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雨に濡れてしっとりとした樹肌のケヤキその黒い樹肌が黙っているだけ存在感を放つ名脇役の役者のように雨と緑のなかで黒く渋く光っていました。真っ黒の樹肌に集まる生き物、ダンゴムシやナメクジなどが湿気を帯びた樹肌でいつも以上に元気よくのびのびと過ごしていました。あまりに艶やかなケヤキの樹肌の凸凹をじっとみているとそこで必死にうごめいているものがいました。それは、六本足をもってしてもこのように切り立った濡れた足場ではかなりの慎重さを要するようでケヤキの凸凹の一つ一つに六本の足の一本一本を慎重にかけて移動をしているアリでした。地面からわずかに60cmほどの高さにいたアリですがこの足場の悪い濡れたケヤキの木の凸凹を頼りに慎重に一歩一歩、命綱もなしにここまで登ってきたのです。彼のこの歩みをみていると、思わず私が息をとめて力を入れてしまうほどの緊張感が伝わってきます。彼がいったい何を目指しているのかはわからないのですが彼があきらめずに自分の道をめざしていこうとするその姿があまりに力強くその努力そのものが彼の人生を豊かにしていくものであるよう祈りたいと思いました。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
June 10, 2006
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通り雨の演出でクモの巣が突然主役になったりします。クモの巣は、クモの種類によって張り方が異なります。ツツジやユキヤナギの植え込みなどにお皿を広げるようにクモの巣を貼るクモもいます。藪などで空間を見つけて大きなネットを張るクモもいます。一本だけ糸を垂らしてクモを食べるクモもいます。いろんなクモが、いろんな暮らし方をしています。通り雨がクモの暮らしの一部一本一本張られたクモの糸を教えてくれています。横糸縦糸の糸にも種類があってベトベトの糸と、ベトベトしない糸がクモの巣には使われ緊急避難路なども設けられたクモの巣です。自分自身の大きさの何倍もの建築物?…創造物を身体ひとつで作り出すクモが作り出すクモの巣の見事なデザインにため息をついてしまう楽しい季節がやってきました。雨の通り過ぎたその合間を見つけてクモの仕事をのぞくちょっとした楽しみです。 なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
June 9, 2006
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顔の面積から比べるとかなり大きく感じるあかちゃんネコのひとみ鼻と大きな目のきゅっとした三角形がかわいく見えるあかちゃんネコ毛もまだフワフワとしていて身体全体もまだ小さく片手に乗ってしまいそうなあかちゃんネコ4匹のあかちゃんネコと母ネコが材木屋さんの軒先に棲家をかまえていました。じゃれ合うあかちゃんネコたちがわいのわいのやっているのをじっとみつめる母ネコのひとみにひかれそっと足をとめました。すぐに母ネコのひとみに緊張が走り私をキッと睨みつけます。“うちの子には、手を出させないわよ。”鋭い気持ちが、こちらに伝わってきます。母ネコの緊張を汲み取ったあかちゃんネコが習うように母ネコのそばに寄り集まりながらおびえています。好奇心旺盛な虎じま模様のあかちゃんネコだけがこちらをじぃーっとみつめチョッとだけ前に進もうとすると母ネコが、あかちゃんネコに“なかに入っていなさい。”と号令を出したみたいにぞろぞろ3匹のあかちゃんネコが材木のすき間をぬってなかに入っていきます。虎じま模様のあかちゃんネコもちょっとこわくなったのか遅れて母ネコのほうへ駆け寄ります。あかちゃん猫たちがじゃれながら、材木の間に入り込んでいく間も母ネコは、こどもたちを守りきる姿勢を崩さずにただ私をジッとにらみつけていました。母ネコの子どもを見守るその姿が凛々しく映る夕べでした。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
June 8, 2006
