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一般の人が自家用車を使って有料で客を運ぶ『日本版ライドシェア』がいよいよ福岡交通圏(※)で開始されることになりました。※福岡市、春日市、大野城市、筑紫野市、太宰府市、古賀市、糸島市、 那珂川市、宇美町、篠栗町、志免町、須恵町、新宮町、久山町、粕屋町ライドシェアではタクシー業者が自家用車で実際に客を運ぶドライバーに対して、始業前の点呼やアルコールチェックを行います。利用者はタクシー業者と提携した配車アプリを使って予約を行い、この2者の間でキャッシュレスによる事前決済を行いますので、ライドシェアの運転手と利用者との間に金銭収受は発生しません。国土交通省九州運輸局によると、今月10日までに行われた意向調査の結果、福岡交通圏のタクシー業者95社中41社が参入の意向を表明しています。福岡交通圏内では毎日ライドシェアの営業が許可される予定ですが、月曜日~木曜日:16時台から21時台、110台金曜日・土曜日:16時台~翌5時台、260台日曜日:15時台~21時台、115台と、曜日によって営業可能な時間帯や台数が決められています。やはり利用者が多くなる金曜日の夕方~夜などは多めになっていますね。九州運輸局では20日以降に各事業者に台数の割り当てを行い、5月中にはライドシェアが開始される予定となっています。働き方改革などによるドライバー不足を解消できるようになれば、九州の他の都市圏でも導入してもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年05月17日
昨今、物流業界では『物流2024年問題』が話題になっています。これは今年4月から労働基準法が改正され、ドライバーの労働時間に上限が設けられることで、トラックでの輸送力が不足することが懸念されているというものです。これに対してJR各社では新幹線を使った荷物輸送サービスを強化しています。そして明日5月17日からは、新幹線全区間でのサービスが開始されることを受け、JR九州では鹿児島港で水揚げされたカツオを、新幹線で東京まで運び、東京・赤坂にあるJR九州が運営している『赤坂うまや』で提供するという試みを行います。実際には以下の予定で運ばれます。鹿児島港↓鹿児島中央駅(7:42発)↓(さくら544号)新大阪駅↓(こだま728号)東京駅(16:48着)↓赤坂うまや朝方に鹿児島で獲れた新鮮なカツオをその日のうちに東京で味わえますので、新幹線を使った荷物輸送サービスがさらに普及するといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年05月16日
現在、西九州新幹線は武雄温泉~長崎間が開業していますが、新鳥栖~武雄温泉間については未整備区間であり、正式なルートがまだ決定していません。そのため、博多方面からは武雄温泉駅で在来線特急との平面乗換が発生します。(武雄温泉駅、昨年5月撮影。)この未整備区間のルートを巡って、佐賀県・山口知事、長崎県・大石知事、JR九州・古宮社長の三者が今日、福岡市内のJR九州本社で、初の意見交換会を開催しました。会合は約2時間にわたって非公開で行われましたが、佐賀駅を経由する在来線並行ルートを主張するJR九州側の意見と、佐賀空港周辺を通る南回りルートも検討に加えるべきと主張する佐賀県側の意見がかみ合うわけがなく、今回は決着がつきませんでしたが、今後も意見交換を続けることは合意したそうです。意見交換は今後も継続されるそうですので、採用されなかった方の救済・見返りなどについても話し合ってもらいたいですね。(例:東北・上越新幹線上野~大宮間建設の見返りで開業した埼京線)それでは、今日はここまで。
2024年05月13日
1987年に国鉄が分割・民営化されて間もない頃は、JR旅客6社のすべてで運賃が同じでした。しかし1996年1月10日にいわゆる『三島会社』であるJR九州・四国・北海道の3社が値上げを行いました。この時から小倉~博多間の運賃(特急料金を含まない部分)についてはJR九州(在来線)の運賃とJR西日本(新幹線)の運賃がそれぞれ異なる状態になりました。三島会社のうちJR九州は様々な経営努力を行い、九州新幹線の開通もあったことで、本州3社に続いて株式上場を成し遂げることはできましたが、運賃を本州3社に合わせることは今までありませんでした。なおJR四国やJR北海道はJR九州以上に厳しい状況がいまだに続いています。その後消費税増税に伴う値上げは何度か行われてきましたが、コロナ禍前の利用客数に回復しない現状を踏まえ、鉄路維持に向けた人件費や設備投資、豪雨などの自然災害からの復旧に対する原資を確保する目的で、JR九州ではとうとう先述の1996年以来となる消費税増税を理由としない鉄道運賃の値上げを検討しているようです。すでにJR九州社内では値上げ幅や適用対象を検討しており、細かい影響についてはまだ分かりませんが、競合する西鉄でも運賃値上げが行われていますので、福岡都市圏は大幅な値上げにはならないと思いますが、地方の切り捨てだけは行わないでもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年05月12日
鹿児島にある老舗百貨店の山形屋(やまかたや)が、経営悪化により金融機関の支援を受けて経営再建に着手することが明らかになりました。(山形屋百貨店、2011年11月撮影)近年、鹿児島市内ではアミュプラザなど大型商業施設が進出したことで、山形屋ではそうしたライバルとの競争の激化や耐震工事などの設備投資に加えて、新型コロナの影響が重なり経営が悪化していたということです。山形屋グループは去年12月28日、収益性の確保と資本強化などを目的として、私的整理である『事業再生ADR』の手続きを申請したということです。今後は一般社団法人事業再生実務家協会の関与のもと、金融機関などと債権整理などを行う予定です。なお負債総額は約360億円で、債権を持つ金融機関は17社です。すでに債権者の金融機関に事業再生計画を提出しており、メインバンクである鹿児島銀行から役員を受け入れたり、経営層の報酬を全額カットすることなどが盛り込まれています。なお、宮崎山形屋(宮崎市)などを含めた各店舗の営業は継続されるそうで、お客様や取引先様に影響が及ぶものではないそうです。ここ数年、全国各地で百貨店の閉鎖が相次ぎ、中には百貨店が1つもない県もありますが、先日経営再建を表明した佐賀玉屋とともに、山形屋にも頑張ってもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年05月10日
最大で10連休になる人もいた今年のゴールデンウィークも今日で最終日です。すでに昨日のうちに移動を済ませて今日1日ゆっくり過ごした人もいると思いますが、九州各地の駅や空港は今日がUターンラッシュのピークだったようです。福岡空港をはじめとした九州各地の空港では、羽田や伊丹・関空を結ぶ便を中心にほぼ満席の状態でした。福岡空港の国内線ターミナルではUターン客であふれていましたが、国際線ターミナルでは海外からの帰国ラッシュが発生していました。今年は一時1ドル=160円台と円安が進行し、昨年と比較するとあまりお金を使うことができなかった人が多かったのではないでしょうか?そして九州新幹線や山陽新幹線は昨日からUターンのピークが続いており、午後を中心に山陽新幹線上りの指定席がほぼ満席で、自由席のある便で乗車率が一部100%以上となりました。今年は円安もあって海外旅行を控える代わりに国内旅行が増えたのではないかと思います。ですが円相場に関わらず来年のGWは九州各地の観光地がにぎわうといいですね。明日から仕事の方が多いと思いますが、5月病には気を付けましょう。それでは、今日はここまで。
