火災保険をもっと分かりやすく!

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火災保険は、個人も法人も加入しているベーシックな保険です。
しかし、補償の項目や保険金の支払い方法など、保険の内容がピンとこないということがありませんか?

火災保険をきちんと理解していないために、保険金がもらえる事故が起きても、保険金請求をし忘れるということが、実際に起きています。

このブログでは、元・損保代理店のリスクマネジメント・コンサルタントが、実際の事故例などを踏まえて、基礎から火災保険をもっと分かりやすくします。

保険金の請求漏れを無くすだけでなく、ムダを省いて、実態にあった火災保険を選ぶことにもお役に立てば幸いです。

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2013年06月25日
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カテゴリ: 火災保険
水道橋

マンションなどのビルで火災が起きると、どうなるでしょうか?

鉄筋コンクリートでできているので、燃えないと思いますか?

確かに鉄筋コンクリートは燃えません。
しかし、内壁や壁紙、絨毯などなどの内装材は燃えます。

ですから、火災が発生するとそれなりに燃えます。
さらに下の階に損害が発生します。

写真は、2010年12月に東京の水道橋にある雑居ビルで起きた火事の現場です。
6階建てのビルで、1階から5階が貸事務所で、6階がオーナーの住宅です。
6階のオーナーの住宅部分から出火しました。

幸い火は6階で消し止められましたが、その後が大変でした。

というのも、最上階に消防の放水をしたので、その水がすべて下の階の事務所に流れ込んだのです。

4階の事務所では、火事の直後、水が50センチくらい溜まっていたそうです。
おかげで、パソコンなどがダメになりました。

ビルの火災は、消防の放水による水濡れ損害が発生します。

下の階の水濡れの損害は、火災保険では「火災」の補償項目で取り扱います。
「水濡れ」や「水災」ではありません。
損害の原因が「火事」だからです。

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Last updated  2013年06月25日 22時17分28秒
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