まんがよみ日記

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カテゴリ: 批評
モノクロの8mmからはじまるイントロ。馬鹿な同級生とのやりとり。どこにでもある白黒の日常が幼なじみの転校生の登場によってカラーに切り替わる。

事故をきっかけに男子中学生と女子中学生の中身がいれかわるというSF映画。

心身の未完成ないらだち。わかってくれない親。10代の不安定さとまっすぐさを余すところなく描いた作品。この歳にして初見だがしびれた。笑えるけれども物悲しさがただよう。

自転車。花火。海。映像にちりばめられた青春のかけらがせつない。

若き日の尾美としのりと小林聡美の演技がいい。うまいとかうまくないとかではなく、いまこのときこの瞬間しかだせないというのが画面にあふれている。危なっかしく、可愛い。

そういう、刹那というか役者の生理というか脚本を超えた部分を撮れるのが映画のよさだ。時間が過ぎても永遠にフィルムの中で生き続ける子供と大人の境目。甘酸っぱいというか、ほろ苦いというか。

映画の子供を子供としてみるとき、自分が歳をとったのだなあという実感がある。傑作。(♂)






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最終更新日  2012年07月05日 01時02分48秒


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