考え中 0
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今日は小学校最後の懇談会でした☆とりあえず、行く前の空き時間で久々に短編小説書いたのでラストにのせときます~内容は、ほぼ、うちの親との会話でしょうか。さて、ネタがどれだけわかるかな?で、お先にこちらのドラマ感想~☆「おトメさん」簡単なネタバレ内容と感想失踪中の男性が残したケイタイ電話には、男性の血液と内容に嫁:相武への愛の告白的なメールが。警察は相武を疑って捜査。一方、黒木の夫:石田純一は閑職に追い込まれ、息子は、レストランのパートナー出資金を妻:相武から出してもらった事実を知って、ショックを受ける。息子と相武はケンカしてしまい、黒木は家を出た相武を連れ戻した。だが、そんな嫁姑を、失踪男性が陰から見ていたのだった。って感じで~なんだこのサスペンス的な嫁姑バトルは!?ww普通の嫁姑バトルじゃないところがテレ朝流だわ~☆面白いです♪相武が紹介したレストラン起業家、何で息子が父親に借金したお金を相武が返したって知ってるんだ?この二人繋がってるよね?やっぱり、二人で息子を騙そうとしたのか???けど、相武の態度から、そんなふうにも見えないし~~うーん、どうなるか楽しみ過ぎる☆ww「最高の離婚」簡単なネタバレ内容と感想尾野真千子が家を出てしまい、呆然とした瑛太の家に、真木ようこに追い出された綾野剛が転がり込んだ。夫婦生活のような二人の元へ尾野の父:ガッツ石松が、離婚のことを知らずに葬式帰りに尋ねてくる。瑛太は離婚のことを隠し、ガッツと東京観光をしてから、離婚のことを打ち明けパンチをくらう。瑛太は、失踪した尾野が瑛太祖母と過ごしていることを知り、ガッツと三人で離婚のことを話し合うが、尾野は実家へ帰れなくなり祖母の元でやっかいに。瑛太は偶然真木と会い、二人で飲みに行き、良いムードに。一方、祖母の店に訪れた綾野は尾野と偶然会い、なぜかキスしていたのだった。って、、、おいおい!なぜそうなる?と思いつつ、こうなるんじゃ?って思ってた~!どう見ても、こっちの組み合わせのが、あってそうだもんなぁ~☆けど、どうなの?そうなの?そうじゃないよね?一体このカップルがどうなっていくのか、次回がすんごく楽しみ♪♪♪今夜は「夜行観覧車」「信長のシェフ」「まほろ番外地」だね☆ たまにはナポリタンw では、久々に、小説行ってみよw「平成版:白雪姫と七人の小人」白雪姫は、継母である魔女王妃の手から逃れ、 7人の小人たちと暮らし始めました。 それから20年。 小人たちは自給自足の生活をしていたので、 大きな地震が起きても森の中まで被害も無く、 計画停電の心配も無いのでした。 白雪姫が眠り、小人たちは密かに晩酌をしていました。 「白雪姫は結婚しないのかねぇ?」 「我らがいなくなったら心配だよ。」 「そういえば、白雪姫を妬んでいたはずの王妃は、 今、美魔女ブームでモデルの仕事にひっぱりだこらしいよ。 髪を黄色にして、オーラ読めるようになったなんて話をしたら、 ケイタイの待ち受け画面にすると願いが叶う! なんて言われてるらしくて、 講演会やらミュージカルやらにも出てるらしい。」 「そりゃ忙しいね。毒リンゴなんか仕込んでる場合じゃないね。」 「リンゴも栽培大変らしいよ。今はイチゴ。」 「じゃあ、とにかく王子来ない?」 「うん、何か、イがつく国の選挙のせいで、お金の価値が下がったりして、そのとばっちりが来て大変らしいよ。」 「隣の国に放浪してる場合じゃないね。」 「ニのつく国の偉い人が3本の矢を使って悪者退治とかするらしいよ。 やっつけられると、金持ちになれるらしい。」 「いや、それ関係無いって、アのつく国次第じゃないの? 宇宙人とか絶対やっつけちゃうの中心な国だし。」 「チとかキがつく国がおっかない怪物作ったって噂だよ。 その怪物が来たら世の中終わりだとかって。」 「何ソレ?もしかして世界を七日間に渡って焼き尽くしたってヤツ?」「腐ってんじゃないの?」「青い衣着た少女が世界助けてくれるんじゃないの?」「そんなまた世の中がわかったようなこと言って~」 「そんな話、どこで知ったの?」 「ネット。世界は繋がってる。」 「意味わかんないよ~」 「我々には関係無いんじゃないの~?」 「そういえば、白雪姫、結婚したくないって言ってたよ。」 「え?何で?」 「料理したり洗濯したり、今とやってること変わらないのに、 一人の時間とかなくなったり、 自分の部屋無くなったり、それに加えて子供はまだ?とかプレッシャーだし~ 相手によっては育児と家事を両立しなきゃだし~ 今って教育とか大変なんでしょ? とか言ってたなぁ。」 「そんなこと無いって、愛があって楽しいのが結婚だよ。 って言ってやんなきゃ。」 「言ったけど、小人のみんな独身で楽しそうじゃん♪ だってさ。。。」 小人は全員そろって溜息をつきました。 なんだかんだ言って、一日の終わりの飲み会は、ささやかに楽しい。まだまだ白雪姫たちに春は訪れないようです。 でも春には花粉が。。 じゃあ夏!には紫外線が。。 う~ん秋!にも杉花粉が。。 冬!はインフルエンザが。。。。 いろいろ知らなくても良かったのか? 御伽話の世界も大変なのでした。 おしまい。
2013年03月01日
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ドモです!今日は年賀状を親に届けに行ってきま~す♪自分のがまだ終わってないのに~今日、帰ってから更新できるかわからないので、ちょっとここのとこきて小説をちゃんと載せてないので、とりあえず、見直してオッケーな分だけ載せていきまーす!---「ある女の話:カリナ」会社が産休に入って、最初のうちは何て楽なんだろう~って、ゴロゴロしていたけど、オナカが大きくて寝返りもうてなくなってきたし、ずっと歩くのも辛いし、もう秋だって言うのに、まだまだ残暑も厳しいし、早く出てきて~!って感じだった。ノボルが帰るのを楽しみに、夕食を作って、週末は二人で夕涼みがてら、レイトショーを観に行った。駅前の夜は若い男の子が女の子をナンパしていて、私たちの子供もこんなことをするようになるのかな~、なんて、私が言ったら、まだまだ早いよ。って、ノボルが返してきて、二人で笑った。幸せだな…って思った。珍しくノボルが赤木くんを家に呼んでくれた。結婚して、妊娠してから、赤木くんは、何となく来なくなっていたので、賑やかな空気が、とても嬉しかった。ようやく整理できた結婚式の写真や映像を3人で見て、大騒ぎして笑った。3人でカラオケに行って、ノリノリで歌うと、ノボルも赤木くんも、そんな大きな声出してたら、生まれてきちゃうんじゃないか?って心配していた。男二人もいれば心強いじゃない?って、言ったら、ノボルは一瞬、本気でホッとした顔をして笑った。オナカにいない分、ノボルの方が親になる心配は大きいのかもしれないなぁ。そんなこと、ふと思った。その日は赤木くんが泊まっていくことになった。私が布団の支度をしようとすると、ノボルが即、手伝いにくる。「オマエ、ほんとにイイ父親になりそうだな~。」赤木くんがその様子を見て、しみじみと言った。ノボルは照れ臭そうに笑った。二人を勝手に飲ませておいて、私は久しぶりにベッドを一人で占領することにした。でも、珍しく一人で眠ったせいなのか、なかなか寝付けない。二人がまだ飲んでるかな~?と見に行くと、ダイニングテーブルで赤木くんが携帯を見ていた。こんな夜中にやり取りする相手がいるんだ?「あれ?どした?」私に気付くと赤木くんは携帯をたたんで、ポケットにしまった。「なかなか眠れなくて、混ぜてもらおうかと思ったんだけど…ノボルは?」「布団に転がってたら、すぐ寝ちゃったよ。仕事ハードなんでしょ?疲れてるんじゃん。」「あ、そうなんだ?」襖の向こうで、ノボルが爆睡してるのが見えた。あどけない顔が子供みたいでカワイイ。私は電気を消してあげた。ダイニングの椅子に、赤木くんと向かい合わせで座ると、何だか変な感じがした。「あ~、二人が結婚してくれて、ホント良かったなぁ~。俺の別宅ができた感じ。」私は、ふふっと笑いながら、冷蔵庫から麦茶を出してコップに注いだ。「そう思ってくれるなら、また遊びに来てね。赤木くんが子供嫌いじゃなければ。」「え?!マジで?イイの?行く!行く!」赤木くんが目を輝かせるので、私も嬉しい気持ちになった。「ずいぶん前に釣りに行った時のこと…カリナちゃん覚えてる?」「うん。覚えてるよ。」「俺さ、ちょっと心配してたんだよね。あの時に、アオヤンとカリナちゃんが別れたりしたら、嫌だな~って。」私は軽く笑った。「そんな心配、しなくてイイって言ったじゃない?」「あ~、まあ…そうなんだけどさ~。」赤木くんはカラカラと氷を鳴らしてから、作ってあげたウーロンハイを一口飲んだ。「どうなるかわかんないじゃん?男と女のことなんてさ。」その言葉が、ふっと私の心の中に沈んでいった。「そうだね。わからないね。」私も麦茶を一口飲んだ。「もしもだけどさ、初めて会った時、俺が先にカリナちゃんに電話番号を聞いてたら、こうして結婚してたのは俺かもしれないよね。」赤木くんが変なことを言うのでドキリとした。「え~?それは無いでしょ~。」「うわっ!失礼だな~!」「だって赤木くんモテそうだし。私、声かけてきても本気にしないと思うな~。」「なんだよ、それ~。遊び専門の男みたいじゃん?だから結婚できないのかな~。」赤木くんがクスクスと笑った。少し淋しそうに見えた。「え~っと、そうじゃなくて、こっちが本気になっても本気で相手してくれなさそう。赤木くんが本気になった相手しか。でも、私はノボル…アオヤンに何かこう、ピピっと来たんだよね。そういうの無い?赤木くんは私の相手じゃないな~って思ったの。直感で。赤木くんだって、そう思ったでしょ?」「ん~、まあ~、って言うか、俺、あの頃、サキのこと気になってて、他の女のこととか、あんまり気がいかなかったんだよね。」「結構一途なんだよね。」「そ。意外と真面目なんだ、俺。」笑いながら、赤木くんはお酒を飲んだ。「いいな~、アオヤンは。結婚して、子供ができて、家もちゃんと手に入れたし。俺は何にも持って無いよ。」ちょっと淋しい気持ちになった。赤木くんが弱音を吐くのなんて、初めて聞いたような気がする。オナカの赤ちゃんがピクリと動いた。「赤木くんが弱音吐くなんて珍しいね。」「ん~。何でだろうね?ちゃんとカリナちゃんみたいな子を選んでれば良かったのかもしんねぇな。何だか、素直に弱音吐けるよ。俺はカッコつけ過ぎなんだな…」「今まで付き合った子のこと、後悔してるの?」赤木くんはちょっと考えたように言った。「ううん。全然。手に入れば、もっと良かったなぁ~って思うけど…」「大丈夫だよ。まだまだ若いし、赤木くんはカッコいいんだから!ライブの時なんてサイコーだよ!あんな才能、私には無いもん。これからイイ子、たくさん出てくるって。あ、もういるのかな?メールしてたでしょ?」「はは…。そうだといいんだけどね。ありがとな~。は~やく会いたいなぁ~。そんな子に。会って、俺のこと、ギューって、抱きしめてくんねぇかなぁ~。」「抱きしめるんじゃなくて?」私は笑いながら言った。「どっちでもいい~!」赤木くんも笑った。翌日も3人でダラダラ過ごして、夕飯にお好み焼きを作って食べることにした。こんな時にはノボルが台所を手伝うから可笑しい。普段は子供みたいにお皿並べる程度しかしないのに。「あ~、飲み過ぎで食いすぎたのかな?腹が痛ぇ~。」食後に赤木くんがオナカをさすりながら言った。「大丈夫かよ?そんなに食った?」「胃薬ならあるよ?飲む?」私が胃薬を渡すと、赤木くんは水でそれを飲んだ。以前赤木くんは腸閉塞をやっているから、私もノボルも、何だか心配な気持ちになる。「ねえ、そのオナカさ、触ってみてもいい?」台所から戻った私に赤木くんが言った。ノボル以外の男の人に、オナカを触られたことは無いかもしれない。セクハラに聞こえないのは、赤木くんだからだろう。「いいわよ。オナカだけならね。」赤木くんがクスクス笑って、ノボルの方を見て、ノボルがいいよ、って感じで頷いた。赤木くんが恐る恐る、私のオナカに手を当てた。「うわ~。ホント卵みたいだな。」そう言った瞬間、オナカの中の赤ちゃんが動いた。「わっ!」「どうした!?」「今、グルグルって動いたぞ!すっげぇ~!」ノボルが初めて、オナカの赤ちゃんが動いた時と同じ反応をしたので、私が笑いながらノボルの顔を見ると、ノボルも笑っていた。あれ…?触ったのが男の人だからなのか、私の鼓動なのか…?体が熱くなったように感じた。ふと、オナカの中の赤ちゃんが喜んでいる気がした。「なぁ、この子女の子?そしたら、オレの嫁さんにしていい?」その時、オナカの子がピクリと動いた。え…?「お~い!オレの嫁さんになってよ!」その瞬間、オナカの子が確かに返事をした。グリグリっと、動いたのだ。いいよ!って感じで。この人がいい!この人がいい!そんな感じで、体がほてってきたのがわかった。「え~、赤木くんがボクの息子になるの?勘弁してよ~。年だって違い過ぎるって!おーい、男でいいぞ~!」それには赤ちゃんは何の反応もしなかった。ずっとオナカに手を当てていた赤木くんには、今の赤ちゃんの反応がわかってるらしい。嬉しそうな、勝ち誇ったような顔をしていた。「この子が女の子で、赤木くんのことすごく好きになったらいいわよ。でも、泣かせないって約束してね。」私が笑いながら言うと、「約束しますよ。お母さん。」と、赤木くんは真面目な顔をして言った。ノボルには言えないけど、体が変だった。欲情してる感じに似てる。抱かれたい…と、私を通して言っているような…。自分がやらしい人間になったような気がした。妊娠してるせいでホルモンが変なのかな?赤木くんが手を離しても、この子が興奮してるような感じだった。でもこの子は、絶対女の子だ…。そんな気がした。赤木くんが倒れたって聞いたのは、その3日後だ。
2008年12月10日
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ドモです☆今日は息子コリラックの小学校の創立記念日でお休み。午前中、ゲームしようとしてたけど、テレビを見てたら、宿題をすることを思い出したらしい。算数のプリントをやってました!お!自分からやってるぞ!と思って番組を見たら、分数の問題を説明してる画面が!ああ、なるほどね~、と思いました☆流石教育テレビ!この問題に比べれば、九九なんて優しいよねぇ~♪でもって、午後も予定が無くて、「ママぁ~。つまんない~。何か見せて~。」とかって言い出したので、天気悪いし、少しはプレステでもしてみるか?って点けたところ、友達のクマくんから電話が来て、外にすっ飛んで行きました~♪彼は今、「エコレンジャー計画」なるものを立てていて、どうしたらエコレンジャーになれるか、ノートに書いてたんですよ。1・公園のゴミを拾う。とかってね☆いいことなんだけど、散らかした部屋から片付けてくれ!って、思うんだよね~☆ははは!は~。今日は息子と久しぶりに一日いっしょに過ごそうと思ってたのに、置いてけぼりをくった気分。そう覚悟してた分だけ淋しいなぁ~☆------「ある女の話:カリナ」話題をふっていてくれたモリタさんがいなくなると、車の中が一気に静かになった。かかってる曲が、昔付き合っていたミツルが好きだった曲だってわかって、少し変な気持ちになる。ああ、またミツルだ…。そう思う。この曲をイシタニくんも好きなんだ?そう思うと、やっぱり呪われてる気分になる。会社の最後になんだってこんな…。それでも、イシタニくんが車をわざわざ出してくれたことに、感謝の気持ちはあるけど、どうして…って気持ちになる。そんなことしなくていいのに…だけど、これでもう、もしかしたら会うことも無いかもしれないと思うと、やっぱり、嬉しかった。「ホント…。何か変な感じだな。」イシタニくんが口を開いた。「ミゾグチさんがこうしてオナカが大きくなっていくのって、毎日見てたけど、見慣れない。」「そう?」私は素っ気無く返事を返した。みんな青山さんって言わない。やっぱり何年も呼びなれた旧姓を呼ぶ。それがあだ名みたいだな…って思った。「ミゾグチさんは…彼とどうして付き合うようになったんだっけ?」私は少し考える。「ナイショ。」「あ、なんだよ~!」時間をかけて、元のように戻ったフリをした私達は、フリをしてるうちに、本当に元に戻ったのかもしれない。本当にそう思う。「じゃあ、イシタニくんは?」「俺?俺は~、その時すっごい好きな女がいて~、結婚まで考えてたんだけどふられて~、そんな時にアイツと会って~、すっごい慰められて、いい子だなって思って、だんだん好きになった。…かな。」ちゃんと答えるなんて思ってなかったので、ちょっとビックリした。私のように、はぐらかすかと思っていた。以前、母親が亡くなったことを話してくれたみたいに、イシタニくんは以前と変わらない態度を示した。イシタニくんも、もしかしたら、もう私が戻らないって思ってるのかもしれない。「アイツは彼氏がいたんだけどさ、俺のせいで別れちゃった。正直、俺、そこまで自分のことを求められたこと無いっていうか。それが、すごく嬉しくてさ。」「そっか…。そういうの、あるかもしれないね。」私は自分の話もした方がいいのかな?って、迷った。でも、その話がB子に行かない保障も無いから、やっぱり躊躇する。いくらイシタニくんが話さないって言ってても。私は、ふふ…って笑った。「何?どしたの?」「ううん。ノロけるな~と思って。」「あ、そっか。ごめん。」イシタニくんが照れ臭そうに笑った。ミラー越しに見えた、その顔に、心が何となく緩んだ。「私はね、ずっと夫のことが好きだったの。でも、勇気がなくて、告白とかできなくて、そのうち、自分のこと好きって言ってくれる人の方に流れちゃった。で、その人と別れて、しばらくしてから連絡を取る機会があって、そしたら、夫も私のことを好きだったって言ってくれて、それ以来なの。大学の頃から。」まあいっか~…って、私もぶっちゃけた。変に隠す必要も無い。「そんなに前からなんだ…」イシタニくんが穏やかに言った。「幸せそうだよね。」「うん。幸せだよ。」私はオナカをなでた。私とノボルの赤ちゃんがポコンと動いて、うん!ママ!って返事をした気がした。「すっかり母親の顔するんだね。」バックミラーを見たのか、イシタニくんが言う。「え?そう?」「うん…」しばらく、お互い無言になって、車の中に曲が響いた。こんな形で、またこの曲を聴くなんてね。私は可笑しい気持ちになった。今では、この曲の歌詞の気持ちがわかる。せつない歌詞だと思っていたけど、あの頃は頭でしかわからなかった何かが、心にジンワリ伝わってきた。嫌な過去だと思ってたのに、苦ささえ懐かしく感じるのは、私が今、幸せだからかもしれない。「俺、アイツと結婚するよ…」イシタニくんがボソリと言った。「そうなんだ?おめでとう!」私は笑顔で言った。イヤミとかじゃなくて、本当に心からそう思った。「イシタニくんも幸せになってね。」「うん…ありがとう…。」イシタニくんは真剣な顔でそう言うのが見えた。次の瞬間、照れ臭そうに笑った。「何か…変だな。やっぱ、ちょっとお別れムードだ。でも、ホント、モリタさんが言うように、復帰できたら戻ってきてよ。またいっしょに仕事しよう?」「うん。ありがと。」こんな日が来ることってあるんだな。私はフッとそう思った。学生の頃、何もかもがどうでもいい気分になったこともあるのに。カッターで手首を切ってみようかと思ったこともあるのに。会社なんてどうでもいいって、思ったこともあるのに。イシタニくんの顔なんて、見たくも無いって思ったこともあるのに…。全部、放り投げてたら、今この瞬間は無いんだな…って思った。そして、今まであった、どれが抜けても、この子はオナカの中にいない。家の前まで来て、私は重いオナカを庇いながら、ヨイショって、大きな花束を持って降りる。「旦那さんにヨロシク。本当にお疲れ様。」「うん。本当にどうもありがとう。」イシタニくんは、私をジッと見て頷いた。「さよなら。」イシタニくんの言葉に、私は頷いて手を振る。車が角を曲がって見えなくなった。私は、しみじみとした気持ちで息を吐いて、家の中に入る。「ただいま~!」「おかえり~!大丈夫だった?迎えに行こうと思ってたのに!」夫になったノボルの心配そうな笑顔が、私を迎えてくれる。その顔を見て、私も嬉しくて笑顔になる。「うん。会社の人がね、送ってくれたの。今までずっとありがとう…って。みんな、戻れたら戻っておいでって、言ってくれたよ。赤ちゃんがカワイくなったら無理だろうけど、って。大変だったけど、ずっと続けてて良かったよ…。」「そっか…。」花束を置くと、ノボルが私の頭を撫でて、良かったね。お疲れ様、って、抱きしめてくれた。ノボル大好き。あ~、私って幸せだな。私の目からまた涙が出てきてしまった。オナカの赤ちゃんも幸せだね!って、ポコポコ動く。オナカさえ重たくなければ、このまま時を止めていたいくらい、心が満たされていた。もうすぐ私の20代は終わる。
2008年11月27日
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男は丁寧な口調で待ち合わせ場所と時間を指定してきた。連絡はメールのやりとりと電話だけ。顔も見たことの無い男だけれど、しゃべる感じから好青年だろうと言うことは想像できた。指定された場所は、私の家から電車だけで一時間半もあった。歩きも含めると二時間近くもある。かなり遠いな…すぐにそう思ったけど、この際ワガママを言ってられるような状況じゃないと思い直した。この機会を逃すと、今度はいつになるかわからない。もしも私に子供がいなくて、若くて時間に融通が利けば、こんな遠くまで来ることも無いかと思ったが、そんなこと考えても仕方無いだろう。現実に「もしも」はない。前日、私は出かける準備を入念にした。着て行く服、バッグ、アクセサリー。着てみて用意しておく。これでいいんだろうか?不安と緊張が心に広がる。夜に洗濯を済ませておく。いつもなら乾いてから片付ける食器も布で拭き取ってしまっておく。久しぶりに乗る朝早い電車は「女性専用車両」が使える時間だった。ベタベタと密着することも無い電車は天国のように感じた。途中で座ることもできたし、図書館で借りた本も読める。男との待ち合わせ時間に間に合うだろうか?気持ちばかりが焦った。久しぶりの一人の遠出は緊張するが、私が母親と言うことを忘れさせる。乗ってみてわかったが、私が向かう駅は各駅停車しか止まらず、乗り換えの電車までかなり待つ。間に合うことはパソコンで調べておいてわかっていたが、本を読んでいても、この時間が無性にもったいないような気持ちになった。駅についてトイレに入り、自分の姿を確認する。乗り換え等で、かなり歩いたせいか汗をかいていて、化粧も髪も崩れていたので直す。改札に黒いスーツを立っている男がいるのがわかった。人があまりいない辺鄙な駅だったので、あの男がそうだろうとすぐにわかった。私と目が合うとお辞儀をしながら笑顔で近付いてきた。私も笑顔を返す。色が白くて目がクリクリとしていた。思った通りの真面目そうな男だった。気を使っているのか、歩いている間も話をふってくる。私は適当に相槌をうった。「断られるかと思ってました。」男は言った。独身らしいが、私に息子がいることを知っているので、「その年頃はカワイイですよね。」と、自分の甥のことを引き合いにだした。私は暑さと長い時間歩いたせいで足に豆ができていた。久しぶりのオープントゥのエナメルパンプス。長時間早足で歩くと、こんなに痛くなるなんて…。そのせいで笑顔で頷くものの口数もつい少なくなる。男は時間を気にしているらしく、早足だ。もう少しゆっくり歩いて欲しいとは言えない。元はと言えば、私が子供のために早く帰らないといけないのだ。男は建物の中に慣れたように入ると汗を拭って笑った。私も汗がワンピースに張り付いて気持ちが悪かったので、男のネクタイにスーツ姿を気の毒に思った。扉を開けると、少し寒い位の涼しい空気に包まれて、私はホッとした。男はニッコリとして、私の目を見て言った。「今日一日はここで働いていただきます。働いてみて大丈夫そうでしたら、続けるかどうかまた打ち合わせしましょう。」…はい。ってなワケで、派遣会社のコーディネーターに案内され、私は9月2日から派遣社員として数週間働くことになっちゃいました☆夏休み中は息子コリラック(小2)がベッタリでブログしてるのも何なんで、図書館に連れ出したり友達宅に行ったりしてました。ようやく来た週末が嬉しいッス♪仕事終わりましたら復帰予定ですので、どうぞヨロシクお願いしま~す☆
2008年09月02日
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今日は連休中日でことで、ちょいと遠出してきま~す♪行き先はまたもやお台場!クリスマスイルミネーションを見てきまっす♪10月12日から小説の連載を始めさせていただきまして、今日でようやく最終回に至りました。御愛読どうもありがとうございました~♪--------「ある女の話:ユナ」エピローグあれから10年経って、ヨシカワシュウジは今若い女に夢中だ。女の名前はミキ。ミキにこの前こう言われた。「ねえ、知ってる?シュウが一番好きなのは私なのよ。」「シュウじゃないでしょ?パパって呼びなさいよ?」うふふ。って笑って、シュウのいる洗面所へ走って行く。「ねーパパぁ!そうだよねー!パパが一番好きなのはミキだよねー!」「へぇ~。よく知ってるじゃん。バレちゃった?」シュウは嬉しそうにミキを抱き上げて、ほっぺたにキスをした。「気持ちいーなぁ、ミキのほっぺ。ママと同じだ~。」ヒゲをこすられて、きゃー!痛い~!って言いながら、ミキは降ろしてもらって、私のとこに走ってくる。「ママのほっぺのがいい~!スリスリして~!」生意気なことばかり言うけど、時々こういうカワイイことを言う。ミキにとって私はママであり、一応ライバルでもあるらしい。8歳になる娘は小学校へ出かけた。パパが見送ると手を振るのね。私の時は「行ってきまーす。」だけなのに。「ふうん、一番はミキなんだ?」私がニヤニヤしながら言うと、「うん。ユナもね~。」と言って、私にもキスした。調子のいいヤツ。ミキがいる時はママって呼ぶくせに。「だってどうせもうすぐアイツは俺なんかランク落ちすんだよ?今一番って言ってるうちに一番って言っておかないとね。」ま~そうかもしれないけどさ。その余裕な態度がミキを惹きつけそうな気がする。世のお父さんは嫌われたらどうしようって感じなのに、テキトーなこと言って育ててるくせに、好かれるなんてムカつく。ミキにはあんまりファザコンにならないでもらいたい。…と、今から心配してる。私は仕事に行く支度を始めた。店を手伝っていたけど、パートに行く方が経済的にいいから。店はまたアルバイトを昼だけ雇うことにした。と言っても、私も家族で過ごす時間を大事にしたいから、ミキの学校に合わせられそうな仕事を探してた。友達がしていた幼稚園の事務の仕事。友達が、急に引越すことになってしまって、私が先月から本格的に入ることになった。何しろ急なことだったから、引継ぎがそこそこしかできてなかった。できるだけ教えてもらったけど、先週で友達は引越してしまったから、アテにできないし、ちょっとツライ。ここの幼稚園は雰囲気もいいし、働くにはとてもいい環境。私は申し訳ないけど、パソコンのソフトでわからないことが出てきてしまったことを、正直に園長先生に話した。丁度、パソコンの買い替えやら、新規ソフトの導入やらを考えていた園長は、その管理ソフトの担当者を呼んでおくから…と言っていた。何にしても早い方がありがたい。もう私では手詰まりだった。いろいろ聞いておかないといけないだろう。園長が昼食後に私に話しかけてきた。「ねえ、アナタ、強いもの持ってるのね。」「は?何がですか?」「芯に強い何かって言うか、何かを呼び寄せちゃうような、変なオーラみたいなのがあるっていうか。」「え?それって霊みたいなやつですか?」私はゾクリとした。「ううん、そうじゃないの。何か、同じようなモノもってる人を呼んじゃうみたい。気をつけてね。しっかりしてないと、思ってもみないこと起こしちゃうみたいだから。」私は身に覚えがあるだけに、ヒヤリとした。他の職員が、予言だ、お告げだ、と笑っていた。この園長は、そういった何かを持ってるって、先生が言っていた。それで、何回か幼稚園のモメごとも納めてしまったことがあったらしい。信頼している先生も多い。でも、言ったことは忘れてしまうそうだ。だから二度と聞けない。そして、そういったその人の印象も、いきなり一度しか言わないそうだ。先生からそんなこと聞いてたけど、まさか今日いきなり言われるとは思ってなかった。「ふうん。でも、独特の価値観持ってるのね。大丈夫…か。」私の顔に何か書いてでもあるのか、園長は私の顔をじっくりと見る。でも、目は私の中にある何かを見ているような感じだった。何が見えてるんだろう?「アナタは独りでいたくないのに独りになっちゃうのね。それが原因ね。」「え…?」そして園長自らがお茶を入れて、私に渡してくれた。「でも、強い人がついてるみたい。良かったわ。」はいどうぞ。って、お茶を渡してくれた。ありがとうございます。ってそのお茶を飲んだ。「大丈夫よ。」最後に肩をポンポンって叩かれた。何がだろう?でも、妙に落ち着いた気持ちになった。とりあえず、今日の入力作業が終わって、一段落したので、例のソフトを活用してみた。なかなかいろいろなことに使えそうだ。私はとりあえず園名簿を使って仮の入力をしてみて、それを隠したり応用できないか試してみた。「入りますね~。」園長の声が聞こえて、私が振り向くと、園長が業者の担当者らしいスーツの男といっしょだった。私はその見覚えのある顔を見て固まる。「こちらヨシカワさん。事務員の補助で入ってもらったの。」私の顔に気付いたらしい男の顔も固まっていたけど、すぐに名刺を取り出して、慣れた営業スマイルで私に渡した。「宜しくお願いします。青山です。」「ヨシカワです。」やっぱりアオくんだ。お互いにお辞儀をした。「いろいろ教えてもらってね。」園長が笑顔で私に言う。「宜しくお願いします。」私も笑顔を作ってアオくんに言った。アオくんもニッコリと営業スマイルを返した。ああ、もう一人前の社会人なんだな。大人の男性になったんだ。そう思った。キチンとした挨拶をする。私の知らない顔。こんなところで会うことになるなんて。アオくんが私に先生のように説明する。教え方が上手。そう言えば家庭教師してたんだよね。懐かしい記憶が蘇った。左手薬指に指輪がある。結婚したんだ。チラっとシャツの袖から時計が覗いた。それは私が贈った時計だった。一通り教え終わると、アオくんは園長といっしょに去って行った。手が少し震えていた。気付かれてないといいけど…。私はフウッと大きく深呼吸をした。大丈夫よ。大丈夫。「ただいま。」カウンターにシュウがいるのが見えたので、店に入る。ミキがカウンター机で宿題をしていた。「お帰り。」シュウがニコリと笑った。「何よ、家でやればいいのに。暗いでしょ?」「だって、パパがいるし、ここイイ匂いがするんだもん。」シュウが仕込みをしていた。コーヒーのいい香りが店いっぱいに広がっている。ミキは黙々と宿題をしている。私は夕飯の支度をしなければいけない。シュウがコーヒーを入れてくれて、今日の職場の話をして、上にある家に上がった。お客さんが来る前には帰ってくるのよ。はーい!ミキは本当にシュウが大好きだ。シュウがカウンターで仕事をしているのを見てるのが好きらしい。私と同じ。一人で夕食の支度をしていると、園長の言葉を思い出した。 アナタは独りでいたくないのに独りになっちゃうのね。最近、シュウと二人で過ごすことなんか無いな~って思った。夜寝る前のわずかな時間だけだ。言われてみれば、仕事もパソコンとにらめっこだし、こうして一人で作業してることが多い。休みの日はミキがいっしょ。そのうち離れるかもしれないけど。淋しい?よくわかんないけど。独りっぽい気がする。最近また。シュウがいるのは店やパチンコ屋なんだから、行けばいるからいっしょにいられるけど、私からじゃなくて、シュウから来てくれないかな~って思うことがある。やっぱり、淋しいのかな。ミキが眠り、私は眠るだけにして、テレビドラマを見て、シュウが帰ってくるのを待った。「ただいま~。」シュウの夕飯を温める。うまい~ってモグモグ食べている。「ねえ、シュウ。」「何?」「結婚って何だと思う?」シュウがちょっと笑った。「子供を守るための法律。」「やっぱり覚えてたんだ?」「ユナは?」「私?私はギャンブル。」「あれ?変わったんだね。雇用契約じゃなくなったんだ?」「そう。当たるんじゃないかな~って夢を持つでしょ?当たることもあるし、ハズレることもある。買ってみなければわかりません。」「俺は当たり?」「うん。当たり。…だと思う。」「だと思うなんだ~?」シュウが笑う。「じゃあもう一つ教えてあげようか?」「何?」「家族になる契約書。」私は笑った。シュウも笑った。「愛を誓う契約書じゃなかったっけ?」「それもある。」シュウが私を抱き寄せる。「何でそんなこと聞くんだ~?オマエ最近淋しいんだろ~?俺がミキばっか構ってるから。」「何言ってんの~?」「もう一人作る?」「バッカじゃないの?」シュウが笑いながらキスする。SOSに敏感な男だな。やっぱりこのギャンブルは当たりだと思う。 強い人がついてるみたい。良かったわ。園長の声が聞こえた。「何?何笑ってんの?」「ううん。何でも無いよ~。シュウは淋しくないの?」「淋しくないよ。淋しくなったらこうできる相手がココにいるじゃん。」私はシュウに抱きついた。シュウは私にキスをして、明日寝不足かもよ?と言った。ま、いっか。週末は昼寝デーな。温かい手が私の髪を撫でていた。人は独りなのかもしれない。それでも、今、私の心の中にちゃんといる。私が想う人はちゃんと存在してるんだと思った。<end>
2007年11月24日
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ドモです!こちらはすっかり寒くなってきましたが、今日は良い天気ですよ~♪連休なので嬉しいな~!が!これから年賀状を作る予定でいます。年賀状って毎年どこまで出していいんだかわからん…。とりあえずガンバリまっす♪昨夜「NANA2」観ました!配役が前より原作に近いルックスになった気がするなぁ~。でも、私のハチちゃんの雰囲気は1の感じのが近いです。正直言えば、下妻物語の土屋アンナちゃんと深田恭子ちゃんのがイメージなんだけど~!中島さんだと目力が足りません!シンちゃん役が「デス・ノート」でエルやった松山くんより、テニプリの本郷カナタくんのがバッチリ合ってた~!市川ユイちゃんが松山くんのママ代わりって無いだろ!…って思ってたから~。これだけが大満足!後は、マンガを実写でなぞっただけって感じ。そのせいか、イマイチ盛り上がりに欠けた~。多分続きは無いな。明るさとカッコ良さが足らない~!!!どうせ実写やるならこんな長い話、連ドラにすりゃいいのに…。--------「ある女の話:ユナ」店にもすっかり慣れて、私はその日、客がもうランチに来ないだろうってことで、先にヨシカワの家に戻った。ちょうど宅急便が届いて受け取る。コーヒー豆だった。ヨシカワが好んで通販で取り寄せている。その豆を売ってる本店がある所へ、旅行したいねって話していた。ちょっとウキウキしてしまう。ヨシカワは、ランチの客がギリギリ入ってしまったのかもしれない。なかなか上に上がって来ない。見に行こうかと思ったけど、私はちょっとイタズラ心が働いて、押入れの中に入ってみた。この前、買い物から帰ってきたらヨシカワがいなくて、まだ戻ってないのかと思ったら、隠れてて、いきなり驚かされたから。今度はこっちが脅かしてやろうと思っていた。下駄箱の靴も隠す。玄関が開く音がした。「あれ?戻ってると思ったんだけど…」ヨシカワの声が聞こえた。よし!脅かそうとワクワクしていたら、聞いたことのある声が聞こえた。「お邪魔します…」サトシだ。何となく、出るに出られなくなってしまった。そこにどうぞ。コレ飲みますか?いえ、いいです、すぐに帰りますから。そうですか。ヨシカワが台所で冷蔵庫を開けたり、お湯を沸かしてる音が聞こえた。二人は何もしゃべらずに、私を待っているようだった。どうしよう…。沈黙を破ったのはサトシだった。「あの…、ヨシカワさんはこう言っちゃ何ですけど、モテそうですよね。どうしてユナなんですか?」コーヒーの香りがした。ヨシカワがコーヒーを入れて、運んできたらしい。机に何か置く音がした。「貴方ならもっといい人いるでしょう?」私は少し隙間から二人を覗いた。「そうでも無いですよ。俺バツ一だし。」ヨシカワがコーヒーを飲む。しばらく考えているようだった。「俺が彼女と初めて会ったのはパチンコ屋なんですけどね、」「え?パチンコ?ユナが?」「そう。初めてだったらしくて、見てて危なっかしかったんですよ。でね、ちょうど忘れ物してったから、渡すついでに声かけたんですよ。俺ちょうどその頃ムシャクシャしてて、付いてくりゃラッキーって感じで。」ああ、そうだったんだ?と私は思った。同時に、そんなこと思ってたんだ…って。「正直言えば、人妻のくせに付いてくるなんて、バカじゃないかと思いましたよ。俺ね、その頃別居してたんですよ。カミサン出てっちゃって。だから、旦那さんには悪いけど、上手いこと言って、やっちゃおうかって思ってた。来る位だから簡単にできるだろうって。」ヨシカワの内心をこんな形で聞くことになるとは思わなかった。鼓動が大きくなっていくのがわかった。「でもね、話してたら、彼女面白くてね。そんな気無くなっちゃった。どうも危なっかしいから、店の名刺渡してね、淋しくなったら、うちの店で飯食べるように言いました。で、仕事の帰り週に一度位かな、食べにきてくれるようになって…」「それで貴方と付き合うようになったんですか?」「いや、ならなかった。正直、妹が、変な方向に走らないようにしたいな~程度な気持ちだったんですよ。でも会ってるうちに、何だかそうでも無いような気になってきてたけど。」サトシがやっぱりコレもらいますって缶ビールを開けた。ヨシカワも開けて、二人で飲み始めた。「彼女の話を聞いているうちに、前のカミサンの気持ちが何となくわかってきたような気がして。あのね、貴方が飲めないくせに、楽しそうに飲んでるのを邪魔したくないから、淋しいって言えないって言ってましたよ。まあ、そんなの聞いてて、そのうち、カミサンと、ちゃんと離婚することになってね。届出したって話したら、ユナがね、バッティングセンターに連れてってくれました。」「バッティングセンター?」「そう。何か、仕事帰りに時々来て、一人で球打ってスカッとして帰るんだって。カラオケで叫んで、楽しそうだったし楽しかった。そんなことして慰めてもらったのが、一番嬉しかったって言うか…。正直ね、誘ってくる女は何人かいて、ほら、女使ってね。まあ、こっちは独り身だから、結構寝たんだけど、そういうの空しくて。そのうち、彼女が飯に来るのだけが楽しみになってて。彼女が笑い話沢山してくれるんですよ。元気になるように~って感じで。食べに来るのだけを楽しみにしてたら、そしたら、引越しちゃった。」「それで、引越してから付き合ったんですか?俺、何となく、誰かと付き合ってるんじゃないかって思ってたけど。」「いや、会ってなかったよ。来たのは年末だった。結構近くに住んでたのも知らなかった。でもさ、そう思ったなら、何で彼女に聞かなかったの?」サトシはビールをグッと飲んだ。何か考えてるみたいだった。サトシは気付いてたんだ…?そのことも私の心を突き刺したけど、それだけじゃなく、アオくんとのことを知ったヨシカワが私から離れるかもしれないと思うと、心臓を鷲づかみにされたようだった。さっきから鼓動も激しい。「ユナは淋しがりってやつだと思います。俺は、最初の頃は、それがカワイイって思ってました。だけど、結婚してくうちにウザったくなってきた。自分で自分の世界を持ってくれって思ってた。正直、飯作って待ってられたりするのも、煩わしくなって。俺が新しい職場に慣れなくて苦労してた時も、呑気にテレビ見て待ってる姿が無性にハラが立ってきて。だんだん、自分のこと話すのが嫌になってきた。会社の人たちと騒いでる方が楽しかった。愚痴言っちゃうと止まらなくなりそうだったし…。アイツが悪いワケじゃないけど、責めちゃいそうで。そういうの、イヤだった。俺の家、両親が離婚してるんですよ。熟年離婚ってやつ。ちゃんと恋愛だったんですけど、だんだんお互いしゃべらないようになって…。親父は好きな女ができて、出て行きました。だから、俺は恋愛はいつか冷めるものだって思ってたんですよ。人は独りなんだって。だから、結婚ってこんなものだろうって。俺そんなだったし、他の男で淋しさ埋めたとしても、最後には俺のとこに戻ってくればいいって思ってました。」「それ、彼女に言えば良かったんじゃない?」「言ったって、わからないと思いましたよ。アイツは淋しがりだから。言ったところで、俺が埋められるワケじゃないし。」「確かに淋しがり屋かもしれないけど、ちゃんと戻ろうとしてたよ。」「でももう、戻ろうとしてないじゃないですか。」二人はその後何も言えないようだった。何か考えてるのか。サトシはヨシカワを睨んでいて、ヨシカワもサトシから目を逸らさなかった。「俺も彼女を忘れようと思ってたよ。何人かの女と寝てみたしね。でも、忘れられなかった。コレってちゃんと付き合わなかったからかな?でもね、もう来たから帰さないと思ったんだよ。正直、彼女がいない生活なんて、もう考えられない。貴方には悪いけど。」ヨシカワはジッとサトシを見ていた。サトシは俯いて、大きくため息をついた。「コレ…」サトシは便箋を机の上に出した。「貴方に頼むのは申し訳ないけど、アイツに渡して下さい。俺は何にもできなかったから。」「自分で渡せばいいじゃない?」「ホントは、会って、連れ戻そうか迷ってました。でも…。」「でも?」サトシは机をジッと見ていた。多分机の上にある便箋を。「もういいや。」サトシは立ち上がった。「お邪魔しました。話したことでスッキリしました。」「ホントにいいの?会わなくて。」「いいです。会うとカッコ悪い事しちゃいそうだし。」「そんなにカッコつけてると、後でくるよ。俺みたいに。しんどくない?」「そうかもしれないですね。でも、最後くらいカッコつけたいんですよ。貴方、イヤな人ですね。さっさと帰してくれればいいのに。」「よく言われるよ。」玄関で、ムカつくけど、美味しいコーヒーでしたって声がした。でしょ?アレグロって店知ってる?ってヨシカワが馴れ馴れしく言う。貴方、変な人ですね。二度と会いたくないです、って言う声は、笑っていたけど、どことなく淋しそうだった。ドアを閉める音が聞こえた。ヨシカワの大きなため息が聞こえた。部屋やトイレをバタバタ開ける音が聞こえる。そして、押入れを開けて「みーつけた。」と言った。「オマエ、バカじゃないの?ずっとここで聞いてたワケ?」「だって…出るに出られなくなっちゃって…」「どうする?追いかけるなら今だけど。」私は首を振った。ヨシカワはティッシュを持ってきて、私の顔を拭った。「あ~あ、べっぴんさんが台無し。」涙が後から後から流れてくる。「いい男じゃないの?ちゃんと愛されてたんだね?ムカつくよ。」ホントにムカついてるのかな。でも、穏やかにそう言ってるのが、本気で怒ってるようで怖い。ヨシカワが私の体をズルズルと押入れから出した。「ほら、これ中見てみろ」私は涙を拭いながら、封筒を開けてみた。中には離婚届が入っていた。 俺が幸せにしてやれなくてゴメン。そう一言だけ手紙が入っていた。「追いかけなくていいの?」私は頷いて、ヨシカワに抱きついた。ヨシカワが私を抱き締めて、私がヨシカワを抱き締め返す。ごめんなさい。ごめんなさい。できれば神様、できることなら、もう誰も傷つけたりしないで済みますように。もう、悲しい想いを誰もしないでに済みますように。離婚届を出した後、私はサトシにショートメールを打った。 ありがとう。 どうか幸せになって下さい。半年待って、私はヨシカワと結婚した。同じ間違いを繰り返すかもしれない。それでも、それはその時考えよう。何もしないよりいいよ。って、ヨシカワが言った。