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川のふちの草などが立ち上がったあたりに網を置き、足で網の前の川底を蹴ると慌て驚いた生き物たちがピョンと跳ねてその網に入ってくることがあります。これを通称“ガサガサ”とか“ガサガサ網”などと呼んでいます。釣りとはまた違った醍醐味のあるこの漁は海老や小さな魚が入りコツさえつかめば、誰でも簡単に生き物をつかまえることができます。府中の森近くの多摩川の河原でガサガサをしてみました。冬の間、河川の工事のため水がせき止められていた川底は、藻が大量に増えて、フエルト地の靴底があっというまにモスグリーンに染まるほど緑色でした。“これでは、生き物はすめないのではないかしら?”なんどガサガサをしても藻が入るばかりでなかなか他の生き物が入らない状況に少し焦りを感じました。上流側で流れがあり、草が生い茂り棲みかになりそうな大きさの石がある場所をみつけ網をいれ、足で勢いよくガサガサとやるともうそれはそれは、たっぷりと生き物がかかりました。シマドジョウ、エビ、タモロコなどが網にかかります。シマドジョウも、タモロコもエビもみんななんとなくこの大量の藻の色にうっすらと染まったような色をしています。エビは、捕まらないように冷やした手を差し出すと後ずさりします。シマドジョウは、ケースに驚いて一匹増えるたびに大暴れしてとっても元気です。タモロコには、この小さなケースはちょっと窮屈そうでしたが小さな目と私の目線があうかしらとクルクルまわしたり魚をおなかから見たらどう見えるかとか顔を正面からみたらどうなるかとか手の中のタモロコをじっくり観察させてもらいました。“生き物が、この川にすんでいる!”つかまえた魚たちを観察用の透明ケースに入れそっと眺めて、水温があがらないようにもう一度川へかえしました。生き物の種類の少なさ、藻の多さ、環境のことは、一度だけではなかなか見えてこないのでもう少し経過を追ってみたいと思いました。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
June 5, 2006
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もごもご もごもご もごもごばたばた ばたばた ばたばたなんだか、慌しく動くサツキの生垣を発見!しました。上から下から、モゾモゾなにかが、動いています。あんまり忙しく動き回っている様子が面白くってしばらくみていたらサツキの生垣のなかからチョンと頭をだし小さくジャンプして枝にとまったのは、スズメでした。続けて、ジャンプしてピョコピョコと2羽のスズメが現れて3羽同時に平然と飛んでいきました。すぐにその3羽のスズメは戻ってきてまたおんなじようにモゾモゾやっているのを見ているとどうやらサツキについている虫か、なにかをついばんでいるようでした。“生垣のなかをかいくぐれるんだなぁ~!”小さな驚きを感じました。“サツキの枝にぶつかることはないのかしら。”スズメの大きさになって世の中を見てみないとわからないけど、不思議だと思いました。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
May 29, 2006
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2羽のスズメが地面にいます。身体は、2羽ともほとんど同じ大きさです。一羽は、動かずじぃーっとしています。もう一羽は、ちょこまかとエサを探してくちばしに挟み一度はさんだエサをなんどかついばみなおしきちんと収まるともう一羽のくちばしの先に運んでやっています。おそらく幼鳥と思えるスズメはなんのためらいもなく親鳥がくると大きくくちばしをあけてそのエサをもらっています。“親と子ども”ほとんど体の大きさは変わらないのに養ったり養われたりしていてその幼鳥に“エサとりを覚えようね。”と思いつつその親子のほほえましいやりとりに目を細めていました。なにか異変を感じて、親鳥もその幼鳥もいっぺんに飛び立ち“んっ?”器用に飛び立つその幼鳥に“あれれ? 「逃げ足」が先に発達して「エサとり」のほうが もっとあとに発達していくのかしら…。”親に育てられている子を目の前にスネカジリスズメのでっかい図体になんとも複雑な思いがしたのでした。愛情をいっぱい受けて育ったスズメはまた親になったら同じようにきっと子育てをするのでしょうね。甘えん坊のスズメからは親スズメのあったかいあったかい愛情に包まれている幸せがにじみ出ていていました。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