2024年05月06日
今年のゴールデンウィークもいよいよ明日までとなりましたが、各地では今日からUターンラッシュが始まっています。九州でもJRの新幹線・在来線の駅や空港ではUターン客でにぎわっていましたが、高速道路は九州各地で上り線(本州方面)の渋滞が発生しています。18時15分現在の九州各地の高速道路の渋滞状況は以下の通りです。(いずれも上り線)九州道・基山PA付近~鳥栖JCT手前間、9Km九州道・広川IC/SA付近~山川PA付近、16Km長崎道・小城トンネル出口付近~武雄北方IC付近、15Km大分道・鳥栖JCT~筑後小郡IC付近、5Km東九州道・築城IC付近~豊前IC付近、10Kmやはり鳥栖IC近辺はGW期間に渋滞が発生していますね。なお、関門橋が強風のため60Km速度規制が行われており、九州各地から本州へ向かう車でめかりPA付近に渋滞ができ始めています。ここまで好天に恵まれたGWですが、九州では明日の午後から雨の予報が出ており、Uターンラッシュとちょうど重なるため、明日移動される方は注意が必要です。それでは、今日はここまで。
2024年05月05日
ゴールデンウィーク期間中、毎年全国でもトップクラスの人出を誇る博多どんたく港まつりは今日でフィナーレを迎えました。最終日となった今日の夕方には『総おどり』で締めくくりました。昨日・今日の2日間で演舞台・パレード合わせて675団体・2万6400人が日頃の練習の成果を披露していました。昔からどんたくの時期は雨がよく降ると言われていましたが、新型コロナから復活した後は比較的晴天に恵まれています。今年のどんたくも両日ともに晴天に恵まれ、さらに5年ぶりに観光桟敷席が復活し、『完全復活』を遂げた今年のどんたくの人出は、主催者によると昨年より20万人増加して230万人だそうです。ゴールデンウィークはあと2日あります。どんたくが終わってゆっくり過ごされる方もいると思いますが、遠方から福岡に来られて、明日あたりからUターンされる方もいるのではないでしょうか?渋滞や待ち行列に巻き込まれないように早めに行動されることをお勧めします。それでは、今日はここまで。
2024年05月04日
今日からゴールデンウィーク後半戦が始まりました。日本列島はおおむね晴天に恵まれ、各地は行楽客でにぎわっていました。全国トップクラスの人出を誇る博多どんたく港まつりも、好天に恵まれて多くの方がパレードやダンスなどの出し物に見入っていました。また交通網でも渋滞や混雑が見られました。今年は東海道・山陽新幹線の『のぞみ』がGW期間中全席指定となり、自由席が混雑するということは無くなりましたが高い乗車率が続きました。そして高速道路でも下りを中心に渋滞が発生していました。東名高速や名神高速、中央自動車道など各高速道路で10Km以上の渋滞が見られましたが、今日最も長かったのは九州自動車道・鳥栖JCTからの32Kmの渋滞でした。ちなみに鳥栖JCTから32Kmとなると大宰府ICや福岡ICを通り越して、古賀IC付近まで伸びていることになります。福岡IC・大宰府ICから鳥栖JCTを経由して長崎・熊本・大分方面へ向かう車の流れと、どんたくで福岡ICを目指す車の流れが合わさったのではないかと思います。高速道路の渋滞ですが明日も上下線で発生が予測されており、下りは午前中に鳥栖JCTの手前にある九州道・基山PA付近を先頭に20Km、上りは九州道・広川IC付近を先頭に15Km、九州道 ・古賀SA付近、東九州道・築城IC付近をそれぞれ先頭に10Kmの渋滞が夕方に発生する予測が出ています。明後日になるとUターンラッシュも始まりますので、お車で外出される方は時間に余裕をもったスケジュールを組みましょう。それでは、今日はここまで。
2024年05月03日
明日からゴールデンウィーク後半戦が始まります。今年は4連休となりますので帰省や行楽で多くの方が外出されると思います。この時期、国内でもトップクラスの人出を誇る博多どんたく港まつりが明日・明後日にわたり開催されますが、今日は前夜祭として夕方からイベントが始まっています。福岡市役所前に設置された演舞台では、どんたくのルーツにもなった『博多松囃子』の稚児舞が子供たちによって披露されました。そしてどんたくの名物である花自動車も今日から運行を開始しています。なお3号車は3年連続で同じデザイン(ホークス&アビスパ)です。(2023年の花自動車3号車)(2022年の花自動車3号車)今年のどんたくは5年ぶりに観光桟敷席が復活し、ようやく完全復活の祭りを楽しむことができますので、一昨年や昨年よりも多くの方が福岡市内に訪れてもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年05月02日
今日からいよいよ5月です。5月になるとそろそろ新茶の季節ですね。立春から数えて88日目は『八十八夜』と呼ばれており、この日に摘んだお茶を飲むと長生きすると言われています。例年ですと5月2日が『八十八夜』にあたりますが、今年はうるう年で2月が29日までありましたので、今日が『八十八夜』にあたります。九州はお茶の生産が盛んで、多くの茶どころがあります。各県の代表的なブランド茶は以下の通りです。福岡県:八女茶佐賀県:嬉野茶熊本県:くまもと茶宮崎県:宮崎茶鹿児島県:知覧茶、霧島茶ちなみにこの5県は全国のお茶(荒茶)生産量トップ10にも入っています。上位10府県のうち半分が九州ということですね。このうち佐賀県、熊本県、鹿児島県では生産者やJA関係者らが献茶祭を行い、今年の豊作や茶業の発展を願って新茶を神前に奉納しました。訪日外国人観光客の増加に伴うインバウンド需要に対応し、日本の、そして九州の緑茶が世界各地で愛飲されることを願っています。それでは、今日はここまで。
2024年05月01日
今年1月3日に北九州市中心部の鳥町食道街での火災で被災した焼うどん発祥の店『だるま堂』が昨日、小倉井筒屋の本館6階に場所を移して営業を再開しました。(鳥町食道街、今年3月10日撮影。)(鳥町食道街の火災現場、今年3月9日撮影。)小倉井筒屋の8階には『だるま堂』と同じく鳥町食堂街で店が被災した中華料理『耕治』やうなぎ『川淀』がもともと店舗を構えており、今回『だるま堂』への支援を行うことになりました。新店舗のショーケースにはもとの店舗から持ち出した、先代店主から受け継いだ看板と『へら』が飾られています。火災発生から間もなく4カ月が経とうとしていますが、現場はまだがれきの撤去作業が始まったばかりで再建の目途が立っていません。ですが『だるま堂』の店主は「必ず鳥町食道街で営業を再開する。」という強い意志を表明しています。鳥町食堂街に戻るその日まで、焼うどん発祥の店を続けてもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月27日
球磨川水系の支流である川辺川では1966年にダムの建設が国により計画されました。しかしダム完成によって中心部を含む地域が水没することが想定されるため、建設に反対のスタンスを貫いていました。その後国と地権者との和解が進み、1996年に本体工事着工協定が結ばれました。ところが社会情勢の変化や反対運動などによって本体工事は進まず、先日任期を終えた蒲島前知事が2008年にダム計画の白紙撤回を表明しました。しかし2020年に発生した熊本豪雨により球磨川流域は甚大な被害を受けました。これを受けて蒲島前知事は方針を転換し流水型ダムの建設を容認しました。そして4月21日に行われた五木村の村民集会で木下丈二村長が流水型ダムの建設を受け入れることを表明しました。村民集会ではダム建設への賛否や村の振興策について意見が出されました。その後木下村長は、「しっかり一丸となって振興に臨む時期が来たと村民の皆様に集まっていただいて激励や貴重なご意見を賜ったということで、これから前に向けてしっかり進んでいきたい。」と語っていました。これにより五木村と熊本県・国はダムで水没する地域の利活用や、今後の村の振興策について協議を行っていくことになります。また本体工事は2027年度に着手し2035年度に完成予定です。国による計画から60年の時を経てようやくダムが建設されますが、一部が水没する五木村にとってもメリットのある振興策が行われることを願っています。それでは、今日はここまで。
