最後かと思うともうちょっと歌いたい」という小森さんの発言や、「Bomber」でのキメポーズを米川さんにステージ上でレクチャーする須藤さんや、「ホンモノに寄せて歌うようになってきた」と米川さんが話すと、お互いを指さす須藤さんと小森さんが本当におもしろかった。このときのツアーでは楽日の六本木はもちろん、いくつかの都市での公演の配信も行われた。ちょっと前だったら考えられないような「生のライブを見る前に配信ライブで体験する」ということができるようになったのは画期的と感じた。そして各地で好評だったこのシリーズは、年が明けた2021年にもさらにいくつかの都市でのライブを行った。(つづく)
2022年04月10日

チードラとは、と、その名前の由来を家族に説明しようとしたところ「いや、もう知ってるから、だいじょうぶ」と言われたのだが。どうもすでに私が相当語っていた、ということらしい。それほどまでに、チードラのことは気になるし、チードラのことが好きだ。 ライブで演奏された曲名をネットに記すのはいつからオーケーなのだろう。ツアーがその後まだ続くようなときは配慮した方がいいのは当然だが、曲名だけではそのライブでその曲がどうだったかを少しも語ってはいないから、それをネタバレとは私は思わない。 そんなネタバレ上等派の私が、まずはどうしても生でみたいと願って、すでに行われた会場に行った友人からセットリストを教えてもらうことを遠慮し、すでにあった配信も見ないようにしていたのが、この「チードラ」。曲名を明記して感想を書くことの是非が問われることが悩ましいこのSNS時代、余計なトラブルが起きそうなことは避けるようにしているが、チードラツアー2022年版についてはすでに配信も2回行われているので、あえて曲名にもふれてこの日記を書こうと思う。まだ2022年のセットリストを見たくない方は気をつけてくださいね。そして、今回のライブに行って、今までみたチードラの記憶が怒涛のように蘇ってきてどうしてもそこから書いておきたい気持ちになっている。 今までにみたチードラはいずれもとても楽しかった思い出深いライブであった。このお三方はもともと仲良しで以前よりライブやレコーディングを共にしてきているのだが、チードラの名を私が認識したのは2019年12月のミニツアーで、そのときは横浜にあったHey Joe で須藤さんの55歳のお誕生日前日に「Team Dragons Trio de 55」というタイトルで行われたライブと記憶している。 2019年12月14日 横浜Hey JoeTeam Dragons -Trio de 55- セットリスト 1 Circle Game(米川英之)2 薫風(須藤満)3 Maverick(米川英之)4 Prayer(小森啓資)5 Coconut Moon(米川英之)6 2000GT(小森啓資) 7 Where are you Calling?(須藤満)8 悲しみ2(TOO)ヤング(田原俊彦 小森さん選)9 Spinning Toe-Hold(CREATION 須藤さん選)10 抱きしめたい(C-C-B 米川さん選)11 Revelation in a Dream (小森啓資)12 ALRIGHT!!!!(米川英之)13 Super G(須藤満)(アンコール)14 君はもう泣かない(米川英之)15 奇跡(米川英之) この日のストさんのMCで「トリゴーか、チードラか、あなたはどちらの呼び方をする?」のような話があった。そもそもTrio de Goというのは米川さん主催のセッションHYbridが3ピース版のときにつけられたタイトルHYbrid Trio de Goであり、米川さん須藤さん小森さん以外の3人のときにも使っていたタイトルであった。 このときのセットリストがかなり衝撃的かつめちゃめちゃ楽しくて、そのあとの豊橋、京都でも好評だったようで、中でも話題になったのは「ドラゴンたちのメロディ」、略して「ドラメロ」のコーナー。同じ1964年辰年生まれのお三方の音楽遍歴の中の思い出の曲を演奏しよう、というコーナー。この日は休憩をはさむ2部制のライブだったのだが、1部の終わりの退場際「2部をお楽しみに」「ドキドキです~」と自ら期待のハードルをあげまくるチードラの皆様。 