2007年11月23日
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ドモです!今日は、友達の命日が昨日だったので、お墓参りに行ってきます!27歳。早いよな~。30代になってから、何だか病院見舞いや墓参りが増えました。あ~、風邪、調子治らない~。良くも悪くもなりません。中途半端に喉が痛いだけで、気持ち悪いです!!!皆さんも、風邪ひきそうな人は気をつけて!ひいてる人はお大事に~♪さて、昨日の私のにっがい恋話の続きなんですが~。ええと、18歳の夏休みなんですが、私は免許を取ることにしたんですよ。もう、大学は付属だったから、上がれることにほぼなってたんで。で、ず~っと通ってました。したらですね、講義の初日だったかな。私の隣に、寝てる制服の男の子がいたんですよ。制服だから、どう見ても高校生だったので、同じ歳かな~と。したらですね、たまたまその彼が教科書を持ってきてなくて、教官に言われて、隣にいた私が見せてあげることになったんですよ。私、女子高だったんで~♪こんなことするの久々だなぁ~、と。で、やっぱり同じ歳だってことがわかって、会えば、お互い声かけるようになって、しゃべるようになりました。Kくんとでもしておきましょう。もう、毎日教習所行くのが楽しみになっちゃって~♪あ、時間だわ!続きはまた今度~!小説だけ書いてあるんで載せてきます~♪ 昨日は鳥鍋~♪鳥団子に鶏肉~!ポン酢でさっぱりホカホカ~ -------------「ある女の話:ユナ」連絡先を教えて別れたものの、イマイチ現実感が無かった。こんなこと続けていいワケが無い。それでもアドレスの中にはアオくんの電話番号が書かれていた。何となく消せない。だけど電話はかけない。サトシが出張から帰ってくると、いつもの毎日が戻った。何だか、やっぱりアレは、非現実なことだと思った。私の現実はコッチ。何かが麻痺してるような気がした。麻痺してるからやっていけるのかもしれない。仕事がようやく決まった。保険会社のデータ入力。これで私の生活もちょっとは落ち着くだろう。それにしても、他の男と寝てこんなに平然としていられるなんて、私って、一体どんなやつなんだろう…。もう自分が信用できなかった。サトシは私の変化に気付かないようだった。いつから私たちは、こんなにお互いに無関心になってしまったのだろう?そのことが淋しいのに、そのお陰で普通に生活できている。でも、コレは私が望んでいた結婚じゃない気がした。「ねえ、サトシ…。」「うん?」朝ごはんのコーヒーを飲みながら、サトシはテレビの方を見て返事をする。「離婚しない?」驚いたようにこっちを見てから、すぐに怒った顔に変化した。そしてため息をつく。「あのさあ…俺疲れてるんだよね。毎日遅くて悪いと思ってるけど、そういうゴネ方やめてくれない?疲れるから。」そうじゃなくて…言おうとしたけど、サトシは時間が無いとばかりに席を立って、不機嫌に歯を磨き、行って来ます、と出て言った。何でゴネて離婚って言葉を使うと思ってんのよ?何で拗ねてると思い込めるのよ?ハラが立ってきた。本気で離婚したいと思ってるワケじゃないと決め付けてる。でも、確かに、この時は、とりあえず口から出してみたって感じだった。本気にしなくてもしょうがない。その夜、サトシは怒っているのか、顔を合わせたくないのか、いつもより更に遅かった。私が翌日仕事があるから、早く眠るのを待ってるかのようだった。そうして日常に紛れて、私が機嫌を直すのを待っているんだろう。機嫌の問題じゃないのに…。「今日は早めに帰るから。」この気まずい空気が嫌で、私が自然に話しかけるようにしてしばらく経つと、何もなかったかのようにサトシが言ってきた。そして会社に行った。またいつもの日常の始まり。でも2、3日すると、また仕事で遅くなるようになった。私はサトシをアテにしないようにした。ヨシカワからもらったCDを出して、かけるようになった。忘れようと思ってたのに。彼が側にいてくれるような気がする。それでも、何か淋しい。どうしてアオくんみたいに、私を強引に自分のものにしてくれなかったの?どうして引き止めてくれなかったの?キレイな思い出になんてしなければ良かった。あの手を、あのぬくもりを、拒まなければ良かった。そう思っても、何だか去年のことが遠い昔のことのように感じる。ヨシカワは私を覚えているだろうか?独りでいるのがつらい。手帳のアオくんの番号を眺めて、彼のひたむきさを思い出すと、あの、真っ直ぐに私を見てくれていた目と、力の強さを思い出すと、涙が出てきた。でも連絡していいのかわからない。一度したら、淋しさを埋めるためにブレーキが利かなくなりそうな予感がする。アオくんなら、会いに出てきてくれそうな気がする。電話が鳴ってる。誰?こんな時間に。サトシじゃないよね?お母さん?「はい…」声がしない。「もしもし?」「ごめん…僕…」「あ…」嘘みたいだ。アオくんの声だった。「ごめんなさい、ダメだよね?切ります。」「ううん、今大丈夫。」私は慌てて引き止めた。驚いたと同時に嬉しくなってきた。涙を拭く。笑っちゃう。アオくんのこと考えてたら、アオくんから電話が来た。テレパシーでも通じたみたいに。「何だか嬉しい。声…聞きたいなって思ってたから…」「じゃあ、かけてくれれば良かったのに。」「うん…。」声が詰まった。心の中が温かくなっていくのがわかった。「かけても良かったの?」「いいよ。かけてよ。」「うん。ありがとう…。」優しい声が今は、とてもありがたかった。また泣きそうになってしまう。「フジサワさん…」「うん…」「会いたい…」本気で言ってるんだろうか?でも、今の私の心を掴むには充分な言葉だった。「私も会いたい。」私の心の中のブレーキは、はずれてしまった。
2007年11月15日
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ドモです!風邪ひいちゃったかもしれないです~。喉が痛いかも…。でも一度ひどくなると1ヶ月は長引き、寝込まなきゃ治らない私なんで、インフルエンザ予防接種を夕方受けてしまおうかと思ってます~。あ、そうそう、今日の小説は昨日の読めばわかりますよね?以前の読んでた人も想像つきますね?アダルトチャンネルです。なので、昼から更新していいのか?でも夜中に更新すると、朝っぱらからって話になるからいいのか~。ってな感じで今更新しちゃいます!まあ、これだけ読んでも何とな~く話はわかるでしょう。では、皆さんも体にはお気をつけて~!!! 昨日食べたhashiyaのスパゲティは美味しい~♪ デパートもクリスマス! -----------「ある女の話:ユナ」そのままアオくんが強く唇を押し付けてきた。カチリと歯が当たる。嘘。あんなに目を逸らしたり避けたりしてた感じがしたのに、男の子ってわからない。いや、もう男の子じゃないんだ。男だったんだと思った。不器用にしてくるキスを受け入れていた。こんなことされるの何年ぶり?頭の中は妙に冷静なのに、体だけは火照ってくるのがわかった。アオくんの手がどんどんエスカレートしてくる。本当は、こんなふうにヨシカワが強引に来ていたら、私は拒めなかったと思う。ヨシカワに抱かれたかった。ずっと、ずっと…。「ダメ…。」アオくんが固まる。この子には申し訳ないけど、私は決めた。忘れさせて欲しい。忘れたい。ヨシカワの存在を。この空虚感を。一瞬だけでもいい。もう、何もかも、壊しちゃいたい。「ここじゃ、やだ…。」「う、うん…。」アオくんが車を出発させた。この子は本気で私を抱くつもりなんだろうか?こんなに歳が違う私を。「アオくん…、いいの?私で?」「うん…。フジサワさんも、ボクでいいんですか…?」アオくんのかすれた声が聞こえる。「うん。」私が頷くと、アオくんは大きな道路沿いのラブホテルに車を入れた。本当に車の初心者らしくて、何度も駐車場に切り替えして入れていた。いっそ私が変わってあげたいくらい慌てていて、可哀想になった。車から出ると、何となくつらそうに見えて、腕をからめてしまった。アオくんの腕がビクッとする。こんなことするの、初めてなのかもしれない。もしも初めてだとしたら、私を選んだのは、年上で経験があるから、早く経験したいからかもしれない。誘った私なら、てっとり早いと思ったのかもしれない。それならそれで、こっちと利害関係が一致してる。アオくんに対する罪悪感が少し薄れた。それでも、いくら好みのタイプの男の子と言っても、こんなに簡単に寝ていいんだろうか?これじゃあまるで、援助交際だよ。それに、こんなこと本当にしていいのかな?とんでもないことをしてるんだと思うと、心臓の音が早くなった。部屋に入ると、先にシャワーを浴びさせてもらった。私の方が、歩いてたせいか、服もビショ濡れだった。出ると次はアオくんがシャワーを浴びに行った。私は一体何をしてるんだろう。こんなことをしてていいんだろうか?いいワケが無い。でも、ここまで来ちゃったんだし…。濡れたジーパンを干した。バスローブになる。鏡を見ると、自分がだんだん歳をとってきたと実感する。最近化粧のノリってやつも悪い。日焼けの跡が少し残るようになった気がする。コレがシミってやつ?特に、アオくんみたいな若い子見るとそう思う。もしも自分がアオくんより年下ならこんなこと思わないかもしれない…。何だか申し訳ないような気持ちになってきた。アオくんなら、これからまだまだ若くてキレイな女の子と出会えるんだろうし、何も私となんか、しなくていいような気がした。なんで私なんかと?可哀想。ベッドに寝転がる。いいのかな…ホントに。シャワーから出てきたアオくんが、私の隣に座って言った。「やっぱり…、こんなのダメですよ。やめた方がいい。」あ、我に返ったのかな?ちょっと怖がってる気がした。「そうだね…。やめようか。」私は洗面所に行って、服を着ることにした。バカだな、私は。何やってるんだろう。こんな若い子相手に。泣きそうな気持ちになる。この子を利用しようとした自分が嫌になる。「今すぐ出てもお金取られちゃうね。悪いことしちゃった。お金出すね。」今日は現金持ってるし。せめてこれ位は出そうと思った。アオくんは力が抜けたらしく、ベッドに寝転んでいた。「いいですよ。別に。」「そっか。何だか私が出すと、援助交際みたいだもんね。」空しい空気が流れていて、申し訳なくて、私は無理やり笑顔を作った。「アオくんも着替えてくれば?」私はアオくんの隣に座って、この空気を壊したくなってテレビをつけた。アニメ映画がやっている。男の子と女の子が手を繋いで、何かから逃げていた。何だろう?ハニワかな?土偶?あ、ヨシカワからもらったビデオに入ってたやつだ。途中で切れてしまってた。「これ今日やってたんだ…。観てみたかったんだよね。」「観てから帰りますか?」アオくんが言う。すぐ帰るかと思ってたのに、いいんだろうか?でも、観れるなら観たい。「うん。」私は夢中になって観ていた。しばらくすると、アオくんがベッドに置いていた私の腕を引いた。え…?どうしたの?アオくんが淋しそうにジッと私の方を見ている。ジッと。まっすぐに…私もアオくんの隣に寝転がった。アオくんが私を引き寄せて、強く腕の中に抱き締めてくる。あ…アオくんが私にキスしてきた。頭の芯が痺れる。こんなに強引なことする子だと思わなかった。強い力で、アッと言う間に服がはだける。あちこちにキスされて、体中がおかしくなりそうだ。もうどうなってもいい。私も彼を求めた。ねえ、どうして?どうして、あの時、ごめんなんて言っちゃったの?私、シュウさんと、もっともっといっしょにいたかったよ。こんなふうに強引に、私のことさらって欲しかった。どうして私、こんなことしてるの?私、まだ女だった。このままおばあさんになっていくんだと思ってたのに。この子が私のこと、まだ女だって、気付かせてしまった…。サトシよりもヨシカワのことばかり考えてしまうのが悲しい。どうしてこんなことになっちゃったんだろう?目の前にいる男の子が、ただ私だけを求めてくれている。まっすぐに私だけを見てくれている。アオくんの腕の中にいると、体中の力が抜けてしまった。サトシ以外の男と寝ることになるなんて、心のどこかで現実感がなかった。こんなふうに、優しく抱き締められるのは、いつ以来なんだろう?義務的じゃなく、ホントに温かく、私のことを抱き締めてくれる腕。体がすごく熱かった。「ごめんね…。こんな、オバサンと…」アオくんの腕の中で、つぶやいた。本当にごめんね。「年齢は関係ないから。それにオバサンなんかじゃないから。」アオくんは、また強く私を抱き締めてキスしてくる。こんなに強く求めてくるのは若いから?ただ、経験したかったからじゃなかったの?どうしよう…。頭の芯がクラクラしてきた。これは夢じゃないだろうか?何か自分に都合のいい夢。「アオくん、熱いね…。私もう、自分は女じゃないと思ってたよ。…ただのオバサン。」本音がポロポロと出てくる。「このまま、おばあちゃんになっちゃうのかな~って思ってた。」「何かあったんですか?」心配そうな顔をアオくんがした。そんな顔をされると泣きそうになってしまう。悪くて。でも、嬉しくて。自分をまだ欲しがってくれる人がいたなんて。「ううん、私の気持ちの問題。」私はアオくんを抱き締めた。アオくんも私を抱き締めてくれて、ずっと二人で抱き合っていた。車に乗ると、私はアオくんの存在が、本当にありがたくて、アオくんの手の上に手を重ねた。一つ前の駅で車を止めてもらった。「アオくん、本当にありがとう。すごく幸せだった…。」今日は夢でも見てるのかもしれない。優しい男の子に抱かれて、慰められる夢。「ボクもです…」アオくんが、私のことを名残り惜しそうに見ていた。ありがとう…。何だか出来過ぎみたいな一日だったよ。私は笑顔で手を振る。コレでヨシカワのこと忘れられるかもしれない。明日から私は目が覚めて、同じように毎日を送るんだ。それでも、この一日があったから、私は大丈夫。きっと大丈夫だと思う。大変なことをしてしまったと思うのに、そのことになぜか罪悪感は無かった。だって、コレは夢なのだから…。私を現実に戻す夢…
2007年11月12日
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パパ飲み会です~!映画見終わっちゃったし、載せようとしてた小説切れちゃったので、明日にしようかと思ったけど今日二度目の更新~でもアダルト系かな?深夜更新でオッケーかも?「ある女の話:ユナ」続きその店ではフジサワくんが会計を出してくれた。いいよ、オレが出すからって。「ありがと~。」と階段の踊り場の壁に寄りかかったまま私が言うと、フジサワくんは真っ赤な顔で私の肩を抱いてきた。そしていきなり強く抱き締めてきた。え?って思ったらキスされていた。お酒とおつまみの味がした。彼女がいたのは本当だろう。慣れてる感じがした。もう一度強く抱き締めてくる。「ヤバ…。ヤマグチさん…かわいい…。」何?何言ってんの?私がカワイイ?何かの間違いでは?でも体から力は抜けていく。力強い腕。その後はよく覚えていない。いや、覚えてるんだけど、半覚えで。抱き締められた体が気持ちイイなぁ~とか。男って大きいんだな~とか。抱き締められたのは久しぶりだな~とか。体がフワフワしていた。「ホテル行かない?」声が聞こえてきたんだけど、どこか遠くで聞こえた声みたいだった。起きたら朝じゃん!それにコレはどう見てもラブホテルだ。しかも私裸だし。頭が痛い。顔面蒼白…。あ~ヤバい。親に何て言おう…。でももうしょうがない。隣にいるフジサワくんは、かわいい顔して寝ていた。子供みたいだな…とぼんやり思った。私がシャワーを浴びて出てくると、フジサワくんは起きていて、テレビを見ていた。「おはよぉ」バツが悪そうな顔で言う。「おはよ。」なぜか彼はコーヒーを入れてくれていた。ありがとう…。ともらう。あったかくて美味しい。ぼんやり私もテレビを見て、駅まで何もありませんでした。って顔していっしょに歩く。「親大丈夫?」と、言われた。「わかんない…。多分怒られると思う…けど。フジサワくんは?」「オレ一人暮らしだから。…ゴメンな。」このゴメンが何を意味してるのかわからない。でも私の頭の中は親への言い訳でいっぱいだった。一体何て言ったらいいのだろうか?最後に電話して母親に言ったのは、もう会えなくなる同期の子たちもいるから、飲み会。ごめんねー。だったと思う。ため息。そんな感じで、私とフジサワくんはお互いの家への分岐点で別れた。フジサワくんは手さえ繋いでくれなかった。そんなものだろう。帰ると幸い誰も家にいなかった。もう昼だった。部屋のベッドに寝転ぶと、ホッとしたせいか頭が違うことを考える。あ~あ。失敗しちゃったな。何で寝ちゃったりしたんだろう…。他の同期に言われちゃうのかな。あの女はカルイよ…って。よりによって、同じ会社だなんて。また同期会があったら、どんな顔をすればいいんだろう?しかも、ちゃんとしゃべった当日に…だよ?私は期待してなかった。酔った上での勢いってやつは、学生時代に経験していた。その男は、彼女がいないと言っていたくせに、ホントは彼女がいるって言い出した。「あの時はちょっと上手くいってなくてさ…。ごめんな。」そう言っていた。私はそういう関係になったんだから、付き合うもんだと思っていた。付き合ってるもんだと思っていた。私は彼が好きだった。あれ以来、男の言葉には信用を置いていない。だって、寝たのは一度じゃなかったんだから。それなのに付き合ってたワケじゃないって言うんだから。勘違いして何が悪いの?勘違いなの?苦い思い出が蘇る。人の価値観なんてそれぞれだ。
2007年10月12日
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5/30日から始めまして、ようやく今日で終わりました。今まで読んで下さって、本当にありがとうございました。たくさんの温かいコメントも、本当にどうもありがとうございました。この物語の中には、自分の中にいる「アイツ」との思い出の言葉が、たくさん入ってたりして。思い入れが、かなりありました。小説を読んでない方にも、物語最後に日記的な「あとがきのようなもの」を付けさせていただきました。真面目に書いちゃったから、つまらないかも。(笑)でも、良かったら読んでいって下さい。 -------------------------------------- 「オレとボク」(最終回) <登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学からの親友カリナ→ボクの妻サキ→オレの元彼女フジサワ→ボクの付き合った人タカダ→オレの付き合った人(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)赤木くんが逝ってしまってから3年経った。カリナは二人目を妊娠していて、もうすぐ生まれる。もしもこの子も娘だったら、生きていたらオマエはどうするのかな?イグチくんは、やっぱり地元で家族とがんばっていくことになった。ボクは相変わらず、今の仕事を続けている。役職がリーダーと言う肩書きになったけど、やってることはほぼ変わらない。「青山くん~、待ってたよ!」「こんにちは!待ってたなんて、大げさじゃないですか?」あの妖怪みたいな老人ホームの園長が猫撫で声でボクを迎える。この人は人によって対応を変えるらしい。ボクが、半年前に、他の会社のソフトを利用して、ボクの会社のソフトを応用することを担当者に教えたら、そのことが伝わったんだか?何か便利だったのか?劇的にというか、手の平を返したように態度が変わった。「いや、ダメだな。青山くんみたいな人じゃないと。キミって、ボクが何言っても、何もなかったようにやってきてくれる。そういう人って、ありがたいんだよなぁ。」温かいコーヒーを出されて、白髪でマシュルームカットをした、このジジイ…いや、園長がニコニコして言う。この園長からこんな言葉が聞けるようになるなんて…。ボクは苦笑いをして、心の中でアイツに語りかける。おい、こんなこともあるんだな?赤木くんが笑ってるような気がする。相手は妖怪だぞ?まだ何があるかわからねぇじゃん?気をつけておけよ。時間が経つにつれて、忘れていくものだと言われていた。忘れたくないけど、そういうものなのだと。それが何だか淋しいけど、当たり前のことだと。ボクもそう思っていた。でもそうは、なっていない。何かの拍子にふと思い出す。生きて遠くで過ごしている友達のように。そして、心の中で話す。でも、これから先の未来が作れない。それが無償に淋しいのだ。今、オマエと話したいことが沢山あるのにな。おばさんから、アイツの形見に本をもらった。分厚いハードカバーの本だ。中にハガキが一枚、しおりのように入っていた。おい、この女の人、誰なんだよ?もしかして、オマエが好きだったらしい派遣社員の人か?メアドがハガキにもあったし、本にはどこかの住所が書いてあったけど、ボクはそのままにしておいた。好奇心がうずいたけど、関わったら、赤木くんのことを話さなければいけなくなる。この人の中で、赤木くんが生きたままでいるといいなと思った。それとも連絡して欲しいかい?どうしたらいいかな?そう思っても、アイツからの返事は無い。本は、ボクの本棚の奥で、最後に撮った写真といっしょに深く眠っている。携帯の音が鳴る。「え?どこ?あ~、わかったよ。今終わったから、そっち回って直帰します。」またトラブルだ。ボクは言われた幼稚園へ向かう。「どうもわざわざ来てもらって、スミマセン~、青山さん。」ベテランの先生が迎えてくれる。「事務の補助の人が変わっちゃったんで、ちょっとやり方がわからなくなっちゃったらしいんですよ。新しい人が引き継ぎしたんですけど、家の事情とか言ってすぐ辞めちゃったんで、ちゃんと今の人に引き継げてなかったみたいで…」「あ、そうなんですか?そろそろメンテに来るつもりだったんで、かえって良かったんですよ。」ボクは営業用のスマイルをする。先生も営業用のスマイルを返す。相変わらず、ここの幼稚園は先生の雰囲気が良くて、居心地の良さが変わらない。事務室に入ると予言園長が座っていた。「あら~、何か久しぶりじゃないかしら?元気にしてました?」かん高くて人懐こい声で園長が言った。「元気ですよ。園長先生はいつも忙しそうですね。」「そうなのよ~。」「体調は充分気をつけて下さいね。」あれ以来ボクは、人がちょっと不調を訴えると、つい過敏になってしまうようになった。本人もだけど、残された人たちのことをつい考えてしまう。園長が言っていた、「何か起こる」は、ある意味、起こったのかもしれない。それとも違うのか、単なるきまぐれだったのか?いずれにしても赤木くんの死は、ボクにとって、かなり大きな出来事だった。でも、園長は言った予言は忘れるらしく、その話題は二度とのぼったことがない。それでも、赤木くんが亡くなった後、ここに来た時には、園長はボクをいきなりジッと眺めて、「大丈夫よ。大丈夫。」と、肩をポンポンと軽く叩いて笑顔を向け、去って行った。何が大丈夫なのかよくわからなかったけど、多分大丈夫なんだろうな。叩かれた後は、妙にスッキリした気分になったのを今でも覚えている。園長先生と、新しいソフトの導入の話をして、隣の部屋のパソコンルームに入った。「もう一台、パソコンを置いてね、それで、そのソフトの購入を検討しようかと思ってるんだけど。お金のことはわかっても、使い勝手は私はほら、無理だから。」園長が早速仕事の話をする。中では女性の事務員さんらしき人がパソコンに何か入力しているようだった。その人が振り向く。「こちら、ヨシカワさん。事務員の補助で入ってもらったの。」ボクは、一瞬顔が固まる。相手の女性の顔も固まる。が、我に返って、名刺を取り出して渡す。「宜しくお願いします。青山です。」「ヨシカワです。」お互いにお辞儀をする。園長は微笑みながら、「いろいろ教えてもらってね。」と、ヨシカワさんに向かって言った。「宜しくお願いします。」そう言って、ヨシカワさんは作ったような笑いを浮かべた。ボクも営業スマイルを返す。顔は笑顔を作っているのに、心臓はバクバク音をたてていた。ずっと園長が側にいて、ボクがヨシカワさんにレクチャーしている様子をいっしょになって聞いている。そして、パソコンルームを出た。園長が、ボクの肩を軽くポンポンと叩いて笑顔で言う。「大丈夫よ。大丈夫。」ボクは一瞬固まってしまって、それから苦笑いを浮かべた。今度はスッキリした気分にならなかった。「では失礼します。」営業スマイルで、事務室兼職員室を出て、幼稚園の門を閉めた。まだ心臓がバクバクいっている。あれは…フジサワさんだった。「何も起こらないといいわね」園長のかん高い声が聞こえたような気がした。ねえ、赤木くん、ボクは今オマエに話したいことがあるんだよ。沢山伝えたいことがある。でもさ、もうオマエと未来を作ることはできないんだよな。それがとっても淋しいんだ。でも、オマエはボクの心の中にいる。ボクの心の中に棲んでるよ。ボクは生きてくよ。だから見守ってくれ。オマエの分まで、オマエの見るはずだった世界を、ボクは必ず最後まで見てやるからな。(end)<あとがきのようなもの>金曜に髪を切ってきました。そこの美容師のお兄さんとはいつも他愛無い会話してます。その時に話の流れから、お兄さんは何歳だったかな?って話になりました。25歳になりますね~。髪は派手だけど、しゃべると硬派な感じのお兄さんが答える。25歳かぁ~戻ったらどうするかねぇ。そんな話になる。何しますか?そう聞かれて、そうだなぁ~と考える。やりたいことは一つしかないけど、重い話になるので軽い話に切り替える。とりあえず「合コン」やってみたいな。私が答える。自分が主催じゃない合コン。いつも集める立場だったから~。周りが大人しい真面目タイプの友達が多かったんですよ。私も付き合ってた人がいたんで、そういうのなかったんで。声をかける方。だから、彼氏がいなくて、そういうの呼ばれてみたかったな~。よそで話聞くと楽しそうだから。美容師のおにーさんが答える。え~、そうなんですか?そうですよ。みんな相手が来るの待ってるの。「りらっくちゃんみたいに性格が悪い子に彼氏がいて、何で私にいないかなぁ~?」って、言われてたよ。ひっどいなぁ~。笑いながらおにいさんが私の髪を切っていく。でも、よっぽど仲のイイ友達なんですね。そんなこと言えるのって。あ、わかります?わかりますよ~。仲良くなきゃ、そこまで言えないですって。そんな会話をした。たった一言で、私と彼女の仲ってわかっちゃうんだ?そんなことを思った。で、その友達は今は結婚したんですか?思いもしない質問に言葉が詰まる。ううん、してないよ。この「ひっどい」と言われた言葉をかけてくれた彼女は、27歳の時に悪性腫瘍ってやつで亡くなった。9月半ばに入院して11月14日に。本当に二ヶ月も無い。人生ってあっけないんだな。私のイイところどころか、悪いところも知っている、私の大切な友達だ。もしも25歳に戻れるなら、本当は、やりたいことはたった一つしかない。「身体検査は欠かさずにやってね。バリウム嫌なんて言ってちゃダメだよ。それで、未来で私と思い出を沢山作らないといけないからね。」そう言いたいなぁ。戻れることがあればだけど。それ以外に25歳でやり直したいことなんて、多分何も無い。今も私は、彼女が見るはずだった世界を見ている。グダグダ言いながらね。あ~あ。それでも、貴女がいない世界は何だか物足りないよ。だから勝手な物語作っちゃった。(笑) 今日は結婚記念日。りらっくちゃんにしては、よく奥さんやってるよね~って、あの甘ったるい優しい声で、笑いながら言ってくれてるかもしれないな。2007年 ハッシー
2007年10月09日
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ドモです~♪マイナーな話ですが、東京都の多摩地区で人が集まる立川駅に新ビル「ecute」ができまして、早速見に行ってきました~! コレは中の吹き抜け~ 3Fにかわいいカフェ発見! 駅ビルって言えばいいのかなぁ~。立川駅にはたくさんデパートがあるんですよ。でも、ここは4階までしかないんです。デパートってほどのものでも無いんですが、オシャレで美味しそうなデパ地下っぽいものが改札階にたくさんありました!人もいっぱい! で、買ったものは、「おこわ 米八」のスティックおこわ~500円 かわいくて、美味しかった! それから、おやつにカフェ「PANCAKE DAYs」のパンケーキセット 今日は昭和記念公園が無料開放デーだったりするので、かなり混雑しそうです!でもまた行ってきま~す♪あと残り2話になりました。小説の応援サンキューです!-------------------------------------- 「アイツとオレ53」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:ボク→大学からの親友サキ→オレの元彼女カリナ→ボクの妻(ナンパで知り会う)タカダ→オレの付き合った人フジサワ→ボクの付き合った人 (詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)オレは入院を軽く考えていた。すぐに退院できるだろうと。でも、アオヤンの子供が生まれても、オレが退院できる目途はたたなかった。アオヤンがイグチといっしょに見舞いに来てくれる。その時は、出来物を取った後がまだ響いていて、オレはヒョコヒョコしながら歩いた。早く家に帰りたいな…とオレは思った。検査の結果、他の病院へ移ることになった。一時退院して、病院に持って行くものや、部屋を片付けた。幸い、一人暮らしする時にいらない物をほとんど捨てていたので、スッキリしたものだった。オレはタカダさんの年賀状をもらった本に挟んで、着替えといっしょにカバンに入れた。ギターを見て、早く戻りたいな…と思った。アオヤンが見舞いに来てくれた。オレの未来の嫁さんの写真を持ってきてくれた。小さいらしいけど、どの位の大きさかよくわからない。早く出て、ダッコしてみてぇな。アオヤンは、生まれたての子供って、そんなにカワイくないんだな~なんて言ってたけど、オレにはすっごくカワイく見えた。退院したらすぐに見に行こうと思った。それで、アオヤンより好かれないと。そう言ったら、冗談じゃないよ~!ボクのが好きに決まってる!と、本気で抗議してた。早速親バカなんだな、アオヤンは。でも、オレだって負けないぞ。そう思った。一日退院ができるはずだったけど、微熱のせいでできなくなった。ガッカリした。アオヤンが仕事帰りに来てくれた。オレは昨日見た夢の話をした。ようやく家に帰れて、オレは自由に歌を歌ってギターを弾いていた。でも、目が覚めたら、ベッドにいて、体が思うように動かないのが現実だなんて…。アオヤンならわかってくれるかと思ったのに、アオヤンには、その感覚はよくわからなかったらしい。何だか悲しかった。言ったことを後悔した。それで、つい八つ当たりして、せっかく来てくれたのに、すぐに帰れと言ってしまった。起きたら、アオヤンはもういなかった。悪いことしたと思った。しばらくしたら、アオヤンからオレのライブの時のテープと、オレの好きな曲のCDが送られてきた。母親が持ってきてくれた。オレは母親に頼んで、そのテープとCDを聴かせてもらった。涙が出た。早く治りたい。会って、アオヤンに謝りたい。体中についた、点滴や管が痛くてしょうがない。はずして楽になりたい。目を開けると、知った顔が入れ代わり立ち代わり来て、みんながオレを見て、悲しそうに泣く。姉も、父親も。心配そうな母親の顔。何だよ、オレは良くならないのか?アオヤンが来た。オレをジッと見ていた。真面目な顔をして。でも、大丈夫だって、落ち着いた目が言ってる気がした。そうか、オレは大丈夫なんだ?ありがとうな…。みんながオレを呼んでる。何だよ、うるさいな。せっかく眠ってるのに。あれ…今日は体が痛くないな。目を開けると、アオヤンがいた。「来てくれたんだ?」アオヤンが手を握ってる。何だよ、手なんか握って気持ち悪いな。でもいいや。友情友情。あ、こないだは悪かったな。来てくれてありがとうな。あれ?帰っちゃうのか?「まだいるよ。大丈夫だよ。」声が聞こえる。あ、でもマナちゃんが待ってるのか。早く帰ってやれよ。オレも治ったら行くからさ。退院したら、体鍛えるんだ。だって、オレ、オマエの娘と結婚するつもりなんだから。もう約束したんだからな。覚悟してろよ!でも、28歳も上なんて、犯罪だよな~。カワイそうか~。そうだ。タカダさんの故郷を見に行ってみよう。あの海を、本物はどんなところか眺めてみよう。サキ、オマエは本当に幸せなんだよな?ごめんな。約束たくさん守れなくて。やっぱり、子供のこと確認しようかな…。あ~歌も歌いたいな。またライブするんだ。新しい曲を沢山書いた。早くシュウに見せたいよ。腕がなまってるだろうから、沢山練習しないとな。でも、今なら何でも弾ける気がするんだよ。姉が泣いてる顔が見えた。勝気な姉。ああ、兄さんといっしょに来てるんだな。今度みんなでいっしょに旅行に行こうよ。父親が何か叫んでる。大丈夫だって。そんなに泣くなよ。もう大丈夫なんだからさ。母親も泣いていた。ダメだって、そんなに泣いちゃ。ほら、痛くないんだよ。先生呼んできてよ。オレ、今日は気分がいいんだよ。どこも痛くない。治ったんじゃないかな?目をつぶる。視界が白く光って見えた。あれ、これは何だ?ライブ会場?白いドレスを着た女が遠くで微笑んでいる。そうか、コレはオレの結婚式か?もしかして、この子はマナちゃん?みんなが笑顔でいる。マナちゃんが近寄ってきて、声なのか何なのかわからない音で、オレの耳元で囁く。みんなオレの歌を聴きたいんだって?ホントかよ?オレは思いきり歌う。声が思いきり出せるってやっぱり気持ちいいな。後ろでトモヤがドラムを思いきり叩いていて、シュウのギターがからんできた。観客席でアオヤンが手を振っている。良かった。来てくれてるんだな。いつもオマエはオレの近くにいるんだな。嬉しいよ。これからもいっしょにいような。みんな知った顔だ。みんなかけつけてくれたんだ?みんなが楽しそうに笑ってる。やっぱライブはいいな。このノリが好きなんだ。ずっと続けるぞ!これは夢じゃないよな?夢なら覚める必要は無いよ。もう覚めなくていい。永遠に…
2007年10月07日
