半北京半日本+αの養生日記

半北京半日本+αの養生日記

2018年01月10日
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春晩の出演の件で、信じられない展開が繰り広げられること5日間。
番組ディレクターでカットされた人員を埋めるために急きょ再編成した「八卦掌演武組」
すったもんだが末、なんとか人員を確保したものの、太極拳を削ったものだから時間が30~40秒余ってしまいました。
「どうするどうする」と考える余裕もなく、候補が上がったのが師父と私の対打。ええ~っと驚く暇もないくらい時間が迫っているのです。リハーサルまで3日間しかないのに。

八卦掌は男性が圧倒的に多く、喧嘩っ早い人ばかりなので、「対打」と聞けば、「やらせに見えるとしらけるから、本当に打ち合わないと意味がない」とか好き勝手モノ申すのです。
きっとですが、彼らは勘違いしています。
私達は、試合に出るわけでないんですけど…。っていうか、わたし、戦えないですけど…
私の師父は女性なので、同じく対打は苦手なご様子。二日間いろいろ研究して練習したものの、女二人がじゃれ合っているようにしか見えないんじゃない…。
でも、これでやるしかない。「兎にも角にも時間がなさ過ぎて、練習時間がないから仕方がない。」と師父も諦めていたところに、何やら不敵な笑みを浮かべる師父。
さっそくマッチョな師兄に電話して、呼び出し、私と組むように説得し、結果、私はマッチョと戦うことに変更が決まったのでした。(なに、この展開…)
この師兄、幼少から少林寺などの外家拳、武当拳、形意拳、八卦掌を嗜み、レスラーとしても何度もリングで優勝しているのです。2015年、私と八卦掌の対練を組んでいたということもあり、白羽の矢が立ったわけですが…。えっ、この二日間の練習、何だったの?っていうか、練習時間あと一日しかないんですけど…。
翌日。
ひゅうるり~、外はマイナス10度です。外で投げ飛ばしたり、転ぶ練習はできないから、ということで、先輩の武館を借りての稽古。
戦いができない私に呆れながら、稽古すること2時間。形は大体出来上がった。
あとは、呼吸を合わせて、表演に相応しい効果が出せるかどうか…。

みんな、普段は出勤で忙しいため、リハーサルはこの日の一回のみ。
午前と午後何度も音楽に合わせます。マイナス10度からマイナス2度の寒さのなか、八卦掌は動きが速いので、汗をたくさんかきました。
衣装と靴も配給され、次に会うのがいきなりの本番だとは思えないほど、ゆるいリハーサルです。
問題は私自身…。
この日、最も愉快な気持ちだったのが私の師父でした。
「対練しなくてよくなったから、楽ちんでよかった~。うふふ。」と満面の笑みで喜んでいる姿の横で、私と師兄はただただ茫然と佇むのでした。

久々の戦闘モードに切り替えです。

池の上で遊んでいる仲間たち。





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Last updated  2018年01月11日 23時48分38秒
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