小森さんが、トシちゃんのバックバンドに応募するつもりでジャニーズ事務所のオーディションを受けに行ったときに、この曲を用意していった、しかし何かの手違いでトシちゃんのバックバンドのオーディションはすでに終わっていて、代わりに受けたシブがき隊のバックバンドのオーディションに受かって「シブ楽器隊」のドラマーになった、という話がたいへん興味深かった「悲しみ2(TOO)ヤング」。この曲は米川さんにとっても思い出の曲であるそうで、この曲のギターは松原正樹さんが弾いていること、米川さんがギター教室に入るときに、テープ審査にこの曲のギターを弾いて出したことをお話ししていた。 須藤さんにとってはじめてインストゥルメンタルの曲として認識した曲とのことで選ばれた「Spinning Toe-hold」は、プロレスのリングアナウンサーによるレスラー紹介風の須藤さんのアナウンスからはじまった。ベースの音がとてもカッコイイ曲でとても盛り上がった。 米川さんが選んだ筒美京平さん作曲の「抱きしめたい」は、C-C-Bのシングルではじめて米川さんがメインボーカルとなった曲だ。須藤さんは米川さんのライブでベースを弾きながらコーラスをつけていることが多いのだが、それは「頼まれていない」のに自主的にしているのだとよく話していた。しかしこのときは米川さんから頼まれたのだという。米「追いかけコーラスの譜面を二人に送りつけて」ス「珍しくオーダーしてきました」こんなやりとりがあったことをとてもよく覚えている。そしてこの日が、私が横浜Hey Joeでみた最後のライブとなった。このライブのあと年が明けて2020年2月半ばごろからライブハウスへの風当たりが強くなり、4月の緊急事態宣言によってライブの開催が不可能となって、Hey Joeは5月末にて閉店となったからだ。というわけで、まだ今年のチードラの話にはたどり着いていませんので、続編にて。 Team DRAGONZについては、京都ライブスポットRAGさんがその配信ライブにあたって一部公開している動画の説明がたいへん詳しくわかりやすいので読んでほしい。→ https://youtu.be/oDkozPOvw48 京都ライブスポットRAGでのライブのお知らせ動画。このお三方がともに1964年生まれでありながら「同級生ではない」という謎を解き明かしている。→ https://youtu.be/EMe4giugaWo 同じくRAGさんチードラ2021年3月20日のライブのダイジェスト動画→ https://youtu.be/wKlEHlKYOVw (つづく)
2022年04月10日
とある公開放送の収録を観に行く。 おひとり様かぎりということでかみさんにサプライズプレゼントとやらをどや顔でやろうとしたらあっさり「その日仕事だよ」といわれ途方に暮れる(脳内BGM:アンチェインドメロディ) 入場ハガキを無駄にするのもあれなので行ってみることにした。男のサプライズプレゼントはうまくいかない、なんてよく家庭板まとめとかにため息交じりで載っているけれどまったくそのとおりだよママン。といいつつちょっとわくわくしている自分がいたり。 公開放送なるものを観たのははるかむかし高校生のころのNHKFMの旧姓奥居香の番組だけだ。番組でなにやって何をしゃべっていたかなんてすっかりわすれているけど奥居香は若く、小さく、そしてバンド姉ちゃんというかロッカーらしい殺気みたいなオーラを放っていたなーなどと思い出したり。 仕事を午前で終わらせ、会場にむかうと開場1時間前にはかなりの行列。飲み物は中で買えない、というのを繰り返し宣伝していたのはコロナ時代の風景として覚えておこう。全体に年齢はわりと高めか。往年の、JPOPという言葉が生まれる以前(当時は邦楽といったんじゃ)のアーチストばかり出るラインナップのせいと思われ。でも全員最前線で生き残っている一流ばっかりなのはさすが国営放送。 ライブをやるところとトークをやるところの2か所に分かれ、舞台転換の間にトークの収録をする。20人ぐらいのスタッフが一糸乱れぬ動きで舞台を切り替え、つなぎの台詞をいうところで収録をとめる、という動きが面白かった。かといってその間来たお客さんを退屈させない平野ノラさんとDJkooさんの軽快なトークが場を冷えさせない。 その服どこで買ったんですか?とか子育てトークとかおそらく収録には載らないところがライブのよさである。 十分活舌がいいうえにトチることのないふたりではあったけれど、出演者紹介の場面は慎重に撮っている(リテイクが何回かあった)のがよくわかった。よく紅白の女優司会を年末恒例のネタとしてわらうことが多いけど、実は結構難しいのがよくわかった。