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2021年08月12日
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カテゴリ: 病院
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
みなさんMSWって何する人かわからないという人の方が多いと思いますが



今日からはMSWの基盤となる資格やスキル、MSWになることで得られるスキルを紹介していこうと思います




MSWが専門職を名乗る以上、どの人がやっても一定のレベルの支援を提供できないといけません



その支援のレベルを担保するために、価値や倫理、原則などがあるのでMSWはそれらの定められた基準に則ってものを考え、行動します



今日は基盤となる、 バイスティックの7原則 について説明します

______________

​1.MSWとソーシャルワーカーと社会福祉士​

・MSWとは
メディカルソーシャルワーカーの略語で、医療機関で働くソーシャルワーカーのことを言います

→仕事の名前です 教師、エンジニア、看護師等と一緒です


・ソーシャルワーカーとは
医療分野に限らず、高齢者、児童、障害者、地域(包括支援センター、社会福祉協議会)等で働く社会福祉の専門職のことを言います


最近ではスクールソーシャルワーカーや刑務所でのソーシャルワーカー等活躍の場が広がってきています

→同じく仕事の名前です 「何の仕事してんの?」「ソーシャルワーカー」「え、なにそれ?」という感じです


・社会福祉士とは
国家資格の名称で、福祉系の大学に通うなりして受験資格を得て、国家試験に合格するともらえます


「看護師」とか「医師」は国家資格の名称と、職業名が一致しているのでわかりやすいですが、「社会福祉士」はソーシャルワーカーと呼ばれるので余計にわかりづらいことになっています


→資格の名前です 調理師 介護士 弁護士 医師 公認心理士 等と一緒です


2.MSWの基本学問 ~ ソーシャルワーク理論


MSWを目指すうえで必須の資格となっているのが「社会福祉士」です



「社会福祉士」の専門は 「ソーシャルワーク」 です




「ソーシャルワーク」とは 個別援助技術(ケースワーク)を用いて個人や社会の問題を解決していくことを目指す学問 「人間の福利(幸福と利益)の増進」 を目指します



平たく言えば人が生きていくうえで直面する課題を、個人や社会を巻き込みながら一緒になって解決していく学問です



ソーシャルワークの基礎となるケースワークについて学ぶ上で外せないのが バイスティックの7原則 というものがあります



ケースワークとは面接技法を用いて相談者と信頼関係を築き、話を聞いて、問題解決とその後の生活も安心して暮らしていけるように援助していく技術です



このケースワークの過程で意識しなければいけない、7つの原則をまとめたものです



つまりこの7つを抑えておけば、ソーシャルワーカーとしての基礎は身に付くことになります


逆に言うと、この7つを抑えていなければ、ソーシャルワーカーとは言えません



それほど基本的で重要な7つの原則を紹介していきます


3.バイスティックの7原則


①個別化の原則

②受容の原則

③自己決定の原則

④意図的な感情表現の原則

⑤統制された情緒関与の原則

⑥非審判的態度の原則

⑦秘密保持の原則


ざっくりと解説すると


①個別化
対象者をパターン化せずに、同じような相談であっても一人一人違うんだという視点を持つこと


→「このパターンの相談前も受けたな」とか思わない



②受容
相手の言うことをまずは受け入れること


→自分とは違う考え方であったり間違っていると思っても、否定したり反論したりせずまずは受け止める



③自己決定
支援者側の考えや答えを押し付けるのではなく、本人が決められように支援する



→支援者があーしろこーしろ言わないで、自分で決められるようにあくまでもサポートする立場を取る



④意図的な感情表現
相談者が感情を吐き出せるようなリラックス出来る環境設定や、感情を出せるような問いかけを行う


→必ずしも自分から言い出せる人ばかりではないことを理解して、思いや悩みを吐き出しやすいように支援者側が工夫する
相談者によっては自分が何に悩んでいるかをわかっていないこともある



⑤統制された情緒関与
支援者側は相談者に対して感情移入しやすくなることを理解して、感情を自分で制御する必要がある



→一緒に泣いたり怒ったりするだけでは個別援助とは言えない(意図を持った共感であれば良いが、感情的にただ同調するだけではいけない)
支援者は自分の感情をコントロール出来ないといけない



⑥非審判的態度
どちらが良いとか悪いとかを判断する立場ではない



→相談者からは誰が悪いとか自分がいけないのかとか、回答を求められる場面があってもそれぞれの正義があることを理解して「何がよくて、何が悪い」などを判断しない




⑦秘密保持
相談内容を絶対に外部に漏らさない


→相談を受けるということは相談者の個人情報や​​​​​​​​プライベートな情報を取り扱うことになる
自分の秘密をぺらぺらと他人に話す人に安心して相談は出来ない




ソーシャルワーカーにとって最も重要なのは​​​​、 「この人になら相談しても良い」 と思ってもらうことです​



そのために特に重要な原則は 個別化 受容 です



個別化は


​​「この人は”私”の悩みを聞いてくれる」


と相談者に思ってもらえること


受容は


「私の考えをちゃんと受け止めてくれる」



と思ってもらうことです




「私の話を聞いてくれて、ちゃんと受け止めてくれる人」と



「自分の話ばかりして、否定してくる人」だったら


どちらの人に相談したいかと言う事です



ソーシャルワーカーは相手の悩みや問題を解決する仕事です



問題解決するためには、 相手がどんな人で、何に悩み、なぜ悩んでいるのか を正確に理解する必要があります


人それぞれ生まれた環境も育った環境も考え方も違うので、一見同じ悩みのように見えたとしても「全員にぴったりのワンプラン」は存在しません



一人一人にぴったりの解決策を一緒に探して、相談者本人が解決できるように支援することがソーシャルワーカーの醍醐味です


___________
*結論*

MSW、ソーシャルワーカーは仕事の名前で


社会福祉士は国家資格です



MSW、ソーシャルワーカーとは人がよりよく暮らせるように問題解決のお手伝いをする仕事で


問題解決のためにケースワーク(個別援助技術)という学問を学びます


ケースワークの基盤となる考え方にバイスティックの7原則と言うものがあり



特に個別化と受容の原則が理解できないと、そもそも「この人になら相談したい」と思ってもらうこともできません



MSWを目指す学生や実習に来る学生はまず、このバイスティックの7原則をしっかりと見直してもらえればと思います



細かいテクニックなら働いてからいくらでも身に付けられますが、まずはこの基礎が身についていないとソーシャルワーカとは呼べません



基本中の基本の理論ですが、MSWと呼べるかどうかはこの7原則に則っているかどうかで決まります



MSWを目指す方は是非見直してみてください





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最終更新日  2021年08月12日 07時03分47秒
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