May 24, 2006
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スズメの巣の近くにとまるカラスに恐ろしい殺気のようなものを感じてから数週間スズメは、みんなで見守っていた巣の警備をやめてどこかにいなくなっていました。あんなににぎやかだったスズメの巣の周辺を囲んでいたスズメたちの声も姿もなくひっそりとした空間がただ広く感じていました。あの日のカラスとスズメがいがみあうような嫌な雰囲気やるせないスズメの困った表情やはり…そうだったかと胸が痛み、前を通るたびに気にかけていました。今日もいつものように巣の前を通ると「チュン。チュン。チュン!!」となつかしい小さな鳴き声が響き渡ります。個体の識別はできないもののまた、ここでの暮らしをどうやら始めたようです。“お帰りなさい。”スズメたちの営みをまた静かに見守りたいと思っています。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
May 17, 2006
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遠くの草むらの先で何かが動いていたので「おーい。おーい。」と呼んでみました。ニワゼキショウたちも足元で賑やかに「何してるの?」「まぁまぁ。」「何かしら。」と勝手気ままにお話しながら顔を赤くしたり青白くしたりしています。さっきのハルジオンが声をかけていた方向へそっとそっと近づくとバタバタと土の上でスズメがしきりに羽を動かしています。私に気がついて、慌ててスズメが飛んでいってしまいました。スズメがいた地面にへんてこりんな穴ぼこが出来ています。ここは、スズメの天然露天砂風呂つまり砂浴びをしていたのでした。“水浴びは、心地よさそうだけど、 泥で虫を落としたら、気持ち良いのかな。”虫などを落とすために砂浴びをする鳥をときどき見かけますが「砂浴びしても汚れないの?」ちょっとたずねてみたい不思議な習性です。きっとクレンザーのように砂が羽に塗ってある脂と混ざってポロポロとダニなどの虫を落とすのに役立っているのでしょうけどやっぱり砂を浴びるということは所詮、人間の私の身では、まだ若干の抵抗を感じます。きっと脂を髪の毛などに塗ってゴミをつけそれから乾いた砂で擦ってみたりすればスズメのようなスッキリ気分を味わえるのでしょうね。小さなお花がいっぱいのこの季節そよ風に吹かれながらの天然露天砂風呂小さなスズメになったらやってみたいことのひとつです。せわしなく羽を動かすそのしぐさからなんとなく楽しそうな心地よさそうなスズメの気持ちが伝わってきました。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
May 13, 2006
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野原でムクドリがのんびりとついばんでいる姿がなんともよくてしばらくじっと眺めていました。そんなになにをついばむのだろうとかどんな目線で世界を眺めているのだろうかとかこちらが思っていても、なんの関係もない様子でずっとずっとのんびりのんびりツンツンとやっていているのでチョイと惹かれて、ちょっとだけまねてみました。ムクドリの見ているものがどんなものか知りたくて腰を低くしてみたらおもいがけない世界が広がっています。ここが、街中の一角であることをふと忘れさせてくれるような昔遊んだような野原が広がっていてムクドリたちがこの世界の案内人として小さな草原への旅に連れ出してくれました。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
April 27, 2006
