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2021年08月20日
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カテゴリ: 病院
​​​​​​​​​​​​​​昨日はコミュニケーションのコツについて話をしました


一番重要なことはコミュニケーションは上手く話すことではなくて、


相手に話してもらえる質問が出来ることと、相手の状況を観察しながら話を聞くことが重要だと話しました


今日はMSWを目指すうえで必須の資格である社会福祉士がどんなことを学ぶ職業であるかを説明します


___________________

1.社会福祉士の養成カリキュラム


社会福祉士の国家資格を受験するためには、学ばなくてはいけないカリキュラムが定められており学ぶ分野は幅広く設定されています


今のカリキュラムを調べてみたところ私が学生だったころからはカリキュラムも変更されていますが、名前が変わったりはしていますがベースとなる領域はほぼ変わっていません

(刑事司法と福祉に関してだけは当時一切触れていなかったです)


1.医学概論
2.心理学と心理的支援
3.社会学と社会システム
4.社会福祉の原理と政策
5.社会福祉調査の基礎
6.ソーシャルワークの基盤と専門職
7.ソーシャルワークの基盤と専門職(専門)
8.ソーシャルワークの理論と方法
9.ソーシャルワークの理論と方法(専門)
10.地域福祉と包括的支援体制
11.福祉サービスの組織と経営
12.社会保障
13.高齢者福祉
14.障害者福祉
15.児童・家庭福祉
16.貧困に対する支援
17.保健医療と福祉
18.権利擁護を支える法制度
19.刑事司法と福祉
20.ソーシャルワーク演習
21.ソーシャルワーク演習(専門)
22.ソーシャルワーク実習指導
23.ソーシャルワーク実習


これらの23の分野を学ぶことで初めて社会福祉の受験資格を得られるわけです



医学、社会学、心理学などは直接的にはソーシャルワークとは関わりませんが、対象の理解という面では非常に重要な学問です



少し専門とは違うからこそ、新鮮で面白く、ソーシャルワークに上手に生かせることが出来ればそこが個性となり強みとなります




2.社会福祉士とソーシャルワーク

社会福祉士にとってのメインとなる分野がソーシャルワークです


ソーシャルワークとは 「人がよりよく生きるために」 を考える学問です



よりよく生きるために社会正義や多様性の尊重、人権の尊重などを行います



個人的にはある種、宗教的な要素に近いのかなとも思いますが、誰か個人を対象にするのではなく全人類が対象となる学問で、 間の心情や個別性 を非常に重視します



対象は個人であり、団体であり、社会です


個人に対しては その人自身の力を伸ばす ように支援して


団体や社会に対しては 変革や開発 を促します



ソーシャルワークの具体的な方法として面接の技術や支援のサイクルなどを学びます



支援のサイクル(展開過程)としては


インテーク(初回面談) → 情報収取 → アセスメント(情報を基に問題点や課題をあぶりだす) → プランニング(課題解決に向けてどのような支援を行えばよいか計画する) → 実施 → モニタリング(期間を設けて観察する) →フィードバック(結果をふまえて検討する) → 終結 or アセスメントへ戻る

という流れをたどります


これらの流れを理解して支援にあたることで行き当たりばったりの支援ではなく、一定の支援を提供することが出来ます



3.答えのない学問

社会福祉は答えのない学問です


数学や医学、天文学などのように計算して答えがこれと決まっているものではなく(自然科学)、


政治・経済・教育学などと同じように「これが答えです」という一つの答えを出せない学問です( 社会科学



そこに楽しみを見いだせる人は社会福祉士に向いていると思います



答えが無いと言う事は裏を返せば、 「どれもが正解になりうる」 と言う事なので、就職して1年目でも30年の大ベテランでも変わらずに 答えを探し続ける ことになります



答えがないので評価が難しいのですが、評価は支援した人からしてもらえるので、支援者が少しでもよりよく生きられるようになったと感じてもらえるような支援を行うことを目指します



4.学ぶフィールドの広さ


社会福祉士の専門はソーシャルワークですが、先も述べたとおり対象は全年代のあらゆる人なので活躍するフィールドは無限にあります



そもそも対象が人なので人間や社会に対する知識(医学、心理学、社会学)も必要になるのと


対象となる領域(高齢者、障害者、児童)


利用できる資源(社会保障、権利擁護、法制度)



国の行う社会福祉政策、組織経営に至るまで



様々な制度や組織、社会、人間の特性などの知識が求められます



特に社会保障制度(医療保険、介護保険、年金等)等の知識は必須です




社会保障関係の制度は原則が申告制となっています



支援者であるソーシャルワーカーが制度や資源を知っているか否かでダイレクトに相談者の不利益につながってしまいます



とわ言え学ぶべき領域が広いのと知っておかなくてはいけない制度の数が多いので、広く浅く知っていることが重要です



細かい説明は各々制度の申請窓口で説明をしてもらえるので、どんな制度があるかと制度の対象がどんな人か、どこへ相談したらくわしく教えてくれる(どこが制度を管轄しているか)くらいを知っておけば良いです




5.学びの面白さ

​社会福祉の学問の面白さは何といっても 多くの人の悩みやこれまで生きてきた人生を知れること です



人の悩みやその人の辿ってきた人生を聞くことで、追体験をすることが出来ます



人生は一度きりなので自分自身で体験できることも、仕事も、人間関係も、社会情勢も限られています



しかしソーシャルワーカーとして相談者の悩みやこれまで生きてきた道のり、体験したこと、人間関係、就いた仕事の話を聞くことで他人の人生を知ることが出来ます



それはまるで小説でも読んでいるようで、まさに「事実は小説より奇なり」と言わんばかりの壮絶な人生を歩んでこられた方もいます



そうした人たちの体験を聞くことで自分自身の価値観を広げて、より多様性のある生き方や考え方を理解できるようになります



家を持たずに車で生活をして夏場は北海道に来て、冬寒くなると本州へ戻っていく生活をしている人がいたり



今まで何不自由なく暮らしていた方が病気になってある日突然仕事も出来なくなり、それがきっかけで家族と離れ離れになったり



今話題になっている生活保護を受給している人達にも病気や精神障害や発達障害のグレーゾーンと呼ばれる診断がつきづらい障害があって一人では生きていくだけの収入を得ることが出来ない事情があったり




普段生活しているだけでは関われないような様々な人たちと関われます



___________
*結論*

MSWの基礎資格となる社会福祉士は人間がよりよく生きていくために必要な幅広い領域の知識を必要とされる資格である


特に専門はソーシャルワークで信頼関係の築き方や課題の探し方、計画を立てて実行し、その評価をするまでの一連のソーシャルワークの展開過程を学ぶことが出来る


領域は高齢者、障害者、児童、地域、医療機関、学校、刑務所等幅広い


社会科学の分野で「これが正解」という答えの無い分野なので、年数を重ねても考え続けられる



面白さは様々な人の経験を聞くことで、生き方や考え方の幅が広がり、机上の空論ではなく実際に多様性について学ぶことが出来る



社会福祉士は対象が広いので広く浅くの分野で学ぶべきところが多いですが、それだけおおくの人や物に関わることが出来ます



人が理解できずに恐れるのは「知らないから」です



とにかく多くの人と関わり知ることで、全く分からず怖いと思っていた人でも自分との共通点を見つけられたり、絶対的な違いを見つけられたりして恐れは減っていくものです




より多くの人と関わり話す機会が得られるという点では、人への理解が深まり、人間としての深みの出る職業だと思っています





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最終更新日  2021年08月20日 07時29分12秒
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