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2008.08.12

ミスサイゴン

(4)

テーマ：今日見た舞台(965)

カテゴリ：ひとりごと

週末、東宝ミュージカル「ミスサイゴン」を観にいきました。

ベトナム戦争を背景にした、ベトナム娘とアメリカ青年との
悲恋を描いた作品。
1992年に主人公のキム役を故本田美奈子ちゃんが
演じて話題になってたものです。

ミュージカルは楽しくなくてはと、
本作品はずっと観なかったのだけど（CDだけは聴いてた）
美奈子ちゃんが亡くなったことがきっかけで、一度は舞台を
観ておかないと・・と決心した次第。
5月にチケットを購入して、いやぁ、待った待った！！3ヶ月！

＊＊　キャスト＊＊

ENGlNEER（エンジニア） - 別所哲也
KIM（キム） - 新妻聖子
CHRlS（クリス） - 藤岡正明
JOHN（ジョン） - 岸祐二
ELLEN（エレン） - RiRiKA
THUY（トゥイ） - 泉見洋平
GIGI（ジジ） - 桑原麻希

幕が上がり、か細い少女キムが、エンジニアに導かれて仲間に
紹介される。わいせつな雰囲気の店内に、身体を硬くしている
キムが歌う”わが心の夢”。

うぅ、もうこれだけで目がうるうる・・
キムに対するというより、美奈子ちゃんと重なって反応。
彼女にも夢があった。
もっともっと歌っていたかった・・と思うと・・

が、感傷に浸るのはここまで。熱唱しつづけるクリスや
アンサンブルにぐいぐい引き込まれる。
藤岡クリス、ちーと小さくてイメージが違ったんだけど
力強い歌声で安心して聴いていられる♪

別所エンジニアは、うーん・・
歌はそれほどでもないのよね。
声が軽いから舞台に向かないような気がするんだけど。
なぜかバルジャンも毎回演じてるし・・　
愛嬌と身体のでかさで勝負しているんだろうか？
きっと、わたしにはまだ良さが見えてないのね

エンジニアのキャラクターをまったく知らない人が
今回の舞台を観たら、どういう人物像に見えるの
だろうか？　聞いてみたい気がする。

新妻キムは、うまい。
客の前で踊るときのぎくしゃくした動き。
なにげないしぐさが初々しさを表現していて、
作りこんでるなぁ。

歌はもう、初期の美奈子ちゃんより抜群にきれいな声が出ていて
さすがベテラン！ですねぇ
難をいえば、低音をもっとどすを効かせて歌って欲しかった。
美奈子ちゃんの歌い方だけどさ！
彼女、迫力あったものねぇ。

CDで繰り返し聞いていたからイメージは理解していたけど
生の舞台の迫力は、思っていた以上に良かった。
戦後、サイゴンからホーチミンに名を変え、新政府による
政治が始まる、そんな不安な状況をアンサンブルによる
ダンスで表現してたのが印象的。

一度観れば十分かなと思っていたのに
このシーン見たさに、来月分のチケット買ってしまった・・
どうせなら好きなキャストで観たいから岡幸二郎が出る日♪
彼の”ブイ・ドイ”　は、きっと素晴らしいだろうな～

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