2024年04月23日
今年もあと1週間後にはゴールデンウィークが始まります。GW期間中に日本有数の人出を誇る『博多どんたく港まつり』は今年も5月3日・4日に通常開催される予定です。どんたくの名物の1つに花自動車がありますが、かつて市内を走っていた路面電車に装飾を施した『花電車』の代わりとして登場し、毎年様々な題材で装飾されたトラックが市内中心部を回ります。先日、西鉄のHPにて今年の題材が発表されました。1号車 福岡アンパンマンこどもミュージアムinモール2号車 マリンワールド海の中道3号車 ホークス&アビスパとなっています。ちなみに『ホークス&アビスパ』は3年連続になります。(2023年の花自動車)(2022年の花自動車)なお今年の花自動車は車両の燃料に、西鉄の路線バスでも導入実績がある次世代バイオ燃料『サステオ』を使用して走行します。3号車のデザインはほぼ変わらないと思いますが、見えないところで少しずつ進化している花自動車にも注目したいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月22日
大都市圏の私鉄では近年有料座席指定車両の導入が相次いでいます。そして九州唯一の大手私鉄である西鉄でも先週末から臨時の有料座席列車『Nライナー』の運行を開始しました。使用される車両は3000形で、クロスシート座席となっています。1日あたり下り3本が運転され、いずれも西鉄福岡(天神)発で1号:21:41発(大牟田行き)3号:22:11発(花畑行き)5号:22:36発(花畑行き)となっています。停車駅は二日市駅以降の急行停車駅となっています。(つまり昔の特急みたいに西鉄福岡(天神)を出ると二日市までノンストップなわけですね。)『Nライナー』に乗車するには乗車整理券(300円)の購入が必要で、先着200席分が運行日当日に販売されます。よって他の大手私鉄のように事前購入ができません。また運行時の種別も『Nライナー』専用の表示が無く『臨時』となっていました。『Nライナー』は4月は19日のみの運行でしたが、5月は7日・17日・21日の3回の運行が予定されています。おそらく現時点では臨時列車扱いとなっていますが、利用者が多くなれば通常ダイヤに組み込まれるのではないかと思います。コロナ禍が収まり、年末年始の忘年会・新年会を天神でやった帰りにゆったり着席して帰宅できると思いますので、ぜひ『Nライナー』が定期列車に昇格してもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月21日
今月26日からJR九州の久大本線で運行開始する新しいD&S(観光)列車の『かんぱち・いちろく』の車両が完成し、今日、JR九州小倉総合車両センターで報道陣にお披露目されました。そういえば今日電車に乗っていると、『かんぱち・いちろく』の中吊り広告がありました。首都圏なのに右下の赤いJR九州のロゴが見られるのは何とも珍しいことです。『かんぱち・いちろく』の車両の外装はつやのある漆黒となっています。内装では1号車と3号車に畳が敷かれた個室があります。また2号車は杉の一枚板カウンターを備えたラウンジとなっており、ビュッフェ兼ねているそうです。乗客には福岡や大分の名店が手がけた和食やフレンチのお弁当が曜日ごとに変えて提供されます『かんぱち・いちろく』の車両はかつて『いさぶろう・しんぺい』で活躍したキハ47形気動車を1・3号車に流用したもので、2号車は久大本線の普通列車でも使用されているキハ125形気動車を改造して編成に組み込みました。『かんぱち・いちろく』の愛称は久大本線の開通に深く関わった麻生観八と衛藤一六という2人の人物が由来です。博多発が『特急かんぱち』(月・水・土運行)、別府発が『特急いちろく』(火・金・日運行)となります。運賃は大人(弁当付き)が1万8000円からとなっています。まだ運行開始していませんがゴールデンウィークまではほぼ予約が埋まってしまっているそうです。『かんぱち・いちろく』が久大本線の新たな観光の目玉になってもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月19日
かつて、福岡市東区の箱崎キャンパスにほとんどの施設があった九州大学は、2005年から2018年にかけて段階的に福岡市西区の伊都キャンパスに移転し、総合研究博物館(旧工学部本館)など一部を残して取り壊されました。箱崎キャンパス跡地の面積は約50万㎡もあり、福岡ドーム約7個分に相当します。このうち南側の約28.5万㎡の再開発を担う事業者の入札が今日行われました。3つの企業グループが参加した入札の結果、住友商事・JR九州・西鉄・西部ガスらで構成される地場連合が優先交渉権者に決まりました。落札した地場連合のグループは再開発のテーマを、『スマートシティ』としています。高速通信や人工知能などの最先端の技術革新を導入し、質の高い生活空間を生み出すことを目指しており、住宅や医療施設・商業施設が整備される予定です。また福岡・九州のグルメをテーマにした日本最大級のフードパークを作る構想もあるそうです。箱崎キャンパス跡地の北側にはJR鹿児島本線の新駅も設置される予定です。西鉄貝塚線・福岡市地下鉄箱崎線の貝塚駅に近く、新たな交通の結節点になるのではないかと思います。新たな生活拠点や観光名所が整備されるような再開発になるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月18日
近年日本各地に進出しているアメリカ最大のホテルグループのマリオット・インターナショナルは今日、HMIホテルグループが所有する国内7つのホテルを『マリオット』にリブランドすることが発表されました。その中には北九州市内にある、ホテルクラウンパレス小倉(旧・東京第一ホテル小倉)とホテルクラウンパレス北九州(旧・北九州プリンスホテル)も含まれています。2つのホテルは改築工事を経て来年には、『コートヤード・バイ・マリオット小倉』と『コートヤード・バイ・マリオット北九州』にそれぞれリブランドして開業予定です。九州では今年初めに長崎にマリオットが開業したほか、同じ系列では福岡にザ・リッツ・カールトンが、宮崎と鹿児島にシェラトンが開業しています。再び増加しつつあるインバウンド需要に応えられるように、既存の九州各地の同系列ホテルと連携してもらいたいと思います。それでは、今日はここまで。
2024年04月17日
ワカメは万物に先んじて芽を出し、自然に繁殖することから繁栄や幸福を招く縁起物として古来から日本で親しまれてきました。例えば北九州市門司区にある和布刈(めかり)神社では旧暦元日の早朝に神職の方が真冬の関門の海に入ってワカメを刈り取って神前に供え、航海の安全や豊漁を祈願する和布刈神事が行われています。他にも出雲大社など多くの神社でワカメにまつわる神事が行われています。世界文化遺産にも指定されている福岡県宗像市の宗像大社では、毎年、玄界灘にある地島(じのしま)という離島の近海で採れたワカメの中から良質のものを厳選して皇室に献上しています。今日はそのワカメの出発式が福岡空港で行われ、杉の箱に入った約10Kgのワカメが宗像大社の巫女さんから、全日空(ANA)の客室乗務員に手渡され、ANA機で羽田へ運ばれました。飛行機には宗像大社の宮司さんも乗り込んで東京へ向かい、明日の午後には天皇・皇后両陛下や上皇ご夫妻に届けられるそうです。玄界灘の荒波からミネラルをたくさんもらったワカメを、皇室の方々においしく召し上がってもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月10日
