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2024年11月10日
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テーマ: 実習(23)
カテゴリ: 病院


今年も8月から9月にかけて約1か月間実習生が来ていました



毎年私の母校でもある名寄市立大学より社会福祉士の実習生を受け入れているのですが、私が実習指導者としてメインで学生を持つようになってから今年で4年目となりました




今年の子は私が持った中では一番言語化能力とこちらの意図を読み取る力が高い子で、とても優秀な学生さんでした




実習のテーマとしても身寄りのない方に対する支援の実際と、逆に家族がいることによって生じる問題や課題が何かをテーマにしていたのですが





不思議なことにちょうど実習生が来ている期間に今回もうまい事身寄りのない方が現れたので、実習生自身が資源となって患者さんの思いを聞いたり、これまでの人生や背景を丁寧に聞き取りをすることで自分自身の歩みを振り返る機会を作ってくれたり





急性期病院のMSWとしは一人の患者に対してそこまで時間をかけられないところまでを担ってくれて、かゆいところまで手が届くと言うか、実習生ならではの時間をかけた丁寧な関わりをしてくれました





今回の実習でも最終日に現任のSWたちの前で事例の報告会を行ってもらいましたが、私以外のSWからの視点も最後に取り入れることでより多角的な視点からの支援があることを実感してもらうことも出来ました




指導者の立場としては、今年は実習生に加えて4月からの新人教育も行っていたので、実習生への毎日の朝夕のスーパービジョンを行うのと





面談へ行く前の情報収集や目的の共有、終わった後の観察ポイントの確認と面談中の意図の確認などを日々行っているので正直新人の方への意識が向きづらくなっていました




2週に一回定期のスーパービジョンは継続していたので、実習始まる前から少し新人への目配りが出来なってしまうかもしれないと伝えていたのですが、新人からは「他のSWにも相談できるので大丈夫ですよ」とけろっと返ってきていたので





さすがにまっさらの新人でも無いので杞憂かと思っていたのですが





いざ蓋を開けてみると新人が担当していた自宅が火事で全焼してしまった身寄り無しケースで、「通帳の再発行の手続きに必要だから」との理由で自腹で患者さんの名字の印鑑をネットで自身で購入して、購入した代金も「そんなに頻繁にあるケースでもないから、自分で建て替えようと思った」との返答が返ってきました




実習期間も終盤は実習生一人で患者との面談に行かせたりもしていたので、時間が少し空いた時に新人へ声をかけて上記の事態が発覚




このケースのことは部内のカンファレンス等でも報告していて、何となく聞いていたのと精神科のSWや一部のSWに印鑑のことも相談して、必要な場合はSWで購入して準備することもあるという話になったようだが




その購入する費用をどこから出すか等の細かいところまでは話題にならずに、自分で建て替えようと思ったとのことでした





新人には患者とも相談の上で購入の代行を行う所までは、身寄りのない患者への支援として判断は良い事は伝えた上で




ただ支払いは基本的に患者自身でしてもらう事なのと、私達MSWは善意で支援している訳では無く仕事として支援を行っているので、頻度が少ないからと言う理由を付けて身銭を切ってまで支援するのは間違っていることを伝え指導しました




その後新人とも相談したところ火災の被害者に対する支援金として市や有志の団体から5万円ほど支給されることがわかったので、最終的には患者自身へもそこから回収する旨を伝えてしっかり回収することも出来ました




新人と病棟のペアで動いている課長職のMSWがいるのですが、その課長職も患者のために自分が犠牲になればよいと言う考え方をする人なのできっとそのMSWとも相談したうえで今回の決断に至ったのだと想像は付いたのですが




私と新人の直の上司に当たる課長職のMSWに今回の件を報告したところ、「それはダメだろ」と返事をもらえらので新人にも





「自分を犠牲にすれば解決する」という事実もあるが、それは思考停止して楽な方法に逃げているだけなのでしっかりと頭を使って、支援者自ら自己犠牲をしなくても良い方法を最後まで模索することが専門職として、プロとして大事であることを再度伝えました





実習生を受け入れることだけでも、指導者の皆さんはわかると思いますがかなりの労力を使います






それに加えて新人も入ってくる年であれば、なおさら一人のSWだけで教育するのではなく、職場全体として教育をしていくことの重要性




さらに複数の指導者が関わることで生じる教育のむずかしさ






新人に限らずいかに職場としての倫理観や職業性の土台を作って、共通認識しておくかという課題も浮かび上がった今年の実習指導でした




何はともあれ実習生も新人もこの期間で良い学びを得てくれたことは間違いなさそうだったので、私も苦労しながら工夫しながら1か月間を共に乗り切った甲斐はありました





毎年必ず新しい刺激をもらえるので、大変ではありますが是非多くの職場で実習生を受け入れて欲しいと切に願っています





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最終更新日  2024年11月10日 07時28分18秒
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