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こんにちは~♪さて、今日は昨日載せると予告していた、私の浮気度チェック~!母ちゃんウサギさんのブログからいただきました~♪では、結果見てみて~! ズバリ!! あなたが最後までしてしまう浮気人数(概算)は、0人です。そっか~、0人なんだ? あなたが生涯費やす浮気費用はは、252945円です。安いじゃん!私が貢ぐの?ガックリ~! この費用であなた(達)は、こんな事をしてしまうようです。 あなたは、一生の間に、浮気の相手と「ディナーに誘う」を、3回してしまうようです。 しかも、もう2回行ってしまっているようです。 あなたは、一生の間に、浮気の相手と「映画に誘う」を、4回してしまうようです。 しかも、もう3回行ってしまっているようです。誘うばっかじゃん!しかもあと一回しかどっちも無いのかよ~。 あなたは、一生の間に、浮気の相手と「ショッピングに出かける」を、 5回会ってしまうようです。 もう既に3回は、どこかで会っているようです。へぇ~。あと二回誰かと会うのか~? 誠に勝手ではありますが、もう少し、あなたについて分析させていただきました。 ぜひお願いしま~す♪ あなたの優柔不断度は「41 オロオロ」です。 相手の言うことを聞きつつ自分の言いたいことも通すあなたは 理想に近いの決断力を持っているようです。 いわゆる「駆け引き上手」なあなたです。そこに相手は…・。え~!相手は何なの?教えてよ~!でも私ってばヤルじゃ~ん! あなたのH指数は、「63 えっち」です。 あなたは、実は意識していないところでかなりエッチです(笑)。 興味ありありです(笑)?いいんです、正直に生きましょう(笑)そうだよね~。正直だよね~!じゃなきゃあんな小説書いてないってね~! あなたの誠実さは「70 しっかり」です。 相手に対して優しいあなたは、相手にとっては理想です。 このままのあなたでうまくいくでしょう。あとは、あなたの気持ち次第…・・。何かイイことばっかりだね!私ってもしかしてステキな奴~?でもうまくいくって何が?浮気が? あなたの浮気したい指数は、「55 ふわふわ」です。 あなたは、バランスのとれた感覚の持ち主のようです。 普通に人とつき合ったり、別れたりはしますが、 二股関係になることは少ないようです。 可能性はあり(笑)少ないだけで、可能性はあるってことか?う~ん、でもコレはちょいと当たってる~! あなたの度胸指数は、「73 ドキドキ」です。 どちらかというと「やんちゃ」なあなたは少し「ワル」い一面があって、 それが相手にはたまらないようです。 そんな一面を意識して、もっと見せちゃったらいかがでしょう?それって誘惑したい相手に~?うっふん!私で良ければ来る~?…とか? 浮気したい!度とあなたの心から、こんな事がわかってしまいます あなたは、多少浮気に興味がありそうですが、 そのまま家庭を大事にした方がよいようです。 でもチャンスはありそうですよ(笑) どうします?どうしましょう?チャンスあるんだ~?!その時の相手によっては考えてみますよ~。(笑) あなたにとっての浮気とは、 2人でお茶する、食事をする(ランチまで) う、うつくしい。ホントだ!美しい!この程度ならオッケーじゃないの~? あなたが出来る浮気の範囲は、このくらいのようです。 2人でカラオケ。 これでもうドキドキでしょう。そうね!かなりドキドキだわ!その前に歌いまくって、相手がひいちゃってオシマイ! 解析結果は以上です。 いかがでしたか?いや~、結構楽しかったです♪皆さんもいかが?ちなみにパパがさ~、浮気人数0人のくせに、浮気するなら即決なんだって!しかもかけるお金が174464円!私よりもかけないのよ?何だか悔しいっ!!!まあいいけど、その分私にお金かけてくれるなら~。でもね、99%誠実だから、逆に物足りなくて浮気され度99%なんだってさ~!なのに、無鉄砲なパパにとっての浮気は、お酒飲んでキスだって~!おお~!私よりスゴイじゃないのよ?!どこが誠実なんだ?!浮気できたとしてカラオケ程度だって。いっしょじゃん!あはははは! そんなことあるなら、豪華な食事がしたいな~!と思ううちの夕食~ すみません…文が長すぎて、小説切れました…まあ、いいよね~。いつも長いしね~。--------------------------「アイツとボク43」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの彼女(ナンパで知り会う)(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)カリナは、ボクと目が合って驚いたらしい。その場で固まっている感じだった。「ゴメン!せっかく呼びに来てもらったのに。何か、適当に言っておいてもらっていいかな?」ボクは、カリナを見つつ、慌てて事務の女の子に言ってカリナの方へ向かおうとした。道路反対側。信号がなかなか変わらない。カリナはボクが来るのを見ると、反対方向へ足早に歩いて行く。信号が変わる。「待てよ!カリナ!」ボクは走ってカリナに追いつく。カリナはそれでも歩みを弱めず、早足で歩く。「どこに行くつもりだよ?」「わかんない。わかんないけど…」「とりあえず止まってよ。」「嫌よ。」「何で?」カリナは答えず、ズンズン歩いて行く。ボクは、その隣を無言で並んで歩く。あ~、もう!めんどくさいな!ボクは公園が見えたので、カリナの手を掴んで公園に引っ張って行った。「離してよ!どこ行くのよ!」「どこだっていいだろ別に。道路で言い合いするよりマシだ。」公園の中に入ると、ボクが手をゆるめた隙に、カリナが手を無理やりほどいた。「痛いってば!」「ごめん…。」お互いしばらく無言になって足元を見ていた。「何だよ、一体。急に来て、何怒ってる訳?」「怒ってないよ。別に。」「怒ってるじゃないか。」カリナはしばらく黙っていた。ボクは返事を待った。「よくわかんないよ。定時だって言うから、私今日、出張で直帰だったから、会社の前で待ってたら出てくるかな…って思っただけ。驚くかなって思っただけ。」「充分驚いたよ。」「そしたら、女の子とイチャイチャしながら出てくるじゃない?どうしていいか、わからなくなっちゃったのよ。」「そしたら逃げるんだ?」「逃げたんじゃないわ。足が勝手に動いたのよ。」「怒ってるんじゃないの?」「わかんないわよ。何だか、楽しそうにしてるアオヤンたち見たら、イライラしちゃって…。」何だ、ヤキモチ焼いてるんだ…。ボクは内心ホッとした。顔にそれが出たらしい。「何よ。何が可笑しいワケ?」カリナが口を尖らせた。「そんなにボクが好きなんだ?」カリナが真っ赤になって言った。「もういいわよ!帰る!」「帰るの?」「そうよ!もうアオヤンなんか嫌い!」カリナはボクに背を向けて、歩いて行こうとする。子供みたいだな。ボクは思った。「そうか。いいよ。わかった。」ボクが言うと、カリナが振り返った。「ボクのこと、嫌いなんだね?」「そうよ。大嫌い。」「ほんと?」「ほんとよ。」ボクは大きく深呼吸をして、言った。「じゃあ、カリナ、ボクと結婚してよ。」
2007年09月14日
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台風の影響をバッチリ受けて、今日は雨がザーザー降ってます!雷も!バアバの呼び出しはあるのでしょうか?って思ってたら電話着たよ!これから行ってきます!今朝、いきなりコリラックが行ったと思ったら戻ってきて、「ママ~、絵の具が~」ええっ!今日持って行くんだっけ?!あるけど、名前付けてないよ!!!冷や汗かきながら、名前を慌てて書き始めたら、いっしょに行ってるトラちゃんが、「金曜まででいいんだよ~!」え?!そうだっけ?!慌ててプリントを確認!(最初からそうしろって?)ホントだ金曜じゃ~ん!ダメ母節炸裂の朝でした~!!! で、夕飯も切って炒めて混ぜるだけ~♪ってね。 そうそう、キスの学校(だったかな?)があるってテレビでやってたの知ってる?海外で、倦怠期の夫婦が通っているそうな~。ステップ1・(接近)彼女の側に寄ります。ステップ2・(密着)手を握ったり、頬に当てます。ステップ3・(言葉)「僕は君とこうしてるのが好きなんだ」 と、自分を王子様だと心の中で言い聞かせながら言います。 (ぷっ、クック!日本男児は無理じゃない~???)ステップ4・キスをします。こんな感じのこと紹介してました~!ちょっと御参考にしますか?夫婦じゃなくても参考になるかも?!ちなみに日本人の夫婦でのキス、一日0.56回だそうです!(だったかな?)では、小説の続き更新~!---------------------------------「アイツとオレ39」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)「今何て言ったの…?」聞こえなかったのか?結構覚悟決めて言ったんだけどな…。体を離して、タカダさんの顔を見る。「聞こえなかったよ。もう一回言って。」オレは恥ずかしくなってしまって、下を見る。「意地悪ぃ~な、タカダさん。」タカダさんが抱き締め返してきた。驚いて固まってしまう。「ごめんね。ウソ。聞こえた。カッコ良すぎ…。」「え…そう?」「うん…。そんなこと言うの反則だよ…」オレも抱き締める。参った。このまま、帰りたくなくなる。離したくなくなる。オレの心臓の音?タカダさんの音?聞こえてくる。言ったことは本心だ。だから、理性でブレーキをかける。「明日、昼頃迎えに来るから…嫌ならやめていいから。」「うん…」それでも抑えられなくて、タカダさんにキスをする。離れたくない。このまま時が止まればいい。怖かった。本当は、欲しくて欲しくてたまらないのに、明日になったら、消えてしまう魔法かもしれないのに。オレは、本当の何かが欲しかった。抱き締めた手をゆっくりお互い離して、後ろ手でドアを閉めて、タカダさんの家を後にする。もう電車が無くて、また駅でタクシーを拾うと、ため息が出た。この前は手だった。だけど、今度は彼女の体のぬくもりが残る。そして唇。胸が締めつけられる。こんなはずじゃなかったと思うのに、ずっとこうしたかったんだとも思う。酔ってるのかもしれない。引き返すなら今だ。彼女も同じ気持ちでいるんだろうと思った。オレよりも深い罪悪感を持っているかもしれない。明日は来ないかもしれないな…。オレは、最悪、その覚悟だけをしておいた。寮に帰って、水をガブガブ飲む。シャワーを浴びて、ベッドに横になった。さっきの残像ばかりが頭に浮かんで、グルグルとオレの気持ちをかき回した。来て欲しい。どうしても会いたい。帰るべきじゃなかった。どこかに連れて行ってしまえば良かった。酔ってても良かった。軽い後悔が残る。帰ってきちゃったんだから仕方ないのに。もう自分の腕の中にタカダさんを抱く事は無いかもしれないな…淋しさとやりきれなさばかりが残った。でも、もういい。今日のことは今日のこと。明日ダメならその時嘆こう。目覚ましの音で目が覚めた。セーブしながら飲んでいたせいか、酒は残ってないようだ。でも、ぼんやりと薄く眠った感じだったので、ちょっと疲れが残っている。なのに、気持ちだけは妙に高ぶっているようだ。どうする?行くのか?自分に聞いてみる。もしかしたら、もう向こうの魔法は覚めているかもしれない。でもオレは…。車をゆっくり運転した。来てくれるかわからない相手を迎えに行くなんて、オレはどうかしているんだろうな。タカダさんの家の近くに車を止めて電話を入れる。心臓がバクバク音を立てていた。コール音が3回。「はい。」「オレです…。」「うん。」「来ますか?」しばらく返事が無かった。沈黙が長く感じる。「今どこ?」「タカダさんちの脇の道。」また沈黙があった。帰るべきかもしれない。「もう少し先、駅と反対方向にコンビニがあるの。わかる?」「うん。」「そこで待っててもらっていい?あと30分かかってもいい?」「うん。」電話を切った。もう多分、自分を止められない。
2007年09月05日
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おはよーございます!ようやく、行った行った~!学校へ!で、私は家事よりもまず先にブログを始めると言う…。昨日は、夏休み最後にお決まりの宿題をしました~!!!子供の頃から私って変わってないわ…。もう、こんなのほとんど親への夏休みの宿題だよ~!見てコレ! 計算カードなんだけど、コレ一枚一枚に名前書いて来てだって~!うっかり、すっかり忘れてたよ~!あと、コリラックが全部夏休みの宿題終わってるか見て~明日の支度をして~終わった時はホッとしちゃいました。脱力~!!!私が子供の頃は、泣きながら夜遅くまでやってたなぁ~。親はチェックなんかしなかったし!も~、ダメダメなのは、大人になってからも続くのね!?パパがキチンとしてて良かった~!私がちゃんとしてなかったのを更にダブルチェックしてくれました!師匠っ!!!って、パパのこと思いました~!そんな中、「LIFE」の録画を見れました~。よーやく、少しホッとしつつ見れるよ~!長かったわ!同じ夏休み旅行でも、本当に友達になった人たちと行くのと、ウワベだけの友達だと、こんなに違うんだってこと、よく出ていたと思う~。本当に友達になるって、難しいんだけどね…。どちらの旅行も経験あるだけに、すごくよくわかってしまった。来週は、いよいよ!…なのかな?勧善懲悪で、イジメ問題は終わらないと思うんだけどね。 さて、今朝は起きれなくて、ぼぉ~~~っとしてたし。ダメママ道はまだ続くんだなぁ…。で、今日は防災訓練とかで、学校へお迎えに行かねば!ガンバリまっす~♪♪♪ 昨日は夏休みの最後「よいこのビール」で乾杯~!味はシャンメリーに近いよ♪ コリラック、ちゃんと「ぷは~!」って言っててカワイかったです~♪♪♪今日は小説更新~! --------------------------------- 「アイツとオレ38」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)タカダさんは、寄りかからせることを特に拒まなかった。ぼんやりと酔った頭で考える。この感じだと、酔ったなりゆきで、ホテルにお持ち帰りできちゃうかもしれないな。試してみる?でも、それはしたくない。してしまいたいけど、したくない。寝た後が怖い。本気になってしまいそうで怖い。オレは独身だからいいけど、彼女は結婚してる。本気になった時、つらいのはこっちじゃないだろうか?家庭を壊すほど、彼女がオレを好きになるだろうか?そんな自信はオレにはなかった。そこまで彼女に好きになってもらう自信。でももしも来たら?それは自分にとって重くないだろうか?でもこれは言い訳だ。こうして現実的な理由を並べて、自分の心を抑える。本当は、抱きたくて抱きたくてたまらないのに。本能に従って、思いのままに彼女を抱いてしまいたいのに。酔っているんだから、後で言い訳をお互いするのは簡単なはずだ。 アレハヨッタウエノマチガイデス後のことは寝てから考えればいいんじゃない?嫌がられるか、それとも抱き寄せてみるか、彼女の体のぬくもりが伝わってくる。オレはため息をついて、時計を見た。「そろそろ帰らないと、電車がなくなりますよ。」「うん…。ごめんね。」ぼんやりとした声でタカダさんが言う。かなり酔ってるんだと思った。彼女を支えながら、何とか電車に乗った。「あ~カッコ悪い。ごめんね、赤木くん。」「いいですよ。大丈夫ですか?」「うん…。」ようやく座れた席で、彼女はオレにもたれかかって眠ってしまった。よほど気を許しているのか、安心されているのか…。誘惑されてる訳じゃないよな…?自分に都合のいいことを、つい考えてしまう。タカダさんの駅に着いたものの、彼女は完全に泥酔状態だった。しょうがないので、半分かかえた状態で家に連れて行く。マズイよな、ダンナさんがいるだろうし…。「タカダさん、もうすぐ家なんですけど、一人で家に入れますか?ダンナさんいるだろうし、マズイでしょう?」家の前でオレはタカダさんに呼びかけた。「…ん。いない。夫は今週いないの。」は~っとオレはため息をついた。それでも、家に行くのはマズイ気がして。「鍵、ありますか?自分で開けられますか?」「ん…。ここに入ってます…。」タカダさんはゴソゴソとバッグを開けるけど、一向に鍵が出てこない。仕方がないので、オレがバッグの中を探して、鍵を出した。オレは一体何をしてるんだろう?酔ってるせいなのか、半分覚めてるからか、現実感が無かった。中は真っ暗で、玄関にタカダさんを一旦置く。電気を手探りでつける。「すみません、ここで大丈夫ですか?自分で鍵を閉められますか?」「うん…。ありがとう。大丈夫よ~。」すっかり足が立たずに、半分寝ている状態のタカダさんを置いていっていいのか迷った。タカダさんじゃなければ、簡単に抱けるんだけどな…。「すいませんでした、こんなに飲ませちゃって。でも、向こうに行ったら、男の前でこんなに飲まないで下さいね。オレだからいいけど、襲われちゃいますよ。」「いいよ~、赤木くんなら。」いつものメールでの冗談のように、タカダさんが言う。「はは…。冗談でも、そういうこと酔っていうのダメですよ。男は本気にするんですから。」「だって、酔わなきゃそんなこと言えないじゃない。」オレが固まった。そんなオレを見て、酔いが覚めたのか、タカダさんが言う。「うそ。ごめん。何言ってんだろ。ごめんね、送ってくれてありがとう。もう、帰って。ホントに大丈夫だから。」オレはかがんで、タカダさんの顔をジッと見た。ホント?ウソ?でも、もうそんなことはどうでもいい。タカダさんの頬に手を当てる。やわらかくて、少し熱を帯びている。彼女の唇に軽くキスをした。彼女がオレをジッと見る。「明日、会える?」オレが聞いてみた。「え?」「酔ってなんて、嫌だよ、オレ。ホントにタカダさんのこと好きだから。これきりだとしても、ちゃんと酔ってない時にしてほしい…」タカダさんを思いきり抱き締める。「一日でいいから、オレのものになってよ。」
2007年09月03日
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このタイトルで、日記書こうと思いましたが…バアバから呼び出しかかりました!帰ったら、再度書こうと思います。このまま閉じるのもお名残惜しかったので…。ではまた夜に~!!!
2007年08月29日
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こんにちは~♪昨日は友達と待ち合わせて渋谷まで行きました~!行きにランチビュッフェを食べました~! 一人千円!ご飯も美味しかったけど、デザートがものすんご~く美味しかったです♪安っぽくなくて、ビックリしました!オナカ大満足で、東京児童館へ子供たちを工作に行かせて、親は近くにあるAmerican Apparelへお買い物~♪ヨガ用にパンツを買いました!これで私もハリウッドセレブの仲間入り?…な訳無いですが~! 工作はすっごく混んでいて並びましたよ~。 作ってる風景 やってる間は子供たちだけで参加なんで~友達の子供は、コリラックと同じ歳の女の子です♪終わったらPHSで電話してもらうようにして、親は近くでペチャクチャしゃべってました~! これがコリラックの作品(鉄砲とビー玉万華鏡) 万華鏡はこんな感じで見れます~ あちこち放牧させて、親も子供も大満足!!!でも、電車一時間の旅は疲れますね~。その時に、友達から「ショーシャンクの空に」が面白かったなら、「デッドマンウォーキング」も観るといいよ!と勧められました。今度観ようと思います♪ 帰ってから作ったよ…ご飯~! 今日は午後から、学生時代の友達と会ってきま~す♪今日の友達の子供は姉妹だよん♪♪今日も日記小説更新~-------------------------------------- 「アイツとボク36」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの彼女(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)寝ようと思っていたら、カリナから携帯にメールが来た。 会いたい。すごく会いたいよ。 でも明日も会社なんだよね。 オヤスミなさい。何だか嫌な予感がした…。急いで返事を書く。 どうしたの? 何かあったの?返事が来る。 何でもないよ。 ちょっと疲れちゃったの。 ごめんね。コレは変だ。何だかおかしいと思った。放っておくべきなんだろうか?でも、放っておいていいのか? 電話して大丈夫?待ってる間も気が気じゃない。もう、聞かないで電話しちゃえば良かったと思って、カリナの番号を押そうとした時に携帯が鳴った。「ごめんね…」いきなり元気が無いカリナの声がした。「何かあったの?」「…」カリナは返事をしてくれない。「言えないことでもあったの?」「…ううん。声が聞けて嬉しい…」ホントにそれだけなんだろうか?言葉にしてもらえないことがもどかしい。話を逸らされてる気がする。ボクはため息をついた。「ボクはそんなに頼りにならないのかな?」「そんなことないよ。そんなことないけど…。」ボクは返事を待った。「一つ言い出したら、止まらなくなっちゃいそうなの。そしたら、嫌な人になっちゃいそうで嫌なの。自分を嫌いになっちゃいそうなの…」ボクは時計を見て、ちょっと考えた。「今から会う?そっちに行こうか?」「え…?!」カリナが驚いてるのが声でわかった。本気で会いたい訳じゃないのかもしれない。「本当に会いたいのなら、そっちに行くよ。」ボクは念を押してみた。「ううん、いいよ。そう言ってくれるだけで充分だから。ごめんね、本当に。つまらないことで…困らせてるよね。」「別につまらないことじゃないし、困ってもないよ。」ボクは即答した。「会社のこと?」カリナが何も言わないので、多分そうなんだろうな…と思った。「大丈夫、ホントに。ちょっと元気出たよ。何やってるんだろうね、私…。疲れてるみたい。」本当に疲れた声を出したかと思うと、今度は泣いてる声が聞こえる。かなり情緒不安定じゃないか?こんな時は、お互いが親といっしょに住んでいることが煩わしい。「カリナ、明日会える?何時になってもいいから。会おうよ。ホントは今だって、ホントにそっち行ってもいいんだから。明日、会社休んでもいいよ。」カリナの泣き声が止まって、ボクは返事を待った。「…ダメだよ、そんなことしちゃ。仕事に響くでしょ?」「そうだよ。でも、それより大事なことな気がする。」「ダメだよ、…男は、稼がなきゃ!」ボクはちょっと笑う。「稼がなきゃダメなの?」「そうよ。それで、女の子にプレゼントしてくれるものなの。」「そしたら、女の子は元気になる?」「そうね…。ちょっと慰められるかも。」「女の子は現金なんだな。何が欲しいんだと思う?」「そうね…、高級バッグとか、アクセサリー!」「バカじゃん!」「ホントだね。」カリナが軽く笑った声がしたので、ちょっとホッとした。「ホントに大丈夫だから。うん、明日やっぱり会いたいよ…。少しでもいいの。」「じゃあ、泊まりの支度してきてよ。」「え…?本気で言ってるの?」「カリナ次第ではね。」カリナはちょっと考えてるようだった。親の手前や仕事を考えると、平日泊まるのは難しいのかもしれないな。と、ボクは思った。でも、ちょっと会うのでは済まないかもしれない。泣きだすことは覚悟しておかないと…。それくらい、カリナが情緒不安定になってきている気がした。「考えておく…ね。」それから少し話して、電話を切った。周りが聞いたら呆れちゃうような、好きとか、会いたいとか、そういうことをお互い言って。いつもなら、切った後は、そんなことを言ってた自分が恥ずかしくて、笑ってしまいそうになるけど、今日は違った。明日の仕事のことが頭に浮かんだ。会うためにはどうするか…。とにかく眠らなくちゃいけない。仕事を早く終わらせないと…。カリナが笑ってくれなかったら、ボクは安心して眠れなかったと思う。カリナが泣いてる顔が目に浮かんでくる。遠い。抱き締めたくても、なだめたくても、何もできない。カリナが無理をして笑っているのは明らかだった。こうして家にいるのが、とてもジレったいことのように思えた。早く明日になるといい。そして、顔を見て安心したい。だけど…。もっともっといっしょにいる為には、家をでなきゃいけないんだろうな…。カリナがボクをとても必要としてるのがわかる。でも、それには現実が重くのしかかってくる。一人暮らし?結婚?今がその時期なんだろうか?ボクは考える。
2007年08月28日
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今日は、昔の職場友達と会ってきます~!渋谷に行きます!友達は、コリラックと同じ歳の女の子がいるんで、長期休みにはお互い連れて来て会ってるんですよ~♪でも、コリラックは忘れていたりします。男だからかなぁ?コリラックだからかなぁ?小説更新していきまーす! --------------------------------- 「アイツとオレ36」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)かなりどこに行くか迷ったし、本当は最後とは言っても、自分の中で葛藤があった。オレは、淋しい時は、結構何も考えずに、女と付き合える人間なんだな…って、自分のことを思ったけど、今回は、ちょっとそれとは違う。タカダさんが喜ぶ顔が見たいと思って、どこに行くか考えたり、いっしょに過ごせるんだと思うと、ちょっとワクワクしたけど、彼女は奥さんなんだし、もう会えなくなるんだと思うと、そんな思い出は作らない方がいいんじゃないか?と、思ったりした。やっぱり意外とオレは真面目なのか?先輩では人妻なんかと平気で付き合ってたりする人もいるのに。相手が本気になったから、怖くなって逃げたよ。なんて、笑いながら言ってた。でも、オレの場合はどうだろう?一応、そういうのは避けてたし、恋愛対象外だった。でも、割り切って付き合えていいとかって言う人もいる。それは恋愛とは違うんじゃないだろうか?よくわからない。って言うか、人妻と恋愛?マズイだろう、それは。アオヤンはどうだったんだろう?アイツは苦しかったって言ってた。そしてちゃんと自分だけで終わらせていた。でも、ただの食事だよ。深い意味なんか無いはずだ。そう自分に言い聞かせて、で、やっぱり言い出したものの、やめようかなって思ったりするのに、翌日は、やっぱり最後くらい、楽しい思い出が欲しいと思ったりした。タカダさんから今日もメールが来ている。オレは誘ったものの、特にいつにするか連絡をしていない。 今日は、係長が「タカダさん仕事できたから、後任が心配だよ」 って言ってくれました。 そんなこと、あの係長が言うとは思ってなかったから、 ちょっとウルウルきそうになりました…。 いろんな思い出ができて、 本当にこの会社で働けて良かったな~って。 今更ながら思ってます。 ツライ時も、我慢して良かったって…。 こんなメールをもらえるオレだって嬉しいですよ。少しずつ、お互いの本音を出せるようになっていったメール…。コレも、もう終わり。 オレも、そう思ってますよ。 タカダさんは、すごく頑張っていたし、抜けたらその穴は大きいです。 それにしても、あの係長が…。 タカダさんスゴイじゃないですか! ところで、以前言っていた話ですが、 いつなら大丈夫ですか?結局迷ったものの、オレはいつもの世間話の最後にこうメールに書いた。タカダさんから返事はなかなか来なかった。もしかしたら、オレと同じように迷ってるのかもしれない。でも、それならそれでいいかもしれない。無理に作るような思い出なんて、作っちゃいけない気がした。なのに、どこかガックリ来てたりして、オレは一体何なんだろう…。さて、今日はもう帰ろう。そう思って、帰りにメールをチェックしたら、タカダさんから返事が来ていた。今日はもうあきらめていたのでビックリした。 すみません!今日は引き継ぎのこと等で、忙しくて全くメールが開けなくて~。 最後の日以外の週末ならいつでも空いてます。 楽しみにしてますね!読んでいて、それなら良かったと思うと同時に、向こうは大して意識していないんだろうと思った。そうだよな、単なる食事。オレがおかしい。気を持ち直して、今週の金曜で約束をする。終わったら、携帯に連絡して下さいと。金曜日。その日は研修出張で一人だった。オレは昼飯を食べ終わり、携帯を見てみると、見慣れない電話番号が表示されていた。自宅番号のようだった。携帯番号なら、無視するところだったけど、何となく気になって、折り返し電話をしてみる。通話音の後に出たのはタカダさんだった。「あ、ビックリした~!」「こっちこそ、ビックリしましたよ!」「ゴメンね、今日は有休消化しちゃったの。派遣でも、何年も勤めるとあるんですよ。でね、どこに行けばいいんだろう?って、聞いておこうかと思ったけど、やっぱり夕方まで待ってようかな~って、電話かけたものの、すぐ切っちゃったの。履歴残っちゃったんだね。仕事中、スミマセン。」「いや、今は大丈夫ですよ。昼休みなんです。じゃあ、せっかくだから、こっちの近くまで来てもらおうかな。実は、そうしてもらおうかと思ってたんで。早目になって良かったですよ。」オレは待ち合わせ場所と時間を指定した。一応、オレが遅れた時を考えて、まずは喫茶店にした。それまでは、会う実感がなくて、何だかソワソワしていたけど、今度はワクワクしてきた。退屈な研修の話も、これが終わると会えるんだと思うと、ちょっと気合が入った。あ~、オレは単純だな。ただの食事だっていうのに。終わると、とりあえず自分の気持ちを落ち着けるために、周りに合わせて研修場所を後にしたけど、駅が見えるとつい足が速くなった。電車に乗る前に、一応、予約しておいた店に電話をして、時間を早くさせてもらう。電車の中では、とにかく落ち着きたくて、何かをしていたくて、タカダさんを待つ間、本でも読んでようかと持ってきた小説を開いたけど、何だか頭に入らなかった。まあいいや、ほんの何駅か。待ち合わせの店に入る。中にはタカダさんが待っていた。見て、ちょっと驚いた。いつもならシンプルなスーツを着ているのに、今日は女性らしいワンピースだった。化粧も。キレイだった。ホントに。心臓が高鳴る。誘って良かったと思った。
2007年08月27日
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今日も遊園地のプールに行ってきま~す♪きっと混んでるんだろうな~。帰りは花火を見て帰る予定でいます!また明日、どんな感じかUPします~♪そろそろ終わったかなぁ~ RIP SLYME - NETTAIYA (熱帯夜) それにしてもエロい映像だ…小説は更新~!-------------------------------------- 「アイツとボク35」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)イグチくんの結婚式の翌週、カリナに会った。海が見えるオープンカフェだった。ボクがどんな感じだったかカリナに話すと、カリナがポツリと言った。「いいなぁ…結婚。私も寿退社しちゃいたいなぁ。」そんなことカリナが言うと思ってなかったので、ボクはちょっと焦った。飲物を飲んで、返事を何て言うものか考えてしまう。「あ、ごめん。おねだりじゃないよ?ただ、ちょっと仕事嫌になっちゃっただけ。」話が仕事に移ったので、ボクはちょっとホッとして聞いてみる。「仕事?嫌なの?何で?」「たいしたことじゃないのよ。私が今仕事で組んでる男の人がいてね、その人が、女の先輩の前で、どうやら私のことを誉めちゃったらしいの。よく、わからないんだけど、それが原因なのか、何なのか、その先輩の私への仕事の対応が最近変で…。私がチェックしなきゃいけない伝票がまわってきてなかったり、処理してなかったことで、上司からチェックが入って、もう一度見直ししなきゃいけなかったり、いっしょに組んでる人も、何だかよそよそしくなって、ちょっと疲れてる。」そんなことがカリナに起こってるなんて知らなかった。ボクの会社でも、時々何かしらトラブルは起こっているようだけど、外回りしているボクには、ちょっとした噂しかまわってきていない。今まで他人事だと思っていたけど、カリナにそんな話があるとなると、どうも心配になってしまう。「そうだったの?大丈夫?」ボクがそう言うと、カリナはちょっと笑顔を作った。「うん、大丈夫。つまんないことで逃げようとしちゃダメね。」ボクはカリナの頭をなでた。「やだ、大丈夫だってば!」カリナは笑ったけど、それからいきなり顔がくずれて泣き出した。それからずっと涙を出していたので、ボクは落ち着くまで、隣に移って、カリナの肩を抱いていた。周りの人がジロジロとボクらを見ていたけど、別に別れ話をしている訳じゃないし、最初はどうしようかと思ったけど、あまり気にならなくなってきた。「落ち着いた?」「うん。」カリナが泣いている間、ずっと考えていたことがある。こんな時、結婚していたらどうなんだろうと。いっしょに暮らしていたら、すぐに仕事を辞めていいよって言えるのだろうか?どちらにしても、彼女が悩んでいることにはすぐに気がつけたような気がする。その日は映画を観ることになっていた。前売りを買ってあった。でも、何だかどうしても二人きりになりたくて、ボクがホテルに誘ったら、カリナはスンナリ頷いた。いつもは、「ヤダ!昼間から、エッチだね~!」とか言うのに、今日に限っては、そんな言葉さえ言い出さなかった。抱き合って、時間が来たら出て、夕食を食べて…。その間のカリナは、いつもよりどうも弱々しく見えた。いつも元気なのに、今日は、元気に振舞うほど、ワザと笑ってるみたいで、弱々しく見えた。帰りの電車は無言だった。カリナがボクの手をいじる。ボクの手を見て、手相をなぞったり、指を触ったりする。ボクの手を握ったり離したり。その仕草が好きで、もっとずっと、いっしょにいたいと思う。カリナの駅に着いた。カリナが淋しそうな顔をしていた。「そんな顔すると帰れなくなるんだけど…。」ボクがそう言って、カリナの頬に触れたら、カリナがその手を握って、頬をすり寄せた。そして笑顔を作った。いつも別れる家の側まで来ても、ボクが帰ろうとしないので、カリナが聞いてきた。「どうしたの?」「いや、大丈夫かな~と思って。」「大丈夫よ。元気もらったから。アオヤンこそ大丈夫?私元気さっき吸い取っちゃったよ。」「うわっ!気付かなかった!」ボクもおどけて言って、カリナが家の前から手を振る。ボクも振り返りながら手を振る。ずっと、いっしょにいた時のことを考えながら、家に帰った。帰したくなかった。会社さえなければ、ホントはもっとずっといっしょにいたかった。「ただいま~」「ご飯食べてきてあるよね?」家に入ったボクに、母親が真っ先に言った。「うん、食べたよ。」「なら良かった。さっさとお風呂に入っちゃってよ。」「ん~、わかった~。」兄が結婚して部屋を独り占めできて間も無い。ようやく一人で広々と部屋を使えるようになっていた。自分で稼いだ金の、一部だけ食費を入れれば、後は自由にお金を使っていい生活。洗濯もやってもらえるし、食事も出てくる。やりたいことがあれば部屋に行けばいいし、一人になりたくなれば、ここでぼんやりしていていい。カリナと結婚したら、こうはいかなくなるんだろうな。ボクはまだ、この生活ペースが気に入っていたので、しばらく崩すつもりはなかった。でも…。部屋で一人でいると、ちょっと考えてしまう。結婚か…。まだ現実的にできないような気がした。二人で生活するには、お金はいくらかかるのだろう?今までのように、実家で暮らすようなワケには…いかないよな、やっぱり。でも、きっかけとして、これがカリナとの結婚を意識した始まりだったと思う。
2007年08月25日
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昨日は、結局帰りが10:00になってしまいました~!夕食まで御馳走していただいて、tweetyちゃん、どうもありがとう~♪出掛け、忘れ物をして、駅から家まで往復。お陰で汗だくになってしまいました…。遅くなってしまったものの、温かく迎えていただき、このような手作りランチを御馳走になりました! 手作り生パスタとコリラックの大好物のグラタン~♪ウマウマだよ!さっすがぁ~!!!それからこんな水遊びのできる場所に連れてってもらいました~!!! ここは無料ってとこが嬉しいです!で、帰りそろそろ帰るか~って思っていたら、コトリくんが、「ポケモン見てから帰れば?」って。そしたらtweetyちゃんが即夕食に美味しい焼きソバを作ってくれて、思いがけず長くいられて、すっごく楽しい一日を過ごすことができました~♪本当に本当に、どうもありがとう~♪それでは、今日も小説更新です~! --------------------------------- 「アイツとオレ35」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)帰りは終電になってしまったから、タカダさんの家が、オレの寮の二つ先の駅だってわかっていたので、送ることにした。考えてみたら、前はサキのアパートに行ってたから、こんなことしなかったんだな…と、オレは、当時のことを思い出した。サキのことは少しオレの中で思い出になってきていたけど、久しぶりに思い出すと、少し胸がまだ痛むことに呆れてしまう。タカダさんが辞めるまで、あと一ヶ月。何だかすごく淋しかった。この人を失うのが淋しかった。こうして暗い住宅地を二人で歩いていると、彼女に触れてみたくなる。でも、そんなこと強引にして、残りの一ヶ月を避けられたりしたら…そう思ったら何もできなかった。ガキみてぇ~だな。自分で自分が可笑しくなった。「どうしたの?」いきなり笑ってしまったオレを見て、タカダさんが言った。「いや、こんなの初めてだな~と思って。タカダさんとは、ずいぶん話した気がしたのに、家も知らなかったんだな…って。」「知ってたら怖いよね?ストーカー?」二人で笑った。「あ、ここだから。」タカダさんが家を指す。暗い部屋の窓が見えた。どの家も寝てしまってるのか、真っ暗だった。来る道も暗かったし、こんなとこに一人でいて、大丈夫なんだろうか?「気をつけて過ごして下さいね。ちゃんと戸締りしなきゃダメですよ!」オレがそう言うと、タカダさんは笑って、オレに手を出した。「今までどうもありがとう。」お別れの挨拶に握手しようってことなんだろう。オレはいきなりのことに一瞬頭が真っ白になってしまった。それでも何とか手をだして、彼女の手を握った。柔らかくて、温かい手。本当にお別れなんだと思った。「ありがとうございました…。」それだけ言うのがやっとだった。手を離すと、タカダさんも何も言わずにオレの足元をジッと見ていた。「じゃあ…。もう遅いし、危ないから、中に入って下さい。」「うん。」タカダさんが階段を登って行こうとする。時々振り向いて、オレに手を振る。オレも手を振って、彼女が見えなくなると、駅まで歩いた。そこでタクシーを拾う。彼女の手のぬくもりが、まだオレの手に残っている。参ったな…いっそ、もう会えないなら、強引なことをしてしまいたかった。でも、そうしなくて良かった。嫌われたくないなんて思ったのは、何年ぶりだろう。そう思った相手が人妻なんて、オレは本当についてない。まあいいか…。多分食事なんてすること無いだろうけど、今日はすごくいい思い出になった。あと一ヶ月、楽しくメールでもできたらいい。週末は、アオヤンと釣りに行った。カリナちゃんもいっしょに来た。こうしてると彼女欲しいな~なんて、すごく思うけど、この空気はそれはそれで気楽で楽しかった。タカダさんのことを思い出す。まだ握った手の感触を手が覚えている。今頃どうしてるんだろうか…。驚いたことに、その日一番釣れたのはカリナちゃんだった。ありがたく、その魚を塩焼きにしてもらって、その場で食べたら美味かった!「あ~美味しかった!会社行きたくないなぁ」カリナちゃんが言った。「うわ~!会社のこと思い出させないでくれ!」アオヤンが言った。「またいっしょに来ようや。」オレが言うと、二人とも笑顔で頷いた。次の楽しみができたって感じで。こう週末が楽しかったりすると、会社に行くのがかったるい。しかも、タカダさんが辞めちゃうと思うと、より一層、行くのがめんどうになった。でも、行かなきゃ彼女に会えない。生活に金も必要だしな。オレは渋々、支度をする。会社に着いてメールをチェックする。タカダさんからメールが来ていた。心臓が、少しドキリとする。 おはようございます! 先週はありがとうございました。 御提案の件なのですが、 ありがたく、お受けしようかと思います。 でも、高級じゃなくて大丈夫です。 オススメがあったらヨロシクお願いします。 ではでは。その日は、嬉しくてたまらず、仕事の顔を作るのに苦労した。