2017年の九州北部豪雨で大きな被害を受けたJR日田彦山線の添田~夜明間がBRT(バス高速輸送システム)で整備され、昨年8月に日田彦山線BRT(愛称『ひこぼしライン』)として新たなスタートを切りました。今年3月までの利用者数は6万人と発表されましたが、1日の平均乗客数は300人で、鉄道時代より好調だそうです。これまで小型バス4台、中型バス2台で運行していましたが、JR九州では輸送力強化に向けて新車両の中型バス1台を導入することになり、今日、添田駅で出発式が行われました。新車両のカラーはブラウンです。これは沿線にある福岡県東峰村の名産品である小石原焼や、大分県日田市の名産品である日田杉をイメージしたものだそうです。先日のダイヤ改正では沿線の学校に通う学生が使いやすいようにダイヤを変更したそうですが、ゴールデンウィークも控えていますので、観光客にも利用しやすいBRTになるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月09日
今年1月3日に発生したJR小倉駅南口にある鳥町食道街での火災が発生してから3か月が経ちました。(鳥町食道街、今年3月10日撮影。)火災現場では今日から本格的ながれき撤去作業が開始されました。作業に先立って安全祈願祭が行われ、店舗や工事の関係者ら約20名が出席しました。(鳥町食道街の火災現場、今年3月9日撮影。)火災発生直後からがれき撤去作業をねん出するために、寄付やクラウドファンディングによって、約6200万円の資金が集められました。このうち3700万円ががれきの撤去費用に充てられ、残りは焼損した商店街のアーケードの修復に使われる予定です。がれき撤去作業は6月末までに終わり、現場は一旦更地となる予定です。その後は店舗の再建ですが、被災した約50店舗のうち11店舗が北九州市が用意した特例補助金の申請を行い、再建へ向けて動き始めています。この11店舗以外にさらに8店舗が再建について市と相談を行っているそうです。焼きうどん発祥の店など名店が並ぶ鳥町食堂街が再建する日が早く来るといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月08日
福岡市西区にある大型商業施設『マリノアシティ福岡』が、今年8月に閉店し、新たな商業施設に建て替えられることが明らかになりました。(マリノアシティの看板と観覧車、2015年2月撮影。)マリノアシティは2000年に九州初のアウトレットモールとして開業し、キャナルシティ博多やリバーウォーク北九州などを手掛ける福岡地所が運営しています。ここ数年、福岡市内は2018年に福岡ドーム近くに『MARK IS福岡ももち』が、2022年には市中心部の青果市場跡に『ららぽーと福岡』が開業しており、競争力を高めるためにも老朽化した施設の建て替えが必要と判断したようです。福岡地所では『ららぽーと』を運営する三井不動産とタッグを組み、九州初となる『三井アウトレットパーク』を跡地に進出させる方向で検討が進んでいるそうです。『三井アウトレットパーク』は2027年開業の予定ですが、マリノアシティのシンボルでもあった観覧車は撤去される方向だそうです。ですが博多湾や能古島、志賀島を見渡せる風光明媚な場所に設置された観覧車ですので、出来れば新施設にも設置してもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月07日
スーパーマーケット大手の西友は今日、九州地区で展開している『サニー』全67店舗と、現在は長崎県のみに存在する『西友』2店舗の計69店舗を広島に本拠を置くイズミグループに売却することを発表しました。具体的にはイズミの子会社で、九州各地で『ゆめマート』を展開するゆめマート熊本が今年8月1日付で継承するそうです。なお『サニー』の屋号は岩田屋傘下の頃から約60年にわたり九州の方々に親しまれていることから屋号はそのまま残すそうです。また『みなさまのお墨付き』などPB商品は今のまま継続し、ニーズをみて取り扱いを継続するかを判断することになり、楽天ポイントの取り扱いもこれから検討するそうです。九州では競合相手であるハローデイや西鉄ストアグループで楽天ポイントが使えますので、サニーが使えなくなるとこれらの競合相手に客が流れることも懸念されます。できればイズミグループになっても楽天ポイントが引き続き使えるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月03日
今年の桜の開花宣言は全体的に平年より遅めとなりましたが、それでも3月までには九州各県の標本木で開花が確認されました。その後も気温の高い日々が続いたためか早いペースで花が開き、今日には福岡・佐賀・長崎・熊本各県で満開宣言が行われました!福岡は平年より2日遅め、熊本は1日遅め、佐賀・長崎は平年並みでしたが、いずれも平年より遅めとなりました。明日3日は前線の接近により雨となりますが、週末は気温が上がり、お花見日和となりそうです。まだ満開宣言が行われていない県でも週末には満開になるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年04月02日
今日は全国的に春らしい穏やかな気温になりました。場所によっては7月並みの気温になったところもあったそうです。その影響もあってこれまで桜の開花宣言が相次ぎ、九州では県庁所在地で唯一開花していなかった大分市で開花宣言が行われ、九州全県で桜が開花したことになります!(25日:宮崎、26日:長崎・熊本、27日:福岡、29日:佐賀・鹿児島)ただ、大分県内でも標本木のある大分市よりも先に開花したところがあり、内陸の日田市内ではすでに満開になっているところもあります。開花から1週間~10日ほどで満開になるそうですので、4月最初の週末である来週あたりにはお花見のピークになるのではないでしょうか?ここ数年、新型コロナの影響で自粛していた人も多いのではないかと思いますので、来週には九州各地でお花見が楽しめるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月30日
福岡市交通局の地下鉄七隈線で、天神南~博多間が延伸開業してから今日でちょうど一年となりました!(延伸開業時のポスター、2023年5月撮影。)(延伸区間に開業した櫛田神社前駅、2023年5月撮影。)七隈線沿線では博多駅まで向かう際に天神南で乗換えを余儀なくされていましたが、博多延伸でその必要もなくなり、所要時間は約15分短縮されました。そのため博多行きの便は通勤ラッシュで混雑するようになり、混雑率は約130%と高くなっています。※余談ですが西鉄貝塚線の名島~貝塚間で2022年度の混雑率が154%と全国2位でした。この通勤ラッシュによる混雑は延伸当時、福岡市でも予測できなかったようで、先日23日にようやく朝に3往復、夜に1往復増便を行い、混雑の緩和に向けて動き出しました。七隈線沿線から博多駅へ向かう人の流れが変化するとともに、もう1つの変化も発生しています。それは西日本でも有数のマンモス大学である福岡大学の通学者数です。新幹線の博多駅と七隈線が直結したことによって、福岡県内はもとより、佐賀・長崎・熊本・山口各県から新幹線通学する学生が激増しました!2022年度は約90人でしたが、2023年度は約320人となっています。福大前~博多間が地下鉄で20分ですので、各地から福大前までの乗り換えを考慮しない場合の所要時間は、小倉:36分(新幹線16分)久留米:37分(新幹線17分)熊本:52分(新幹線32分)新山口:56分(新幹線36分)佐賀:60分(在来線特急40分)長崎:100分(新幹線+在来線特急80分)となっています。この影響で福大周辺の住宅地は学生向けのアパートから、家族向けの物件への建て替えが相次いでいます。福岡市にはこうした七隈線沿線の人の流れを考慮してもらい、増便やダイヤの改正などを行って便利に、快適に利用できるようにしてもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月27日