なんなら自分でやってみるといい。聞こえるようにかつやわらかくというのは結構大変なのだろう。 今日のお客さんはやさしいですねー、なんてコーさんがいっていたけれど、制作側の熱意と気遣いの賜物だろう。そして実際いい空気ができていた。あれなら演奏しやすいだろう。 ダパンプ、エポ、CCB、島谷ひとみ、タケカワユキヒデ、荻野目洋子、と出演陣もある時代をつなぐような感じで心地よく聴いて帰った。正直いうとだれにもとくに思い入れはない(ごめんねハガキ落選したひとたち)が、自分の時代を彩ったひとたちとしてリスペクトしかない。 実際の番組をみたら自分とは別の日の収録とつないでひとつの番組にしていて中身の濃いいものになっていた。テレビってすごい・・・という月並みな感想ですみません。(♂)
2022年03月09日

米川英之Birthday Live 2022 DAY1 20220303 DAY2 20220304 18:00START汐留BLUE MOOD 米川英之 須藤満 森藤晶司 長谷部徹 メンバーお写真→米川さんのFacebook 3月3日は米川英之さんのお誕生日。 本年2022年、58歳のバースデーライブは3月3日、4日に汐留のBLUEMOODにて両日同時配信ありで開催された。 2021年9月にニューアルバム「彩-Irodori-」をリリースした米川さん。リリースライブを1公演行ない、その後約3ヶ月間矢沢永吉さんのバンドのギタリストとして全国ツアーに行っていたので、ライブでお披露目されていない新曲もあった。今回のバースデーライブ2日間で「彩-Irodori-」から全ての曲が演奏された。(米川さんのCD、DVDはこちらから購入できます→公式 米川英之 ONLINE SHOP) 私がはじめて行った米川さんのライブは、当時は二子玉川にあったKIWAでの2016年のバースデーライブだった。2017年もKIWAで2日間のうち初日をみた。2018年は新横浜New Side Beachと二子玉川KIWAの2日間に行った。2019年は西新宿ReNYでの活動35周年&55歳のお祝いで、DVDにもなっている。 2020年のKIWAは、私は自分の持病の治療があり行けなかったのでチケットをとっていなかったが、感染症の影響が急激に生じ、開催の是非さえ問われるような世の中の空気を大変心配したことを思い出す。2021年はBLUE MOODでの2日間で、入場できる人数を制限して観客を入れて、同時配信ありで開催した。今年2022年も同じく配信ありの2日間。こうやってみるとすっかりおなじみとなった配信も、年単位でみればここ2年のことであるのだな。 2020年のバースデーライブの後ぐらいから、ライブハウスがその存在を悪く言われて一気に苦境に陥り、2020年4月の緊急事態宣言からは約2ヶ月間、米川さんもライブ活動の中止を余儀なくされ、全く動けなくなった。2020年5月21日に高田馬場音楽室DXのはじめての配信ライブとして「無観客配信」として開催された永井敏己さん主催のセッションに米川さんがご出演、続いての日程で米川さん主催のセッションライブHYbridが配信となり、ライブ活動が再開したときの感激は今もはっきり覚えている。ちなみに、2020年6月10日にBLUE MOODで行われた初の配信ライブは米川さんのHYbrid Trio de Goだった。その後、お客さんを入れてのライブも配信との併用が多くなり、なかなか会場に行けない方もライブを楽しむことができるようになったり、アーカイブで何度も繰り返しみることができるようになったり、今までにない楽しみ方が可能になったのは革命的とさえ思える。 初日のMCで「めでたいような歳でもなくなってきましたが」と言う米川さん。「歳を重ねてですね、僕の体に何か変化があったかというと、まだなさそう」米川さんらしいなあ、って、みんなニコニコきいている。「みなさんありがとうございます、こんな年になるまで応援していただいて」「応援してくださるから僕がなんとかやってこられた、本当、ありがとうございます」と言われたのは嬉しかったなあ。ファンとして大好きなアーティストさんのお祝いに行ける日があるって、こんなに幸せなことはない、今年はさらにそう強く感じた。 先日独奏会でピアノの弾き語りで演奏されたのをきいてとても素敵だと思った「Get over it」は、今回の編成ではギターの叙情的な音が印象に残った。