2007年08月24日
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今日はコトリくんの家に遊びに行ってきま~す♪電車一時間ちょっとの旅。子供と徒歩含めると2時間くらいかな?どんなに離れていても、大丈夫。大好きな友達に会いに行けるのは、とっても嬉しい。今日は小説を更新して行きマース♪今日はちょっとこんな曲どう? 太陽のにほひ 森山直太郎 -------------------------------------- 「アイツとボク34」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)次は赤木くんが運転をした。「まだ、あの女の子と付き合ってるの?」ボクは、以前会った女の子を指して言った。「え?誰?ナナコ?ミカ?」はぁ~、とボクはため息をついた。「いや、ボクだって名前は覚えてないんだけどさ。」「今はテキトーに付き合ってんのが楽しいんだよ。」相変わらずのことをアイツは言った。「なんでオマエに女が行くのかなぁ。おっかしーよな。」「オマエにはカリナちゃんがいるからいーじゃねぇか。にしても早くね?まだ24だろ?浮気とかしねーのかな?」「したとしても、イグチくんじゃ、わからないよ。顔に出ないし、教えてくれなそう…。何かやっても、ボクらは知らずに事後報告だしね。」「そりゃそうだ!」赤木くんが笑った。しばらく車の中でBGMを聴きながら、いきなり赤木くんがポツリと言った。「まあ、あの結婚式のイグチ見たら…ちょっと羨ましいけどな…。」赤木くんの気持ちが何となく伝わってきて、ボクは無言になる。「何、黙ってんだよ?やめろよ、そういうの。」アクセルを踏んでスピードを少しあげた赤木くんが、イラついた口調で言う。「別に何でもないよ。どうして、そんなにピリピリした言い方すんの?」「ピリピリなんてしてねーよ。何だか腫れ物に触るみたいなオマエの態度がムカつくんだ。」ああ、やっぱりそうだったんだな。だから、ボクを遠ざけてたんだ。だけど、どうして心配しちゃいけないんだよ。腫れ物だなんて思ってないのに。「もう、オマエいい加減にしろよ!ボクがどんなに気を遣ってるかわかんないの?!」いい加減、ハラがたってきて、つい声を荒らげてしまった。驚いたアイツがボクを一瞬見て黙っている。「オマエに、気なんか遣われたくねーよ。」赤木くんがボソリと言った。「気なんか遣うなよ!何でも言えばいーじゃねぇか!オレはオマエのこと何でも話せるヤツだと思ってんだからよ!気を遣うような関係にするなよ!」ボクは彼の剣幕に驚いたけど、言ってることは妙に嬉しかった。うまく、自分の気持ちを言い出せなくて、ようやく一言だけ言葉が出た。「ゴメン…。そうだよな。」流れていく高速の風景を眺めながら、ボクは思ったことを言った。「気なんか遣うべきじゃないよな。言いたいこと言ってやる。オマエ、女と付き合いすぎ。ってか、遊び過ぎだろ?ちょっとは控えろよ。じゃなきゃ、もう遊んでやらねーぞ。それに…」ちょっと迷ってから、やっぱり言った。「サキちゃん位、本気にならないと、結婚なんて相手と巡り会えないぞ。」ははっと赤木くんが笑った。ボクは更に付け足す。「ボクも、オマエのこと何でも話せるヤツだと思ってるよ。」赤木くんが運転しながら、まっすぐ前を向いて言った。「さんきゅー。」覚えてるかよ、この時のこと。ボクが、オマエに声を荒らげたのは、あの時くらいじゃないかな?ケンカって呼べるのも、あれ位なのか?もう一度、そんなことがあったよな。でも、オマエ、また仲直りしてくれた。ボクのために戻ってきてくれたんだよな?でも、今はそのことだけが、ボクの中で、オマエに最高に感謝したい出来事なんだよ。
2007年08月23日
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今日も溶けるような暑さでしたね…。私とコリラックは昼頃に実家に行き、昼を外で御馳走になってしまってから、母親が、今なら水着がバーゲンになってないかな?って言うので、イトーヨーカドーまで、母親の水着を買いに行きました~。来年も、孫といっしょにプールや海に行くつもりでいるようです。気持ち上向きで良かった!母は、今まではワンピースタイプの黒地に花柄の水着でしたが、兄嫁のタンキニ(ここではタンクトップ付きビキニ)がズボン付きで、あんなのが便利そう!と言って選びに行きました。もうデパートは流石にバーゲンは終わっただろうけど、ヨーカドーにはあった!バアバは白地にピンクの花柄で、下にベージュのパンツが付いてる4点セットのタンキニを購入!「1年着たら多分もう着ないだろうから、アンタにあげるわね。」ははは…。楽しみに待ってますよ~。若いオネーチャンの水着姿の方が男性は嬉しいだろうけど、この先何年もこの水着着て、海だのプールだのにいっしょに行ってくれる、元気なバアバが見れるといいな!では、小説を久々に更新~♪ --------------------------------- 「アイツとオレ34」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)オレがいつものようにメールをチェックしていると、タカダさんから珍しく二通目のメールが届いた。 良かったら、仕事が終わってから、 以前連れていってくれたお店で、会えませんか?何だろう?そう思ったのと同時に、今までそういったことがなかったので、嬉しいような気持ちと嫌な予感と、両方が頭の中に浮かんだ。 いいですよ。 でも、今日残業をしないとマズイんです。オレは返事を書いて、仕事を早く終わらせるよう、努力した。合間にメールが届いていた。 大丈夫です。 突然、ごめんなさい。 お店で待ってます。オレは9時頃には行けると思うことと、念の為に自分の携帯番号をメールに書いて、そのまま仕事に向かった。結局仕事が長引いてしまった。10時。もうタカダさんはいないかもしれないと思った。店の中に入ると、タカダさんは本を読んでカクテルを飲んで待っていた。「すみません、遅くなっちゃって。」ホッとしたオレは、飲物を注文してとりあえず座った。「ううん、大丈夫よ。こっちが呼び出したんだから。でも、もう来れないかと思っちゃった。」「すみません。もう明日から取引先が休みになっちゃうんで。時間大丈夫ですか?」「うん、大丈夫よ。今日は何時でも大丈夫。夫は今週は泊まりで地元に行ったから。」そう言って、カクテルを一口飲んだタカダさんは、一呼吸置いて言った。「話はそのことなの。夫が地元の会社に戻れることになったの。それで、地元に帰ることになったの。」「え…?」いきなりの本題に驚いてしまった。オレは、とりあえず、その場に運ばれた飲物をゴクリと飲んだ。何も言えなかった。タカダさんの地元は、車ですぐに行ける距離ではない。飛行機?フェリー?いずれにしても、もう会えることは、ほぼ無いだろう。「今月いっぱいで会社をやめることになったから、赤木くんに挨拶したくて。あ、送別会は、最後の日に開いてくれるって、今日、報告した時に言われたんだけど、一応赤木くんだけは、みんなより前に直接お別れがしたかったの。だから、今日は奢っちゃうよ!」「あ…、いや!いいですよ!オレが奢ります!待たせちゃったし、ぜひ奢らせて下さい!」「え~、こっちが呼び出したのに~。それで奢らせるのも悪いよ。」「いや、こっちがお礼したいんで。でも、この店でいいんですか?こんな時間だし、もう食べたいもの無いですか?」オレはメニューを開いた。「良かったら、日を改めて今度どこか連れて行きますよ。」言ったものの、よくそんなこと思いついたもんだと自分で自分を感心してしまった。これじゃあ、誘ってるみたいじゃないか?変なふうに取られないだろうか?「じゃあ、フレンチのフルコースをお願いね!」タカダさんは冗談なのか、本気なのか、笑いながら、あっさりとオレの言葉をかわす。それを本気に変えたくなって、オレが言う。「わかりました。ホントにいいですよ。御馳走しますよ。」「え…」一瞬、タカダさんがホントに驚いたのがわかった。「じゃあね~、高級ホテルのお願いしちゃおうかな。」「いいですよ。」「高いよ~。すっごい!ビュッフェじゃなくて、コースがいいな。運んでくるやつ。」「いいですよ。」「最上階で、ラウンジでカクテル付きで…」「いいよ。」本気で、最後なのかと思ったら、そういうのもいいかと思った。それくらい、この人には精神的にいろいろ助けてもらった。新人の頃からずっと。本人はわかってないだろうけど…。「ううん、ホントにそんなつもりで言ったんじゃないのよ。じゃあ、ここのお店のね~、カクテル飲みたいな~。どれが美味しいの?」「タカダさんさえ大丈夫なら、ホントにそういう店に連れて行きますよ。調べておきますから。最後なんだし、それくらいさせて下さい。」タカダさんは、オレがそんなことを言い出すとは思ってなかったらしい。カクテルをチビチビと飲みながら、ちょっと考えてるようだった。「タカダさん、うちの会社には何年いたんですか?」「え~っと、赤木くんが来る半年くらい前からだから、…3年?4年になるかな?ずいぶん更新してもらえたよね。すごくありがたかったな~。」タカダさんと出会った時の電話の仕事を思い出す。お互い、その時の話をして笑う。帰りは、タカダさんが席を立った時に会計を済ませておいた。タカダさんがお金を渡そうとする。「ここで、このお金もらったら、高級フレンチに行ってもらえなかった時にお礼できないから。」オレが笑ってそう言ったら、タカダさんがお金をひっこめた。やっぱ、二人でそんな食事なんてしないか。オレはちょっとガッカリする。「さっきの話、冗談じゃなくて、考えておいて下さい。最後じゃなきゃ、こんなこと言わないです。嫌なら、断ってもいいです。とりあえず、連絡待ってますから。」タカダさんは、オレの顔を見る。それから目を逸らして言った。「うん…」
2007年08月22日
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お休みに入ってしまいますので~PHSからUPできなかった時用に、私が以前書いた短い小説をUPしていきます!良かったら読んで下さいね♪ショート小説「ブログ物語」です!一つの話に3つの終わり方があります。好きな終わりを読んで下さいね~♪ブログ物語:前編ブログ物語:後編A(世にも奇妙な物語系が好きな方に贈るラスト)ブログ物語:後編B(ちょっと恋愛でせつなくなりたい方に贈るラスト)ブログ物語:後編C(冗談が通じる方に贈りたいラスト)時間があったら、真面目な連載小説も一話~いかがでしょう?「オレとボク」続きが読みたくなったら、ホームの左端、フリーページから、一日一話づつ程度お楽しみ下さい~!では、良いお盆休みを♪♪♪
2007年08月11日
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ヤバイです。昨日の睡眠不足が祟ったのか、午前中寝坊しました!今日もものすんごく暑い~!!!寝坊のしわ寄せが午後に~。子供が騒ぐ中、家事を黙々とこなしていく、自分が何だかウザい…。トラちゃんちのエアコンが壊れたとかで、私は鍵を預かり、今電気屋さんが来たので、行ってきました~。修理が終わったら呼ばれることになってます!子供たちは児童館。自分の時間がちょい淋しかったりするのは、暑いからですかね。今日は、とうとうエアコンにずっとお世話になりっぱなしです。昨夜の「肩ごしの恋人」の感想~もう、今続きを楽しみにしてるのは、コレと「女帝」と何といっても、「パパとムスメの七日間!」他のは、続きがどうなるんだろ?って気になりません。ダラダラながら見です。この話、見てると、何だかせつなくなってくる。そんなドラマが一本あってもいーわよね。それにしても、そんなに稼いでないはずなのに、米倉さんも高岡さんも、エステに行きまくるわ、旅行や飲み屋に行きまくってます!オマエら、生活ナメてんのかっ!!!!主婦の私は思わず叫んでしまいますね~♪私なんて、昼間のカラオケフリータイム500円、月に一度行くかどうか。ヨガは月2回2千円だよ。でも、アレはどーみても、そんなお値段じゃないはずっ!!!一体、あのステキな住家の家賃はおいくら~?もー、こないだから、ドラマ見てると、そんなことばっか思っちゃうわ!だって、カクテルとか、頼んで飲まずに出ちゃうんだもん。もったいない!でも、羨ましいのね、きっと~!!! たまには贅沢したいなぁ…。そんな我が家の夕食~ ちなみに、「地獄の沙汰も嫁次第」は、つい、シャミセンに合わせて踊ってしまいます!楽しいです♪-------------------------------------- 「アイツとボク33」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくはホーム左端のフリーページをどうぞ)ボクと赤木くんは、久しぶりに二人でボクの車に乗っていた。イグチくんが故郷で結婚したのだ。相手は大学の時から付き合っていた故郷の彼女。彼女がいるって聞いた時もビックリだったけど、こっちで就職したのに、故郷に戻って家業を継ぐことにしたのもビックリしたし、いきなり彼女と結婚するって聞いた時もビックリした。ボクらは、イグチくんの故郷まで車で行くことにして、向こうで一泊してきた。約4時間のドライブ。ボクらは交代交代で運転をした。「イグチはビックリ箱みて~だな。」赤木くんが言った。「ほんとだよ。いつも事後報告なんだもの。驚かされちゃうよ。」「にしても、アイツがあんなに泣くやつとは思わなかったな~。」「ボクも、ビックリしたよ!いつも落ち着いてて、そんなに感情を出すタイプじゃないもんね。」「悪ぃ、アオヤン、次のパーキング寄って。オレ便所いきてー。ハラ痛くなるとヤバいし。また入院したくないからさ。オナラ出たら、窓開けてくれよ~。」「げっ!マジで?まーでも、したくなったらしてもいーけどね。」「勘弁!なるべくトイレ行かせてくれ!オマエが良くてもオレは嫌だ!」「ボクだってヤダよ~!そういう趣味じゃないよ!」赤木くんは入院以来、ちょっとでも腹痛が起こると心配になるようだ。ボクも、ちょっと気になる。でも、赤木くんが気にしないようにしたかった。ボクらはパーキングに寄って、トイレを済ませて、少し混んできた高速にまた乗る。赤木くんは、サキちゃんと別れてしまった理由を、ぼくにポツリポツリと話してくれていたけど、まだ好きなんだろうな…ってことは、時々感じていた。ボクは初めて、人がヤケになるとどうなるのかを目の当たりにした。赤木くんは、わかりやすほど、それを表現したからだ。赤木くんは、手当たり次第、女の子を口説くようになり、いろんなことに投げやりになった。退院後も、落ち着いてからは、酒は潰れるまで必ず飲んでいたし、ボクの知らないところで、どうやらいろんな女の子と寝ているようで、本当に見ていて危なっかしい。みんなでバーベキューしてみたり、遊びに行ったりすると、必ず知らない女の子を連れてきた。しかもその場だけが多い。お陰で、名前なんて、いちいち覚えなくなった。「下手な鉄砲も数打ちゃ当たるんだよ。」そう言って、ケラケラと笑った。ヤバイな…そう思った。カリナは、赤木くん、変わったね…と、言って、心配しているようだった。それでも唯一の救いは、ライブの時の歌。その時だけは、何もかもを忘れるらしくて、練習してる時の話をするのは、とても楽しそうだった。でも、二人で飲みに行ったり、いっしょに釣りに行ったりした時には、時々フッと、ぼんやりどこか遠くを眺めていて、ちょっと淋しそうな顔をする。「どうしたんだよ?」ボクがそう言うと、軽く笑顔を見せて、「何?何がだよ?何でもないよ。」と、言った。この感じが女の子を惹き付けてるのかもしれないな…。男ながらにボクはそんなことを思った。痛々しいよ、オマエ。そう思った途端に、フザケて、冗談を言い出す。みんなはそれに誤魔化されてるみたいだけど、ボクはわかるんだよ。そういうの、嫌なんだろうな…。だから、赤木くんがしばらくの間、ボクを遠ざけていた時があったのも、何となくわかっていた。なので、イグチくんの結婚式をきっかけに、また電話がかかってくるようになったのは嬉しかった。
2007年08月10日
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ど~もぉ~。本日二度目の更新です!今度はちゃんとパソコンから~!と、言うのも、土曜からお盆休みになっちゃうんで、もしかしたら、更新できないかもしれなくて、ピッチからできるか試してみました~!バッチリできてましたね♪出先でもアンテナが立ってたら、メールで更新してみようかと思ってます!昨夜はですね~。泊まりで寝不足です!あ、私じゃないですよ!子供が~!バツイチの友達なら有り得ますが、私にそんな色気のある話はありません。もっとも、あったとしても、ここで話すかはわかりません!豆台風のトラちゃんが泊まりに来たんですね~!で、11:00頃まで「暑くて眠れない~」とか、4:00に「変な夢見た~」とか言って、オレンジの明かりをつけたりとか、(「大丈夫だから、寝なさい」って言ったら、すぐ寝た。)「トラ暑い、もっとあっち行って」とか、5:30に「トラ、朝だぞ!」「朝~?」とか…。「うるせー!もう寝てろっ!」って、つい口から出たわ…。「だって…コリラックが…」とか、聞こえたけど、またすぐ寝てた。6:40頃、元気に彼らは起きた。別室で寝たパパが起きてたけど、さっさと会社に行ったらしい…。(私、起き上がれなかった~)もうダメ…。誰か私に安眠をちょうだい。なわけで、私は4:00から、ちゃんと眠れてません…。今日で、子供たちの学校プールもお終いでーす♪そんな中でも見たよ、「ホタルノヒカリ」の感想~会社の取引先の付き合いで、結婚式に出ることなんてあるの~?!御祝儀も出すんだよね?しかも、はるかちゃんの格好、フォーマルじゃなくて失礼じゃない~?って、またもや、こんなことばかりが目につきました。私も好きな人と密室に閉じ込められてみたいです!それにしても、あんなカッコいい上司と暮らしているのに、何とも思わないの~?って、いつも思っちゃいますね!それを言うなら、はるかちゃんがあの格好でも、男性は引かないんだろうな…とも思いますが~! 眠い…眠いです…な、うちの昨日の夕食~ 今日はドラマ「肩ごしの恋人」の日かぁ~そう言えば、今日エアコンの修理に来てくれた男性が、コレに出ているオカマくんが歳とった感じに似てた~♪--------------------------------- 「アイツとオレ33」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)オレは腸閉塞ってやつで入院してしまった。病院にいる間、頭の中に浮かぶのは、別れてしまった時のサキの泣き顔ばかりだった。あの、別れる最後に会った時の…。サキは最初は本気にしてなくて、いつものケンカだと思っていたみたいだった。オレが別れたいから、本当にゴメンと言って電話を切ると、翌日の夜携帯に電話がかかってきた。「本気なの?」「…うん。そのうち荷物取りに行くから。オマエがいない時にするから。」そう言ったら、今すぐ来て欲しいと言われた。顔を見て、ちゃんと話したいと。当たり前か。でも、オレは顔を見ると、別れられなくなる気がして、行く気がしなかった。でも、案外あっさり終わるかもしれないとも思っていた。それくらい、サキはオレに無関心だと思っていた。オレが本気だとわかったサキは、しばらく無言だった。驚いたことに、いきなりサキはオレにキスをしてきて、服を脱がせ始めた。こんなことは初めてだった。何でこんなこと、今更…オレが抱いてるんじゃない。サキがオレを抱いている。体を使って繋ぎ留めたいのか?よくわからない。でも、体だけは反応してしまう…。こんなに女を抱いて淋しかったことは無い。しかも、好きな女なのに。こんなことさせたのは、オレが悪いんだと思った。「ごめん…」オレが言うと、サキはポロポロと涙を流していた。「私が悪いの…。シンちゃんの気持ち知ってたのに、甘えてた…。」サキが小声で言った。「ダメなの?今すぐ結婚してもいいから、別れたくないから!」オレは戸惑っていた。こんなことをサキが言い出すと思ってなかった。でも、こんなこと言って欲しい訳じゃなかった。ワガママを言って、オモチャを手に入れたがっている子供だと思われているように感じた。「そんなの…オマエじゃないだろ…。オマエ、自分曲げてまでオレと結婚したいのかよ?!」「それでもいいよ!」「オレはヤダよ!!!」サキは目を見開いて、オレの顔をジッと見ていた。「そんなサキ見たくないよ…。」サキはもう何も言わなかった。退院したオレは、サキの家と携帯に電話をかけた。携帯のメールに、サキからの最後のメッセージが残っていた。「今までどうもありがとう。さようなら。」どうしても、もう一度、サキに会いたいと思った。やっぱりサキに会いたいと思った。「お客様のおかけになった電話番号は 現在使われておりません…」電話から機械的な女の声が聞こえる。メールがハジかれて戻ってくる。オレは有休を全て使ってしまっていたので、ようやく来た休みに、サキの住んでいたアパートに行ってみた。が、そこは空き部屋になっていた。ウソだろう…?と、オレは思った。こんなの、ドラマみてぇじゃねーかよ?バカなオレは自分に酔ってたのか、サキの連絡先を残していた紙の類を全て捨ててしまっていた。別れてから3ヶ月は経っている。会社の代表番号に電話したが、どこの部署かがわからず、取り次いでもらえなかった。サキの苗字がありふれていたからだ。思い立って、昔いたバイト先に顔を出してみた。店に残っていたメンバーはフリーターだけだった。そろそろ辞めると言う。オレは近況報告を装い、昔、みんなでサークル化してた時の名簿を持ってるか聞いたら、どこかにしまってあるかもしれないと言う。オレはアテにできるかわからないけど、自分の連絡先を教えて、その場を去った。その日の夜、連絡が来て、やっぱりどこにやったかわからないと言われた。サキの連絡先がわかったら、教えて欲しいと、オレは今度はハッキリと言って、礼をしてから電話を切った。もう手詰まりだった。それでも、どこかに、サキに繋がることは無いかと、しばらくアテを探したけど、もうあきらめるより仕方ない状態だった。ストーカーみたいだな…オレは自分のことをそう思うようになり、忘れるように自分に言い聞かせて過ごした。口説き落とせそうな女に手を出すようになったのは、それからだ。変な話、なぜか女が勝手に近づいてきて、勝手に去って行く。タカダさんからは、心配したメールが来ていた。オレにとっては、そのメールだけが、自分を唯一保てる、心の支えになっていた。それから更に四ヶ月経って、フリーターからまた連絡が来た。どう考えてもサキの話としか思えなかったので、オレの気持ちは高ぶった。フリーターは、サキと仲良くしていた女と偶然会ったと言う。ちょっと言いづらそうにフリーターが言った。サキは、結婚していた。
2007年08月09日
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夏になったせいか、私が訪ねるブログ仲間さんたちの間で、怖い話やら、不思議な出来事を読む機会が増えてきました~。で、そういったテーマがなかったようなんで、(あったのに見逃しちゃったのかなぁ?)つい増やしてみました~。テーマ「不思議な出来事」百物語やバトンみたいに受け継がれていくかしら~?消えるかしら?では、早速、私にあった不思議体験を一つ。私は、その時期とっても疲れていたんです。ある日、その当時に勤めていた会社で仕事をしていた時のこと、すれ違った隣の上司さんの体の周りから、何やら黒に近い濃い紫色が見えたんです。「何だろ?アレ?」と、思いました。で、不思議なことに、その時、その職場で仲良くなった女友達からも同じ色が…。(おーらぁ?)しばらくしてから、彼女から、その上司さんと実は不倫してるって聞きました。私は驚くよりも先に、「ああ、それでなんだ~」と、妙に納得してしまいました。と、言うのも、まだ見えてたんです。今度はピンク色。職場で、ある男性と女性が並んだ時、お雛様みたいな神々しいピンク色がピカーって!で、その時は知らなかったんですが、その二人は付き合っていたんだそうです。見えてしばらくしてから、二人で通勤するようになり、その後結婚しました。この状態は、私がその職場を辞めるまで続き、中には蛍光黄色に見えた男性が数人いました。その仕事から去って、体を休めたら、見えなくなり、そのまま今に至ります。今でも、アレはオーラだったのかなぁ?なんて思います。今は見えませんが、疲れると、脳ミソから変な能力が出るのかもしれない…。周りにそういった不思議な出来事、ありませんか~? ちなみに蛍光黄色は…言えません!な、うちの夕食~ -------------------------------------- 「アイツとボク32」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは5/30より開始)その日、調度仕事のキリがいい時に、携帯のバイブ音が聞こえた。「よお、アオヤン。」「よおっ!どしたよ~?」「実はさ、入院しちゃったんだよ~。腸閉塞だってさ。退屈してんだ。見舞いに来てくんねぇ?」「マジかよ?!大丈夫なのか?いつから?」「ははっ、自分から見舞いに来て欲しいなんて、カッコ悪ぃ~!まあいいよな?オレとオマエの仲だしな?」赤木くんは、照れてるのか、そんなことを笑いながら言った。「そうだよ、オマエあってのオレですから~!」最近、コレがボクらの合言葉になっていた。電話を切ると、会社の同僚が、「何今の?彼女?」と聞いてきた。「違いますよ~。赤木くんです。」と言ったら、「ああ、大学の友達ね。」と、つまんないように言われた。うちの会社はアットホームな職場なせいか、しょっちゅう電話がかかってくる相手などを、みんなが知ってたりする。「入院しちゃったらしくて。」「え?何で?」「腸閉塞だって。」「うわっ、心配だね~!で?それ何?」周りで聞いてた同僚が笑った。「とりあえず、そんなに大変なものでは無いみたいなんですけど、帰り様子見てきますよ。」ボクは、早速、その日の仕事帰りに、言われた病院まで見舞いに行った。北風が冷たい夜だった。「まさか、今日電話して、すぐ来るとは思わなかったな~。早くて週末だと思ってた。」「赤木くんがヘバってる姿なんて、早く見ておかないともったいないじゃん!」赤木くんは、かなり喜んでくれた。手術とかって言うのでは無くて、薬で何とかなるらしい。「オレはまだ平気だったらしいんだけどさ、切った人の話でさ、しいたけがそのままの状態で出てきたらしい!」「うへっ!そーいう感じなんだ?赤木くんは切ったら何が出てくるんだろうね?」「やめろよ~、オマエ!そう言うこと言うのは~!とにかく、よく噛んで食べないといけないってさ~。」「気をつけろよ~。あ!そうそう…」ボクは、退屈だろうから…と、本屋で買ってきた本やマンガを渡した。「サンキュー!すっげー嬉しい!今さ~、仕事休んでんじゃん?何もしないと気になってしょうがねーんだよ。会社のやつが見舞いに来ると、特に気になるしな。とりあえず、キリがいいとこまで終わってて良かったけど。」「はは。休まんないね~、それは。」赤木くんは冷蔵庫から飲物を出した。「これ、飲むか?」そして、点滴を持ちながら、話せるベンチに移動した。病院の中は適度に温かかった。窓から見える、丸坊主の木が寒々しい。それを見なければ、外の寒さを忘れてしまいそうだ。「ま、でも、もう来週には退院だって言うからさ。天罰でもくだったんじゃねーの。メチャクチャやってたから。退院したら、実家にしばらく戻って、大人しくするわ。」「ホントかぁ~?でも良かったよ、すぐ退院できるなら!とりあえず、今は休めってことだよ。週末、また来るからさ。」「カリナちゃんは連れて来なくていいぞ。こんな格好、オマエだから見せるんだからな!」「今更、何言ってんだよ!見せて幻滅させないとな!」ボクたちは笑った。「アオヤン…」「ん?」「オレ、サキと別れた」ボクが赤木くんの顔を見ると、赤木くんはちょっとボクの顔を見て、照れ臭そうに笑った。「そっか…」お互い無言になった。理由を聞いていいものか迷った。でも、何となくわかるような気もして…赤木くんなら、そのうち話してくれるような気もして…秋にカリナと赤木くんたちとでバーベキューに行った。アレがサキちゃんと会った最後なんだと思った。それ以降、赤木くんとは、よく二人で釣りに行ったり、ライブで忙しそうにしてたけど、まさか別れるとは思ってなかった。「赤木くん、意外と真面目だからなぁ~」ボクがポツリとつぶやいた。「ははっ、そうだよな。意外と真面目なんだよな、オレって…。」自分で言うなよ~、と、昔の合言葉を言い出した赤木くんをこづく。「あれ?でもさ、週末ってホワイトデー近いな?いいのか?」「さすが赤木くんだね。そんなこと覚えてるんだ?いいよ、いいよ。何かカリナには埋め合わせしとくから。それに、入院なんて聞いたら、多分心配して来たがるだろうし。」「悪ぃな。カリナちゃんに謝っておいてくれよ。は~あ。オレも誰か、オレあっての誰かが欲しいなぁ~」病室のベッドに横たわりながら、赤木くんが言う。「別れたばっかで、何言ってんだよ。まあ、退院してから探そう。とりあえず、ボクで我慢してくれ!」「カリナちゃんに怒られそう~」赤木くんが笑った。「でも、しばらくマジで付き合うのはもういいや~。」ボソリと付け加えた。こっちが多分本音なんだろう。でも、ボクが知っている限り、赤木くんがちゃんと付き合ったのは、サキちゃんくらいだと思う。オマエ、真面目なんだよな…意外と。バカだよ、もっとルーズに過ごしてれば良かったのに。いろいろ思い詰めるのが悪かったんだ。それを人に見せないのが悪かったんだ。ボクは、病院を後にしながら、そんなことを思った。軽そうに見えながら、真面目で優しいボクの友達。
2007年08月08日
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夜9:00からのドラマを毎日のささやかな楽しみにしている私ですが、昨日は、結構ハードな一日になってしまいました…。まず、昨日も書きましたが、友人とメールしながら、どうして結婚って話にいきなりなったのよ~?!なんて、洗濯物を済ませつつやってて、そしたらもう昼。コリラックがプールから帰ってきて、超混む皮膚科に午後イチの診察券を出しにいってから、いっしょに昼をして、コリラックのお手伝いの宿題である、米とぎを見たり、掃除機をかけてもらったり。お手伝いって、見てなきゃいけないから、遅くなる~。(でもカワイイんだけどさ!)そして、時間が来て皮膚科へ行こうとしたら、トラちゃんが遊びに来たので、いっしょに歩いて行くことにして、帰ってきたら、もう夕飯の準備時間!夕飯を食べて、ブログをUPしたくてUPようやくできたら、またもやヨガの先生から連絡が!やっぱりエアロビができないからヨガに変更可能か?と。慌てて、エアロビのクラス15人にメールを出して、やりとりしてからお風呂に入って、洗濯物たたみながら、ようやく見れたよ、録画の「ファースト・キス!」はうう…。なぜ忙しい時間は一気に忙しいのだろう?でもさ、今の回、ちょうど中だるみの回なのか、こう、感想と言う感想は、すぐ発作が起きそうな妹を、ケンカして追い出すのってどうなの?とか、病院に泊まっても、入院費は取られるんだよね?とか、そんなもの~。個室だったから、差額ベッド代も?とか、つまらんこと考えてしまいます!でも、いいよな~。あんな告白されたら、胸キュンかも~!そして、ついでに録った「あいのり」も見た~!新メンバー入ったことで、ちょっと空気も変わってきたかも~。でも、グラさんより年上の人が入ったのに、なんだかグラさんのが最年長に見える!!!でも、でも、オガくんがリタイアしたその後が、ついつい気になります…。ああ、今日もいい天気~!今日はプール検定で、コリラックの級がまた一つあがりました!ちょっと嬉しいです♪二度目の洗濯しまーす! そんな我が家の夕食~ ---------------------------------「アイツとオレ32」<登場人物>赤木:オレ→社会人一年生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)タカダさん、おはよーございます。朝っぱらからこんなメール読ませてしまってるかも。スミマセン。書いたのは、昨日休出した帰りだから、夜なんですけどね。だから、変なこと書いてるかもしれません。実は、オレ彼女と別れました。やっぱり無理でした。オレ、彼女といっしょにいると、すごく淋しかったです。タカダさん夫婦みたいな、温かい空気、オレ作ってやれなかったです。ここんとこきて、オレ、だんだん自分だけで過ごしてる方が楽になっちゃって、友達と釣りに行ったり、バンド仲間とつるんだりしてました。寮で一人で寝転んでいると、こうしている方がいいんじゃないかな…って思ってたんです。連絡しなくなったオレに心配した彼女が、ようやく連絡をしてきた時には、何で今更連絡してきたんだろう?って気持ちになったくらいです。オレってひどいやつですね。彼女が泣きながら、別れるくらいなら、今すぐ結婚してもいいからって言うんです。でも、オレはそうじゃなくて、そこまでして結婚したかったわけじゃなくて、アイツとただいっしょにいたかっただけで、その一つの方法を結婚だと思っていただけなんです。でも、今はそうじゃない。いっしょに過ごしていても、お互い見ている方向が全然違うことに気付いてしまいました。彼女が求めるものと、オレが求めるものは、何となく違う。でも、彼女に会うと、オレは彼女にいろいろ要求してしまうんです。もっとオレのこと見てくれって。でも、要求して、はいはいって見てもらうことに、一体何の意味があるんだろう?って思いました。このままじゃ、オレはダメになってしまうと思いました。彼女もダメにしてしまう。そのうち、彼女を裏切って、他の誰かに救いを求め出す前に、別れることにしました。本当にバカですよね。何がしたいんですかね。あんな彼女を見たくなかったです。でも、あんなこと言わせたのはオレです。ホントは今だって、彼女に会いたいです。会って、もう一度やり直せたらどんなにいいだろうと思います。でも、もう一度同じことを繰り返す予感がしていて、今は仕事に打ち込むことで気を紛らわせてる感じです。本当にオレはバカです。バカで何贅沢なこと言ってんだろうって思います。気持ちをぶつければケンカになるし、大人になろうと我慢すれば淋しくなるし。もう、こうするしか方法がなかった。長々とすみませんでした。いろいろ心配させてしまったようで、メールを沢山もらってしまったので、タカダさんになら話してもいいかと思いました。甘えてしまってすみません。メールありがとうございました。オレは大丈夫です。それでは。
2007年08月07日