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都内の浄水場の設備の一角でスズメのお宿を見つけました。その設備には、金属で出来たパイプが露出してスズメにちょうどよい大きさの穴がある箇所があります。その穴の周りには、いつもスズメがたくさんいました。様子をよく見るとスズメは、それぞれ配置についていて、警備しているようです。少し離れたところで見守るスズメが1羽、見張り番をしています。そのパイプの入り口付近の止まり木にしている柵に等間隔で四方を囲むように4羽、SPのように厳重な警備にあたっているようです。他にも、そのパイプを出入りしているスズメが2~3羽いる様子です。いつもは通り過ぎていた、その施設、たくさんのスズメがいるわけの一端をパイプの穴からみつけられたような気持ちになりました。“人里”に暮らすスズメが、人工物の住人になって自分たちの暮らしを営んでいる様子です。今度は、双眼鏡をもって、もっとよく観察をしてみたいと思います。そして、スズメの様子次第では、カメラでの撮影も・・・してみたいと思います。スズメのお宿を発見できたようでとてもワクワクしています。なにか感じるものございましたら、ポチっと応援をお願いいたします励みになっています。↓人気blogランキングへ
April 21, 2006
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つぐみが家の前の緑地にきた。ちょんちょんと歩いている。つづいてすずめがきた。みると巣材にするための糸をくわえている。枯れた草も欲しかったみたいで糸をくわえたまま無理やり地面から枯れ草をひっこぬこうとがんばった。抜けず、あきらめいったん電線に避難。つぐみは、相変わらずマイペース。ゆっくりしのびあしで前に進んでいる。ときどき足元をついばみエサとりをしているみたい。家のまえにつぐみがきた!というだけで心がほころぶ。「今日からつぐみ祭りのはじまり 咲きたての黄色いチューリップ タチツボスミレのお花畑が勝手にひろがるこの場所で つぐみさんをお待ちしております。」人気blogランキングに登録しています。何か感じるものございましたら“ポチッ☆とバナーをクリック”で応援をよろしくお願いいたします。応援してくださっている皆様本当にありがとうございます。励みになります♪他の方のブログにも行き来できて楽しませていただいています。気になる順位は何位かな? ←ランキングへ
April 9, 2006
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水場…と言ってもなかなか鳥目線で探せないのに東京池袋の雑踏のなかで、毎朝会うハクセキレイがいます。スケーティングの可愛いハクセキレイ羽の色が薄いのですこし茶色く勝手に「チョコちゃん」と呼んでいます。チョコちゃんは、カラス顔負けの度胸のよさで毎朝、スイースイーとえさ探しをしています。その姿が愛くるしくて朝のマスコットです。自転車で近寄ってもちっとも驚かないツワモノです。「チョコちゃん♪おはよう。」と心の中で挨拶しています。ただ、毎朝見るというだけなのに気になる可愛いやつハクセキレイの「チョコちゃん」の紹介です。都会暮らしが様になっている不思議な子です。
March 3, 2006
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路上に止まっているトラックの上でカラスが、愛嬌よく首を左右に振っていました。可愛らしい姿でしたが、すこし様子が変です。よくみると、口ばしがグッと猛禽類のように鋭いのです。そして、見間違えたかと思いましたが、口ばしの周りを紅く鮮血で染めていました。先日、ちょうど、次のようなハヤブサのお話をプロのナチュラリストの方に伺ったばかりでした。「街中を歩いていると、空から、鳩の羽が落ちてきて、 羽は血に染まっていたのです・・・ ハヤブサは、最高時速400kmで獲物を 捕獲することもあるという・・・ 見ればハヤブサは、鳩を捕獲し、 飛びながら上空で羽などをばらしているところだったのです・・・。」すこし怖いような、しかしこれがハヤブサが生きていくことであり食物連鎖の一部なのだとドキドキしてお話を伺いました。まだ見たことがありませんが、ハヤブサが鳩をばらしながら飛ぶ様を思い浮かべます。生け捕りして、空中でばらす・・・まな板と包丁でスーパーの肉を切るのとは、わけが違います。お昼頃、品川の上空を猛禽類が飛んでいました。森で会うのとはまた違う感動があります。カラスとは違いすこし大きな感じでゆったりと旋回しています。なんの鳥かまでは、わかりませんが、ワシ・タカ類の仲間の空を飛ぶ姿は、勇壮としています。自然界の頂点が太陽をうけながら羽を広げ、飛行していきました。
December 5, 2005