今年も3月がもうすぐ終わりを迎えるところです。4月が近づくにつれて桜(ソメイヨシノ)の開花が相次いでいます。九州では昨日25日に宮崎県で、今日26日に熊本県・長崎県で、それぞれ桜の開花宣言がありました。一方、例年全国でも早めの開花宣言が行われる福岡県では、今日になってもまだ開花宣言がありませんでした。桜の開花が宣言されるタイミングは、各地の気象台や測候所が定めた標本木の花が5~6輪開いた状態の時だそうです。福岡県の場合は福岡市内にある福岡管区気象台の敷地に標本木がありますが、この木で花が開かないと開花宣言にはなりません。余談ですが、福岡県内でも北九州市では昨日に開花宣言が行われていますが、こちらは気象庁公式ではなく市独自の開花発表となっており、小倉城の敷地内にある標本木で5輪以上の開花を確認しています。明日は今日よりも暖かくなりそうですので、そろそろ福岡でも開花宣言があるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月26日
任期満了に伴う熊本県知事選は昨日24日に投開票が行われました。今回の選挙戦は現職の蒲島郁夫知事が今季限りでの引退を表明したため、16年ぶりに新人対決となり4人の候補が争いましたが、自民・公明が推薦する元副知事の木村敬氏が初当選を決めました。しかも開票が始まった20時時点ですぐにニュース速報のテロップが出る、いわゆる『ゼロ打ち』での当選となりました!木村氏は自公の推薦は受けたものの、中央(国会)での諸問題の影響が懸念されました。しかし自民党本部からの応援は求めませんでした。これがある意味功を奏したのではないかと思います。また副知事時代から蒲島知事を支えてきたことから、『蒲島県政の継承』を訴えるとともに、蒲島知事も支援に動いたことが勝因の1つと言えるでしょう。選挙戦から一夜明けた今日、木村氏は報道陣に対して「責任の重さをひしひしと感じている。県民がワクワク、ドキドキするような県政を目指す。」と抱負を語りました。木村新知事が正式に就任するのは4月16日ですが、奇しくもこの日は2016年に熊本地震の本震が発生した日にあたります。熊本の人々にとっては忘れられない日に知事としての第一歩を踏み出す木村氏が、これから素晴らしい熊本県を作っていってもらいたいと思います。それでは、今日はここまで。
2024年03月25日
営業運転する列車の中では国内最古となる蒸気機関車『58654号機』が牽引するJR九州唯一のSL列車である『SL人吉』が、昨日で営業運行が終了し、今日はもともとSL人吉が運行されていた肥薩線沿線の関係者など約70人を乗せた特別運行として熊本駅から八代駅まで運行しました。(SL人吉、昨年5月熊本駅にて撮影。)八代駅では関係者が出席して運行終了式典が行われました。式典ではSLのかまから移した火を消す『火消し式』が行われ、製造から101年を迎える58654号機をねぎらいました。そしてJR九州・古宮洋二社長が式典の中で、58654号機を人吉市に無償譲渡することを発表しました。これは人吉市から強い要望があったことや、もともと58654号機が『あそBOY』をけん引する前は、人吉市にある矢岳駅に保管されていたことから、ある意味『故郷』で余生を過ごすことになります。具体的な譲渡時期や活用方法はこれから検討するということですが、58654号機がいつまでも多くの方に愛される形で残されることを願っています。長い間、本当にお疲れさまでした。それでは、今日はここまで。
2024年03月24日
JR九州唯一のSL列車であり、営業運転する列車の中では国内最古となる蒸気機関車『58654号機』が牽引する『SL人吉』は、機関車の老朽化に伴い今年3月で引退することが決まっていましたが、いよいよ今週末でラストランを迎えることになりました。(SL人吉、昨年5月熊本駅にて撮影。)明日23日は午前中にディーゼル機関車で博多まで牽引され、午後に博多から熊本まで一般乗車が可能な最後の便が運行されます。そして24日は元々SL人吉が走っていた熊本から八代までの片道のみの運行となり、八代駅で運行終了式典が行われます。こちらは関係者を招待しての運行となります。元々走っていた区間の残り、八代~人吉間は2020年の豪雨の影響で現在も不通となっておりますが、熊本県とJR九州との間で鉄道での復旧を行うことで合意する見通しとなりました。その際にSL人吉に代わる新たな観光列車の導入を検討しているそうですが、状態の良さそうなSLを他社から譲り受けるか、最新の技術を駆使してSLを復元して、肥薩線に再びSLがよみがえる日が来るといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月22日
九州の玄関口である福岡空港は福岡市の市街地の中にあり、博多駅まで地下鉄で5分という高い利便性を誇っていますが、それと引き換えに離着陸が7時~22時に限定されています。昨年2月に機材繰りが原因で約90分遅れで羽田空港を出発した福岡空港行き日本航空(JAL)機が22時の『門限』に間に合わず、福岡到着直前に羽田へ引き返すという出来事を受け、JALでは『門限』に間に合わなかった場合、同じ福岡県内にある24時間運用可能な北九州空港に行き先を変更する運用に変更し、これまでに実際5回行き先の変更が行われました。一方全日空(ANA)でも昨年12月から福岡空港の『門限』に間に合わなかった場合、到着後の機体誘導や貨物の積み下ろしといった地上業務、乗客の移動などへの協力態勢が確保できた場合に限り、北九州行きの臨時便に振り替えて運航する運用に切り替えました。そして3月19日の夜、定刻であれば19時に羽田を出発して21時に福岡に到着予定だったANA269便が、機材調整のために『門限』に間に合わない見通しとなり、ANAとしては初めて北九州空港行きの臨時便を運航しました。ANA269便は当初約470人が予約していましたが、実際に臨時便に振り替えたのは約270人でした。22時16分に羽田空港を出発した臨時便は20日0時過ぎに北九州空港に到着し、乗客はANAが手配したバスに乗車して福岡市内まで向かったそうです。臨時便に携わったANA、空港関係者、バス業者の皆様には感謝の言葉しかありません。今後も『門限』に間に合わないケースがJAL・ANAともに出てくると思いますが、受け入れ態勢の拡充や行き先変更の決断の迅速化などが進むとよいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月21日