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ああ~嬉しい♪昨日、ようやく「パパとムスメの七日間」再開!!!こんなに面白いのに、どうして視聴率が悪いんだろう?不思議だなぁ~?今回、夫婦の絆と言うか、どうして結婚したかがやっていて、ちょいとホンワカした気持ちになりました。ドラマだからかもしれないけど、ちゃんとプロポーズしたのねぇ、パパ。花言葉まで調べてね~。そういうの、いいな!あこがれちゃう!うちは、まあ、普通?なプロポーズだったよ。言ってよ!と言わせた感じが近いから、こう…男性がガンバってプロポーズしたって感じが、どうも羨ましい~!まあ、いいのよ、結婚生活に大切なのは始まりじゃないから。要は、続けていくこと~。この時ばかりは、舘さんの中身が娘さんでも、カッコよく見えたわ!!!40歳を私が過ぎたとしても、こんな仲良し夫婦いいよな~♪今回も、ケンタ先輩がステキだったぁ~!私も、あんな先輩の姿、見てみたかったなぁ~。女子校じゃ、女がカッコよくても、どうも…ね。今更ながら、あんな高校生活してみたかったなぁ~なんて、思ったりしまーす!ところで、プライベートに話変わりますが…友達は、やっぱり再婚しちゃいそうです…。でも、同級生と再会してまだ一週間!早くねっ???できれば、もう少しジックリ付き合っていただきたい気もしますが、幸せの女神様は前髪しか持ってないそうなので、今がチャンスなのでしょうか?今日は、そんな話と、病院に振り回された一日でした~! 人んちのことより、自分ちの夕飯何とかしなきゃね… 先週と同じくタラコスパ~ -------------------------------------- 「アイツとボク31」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人一年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは5/30より開始)長期の夏休み、ボクとカリナ、赤木くんとサキちゃんとで、遊園地のプールに行った。お互いの彼女とダブルデートをするのは初めてだったし、ボクはかなり緊張していた。お互いに車を出して、目的地に向かう。「ねぇ、アオヤン、あの人、駅で私達がみかけた人だよね。」前を走る赤木くんの車の助手席の方を見ながら、カリナが言う。カリナは昔、赤木くんが駅でサキちゃんとキスしたのを覚えていたらしい。「そうだよ。よく覚えてるね。」「うん。だって、何だかステキだったんだもの。お互いがお互いしか見てなくて、あんな恋したいな~なんて、思ったんだよね。」「そうだね。」ボクは頷きながらも、赤木くんが悩んでることなんかを思い出していた。人の恋は素敵に見えて、カップルになれば幸せそうに見えるのかもしれない。「ボクらもステキに見えるかもよ?」ボクがおどけて言ったら、「そうかな~?何か違う気がする。」とカリナが笑いながら言った。「こんにちは。サキです。」駐車場で、車から降りてきたサキちゃんが言った。サキちゃんは、気が強そうなキレイな雰囲気の女の子だった。ハキハキとしゃべる。「カリナです~!」「青山です~!」ボクがカリナの口調をマネしたら、カリナに肩を叩かれた。それを見て、サキちゃんが笑う。「サキ、こいつがアオヤンだよ。で、カリナちゃん。」「いつもシンちゃんから、話を聞いてたから、何だか初めて会った気がしないね。」サキちゃんが、ボクらを見ながらいった。えへへ、と、カリナと笑った。初対面でプールなんてどうかと思ったけど、意外と楽しかった。みんなでウォータースライダーに並びながら、話をする時なんかは、小学生の時に女子と話をする感覚に似ている。ボクらは大人の歳に近づくようになってから、意識しすぎて、うまく異性と接することができなかった子供の時間を、今更ながら埋めているようだ。話をして思ったけど、どうやら、サキちゃんは赤木くんに聞いていた通り、バリバリに働いているらしい。まだ新入社員のボクらからしたら、本当に先輩っぽい雰囲気の話を沢山してくれた。これじゃあ、いくらしっかりしている赤木くんでも、タジタジかもしれないな…。赤木くんが飲物を買ってきてくれる間、カリナが質問した。ボクはぼんやりと寝転んで聞いていた。赤木くんといっしょに行けば良かったと思った。「ねぇ、サキちゃんは、赤木くんと結婚とか考えてる?」「うん~。私は、あんまり結婚とかって、そんなにすぐじゃなくていいかな…って。今は、仕事がようやく面白くなってきたし、それに、子供産むとなったら、貯金もたくさんしておきたいし、仕事が順調になってから結婚しないと。子供を生んでからも仕事続けたいしね。せっかく内勤になったんだし。」「そっかぁ~。私もまだ入社したてなせいか、まだ先かな~って思ってるんだけどね。でも、サキちゃんみたいに、しっかり考えてないなぁ。」「結婚したら、自分の時間無くなっちゃうと思うし、今のうち、いろいろしておいたほうがいいよね。特に子供産むと、時間無くなっちゃうと思わない?」あ~、サキちゃんってしっかりしてる。「そうね~。今って、恥ずかしいけど、家事をみんなお母さんがやってくれてるの。それと仕事…って考えると、ちょっと大変かも…。サキちゃんはエライね。ちゃんと、一人暮らししてて。」「そうでもないよ~。大変かもしれないけど、一人暮らしって楽しい。やってみると、結構親のありがたみもわかるし、料理も、自分の好みの味で作れるし、誰も口出しされない生活もなかなかいいわよ。いくらでも寝れるしね!」ボクはどちらかと言うとカリナ寄りだ…。どうしよう…、ボクら、すっごい子供じゃないか?「私はまだ家出てないし、子供のままだから、結婚が考えられないのね、きっと…」「何の話をしてるんだ~?」赤木くんが、トレーに飲物乗せて戻ってきた。「二人とも、すごい現実的な話してんだよ。結婚の話。」ボクは、ようやく助けが来たような気分で言った。「ふ~ん。」赤木くんが興味無さそうに返事をした。「サキは結婚に興味無いようなこと、言ってたんじゃないの?」「そうでもないよ、ね~?」カリナがサキちゃんを見て言った。「現実的に、まだ先の話ってだけよ。」サキちゃんが言った。「まあ、オレも就職したてだしな。もう少し給料上がらないと養えないし。養うために就職したようなモンだから…」赤木くんまで現実的なことを言い出す…。「あら、私養ってもらおうなんて思ってないわよ。」「出た!男女同権!」赤木くんがサキちゃんに向かって言うと、サキちゃんがちょっとムキになる。「当たり前じゃない?ちゃんと私が働いてる時は、シンちゃんも家事するのよ?ねぇ、当然だと思わない?」「そうね~。子供産んだり、会社辞めるまではそうしてもらおうかな。」カリナがサキちゃんに同調する。もうやめようよ、現実的な話は…。「シンちゃんなんか、何にも作ったりしないのよ。何もしてくれないし。うちに来ても寝転んでばっかで…」「うわっ!もう、耳が痛ぇ~!アオヤン泳ぎに行こうぜ!」女子は女子で話が盛り上がってそうだ…。ボクと赤木くんはビーチボールを持ってプールに行った。もう、そこで何も考えずにボールで「アタッ~ク!!!」だのやってたら、オバちゃんに当たって嫌な顔された。ボクらはペコペコ謝り、それを期にチャプチャプ浮かぶ。結婚なんて、まだまだ先の話だよ。ボクはそう思っていた。「ねぇ、赤木くんさ、やっぱりもう結婚とか考えてるの?」「まぁな。何かあった時には、すぐ結婚する。ってか、今すぐしてぇ!」「何そんなに焦ってるのさ。」ボクがそう言うと、赤木くんは黙り込んだ。何か考えてるような感じ。「よくわかんねーけど、一人でいるのがつまんねーから。」「淋しい病だな。」ボクが言うと赤木くんは笑った。「オマエも家出てみろよ。」「まあ一人になりたいけどね。」「羨ましいよ。」赤木くんはボクめがけていきなりビーチボールを投げた。ボクがそれを慌てて受け止める。笑ってる彼の、何がそんなに彼を淋しくさせているのか、ボクにはよくわからなかった。こんなに近くにいるのに、あんなにいろいろ話していたのに、やっぱりよくわからなかった。ねぇ、今ならちょっとわかるような気がするんだよ。ボクの話を聞いてもらいたい。キミにいろいろ聞いてもらいたいんだよ。
2007年08月06日
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こんばんは~!本日二度目のUPです。一度目はポケモンパルシティに行ったリポートでしたので、今度は予告通り小説の続きです。主人公赤木くんの彼女であるサキちゃんが、誰かの車から出てきて…の続きです。こちらは雷がゴロゴロ鳴ってました~!停電になりませんように!これから、「パパとムスメの七日間」見ます!面白いですよ~♪ ---------------------------------「アイツとオレ31」<登場人物>赤木:オレ→社会人一年生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)サキは、傘をさして、車に向かってお辞儀をすると、自分の家の方へ歩いていった。サキが見えなくなると、その車がUターンをしてゆっくり走って、オレの前に止まった。何でオレのところに?いきなりのことでビックリした。窓が開いた。男が地図を見せる。「すみません。この駅の方角はこっちの方であってますか?コンビニって近くにありますかね?」聞いてきたのは、スーツを着た、オレよりちょっと年上らしい、落ち着いた感じのする男性だった。オレが道を教えると礼を言って、去っていった。何だ、ただ道が聞きたかったらしい。わざわざサキを送って、道に詳しくない、ここまで来たのだろうと思った。オレがサキの家に着くと、サキは洗面所にいた。「私の方が早かったんだね。」サキがオレに言った。ちょっと、機嫌が良くみえた。「うん。会社の人と飲んでたから。サキは?」「私も食べてきちゃった。会社の人たちと。」人たち…か。車の中には男性一人しかいなかった。他にも誰かいたのだろうか?「なぁ、サキ…」「あ!お風呂沸いた。どうする?入る?」「…いっしょに入る?」「う~ん、今日は、ちょっと疲れちゃったから、ゆっくり入りたいな。シンちゃん先に入っていいよ。」「そうだな。オレ飲んでるから、すぐ出るわ。悪いな。」オレはそのまま軽く風呂に入って出てくる。化粧を落としたサキが入れ替わりに風呂に入って行く。オレは冷蔵庫から、ビールのストックを開けて飲んだ。テレビをつける。頭の中に、あの車の男の顔が蘇る。「あ~、気持ち良かった。」サキは冷蔵庫からお茶を出して飲んだ。「またビール飲んでるの?お酒好きだね~。」サキが言った。「サキは、今日は飲まなかったの?」「少しだけ飲んだよ。」男は車だったし、飲んでたようには見えなかったと思った。サキも飲んでたように見えなかった。「大勢で行ったのか?出張…」「うん、四人で。電車疲れちゃった。」「車じゃないのか?」「うん、電車だよ~。直行直帰。」オレは、さっきサキをみかけたことを話そうか迷った。でも、それを言ってどうするんだろう?確認してどうなる?ウソを言ってるんだろうか?だとしたら何で…。「サキは男と二人で飯食うことないの?」「え?無いよ。」「さっき、車から出てくるの見たんだけどな…。」オレがそう言うと、サキが絶句した。そして、見る間に顔が赤くなった。「何?聞きたいことがあるなら、そんな遠まわしじゃなくて、ちゃんと聞いたら?」もう、サキは最初からケンカ腰だった。「別に、何でもないよ。電車って言うから、何でかな?って思っただけだし。」「ごめん、悪かったよ。上司と二人だったの。でも、車で男の人と二人だったって言ったら、シンちゃん気にすると思って…。」「仕事だろ?そういうこともあるんじゃないの?」オレは、自分もタカダさんと食べてきていたせいか、そんなこと気にしなくてもいいのに…と思いながら言った。でも、サキにはそう聞こえなかったらしい。「何か、やな言い方だよ、シンちゃん。何か疑ってるの?」「やめろよ。オレだってもう仕事してるんだから、そういうことがあること位わかってるって。」オレはつい、突き放すように言った。いつまでも、働いてなかった学生の頃のことを持ち出されるのは、たまらない。子供みたいにヤキモチ焼いてると思われている。それが何だか悔しかった。「でも、何だか怒ってるじゃない?」「怒ってないよ。そっちこそ、ムキになるなよな。」「ムキになってなんかないわよ。いい加減にしてよ!」「何をいい加減にすんだよ。ウソついたのはそっちだろ?オレは何も責めてないじゃん。仕事なんだから堂々と言えばいいじゃねーか。」「そうよね。私が悪かったんだもんね。ごめんなさいね!」サキは歯を磨くとさっさとベッドに入った。「寝るの?」「…」オレはビールを飲んでため息をついた。どうしてこうなるんだよ…。オレは、コイツのこと、どうして安らいだ気分にさせてやれないんだ?オレの器は、そんなに狭いのか?オレってそういうヤツなのか?悲しくて、やりきれないような気持ちになった。オレだって、女と飯食ってきたよ。オマエ、そんなこと疑いもしないのかよ。オレだって、別に男と女の仲にあるのが、下心ばっかだなんて思ってねーよ。今日だって、別に、男と飯食ってきたって、それが裏切りになるなんて思ってねーよ。オマエがオレのこと好きだって、オレはオマエのこと信用してるからさ。でもさ、何なんだよ。オマエはそうじゃないんだな。オレが、オマエのこと信じてないって、頭から思ってるんだな。オマエ、オレのこと何もわかってないじゃないか。最近、オレのこと、何も見てないじゃないか。「サキ…。オレ怒ったりしてねーから。今度は、つまんないウソつくなよ…。」そう言いながらも、心の中では、嘘つくなら、バレない嘘をついてくれ…そう思っていた。もうこれ以上、嫌なオレを引き出さないで欲しい。サキは泣いてた。ケンカするとすぐに泣く。解決なんて何も無い。結局、どこからが嘘で、何がホントかもわからなかった。泣かれたら、それ以上聞いても仕方無い。以前なら聞いていたんだろうけど。もう今は聞く気も起きない。ケンカになることが目に見えている。私のこと信用してないの?そんな無言の圧力がのしかかる。これからもずっとこうなのだろう。オレはサキの涙を拭いて、彼女を抱いた。でも、何だか淋しい。淋しくて何も心が伝わってこないようなそんな体の交わりに一体何の意味があるんだろう?サキ、オマエこんなんで、満足なのか?オマエは淋しくないのか?もうこのままじゃダメなんだろうな…。オレはそう思った。多分、温かい、優しい気持ちなんか、この女に与えてやれないだろう。サキがオレのことを、今のままの目で見ている限り。苦しい。悔しい。
2007年08月05日
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こんにちは~♪昨日、ポケモンパルシティに行って来ました~!幕張メッセまで行きました。昼ご飯をアウトレットモールで食べてからだったので、ようやくメッセに2時頃到着~!おお!ピカチュウが見えるぞ~!でも、何だか人が並んでるな~。 見てみて!近づけば近づくほど、並ぶ列が!!!中で遊ぶ券が、並ぶ前に売ってたんだけど、最低千円から。全額使えなくても、払い戻ししないんだって!で、中は2時間待ちだったりするから…って言われて入り口で購入しなかったよ。この列、ディズニーランドのアトラクションのように、歩いて歩いて、中に入れたのは3時!!!うへぇ~!一時間も歩いてたのかよ!とりあえず、ようやく到着したので、記念写真、パチリ! もう遊びに行きたいのに、ふざくんなっ!と不機嫌。が、一応笑った顔にした。 こんなにたくさん人がいるから、誰かに会いそうだよね~なんて、言ってたら、その並んでる列の向こう側に、コリラックがコトリ兄くんを発見!!!おおっ!やっぱり私達って縁があるんじゃ?あんなに沢山人がいたのに、出会えるなんて、スゴイっ!で、御家族皆さんとおばあちゃんもいらっしゃったので、短時間でお互いまわるから、ご挨拶だけして別れて、私達は、こんなことをして過ごしたよ。2時間待ちのアトラクションは700円だったので、残りのお金300円対処できないし、それで終わっちゃうからあきらめたわ~。 まずは、ピカチュウと記念写真~ カメックスとだるまさんが転んだゲーム こちらは手持ちカメラなら無料です♪ 手前は知らない親子さんです! 券買ってから35分待ち。500円 最初に見えた、ピカチュウの中では、映像で花火を見せてくれたよ。 こちらは20分待ちで、同じく500円 はい。もう疲れました~。面白かったけどね。マナフィとルカリオとミューを、45分ごと位に配信してたので。ゲットしたら出ました。帰りはアウトレットで、コリラックの靴とズボンを買って、オナカがすいたので、アウトレット近くの牛角で焼肉食べました~! そうそう、このデザート、「ぽんでバニラ」だったかな。焼くのよ~♪ 帰りに恐ろしいことが待っていた…。こっから汚いから、読む人は覚悟して~。東京駅で、コリラックが走って尻からスッ転んだ下にはゲロが!!!ぎゃあ~!!!酔っ払いでもいたのか?トイレで着替えたよ…。ズボン買っておいて良かった。上はパパの着替え用Tシャツ着せて帰ったの…。はう~!倍疲れました~!(が、こんな時でもオチが出来た!とか思ってたりして~。)夜に小説更新します~!
2007年08月05日
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ドモです~!いやぁ~、昨日はムチャクチャ暑い快晴で…。遅くなったけど、毛布をクリーニングにようやく出しに行きました。そのまま、図書館にタンクトップとデニムのショートパンツで行ってしまったら、「外はさぞかし暑いんでしょうね~」と、母よりちょっと年上くらいの図書館員さんに言われました~。図書館入ったら、涼しくて、クシャミでちゃいましたよ…。今日は蒸し暑くて気持ち悪いですね…。これから横浜の友達のとこに車で行ってきま~す♪イケアで夕食食べることになってるんです!久々に大人とも一日遊べるんで、ウレシーなぁ!平日はトラママと会ってるけど、夕方に一時間しか会えないんで、大人と会う時間がムショーに嬉しいッス!ではでは、行ってきまーす♪ 昨日は久しぶりに肉出しませんでした~。暑いと食欲がうせます… -------------------------------------- 「アイツとボク30」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人一年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは5/30より開始)「よおアオヤン?今いい?」「今昼休みだよ。どしたの?」「夜空いてるようなら、飲みにいかねー?」最近、赤木くんが飲みに誘ってくるのは、珍しくない。またか~と思った。「いいよ。今日なら8時に終わる。いつもの店でいい?」「よっしゃ!じゃあ、オレ先に行ってるわ。じゃあ、店でな~!」携帯が切れた。前は何とも思わなかったけど、こう頻繁だと何だか気になる。アイツはサキちゃんと一体どうなってるんだろう?ボクはちょっと心配になる。まあ、ボクと違って、何とか一人で解決しちゃうんだろうけど…。店に行くと赤木くんがカウンターで飲んでた。「お疲れ~。」ボクが隣に座る。「仕事はどうよ?」「まあ、何とか慣れてきたかな~。みんなボクの顔覚えてきてくれたしさ。こないだは、東北まで日帰り出張だったから、流石にバテたよ。」まずは仕事の話をお互い報告しあった。もう、お互いがどんな仕事をしていて、どんな人間関係なのか、ちょっとわかってたりする。「そういえば、もう電話は競争しなくなった?プロの人より早く取れるようになったって言ってたじゃん。」「ああ、アレかぁ~。残念ながら、もう電話の仕事どころじゃなくなっちゃったよ。でも、まだまだオレって使えないけどな。」そう言ってから赤木くんは酒をグイッと飲んだ。「そういえば、アオヤン、昔バイトで年上の女いいって言ってたよな。覚えてるか?」ボクは昔よりは少し飲めるようになった酒をチビチビ飲んでいたけど、ムセそうになった。平気な顔して答える。「よく覚えてるね、そんなこと。」「いや、その電話のプロみたいな人がさ、やっぱり年上なんだけど、すごいイイ人なんだよ。あ、好きとかって言うんじゃないよ?いや、でも人として好きか…。う~ん、今更アオヤンが言ってたことがわかったりしてさ。」「え?そうなの?サキちゃんじゃなくて、そっちに気が行ってんじゃないの~?」「そういうワケじゃないけどさ。確かに、タイプだったりするんだけど、結婚しててさ、その家庭を壊したいほど好きとかって言うんじゃないんだ。なんつーか、オレ、今、サキに待たされ状態じゃん?で、向こうもダンナに待たされ状態なんだよ。それで、お互いの気持ちがちょっとわかっちゃったりするんだよな。時々、フッと、この人がサキだったら、待たせたりしないんだけどな…って思ったりする。」赤木くんが、その人に惹かれ始めてる感じがした。でも、赤木くんなら手を出したりしないんだろうな…。何となくそんな気がした。「赤木くん、その人と…してないよね?」思ったことがつい口に出てしまう。赤木くんはムセそうになっていた。「ばっかオマエ、してねーよ!オレの話聞いてるかぁ~?」「聞いてるよ。でも、今にも淋しくて寝ちゃいそうじゃん。」「言うなよな~、そういうこと。オレ、サキはサキでちゃんと好きなんだからさ~。」赤木くんはガブガブと酒を飲み始めた。「やっちゃったら、楽になれんのかな~。アオヤンは、そんなこと全くしなそうだな。オレのこと軽蔑したんじゃないか?オマエ、かわいがられそうだけど、人妻になんか、手出さないだろ~。」ボクは酒を今度はグイッと飲んだ。「そうでもないよ。寝たことあるし。」もう時効かな…そう思った。赤木くんが表情を止めてボクを見ている。「さっき言ってた人と、寝ちゃったんだよ。なりゆきでね。半年くらいかな…。付き合ってた。楽しかったけど、結構、きつかったよ。後ろめたくてさ。ボクも軽蔑されるんじゃないかと思うと、言えなかった。」「オマエ…マジで?」「うん。」ボクは、赤木くんの次の反応が怖かった。やっちゃいけないことをしてたんだから…。「オマエ…ヤルなぁ~!!!」赤木くんは、よくやったとでも言わんばかりに、ボクの肩をバンバンたたいた。「そうか…。アオヤンがねぇ~。何だよ?大学んとき?うっわ。マジで?なんだよ~、タイムリーに話せよ~!」赤木くんは楽しそうだった。ボクはヘニャヘニャと力が抜けてしまった。結構覚悟して言ったんだけどなぁ~。と、同時に、もっと早く赤木くんに打ち明けてれば良かったと思った。「ごめん、イグチくんには、話の流れから言っちゃってたんだけどさ…」「何だよ、二人して、早く言えよ~。まあ、いいよ。一人で抱え込んでなくて良かった。イグチは何て言ってたんだよ?」「忘れろって。でも、つい付き合ってた。」「イグチらしいな~!」そう笑いながら赤木くんは言うと、ボクを見て驚いているのがわかった。ボクは涙が出ていたらしい。「あ、ヤベ…。ごめん。」自分でもビックリした。あの頃の記憶が、さっきのことのように蘇ってしまったからだ。もう、ボクにはカリナが側にいて、フジサワさんのことは過去になっていたはずなのに、あの頃、誰にも話せなくて、イグチくんに言った後も、結局付き合っていて、時々思い出すと、胸がしめつけられそうで…。誰かにずっと…ずっと言いたかったのかもしれない。苦しかったんだって。ホントはどうしたらいいのかわからなくて、ずっと苦しかったんだって。「オレだって、寝るチャンスがあったら、寝てたかもしれないよ。ただ、止められたってだけで。でも、寝たくなる気持ちはわかる。止められなかったんだろ?しょうがないじゃん。」ボクは、頷いた。「悪い…。さんきゅ。」「終わらせたんだろ?オマエ、一人で対処したんだな。スゴイな。ほんと。」肩をポンポンと赤木くんが叩く。参ったな…。また泣きそうだよ。「で、赤木くんは、その人とは大丈夫なの?サキちゃんとは大丈夫なの?」「ああ…うん。何とか大丈夫だよ。こうして、一人の時は、アオヤンに付き合ってもらえるしな~。」ボクは、自分の体制を立て直して、おどけて言った。「赤木くん、ボクが結婚しちゃったら、一人でご飯食べられる?大丈夫?そういう女の人に手出しちゃわない?」「何だよ、もう結婚すんのかよ、カリナちゃんと。」「まだしないけど、例えば…だよ!」「今度さ、4人でどっか行かねぇ?カリナちゃんどうかな?」「いいよ~!言っておくよ。カリナ喜ぶよ。赤木くんのファンだからさ。あ、言っとくけど、取るなよ!」「取らねーよ。ばーか!オレにはサキがいるし、女より、オマエとの関係のが大事~!」「マジかよ?!」ボクらは笑いあった。ねぇ、赤木くん。あの時さ、ボクは本当に感謝したんだよ。キミに出会えたこと。一人で抱えなくて良かったって、言ってくれたよね?今だってずっと、その言葉はボクの中に残ってるよ。軽蔑したりしないって言ってくれたこと。オマエとの関係の方が大事って言ってくれたこと。ずっとずっと忘れない。
2007年08月03日
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ドモドモ!昨日は私のグチに温かい励ましのコメントをありがとうございます~!いや~、ブログっていいなぁ。わざわざ友達にメールでグチるってほどでもなくて、モンモンと抱えてることを書いたら、励ましてもらったり、慰めてもらったり。ありがたいですね~。今日は蒸し暑いですねぇ~。お陰で毎晩寝苦しいですよぉ~!気分もバテちゃってます…。昨日はですね、母親風邪ひいちゃったらしくて、食料調達して届けに行ってきました。昼も作る気が無いから、サイゼリア連れてって~と言うので、コリラックがプール後、迎えに行き、遅めのランチしてきました。朝から大慌てで、デパートの地下へ買出し行ったり、車で往復したり、帰ったら、トラちゃんと遊びたいために、トラちゃん迎えに行ったり。ちょいと昨日のこともあったりして、あ~、自分にあるのは仕事ばかりでつまらん!とか、思ってしまったりします~。もう、毎日暇なんだか、何なんだか…。でも、今密かな楽しみがあったりします。友達が恋してるんですね~!同級生と~。今友達バツイチなんですけど、これは再婚の予感?彼女のウキウキした話を聞くだけで、すっごいエネルギー分けてもらってる感じです!うまくいって欲しいなぁ~♪昨日、「ホタルノヒカリ」見てたんですが、デート→ビールになってて、この女はバカじゃないのか?って、マジで思いました…。あ~。ドラマくらいはときめかせて下さいよ~。実際自分にあっちゃったら、困るから、こういうとこで胸キュンさせて~!気分のお裾分けだけ下さい~! グダグダしてるうちの夕食~(今日は出来合いがいっぱい!) ---------------------------------「アイツとオレ30」<登場人物>赤木:オレ→社会人一年生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)「遊び人だったんだ?」タカダさんが聞いた。「そんなことないですよ~。高校の時遊んでたのが、そんなヤツばっかだったんで。大学生は真面目してました。普通逆ですよね。」「そうかもね。付き合う友達によって変わるかも…。」飲物が運ばれてきて、お疲れ様~!と、乾杯をした。「タカダさんは、いつからこっちに住んでるんですか?」オレはちょっとタカダさんのプライベートに関わることを聞いてみた。聞いても、メールでかなり親しくなったし、大丈夫かと思った。「私はね~、実は遠距離恋愛だったの。夫が、会社の都合でこっちで働くことになっちゃって、一年付き合ってから、結婚と同時にこっちに来たんだ。だから…そうねぇ…4年、になるかなぁ?」「そうなんですか?じゃあ、こっちに友達とかは?」「いないの。だからこうして働いてるんだ。時々、職場でできるけど、親しくならないね~。でも、一人で昼間家にいてもしょうがないし。働けるうちは、働かないとね~。」「淋しくなったりとか、しないですか?」オレは、彼女が家で一人で過ごしてることを想像してしまい、つい聞いてしまった。「う~ん、適当に過ごしてるから。私ね、待ってる時間は、勝手に過ごしてるの。オナカがすいたら食べるし、眠くなったら寝ちゃうし、夜のショッピングに勝手に行っちゃうし。」「ダンナさん怒らないんですか?」「うん。怒るなら怒るでもいいんだけどね~。怒らないよ。待たれるのって、お互いに疲れない?私だったら、相手が好きなことしててくれる方が、自分の気持ちが楽なのよね。だから、私からそうしてるの。そうじゃないと、夫も気を使っちゃうでしょ?お互いに、相手の機嫌とって縛るよりいいと思って。夫も、気楽でいいって言ってるよ。赤木さんも、待たせる立場だったら、そう思わない?」タカダさんの話を聞いていたら、自分の待ち方が、サキを不快にさせていたんじゃないかと思った。いつも、いつ帰るかと、イライラしているオレ。勝手に食べないで待っているのに、いっしょに食べなきゃ不機嫌になっているオレ。サキのこと、あまり考えてなかったように感じた。自分ばかりがサキを好きなんじゃないか?って気持ちばっかりで。「相手のこと考えてるんですね…。」オレは、ちょっと目からウロコな気分だった。同じ待つなら、こんな夫婦みたいなのがいいんじゃないか?そんなタカダさんの気持ちをダンナさんがわかってるんだ。いい夫婦だな…心からそう思った。「ダテに歳は取ってないでしょ?」タカダさんはニコッと笑った。「でもさ、時々やっぱり淋しくなることあるよ。けど、赤木さんがメールで仲間になってくれてるじゃない?待たされ仲間!」「あんま楽しくない仲間ですね~。」オレはグイッと杯を空けた。「でも、いいな~って思いましたよ。できれば、そんな夫婦になりたい…。オレ、ちょっと束縛ばっかしてたかも。まだまだ修行が足りないッスね!」「大丈夫だよ~。それに私もまだまだ修行中って感じ。それに、束縛するのも、好きだからでしょ?そういう情熱がなくなっちゃったんだよね。お互い、穏やかな気持ちになってっちゃうの。あ~、若さが減ってく感じ。」「それは若さなんですか~?」オレは笑った。オレは、サキなら、この人みたいに、楽しそうに待っててくれるような気がした。できれば、高田さんのダンナさんみたいに、大らかな人間になりたいと思った。でも、オレが欲しい言葉を、どうしてサキじゃなくて、この人が言ってくれるんだろう?ホントはサキから欲しいのに…。オレが持ってる待つ淋しさを、この人が知ってるからだろうか…。タカダさんといると、心が穏やかな気持ちになれた。ダンナさんにも、こんな空気を与えているのかもしれない。帰ったら、オレもサキにこんな空気を与えられたらいいのにな…外に出ると、雨が降っていた。「私、折りたたみ持ってるよ。」タカダさんが傘を出した。そして、自分でオレにさしてくれる。「オレが持ちますよ。」オレが傘を持った。「そう?ありがとう!」でも、折りたたみは小さい。タカダさんが離れているので、オレはタカダさんの肩を抱いた。「濡れますよ。」タカダさんは笑って言った。「彼女にみつかったら大変!言いつけちゃうよ!」「誰がオレの彼女かわかるんですか?」オレも笑って言った。「うん!後ろに張り紙つけとくよ!」「その貼紙、自分についてないか見た方がいいですよ!」お互いに笑う。タカダさんのダンナさん、貴方の奥さん、魅力的ですよ。あまり放っておかないで下さいね!オレは心の中で思う。今だけ、自分たちの大切な人の代わりに、隣に同じ淋しさを持つ人がいる。それは、淋しいことなんだろうか?それは、いけないことなんだろうか?「ダンナさんにヨロシク!」「彼女さんにヨロシクね~!」オレとタカダさんは、お互いに声をかけあって別れた。心が温かい気持ちになっていた。駅に着くと、オレはコンビニに寄って、傘を買った。そのせいで、いつもと違う裏道から帰った。車が遠くに路上駐車してるのが見えた。その車から出てきたのはサキだった。
2007年08月02日
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こんにちは~!今日はスッキリ快晴です~!ちょいと、昨日のことグチらせて下さい…。朝7:30頃、いつもお世話になってるヨガの先生からメールが来てました。どうやら腰を痛めたらしく、今日のレッスンは、エアロビは無理だけど、ヨガなら何とか…と。でも、私はそれは大事をとった方がいいのでは?と、思い、(先生は無茶する性質っぽいし)先生に、今日はレッスンをクローズしましょうか?と、返事をしてみた。すると先生は、そうしてもらえるとありがたい…と。やっぱり無理していたんだなぁ~と思い、スタッフの私は聞いてあった名簿から、クラスリーダーさんの携帯メールに即メールをまわした。リーダーさんから、了解メールが入った。今日のクラスは3クラス。私は、当日振り替え予定の他のクラスの人を調べてメールを出していた。が!これ、パソコンのメアドじゃ…そんな人が数人。慌てて、そのクラスのリーダーに連絡をするものの、今、旅行中で帰らないとわからないとのこと。他の人も知らない…と。何とかわかった人には電話をしてしらせたが、連絡が取れず、仕方なく留守電を残した。もう一人の秋田に帰っていたスタッフが、わざわざ電話までしてくれて、レッスン室に貼紙を貼ってもらえるよう、建物の人にお願いしたと言う。私は胸を撫で下ろした。が!やっぱり、うまく伝わってなかったらしい。数人来ていたから、口頭で連絡をしたとか、パソコンのメアドじゃわかりませんとか、いろいろ連絡が来た…。私はレッスン場までは、子供のプールを見送らなきゃいかれないし、見送ったら、向こうで人を待つような時間も無いんだよ…。もうこんなこともあるから~。と、開き直ることにしたが、あれだけいろいろやっても、周りに説明しなきゃわかってもらえないんだよね…。言えばわかってくれるんだけどさ、何か、その説明も恩着せがましくて嫌なんだよ。でも、一応説明したけど…。(あちこちに連絡先をあたりました…とかね。パソコンのアドレスしか知りませんでした…とかね。)私、昨日のレッスンと関係無いんだよ?わかってんのかね?スタッフはボランティアなのに、やって当然みたいなことばっか言うなよな~! ごめんなさい。暑いのに、さらにヒートアップしちゃって。 明日からいい子になります~!な、うちの昨夜の夕食~ 聞いてくれてありがとう!なのに、エロ小説の続きをUPします。グチ、不愉快にさせちゃってゴメンネ~!-------------------------------------- 「アイツとボク29」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人一年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)「カリナ…」ボクはカリナの肩を抱いた。「嫌なら、やらなくたっていいよ。」カリナは下を向いて、泣きながら頷いた。ボクは、ティッシュを何枚か、彼女に渡した。「嫌じゃないの…」カリナは顔を拭くと続けた。「怖いだけ…」ボクは、カリナを抱き締めた。「あのさ…、別に体だけじゃないから…。我慢できるし、納得するまで…。ちょっとツライけど。」カリナは顔を上げてボクを見た。ボクもカリナの顔を見る。「何年、カリナのこと待ってたと思ってんの?」カリナはボクをじっと見ていた。「ずっと、カリナのこと忘れられなかったから、未練たらしいけど、年賀状出してたんだよ。カリナが、ボクのことを好きって言ってくれてたから。ずっと、カリナのこと後悔してたんだ…。」カリナは何か思ったのか、自分からボクにキスをしてきた。戸惑いながらも、舌がからんでしまう。ヤバい。そんなことされると、今度はホントに止められなくなるって…気持ちが押さえられなくて、力が入ってしまう。カリナの腕を押さえ、体に唇で触れていく。カリナの体はそれでも強張っていた。「や…やっぱり、こわ…い…」泣き出しはしないけど、カリナから小さな声が聞こえる。心臓の音も聞こえる。もう照れたり、恥ずかしがっている場合じゃないと思った。とにかくカリナに安心して欲しくて、ボクは言葉を使う。「カリナ…、嫌いになんかならないから、怖がらないで…。カリナ…、好きだよ…」「う…ん…」ゆっくり優しく体に口づけていく。カリナの体からようやく力が抜けていく。カリナの息遣いが荒い。ボクの体が熱を帯びていく。カリナは、やっぱり初めてじゃなかった。だけど、体の強張りから、何かに怯えてることが伝わった。まるで、痛めつけられて、警戒している動物みたいだった。なのに、すごい色っぽくて、ボクの体をすっかり惹きつけてしまっていた。もっと何かが欲しくなる、何度も抱きたくなる体。「何か…あったの?」ボクはカリナに腕枕をしながら言う。「ううん…。何でもないよ。何もない…。」カリナがボクの胸に顔をうずめて言う。「どうしたの?」ボクはカリナの髪をなでた。「私、アオヤンともっと早くこうなれば良かったと思って…。もう、わかったでしょ?3年前に戻りたい…。男の人知るなら、アオヤンが最初が良かった…。」やっぱりな…と思った。よほど、初めての男と嫌なことがあったのかもしれない。それとも、男と寝ることで、何かあったのか…。聞きたいけど、聞きたくない。ボクはその男に嫉妬してしまうかもしれない。嬉しいんだか、淋しいんだか、つらい一言だった。「そんなこと、言うなよ…。後悔しちゃうじゃん。ホントは、3年前の初日の出見た時に告白したかったのにさ…。」カリナは心配そうにボクを見た。「後悔してるの?」ボクは考えて答えた。「あの時、早く告白すれば良かったって後悔はあるけど、今、こうしてることに後悔はしてないよ。」カリナは黙っていた。「カリナが何人男知ってたって、いずれはこうなってたんだと思うよ。ボク、カリナのこと好きで、ずっと抱きたかったし…。多分、ずっと待ってたと思う。」「そうなの…?」「そうだよ。悔しいけど、好きになっちゃってたし。ずっと、忘れられなかった。」カリナはボクにしがみついてきた。「ごめんね…。私、アオヤンが好き…。すごく好き。」「あやまらなくていいよ…。」ボクはカリナに軽くキスをする。「その代わり、ここに泊まって。」「え?」「カリナのこと帰したくなくなった、からっ!」ボクはカリナをギュウっと抱き締めた。カリナはようやくホッとしたような笑顔を見せた。ガンバって、親へ後ろめたそうにウソの電話をかけた。ボクは悪いな~って思ったけど、ずっとカリナといっしょにいられることが、とにかく嬉しかった。今夜はずっといっしょにいないと、カリナを手に入れた実感が湧きそうになかった。
2007年08月01日
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昨日は「ポケモンスタンプラリー」に行ってきました~!今日はどんな感じだったか御紹介。 見えるかな?こんな感じで、各駅にポケモンのスタンプが設置されてます。私たちは、都区内フリーパスってやつを買って参加。時間は10:45大人1300円子供650円でした。欲しいポケモンの駅で降りて、改札を通って、スタンプを押します!で、そのスタンプが6つ集まれば景品がもらえるんですよ~♪さて、各駅停車に乗って、6つ集め、まずはゴール駅の一つ新宿に到着~! ようやく景品ゲットです! その景品はこんな感じ 景品もらえるゴール写真です! 今年の記念写真 ママ・トラちゃん・コリラックです!でも、これだけでは終わらないのです!そう、ここからが勝負!6つのスタンプは、景品をもらうための序章に過ぎません。まずは、昼だったので腹ごしらえです。 外は大雨だったので、マックへ行くつもりを断念して、駅ビルの中の喫茶店へ。食べ終わって、出発!ウェイトレスのお姉さんが、「ピカチュウ、ばいばい~♪」と、声援を贈ってくれました。さて1時。ここから4時までが本腰です。喫茶店の中で、マップのどのポケモンをゲットするか相談してました。景品には、スタンプ帳なるものもいただけるのです。 さあ、どのポケモンのスタンプを押しに行く?では、私たちの新宿からのルートを御紹介しましょう。大久保(ガブリアス)→千駄ヶ谷(シークレットポケモン:スタンプ押すまでわからない)→信濃町(エルレイド)→四谷(ドダイトス)→秋葉原(シークレットポケモン)メイド喫茶行ってみたいなぁ~。→上野(6つあるゴール駅の一つ(写真撮ったら、必要無いって子供たちが怒ってた。)→北千住(ディアルガ)→赤羽(ダークライ)上野に戻って乗り換え間違えて、大焦り!→十条(エレキブル)→目白(シークレットポケモン)コレ、3時間でこなしました!!!(わかる人にはわかるハードさ…)最後は、子供たちと走りまくりです。子供たちは更に「パルキア」ってポケモンをゲットしたくて、大崎まで行きたかったらしい…。もう、時間的に無理だから…。そう言ったら、「明日も来れる?」誰が行くかーっ!!!トラちゃん、翌日、このせいで喉がちょっと痛くなったからプール休むとか言ってました。ホントは、今日寒かったから、風邪ひきそうだったかららしい。そんなこと言うなら、もう連れていかんぞ!と言ったら、ビビッてました~!4時にスタンプラリーは終了です。私達が家に帰るともう5時に。買い物済ませたら5時半…。 そんな我が家の夕食~ 楽しかったね~♪コリラックとトラちゃんが、仕事から帰ったトラママに報告!この一言がなきゃ、やってらんないよね~!キミタチの笑顔が見たくて行くんだからさ♪小説更新~!何?アオヤンがどうなったか知りたいの?うふん♪それはまた明日ねー♪---------------------------------「アイツとオレ29」<登場人物>赤木:オレ→社会人一年生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)週末だったので、オレはサキにメールを出した。 今日は、定時で終わるから、先に部屋で待ってる。 そっちは何時に終わる?帰りギリギリまで待っていたけど、メールの返事はなかった。サキは、ようやく内勤になれたので、会社にいるはずなのに、今日は外回りなのだろうか?とりあえず、同じ内容のメールを携帯の方に出してみた。しばらくしてから携帯のメールに返事が返ってきた。 ごめんね。いきなり日帰り出張。 遅くなりそう。 ご飯食べてきて。 待ってる?寮にいる?どうしようかな…。とりあえず、返事を出した。 とりあえず、帰る時に携帯に連絡して。サキからの返事 わかった!短い連絡だけのメールに、オレは何となく淋しくなって、返事を打つ。 サキ、オレに会いたい?サキから返事。 めんどうだったら、来なくても大丈夫だよー。なんだよ、それ…。結構へこんだ。連絡のメールばっか。前に待ってた時に、こんなに待つなら、寮にいてもいいけど…って言ったからだろうな。駅に着いたら、ホームでタカダさんが本を読んでいた。「今、何読んでるんですか?」オレが声をかけたら、ビックリしたように振り向いた。「あ、何だ~、赤木さんか。ビックリしちゃった。」タカダさんが本を見せる。オレが読みたかった本の最新刊だった。流石ですね~。とオレが言うと、「でしょ?」と、笑った。何か話そうと思って、無難なことを聞いてみる。「タカダさん、今日の夕飯のメニューは何ですか?」「今日~?夫が飲み会なの。だから、適当でいいんだ~!楽チン!」オレは、ちょっと思い立って、タカダさんに言った。「じゃあ、オレと飯食べませんか?」「え?」「彼女が出張なんですよ。帰るの遅いらしいし、何か一人で食べんのもつまんないし…。」「そっかぁ~。」タカダさんはちょっと考えてから言った。「じゃあ、いいですよ。どこ行きますか?」ラッキー!誘ってみるもんだなぁ。オレはちょっと嬉しくなった。一人で飯食べなくていいことが何より嬉しい。しかも、タカダさんだし。ホントはアオヤンとこにでも連絡しようかと思っていたんだけど。どうせ、アイツはカリナちゃんと約束してるだろう。カップルに邪魔するより、よっぽどいい。オレは、ちょっと先の駅の飲み屋まで誘った。最近は、サキと来ることもなくなったバーレストラン。昔はよく来たんだけどな。仕事で疲れてて、部屋で過ごすことが増えたからだろうか。家で飲む方が安上がりだからだろうか。「うふふ。こんなステキなとこで飲めるなんて、今日はラッキー。」タカダさんがメニューを見ながら言った。「どれが美味しいかな?私あまり飲めないの。」「飲めないのは知ってますよ。じゃあディタグレープフルーツは?飲みやすいですよ。」「詳しいの?」「学生の時に飲んでばっかいました!バーテンダーのバイト、友達の代わりにちょっとだけして、教えてもらったことあるんですよ。」女を酔わせちゃうカクテルとかね。一瞬思い出したけど、それは教えなかった。サキと付き合うようになって、オレもずいぶん変わったんだな…と思った。何で一番遊べる大学時代に、真面目になって付き合ってたんだろう?そんなことつい、思ってしまう。さっきのメールが利いていた。いっそ、タカダさんを誘惑してみようか…この人はダンナさんを裏切るだろうか?オレはサキを裏切れるんだろうか?そんな気持ちが頭をよぎる。