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公園の入り口にカラスが一羽いました。賢そうなお顔をしていました。見ていると銀色の階段の手すりの一番上にカラスがとまりました。階段下で見ている私の前にその手すりにとまったカラスが、手すりの上から下へ、スーッとスライドしてくるのです。“へへへ。カラスのすべり台!!!”と得した気分でいると、再び宙を飛び、手すりの一番下から一番上に戻りました。驚いたことに、またカラスが手すりの上から流れてくるのです。飛んで戻って、滑って…飛んで戻って、滑って…永遠に繰り返すカラスが面白くて、しばらくながめていました。滑りたいのか、そこにとまっていたいのか、そのカラスの意図がわからなかったのでしばらくながめていました。この光景をおさめようと、カメラを出した瞬間カラスは、先ほどまで私をそばにいさせてくれたのに突然、飛び立ってしまいました。カラスの警戒心をあおったのだと知りました。私が森の一員の顔から人間の顔をのぞかせてしまったことを知りました。一瞬で、夢から覚めてしまったのです。次に会ったら、なるべくびっくりさせないように森の一員として、お会いしたいと思っています。
November 8, 2005
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スズメは、都市鳥のなかでも警戒心が強い鳥のように思います。人間の手から直接、餌をとるようなことは稀のようです。生活圏は狭く成鳥になるとねぐらも食事場所もそう遠くはないと言われています。若いスズメは、遠くの餌場などへも出かけます。イヌムギ・カラスムギ・ネズミムギなどをついばむためにちっちゃくジャンプを繰り返すスズメは、可愛いです。ススキに向かって集団でダイナミックになんどもなんども穂をついばむスズメはススキとまるで戯れているようで、つい見とれてしまいます。都市鳥の研究をされている先生と野鳥観察に出かけたときにスズメがススキの穂をついばむ姿を目を細めて長いこと眺めてから先生がひと言「可愛いねぇ~」とおっしゃったのが、とてもシンプルで印象的でした。雨の日、線路沿いの草っ葉を3羽のスズメがびしょぬれになって同じように何度も何度もついばんでいました。“自然の中で餌を見つけて食べていくことは、 とても大変なことなのかもしれない。”ズキンとしました。「スズメが、どうして警戒心が強いのか。 スズメになって体験してみませんか。」そう誘われて、言われるがままに近くの公園の階段上の植え込みを階段下からのぞき、地面の高さに目がくるような体勢をとりました。「何が見えますか?」ツツジの森が見えました。ツツジが、高木のように見えます。草の葉のジャングルです。蟻は、それでも小さく見えます。タバコの吸殻は、“誤飲してニコチン中毒になったら困るなぁ。”となんだか不快です。小石も、石庭の岩のように見えます。落ち葉だって、かなり大きく感じます。そこへ向こうから巨人が、のっそのっそやってきます。「顔を離しちゃだめだよ。」と言われ飛び立ちたい気分をなんとか我慢して通り過ぎるのを待ちます。犬や猫ならガブッとやられそうだなぁ・・・気持ちがスズメに近づいた・・・数分のスズメ体験でした。スズメが穂をめざして飛び上がる様は、可愛いけど生きていくこと、生きのびていくことに本当は、必死なのでしょう。チュンチュンよく鳴き、毎朝家の前の電柱にとまるスズメが同じ個体なのかどうか気になる今日このごろです。彼らは、どんな暮らし方をしているのでしょう。
November 5, 2005
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どこにでも生えている元気な草、エノコロクサ 通称:ネコじゃらしが揺れています。街角に親子と思われる猫がいました。親猫が子猫の前で、自分の尻尾をゆらゆらゆらりと巧いこと揺らすのです。子猫は夢中で親猫の尻尾を手で捕まえようと、真ん丸い目を見開いて、真ん丸い白い手でおっかけます。親猫は子猫の爪が痛いのか痛くないのかわからないけど、目を軽く閉じながら、相変わらず子猫の遊び相手をしていました。親猫の尻尾はまさにネコじゃらしで、揺れるリズムは、風にそよぐエノコログサと同じです。夕日を浴び金色に穂を染めるエノコロクサが風にそよいでいます。子猫は暖かいお母さん猫を思い出すのでしょうか。
September 1, 2005
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