九州出身者がつくる九州情報館。

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2007年04月17日
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テーマ: 高校野球(3683)
西武ライオンズの裏金問題は高校野球界にも衝撃を与えました。
裏金を受け取っていた選手の出身校である 専大北上高校 (岩手県)では、
野球部の元コーチがその件に関与していた事 や、
学費免除の奨学制度等で学生野球憲章に違反していた事 で、
高野連は18日の審議委員会で同校を 除名処分 にする可能性がありましたが、
それより先に、 専大北上が硬式野球部を解散しました!

解散した野球部は 同好会として再出発 するそうです。
元コーチは当然のことながら懲戒解雇となり、野球部員の学費免除は失効となりました。

これに対して、高野連のは手のひらを返したかのように、
「再発防止に対する姿勢によっては早期再加盟もある。」
と表明したのです。
この件について、私は高野連の考えが全く分かりません。

特に田名部和裕参事は専大北上の問題が発覚した後には
「ルールは守るためにある。
最初から無視しようとするところに、
(高校野球に)参加する資格はあるのか。
もはや個人ではなくて学校全体の問題。
除名に値するくらい悪質。」

とまでコメントしていたのに、専大北上の野球部解散宣言後には、
「再出発の機会まで奪うことはできない。
選手のことを第一に考えている。」

と言う具合に、方向性が大幅に変わっています。

確かに何もしていない専大北上の野球部員には罪は無いと思いますが、
彼らの一部は 野球をするためにわざわざ県外から来ている 訳で、
純粋に岩手県内出身者だけで頑張っている他の岩手県内の学校にとっては、
『不祥事が発生しても防止策をすればすぐ大会に参加できる』という
高野連の考えについてどう思っているのでしょうか?

専大北上が早々と許されて再加盟し、そのまま今夏の県大会で優勝した場合、
周りの目は、彼らにとってはかえって厳しいものとなるのではないでしょうか?
過去に同様の不祥事で1981年に硬式野球部を解散した大分県の日田林工高校は、
再加盟するまでに1年半の月日を要しましたが、再加盟後にも甲子園へ出場しています。

専大北上だけでなく、他の岩手県内の学校にとっても納得のいく裁定を
高野連には下して欲しいものです。
それでは、今日はここまで。


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最終更新日  2007年04月17日 23時24分53秒
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