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2011.04.22
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カテゴリ: 芸能界

 1989年の報知映画賞主演女優賞などを獲得した、女優・田中好子さんの代表作「黒い雨」(今村昌平監督)で共演した女優・市原悦子(75)が21日、スポーツ報知の取材に応じ、突然の悲報に驚きを隠さなかった。最近は連絡を取っていなかったというが、女優としての活躍ぶりはテレビ、映画などを通して見ていたそうで「これからが女優として、いい時期なのに…」と悼んだ。

 映画では田中さんの叔母役で共演した市原。今から20年以上も前のことだが、当時、過ごした濃密な時間が多くの思い出を残していた。

 映画の撮影中は山中の寺に数か月こもり、寝食を共にした。「休憩中は静かに座ってお茶を飲んでいるような、穏やかな人なのに、演技に入ると静かに情熱を燃やす。役に入り込んだ時には、すごかったですね」。重要なシーンの前には、演技のことを考えて寝られなくなったり、会話が全くなくなるほどの集中力を見せ、先輩の市原を驚かせるほどだった。

 “女優らしさ”を見せないところも、魅力の一つだった。「爽やかという言葉だけでは言い表せないけど、自分を誇張、装飾しないんですよ」。数々の俳優、女優と共演している市原だが、一緒に芝居をしていて気持ちが良くなる、あまりいないタイプの女優だった―と振り返った。

 共演後は全く連絡を取っておらず、顔を合わせたのは「黒い雨」のメガホンを執った今村監督のお別れ会(2006年7月)が最後という。「あの時は久々に再会して、本当にうれしかった。昔話で盛り上がりました」。当時は田中さんの仕事のペースがゆっくりだったため「本当にやりたい役だけを、しっかり選んでいるんだな」と考えていたという。

 「でも、その時はもう、がんを患ってからずいぶんたっていたわけですから。それ(闘病)が理由にあったのかもしれませんね…。これから女優として味が出てくる、いい時期なのに。本当にびっくりしたし、残念です」。55歳の若さで天国へ旅立ったことに声を落とした。

 平良とみ(「ちゅらさん」で共演)「家族に接するような気持ちで仕事をさせていただきました。今も家族と同じような気持ちでいたので、訃報に接し、驚いています。ドラマへの取り組みが熱心で、真面目な人でした」

 片岡鶴太郎「8年前、絵を習いたいとNHK『鶴太郎流墨彩画塾』で生徒役になられてからのお付き合いです。最後に会ったのは昨年10月。少し、ワインも飲んでいらっしゃいました。カラオケで『微笑がえし』を一緒に歌ったこともありました。まだ信じられません。早過ぎます」

 安達祐実(「家なき子」で共演)「役柄同様に撮影中も温かい雰囲気を現場に運んできてくださる、本当のお母さんのような存在でした。訃報を聞き、まだ信じられない思いです」

 湯川れい子さん(音楽評論家、小達さんと20年来の友人)「日本的な愛らしさがあり、真面目で努力家だった。昨春に『物が二重に見えて、奥行きや高低が分からない。怖くて歩けない』と聞いて心配だった」



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最終更新日  2011.04.22 10:54:36


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