昨年のゴールデンウィークに4年ぶりの通常開催となった福岡市民の祭りである『博多どんたく港まつり』ですが、振興会は今年も5月3日・4日に通常開催することを今日発表しました!(昨年の博多どんたくの様子。)そして今年は昨年設置されなかった有料の観光桟敷席が5年ぶりに復活することも発表され、ようやく完全な形で開催されることになります。観光桟敷席はアクロス福岡近くの水上公園に400席設置され、料金は前売り3500円、当日4000円となっており、チケットぴあやローソンチケットで販売しているそうです。今年のどんたくも昨年以上の人出となって、にぎやかに開催されるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月19日
昨年10月、UCI(国際自転車競技連合)認定の国際サイクルロードレースとなる『マイナビ ツール・ド・九州2023』が開催されましたが、実行委員会は今日『ツール・ド・九州2024』の開催を発表しました!ちなみに実行委員会によると昨年の大会では沿道で計8万8300人が観戦し、26億1000万円の経済波及効果があったそうです。今年の日程と本番ステージの場所が発表されました。10月11日:エキシビションレース(内容検討中)10月12日:大分ステージ (別府市→由布市→九重町→日田市)10月13日:熊本ステージ (南小国町→産山村→阿蘇市→高森町→南阿蘇村)10月14日:福岡ステージ(岡垣町→宗像市)昨年とはステージの順番が変わっていますが、福岡・大分・熊本各県での開催は同じで、熊本ステージはほぼ昨年と変わらなさそうです。大分ステージと福岡ステージはそれぞれ昨年とは違うコースになりそうです。今年の大会も各ステージの沿線の方々の協力で盛り上がって成功をおさめ、いずれは九州の他の県でも開催されるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月18日
今日からJR各社と一部私鉄のダイヤ改正が行われました。北陸新幹線・金沢~敦賀間延伸は地元の方々の悲願であり、少し前の西九州新幹線・武雄温泉~長崎間の開業を思い出しますね。さて九州ではJR九州ではあまり大きな改正はありませんでしたが、西鉄天神大牟田線では大きな改正が行われました。1つは特急の春日原停車です。私が物心ついたころの西鉄特急の停車駅は、西鉄福岡~二日市~久留米~柳川~新栄町~大牟田だったのですが、今日からは、西鉄福岡(天神)~薬院~大橋~春日原~二日市~久留米~花畑~大善寺~柳川~新栄町~大牟田とどんどん増えていきました。まるで特急停車駅のバーゲンセールだな。春日原はもともと急行の停車駅でしたが、福岡市のベッドタウンである春日市や大野城市の利用者が多いことから特急停車駅に昇格しました。また、コロナ禍の際に消滅していた平日日中の特急運転を復活させました。次に、今日からのダイヤ改正で平日朝ラッシュ時限定ですが、平尾・高宮両駅に急行が停車することになりました。つまり朝ラッシュ時は大橋から各駅停車ということになります。そして、雑餉隈(ざっしょのくま)~春日原間に、新駅『桜並木』駅が開業しました!西鉄天神大牟田線の駅としては紫駅以来西鉄に14年ぶりの新駅です。もともとは雑餉隈駅の移転先となっていましたが、現在の駅の存続を望む声が多く、新駅設置ということになって、今日の開業が実現しました。普通列車しか停車しませんが、1日あたり8000人の利用者を見込んでいるそうです。ダイヤ改正で混雑の緩和や利便性の向上が図れるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月16日
明日はいよいよJR各社でダイヤ改正が行われます。北陸新幹線の金沢~敦賀延伸という大きな変化を前に、今日で並行在来線となる北陸本線の同区間が、明日から第三セクターに転換されるため、JRとしての姿は今日で見納めとなりました。一方九州ではJR九州はそこまで大きな変化はありませんが、JRと同じく明日ダイヤ改正する西鉄天神大牟田線は、特急や急行の停車駅増加や新駅『桜並木』駅開業などの変化があるほか、『試験場前』駅が明日から『聖マリア病院前』駅に改名となります。全国で明日から駅名が変わるのはここだけとなります。以前にも書きましたが、駅名のもとになった施設が45年ほど前に無くなり、そのままズルズルと引きずってきましたが、ようやく変更となりました。ちなみに運転免許試験場の最寄り駅ではありません。(実際はJR九州鹿児島本線の羽犬塚駅が最寄りです。)運転免許の取得や更新の時に間違えてこの駅で下車する人がいなくなるのは安心ですね。新駅『桜並木』駅については明日書こうと思います。それでは、今日はここまで。
2024年03月15日
昨日16時過ぎ、JR九州の鹿児島本線・戸畑~枝光間で、停電が発生し、列車の窓ガラスやパンタグラフの破損が確認され、さらに架線にも破損が確認されました。これを受けて鹿児島本線・小倉~折尾間が約6時間半にわたり運転見合わせとなりました。そのため山陽新幹線・小倉~博多間で振替輸送が行われました。この区間の定期券や乗車券を持っている人に限り、新幹線の自由席を利用できるにする措置が取られました。今回は柔軟な措置が取られたのは良かったのですが、JR九州は西鉄や福岡市交通局との間で振替輸送契約を結んでいません。そのため、仮に鹿児島本線の香椎~博多間や博多~大牟田間などが不通になると、大都市圏のような振替輸送ができません。例えば、香椎~博多間が不通になったため香椎→貝塚を西鉄貝塚線、貝塚→中洲川端→博多間を地下鉄で移動した場合は正規の運賃が取られます。同様に博多~大牟田間が不通になっても地下鉄で博多から天神へ向かい、そこから天神大牟田線で大牟田に向かった場合も同様です。これでは他の大都市圏と比較するとあまりにも不便ですので、JR九州・西鉄・福岡市交通局の3社局は振替輸送契約を早く締結してもらいたいと思います。それでは、今日はここまで。
2024年03月13日
物流・運送業界ではまもなく『2024年問題』が直面しようとしています。これは労働基準法が2024年4月に改正されることにより、それまで時間外労働の上限設定の対象外だった物流・運送業界にも上限が適用されてしまうからです。物流・運送業界は一般企業のように原則で月45時間・年間360時間となるのではなく、事業や業務の特性上別の扱いとなり、年間960時間という上限が4月から適用されます。これによってバス業界では運転手不足が懸念されることから、待遇改善により運転手を確保するという目的で値上げが行われました。九州でも西鉄グループ・九州産交グループ・宮崎交通・南国交通など、主なバス事業者が相次いで値上げを行っています。この流れを逆手にとってJR九州が新たな需要の拡大を検討しています。それは『貸切バス』ならぬ『貸切特急』です。実際に2021年から福岡県岡垣町にある幼稚園では、特急車両を貸し切った『お別れ遠足』を行っています。今年は今日『お別れ遠足』が行われ、約200人の親子が特急『ハウステンボス用』783系車両で、幼稚園の最寄り駅である海老津駅から門司港駅まで向かい、門司港駅に隣接する九州鉄道記念館で思い出作りをしていました。『2024年問題』でバスの運賃が上がったため、貸切バスで遠足に行くと親子2人で8000円かかるそうですが、JR九州の列車だと5600円という割安なプランとなっているそうです。新幹線網が整備されると在来線特急で使っている車両も余剰になってきますので、遠足のように貸切で使用する機会が増えれば、利用者も安く使えるのでメリットになり、JR九州も新たな収入を獲得するチャンスにもなって良いのではないでしょうか?それでは、今日はここまで。
2024年03月11日
