「You must Believe in Spring / Bill Evans」が無性に聴きたくなります。 この透明感は、人が持っている永遠の課題「生と死」に通じるものがるようなきがしまして、それはそれは陰鬱な気分に浸り人生を考えるには打って付けなのです。 幽玄な世界です。 しかし、なぜか、今年はあまりこのエヴァンスのお世話にならずに、、ここまで来てしまいましたが。。 それでも、1月にリリースされたポーランドのピアニストMarcin WasilewskiのECM第二弾のこのアルバムをかけていると、静かに雪景色を眺めるのも悪くない、、と、思うのです。人生なんて、山有り谷有り、、、捨てる神あれば拾う神あり。。 独り静かに自分と向かい合うことも必要な時があります。(ため息……)
ベースから始まるマルチン・ボシレフスキのオリジナル。猫。 ジャジィーで動きのある曲です。 ここから、後半はマルチン・ボシレフスキワールド、って事なのでしょうが。。 前半の他人の曲でも、その個性はつよく、場面がチェンジした感じはあまり感じないのですよね。(悪い意味でなくて) タイトル曲、Januaryは、陰影深く思索的な曲。時折、流れるように入る詩情的な美しさに立ち止まりそうになります。 つづく、The Young and Cinemaも硬質ながら、彼流の明るさも取り込まれたテンポある曲。どうなんでしょう、、。何気ないフレーズも、どんどん、洗練されていく気がしますよね。ベースソロも、変化にとんでます。 最後は、New York 2007と、名付けられた3人のインプロヴィぜーションによる曲。 今回は、魔物が住む、レンボースタジオでなく、ニューヨークでの録音でした。 彼等にとっての、ニューヨークはこんな抽象的な摩訶不思議な魔物なのかしら?
1.The First Touch 2.Vignette 3.Cinema Paradiso 4.Diamonds and Pearls 5.Balladyna 6.King Korn 7.The Cat 8.January 9.The Young and Cinema 10.New York 2007
Marcin Wasilewski(p) Slawomir Kurkiewicz(b) Michal Miskiewicz(ds)