全4410件 (4410件中 4401-4410件目)
空からあめがふってきて、森の木々の葉を濡らしあめひとつぶと葉っぱ一枚が、互いにぶつかるあめの演奏会さーさーさーざーざーざーどーどーどーぴっちゃんぴっちゃんいろんな音が、あめの森の音を奏でます。「あめの音がするよ」水たまりでぴっしゃん。ぴっしゃん。賑やかに足踏みして演奏会に参加です。あめの夜の森は、黒々とした木々がいつもよりつややかで露が、木の輪郭をうっすらと描いていました。あめの森の香りを鼻からすうっと吸い込み、森をぐるぐると見渡しました。あめを拾おうと、宙に手を差しのべると、天いっぱいの星空です。森の木々がしっとりとためこんだしずくをひとつひとつゆっくりおとして演奏をしている間に雨はどこかにいってしまっていたのでした。つかんだのは、あめかそれとも星のかけらか。きこえるのは、あま音か星の音か。不思議な森の演奏会でした。
September 5, 2005
コメント(0)
枯れたきのこはどこへいったのかわからないのです。家族に聞いてもだれも知らないというのです。きっ消えた?まっまさか…と思うのですが。
September 4, 2005
コメント(4)
小さなきのこは今日枯れ果てていました。ぽっかり空いてしまいました。あまりにあっけない結末でした。
September 4, 2005
コメント(2)
7月のはじめに楽しませてくれたひまわりを見てまわりました。もたれかかるようにぐったりとしたひまわりは、種も残りわずかとなっていました。気がかりだったのは、なくなってしまった種たちのことです。この種を取ったのは、人か、動物か、それとも…といろいろと推測をして辺りを見るとなんのことはない地面に大量のヒマワリの種が落ちていました。「この場所でいいの?」落ちていた種にたずねてみたい気持ちになりました。鳥やネズミなどがよく食べにこないものだとも驚きました。そのままにして置いたらどのくらい発芽に至るのか、種を拾って来年然るべき季節に蒔くべきなのか、心の中で迷いました。私は、自分はどう育てたいのか、考えてしまいました。
September 3, 2005
コメント(0)
元気のなくなったナスタチウムのプランターに水やりをしていたら、小さなきのこを発見しました。あのキノコ型のチョコレートにそっくりのきのこがにょっきり出てきました。蔦の森でもみたことがあるような気がします。雑草大好きな私のガーデニングは、雑草が抜けないので一風かわったガーデニングです。一鉢に4種の植物が自生してしまったこともあります。このまま水やりをし続けたら、きのこが勝つのか、ナスタチウムが巻き返すのか、はたまた異種が育ち始めるのか興味津々です。
September 2, 2005
コメント(2)
我が家に棲みつくチーコのことです。ベランダのカネノナルキはめったに水をやらないのでたまに水やりをするとチーコママが飛び出てきます。ハッと驚き、お互いにかたまって身動きひとつできない緊張感が生まれます。チーコママは、頭から尻尾まで15cmぐらいのヤモリです。窓辺の花に水をやっていると、ときどきチーコに会います。チーコは、チーコママの半分くらいの大きさです。チーコが、水やりのたびに毎日出てくるので、水をもらいにきているんだろうかと考えました。だけど、しばらくするとチーコがいなくなり、元気かどうかが気になってしまいます。名前をチーコとしたのは、最初にあったチーコママより小さかったから“チーコ”と呼びました。飼っているわけじゃないし、棲みついているだけのヤモリに名前をつけてしまったら急に愛着がわきました。心配したけど、先日、チビチーコを見つけました。チビチーコは、チーコの2/3の大きさです。チーコはどうやらファミリーであることがわかり、勝手に繁殖しているようです。棲みついているのは、チーコ一家か、人間か、などと思ってしまいます。チーコがかわいいのは、私もチーコも出会うとびっくりするところです。小さな生き物とはいえ、存在感は大きくてお互いに何にもしないのに、恐れるように緊張してしまいます。私のことを意識してくれるチーコも、チーコを意識する私も同じ生き物で同じ地球の一員です。チーコは、本当によく姿を現します。“生きている”それだけでホッとできるそんな存在がチーコです。
September 2, 2005
コメント(4)
どこにでも生えている元気な草、エノコロクサ 通称:ネコじゃらしが揺れています。街角に親子と思われる猫がいました。親猫が子猫の前で、自分の尻尾をゆらゆらゆらりと巧いこと揺らすのです。子猫は夢中で親猫の尻尾を手で捕まえようと、真ん丸い目を見開いて、真ん丸い白い手でおっかけます。親猫は子猫の爪が痛いのか痛くないのかわからないけど、目を軽く閉じながら、相変わらず子猫の遊び相手をしていました。親猫の尻尾はまさにネコじゃらしで、揺れるリズムは、風にそよぐエノコログサと同じです。夕日を浴び金色に穂を染めるエノコロクサが風にそよいでいます。子猫は暖かいお母さん猫を思い出すのでしょうか。
September 1, 2005
コメント(0)
森を歩き始めた頃、雨の日に着るカッパが憂鬱でした。一歩森に入ると、さっきまでの雨音が、森の高い木の上のほうで聞こえるようになって、見上げると沢山の葉っぱが森の傘になっていました。葉っぱが受け止めたしずくが巧いことに枝をつたわり幹をつたわり自分の根元に水を運んでいく太い幹に、ほうとため息がでてしまいます。見ればまだ低いクロモジの葉っぱや枝にはしずくがびっしり。アカツメクサもザラメのついたお菓子のよう。雨が止み、すっと差し込む雲の隙間の陽の光。葉っぱのギザギザを縁取るしずくが真珠にかわり、笑顔でこちらを見ています。それから、雨が降るとソワソワわくわく。誘われます。
August 31, 2005
コメント(2)
昨年の秋の始めに家族3人で紅葉の森に出かけました。森によく通う私が両親を初めて招待したのです。お弁当にカッパにリュックを持っていきました。父と母は、はじめてのブナの森に子どものようにはしゃいでいました。一年も過ぎて忘れていた頃に写真がでてきました。他の写真は何枚もあるのに森の写真は2枚だけでした。「母と私」「父と私」の映された写真がたった2枚でてきました。「父と私」の写真の下に「母と私」の写真が隠すようにおかれていました。母は「お父さんとあなた、2人とも、同じカッコしている。」とにこやかに話すのです。母はつづけて、ちょっと不服そうに「なぜか、私(母)の写真だけぼけているのよ。」とつぶやきました。いつもは私ひとりだけで出かけていた森へ初めて家族3人で出かけた様子を、その2枚しかない家族写真は鮮やかに映し出していました。母の不服そうな顔を見ていたら、写真をたくさん撮りにもう一度、両親を森に招待してみようかと思っているところです。今度は、冬の森はいかがですか。
August 30, 2005
コメント(2)
気持ちが夏のまま訪れた八ヶ岳。昼間なのに寒暖計は24度を示していました。木々の葉はまだ青く、深い深い黒味を帯びた緑の葉に照りつける太陽が森のなかを一段と薄暗くします。これが夏だよなぁと心でつぶやき再び見上げると、すでに黄色くなりかけたナナカマドの葉っぱを見つけました。秋への準備は始まっていました。季節は移ろいでゆくのですね。夏と秋とは別々ではなく重なりあっていました。オオヤマザクラの赤い葉っぱ見つけました。赤と黄色の森への招待状が届いています。
August 22, 2005
コメント(0)
全4410件 (4410件中 4401-4410件目)