来週に控えたJRグループのダイヤ改正では、また日本の鉄道の枠組みが大きく変わることになります。その目玉は北陸新幹線の金沢~敦賀間延伸です。これにより、東京から長野・金沢を経由して福井県の敦賀まで1本で行けることになります。(なお、敦賀へ行くのであれば東海道新幹線で米原まで行ってそこから『しらさぎ』に乗換え、 北陸本線で敦賀まで向かった方が早い場合があります。)しかし新たな新幹線の開業によって並行在来線はJRから切り離され、第三セクターに転換されることになります。日本海縦貫線の一部でもあった北陸本線はかつて米原から新潟県の直江津まででしたが、新幹線の開業により新潟・富山・石川各県ごとの第三セクター会社に転換され、今回も金沢~敦賀間が石川・福井各県ごとの第三セクターに転換されます。しかし福井県の第三セクター会社の名前はダサいですね。九州でも20年前の2004年に、九州新幹線・新八代~鹿児島中央間が部分開業した際に並行在来線である鹿児島本線・八代~川内間がJR九州から切り離され、『肥薩おれんじ鉄道』として再出発しました。そして肥薩おれんじ鉄道が開業してから20周年ということで、起終点の八代駅と川内駅で記念式典が開かれました。式典では20周年を機にリニューアルされる乗務員の新制服や、公式キャラクター『ディーゼルガールズ』がラッピングされた新車両が式典に訪れた方方々にお披露目されました。肥薩おれんじ鉄道は他の並行在来線として切り離された第三セクターとは異なり、路線が熊本・鹿児島両県にまたがっていたり、コスト削減のため車両は気動車ですが貨物列車を通すため電化設備は残されていたり、JR九州の『ななつ星in九州』や『36ぷらす3』が乗り入れたり、独自の観光列車『おれんじ食堂』を運行するなどといった特徴が多い第三セクターではないかと思います。その特徴を活かして地域に根差した運営をこれからも行ってもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月10日
博多と鹿児島中央を結ぶ九州新幹線の新八代~鹿児島中央間が部分開業してから3月13日で20周年を迎えます。(2011年3月、全線開業直前の新八代駅)(当時存在していた新幹線と在来線の連絡線)この時に開業した新八代・新水俣・出水・川内・鹿児島中央の各駅では、今日出発式や記念イベントが開催されました。新八代駅の出発式にはくまモンも駆けつけました。JR九州では今日1日限定で新八代~鹿児島中央間が乗り放題の切符を発売したり、各駅で焼酎やジュースなどで乾杯をするイベントが開かれました。この時に『西鹿児島駅』から名前を変えた鹿児島中央駅は利用者数が増加し、今や博多駅、小倉駅に次いでJR九州管内で3番目となりました。部分開業時にあった大階段も全線開業後に撤去されて、アミュプラザの新館となり、地元の方から観光客まで多くの方に利用されています。(2011年11月撮影)↓(2022年5月撮影)全線開業してから関西地区と直結して便利になった九州新幹線が、これからも多くの方に愛されることを願っています。それでは、今日はここまで。
2024年03月09日
任期満了に伴う熊本県知事選挙が今日告示されました。これまで4期16年にわたり県政を担ってきた蒲島郁夫知事が勇退を表明したため、立候補したのはいずれも無所属新人の以下4候補です。宮川一彦氏(元高校教員)幸山政史氏(元熊本市長)毛利秀徳氏(建設会社社長)木村敬氏(元副知事)(届け出順。)今回の選挙戦の争点としては、・4期16年の蒲島県政の継承の可否・TSMC進出との向き合い方・人口減少への対応・熊本地震や豪雨被害を受けての防災対策などが挙げられます。投開票日は3月17日となっていますが、明日から期日前投票も始まりますので、選挙管理委員会では17日に投票に行けない人への投票を呼び掛けています。TSMC進出でこれから大きく変わろうとしている熊本の未来を決める選挙ですので、多くの方に投票してもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月07日
昨日は3月3日ということで桃の節句・ひな祭りの日でした。全国各地でひな祭りにちなんだイベントが開催されましたが、九州では特に大分県日田市で開催されている『天領日田おひなまつり』が有名です。日田は江戸時代は天領(幕府直轄地)であり、九州各地の天領を管轄する西国筋郡代も日田に設置されました。その中心部の豆田町と呼ばれる地区には江戸時代からの街並みが今も残っています。幕府の役所が置かれたこともあって日田は当時、九州における商業・金融の中心でした。そのためこの豆田町にあった古くからの豪商の屋敷には、京や大阪で買い求めた絢爛豪華なひな人形が今でも残されており、ひな祭りの時期に合わせて公開されています。(豆田のひな人形、2013年3月撮影。)ちょうどひな祭りにあたる昨日は日田市の桂林荘公園で、流しびなも行われました。家族連れや観光客によって願い事が書かれた紙製のひな人形800体を、公園のすぐ横にある川に流していました。天領日田おひなまつり自体は3月末まで開催されていますので、当時をしのばせるひな人形を週末や春休みに見に行ってはいかがでしょうか?それでは、今日はここまで。
2024年03月04日
早いもので2024年も今日から3月となりました。しかしながらまだまだ寒い日がしばらく続くようです。そんな中、福岡県の南部に位置する柳川市では『お堀開き』が行われました。柳川は市内の中心部に掘割が張り巡らされており、これを使った川下りが観光の目玉の1つとなっています。『お堀開き』は水郷・柳川に春を告げるイベントで、川下りに使われるどんこ船に板を敷き設置された神棚で神事が行われ、関係者がこの1年間の川下りの安全や観光客の増加などを祈願しました。もうすぐ3月3日のひなまつりということで、柳川では伝統のつるしびな『さげもん』が市内のあちこちに飾られています。今月17日には『川下り』と『さげもん』が合体した『おひな様水上パレード』が開催される予定です。本格的に春の観光シーズンを迎える柳川に、多くの観光客が訪れるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年03月01日
半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、日本国内初の生産拠点である熊本県菊陽町の熊本第一工場を、2月24日に開所しました!開所式にはTSMCの関係者の他、子会社で工場を運営するJASMの関係者や、熊本県・蒲島知事や斎藤経済産業大臣のほか、JASMに出資しているソニーグループの吉田憲一郎会長やデンソーの林新之助社長、そして新たに資本参加を表明したトヨタ自動車の豊田章男会長も出席するなど、政財界から多くのトップが出席しました。開所から初めての平日となった今日は工場最寄り駅の、豊肥本線・原水駅では工場への通勤客が大勢下車し、バスで工場へ向かっていきました。TSMCの工場進出による経済効果が早速出始めています。なお熊本県内に第二工場を建設することが決定しており、2つの工場が本格的に稼働するとさらに多くの経済効果が生まれそうです。この機会を逃さないように国や自治体も一丸となって協力してもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年02月26日
福岡県の服部誠太郎知事と大分県の佐藤樹一郎知事、そしてJR九州の古宮洋二社長は昨日福岡市内で会見を行い、観光誘致を図る大型企画の『福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)』を4月~6月の3か月にわたり実施することを発表しました!4月からは全国のJRグループの主要な駅に、大分の温泉と福岡のグルメをPRするポスターを掲示するほか、観光名所などを巡るバスツアーも企画します。またJR九州は福岡・大分両県のJR線に乗り放題となるおトクなきっぷを発売するそうです。料金は大人8000円で、普通・快速列車に連続する3日間乗り放題なのに加えて、在来線特急の自由席も乗り放題で、指定席は3回まで利用できます。さらにこのDCに合わせて新たなD&S列車の『かんぱち・いちろく』を博多~久留米~日田~大分~別府間にデビューさせます。外観は艶のある黒を基調としたデザインで3両編成の中間にあたる2号車はラウンジとなっており、樹齢約250年の杉の一枚板カウンターを備えています。高級な寿司屋や和食料理店を彷彿させるカウンターをもつビュッフェを兼ねており、久大本線沿線の食材を使ったグルメやドリンクも提供される予定です。DCをきっかけに福岡・大分両県の観光客が増えるといいですね。それでは、今日はここまで。
