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2006年11月01日
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スイスも本来の秋の天気になってしまった。寒くて灰色で暗~いの。

幼稚園の新学期初日、レイナが幼稚園から連絡のプリントをもらってきた。

”新学期のテーマは「サーカス」なので家にあるサーカスに関連したグッズを持参してくること。例えばジャグリング、綱渡り他。園児は練習をして、父兄に披露する予定。”

夫はあきれて「子供がジャグリングや綱渡りデキルワケヨ~(カイヤ風の叫び)」
つーか、大人だって出来ないよ、一体何考えてんの、幼稚園のせんせー…。

私は冗談で「じゃ、レイナは鉄棒の逆上がりなんでどう?皆出来ないと思うから結構びっくりするかもよ」と夫に言った。

翌日夫は先生に電話をしたら、いいアイディア、幼稚園では週一日の体操の日しか鉄棒を触れないから、是非鉄棒と手作り平均台を持ってきて欲しい、との話。

月曜の朝、幼稚園の先生から電話があって、今すぐ持ってきて、との要求。えっちら担いで持って行った。

その日、早速園児一同サーカスの練習をしたらしい。レイナが逆上がりを披露したら皆ビックリ。年長の子さえも出来なかったとか。ぶら下がるのがやっととか。

いつも幼稚園でモジモジ気味のレイナが一気にヒーロー、いやヒロインになったようで、先生とも一杯話しをしたそうだ。自信を持つキッカケとなったようだ。

あ~、日本から1万8千円(鉄棒1万円、船便8千円)の費用をかけて鉄棒を手配した甲斐があったな(笑)。

今日も皆で鉄棒や平均台の練習を園でしたそうで、子供たちは「あ~、こんな面白いのあってよかったね」と口々に言っていたそうだ。

スイスの幼稚園では鉄棒などの持ち込み大歓迎なようなので、これから入園されるお子さんを持つママ、是非里帰りの折に鉄棒を持ってくるといいですよ。

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さて、先日NHKのクローズアップ現代を見ていて「老人介護」の特集をやっていた。介護士がどんどん離職してしまうとか。5年のキャリアがあっても昇給殆ど無し、給与は手取り17万、ボーナス無し。これでは結婚して家庭を持てないと断腸の思いで職場を去る青年の話をしていた。

認知症6人が暮らすグループホームでの介護。夜中も勝手にウロウロして、トイレもいちいち面倒みなくてはならない。何をしでかすか分からない認知症の老人たち相手に、常に緊張を強いられる職場。本当に、こんな大変な仕事で手取り17万円は安すぎるー!

スイスでは質の悪いベビーシッターでも時給1500円から2500円ぐらいとる。子供の相手をするどころか、彼氏連れてきたり、冷蔵庫のモノを勝手に食べる。携帯メールに夢中で子供が転んでも気がつかない、とか友達が言っていた。

またスイスではちょっと裕福な家庭は掃除婦を頼む。私からしたら、もーすでにピカピカで掃除婦頼む必要ないじゃん、という家のピカピカの床にモップをかけている。その時給も2500円程度。

友達が一度掃除婦を頼んだら、余りにも家が散らかっていたので(日本なら普通の様子?)断られたとか。

日本のように時給800円とかで働く人はいない。レストランでも20フラン(2千円)は出さないとウエイターの人材も見つからないとか。

スイスは人件費が世界一高い国だ。

2年前、私は夫に生命保険に加入するように頼んだ。夫が死んだら私に1億円入るとか(ニヒニヒ←かいけつゾロリ風)。

夫は日本で言うところのファイナンシャルプランナーに相談したら、何と「奥さんが生命保険に入るべき」とアドバイスされたそうだ。「なに、私が死んだらあんたにお金が入るの、話が違うぅ~!」憤慨する私に夫は説明した。

スイスでは企業に勤めている夫に何かあれば家族は手厚い保障を受けられるから心配ない。しかし育児中の母親に何かあっても保障は殆どない。スイスは育児を外注すると物凄いコストが掛るから、奥さんに保険を掛けるべき、とな…。

試算してみたら、本当に育児外注はすごいコストが掛る。ウチのように近くに祖父母がいない場合は100%外注になる。スイスの企業では50%の労働、という選択も出来るが、夫の職場では無理な話。

プリスクール 一人 20万円 2人で月40万円
送迎、短時間のベビーシッター 月10万円
家事代行 月10万円(子供に栄養のある夕食を用意したり)

てな具合で一月60万円掛る。切り詰めても最低40万円は掛るだろう。

公立幼稚園の教育の質は低いから、私が死んだら子供たちは絶対私立へ入れてもらいたい。公立は時間も短いしお昼ご飯も家に戻ってくる公立はシッター費用も余分に掛るしね。

という訳で、幼児のいる専業主婦の家事育児労働は60万円の価値があるんだぞー、と夫に言った。
オマケに私は日本語教育、幼児教育なども自分でやっているから、プラス30万円だ(暴利?笑)。

自分のやっていることがいかに価値があるか、外注すれば高くつくか、を考えれば家事育児もバカに出来ません。特に私は日本語や幼児教育の時間は、心を入れ替えて(笑)マジメにやっている。

1時間プロに教われば(幼児教室に行かせたりすれば)5、6000円は掛るから、自分の指導にもその価値があるようにお勉強の時間はプロに徹する。事前に課題の準備やより楽しい教え方の研究。子供もそれを感じるのか、お勉強の時はしっかり集中している。

母親が時間の空いた時にちょっと(お勉強を)みてやる→タダ、母親だから子供が出来ないとつい「かっ~!」となって怒ってしまうのです。勉強できない、の「かっ~!」も、例えばオモチャを片付けない「かっ~!」も同じレベル。これでは子供が勉強嫌いになっちゃいます。

プロなら、子供が出来ないなら、どうして出来ないのか、理解できるようにするためにはどうしたらいいか、どんな教材を用意すれば勉強を楽しんでくれるか、など、子供を責めずに、まず自分が努力する。出来ないのを子供のせいにせず、自分の指導者としての力不足をまず考える。

夫が子供の勉強を見るときは、子供は全く集中しない。「ママとの勉強はあんなに大人しく出来るのにどうしてぇ~」夫はトホホ。

ま、とにかく、ママが保険に入る、というのも必要なスイスです。





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最終更新日  2006年11月02日 05時32分48秒
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