2007年07月31日
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今日は、涼しくて、雨が降りそうです!プールが中止になったら、ポケモンスタンプラリーに行ってきます!各駅でポケモンスタンプ押してくる…ってやつ。4時までです!行ってきたらUPします♪良かったら、暇つぶしに小説の続きでも読んで下さい。すっかりエロ小説になってしまいました…。ではでは!--------------------------------------「アイツとボク28」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人一年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)ボクは車を脇に寄せて、カリナの顔を見た。「ホントにいいの?」「うん…。」「後悔しない?」「あまり聞いてると…やめちゃうかも。」ボクは車を発進させた。ホテルの看板が見えたところに入る。車もすんなり駐車場に入れられた。ボクもつくづく成長したものだ…つまらないことで、自分の過去を振り返る。カリナが車からゆっくりと出てきたので、気が変わらないうちに、肩を抱いて、中に入り、部屋の鍵をもらう。でも、心臓の音は聞こえてるかもしれない。中に入る。ボクは、フジサワさんと付き合った後、同級生の女の子とも付き合ったことがある。でも、続かなかった。ボクがいつまでも、カリナをひきずっていたのもいけなかったんだと思う。それが、今こんなことになっているので、ボクの中で現実感が希薄だった。カリナがベッドに座る。ボクも隣に座る。カリナが緊張してるのがわかる。ボクは、カリナの肩を抱き、そのままキスをして、カリナをベッドに押し倒す。「ゴメンね、待って!やっぱりシャワー浴びてきたい!」カリナがボクを押し返す。「うん。」カリナは慌てたように、洗面所へ入って行った。カリナは、キスした感じからして、初めてじゃないと思う。でも、何だか嫌がってる気がした。体は拒否してない気がする。でも、態度が何となく嫌がっている?どうしようかな…ボクはとりあえず、テレビをつけた。嫌ならやらなくてもいいんだろうけど…。カリナがバスタオルを巻いて出てきた。交代でボクがシャワーを浴びに行く。何だか逃げちゃいそうで怖くて、ボクはすぐに出てきた。カリナはベッドに座って、テレビを見ていた。隣に座る。カリナがビクりとする。「怖い?」ボクが聞いた。「別に…。大丈夫…」カリナが目を逸らして答える。ボクはカリナの頬に手を当てて、キスをした。舌をからめて、そのままベッドに倒す。カリナのバスタオルをはずす。体中にキスをしていく。カリナの体がその度にビクリと動く。心臓の音が聞こえる。テレビを消して、電気を暗くした。「待って。」カリナが言った。「やっぱりダメ。やだ。」「待てない。ヤダよ。」ボクはカリナに強引にキスをする。「…ん…」カリナの体の力が抜けていくのがわかる。息使いが荒い。「ダメ、ダメなの…やっぱり、お願い、やめて」耳元でかすれた声に、ボクは逆にやめられそうもない。でも、我慢して聞いた。「どうして…」「嫌いになっちゃう。アオヤン、きっと私のこと嫌いになっちゃう。」カリナの目から涙が出ていた。ヤバいと思った。強引にやったら、ボクが嫌われる。「嫌いになるって、どうして?」ボクはカリナの目を見て言った。「だって…、だって、私の体、良くないもの。きっと絶対良くないもの…。アオヤンがっかりして、もう私と会わなくなっちゃうもの…。」参ったな…。こんなに泣かれたんじゃ、レイプしてるみたいで、できないや。ボクは体を離して起き上がった。「ごめんなさい…。」カリナが、申し訳無さそうにボクを見る。「いや…、いいよ。」きまずい沈黙がボクらの間に流れた。どうしようか、服着させて帰ろうか…。こんな気まずい状態で帰していいんだろうか…。カリナはまだ泣いていた。一体何があったんだろう?ボクと会わない間に付き合ってた男のせいなのだろうか?彼女が何に怖がっているのかが、ボクにはわからない。
2007年07月30日
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どうも~!花火行ってきました~♪酔っ払っちゃって、さっきちょっとウトウトして、起きたら、頭痛っ!!!今はちょっと酔いも覚めましたが、結構、フワフワです。飲んだのは、「カクテルパートナー」半分と、ワイン、瓶の半分程度だったのになぁ…。酔うと飲んじゃう。バカです…。 むくんでるなぁ… 花火大会の様子は、明日写真UP予定…。が!何だか写真のデータ壊れたかもしれなくて、ショックです!酔って無い時に再挑戦します…。---------------------------------「アイツとオレ28」<登場人物>赤木:オレ→社会人一年生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!又は5/30より開始)オレが泊まり研修が終わった翌日、タカダさんからメールが来ていた。 今日は、赤木さんは研修なんですね。 赤木さんがいないと、何となく会社がつまらないです。 なんでかなーって、よく考えてみたら、 私はココに仕事をしに来て、会社の人たちと仕事の話をするけど、 大人の雑談をするのは、赤木さん位なんですよね。 休み時間に、女同士で話してたりもするけど、 それは、内容が全く違うって言うか…。 趣味になった読書の話題ができるのも、赤木さんだけだし。 いろいろメールで感想話せるのが楽しいです。 帰っても夫は仕事で遅くて、 食事をしてお風呂に入って、すぐに眠ってしまう。 よく考えたら、会社で皆さんと話したり、過ごしてる時間の方が、 家族といるより長いんですよね。 こういうのって、何だか変ですよね。 不思議ですよね。 普通のことなんだけど。 あ、何書いてるんでしょう。私。 今日、仕事に空き時間ができてしまったので、 つい、赤木さんがいないのにメールしてしまいました。 それでは。彼女のメールを読んでいたら、可笑しくなってしまった。オレがこの前消したように、彼女もいろいろオレに伝えたいことがあったんだと思った。タカダさんの方を見る。また黙々と仕事をしているようだった。オレは、昼休み、みんながいなくなってからメールを書いた。 こんにちは。 オレも同じですよ。 寮に帰ったら一人だし、彼女のとこでも待ちぼうけです。 待ってる間は、以前はテレビを何となく眺めてボンヤリしてたけど、 今は、タカダさんが勧めてくれた本を読んだりしてます。 あと、オレは以前バンドやってたので、 オリジナルでやれるような詩を書いちゃったりします。 こないだ教えてくれた本、面白いですよ。 彼女の部屋ではギター弾けないんで、 (うるさくすると怒られる) 彼女が勉強してる時は本読んでばかりです。 前は本なんか読まなかったんだけどなぁ~。 タカダさんのせいですね!今度は消さないで出した。彼女が本音をせっかく出してくれたのに、オレだけカッコつけてるようで、バカらしくなったからだ。そろそろ定時で帰る頃、タカダさんから返事が来た。オレはそれをコッソリ読んだ。 そうでしたか。私の趣味がお役に立ててるようで、嬉しいです! 赤木さんも、帰ったら一人なんですね? 何だかちょっと励まされました。 彼女さんとは、結婚話進んでますか? あ!こういうの、オバサンになったみたいですねー! オバサンになるのは嫌だけど、興味津々です! では、また明日!笑いそうになったのをこらえた。仕事。仕事。今日は久しぶりに先輩の手伝いで残業だった。「何だよ、赤木、嬉しそうな顔してないか?」先輩が言った。「あ、ええ。日本が勝ったみたいですよ、サッカー!」オレはさっき、喫煙所で同期がしゃべっていた話を思い出して誤魔化した。吸わないくせに、休みに行ってたのが役に立った。「そうか!勝ったか~!」先輩は、喜んでいた。「何対何?」わからなかったので、仕事ことで慌てて話を逸らした。自分のしていることが可笑しかった。それから一日一回はメールをお互いに返した。すごく些細なことだったりするけど、それが会社の楽しみになっていた。 昨日、帰ってから、久しぶりにバラエティ見ました。 夫が興味なさそうな、恋愛もの。 いなければ、こんな楽しみもあるんだよね。 ひどいんだよー。 ルックスの良い男性を彼女に近づけて、 浮気しないか見るの。 何で、ひっかかっちゃうのかなぁ? でも、私もひっかかりそうで怖い! だって、カッコイイ人が出てくるんだもの! しかも自分のタイプをわざわざ寄越すんだよ!最近、彼女が帰ってからの行動は、こんな感じのメールで何となくわかっていた。 ダンナさん、恋愛もの嫌いなんですか? オレはそんなに嫌いじゃないですよ。 その番組は見たことないなぁ。 ちょっとチェックしてみよう! 何チャンネルですか? でも、そんなこと言ってると、 ダンナさんが好みのタイプを寄越してくるかもしれないですよ? 用心用心! ちなみにタカダさんの好きなタイプってどんな人ですか?翌日返事が来る。 私のタイプ? じゃあ、赤木さんが教えてくれたら教えますよー!オレがすぐに返事を返す。 オレのタイプですか? ズバリ、タカダさんです!さて、どう返事が来るかな?もうかなり慣れてきたから、冗談だってわかってるだろうけど。そう思っていたら、返事がなかなか来なかった。冗談として取らなかったんだろうか?だんだん不安になってくる。帰り際に返事が来ていた。 そんなこと言ってると彼女に怒られますよ? でも、私のタイプも赤木さんでーす! きゃー!相思相愛?返事を返す。 良かった。良かった。 では。翌日返事が来る。 クールだなぁ。 では。もうすっかりバカだな。まあいいや。そんなことでもやってなきゃ、今のオレは、淋しくてツラ過ぎる…。どうして、恋人がいるのに、こんなに淋しいんだろう?どうして、こんなに側にいるのに、こんなに遠く感じるのだろう?いっしょの家で過ごしているのに、オレはオレの話ができなくなり、サキは、自分のことを話さなくなった。黙々と食事をして、相手に触れていれば繋がっているように感じて、安心するけれど…。どうしてこうなってしまったんだろうか?話す必要が無いから…ただ、側にいてくれればいいから…そんなこと思いながらも、自分が何を求めているのかがわからない。何をサキに求めているのかもわからない。わからないから、もっといっしょにいたくなる。いっしょにいたいのに、いっしょにいれば、何かが足りないと思う。ワガママなんだろうか?いつか答えは出るのだろうか?
2007年07月29日
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昨日のブログでは、母への心配をいたわっていただいた温かいコメントを、本当にどうもありがとうございます~!さて、私たちがそんな水曜を過ごしていた時に、父親は、数十年ぶりの同窓会に行ってました。なぜ水曜日?と思ったら、うちの両親の店が水曜定休日だから、らしいです。(私が手伝ってるのは、店じゃなくて雑務です。)もうすぐ63歳になるうちの父親。周りは定年退職したから、うちの父親に合わせてくれたらしいんですよね。そこまでして、父に会いたかったんでしょうか?そんな友達を地元に持つ父は、幸せ者だな~と思いました。(母親は、なんで平日昼間にそんなに高い金がかかる…と言ってた。)そんな訳だから、ずっと楽しみにしてたらしく、帰ってきてからも嬉しそうでした。私のところは、多分もう無いだろうな~。羨ましいです!「地獄の沙汰も嫁次第」の感想~男と女の友情って、やっぱ無いんですかね~。まあ、私は友情を持ってる男友達っていないんですが、会えば、「よう!」って、気軽に話せる人はいます。でも、自分の人生に必要って思っちゃったら、私の中では=好きそれで、男として見てしまいそうなんで、友達じゃない気がします~。多分、男として見れない人が、友達ってことなんでしょうね~!(それって、男として嬉しいんでしょうか?)「肩ごしの恋人」夏木マリさんが、出ただけあって、イイ演技してたわ~。あんなにカッコ良くて、キレイな人なのに、どこにでもいそうな、化粧の濃いオバチャンを見事に演じてた。それ見てて、思ったのは、女って、髪型と服装で、かなり違う?!気をつけようと思いました…。高岡早紀、オカマ疑惑も笑えました~!!!「海おんな壁おんな」の感想~話の内容は、やっぱ胸をフル活用した販売なのね~!もう、何も考えずに胸だけ見てよ~って思いました。特に、続きが気になるってワケじゃないな~。 うちの夕食は、小説にリンクして親子丼~ コリラックはこんな感じで、トラちゃんと過ごしてました~♪小説は、朝から読むような内容じゃないかも~---------------------------------「アイツとオレ27」<登場人物>赤木:オレ→社会人一年生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)今日もサキはまだ帰ってないようだ。夜の10時。寮で音楽を聴きながら、本を読んでいた。携帯をつい眺める。早く帰った日は、そんな感じで過ごしている。残業が多いと、たまに帰った早い日に、何をして過ごしていいのかわからなくなる。これが週末なら、サキの家で待っていてもいいのだけど。テレビをつけて一人で笑っていると、ちょっと淋しい気持ちになった。寮に住んでる同期のヤツラはまだ帰ってないようだ。今日は、サキから電話は来ないかもしれないな…。眠りたいのに、体だけは連日あった残業のせいで、起きてしまっていて、なかなか寝付けない。気付くと寝ていて、目覚ましで起きる。会社に行くと、今日も特に急ぎの仕事は無いようだ。オレは仕事の息抜きにタカダさんにメールを送った。 こんにちは。 今日は、係長いないから指示待ちですよ。 でも、チェックしとかなきゃいけないこと多くて、ちょっと飽きました。 ところで、 結婚とかって、費用とか、いくら位するもんなんですかね? 不躾なこと聞いちゃってスミマセン。昼飯を食堂に食べに行って、戻ってくると、メールの返事が来ていた。オレはチラッとタカダさんの方を見る。タカダさんは、黙々と、書類にする資料をパソコンに打っていた。 こんにちは! チェックの仕事は疲れますよね。お疲れ様です! 結婚式のことですか? そうだなぁ~、場所によるし、家にもよるんですが、 私のイトコは、600万したって言ってましたよ。 ちょっと最近のことでビックリしました! でも、それはかなり豪華な披露宴だったからみたいで、 両家で分けるから、この場合300万になって、 親の要望が入ったから親が結構出したようなこと言ってました。 ちなみに私はそんなにかかってないです。 この半分位かしら? お祝儀で結構返ってくるしね。 披露宴するとかかっちゃうよね。人数にもよるし。 一人三万で、×招待人数。プラス100万以上は見た方がいいですよ。 何だかんだで結構かかりました。 一生に一度のことだから!って言われると、つい…ね。 お金かかるから、貯金しなきゃいけないんですよね。 決めること多いし、大変だよ~! 友達は、会費制にして、披露宴しなくて、 その分、旅行や新居代にしたって言ってましたよ。 100万もかからなかったそうです。 彼女さんと良く話し合うのが大事ですよ!オレはそれを読んで、頷いた。そうか…。ちゃんとした結婚式をやると、結構金がかかるんだな。丁寧な返事が嬉しかった。 いろいろ、ありがとうございます。 最近、彼女とすれ違い気味です。 寮に帰っても、連絡ないし、淋しくなってしまいました。 彼女は残業が多くて、 今、内勤になるために、バリバリ働いています。 オレは、できれば早く結婚して、 子供とかじゃんじゃん産んで欲しいな~って思ってるけど、 彼女は、子供とかあんまり好きじゃないみたいです。 仕事が楽しいらしくて。 話すことも、仕事でどう接客したかとかってことばっかですよ。 オレの単調で、独特な仕事の話したってわからないし。 ちょっとあせります。 オレばっかが結婚したいのかな。 オレの家、親が共稼ぎで、姉も遊んでくれなかったし、 できれば家にいて、子供と過ごして欲しいけど……と、ここまで書いて、オレは一体何を書いてるんだろう?と思って、消した。 いろいろありがとうございます。 現実は厳しいッスね! 彼女と結婚を考えてるんですけど、イマイチ具体的なことがわからなくて。 参考になります!そう書いて送った。返事はすぐに来た。 今って、結婚情報誌があるから、それを見ると参考になりますよ。 彼女と読んでみるといいかもしれません。 デートしながら見に行くと、結構楽しいですよ! 彼女さんも、きっと喜びます。 あ。赤木さんのが、飽きちゃうかも?大きなため息が出そうになった。いっそ、さっき消したメールで、ぶっちゃけたら、楽になれるのかもしれない。その日の帰りは、同じ部署の男たちで飲みに行った。女がいないから、仕事のことや、合コンしてきた話、キャバクラやテレクラに行った話なんかで盛り上がっていた。「タカダさんてさ~、結構、胸がデカいよな!」酔ってきた先輩が言い出した。「そうそう!オレもそう思ってた。電磁波防止エプロンで隠れてても、何かわかるんだよな~。」「あれ、邪魔ですよね!脱がしたらどうなるんだろ~。」「ヤベエ!オマエ!想像すんじゃねーか!」「人妻の色気ってヤツですかぁ~!」「たまりませんなぁ~!」「毎晩ダンナとさぁ~…」「いやいや、そしたら、飲み会なんて来ないって!欲求不満かもしれねーぞ!」みんながニタニタしながら話していて、聞いてたら、何だかムナクソが悪くなってきた。大勢の男がタカダさんを裸にして犯してるような感じ。それを遠くから、何も言えずに見てるような…。「オレ、タカダさんにチクッちゃおっかな~!」とにかく、話をやめさせたくて、ふざけた感じで飲みながら言った。「お!何だよ赤木!裏切るのかよ~!」「オマエ、タカダさんに可愛がられてるからなぁ~!」「ダメだぞ、オマエ、人妻は!」みんなも酔ってるから、カラんでくる。もう、オレもめんどうになってきた。ムキになって言った。「そうですよ!オレ、ファンですからね!みんなのこと言っちゃいますよ!」目が据わってたらしい。「オレも実は結構タイプ~!タカダさんイイよなぁ。汚さないでくれ!」一つ上の先輩が助け舟なのか、そんなことを言い始めた。そしたら、実はオレもって、隠れタカダさんファンが結構いることがわかり、他の女子社員の話まで出てきて、誰派、誰派ってことで盛り上がった。話が逸れてくれてちょっとホッとした。正直、みんなが言ってたことを、オレも想像したことがある。でも、他のヤツが言うのはイヤだった。何だかとても、イヤだった。でも、あの人たちのことを、どうこう言えない。オレはタカダさんを、頭の中で何度も抱いている。それはいけないことだと、わかっている。なのに、一瞬頭をよぎる…。週末、サキの家に行く。今日は早く帰るって言っていたのに、電気が消えていた。合鍵を使って中に入り、ぼんやりとテレビを見る。ずっと待ってたら、ハラが減ってきた。9時をまわっていた。冷蔵庫を空けたら食べられそうな物は何も無くて、唯一卵があったので、ゆで卵にして食べた。その一時間後、サキが帰ってきた。「ただいま~。遅くなっちゃってゴメンネ!」そう言って、買った物を冷蔵庫に入れて行く。「うそ!卵が無い!今日親子丼にしようと思ってたのに!」「ごめんハラ減って、食べちゃった。」「ええ~!もう、シンちゃんは~!私だってオナカ減ってんのに。まあいいや!もう。照り焼きチキン丼に変更しちゃう!」サキはプリプリと怒っていた。「ゴメン~、サキちゃん~、機嫌直してよ~。」オレはサキにベタベタする。「あーもう!じゃまっ!」サキはマジで怒っていた。手を叩かれた。以前はすぐ許してくれたのに。「連絡しなかったからだよね。ごめんね~」とか、何とか言ってくれて。まあ、オレが悪いんだけど…。出来上がった照り焼き丼は、相変わらずウマかった。飯を食べたら、機嫌が直ったらしい。皿を洗いながら、サキは係長の面白い話をし始めたので、オレは係長の話なんて聞きたくなくて、後ろから抱き締めて、唇をキスして塞ぐ。「待って、シンちゃ…」そのまま強引にサキを抱く。タカダさんのダンナも、こんなふうにタカダさんを抱くんだろうか…?つまらないことが頭をよぎる。
2007年07月27日
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こんにちは~♪昨日、今日、天気は良くて暑かったけど、今日、こちらは暑い曇りです~!コリラックは元気にトラちゃんと学校プールへ出かけていきました♪昨日、水曜は、実家デーになります。実家の手伝いをちょっとやってる程度なんですが、先々週、母がちょっと検診で、車で病院まで送りましたが、子宮筋腫なのかな…ひっかかってしまって、以来、ちょっと、体調を崩してしまったんですね。先週、風邪っぽいのと重なってしまったみたいで、ちょっと昨日は、つらそうでした。私は毎週母に会うことで、結構癒されていたりします。(かなりの毒舌なんですが、裏表が無いので楽なんです。)それでも、お互い、食料の買出しには行かないといけません。車に乗って、スーパーへ。途中、母がデニーズでケーキ奢ってくれました!ありがたい~♪ 写真撮ってたら、「また、そんなもん撮ってるの~?いい加減にしなさい。バカじゃないの?」と、言ってました。まあ、言ってるうちは、元気があるってことで。笑って、ほっといて、撮りました。来月、母の検診がまたあります。母がどうぞ無事で、元気になりますよ~に!昨日の「ホタルノヒカリ」の感想~合コンで、どじょうすくい踊られても…って思ったのは、私だけではないはずだ!それにしても、ドラマは、あちこちコンパやってるよな~。「ファースト・キス」では、ホームパーティーコンパだった。「イケメン・パラダイス」では、教頭がしきって、学校主催のねるとんパーティだった。いずれにしても楽しそうだった。海外だったら、この歳になってもパーティとかあるようだけど、それはそれで、刺激がありすぎて困るかも~! でも、ちょっと行ってみたいな~。お寿司にしちゃった。昨日の夕食~! 最近、聴くと何だかせつなくなる曲「くればいいのに」--------------------------------------「アイツとボク26」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→大学4年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)カリナとボクの家は離れているので、どうしても健全なお付き合い、ってやつになりがちだった。それでもいいんだけど、このままキスもできないでいると、カリナをまた他の男に取られてしまいそうで怖かった。もうすぐ就職だし、会う時間も、更に減るだろう。でも、そういった、ボクの下心が、彼女にバレてしまうのもイヤで、行動に出していいのか迷った。告白してから二度目のデート。今度の遊園地には二人で行った。冬は、日が早く落ちてしまう。夜のライトアップされた遊園地。カリナが寒そうに、手袋をした手をこすり合わせる。「手袋してても寒いの?」「うん。私、冷え性なの。」「ふーん。」ボクはポケットから手を出して、カリナの手袋をはずして、自分の手でカリナの手を握ってみた。「ほんとだ。」ボクの行動にカリナが驚いてる感じがした。手を握ったまま、ボクのコートのポケットに手を入れる。カリナは特に抵抗しなかった。それがとても嬉しかった。心の中で、ガッツポーズをしてしまう。子供みたいだな。顔がついニヤける。「アオヤンの手はあったかいね。大きいし。」手の方を見て、カリナが、そうつぶやいた。ボクは、ちょっと進展したように感じた。次のアトラクションに乗ろうと、二人でそのまま歩いていくと、暗がりの方で、カップルがキスをしていた。ボクらより若いカップルで、高校生かもしれない。でも、周りで人が見てるのもお構いなしって感じだった。つい目が釘付けになってしまう。ちょっと羨ましい。ボクにはできないけど…。カリナもジッと見ていた。「行こ。」ボクはカリナの肩を抱いてみた。そして、その場から離すように歩いた。コレにもカリナは特に抵抗しなかった。再会した時は手強く感じたのに、カリナは口先ばかりだった。こうして、体に触れても、大人しくしてくれている。何か、そんなこと思うと猛獣扱ってるみたいだけど…。ボクは猛獣を扱う飼育員のように、恐る恐る行動していた。「次、何に乗る?」「観覧車、乗りたいな。」「えっ?」カリナがそんなことを言うので、ドキッとしてしまった。さっきカップルがキスしてるのを見たばかりだし。まさか…ねだられてるとか…?ボクは、返事をすぐに出来なかった。「チューしちゃダメだよ!」カリナがいきなり笑顔で言った。「言うかなぁ~、そういうこと~。」と、ボクが言った。二人で笑う。で、とりあえず、二人で観覧車に乗った。夜景が静かに揺れている。「わぁ~!あっちキレイだね。ねえ、あれって、私が勤める方のビルかも?」カリナがはしゃいで言った。「ふーん、どれが?」ボクは、ワザとカリナの隣に席を移った。「え?…あのビルが沢山あるやつ。」ボクは、カリナの後ろから見るかたちになった。カリナが大人しくなった感じがした。緊張してる?このまま抱き締めたい衝動に駆られたけど、我慢した。「ああ、アレ?一番高いやつ?」「ううん、あの緑の光が見える?」いきなりカリナが振り向いたので、ボクの顔のすぐ側にカリナの顔があった。カリナが慌てて目を逸らそうとしたので、ボクはカリナを抱き寄せた。そして、髪に手をまわして、彼女の唇にキスをした。やわらかい唇。そのまま舌をからめてみた。「…ん、…」ヤバイ、止まらなくなりそうだ。顔を離して、そのまま抱き締める。彼女の心臓の音が聞こえた。ボクの音も聞こえたかもしれない。「キスしちゃダメって言ったじゃん…」カリナがうつむいてつぶやく。「そんなの、守るワケないじゃん。」ボクがカリナを抱き締めたまま言う。「あったかいね。アオヤン…」「うん。カリナもあったかいよ。」そのまま下に着くまで、ボクはカリナを抱き締めていた。ようやくカリナを手に入れたような、温かい気持ちが胸に広がっていた。体目当てのスケベな男だと思われたくなくて、その日も彼女を送って、そのまま別れた。それでも、肩を抱くまで進展できたから、満足だった。いや、ホントは、そんなことない。もっともっと、彼女の体に触れていたかったけど。観覧車じゃなければ、手が勝手に動きそうで、ヤバかった。まあ、一歩前進かな。帰り道は、飛び跳ねて、スキップしたいような気持ちになった。
2007年07月26日
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昨夜もまたもやセロを見てました~!スゴイよ!スゴすぎる!セロバウアー?!マトリックスみたいだな!で、恒例のうちの会話。セロが言った。「コレ、ちょっと…エクスキューズミィ」「ボクのサプライズが一つアリます。」パパが言った。「コレ、ルー語と何が違うの?」え?そ、それは…でも、そう言われると、だんだんセロの言葉がルー語に聞こえてくる!不思議だ…!いや、いかん、そうじゃない!不思議だと思うのは、マジックだ!でも、何だか心は「ルー語…ルー語…」と、つい思ってしまう…。ごめんね、セロ~!!!それでもカッコいいから~!いや、違う!!!すごいマジックですから~! そんな我が家の夕食は、豚丼!!!もう作る時間が~ 昨日、ブログ書いた後、子供を児童館へ追い出し、銀行へ行き、郵便局へ行き、帰ってきてから布団を圧縮させ、その後、図書館から返却催促の電話が何度も鳴り、コリラックが間違えて切り、エンテイが見たい、ライコウが見たい、パソコンを貸せ、と、うるさかったです…。そんな中、裏ブログの小説更新~! --------------------------------------「アイツとオレ26」<登場人物>赤木:オレ→社会人一年生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)オレの部署は、50人ほどの人数を3つに分けたうちの一つだった。ほとんど男ばかりで、女はその中に6人いる程度だった。うち二人は派遣社員。オレに風当たりが強かったのも最初のうちだけで、そのうち、周りも、オレが本音だけを言う人間だと思うようになったらしい。まあ、仕方無いよな。「これどう思う?」って、聞かれたから、「オレなら買いません。」って、言っちゃってたんだから。でも、黙々と言われた通りの単調な仕事を、残業してでもやり遂げたことから、評価が上がったらしい。まあ、最初は、「こんなにやるんですか?!」って、言っちゃったんだけどね…。一度やり始めたら、特に文句言わなかったから、それが意外だったんだろうか?会社はよくわからない。女子社員ばかりが取っていた、電話を取ってやったのも良かったのかな?車内の電話は、鳴る前に、番号のランプが点滅する。それを察知して、サッと事務の女子社員が取るんだけど、その時は、女子社員が一人しかいなくて、他の電話に出てたから、オレが受けた。それで、「この伝言の仕方でいいんですか?」って、電話のプロみたいな、その女子社員に聞いたら、意外そうな顔して、「はい。…大丈夫です。すみませんでした。ありがとうございます!」って。以来、誰もいなくて、大変そうな時は取っていた。オレは、まだ仕事で使えない時期だったので、どっちが早く取るか、その人と競争したりした。お陰で、その人と仲良くなった。オレの4つ年上なんだけどね。よく聞いたら、派遣社員だった。それが間違いの始まりだったかもしれない。いや、間違いって言い方はおかしいかもしれないけどな…。多分、逃れられなかったと思う。会社の飲み会の時に、その派遣社員の女性は、男ばかりの飲みの席に来ていた。みんなにビールをついでまわってたり、居場所が無いのか、オーダーを店の人にしたりしていた。女は3人いたんだけど、そのうち2人は社員で、その一人と仲が良いみたいだった。で、たまたまオレの隣にいた先輩が、彼女に話をふったから、彼女がオレたちのテーブルに酌をしに来た。サキと違って、ニコニコと愛想がいい人だった。顔もカワイイし。そんな人が、オレを頼ってくるんだよ。「赤木さん、これ、注いでもらってもいいですか?」って。他に男が沢山いるのにさ。ちょっと、悪い気しないよな?で、一次会が終わって、ちょうどみんなが、二次会の場所へ先に歩いて行ってしまった時に、オレは後ろの方を歩いていた。ちょっと、歩みが遅い彼女に合わせていたからで、後ろの方を振り向くと、「赤木さん、私、ちょっと、ココで休んでから帰ります…。」彼女は、ファミレスを指さした。オレは気分良く酔ってたから、じゃあ、オレ付き合いますよ~!って。彼女は、悪いからいいですって、断ったんだけど、かなり真っ赤な顔してたし、放っておけなかった。で、二人でお茶を飲んだ。その時に、彼女は結婚してるって聞いた。年上だってことも。じゃあ、大丈夫か。と、オレは思った。独身の女の子だと、何を勘ぐられるかわからないし、車内恋愛とかって、噂になりかねない。オレの中では、既婚者は恋愛の世界から、はずれている。既婚と聞いて、ホッとしたくらいだった。しかも姉より一つ上だ。「タカダさんて、年上なのに、年下のオレにも、キチンとした言葉使ってるんですよね。ずっとそうなんですか?」オレは、ずっと気になっていた、彼女の言葉遣いのことを聞いてみた。「派遣ですから。会社って、そんなもんじゃないですかね?」彼女が笑った。「何だか変ですよ~。オレ新人だし、タメ語でいいッスよ~!」オレは酔っていたので、適当にくだけて言った。「そんなのダメですよ。赤木さんは、社員さんなんですから。」彼女が、ちょっとおどけたように言う。「そうですか?どうもスミマセン。」「あ…、こちらこそ、ごめんなさい。」彼女はペコリとお辞儀をした。顔を上げて、二人で笑った。困ったことに、彼女はオレの好みのタイプだった。でも、いいよな。カワイイって思うくらい。結婚してるんだし、お互い、そういう対象じゃないだろ。それから会社の話をして、電車に乗って帰った。オレが唯一読む作家の本を、彼女が読んでいることがわかった。彼女の方が先に下りて、オレの方を見て、ペコっとお辞儀をした。オレもお辞儀をした。翌日メールが来た。「昨日はどうもありがとうございました。助かりました。赤木さんは、ジェントルマンですね。私のせいで、二次会行けなくなってしまって、すみませんでした。」その言葉が可笑しくて、オレは返事を返した。「いえいえ。大丈夫です。気にしないで下さい。」それが始まりで、オレと彼女は社内メールで世間話をするようになった。この時は、そんなこと、たいしたことじゃないと、オレは思っていた。思ってたんだけどな…。
2007年07月25日
