九州出身者がつくる九州情報館。

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2020年09月27日
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テーマ: 相撲(1616)
今年は多くのスポーツが新型コロナウイルスの影響を受けていますが、
大相撲 も例外ではなく、三月の春場所は無観客での開催を余儀なくされ、
五月の夏場所は中止となり、七月の名古屋場所と十一月の九州場所は
会場を両国国技館に変更しての開催となりました。
そして今日まで開催された 九月場所(秋場所) は予定通り国技館で行われましたが、
収容人員にも制限が設けられたり、大声での応援が禁止されたりと
コロナ感染拡大前と同じとはいきません。

場所前には横綱が揃って休場を発表して実質横綱不在となり、
中日が終わった時点で 9人が2敗で並ぶ という大混戦となりました。
しかし熾烈な潰し合いの結果、14日目終了時点では
2敗:関脇・正代(時津風)
3敗:大関・貴景勝(千賀ノ浦)、新入幕・翔猿(追手風)

の3人に絞られ、千秋楽では正代と翔猿が直接対決することになりました。
この取り組み次第では 巴戦 が行われる可能性もありました。

しかし正代は千秋楽の取り組みで翔猿の攻めを受けきって 突き落とし で降し、
本割で初の幕内最高優勝を決めました!
正代は 熊本県宇土市出身 であり、1909(明治42)年に優勝制度が確立後、
熊本県出身力士の優勝は史上初 のことです!!
地元ではパブリックビューイングでご両親や後援会の方々が取組を見守っており、
優勝が決まると大喜びしていました。

なお時津風部屋所属力士の優勝は昭和38年名古屋場所の大関・北葉山以来57年ぶり、
東京農業大学出身力士の幕内優勝も初めてとなりました。

正代は今年の初場所、前回の七月場所と2度も優勝争いをしながら敗れ、
悔しい思いをしていましたが、それをバネにして戦う姿は、
先日の豪雨で大きな被害を受けた熊本の方々にもきっと届いたはずです。

そして伊勢ケ浜審判部長が正代の大関昇進を諮る 臨時理事会 の招集を
八角理事長に要請し、八角理事長がこれを承認しました。
30日にも臨時理事会が行われ、その後十一月場所の番付編成会議を経て
大関・正代が 正式に誕生することになります。

日本相撲協会の大関昇進基準は、
直前3場所で関脇・小結の地位にあって合計33勝以上
とされていますが、正代は3場所関脇として合計32勝と1勝足りない状況です。
しかし8勝しかしなかった三月場所では横綱・白鵬に勝っており、
今場所では2大関に勝利して混戦を制したことから、昇進ということになりそうです。
(そもそも直近で大関になった朝乃山も合計32勝でしたからね。)

正代関の優勝、本当におめでとうございます!
大関への昇進は正式には決定していませんが、
もし実現したら熊本の方々にとって嬉しいニュースになることは間違いありませんね!

それでは、今日はここまで。



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最終更新日  2020年09月27日 19時10分34秒
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