バンドでぜひききたいと思っていた大好きな「Vintage」は、コーラスとツインギターのパートを同期で出すことで厚みのあるアレンジを存分に楽しめた。「Vintage」については、私はメロディや歌詞に惹かれていたが、今回の演奏でリズムの気持ち良さを強く感じた。こういう発見があるからこそ、ライブできけることの幸せは何ものにも代えがたいと思った。 2日めは「Bad Loser」が予想通り来たのが楽しかったなあ。「祈り」は米川さんらしいAORへのアプローチが大好きな曲で2日間きけてよかった。「Division」の間奏のオルガンからのギターソロがとてもカッコよいこと、曲の最後まで凝った展開であることに改めて気づけたことは、やはりライブできくことの良さだと思う。米川さんご自身がフェイスブックでアルバムの曲の解説を順にしているのだが、まだ一部の曲だけなので「Division」についての解説も読みたいと思った。 「祈り」では須藤さんの渾身のベースソロ!の一方で、森藤さんがストさんのオリジナルグッズの手ぬぐいを自分の顔の前に掲げて「一反木綿」的な何か(笑)になっていて、1日めは森藤さんから手ぬぐいが渡された米川さんが次の一反木綿になっていたのだが、2日めは手ぬぐいがはじめから2本あり、リズムに合わせてゆれる一反木綿が同時に2人発生(笑)気づいたときのストさんの反応が面白かった(笑) 以前は須藤さんがベースソロを演奏しながら客席を渡り歩いて会場後方に行ったり、米川さんが客席を駆け抜けて、時にはオペ室へのハシゴに片手で登ってもう片手でギターを弾き続けたりなどの「客席乱入」「場外乱闘」がライブでのお楽しみだったが、コロナ以降はそれらは行われていない。基本は着席、マスク着用、声援はなしで拍手で応えるなど、コロナ時代のルールでライブは行われている。 有観客でも無観客でも配信でも、時短のときもアルコール禁止のときも、各地でライブを続けてくださっていることに感謝しかない。走り続ける米川さんのライブはいつだって最新が最先端で最高だ。だからいつだって、次のライブに行ける日が待ち遠しい。 セットリスト 3/3 1 Alright!!!!2 Missing Blue3 美しきものたちへ 4 CALLIN’5 雨の音が聞こえる 6 Get over it 7 Division8 Vintage 9 Sweet Rain10愛しい日々11名もなき日々 12 Barracuda13 Getting Better 14 Masquerade15 祈り16 Dear My Blue EN17 Sailing on(ハッピーバースデータイム 須藤さんがケーキを持って来た ケーキ2個!)18 Our Song 3/4 1 夜明け前2 Missing Blue3 2121 4 CALLIN’5 雨の音が聞こえる 6 Get over it 7 Division8 Vintage 9 Sweet Rain10愛しい日々11名もなき日々 12 Barracuda13 Getting Better 14 Bad Loser15 祈り16 Dear My Blue EN17 Sailing on(ハッピーバースデータイム プレートのデザートと青いワイン)18 奇跡
2022年03月04日
こちらのブログはどこにもつなげていないので、何らかの検索で来てくださっているのでしょう。読んでくださった皆さま、ありがとうございます。ここ数年、C-C-Bについて個人的に思うことや現在の活動についての感想などを書いているのは妻の私です。他の項目についてはほとんど夫が書いています。今後もジャンル専用ブログ等にする予定はありません。文字数が溢れそうな感想があるときに、個人的に感じたことや思うことをこちらに残しておきたいというのが基本方針です。レポとは言えないものがほとんどですのでそんな方はいないと思いますが転載禁止です。リンクでご紹介いただくことは問題ないです。アフィリエイトはソフトの紹介目的で貼っているだけで全く儲けなどありません。個人の趣味と世迷言の日記です。C-C-Bについては、妻が語るC-C-Bというカテゴリで書いています。ここで交流することは望みません。それは別の場所で。では今後も気まぐれにゆるゆる参りますのでよろしくどうぞ。妻。あ、あともう一つだけ(リンク参照)
2022年01月09日