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いよいよ夏休みが本格的に始まった感じです~!と、言うのも、昨日はパパが休みだったので、まだ週末気分だったんです。なので、今日からが私一人で子供と過ごすワケなので、本番!朝、10:30に、トラママが仕事に行きがてら、うちにトラちゃんが到着!それまでに、コリラックと朝食済ませて、洗濯物して、宿題やらせて~。11:00になったら、二人を児童館に追い出し、私は家の片付けと掃除。今日は、快晴ー!!!洗濯物も布団干しも、やって下さいとばかりに湿気もほとんど無いです!シーツも大人分、子供分、洗いまくった~!は~、スッキリ!って、したら、12:00!子供帰って来て昼ご飯だよ…。何で遊ぶかでケンカしてるし…。(「ふざけんな!外行けーっ!」って怒鳴ったけど…。)今二人で、ポケモン映画の再放送を見てくれてるので、ようやく私の時間~♪ポケモンありがとうぅぅぅーーーーーー!!!(でもまたじっとしてないから「ふざけんな!外行けーっ!」って怒鳴ったけど…。)昨夜の「ファースト・キス」の感想一言~お兄ちゃん…妹に恋愛させてあげたい気持ちは、わかるんだけどさ、妻子持ちと一日だけでいいのか~???その後「スマスマ」見ました!こないだ、トラままがさ、「昨日のセロカッコよかったよね!!!」って、いきなり言うのよね。私見てないんだけど~!なので、気になってたマジシャンなんだけど、昨日この番組に出ていて、水槽にガラス突き抜けて手を入れてたのよぉーーー!!!(マジですごかったわ!)それで、確かにイケメンだったわぁーーーーっ!!!!その後、そのまま「あいのり」も見て寝たわぁ~!見たかしら?ネタバレよっ!!!何でダメなのぉ~!!!!彼の傷を癒せるような女は、彼女しかいないと思ってたんだけどなぁ~。ガックリしました…。 おいおい、早く寝なよ~って思ったかしら?昨日の夕食カレーは、辛口、甘口~! 小説も更新~!(一応一話ずつ完結~)--------------------------------------「アイツとボク25」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→大学4年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)ボクがカリナに電話をしたのは、その日の夜だった。カリナはすぐに出た。「青山ですけど…」「アオヤン?えっと、明けましておめでとう。元気だった?」ボクの声と、カリナの声が交錯した。ボクはつい笑ってしまった。「元気だよ。明けましておめでとう。年賀状届いたよ。」「ビックリしちゃった?」「うん。…でも、嬉しかった。就職決まったんだね?おめでとう。ボクも決まったんだよ。」そんな感じで、ボクらはお互いの近況を話し始めた。気持ちが3年前に戻る。あの頃のボクらに戻る。「良かったら、会える?いつが空いてる?」ボクはカリナに尋ねた。付き合ってる人がいるかは聞かなかった。いても、もう関係無いと思った。ボクは、カリナにどうしても会いたい。「今週ならいつでも大丈夫だよ。」「明日か明後日…って、早いかな?」「空いてるよ。暇人なの。」就職に内定が決まったり、落ちたりするうちに、ボクは何となく思ったことがある。これはもう、縁ってやつなのだろうと。ボクとカリナに運命の何かがあれば、また以前のように付き合えるはずだ。でも、そういった何かが無ければ、今回会っても、それで終わるだろう。それでも、ボクは、あの時のことを繰り返したくない。ボクの中でカリナが理想だけで膨らんでいなかったら…会った時に、ボクの気持ちが変わってなかったら…告白をしようと思った。今度こそ。昔、初めて待ち合わせをした場所で、ボクらは再会した。初売りのせいで、駅はごった返していた。「久しぶり!アオヤン!」「うん!何か…」ぼくはカリナを眺める。「何?どうしたの?」「いや、大人っぽくなった感じがする。」「え?そう~?老けたって意味じゃないよね?」「何言ってんだよ、まだ22だろ?」「え~、だって、アイドルは20歳過ぎたらオバサンらしいよ~!」ボクらは笑いあった。3年ぶりのカリナは、ちょっとキレイになったように見えた。化粧の仕方なのか、大人っぽくみえた。ボクはどうだろう?彼女を失望させなかっただろうか?「アオヤン、変わらないね。何だか嬉しい!」カリナがニコニコしながら言うので、ホッとしてしまった。二人で、カリナが行ってみたいと言う、デザートが美味しそうなカフェに入る。そこで、ボクは、カリナに聞かれるままに家庭教師のバイトの話や、就職活動、教育実習のこと等を話した。「女子校に行くことなんてあるんだね~!どう?モテた?」「そりゃあ、あんなに沢山女の子がいれば、一人位は、もの好きもいたりするけどね。」「え?そうなの~?まさか危ないことになってないよね~?」楽しそうにカリナが聞く。女って、こういう話、好きだよな~。「残念だけど、なってないよ。なかなかの美少女だったんだけどね。」「ええ!もったいない!付き合っちゃえば良かったのに~!女子高生だよ?」「本気で言ってる?」ボクはちょっと残念な気持ちになって言ってみた。カリナはボクとまた友達になりたいだけなんだろうか?「え?」カリナがちょっと驚いたようにボクを見た。ボクもカリナを見たけど、目を逸らしてコーヒーを飲んだ。隣の席にいた、女の子の二人連れが、こっちの話に聞き耳をたてているような気がする。ボクはちょっと恥ずかしくなった。一体、いつ告白できるんだろ?この空気じゃ無理っぽいよな。ボクは車で来なかったことを後悔した。でも、いきなり車で二人きりって緊張しちゃいそうだしな。じゃあ、今日もまた昔と同じなのか?一人でそんなこと考えてしまってたら、カリナが懸命に弁解し始めた。「ううん。付き合ってなくて、良かったよ!ほんっとうに良かった!だって、付き合ってたら、私とこうして会ってなかったでしょ?あ~、ホント良かった!」そう言って、カリナは、自分の就職活動に話を持って行った。ダメだコリャ。隣にいた女の子たちは、いなくなったけど、彼女は、ボクが告白するような空気を与えそうにない。3年前と同じでマイペースだ。どうしたら、この女の子をうまく口説けるんだろう。ある意味、3年前にカリナを彼女にした男に、感心した。どうやって彼女をモノにしたんですか?教えて下さい。いやいや、そうじゃないだろう。普通はその男に嫉妬してもいい位なのに、あまりにもカリナがサッパリしすぎているのだ。「さっき、付き合ってたら、会ってないって言ってたよね?ってことは、ボクに言ってた彼とは別れたの?」ボクはつい口から、その男のことを尋ねていた。「うん。付き合ってすぐにダメになっちゃった。やっぱり、付き合うのってダメね。ほら、私、あんまり女らしくないから。」「そんなこと無いと思うけど。」ボクはカリナの見た目を再確認して言った。「ありがとう!じゃあココ奢っちゃおうかな~」彼女は照れたのか、そんなことを言っている。「じゃあ、どうしてすぐにボクに連絡くれなかったんだよ?そしたら、すぐ会えたのに。」カリナはストローで氷をカラカラと混ぜた。「そんな都合のいいこと…。」そこで会話が止る。ボクはずっと疑問に思っていたことを口にする。「でもさ、あの時、ボク、ホントに驚いたんだよ。好きな人はバイトの近くで知り合ったって言ってただろ?」「だって、私のバイト先、海に近かったから~。」ボクは絶句した。カリナのバイト先と海なんて、考えたこともなかった。あれ?慌てて思考を戻す。「そんなに近くないじゃん!」「海は、繋がってるんですぅ~。」カリナは頬を軽く膨らませた。「あまのじゃくだな~。そんなのわかる訳ないじゃん。」ボクは、呆れたように言った。「えー、だって~。そんなのはっきり言う訳ないじゃん。」カリナがボクの口調をマネする。「ちゃんと言わなきゃ伝わらないよ。」ボクがカリナの顔を呆れたようにニラんで言う。もう、教え子のヤンチャな生徒に近い。でも、考えてみれば、彼女はこんな子だったのかもしれない。ボクに出してなかっただけで。ボクも3年前は、舞い上がっていて、彼女をちゃんと見ていなかったのかもしれない。まだまだカリナのことを、ボクは何も知らないんだと思った。「私ちゃんと伝えたもん。」「気持ちが終わってから伝えてもしょうがないんだよ…。」もう堂々巡りだな。ボクは決意を固めた。「じゃあ、ボクは今度は、ちゃんと言うよ。ボクは、キミを好きだったから、ココに来たんだよ。そっちはどうなの?」カリナが絶句した。顔が見る見る赤くなっていく。「ほら、どうしたんだよ?返事して。」開き直ったボクは、教え子に言うように聞いた。「知らな~い!」カリナは目を逸らして、わざとカラカラと飲物をかき混ぜて飲んだ。さて、この女の子をどうしようか?言うことは言ったけど、前途多難なようだ…。
2007年07月24日
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今朝は、胃癌検診に行ってきました~。まず受付で、手続きを済ませ、問診を済ませ、健康会館に止っている、検診用バスに乗り込みます。そこで検診用の服に着替え、いよいよ、発泡剤の顆粒を渡されました!これは、ソーダ味のラムネの顆粒みたいで、味もオイシー♪それを、白い少量の薬で流し込む。(大さじ一杯くらいかな?)「あれ?バリウムってコレだけだっけ?楽勝~!!!」…なワケない。ミノさんにお嬢さんって言われそうな年齢の看護婦さんが、「はい次はコレね。」って、ニッコリ笑って出してきたよ。紙コップ3分の2位、ナミナミと入っているバリウムを!!!「牛乳だ!これは、思いきり濃い、ヨーグルト状の牛乳なんだ!」って、牛乳だって、カスピカヨーグルトだって嫌いなくせに、自分に言い聞かせながら一気に飲む。私は臭くないものなら大丈夫らしい。(それより生卵一気飲みの方がツライ…。)今回も、紙粘土を溶かしたかのようなバリウムは、何とか飲めた。これも発泡剤ソーダ味のおかげである。さて、それからゲップしないのが問題なんです!我慢しながら、逆さに機械が私をグイングインと回転させる…。自分も回転、また回転。(その間、多少出てもバレないみたいだけどね。)ある意味、遊園地のアトラクションに乗ったような感じなんだけども、自分から回り、外からも回される、洗濯物にでもなったかのような~!終わった時に思うね…。「とりあえずブログのネタにするか~!」って!ぜひ皆さんもガンバって挑戦して下さい!終わってからも、代謝がいいのかオナカが痛いです!コリラック、良い子で朝ごはん食べながら、お留守番しててくれました~♪(今ハマってるアニメは「スポンジ・ボブ」です!コレずっと見てました!) そんなうちの夕飯は、コリラックがお買い物の宿題をしてくれてパスタ買ってきてくれたの。 たらこスパゲティ~(またもや麺類) PS:ねぇねぇ、昨日の「パパとムスメの七日間」見たぁ?舘さん、女子高生の演技、小技が利いてて、可笑しかった~!!!仕草とか、しゃべり方とかね♪話を見ていて思うのは、自分の娘に見せても恥ずかしくない会議を大人はして欲しいよねっ!ってことかなぁ~。--------------------------------------「アイツとオレ25」<登場人物>赤木:オレ→大学生青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)卒業式は、雪が降った。そう言えば、高校の時もそうだったし、中学の入学式にも、珍しい4月の雪が降ったんだった。オレもそうだけど、男はスーツがほとんどだからいいけど、女の子たちは、袴姿が多かったので、大変そうだな…と思った。女として見ることがなかったクラスメイトの女子も、今日は、何だか女に見えた。クラスでつるんでいたメンバーの半分は故郷へ。半分はこっちで就職を決めた。式が終わると、もう、この学校とは、ほんとうに「オサラバ」なんだと思った。いろんなことがあった大学生活。入学してすぐに去ると思っていたのに、卒業できたなんて、オレにはとても感慨深い。オレを学校に引き戻してくれたアオヤン。家まで訪ねてきてくれたシュウにトモヤ。戻ってきた時に、フォローしてくれたみんな。嫌なヤツもいたけど、これも全部、支えてくれた友達のお陰なんだな…と思うと、感謝しないではいられなかった。謝恩会は、ほとんど飲み会のバカ騒ぎ大会だった。故郷組に別れを告げて、遊びに行く約束を取り付けた。イグチは、こっちに残るらしい。アオヤン共々、長い付き合いになりそうな予感がした。そしてオレはようやく新入社員に。サキに聞いていた通り、入社式は眠くなった。入ってしばらくは、同期と研修で毎日会っていたので、仲良くなり、研修所から、そのまま飲み会と言う日々が続いた。お陰で、たくさんの同期と知り合いになれた。一人暮らしに近い寮生活は、同期が沢山いっしょに住んでいたので、最初のうちは、ほぼ毎日が飲み会だった。サキの寮とは名ばかりのアパート暮らしと違って、こっちは本当の寮だった。オレは、大学の時から、週末サキの寮に時々泊まりに行っていた。だけど、この研修やら実習やらのせいで、なかなか行かれなくなった。販売研修、ライン研修をさせられて、配属は6月だった。今までの楽しい環境変化の日々は一気に終わり、退屈な仕事の毎日がオレを待っていた。何が嫌だったって?オレが自分の学部の勉強は生かさなくてもいいです。と、面接で言ったことが、人事に配慮されたらしい。全く学部と違う部署に配属になったのはいいけど、それを聞きつけていた、上司や、周りの皆さんは、ワガママなヤツが入ったと受け止めたようだ。オレに対する風当たりは、最初からキツイものとなった。「赤木くん、何でその学部で、この部署なの?」世間話のついでにそんな言葉がよく付け加えられた。その度に、面接でも繰り返し言った言葉を、ヘラヘラしながら、返す。「大学で、勉強してるうちに、オレには合ってないってわかったんですよ。」「親が泣くなぁ~。」「ワガママだよね。」ここでも学部がオレの足を引っ張る。このままずっとこうなのか?顔にムカついたのが出たらしい。相手が、いけない話題だと思ったのか、興味が無かっただけなのか、サッサと話を逸らした。オレは、そんな子供みたいなままではいけないと思い、「すみません。」と、言いながら、職場では即愛想笑いを浮かべ、飲みの席では酒を注いだ。自分の気持ちを殺す毎日。愛想笑い。慣れない仕事。どうでもいい、ささいなことにハラが立つ。なのに、顔には出せない。当然、ストレスも溜まっていく。「ねぇ、配属されてから、ずっとシンちゃんは文句ばっかり言ってるよ。」オレは待ちに待った週末をサキの部屋で過ごしていた。サキはオレのために昼飯を用意してくれていた。今日会えたのは、二週間ぶり。電話は週1になっていた。この頃は、サキに会えることだけが、オレの唯一の息抜きの時間だったけど、サキは、販売から内勤に移りたくて、必死で仕事と会社の勉強をしていた。だから、あまり会うことも、連絡も、お互いだんだん取れなくなっていた。オレはまだ馴染んでない、寮の同期と過ごすことが多かった。そいつらもグチばっかり言っていた。どうやら、オレにもそれが染み付いていたらしい。「そう~?だって、オレ、またこうかと思うと、何かヘコむよ。もう、バンドも思うようにやれそうもないしさ。」「しょうがないじゃない?まだみんな、シンちゃんがどんな人か知らないんだし。最初は、私もそうだったよ。ほら、怒ってるように見えるって言うか、気が強いのがバレバレの人相だから。かなり損してると思うのよね。」サキは口にスパゲティを運びながら、そんなことを言った。「そうだったっけ?オマエ、そんなこと言ってなかったじゃん?」オレは、サキが就職した頃のことを思い出しながら言った。「シンちゃんが言わせなかったんでしょ?話してると、退屈そうにしてたり、不機嫌になってたじゃない。私の気持ち、ちょっとはわかった?」サキの顔は、当時を思い出したのか、ちょっとキツくなっていた。オレはため息を大きくついた。何だか申し訳ないような、情けない気持ちになった。「何だかカッコ悪ぃな~。オレ。ゴメンな、頼りなくてさ。」「いいわよ~だ!お陰で強くなれたしね!」食事が終わると、サキを膝枕にして、寝転がる。「サキ…ここ出て、いっしょに暮らせないかな?まだ、結婚とかは無理だけど、お互い仕事で、なかなか会えないしさ。電話にオマエが出ないと、何だか心配になるし…。」「本気で言ってるの?結構家賃高くなるよ。寮と違って。」「それでもいいよ。サキがいれば、オレ元気出るしさ…。」サキはオレの髪を撫でて、考えているようだった。「いいよ、私、出ても。男が通ってる~って、そろそろ、先輩に目をつけられてて、ウザったかったんだよね、ココ。それに、今年から、寮扱いじゃなくなったの。外に出ても、住宅手当はいっしょになったんだ。シンちゃんの会社の近くに住んでも、ココからでも、通勤時間は同じ位じゃないかな?」オレは意外な返事が返ってきたので驚いた。そうできたら、どんなにいいだろう。それから二人で住める物件を探したけど、とりあえず、サキが寮をすぐに出て、オレの会社との中間地点に一人暮らしをすることになった。働いてみてわかったけど、サキの方がオレより高給取りだった。ボーナスも多い。でも、今までのデート代や電話代を考えれば、そこで二人で過ごしてもたいした金の変化はなかった。サキは節約になったと喜んだし、オレは、返って、サキに食費の補助ができるくらいだった。中間地点はオレの自宅にも近かったし、ちょうど良かった。オレは平日もサキの部屋にいりびたるようになり、半分同棲しているようになった。そうしているうちに、ようやく部署の人間や仕事にも慣れてきた。寮のヤツらとも打ち解けた。でも、その頃から、ちょっと、オレとサキの歯車はズレてきてしまったんだと思う。
2007年07月23日
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コリラックの夏休みの宿題を御紹介~ ・学習プリント →国語と算数のプリントが合わせて26枚 ・絵日記(二枚) ・朝顔の観察(二枚) ・読書(10冊以内) ・家のお手伝い(10種類)昨日からやってみてまーす!とりあえず、プリントとお手伝い!昨日は、・お皿洗い(割るんじゃないか、ヒヤヒヤした…)・洗濯物をたたむ(結構、シワシワなままたたまれる…)どちらも家族分です。で、今日はとりあえず、お風呂掃除してくれました~!あとは、一人でお使いに行く予定でいます♪今のとこ、宿題は順調~!問題は、明日から…かな。(あ、でもパパ休みなんで、明後日からだな…)「ライフ」の感想~もう…、ひどすぎちゃって…、見てるのがつらくなってきました…。でも、オバケ屋敷に入る心境で、恐らく来週も見てしまうでしょう!それにしても、あの女の子たち、ムカつく~!!!何が、「私、悪くないよねぇ~」だよ!何が、仕方なくて、自業自得なんだよ!関係ないやつまで、いっしょになって、楽しそうに!バッカじゃないの?!…って、現実なら言っちゃいそう…!あの優等生の犯罪男にも後ろからケリ入れてやりたかったです! も~!早く蹴っちゃってよ!!!後味悪いドラマ~!!!「受験の神様」の感想~「ライフ」見たあとだと、普通のドラマに見えてしまうから不思議です。もし、「ライフ」見てなかったら、この女子高生の先生に、ムカつきまくりは間違い無いでしょう!でも、ちょっとこの女子高生に「ハケンの品格」を思い出します。「ハケン…」と違って、イイとこが出てないし、爽快感も無いんだけどね。あの女子高生が大人になった時、どんなに頭が良くても、実際あの態度は社会で通用するのだろうか?頭でっかちなお利口さんに見えてしまうのは、私だけでしょうか?今夜は「パパとムスメの七日間」!!!面白いよ~!舘さんみてるだけでー♪ 昨日のお昼は焼きうどん~ 夕飯はまたもやピザにリゾットプラス。 さすがにパパが嫌がった~(ゴメンねー!) --------------------------------------「アイツとボク24」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→大学4年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)大学4年の年末。ボクは赤木くんと初日の出を見に、二人乗りのリフトを登っていた。「スキーに来たみてーだな。」赤木くんは、ちょっと楽しそうだった。カリナといっしょに見に行った初日の出を思い出す。でも、それはもう、かなり以前の記憶になり、ボクの気持ちもそれほど波立たない。そんな気持ちで赤木くんとココに来れたことが、何だか嬉しかった。リフトから降りると、登りの途中、休憩できる広い道には、出店が出ていた。テキヤのオジサンを見た赤木くんが、嬉しそうに声をかける。「イチのオジサン!どうしたんですか~!」「あれ?おー!シンちゃんか?!いや、商売やってんだよ~。初日の出、見に行くのか?ほら、コレ、友達の分もあげるよ!」イチのオジサンと呼ばれた、いかにもテキヤっぽいオジサンが、赤木くんにワンカップを渡す。赤木くんが嬉しそうにお礼を言う。「知り合いなの?」歩きながら、ボクが聞いた。「親父の友達。小さい頃、釣りに連れてってもらったんだ。親父の友達、怪しいのばっか!でも、すげーな。こんなとこで会えるなんて!」赤木くんは嬉しそうに目を細めて、ワンカップで手を温める。道理で釣りも好きだったりする訳だ。「オレたちも、あれ位の歳になるまで、ずっとバカやってる友達でいてーよな!」「いいね~、それ!」ボクもワンカップで手を温めながら、嬉しくなって頷いた。遠い未来、ボクらは、どんな大人になっているのだろう?カリナと歩いた道をたどる。あの時、いくらでも告白するチャンスはあったんだな。そんなことを振り返る。頂上に着くと、チビチビ飲んでいた、ワンカップを持って乾杯した。「就職決定おめでとう!!!」「アオヤンは先生になると思ってたんだけどな~。」赤木くんがしみじみと言った。「いや、無理だな~って、教育実習でわかったよ。一人一人、個別の方が、ボクには向いてるなって。会社で生かせるか、わからないけどね。」ボクらは企業に就職が決まっていた。ボクは、幼稚園や、老人ホーム向けのソフト会社に。赤木くんは、大手のメーカーに。ボクは、小規模ながらも、いろんなことを自分でやれそうな、この会社に魅力を感じてしまった。親には、どこから、こんなとこみつけてきたんだ?と、不思議がられた位、知られていない会社だった。「そうだな。でもまあ、カテキョも実習もよくやったじゃん。教え子に告られそうになったり、親にセマられそうになったりしながらも、さ!」赤木くんが、ボクの言葉を受けて、思い出したのか、ニヤニヤしながら言う。「勘弁してよ~。」ボクらは思い出してクククと笑う。「赤木くんだって、バイトの女の子に浮気しそうになってたじゃん?危うくさ~!」「アレは、しょーがねぇよ。普通、あんな時期に、あんなにセマられたら、どんな男もオチるでしょーが?」「ボクは彼女がいたら、オチないねー!」「ウソつけぇ!」ボクらは笑う。「いいよな~。赤木くんはサキちゃんいるから。赤木くん、会社の寮に入ることにしたんでしょ?距離離れてない?」「まー、しょうがねぇよ。今は仕事に慣れる方が先だからな。それよりアオヤン、同窓会の女の子は?バレンタインにチョコもらって、何度か会ってたんだろ?」「あ~、ダメだよやっぱり。何だか、好きになる対象じゃないって言うか、悪いから、会ってない。」ボクはダメダメとばかりに手を振った。「そっか。やっぱ、カリナちゃん、もったいなかったな~。オマエ、奥手過ぎんだよ。」ははは。と、ボクは笑った。あ~、それは一番ボクがわかってる。カリナに送った年賀状の返事は来なかった。去年も友達として出してみたけど、やっぱり来なかった。なので、今年は出すのをやめた。仕方ないよな。彼女なりのケジメなんだろう。きっと、赤木くんは、ボクが誰とも付き合ったことないって、思ってるんだろうな~。まあ、それは、仕方の無いことだ。赤木くんには、フジサワさんのことは打ち明けてない。フジサワさんのことを思い出すと、今でも胸が痛む。もらった時計は、今頃になってつけたり、つけなかったりしている。初日の出が昇る。少し雲がかかっていた。雲が紫に染まっていた。この日の初日の出も、ボクの中で思い出になる。忘れられない、良い思い出に…。「今年もヨロシクな!」ボクたちは、笑い、山に近いボクの家にいっしょに帰る。赤木くんは、車で来ていたので、母親が、一寝入りしていくよう勧め、いっしょに部屋へ上がる。起きたのは昼過ぎ。母さんが記念に…と、ポラロイドでボクらの写真を撮ってくれた。二回撮って、一枚をボクに、一枚を赤木くんに渡す。「いい感じだな~!」赤木くんは、とても喜んでいた。ボクも、こんなにいっしょにいれる友達が出来たことが嬉しかった。母親は、ボク宛に来ていた年賀状を渡すと、台所へ戻って行った。「オレのは、昨日出しといた~!」「そうだと思ったよ。」ボクは、適当に返事をしながら一枚の年賀状に目がとまる。 明けましておめでとう。 御無沙汰してます。元気にしてますか? 無事に就職が決まりました。 アオヤンはどうですか? 携帯買いました。 良かったら、連絡下さい。「カリナちゃんじゃん!」後ろから見ていた赤木くんが言う。「何見てんだよっ!」ボクは、照れて、くっついてきた赤木くんをふりほどく。「アオヤン、すぐに連絡しろよ!」ボクの顔は真っ赤だったと思う。嬉しくて、顔はゆるんでいたはずだ。「赤木くんが帰ったらね!」「ズリぃ!今かけろっ!すぐかけろっ!」「何がズルいんだよ!!!うあ~!何てかけよう?!」赤木くんが、まるで自分のことのように喜んで、ハシャいでいた。あの時の笑顔。何度思い出しても、ボクの心を温かくする。
2007年07月22日
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意外にも、面白かったです!「女帝」!次回から見ることにしました~♪ブログ仲間のベティさんからのコメントで、面白そうかも~と思い、見てみましたが、コレはイイ!女のドロドロ満載そう~!松田くんのヤクザ役もイイ!ホステスNo.1になるために、泉谷しげると寝る加藤ローサ!でもさ~、泉谷さんのこと、醜い妖怪って…!!!ちょっと、原作はどんな妖怪なのよ?(これも原作あるのよね?)私的には、泉谷さん、全然オッケーなんですけど!ちなみに伊藤四郎さんでもオッケーなんですけど!え?変?私、変~???あ、でもね、坂東英二さんはダメなの。タモさんは…ビミョ~かなぁ…。タケシさんはオッケーだな。あ、内田ユウヤさんはダメだ…。大御所…他に誰がいるかしら?この感覚わかるかなぁ~?でもね、基本的には、あまりにも年上は苦手なの~!!!(どうも、父親に見えちゃう~)え?話はドラマの話じゃないの?って?そうそう、コレって、小澤真珠ちゃん、出てるんですよ!今回も、濃~い~役で!!!ホステス、とっても似合ってます!が、加藤ローサちゃんのホステス、どうもホステスNo.1には見えません!眉毛が太いせいなのかなぁ~???売れっ子作家も、時効警察の刑事がカッコつけてるようについ見えます!(あるいは、のだめのハリセンにどうも見えちゃう。)それでも、何でも、女同士のエグい争いが面白そうでたまらないなぁ~♪覚えていたら、ちょいと見て下さいな。私は二話目から見たんだけども~。 コレは先週載せられなかった、冷たいラタトゥイユスパゲティ~ 夜は、混ぜご飯と鮭のホイル焼き~ 今日から、夏休み始まりました!コリラック、早速、お手伝いの宿題をしてくれました♪でも、平日が心配~。すっかり裏ブログになった小説は、なるべく一話ごとに読めるようになってます~。今回は、就職活動編です。--------------------------------------「アイツとオレ24」<登場人物>赤木:オレ→大学生青山=アオヤン:アイツ→大学の親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)就職活動が始まった。最初の面接はひどいもんだった。熱が38度出てしまったのだ…。面接は学生二人と面接官二人で行われた。面接官が会社の概要や仕事等を一通り説明する。オレといっしょに面接を受けた学生は、何と、同じ大学で、オレが行きたかった学部の人間だった。面接官が、どんなことが趣味かを聞く。「旅行が好きなんです。一人旅が好きですね。この前も、知らないオジイサンと友達になりました。」「危ないってことは無かった?」「大丈夫ですね。そのオジイサンとも仲良くなって…」ハキハキと、そいつがしゃべり、面接官と和やかに談笑する。オレは頭がボンヤリしてきた。オレは、バンドの話をしたが、上手く頭もまわらなかったし、面接官の気をひくこともできなかった。最後の質問をした時も、「それは、先ほど説明しましたが…」と、冷たくあしらわれた。ここは、もうダメだろう。面接を終えて部屋を出るとソイツが言った。「オレの学部は、ほとんど休みで出なくていいから、もう面接は、これで5回はやったかな。かなり慣れたよ。キミのとこの学部は、忙しいんだってね?大変だろ?」「まあ、そうだな…。」ぼぉっとする頭で返事をする。早く家に帰りたかったが、とても悔しかった。学部のことで倍悔しさが増した。もっと、面接慣れしないと…。普段、人前で話すことに慣れていると思って、油断していたかったのが、マズかったと反省した。あらかじめ、聞かれそうなことは、頭に叩き込んでおかないといけない。とにかく受けまくったし、内定も2つもらっていたが、落ちるところは、何となくすぐわかった。こちらに興味が無いとわかるかのような、履歴書に書いてあることの確認だけの質問だったり、条件を聞いてくるだけの、手応えの無い面接だったりしたからだ。入社することにした会社のことは、とても良く覚えている。うまくいった、手応えが一番あった。ああいうのを、縁と言うのかもしれない。いきなり書けと言われた、「会社でどんな仕事をしたいか?」と言う、作文。オレはでっちあげでも何でもいいと、とにかく、やりたいことを書きまくった。今から思うと、バカみたいだけど、周りの人間から、必要と言われるように、小さいことでも見逃さずにやりたい…実際には、人が嫌がるような書類作成だろうが、残業だろうが、人がたいしたことと思わないことでも、進んでやります。…って感じなことを。コレはダメかもしれないな…。そう思ったけど、時間も無いし、とにかくマス目を埋めた。後から聞いたところ、何を書いていいか戸惑い、書けなかったと言う人間がほとんどだったらしい。面接。男性社員が質問をして、サポートの女性が記入する、二対一形式だった。試験管が、質問の隙間から、「彼女はいるのか?」とプライベートなことを聞いてきて、そこから、「結婚を考えているか?」と言う質問をしてきた。直感的に、ワザとそんな質問を出してきたんだと思った。オレは、素直にいると答えたし、結婚は、すぐに考えていないこと、自分がキチンと、一人前になりたいこと等を話した。サキが妊娠したのではないか?ということがあった時に、自分がとてつもなく子供だと実感したことから出てきた言葉だった。面接官は、会社の良さを話し、オレは、この会社に入れたらいいな、と言う印象をかなり持った。翌日の夜、受かった連絡が来た。オレは身体検査を受けて、次の試験に進むことになった。役員面接の前日に、母親が新聞の切り抜きを渡してきた。会社を創立した一人の、会社を作るまでの人生を語った連載だった。初回から最後まであった。「受かるかわからないけど、参考になるかな~?と思って。」一日一日、記事を切り抜いていたらしい。オレは、そんなささやかなことが、妙に嬉しかった。「ありがとう。」受け取って一通り目を通した。まさか、こんなことが、役に立つとは、その時は思ってもみなかったけど。ついでに、面接に行く前に、新聞の社会欄をチラッと読んでおいた。役員面接は、本社の応接室に通された。高いビルが立ち並ぶ、高層ビルの一室。窓から見える景色が、オレを緊張させた。個室、一対一の面接だ。入ってきた役員の顔は、優し気で、威厳があった。オレは緊張した。落ち着け、落ち着け。「赤木シンヤくん…だね。」「はい。」役員は、オレの家庭状況を尋ねた後、こう切り出した。「キミは、うちの会社のどこが気に入ったの?」「はい…」オレは頷きつつも、頭の中が真っ白になりかけた。仕事内容か、それとも…その時に思い出したのが、母親の新聞記事だった。「職種の希望が合ってることもありましたが、御社の、相談役の新聞連載を読みました。家族が、とてもいい話だと言っていて…」「ああ、あれかぁ。ふうん。それで、読んで、どう思った?」嬉しそうに、面白そうに、役員が聞く。「ぜひ、御社にお世話になりたいと思いました。家庭的な温かみを感じる会社だと思いました。その…家族の一員に、なれるといいな…と、思いました。」役員は軽く笑った。ちょっと、くだけた感じに。それで、オレの気持ちも少しほぐれた。「会社が家族みたいなものだと?」「はい。こちらで、育てていただけたら…と。相談役がみつけた、小さなきっかけや思いを、社員皆さんで大事にしたことが、積み重なって、成功を生んだということでしたので、私も、その一人になりたいと思いました。今まで、会社にそんな物語があるなんて、考えたことなかったです。働く場所ってことばかりに目が行っていて…」読んだ時に思った、素直な気持ちだった。役員は、オレの目をじっと見て、優しくうなずいた。そして、会社のことを語り、オレにもう一つ尋ねた。「今日は、何を聞かれると思った?」唐突な質問だった。でも、場が和んでいたせいか、心は緩んでいた。「いえ、特には…あ、でも、今日の新聞にはどんなことが載っていたか?って、聞かれるかもしれないと思いました。」「じゃあ、せっかくだから、聞かせてもらおうかな。」オレは、一番印象に残っていた、水族館のガラスの技術についての記事のことを話した。役員も、興味深そうに聞いていてくれた。「何だか、久しぶりに水族館に行きたくなったよ。」役員が笑顔で言う。それで面接が終わった。久しぶりに会った親戚の伯父さんと、世間話をしているような感覚だった。ここは、受かるかもしれない。そう思った。受かった連絡が来たのは、翌々日の昼間だった。隣には、たまたま家に遊びに来ていたアオヤンがいた。オレとアオヤンは手を叩いて喜んだ。その夜は、嬉しくて、アオヤンと祝杯を上げ、週末だったので、電話をかけてきたサキも呼び出して、いっしょに飲んだ。もう、箸が転がっても可笑しかった。
2007年07月21日
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今日は、午前中に髪を切ってきました~♪今回は、この前よりも、更に短くしてもらいました~。 気分もスッキリ!で、午後は、コリラックが帰るの待って、お昼にして、通知表見たら、お!お!お~!!!親がビックリする程良かった!誰かと間違えてないよね?トラちゃんと遊びたかったので、トラちゃん迎えに行きがてら、持ち帰り忘れた朝顔を学校に取りに行きました…。(子供たち連れて~!重かった!)で、夕方、子供たちを連れて、歯医者に行って、コリラックの歯を抜いてきました!麻酔注射して、前歯二本~! こんなケースに入れてくれました~♪ (歯の形してるんだよ!) お陰で今、スキッパーちゃんです♪昨夜の「山おんな壁おんな」の感想~そろそろ落ち着いたデパート物語になってきたね~!胸が大きければ、どんな水着も似合うなんていいな~!ミルフィーユパットの水着を着た伊藤美咲ちゃんと、真っ赤なビキニ来た深田恭子ちゃんが出るの?!って、私、ついついドキドキしちゃいました~!!!(オヤジか~?)見れなくて残念です!(やっぱりオヤジなのか?)モデルが買うから、みんながバッグを買うのって、このドラマ見ていたら、ちょっと滑稽に見えちゃった…。でも、気持ちはわかるの。買わないけど、私も欲しいな~って思うことある~!!!昨夜の「肩ごしの恋人」の感想~私も、いろいろあって、先の見通しが無く、社員を辞めたんです。こんな心境だったかも…。先の見えない未来に、ハローワークに派遣社員。お金はどんどん無くなっていくし、ホント怖かったです…。何度、あの会社に戻りたいなぁ…って思ったことか。でも、戻りたくないなぁ…って、思ったことか。唯一、これと違うのは、私は20代だったけど、それでも、まともな就職はできないかもしれないな…って思ったっけ。駅前でもらった、時給3千円のフロアーレディ募集のポケットティッシュ眺めながら、コレ位やらないと、自分を養うことはできないのかな…そんなこと思ったっけ。これ、今回唯一まともに同調して見てるドラマかも。 昨夜の夕食はウナギです~ ほぼ裏ブログになってる、小説更新~♪--------------------------------------「アイツとボク23」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→大学二年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)あれから一年たった。ボクは、家庭教師のバイトを増やしていた。前は一人だけだったけど、今は3人になった。お陰でかなり忙しい。一人は中学一年生の男の子、週に一回。一人は中学二年生の男の子、週に二回。それから、中学二年生の女の子は、試験前の月だけで週二回。中一の男の子は元気だ。陽気に学校で起こった話をベラベラとしゃべる。お陰で、休みの時間ばかりになりそうな位だ…。今の興味は…、どうやら女の子らしい。中二の男の子は大人しくて素直だ。ゲームが大好きみたいで、お母さんが出してくれるお茶の時間には、ゲームの話をしてくれる。ボクは、彼と、お互い攻略法を教え合うようになった。お互い、休み時間を楽しみにしている。休憩10分。文句を言わない、素直な彼は、すぐに勉強に戻る。中二の女の子、この女の子が曲者なんだ…。その子は、ホントは女性が教えていた。でも、あまりにも、前任の女性が度々休むせいで、ボクがその代わりをするようになった。が、ボクになったら、成績が上がったとかで、ボクに切り替わってしまったのだ。「ねぇ、青先生は、不倫ってどうしてあると思う?」ボクは飲んでいた紅茶をこぼしそうになった。「マナちゃん…。いきなり何言ってんの?」お茶の時間は、大体、マナちゃんが出す、「世の中って何?」攻撃だ…。この前は、「勉強は何でしなきゃいけないの?」だったし、その前は、「男って、大人になると態度変わるの?」だった。その前は…何だったろう?とにかく、彼女の疑問はつきない。でも、ボクは彼女の出す質問と会話を、密かに楽しんでいた。「今ね~、友達のお父さん、アヤしいんだって。でもさ、何でそんなことするんだと思う?結婚してるんだから、わざわざ他の女の人と恋しなくてもいいと思うでしょ?」「う~ん。そうだね。ボクもそう思うよ。」あまり偉そうなことを言えないボクだけど、この子に誤魔化しが聞かないことはわかっている。変に話題を逸らすと、勘ぐられるのだ…。「マナちゃんは?彼がいたら、他の人好きになったりしないの?」「う~ん、そうだな…。」マナちゃんのシンキングタイムが始まる。「そんなこと断言できるのは、今まで、好きになった人が、たった一人だけ!って人しか言えないことだと思うの。私、好きな人がいるけど、例えば、その人が自分と両思いになってくれたとしても、隣の席にいる、毎日いっしょの男の子が優しくしてくれて、すっごい気が合ったら、もしかして、こっちのが好きかも?って思っちゃうもん。だから、その考えが結婚してからも出ちゃったら、不倫ってことが起こるのかなぁ?って、思っちゃうのよね。ね、先生?そう思わない?」マナちゃんは満足そうに目を輝かせて、ボクの顔を見る。次は、先生の考えを述べる番だと言っているのだ。「うん。そういうのもわかるな。そうかもしれないね。」ボクは、紅茶を一口飲んで、続きを話す。「そうだな~。ボクはさ、信号無視みたいなものだと思うよ。」「なあに?それ?」「赤信号で渡っちゃいけないってこと、人は知ってるよね?」「うん。」「でもさ、誰も見てなかったり、みんなやってるって思うと、結構渡っちゃうよね。心の中では、悪いことだってわかってるし、いけないことだと知ってるのにさ。こういうことって、人の気持ち次第なんじゃないかな?渡らない人は、絶対渡らない。」マナちゃんは、謎が解けたとばかりの笑みを浮かべた。「先生、まさか、やってないよね~?」「やってないよ~!」今はね。ボクは頭の中でマナちゃんに詫びる。「ホントだ…!そうかも!そうかもね~!うん、何だか、すっごい納得しちゃった~!」マナちゃんは、嬉しそうにケーキを頬張った。「じゃあ、納得してくれたなら、次の問題をやっちゃおうか。」「え~っ。もう勉強~?」「そうだよ。その為にボクは来てるんだからね。」「じゃあ、ここまでやったら、また話の続きしてくれる?」マナちゃんが、教科書のページを指す。「終わりの時間より前にできたらね。」目的があれば、この子は燃える。最近、そのことがわかってきたので、ボクがそう言うと、マナちゃんは、はりきって問題を解き始めた。マナちゃんがそんなことを言うから、ボクは、カリナとフジサワさんのことを思い出してしまった。カリナは、ボクを好きでいてくれたけど、しょっちゅう会っていた店長のことを、そうして好きになってしまったのだろうか?フジサワさんは、信号無視をしたくなるほど、ボクを好きになってくれたんだろうか?ボクは…いまだに二人のことを時々思い出す。そして、もう、あんなことは無いんじゃないか?と、思ってしまう。夏に行った海は、去年のような出会いはなかった。赤木くんには彼女が出来たし、イグチくんも、故郷に彼女が出来て、長期休みはギリギリまで帰っている。海は、二人のノロケをさんざん聞かされた…。(彼氏か彼女がいるか?と言う、コインゲーム2枚の表は、一枚は、イグチくんだったのだ!)年末が来て、ボクは、カリナから去年もらった年賀状を眺める。未練たらたらかもしれないけど、ボクはカリナに年賀状を書いた。 元気にしてますか? ボクは、相変わらずです。 年明けは試験だね。 お互いガンバロウ!返事は期待できない。でも、ボクは年賀状をポストに入れた。
2007年07月20日