2024年02月20日
今日は二十四節気の『雨水(うすい)』にあたる日です。降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃のことで、もうすぐそこに春が近づいていることを意味します。そんな『雨水』の日に山口県を含む九州北部地方と九州南部・奄美地方で、『春一番』が吹いたことが気象台から発表されました。九州北部は昨年と同じ、南部は昨年より9日遅い発表となりました。『春一番』とは、立春から春分までの間に初めて吹く南寄りの強い風のことで、実際に長崎市で20.3m/hを観測したのをはじめ、福岡市中央区で14.4m/h、鹿児島市で13.7m/hを観測しました。気温も上昇して4月上旬から5月上旬並みの陽気となりました。そして数日は雨が降り続きますが、次第に気温が低くなっていきますので、週末にかけては再び厚着が必要になりそうですね。それでは、今日はここまで。
2024年02月19日
福岡都市圏と飯塚・田川など筑豊各都市を結ぶ国道201号の途中にある八木山(やきやま)バイパスは1985年の開通当初有料道路でした。その後2010年に高速道路の無料化社会実験の際に一時的に無料となると、ものすごい渋滞になったことがニュースでも取り上げられました。さらに2014年10月1日に徴収期間終了に伴い無料開放されましたが、全線2車線(片側1車線)のために朝夕を中心に渋滞が激しく、事故が発生すると身動きが取れなくなるため、福岡県では4車線(片側2車線)化を国土交通省に求めました。しかし4車線化工事を税金で賄うには予算の確保が困難であることから、再有料化することも合わせて認可されました。工事は2020年から始まり、2024年度中には福岡側の起点である篠栗ICから、筑穂ICまでの区間で4車線化が完成し、これと同時に全区間がNEXCO西日本に移管されることになり、同時に再有料化されることになります。再有料化した際の料金は以下の通りになります。軽自動車:220円普通車:280円中型車:330円大型車:450円特大車:760円原付(51cc以上):30円ちなみに2014年9月末時点の料金は以下の通りでした。軽自動車・普通車・中型車:530円大型車:800円つまり無料開放以前の料金よりは安くなるということです。福岡県内においては福岡都市圏と筑豊都市圏を結ぶ大動脈の八木山バイパスですが、4車線化に伴って事故や渋滞が今よりも減少するのであれば、全国的にも異例な再有料化はやむなしだと思います。それでは、今日はここまで。
2024年02月14日
中国の旧正月である春節に合わせて、中華街のある長崎市内で、『長崎ランタンフェスティバル』が今年の旧正月の前日にあたる2月9日から始まっています。(長崎新地中華街、2013年撮影。)中華街に隣接する湊公園では連休初日である昨夜に、今年の干支である『龍』にちなんだメインオブジェの『九鯉化龍(ジュウリイファーロン)』への点灯式が行われ、4年ぶりに通常開催となったランタンフェスティバルの本格的な開始を告げました。今日は江戸時代の鎖国期に、唯一海外との交易を許された長崎に入港した唐船から、航海安全の神である媽祖様をおろして唐寺に安置した様子を再現した『媽祖(まそ)行列』が行われ、市内の孔子廟から中央公園まで行列が練り歩きました。来週17日にはともに長崎出身である福山雅治さんと仲里依紗さんを皇帝・皇后役に迎えて皇帝パレード(特別版)が行われ、地元のテレビやYoutubeで中継されます。おそらくこのパレードがランタンフェスのピークになるのではないでしょうか?それでは、今日はここまで。
2024年02月11日
自動車の認証試験を巡る不正問題のために昨年12月末から工場を稼働停止していた自動車大手のダイハツ工業は今日、再発防止策を国土交通省に提出しました。これを受けて国土交通省は道路運送車両法の基準への適合を確認した『ミライース』など10車種について出荷停止の指示を解除しました。国土交通省の解除を受けてダイハツは今日、大分県中津市にあるダイハツ九州の大分工場で、今月26日から10車種の生産を再開することを決定しました。大分工場では全部で13車種を生産しているため、中津市では残り3車種の生産再開も望んでいます。周辺の協力会社の工場にも影響してくることですので、きちんとした再発防止策をとって全車種の生産を再開してもらいたいですね。それでは、今日はここまで。
2024年02月09日
昨年の2月19日に悪天候と機材繰りによる遅れのために、約90分遅れで羽田空港を出発した福岡行き日本航空331便は、福岡空港の滑走路が使用できる午後10時の『門限』に間に合わず、福岡到着直前で引き返して給油のため関西空港に立ち寄った後、羽田空港に引き返すという出来事がありました。この対応について多くのクレームを受けたためか、JALでは福岡空港の『門限』に間に合わなかった場合に、同じ福岡県内にある24時間運用可能な北九州空港に行先を変更するという運用に変更しました。そして実際に何度か『門限』に間に合わない事態が発生して、行先が福岡空港から北九州空港に変更になりました。さらに全日空(ANA)でも昨年の12月から、羽田発福岡行きの便が悪天候や機材繰りなどの理由で出発前に、福岡空港の『門限』に間に合わないことが判明した場合、北九州行きの臨時便に振り替えて運航する運用に切り替えました。ただしANAによると、臨時便の運航は到着後の機体誘導や貨物の積み下ろしといった地上業務、乗客の移動などへの協力態勢が確保できた場合に限るそうです。機体誘導や積み下ろしについてはおそらくANAと資本関係にあって北九州空港を本拠地としているスターフライヤーに依頼するものと思われます。北九州空港から福岡市内までの移動や宿泊先の確保についてはJALと同様に、輸送や宿泊などの協力が可能な事業者が登録されているのではないかと思います。ANA便で実際に行先を変更するという運用は今のところありませんが、これから旅行客が増えるシーズンを控え、安心してANA便でも九州旅行が楽しめるのは良いことではないかと思います。それでは、今日はここまで。
2024年02月08日
元日に能登半島地震がが発生してから1か月以上が経ちましたが、いまだに避難所での生活を余儀なくされている方が多くいます。全国各地から被災地に多くの支援物資などが届いていますが、大分県別府市からは名物である温泉が、被災地の1つである石川県能登町に届けられました。別府八湯の1つである柴石(しばせき)温泉の源泉約10トンを、フェリーと陸路で能登町に運びました。この源泉を一緒に運んできた移動式温泉施設で提供し、約200名の方が暖かい温泉を楽しんでいました。被災地では毎日お風呂に入ることができませんので、喜んでいただけたと思います。明日以降は20日まで被災地に近い和倉温泉の源泉を移動式温泉施設で提供し、その後は石川県珠洲市でも2週間滞在して温泉を提供する予定です。今回移動温泉を利用された方々がいつか本物の別府温泉にも来てもらいたいですね。そして被災地の復興が1日でも早く進むことを願います。それでは、今日はここまで。
2024年02月07日
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