矢沢さんの2021年「I'm back!!」~Rockは止まらない~最終日横浜アリーナ公演 個人的感想(青色多め)20211225矢沢永吉さんの今回のツアーは10月5日にスタートしたが、私がチケットのとれた武道館はそこから2ヶ月先であったので、自分の見に行く回が無事に開催されるか気が気ではなかった。10月の2、3ヶ月前のことを思い出すと、まだワクチンの予約もはじまっていなかったし、7月8月は市中の感染症の状況はかなり悪かった。医療機関に負担をかけないよう、可能な限りの自粛をという空気だったのが2021年の7、8月のこと。 だから、10月のはじめにライブが開催できていても、2ヶ月後にはどうなっているかわからない世界に我々は生きているのだな、と思っていたので、12月に自分の見に行ける番が回ってきたときは本当に嬉しかった。 そして後から追加で発表された横浜アリーナ公演。この後の自分の人生で、横アリのチケットとって見に行きたいと思うアーティストがあらわれるかわからない、だから今回行こうと思った。上手側で程よく段差がありステージ全体がみえる席。モニター画面は相変わらずデカイ。 武道館の時と変わっていた一曲め「ラスト・シーン」ではじまった横アリ公演。イントロのあのギターに切なく揺さぶられる。この一曲めは個人的には大変嬉しく、一気に全身が熱くなった。あのとびきり大きなモニターにギタリストの米川英之さんが時折大きく映るたびにカーッと体温が上がる思い。 ボスはMCで「今日、僕、ヘンかも」「31回の最終日が来ちゃったよ」「最初はホントにできるのかと。でも途中から、ホントにやっちゃうんじゃないかと」など、31回のツアーの全ての公演が行われてこの最終日まで来られたことへの感慨を何度も口にしていた。ツヤのある歌声は広大なアリーナに響き渡り、喉の調子は絶好調だったのでは。「マスクして、声出しちゃだめ、タオル投げもなし、ホントにすみません」と頭を下げる矢沢さん。歌声やバンドの演奏が最初から最後までよくきけるのは私は嬉しかったけど、やはり残念に思う人も多くいるのだろうな。 メンバー紹介はボスの右から。サックスの大郷良知さんが最初に紹介されると、大郷さんが力強く拳をあげる。「それをいつも喜んでみているのはヨネちゃん、どうして?」とボスに言われていた米川さんは、この日も2番目に紹介された。「紹介します、ギター、ヨネカワ!」ギターの近田潔人さんの紹介のときにも「ヨネと一緒に、いいですね、このツインギター」と言われていた。(お二人の楽屋用のギターが並んだ写真) 矢沢さんが本編ラストの「PURE GOLD」で声をつまらせたことには驚いた。常に完璧に「ロックシンガー矢沢永吉」であり続けるボスが歌えなくなった瞬間、ザワッと横アリの空気が揺れた。感極まるボスは想像できなかった。このご時世に全国31公演を計画し、無事に千秋楽を迎えられたことに感無量なのだなあともらい涙。 アンコール一曲めの「サイコーなROCK YOU!」でイントロからのボスの歌の入りが早かったのだが、即座にスイッチを踏み替えて音色を替えていた米川さん。この時バンドや照明スタッフが即座に合わせていたことはネットでも賞賛されていて、共にこのツアーを乗り越えてきたサポートメンバーの呼吸の合った動きだったのだろうと感じた。 「トラベリン・バス」は、私はとてもとてもききたいと願っていたが、今年の全公演で演奏されなかったようだ。横アリは最終日だから、とちょっとだけ期待したけどやはりなかった。本来ならこういう状況でこそ歌いたい「街から街へ」の歌だったろう。でも、またみんなが心置きなくライブを楽しめる状況になったら、またタオルを投げられるようになったら…そんな思いがあるのかな、とこれは私の妄想。この横浜アリーナの映像の一部は、こちらのDVDの特典映像として収録されています。ALL TIME BEST LIVE(通常盤) [ 矢沢永吉 ]ALL TIME BEST LIVE(通常盤)【Blu-ray】 [ 矢沢永吉 ]
2021年12月25日

