家と、花の庭

2023.02.27
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月1更新がデフォになってきてしまいましたが、新しい家で毎日楽しく暮らしております。庭作りも少しずつやっていて、今はプリムラが咲いています。花っていいですね。家も無事に建ったので、このブログの名前も変えようかな?





さて、今日は家のこととは関係なく先日見た 『チェリまほ THE MOVIE』 の感想を自分のために綴っておきたいと思います。


『まんぷく』から朝ドラをしっかり見るようになり、今の『舞いあがれ!』も初回からほとんど毎日見ています。
貴司役の赤楚衛二さん、名前は知ってるけど演技を見るのは初めてだな~と思いながら見ていて(後から調べたらLIFEに出演していた回を見てたのですが、そのときはとくに何の印象も抱かなかった)、最初は何というか役柄の通り出しゃばらない演技をする人だなという印象だったのですが、舞と距離が近づいてからの貴司や公式インスタの写真(推しコメント付き)を見たりしている内に、
「こんな優し気な雰囲気を出せる俳優さんって他にいるのかな?貴司ってこの人にしかできない役なのでは?」
とじわじわ気になり出したタイミングで、あさイチのプレミアムトークに出演されていまして。


朝ドラが終わった後に、にこにこした子犬のような人がテレビに映っていて、それを見た瞬間に「あ、やばい」と落ちてしまいました……役者さんってほんとにすごいですよね。普段の姿を全然知らなかったのもあるんですけど、佇まいから貴司とはまったく違ってて驚いちゃいました。髪型や服がすごく可愛かったなぁ。


他の役をやってるところ全然想像できないなと思っていたのですが、番組の中で初主演作の『チェリまほ』の映像が流れてビックリ。
えっ、チェリまほって赤楚衛二主演なの!? そんなの見るしかないだろ!?
Prime Videoのトップにいたりして、作品の存在は知っていましたが、おっさんずラブインザスカイのときに結構どっぷりハマってしまい生活に支障が出たので、実写BL作品は気軽に見ないようにしようと思っていたんですね……
結局その日の昼から見始めて一気に全話完走してしまい、それ以来脳内の8割くらいを赤楚氏とチェリまほが占めてます。(これにより庭造りも一時中断される始末)
今まで見たBL作品と比べると、BLドラマとしての見どころを用意しつつ、品があるのと、安達がちゃんと男なところが好きです。(BL結構色々読むんですが、結局一番好きなのはキスシーンすらないような、心のつながりが描かれてる純な作品なんですよね……)


映画もその勢いで見ようか迷ったんですが、見たらチェリまほの世界が完結してしまう……と悩み、ワンクッション置いてからBDを購入して見ました。結果、勢いで見なくて良かったと思います。ドラマとはだいぶ作風が違ったので。


映画を見ているときは、ドラマとの雰囲気の違いに戸惑ったし、静けさ(BGMがかなり削られていたように思います)が居心地悪く感じたりしたんですが、ラストでOmoinotakeの主題歌が流れ出した瞬間に今まで見た映像が立体的になるような感覚があって、胸がぎゅーっと切なくなりました……
あぁ、すごくいいものを見たんだなと思ったし、ふたりともしあわせそうなのに、どうしてこんなに切ないんだろう……と。
あのふたりがずっと歩いていくラストを見て、生きるということ自体の切実さとか、その先にある死(ふたりの別れ)みたいなものまで感じました。この映画って最初から最後までずっと安達が、黒沢と一緒にしあわせになるために切実なんですよね……赤楚くんの演技もとても真摯で切実でした。どうやったらあんな風に役を生きられるんだろう?すごい。


『心音』の歌詞は私がラストまで見て感じたこととすごく近かったので、聴く度に泣けます。

"バラバラで産まれた 僕らだから 残りの時間くらい 傍にいて欲しい"

とか

"さよならのいらない 二人になろう"

とかほんとにやばい。二人のための歌でしかない……


ドラマのようなコメディ要素も少ないし、一つ一つのシーンは恥ずかしいくらいベタだったり、別に目新しくもないんだけど、見終わったときのあの感覚は初めてだったし、この先もきっとときどき見返す映画になると思います。ほんと、BL映画観てこんな感情になると思ってなかったから驚いた……
風間監督の感性が私は好きなんだろうなぁ。他は帝一の國しか観てないからわからないけど、なんか、見た目からしてフェミニンな感性をお持ちのような気がします。


あとLGBT映画とか社会派映画になってしまったって感想を見かけたんですけど、私はそういう風には思いませんでした。安達が倒れたときに黒沢に連絡できなかったのも、会社に交際を隠していれば男女カップルでもあり得ることだし、親に認めてもらえないかもしれない不安とか、誰かと一緒に生きていこうという覚悟とかは、自分のことを思い出しながら見ていました。


でも!ちょいちょいどうかな?って思ったところもあります(笑)
まず安達が焼マシュマロ食べるやつ。私がBLのエロ漫画を読みすぎなのか()、何かの暗喩なのか?と思ってしまい直視できなかった💣(実際にしてる)キスシーンがなかったの、俳優NG説もあるけど、あれやるくらいならキスの方が良くない?と思うんだが……(個人的にあのふたりにNGあるとは思わないから、制作側の意向だったのかなぁ)
あと、安達が倒れた後に見た悪夢ももう少し捻りがあっても良かったなーとか、アドリブより脚本がしっかりある方が良かったなとか。アドリブのときは、あ、今赤楚町田だったなってわかっちゃうことが多い気がします。(それはそれで可愛いんだけど。オムライスのところは好き)


好きなシーンは長崎の夜のキス(手が官能的だった……そのまま初夜なわけですけど、必然性があって良かった。クリスマスイブのときはまだ安達は「黒沢とならしてもいい」だったんじゃないかと思うけど、このときはちゃんとしたいと思って臨めたはず。初夜も切実なふたり。はーでも相手の心の声が聴こえるってめちゃくちゃエロいだろうな。しかもそれが初めてとか刺激強すぎる。カッコ長いわ)と、黒沢への郵便物を見て安達がうれしそうに微笑むシーンと、夢みたいな結婚式です。結婚式のやさしい色のタキシードほんとに素敵だったし、ゲストの衣装もみんな似合ってて全部がおしゃれだった。(ドラマでダサいと言われてた安達のベストオンベストも私はすごく可愛いと思いました 笑)


今朝はあさイチに町田さんが出てたけど、春らしい青のスーツを素敵に着こなしていて本当に格好良かった!私の場合、安達愛が大きすぎるのか、黒沢のときはあまり格好良いと思わないのですが(目が腐ってるという苦情は承知します 笑)、ご本人はマジで非の打ちどころのないイケメンで見惚れました。
町田さん、正月のいちげきにも出てらしたんですね、後から認識。私はイエナガで初めて知ったと思うんですけど、声が印象的ですよね。赤楚くんも町田さんも声が魅力あるなと思います。(というか、俳優さんってみんな声が良いですよね。役者さんは声と横顔が大事なんじゃないかと)


はーほんとにこの作品に出会えてしあわせです。またいつかこのくらい好きになれる作品に出会えたらいいな。
おふたりと風間監督のこの先の活躍が楽しみです。



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Last updated  2023.02.27 23:50:32
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