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少し前の日曜日実は、こんなことがありました…

第一秘書の携帯に、お当番Iさんからメール
「小ドミトリーと奥の部屋、 行け行け
になってます」
「…行け行け」
意味がわからず、何度かメールを読み返してみた第一秘書
やはりわからず、Iさんに返信
すると…
「小ドミトリーの子たちが部屋から 出て
いて
奥にいる ちびた
が怒ってる
どこから行き来してるんやろ」
「えぇーっ
」
朝、お当番にやって来たIさん
いつものように扉は閉まったままの小ドミトリー
しかし、なぜか 茶白集団
が奥のエリアにいるのを発見
驚いたIさんは、第一秘書に連絡
こうして、まるでイリュージョンのような
小ドミトリー破り
が発覚したのです

困ったことに
その時、第一秘書は京都で仕事中
とにかく何とかしなければと思い
同じく、大阪で仕事中の司令塔Aさんに連絡
すると、さすがは「猫の部屋」の誇るべき司令塔
すぐに 指令
を飛ばしたようです
「武朝工作員を 派遣
しといたよー」
Aさんからの指令を受けて
武朝さんが「猫の部屋」に駆け付けてくれたのが
Iさんのメールから 2時間後

「ミッション 完了
茶白集団を元に戻し、仕切りに開いていた 穴
を塞ぎました」
武朝さんから任務完了の連絡が入ったのが、それから 1時間後
こうして素晴らしいチームワークにより
ヤンチャな茶白集団はあえなく 御用
となりました
「しかし、あの異常なスピード…武朝さんはどこにいたんやろ」
その後、Iさんはそう言って笑っていました
司令塔からのミッションを速やかに遂行しなければ
ドミトリー破りよりも、もっと恐ろしいことになる…
武朝さんは、日頃からそう思っているのかもしれません

さて、そんな騒ぎの中
とても大人しくしていたのが黒猫 ノア
実はヤンチャな面々が集う小ドミトリーの中で
ちょっぴり 浮いた存在
でした
唯一の女の子である チャオ
も
ノアと同じく、大人しくて怖がりさんなのですが
やはり女の子だからか
何とか上手くみんなと折り合いをつけて
ドミトリー生活を送っています
しかし、男の子のノアは…
時に、 ちょっかい
をかけられて
迷惑
そうな素振りをみせていました
「ノアは 大ドミトリー
に移したほうが、少しはのびのびするかな」
「ちょっとは 怖がり
もマシになるかな」

少し前からノアの様子を心配して
「猫の部屋」の人たちは、そんな話をしていたのですが…
この騒動をきっかけに、ノアの大ドミトリー 移住
が決定
抜け穴の修繕が終わった後
武朝さんがノアを大ドミトリーへ移動させてくれました
大ドミトリー生活が始まったノア
最初の何日間かは、全く姿が見えず
少し心配していたのですが…
どうやら、人の気配がある時間帯には姿を現さず
夕方、あたりが少し静かになると
チョロチョロ、チョロチョロと 動き始めた
ようです

秘書たちがお当番の日
最近、朝いちばんに行うこと…
それは、こっそりと隠れているノアを 探す
こと
のんびりした大ドミトリーとはいえ
元々、公園で暮らしていた仲間たちとノアは
「猫の部屋」で 初めて
出会ったわけです
その仲間たちと過ごす 共同生活
上手くいっているのかどうか…
ノアの細かな様子を観察することは
実は、とても 重要
なことです
「ノア、発見」「…あっ」
この日、ノアを見つけたのは
いちばん奥まった、お部屋の 隅っこ
ある仲間
の後ろに隠れるかのようにして
こっそり小さくなっていました
その仲間とは…

「あらら、 みさえ
ちゃんっ
」
「みさえの後ろに隠れるとは…」
小さなみさえちゃんは
「猫の部屋」でも1、2を争うほどの怖がりさん
お部屋の隅っこは、みさえちゃんの 定位置
やはり怖がりさんというものは、誰もが隅っこに行きたがるのか
ノアも同じ場所が落ち着いたようで…
小さなみさえちゃんの後ろに隠れていたノアを見て
秘書たちも、しばし呆然
しかし、みさえちゃんは 先輩
らしく
こっそり隠れているノアを かばう
かのように
そのまま、くっついていたそうです

それからというもの…
秘書たちは、よくこの2ショットを見かけるようになりました
大抵はお部屋の隅っこか、荷物などが置いてある裏側の隙間
小さなみさえちゃんの体にしがみつくかのようなノア
ちょっぴり戸惑った様子を見せながらも
少しだけ お母さん
のようなお顔のみさえちゃん
公園で暮らしていた頃から、みさえちゃんは極端な怖がりさん
しかし、実はとても 母性本能
が強い
子育て上手
な優しいお母さん
子供たちのためなら、いつもの怖がりな表情を捨て
果敢にも立ち向かっていく、 逞しい一面
もありました

まだ若い、とても怖がりなノアに 頼られて
みさえちゃんは頑張るお母さんだった頃のことを
ちょっぴり思い出したのかもしれません
「みさえが、ちょっと大っきく見える…」
「うん、 堂々
としてきたようにも思う」
最近では、こっそり隙間に挟まっていても
少し落ち着いてくると、一緒に外に出て
思い思いの場所に行き、ゆっくりとお昼寝
そのお陰か、ノアは
新しい仲間たちとも少しずつ 馴染んで
きたようで…
秘書たちもホッとしているそうです

「怖がりは、怖がりを呼ぶ」
「自分も同じだから、きっと 気持ち
がわかるんだよ」
スピーディーでスリリングな生活だった小ドミトリーから
のんびり、ゆったりの大ドミトリーへ移住したノア
優しいみさえちゃんと 同盟
を結び
きっと今日も隅っこで過ごしているはずです![]()
「中之島公園の猫たち」nekomat@nifmail.jp
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小ドミトリーから移住した黒猫ノア
上手く共同生活が出来るのか、ちょっぴり心配しましたが
みさえちゃんとの怖がり同盟でしっかり馴染んでくれました
ただし、たまにくーちゃんと間違えられてしまい
夜、お部屋に入れられそうになるノア
慌てている様子が少し可笑しいです
元気いっぱいヤンチャな小ドミトリー、おっとり静かな大ドミトリー
個性豊かな仲間たちがいて
とても楽しい「猫の部屋」です
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