人生3度めの武道館はアリーナだった。 電子チケットを発券して驚愕。武道館のあのフラットなフロアの席の人はどんなに運が良いのだろうと思ってみていたものだがまさかお一人様で申し込んだ自分に当たるとは。幸運を喜ぶのもつかの間、今度は、これ、行けなかったらどうしようの心配に取り憑かれて。到着してもドキドキし過ぎて途中で倒れたらどうしようと入場ぎりぎりまでオロオロして。無事に入れて最後までライブを楽しむことができてホントにホッとした帰り道。 教訓:良席は心臓に悪い さて、フラットなフロアからはステージを見上げる感じなのね。下手側だが通路に面した席で遮るものも少なくステージ全体がよくみえる。開演前に遠メガネを使って、センターの白いテープの巻かれたマイクスタンドを確認し、ステージ上手の青いピックが4枚ささったマイクスタンドの位置を確認する。 夏にツアーが発表になってから絶対に行くつもりで、チケットをどうにか手に入れようと画策して、この日がとれたのもご縁、無事に公演が行われたのもご縁、自分が行けたのもご縁だと考えるともう奇跡としか思えない。 2015年のManiac Nightで、はじめて矢沢永吉さんのバンドのギタリストとして参加した米川英之さん。2015年はManiac Night、OPEN REHEARSAL GIG、そして東京ドーム。2016年は全国ツアーに帯同。2019年はManiac Night2、幕張メッセでのフェス、矢沢さん70歳の記念日の放映となったフジテレビ「MUSICFAIR」、その年に台風のため中止となり幻となった日比谷野音でのライブ(当選していた方にだけ公開されたリハーサル映像にて確認されている。私は応募したがはずれた。2022年8月12日に公式チャンネルからリハ映像のダイジェストが公開された)2021年「NHK MUSIC SPECIAL」 、Concert Tour 2021 「I'm back!!」~Rockは止まらない~のツアーメンバー。矢沢さんのツアーを周るのは2016年以来今年2021年が2回め。 ちなみにサポートメンバーはツアーがスタートしてからでないと公表されない。そして私たちのギターヒーローはツアーがはじまってからも自分からは言わない。お察しかとは思いますが、あの2016年の武道館以来、私、矢沢さんのファンです。 ステージの左右に縦長のモニターがそれぞれあり、背景全面が大きなメインモニターになっている。どんだけ大きなモニターなんだ!?上階の東西向きの小さめのモニターがその上にさらにある。 矢沢さんの「ようこそいらっしゃいました!」に胸が熱くなる。武道館公演の初日、矢沢さんの4年ぶりの武道館。2017年のツアー以来とのこと。2018年は東京ドームで、2019年は武道館が改修中で代々木でやった年、コロナでライブ自体ができなくなった2020年を経て、4年ぶりにここに立てたことへの喜びと感謝を伝えていたと感じた。やはり特別な場所なのだなあ。 私の人生初の武道館が矢沢さんのライブで、これに参戦できたことはそれ以降の私の人生を少なからず変えた。今日またここに来られて良かった、そう思った。ある曲で歌詞をとばしたことを気にしている様子の矢沢さんだったが、そんなのまったく問題ない!ってぐらい、演出も演奏も、何より歌声の力がすばらしい。ボーカリストとしてのリズム感を全身で表現するその足もとは常に軽やかで、72歳にはみえない、なんてあえて言うのが失礼に感じるぐらい。今回は「永ちゃんコール」と「タオル投げ」が禁止なので、前奏や間奏の楽器のソロなどもよくきこえる。聴衆はより楽曲にじっくり向き合ってきくことのできたこのライブ全編で、楽曲をどうみせるかきかせるかで勝負するストイックな姿勢をより強く感じた。観客は拍手で応援するしかないから、その拍手は熱がこもっていて、なんとかこの気持ち、この拍手で伝わって!永ちゃんきいて!みたいな、そういう感じの暖かさと一体感を感じた。 武道館のどこからでもいつでもみえる日の丸はこの場所を聖地たらしめている大きな存在だろう。聖地における日本ロックの神様の完璧なパフォーマンスにただただ圧倒された武道館初日。この日真下から見上げた日の丸はとても大きかった。 (楽曲のタイトルや演出の内容などを含めたものを、後日改めて書くかもしれません)
2021年12月15日
「米川英之 Girl Talk Special Live」 20211113 Girl Talk ガールトーク 米川さんの曲がきけるライブは何種類かあり、 ・米川英之名義のバンド編成でのライブ・米川さんがリーダーのセッションライブ「HYbrid」・米川さんと永井敏己さん長谷川浩二さんのユニット「THE ARAKURE」・米川さんお一人の会「独奏会」 が主なものだろうか。 米川さんのギターが、いずれも超絶技巧のメンバーと激しいセッションを繰り広げるバンド編成のライブは本当に楽しい。一方で、米川さんが最初から最後までお一人で演奏される「独奏会」では、アコースティックギターでの演奏がきけたり、オリジナルではエレキギターで弾かれる曲がアコギで弾かれたりするのが楽しい。そして、米川さんがピアノで弾き語りされる曲があるのが楽しい。これはピアノでつくった曲、こちらはギターでつくった曲など、曲作りの背景や過程をお話されるのも楽しい。ピアノに向かう表情が、演奏家のそれであるとともに、作曲家であり編曲家としての表情だと感じるのが楽しい。どんな音でできている曲なのかにじっくり耳をかたむけ、音楽家としての表情に感じ入ることのできる独奏会。米川さんの激しい爆音のライブはもちろん大好きだが、独奏会はまた違う味わいがあり、そのギャップにときめいたりもする。 「Girl Talk Special Live」というタイトルで行われたこの日のライブは、多くのミュージシャンが参加して行われたGirl Talkさんが新しいピアノを導入するためのクラウドファンディングのリターンとして開催された。この日は新しいピアノが入った後の日程で、米川さんがお一人で出演される独奏会のスタイルでのライブだった。 お店の外から入口を通ってのご登場。第一部は全曲ピアノでの弾き語り。茶色のベヒシュタインのグランドピアノは「音が大きいんですよ」「音が大きいから小さくも弾ける」とのこと。ピアノの音と相まって、米川さんの歌声の優しいところがより素敵にきこえた。米川さんが「ピアノにひっぱられる」「ピアノに歌わされる」とおっしゃっていたことが印象的。そういう、音楽家の何かを刺激し引き出すような何かがあるのだろう。Girl Talkさんはとても音が綺麗にきこえる空間で、まろやかで美しいピアノの響きにうっとり。この音をきくためにこの場所にくる価値がある、そういう楽器と感じた。 インターミッションを挟んで、第二部はナイロン弦のギターでの「La Marea」からのスタート。この曲は繊細で情熱的な音にいつもドキドキする。今日はナイロン弦のギターだけお持ちになったとのことで、いつもはスチール弦のアコギやエレキギターで弾かれる曲がこのギターで弾かれることで同じ曲でも違う表情がみえる。リズム楽器など他の楽器や伴奏パートの音を出してその上に乗る形で演奏される曲でもよくきこえるギターの音に胸の奥の何かをかきたてられる。第二部のラストは定番の盛り上がる曲。アンコールはアップテンポバージョンの「魂の歌」と、やっぱりききたい「奇跡」。このギターでの「奇跡」はレアでなんだか嬉しい。 アンコールの2曲の後「もう一曲やってもいいですか」と米川さんがおっしゃって、ピアノで弾き語りしてくださったのは「月灯り」。歌声の暖かさとピアノの音の美しさが素晴らしく、今日のライブをしめくくるのにふさわしいこの歌の世界が、スウッとこの場に寄り添うのを感じた。最後に演奏されたこの曲によって、ピアノが主役であったこの会のしみじみとした余韻が全身に残った。 「帰りの高速は月が明るく月とともに帰ってきました」米川さんの、もう帰宅されたとのフェイスブックのコメントに、日付が変わってようやくたどり着いた自宅前で気づいた。ああっ!と言って、自宅前から空を見上げると、上弦から2日過ぎの月が西の空に沈みかかってとても大きくみえた。数時間前、お店の外からステージに出る前にもこの月を米川さんはご覧になっていたのかも、と思った。これからずっと「月灯り」は、この日の美しい月を思い出す曲となるだろう。 セットリスト 第一部1 永遠がはじまる2 Private Lips3 Everlasting4 ハートブレイク・カラー5 Maverick6 End of the World7 Starting Over(以上ピアノ) 第二部8 La Marea9 Sailing On10 Ordinary(以上ナイロン弦ギター)11勇気の種類12君はもう泣かない(以上ピアノ)13 Dolphin Ocean Swim14 Getting Better15 La Siesta(以上ナイロン弦ギター) アンコール1 魂の歌2 奇跡(以上ナイロン弦ギター) Wアンコール3 月灯り(ピアノ)米川英之オンラインショップ(公式) CD・DVDはこちらで買えます 「米川英之」で検索茶色のベヒシュタインのグランドピアノ(ライブ当日の映像。GIRL TALKさんの公式アカウントです)
2021年11月13日
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