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こんにちは~!昨夜、日テレドラマ「ホタルノヒカリ」を見ました~!でね、ここでメール講座があったんですよ!気になる人には疑問形でメールを送るといい!!!そうすると、相手が返信してくれる可能性が高い…と!えええーっ!!!ちょっと、待ってよぉ~。そんなこと言ったらさぁ~、私のメール、結構、疑問形多いよ?相手に気があるとか、考えたことないよ?じゃあ、疑問形でメールくれたら、もしかして私に気があるの~?????んなこと誰も思わないかぁ~!それに、そんなわかりにくい口説き、私にゃ~、通用しないよ!直球で勝負だ!だから、私もしないよ!でも、こういうマニュアルって、聞くと面白いよね~?だから、私もやっちゃおうかな?ねぇ、どう思う~??? 昨日の夕食だよ~? え?何でも疑問形使うなって? まあまあ、そんなこと言わずに返事してよ~?やっぱり私も、疑問形は返事返しちゃうからさ~?あ…、コレってやっぱりマニュアル正解?小説、また更新しちゃった~!もう、ほとんど裏ブログだよね。一応、一話ずつ読めるようにしてるし~。いつまでやるのか?って?大丈夫!終わる予定あるから~!--------------------------------------「アイツとオレ23」<登場人物>赤木:オレ→大学生青山=アオヤン:アイツ→大学の親友サキ→オレの彼女。(バイトで知り合う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)オレは大学3年になった。今までは、サキとは平日の午後会うこともあったけど、サキが就職したことで、会える時間が、かなり減った。入社式があったと言う夜、電話がかかってきた。「もう、眠たくて。社長やら、役員の話は長いし。スライド上映が始まった時は、結構みんな寝てたよ~。」「え?!寝ていいのかよ?」「うん。真っ暗になっちゃって、レーザーポインターで会社の業績を説明してたの。もう、その赤い光を見てたら…。寝て下さい!って言ってるようなもんよ~。で、明るくなったら、みんな何事もなかったかのように起きるの。学校の授業じゃないのにね!」オレたちは笑った。サキは、そんな話をいくつかして、明日も早いから、と、電話を切る。オレはまだ春休みだったので、アオヤンから借りたゲームソフトの続きをした。どうしても、コレを攻略したい!って思っても、手詰まりになり、結局翌日アオヤンに助けを求めた。サキに仕事の話を聞いてるせいか、無駄な時間が妙にありがたいことのように思えた。無駄なことに没頭できるのも、今だけのように思えた。サキは、新しい環境に慣れることが大変らしいのに、オレへの連絡はマメにしてきた。新人歓迎会、職場の雰囲気、仕事の勉強、週末に会った時の話題さえも、職場日記のように、自分のことばかりだった。「今、販売研修だよ。2年、販売の現場を経験したら、内勤にならないと、うちの職場は落ちこぼれってレッテルが貼られちゃうの…。」よくわからない話に、オレは適当に相槌を打った。サキは、周りで働く人間の個人名を使って話をするので、大体、どんな職場で働いているのかがわかった。上司は男、職場は女性8割、男性2割。女ばかりで気楽だが、上司が信頼を置いている先輩の女がキツい人間らしい。が、毎回毎回、そんな話ばかりされるので、オレとしては、少々うんざりしていた。うまくアドバイスできる訳じゃないし、その都度、サキが言う。「そうよね。こんな話しても、シンちゃんにはわからないもんね…。」そりゃあそうだ。あっちは、現場で働いてるかもしれないけど、こっちは、慣れた授業に、バンドにゲーム。共通の話題はバイトの仲間の話位だ。サキから見たら、オレはバカな子供に見えるのかもしれない。仕事の深い話になったら、相手になれる訳がない。置いてけぼりをくった、子供のような気分になる。同時に、あと二年すれば、追いつくんだ…自分にそう言い聞かせる。授業が減ってきたことと、サキに会えない分、暇になったオレは、バイトとバンドの活動、それ以外は、アオヤンとツルむことが多くなった。今日はアオヤンがうちに来て、酒を飲みながらゲームをしていた。「そういうの聞くとさ、何か見下されてるみたいで、時々ムカつくんだよな。」「先に社会人になると、女って偉そうだよね。」コントローラーを捌きながら、アオヤンが相槌を打つ。オレは、ついアオヤンにグチる。アオヤンも、同窓会で会った同級生の女に、何か言われたらしい。「ほら、あっちからしたら、オレらより二つ以上うえの奴等と同期な訳だよ。で、その同期とタメ口きいてんだってよ。今まで先輩として接してたのに、何か、新人研修だかで仲良くなって、年上と思って話してないとか何とか。そしたら、オレら、同級生なんか、遊びまくってて、子供に見えて、いいな~!とか、言うんだよ。あ~、あと二年すりゃあ同じ立場になるのに、結局、そう言う女の後輩になるんだよ?今までの上下関係が無くなるんだよ。会社ってヤツは。」オレはウップンがたまってるのか、アオヤンに一気にまくしたてた。「そっか…。大変だね。社会人かぁ~。ボク、想像するのヤダな…。」アオヤンは、楽々と、ゲームクリアーをして、コントローラを置く。「アオヤンは、先生になるんだろ?教職取るって言ってたじゃん。」「取るけど、なれるかはわからないよ。とりあえず、取っておくだけだからね。」「あ~あ、オレも、なりたかったなぁ~、先生。」「え?赤木くん、先生になりたかったの?」「なりたかったけど、今の学部じゃ、嫌だよ。好きなこと勉強すれば良かった。」「それで、学校やめようとしたんだ?」「まあ、それもあるけど…。たいした理由でも無いしな。何かやりたい事が、なくなっただけだよ。」アオヤンは、酒を一口飲むと感慨深く言った。「そうか~。こんなにいっしょにいたのに、その話聞いたの初めてだったね。」「くだらない理由だよ。」「そんなことないよ。大事じゃん、そういうの。」オレは、今までのことを、ぼんやりと振り返った。アオヤンも、何か次の言葉を考えているようだった。「迷うよ。…やっぱり。何か、ちょっと決めたことが、将来、具体的になっていく時期だと思うし。ボクだって、何が役に立つかわからないから、こうして、いろんな単位とってるだけだよ。」「オレはオマエがいなかったら、あの大学にいねーし、ここにいねーよ。」「おせっかいだった、かな?」「それは無い。…てか、今はありがたいよ。」アオヤンは照れ臭そうに笑った。オレも。大学に入った頃には、こんな状況が待ってるなんて、全く想像していなかった。日常に、劇的な変化なんて無い。だけど、未来は、一日一日、自分で積み重ねていくものなんだな…。オレは、ツマミをかじりながら、アオヤンの見事なゲーム捌きを眺めていた。
2007年07月19日
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今日で給食終わりです~!土曜から夏休みなの。で、最後に、ヨガでお友達になった、コリラック同級生のママさんとカラオケ行ってきました~♪いや~春休み以来だから、すっごい楽しかったーっ!初めていっしょに行ったから、これから行ってもらうのに、引かれちゃ困ると思って、流石に聖鬼魔IIは歌わなかったけど、(ほら、脳内「悪」一色だし!)スッキリしたーっ!!!(tweetyちゃんとは、しょっぱなから歌ったくせに…。)皆さん、「夏の日の1993」って曲知ってますか?これ、ハモってきました。歌う度に思う <歌詞> まるで別人のプロポーション ああ水際のエンジェル 19 93 恋をした OH キミに夢中 いきなり 恋してしまったよ 夏の日のキミに~♪コレってさぁ、男の生態を、とても良く表現してる詩だよね。 脱いだら、すっごいスタイル良かったから、好きになっちゃったよ~! 友達だと思ってたのにさぁ~! もう、とんでもないよぉ~!って、ことだよね?私がパパにそう言ったら、そりゃあ、メロンかと思ってたらミカンだったりしたらガッカリだろう!と、断言されました。そう。そうよね…。以来歌う度に、(男ってヤツは…)と思ってしまう。が、キレイにハモれるので、ヤミツキ!今回は、喉ならしにKAT-TUNの新曲歌って、伊藤ユナちゃん歌ったら、高音に喉が潰れそうになり、もういつものキーで行こう!と、海猿繋がりで、B'zのオーシャン、K、ウタダ、ボニーピンクにコブクロ歌ってきた~♪彼女は、島谷さんとか、山田優ちゃんとか、女の子らしい高音がキレイだったなぁ~♪嵐や、ジャニ系はいっしょに歌った~!最後はピンクレディーの振り付けマスターでUFO歌って〆たよ。主婦はカロリーが気になる!私が歌ったほとんどは、10Kカロリー超えてた!踊ったし、いい運動になった~♪次回の課題は、「サウスポー」だ!って、約束して帰ったよ。2時間って早い~!!!「くればいいのに」歌いたかったな~。でも、ラップは歌えるだろうか?あちこちのブログでイイ歌教えてもらうと、それを聞いて覚えちゃうんですよ~♪(洋楽は無理だけど)キーが合いそうなら、挑戦!!!最近気に入ってるのは車で聴いてるマキシマム・ザ・ホルモン。コレは飲まなきゃ歌えなさそうだ。でも挑戦したい~!!!長くなりましたが、昨夜の「ファースト・キス」の感想一言~あの~、心臓がとっても悪い妹を、ラブホテルに一人置き去りにして、帰っちゃっていいんでしょうか? 麺類大好きなうちの夕食。昨日はヤキソバ~ 小説更新しました~。一応、一話ずつ読めるように書いてますので、途中からでも、時間あったら読んでいただけると嬉しいです~。------------------「アイツとオレ22」<登場人物>赤木:オレ→大学生二年生青山=アオヤン:アイツ→大学の親友サキ→オレの彼女。短大二年生。(バイトで知り合う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)「それって、子供ができたってこと?」オレは半信半疑で言った。「わからない…。ただ、2週間位、もっと…、ずっと来てない。」オレは黙った。何だかテレビドラマみたいだな…この状況が滑稽で笑いそうになる。でも、笑うわけにはいかない。避妊しても、妊娠することはあるって聞いたことがある。オレは少し心当たりがあった。「ねぇ、ちゃんと避妊しててくれたの?」サキがつぶやく。「した。したけど…、100パーとは言えないし…。でも…まだ来るかもしれないよな?そんなこと無いの?」女の体はよくわからない。でも、サキの様子がホントのことなんだと語っている。「わからない…。」サキは、黙った。今日は車だった。落ち着いて運転してられそうにない。夏に花火を見た土手に行った。でも、お互い何も言えなくて、けど、何か言わなきゃいけない気がして。頭の中が、これからの現実で回る。でも、オレの決意は固まっていた。「サキ、結婚しよう。子供、産んでよ。オレ、学校辞めて、働くから。」それでもサキは黙っていた。石を水辺に向かって投げる。オレも投げる。「本気で言ってんの?」サキがオレの方を見ないで言った。車に戻る。サキがため息を大きくついた。「学校辞めて、どこかで働けるってホントに思ってるワケ?それで、どうするの?私も就職、やめるの?で、子供育てるの?無理だよ。絶対無理。私、まだ20歳になったばかりなんだよ?まだそんな自信ないよ!」サキは、オレをニラミつけていた。涙が出ていた。「じゃあ、どうすんだよ?堕ろしたいのかよ?!」オレもキレそうになって、つい大きな声を出してしまった。サキも負けずに大声になる。「嫌だよ!そんなことしたくないよ!だからこんなに悩んでるんじゃない!どうしたらいいのよ!何でこうなっちゃうわけ?もう、嫌だ…。」サキが泣き出す。顔がベトベトで、可哀想な位だ。ハンカチで顔を拭き、オレはサキを柔らかく抱き締める。しばらく、サキの泣く声だけが車に響いていた。オレのシャツが湿っている。オレは、サキを強く抱き締めて、口を開いた。「何とかなるよ…。やってみなきゃ、わかんねーだろ?オレたち位の歳のヤツが、産んでたりするじゃねーかよ?うちの親だって、結構若くてオレ産んでるし。オレ、働くからさ。何してでも、オマエら守るから。どうせ、大学だって、去年の春、辞めてたかもしれないんだし…。」サキが泣き止んで、オレの顔を見る。オレは続ける。「それがちょっと早まっただけだよ。神様が、辞めろって言ってんじゃねーか?ただ、サキには悪いけどさ…。な?ちゃんと病院行って、調べてもらって来いよ。オレ、ついてくし…。」サキが、小さな声で言った。「ホントに、…それで、いいの?」「もう、なっちまったんだから、お互い、腹くくるしかないだろ。でも、産むのはオマエなんだから。な。大丈夫かよ?」「…病院行く。でも、…来なくていい。いかにもみたいで、…恥ずかしいから。」サキが恐る恐る言った。さっきより、顔が和らいでいて、オレに抱きついてきた。お互い、顔を見合わせて、軽く笑う。不安だけど、もう、なるようにしか、ならないだろう。オレは、翌日から、就職のことを考えて、大学に探りを入れたり、就職情報誌を買ってきたりした。高卒で就職するなら、学校が企業を斡旋してくれたけど、大学中退じゃ、そうは行かないらしい…。条件、経験者。新卒。経験無しで大丈夫。ガテン系。やっぱり現実は厳しそうだ…。何とかなるんだろうか?オレはシュウから譲ってもらったギターを眺める。バンドは…やっぱ、解散かな。それどころじゃなくなるだろうし…。親にも話さないといけない。味方になってもらえるだろうか?ホントにオレは親不幸ばかりだな。サキの親にも…怒られるんだろうな。殴られるの覚悟しないと…。まずは、どこから手を出せばいいんだろう?考えれば、考えるほど、オレは自分が子供だと言うことを思い知らされる。生活していくには、一体いくらかかるんだろう?子供産むにも金がいる。どこに住むかも…。ああ言ったものの、オレは生活して行くことを、何も知らない。オレは甘ちゃんだ。ホントに甘かった。全く無責任だったことに気付いて、愕然とする。せめて、オレが就職してさえいれば…。でも、もうどうしようもない。やるしかない。そんなことをグルグル考えていた。子供を堕ろすことだけは、できれば考えたくなかった。そんな時、携帯が鳴った。サキからだった。「…ごめん。病院いったよ。遅れてただけみたい…。すごいデカいホルモン注射、打たれたよ…。」バツが悪そうに、サキが言った。オレはホッとして、力が抜けてしまって、笑った。「大丈夫か?ごめんな。サキにツライ思いさせて。オレもっと、もっと気をつけるからさ…。」サキもオレの様子に気が抜けたらしい。声が和らいだ。「ううん。私こそ、シンちゃん責めてばっかりで…。嫌なヤツだったよ。ゴメンネ。嫌いになってない?」「大丈夫だよ…。」オレたちの間に、心地良い沈黙が流れた。「サキ、いつかもっと、オレちゃんとするから。そしたら、そしたら、結婚しような。あのさ、明日、時間あるか?会えるか?」「うん…。ホントに良かった。シンちゃん、ごめんね…。ホントにごめんね…。」サキは泣いていた。ずっと泣いているのを、オレはただ聞いていた。今から思うと…この時子供が出来ていたら、今のオレの隣には、サキがいたんだろうか?
2007年07月17日
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午前中地震ありましたね!こちらも揺れました!震度は多分2~3位。コメントのお返事書いてた時で、ちょっとビックリしました~!何だか、連休とか、長期休みとか、人が油断してる時に大きな地震とかってあるような…大丈夫なんでしょうか?昨夜の「パパとムスメの七日間」見ました~!先週から気に入ってしまったよ!ケンタ先輩!今週もイイ感じだったわぁ~。すっごいイイ子なんだよねー!!!彼が、お父さんに気に入られる度に、まるで、自分の息子が褒められたかのように、嬉しい!ケンタ先輩ガンバレ~♪それから、パパ(中身ムスメ)!26000円もする外食なんて、ホントとんでもない~!!!かと言って、部下の女性だから、ワリカンって訳にもいかないだろうし…こんなの発覚したらムカつくよね~!自分から相談事したいって言って、高級レストランに連れてくなんて、知能犯過ぎる~!!!もう、私がOLの頃は考えられないよ、絶対!奢ってもらえちゃいそうな時は、相手に任せるよ~。…なんて、単なるドラマに羨ましさを感じる私。最近、男性に奢ってもらうことなんてないからなぁ~。何だかちょいと、あんなレストランに行ってみたくなってしまいましたぁ~!そんなうちの今日のお昼は、冷たいラタトゥイユスパゲティ~が!大変!撮った写真、間違えて消えちゃった!!!デザート、ワゴンに乗せて、どれ選んでもイイ!ってツボだなぁ~♪確かに、あの状況で口説かれたら、男性が二割増はステキに見えちゃうネ!現金?今日は、「ファースト・キス」見ま~す♪昨日、連絡網が回ってきた~。火曜、公園に行くから水筒持ってきて!だって。まわしたら、見事にみんなお留守~。留守なら、次へまわしてくれ…って、どんどん次へ電話していくハメに…。危うく全列まわすとこだったよ!!!他のクラスは金曜に聞いてたってさ。先生…、勘弁して下さい…---------------「アイツとボク21」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→大学一年生赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの気になる女友達(ナンパで知り会う)フジサワさん→ボクの付き合ってた既婚女性(バイトで知り会う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)大晦日。ボクとカリナは夜に待ち合わせをして、海が近くに見える、有名なカップルスポットに来ていた。夜中だと言うのに、みんなカウントダウンを待っていて、人でいっぱいだった。ボクとカリナは人に押されてはぐれそうになる。迷ったけど、ボクはカリナと手を繋いで進んだ。嫌がられないか、すごく勇気がいった。赤木くんが、駅でキスした女の子、あの子が飲み会で手を握った女の子だろうか?以前、赤木くんが、その子にフラれたらしい時に言っていた。 「オレさ、 今までは、結構好きな女には、すぐに手ぇ出してた。 でもさ、今回は何だか違うんだよな…。 嫌われるのが、スゴイ嫌だなって言うか… 怖いって言うか… それで友達ごっこ続けちゃったんだよ…。 あ~、何か、バカみたいだよな。 スゲー情けなくねぇ?」ボクは、その気持ち、すごく良くわかる。フジサワさんと会っている時は、フジサワさんから、腕を組んできてくれたり、手を繋いできたりしていたから、ボクもだんだん、躊躇しないで、彼女と触れ合えたけど、カリナは違う…。みんなといっしょにいれば、そんなに緊張しないし、電話でも、普通にしゃべれるけど、カリナには、触れていいのか、躊躇してしまう。二人きりになった時に、とても緊張してしまう。手を振り払われなかったことに安堵して、ボクらは目的地で、海を見る。手を離す。カウントダウンが始まって、みんなで数を数え始める大合唱。0時が来ると、花火が打ち上げられ、港に泊まっていた船が、一斉に汽笛を鳴らした。周りでは、カメラのフラッシュが光ったり、クラッカーの音が鳴ったり、キスを軽くしているカップルなんかもいる。「明けましてオメデトウ!」カリナがボクの顔を見て、微笑んで言った。「おめでとう。」ボクもカリナに言った。カップルだらけで、目の持って行き場がなくなりそうだった。「良かったら、初日の出、このまま見に行かない?」「うん!行きたい!」ボクらは駅に向かって歩く。「今日って夜でも電車がずっと動いてるんだね。」「うん、ボクも知らなかったんだよな~。」夜中だとは思えない程の人だった。電車に乗って、とある山のある駅へ。そこも人がポツポツと来ていた。二人乗りのリフトが、ずっと休まずに上へ向かって登っている。真っ暗な中、二人で乗る。オレンジ色の提灯の鈍い光が、ポツポツと光っている。「何だか怖いね~。」「うん。でも、ワクワクしない?ボク、初日の出見るのは初めてなんだ。」「私も!ねぇ、私ここ来たことあるよ。遠足で!」「うそ!ボクもここだったよ!」「私、山上り苦手で、なのに後ろの方だったから、みんなに追いつくの苦労しちゃったな。」「ボクなんか、補助の先生が後ろについてたよ。青山くんはボンヤリしてるから、いなくなってそうとか言われて。」カリナが笑う。「じゃあ、私、アオヤンと同じクラスなら良かったな~!いっしょだったら、安心して、ゆっくり登れそうだったのに。」「先生は困るけどね。」カリナは更に笑った。「アオヤンといっしょにいると、焦らないでいいよ。私も私のペースでいられそう。」そんなふうにカリナが思っててくれたことが、無償に嬉しかった。ボクは、今日は、カリナに告白してしまおうかと思っていた。都合がいい解釈かもしれないけど、フジサワさんが、ボクの背中を押してくれた気がしていた。 「ねぇ、アオくん、誰か好きな人ができたら、 今度は、ちゃんと言葉にして、好きって言ってあげないとダメだよ?」ごめん、フジサワさん。ボク、やっぱりカリナのこと、かなり好きみたいです。リフトから降りて、ゆっくり歩いて道を登って行く。こんなコースがあるなんて、知らなかった。ようやく神社のある場所に着いた。ここでも、人は、さっき程じゃないけど、かなりいた。あと一時間くらいで日が昇る。ボクらは、体を温めるために、途中でワンカップを買って、チビチビと飲んでいた。二人でいっしょにいられるだけで、ボクはとても幸せだった。日が昇り始める。ちょっと雲に隠れてしまっていたけど、ボクはこの時の朝日が忘れられない。なぜなら、この日が、あの頃のカリナに告白できた、唯一のチャンスの日だったからだ。
2007年07月16日
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こんにちは~!今日は、雨が降ったり止んだり。もう台風は行っちゃったの?暑いじゃん!昨夜、「ライフ」見ました~!とうとう、イジメが始まったね~。程度の差はあれ、私の周りにも近いことはありました。みんなと仲良くしていたいのに、誰かが誰かを嫌い始めると、その人の事、無視しよう…って、言い出す子がいたな。で、みんなそうしようって、いっしょになってやるんだよね。関わりたくない子も、関わりたくないから、話しかけたりなんかしないし。で、その子に話しかけたりすると、いい子ぶってるとか、何とか。あ~、つまんないよね。どうして、日常をそんな戦いの場にするんだ?私は、そういうこと言い出す子が大嫌いでした。なので、自分からは、嫌いな子がいても、人には言わないようにしてたっけ。そんな子でも、時々いい面見せたりするしさ。なのに、あの人嫌い同盟を作るのって、どうなの~?主人公が反撃するまで、見てられるのか?ちょっと心配な後味の悪さがありました~。脳内の話~!私のお気に入りの中には、ブログで紹介していただいた、楽しいゲームやら占いやらが入ってます~。今回は、教えていただいた、「脳内メーカー」より。 これが私の脳内~ 食べることばっかじゃんねぇ?もしかして政治家? こちらがパパの~ オマエ、何企んでる?って感じ~ で、そんな二人から生まれたコリラックの脳内~! まあ!なんてステキなんでしょう!イイ名前つけたわ~! (子供のうちはね。:byパパ) で、ちょっと笑えたお姑さんの脳内 あらビックリ!そんな人には見えなかったのに~! で、それどころじゃない私の旧姓の脳内 私、結婚して良かったよね…。 良かったら、ホーム上の方にある「お気に入り」ってとこ開いてやってみてね~♪-------------------「アイツとオレ21」<登場人物>赤木:オレ→大学生青山=アオヤン:アイツ→大学の親友サキ→オレの彼女(バイトで知り合う)(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)「何か今日、オマエご機嫌だな?」会った時から、サキはハイテンションだった。「うふふ~っ!わかるぅ?実はね、実はね~!就職、内定決まりましたぁ~!」「何?どこ?マジで?」「心配しなくて大丈夫ぅ~!ここに決まったよ。寮ついてるの!ずっといっしょにいられるね!」「何だよ~!やったじゃ~ん!」オレはサキの肩を抱き、頭を撫でる。でも、また寮か…と、ちょっとガックリする。サキは、面接や、会社からの電話の内容をオレに話す。その話を聞いていると、何だか、サキがオレより一歩早く社会人になることに不安を感じる。自分がまだ学生なことが歯痒いような、まだのんびりできることが嬉しいような、とても複雑な気持ちになる。その日は、初めてサキを昼間に抱いた。「女の体って、ギターとか、弦楽器に似てる…」オレは、裸のサキを後ろから抱き締めながら言った。「何言ってるの~?やらしー。」サキがクスクス笑う。「ほら、この腰のクビレとかさ、弾けば音が鳴るとことか。」オレは指でサキの体をなぞる。「もうっ、エッチだなぁ~。」「やらしくないよ。キレイじゃん、スゴク。見た目も。キレイな音。触ってると心地いいのも似てる…オレ、サキのこと好き。スゴク好き。」オレは、サキの体に顔を埋める。サキがオレの髪を撫でる。「そうなんだ…。ねぇ、私のこと大事?」「うん。大事。オレの宝物っ!」オレはサキを思いきり抱き締める。サキがはしゃいで笑う。「大好きよ、シンちゃん!ね、ずっといっしょにいようね?」オレはサキの目をみて頷き、サキにキスをする。長く長く。このまま時が止まればいいと思う。「ニヤけてるよ赤木くん。彼女のことでも考えてるんじゃない?いいなぁ~。」呆れた顔したアオヤンが言う。「へへっ!何だよ、オマエは、しけた顔してんなぁ~!」オレは傍から見ても、顔がゆるんでるらしい。今日は、久しぶりにアオヤンと飲んでいた。「カリナちゃんは?もう会ってないのかぁ~?」アオヤンは、オレをニラんで、ドボドボと酒を注いだ。「もう、ボクのことはいいんだよ!自分の幸せに浸ってろ~!!!」オレたちは、酒をグイグイ飲んでいく。「誰か紹介してやろうか~?サキに頼んで。」「え~、どうしよっかなぁ~。とりあえず、今はもういいんだけど~。」アオヤンはどうも恋がめんどくさいらしい。「何だかさ、怖いじゃん、恋愛って。今こうして落ち着いてる自分に戻れなくなりそうでさ…。」確かにそうかもしれない。今、ここで突然サキがいなくなったら…そう思うと、オレはとても怖くなる。「赤木くん、サキちゃんと結婚考えてるの~?」「うん…。考えてる…な。このまま付き合っていければだけど。オレさ、ほら、両親共稼ぎだろ?あんま、家族そろっての飯とかって、ねーんだよ。高校までは、ねーちゃんいたけどさ、もう、今なんか、みんなバラバラに食って、自分の部屋とか、どっか行ってるしさ。シュウんちなんかいいぜ~。兄妹4人でさ、賑やかで。いつも誰かしら、迎えてくれてさ。ああいうの見てると、結構、早く、自分の家族とか持ちてーなぁ、とかって。」「赤木くん、淋しんボだもんね。ボクは一人になりたいよ…。」「オマエは、ばーちゃんいたり、みんなで過ごすこと多いからだろ?部屋もにーさんといっしょだしさ!」「そうだよ。兄貴は最近、彼女のとこばっか行ってるから、あんまりいないけど、時々いきなり帰ってくるから、落ち着かないよ。赤木くんが羨ましいよ。」オレは、アオヤンの家に泊まった時のことを思い出した。広いアオヤンの部屋。襖で仕切られるようになっていた。アオヤン兄は、アオヤンと同じく温和そうで、あまりしゃべらないのに、うまく相槌を打つせいか、頼れる兄貴っぽい感じで、オレたちの飲みにも付き合ってくれたっけ。どこの家も、人の家のせいか、何だか賑やかに見える。オレはそういうのが羨ましかった。「そーかぁ?ずーっと一人で家にいると、それはそれで淋しいもんだけどな。まぁ、気楽だけどさ。」オレは帰ってから、自分の部屋のベッドにゴロリと横になって思う。親はもう眠っていた。明日の仕事に備えて。オレはなるべく物音をたてないようにする。親はオレをかなり信用しているらしくて、もう何も言うこともない。最近あんま話してないな~。あの人たちも、こんなふうにお互いを好きになって、今の家を築いたんだろうか?すごいことだと思う。あの二人は、未だに子供にはわからない友達の話をして、まだヤキモチをやいたりする、男と女現役な夫婦な気がする。でも、お互いに相手の悪いところが子供に遺伝したとか、ののしりあって、恋愛の行く末がああかと思うと、笑えるような、もっと違う夫婦になりたいような…。どちらにしろ、その相手がサキだといいな…とオレは思った。次にサキに会った時、サキはずっと元気が無く、暗い顔をしてる気がした。話も何だか、笑っていても上の空みたいだった。「どうしたんだよ?何か今日、体調悪い?」オレは痺れを切らして聞いてみた。「うん…、あ、そうじゃなくて…」今日のサキは、何だか歯切れが悪い。「何だよ、言いたいことあるなら早く言えよ。」サキは、下を見ながらボソリとつぶやいた。「生理が来ない…。」
2007年07月15日
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どうも~!今日は、13日の金曜日ですね!だけど、地上波映画は「魔女の宅急便」なんだね~!昨夜のドラマ3本見ました~!「地獄の沙汰も嫁次第」の感想~新鮮味は無いけど、今のキャリアウーマンの女性の心理を見事に出してたわ~。事実婚は、今ってオッケーなんだ?法律で、守られてるってわかって、勉強になるね~!でも、うちは、そこまでして、夫婦別姓にこだわらないけどね!今回、嫁の立場でかなり爽快感有り!江角さんがズバズバ言うんだも~ん!「山おんな壁おんな」の感想~「超美人の先輩連れてくって約束しちゃったんですよ~」って、後輩の女の子たちの合コンのお誘いに、微塵も否定しない伊藤美咲ちゃんの役。ちょっとは否定しないの~っ?!あと、あんな胸ばかり見る合コン、絶対ヤダ~!男の人って、あんなに露骨に胸に反応するの?現実どうなんだろ?不倫してる人はプリンに反応するの~?!ねぇ!あと、コレってスゴイ気になったんだけど~!奥さんに誕生日ブラジャーを贈りたいから、社員の深田恭子ちゃんに選ぶの付き合ってもらったって、谷原さん。同じサイズだって、どうしてわかるの~??!!!!それに奥さんと見に行きなさいよっ!いくら大きいからって、皆同じじゃないでしょう?それとも男性は見ただけで、何カップなのかわかるの?怖っ!!!あ、でも確かに、ぷっスマで、高橋克典さんが、全員当ててたんだよね~。怖っ!!!「肩ごしの恋人」の感想~やっぱ、コレいいわ~。 話的に、等身大で、見ていて面白い!常々思ってたんだよね。ワガママってさ~、自分の意見を押し通すことじゃないのかな~って。でも、最近って、自分の意見を言っただけでも、わがままって言われちゃうのよね~。例えばさ~、「会いたい」って、言ったとするよね。で、決定権は、そういう欲望を持たない相手にあるんだよね。でも、そういう自己主張しない人のが確実に決定をするよね!(そうでもない?)これってワガママ~?私、そんなに高岡早紀ちゃんの役の生き方、嫌いじゃないなぁ~。多分、あんだけ本音で生きる方が難しいんだろうな…って思ったよ。だって、いい子でいる方が楽だもん。今日は、ヨガ行ってきました~!昨日、体重減ってて嬉しかった~!なのに、夜はトンカツ食べちゃった~!ホッとしちゃって、夏になるとまた太るかもね~!(毎年この繰り返しだも~ん!) ----------------------「アイツとボク20」<前回までのお話>大学に行くようになったアイツ(赤木)と、ボク(青山:アオヤン)は親しくなっていった。ボクは海で会った女の子カリナが気になるが、カリナは好きな人がいるらしい。一方で、既婚女性のフジサワさんとも連絡をとってしまうボク。(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)年末、ボクは、フジサワさんと飲みに行っていた。「今日、大丈夫なの?旦那さんは?」「忘年会。」自分の存在はさておき、奥さんほったらかしにして、忘年会してていいのかな?なんて、思ってしまう。いや、ボクだって悪いんだけど。その日は、飲んでたし、気分が良くて、ついそのままホテルに行ってしまった。もう、彼女を抱くのも慣れてしまった。自分のものみたいな気持ちに、ついなってしまう。ベッドでボクはため息をつく。「どうしたの…?」ボクの顔を見てフジサワさんが言う。「どうしてフジサワさん、こんなことするのかな?って思って。」「どうなんだろ?何でこんなことしてるのかな…。」フジサワさんは天井をぼんやり見ていた。後ろで何か曲がかかっていた。ボクも質問したことを忘れた頃に、フジサワさんが口を開いた。「昔見た映画で、うんと年上の女の人を少年が好きになるの。夏の話で、女の人は、少年に恋を教えるの。」「それで、こんな関係になっちゃうの?」「ううん。ならなかったよ。キスした位かな。そして、少年のキレイな思い出になった…って話。」「じゃあ、ボクたちダメじゃん。」「ホントだね。」ボクたちはクスクスと笑う。そして、抱き締めあう。「ホントは、こうなっちゃいけないよね。私が止めれば良かったんだよね。でもさ…、私にはいい思い出になったよ。おばあさんになったら思い出すの。自分より、一回り近くも年下の男の子が、自分を好きになってくれたこと。」「おばーさん?まだまだ先じゃない?」「そう?女は男と違って、オバサンからキレイになるってことないんだよ。男は、オジサンになると渋くなるとかって、モテたりするじゃない?」「う~ん、そっかなぁ。」「そうよ~。あーあの男の子好きだったのになぁ~、寝ちゃえば良かった。なんて、死に際思いたくないじゃない?」「何だそれ~?最期に思うことがソレなの?」「そうよ。あんなに迫られたこと、人生で無いもん。楽しかったなぁ~。」過去形なのが、ボクは気になる。フジサワさんが、ボクにしがみついてきて、体にキスをする。そして、髪を撫でる。「転勤が決まったの。」「え…?」「もうすぐ引越すの。今度は黙っていなくなったりしたくなかったから。」ボクは黙った。何て言ったらいいのか、わからなかった。「もうすぐ会えなくなるの?」「うん、…もうすぐね。」ボクは、フジサワさんの体を強く抱いた。その日は、何度もフジサワさんの体を欲しくなった。ボクは、心のどこかで思っていた。この関係を終わらせるのは、ボクだと。ボクさえ、別れを告げなければ、このままずっと、会っていけるんじゃないかと。帰り際、フジサワさんが、ボクに紙袋を渡した。「クリスマスプレゼント。」ボクは包みを開ける。欲しかった時計が入っていた。「ねぇ、アオくん、誰か好きな人ができたら、今度は、ちゃんと言葉にして、好きって言ってあげないとダメだよ?」その言葉でボクは気がついた。ボクは、フジサワさんに、ちゃんと好きって言ってなかった。ボクはフジサワさんを抱き締める。「好きだよ…。」「…うん。」「…。」「…好き。」お互いがお互いを強く抱き締めた。そして、フジサワさんはボクの思い出になった。
2007年07月13日
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昨夜は新ドラマ「ホタルノヒカリ」を見ました~!感想:部長の藤木直人さんと綾瀬はるかちゃんが、いっしょに暮らすことになるんだけどね~、現実、部長と暮らすことになったらどう?ないないない!絶対ヤダよね?!私、実際に勤めてた頃の上司を思い浮かべてしまいました~。あ、でもTさんと暮らすのは面白いかもしれないな~♪いや、ないない!ダメだろう~!それから、椅子で目をつぶっていたら、同じ職場の男性がキスするの~!これって、イケメンだから許されるんでしょ~?!!!実際、どんなにイケメンだからって、付き合ってもない、好きな子に、そんなチャレンジャーなことするヤツいるのかい?!一歩間違えば、痴漢だよっ!!!私、またまたタイガーリーじゃないけど、想像してしまいました~。同じ職場だった人が、いきなりこんなことしてきたら…ないないない!!!絶対ないから~っ!ってか、されたらもう仕方ないけどさ、好きな人や好みのタイプなら、嬉しいんだろうけど、大概、もう忘れたい記憶として抹殺だよねっ!(あ、でもわかんないぞ。意識して好きになっちゃうことあるかも~!?)ってことで、有り得ない話プラス、のほほん系。この、ぐうたら女も綾瀬はるかちゃんだから、許せるのでしょう…。でも、キャスト好きだし、そこそこ面白かったよ!期待度評価(5段階)()検診の話~今日は、雨ですね~私、曇ってるうちに、検診に行って来ました~!ほぼ、目に見えるもの全て、変化ありませんでしたよ~。が!実は私、子供産んでから、身長が1センチ伸びたんですよね~♪だから、今年もどうかな~?って思ったけど、変わらず、154.5cmでした~!体脂肪がちょい減ってくれた!20.3パー!体重も!0.5だけど減ってた~!(検診の日にちかわっちゃったんだけど、影ながらの応援ありがとうございまーす!)やっぱ、階段上り下りと、ヨガがいいのかな~。あと、骨盤体操ね!背が伸びるらしいよ~!来年は、あと0.5センチ伸ばして、四捨五入して160センチにしたいです!あ~、難しいけど、ささやかな夢だなぁ~。あ!あと、マンモグラフィー初めてしました!ええとね、亀仙人のぱふぱふって知ってる?あんな感じで、胸を縦に一個ずつ、機械にはさんで、つぶすの~!!!いや~、噂には聞いてたけど、結構痛かったね!今夜やるドラマの、壁女ちゃんだったりしても、大概は、はさめるって、お姉さんは言ってたよ~!20代のムスメさんなら超音波でいいらしいんだけどね、女って痛いことばっかだよね~! 昨夜、何も考えずに食べたのは、餃子~!!!(お医者様、ごめんなさい!) 再来週は、市の胃癌大腸癌検診があるので、バリウム飲むんだよ~。小説の年頃に戻りたいなぁ~。今日も更新~ -------------------「アイツとオレ20」<前回までのお話>大学に行くようになったオレ(赤木)は、大学登校に助けてくれたアイツ(青山:アオヤン)と親しくなっていった。オレはバイトでいっしょのサキに告白した。付き合ってる相手と別れたサキが、オレのところに来た。(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)オレがサキと付き合ってることは、すぐにバイトのみんなに広まったらしい。と、言っても、オレが聞いたのは、一ヶ月後にフリーターからだったけど。すっかりオレのバイト先は、サークル化してしまった。先輩が大きなワゴンを借りて、みんなで初日の出を見に行った。オレの隣には、いつもサキがいた。みんなに隠れて、バスでは手を繋いでいたこともあったし、泊まりでスキーに行けば、隠れてキスすることもあった。サキは寮だったので、いつも門限の12時までに帰らなければいけなくて、オレはちょっとスネることもあった。長期休みに、サキが故郷に帰ると、淋しかったけど、サキはすぐに帰ってきてくれた。バイトの仲間と飲みに行った時は、オレがちょっとヤキモチを焼くこともあったし、サキが焼くこともあった。「オレ、二人で旅行に行きたいな~。」今日は、お互いバイトが休みの週末だった。ボーリングをしながら、オレが言った。サキは、昼間にラブホテルに入るのを嫌がるし、夜は、なかなか泊まれないし、抱き合ってる時間が物足りない。オレはず~っとサキといっしょにいたかった。「旅行?どこに?いつ?」「どこでもいーよ。サキ行きたいとこないの?」「え~、言い出したくせに、どこ行きたいとかって無いのぉ?」「オレ、サキといっしょにいたいだけだしぃ~」オレはサキの肩に手をまわした。「も~、しょうがないなぁ。」それから、クスクスと笑った。「赤木くんがこんなに甘えん坊なんて、付き合うまで知らなかった~。」「嫌い?」「ううん。かわいい!」サキがオレの手をギュっと握ってから、スルリとほどいて立ち上がり、ボールを持って、ピンに投げる。「やったぁ!スペア~!」オレと手を叩く。「今日は二人きりになりたいな~。」「ヤっダよ。スケベなんだから。」「ちぇ~。」サキが笑う。「じゃあ、旅行会社行こ!パンフもらってこよう?」オレは嬉しくなる。サキは表裏が無くしゃべるので、ケンカすることも多かったけど、気が強そうな見かけとしゃべり方のわりには、素直に謝る女だったし、すぐに泣くので、オレも謝りやすかった。「近場がいいよね?いつが安いかな~。バイトたくさんしないと行かれないね~。あ、赤木くん、ライヴは大丈夫なの?練習は?」何だかんだ言って、サキは楽しそうだった。オレも嬉しかった。夏になると、二人が気に入ってるバンドのライヴのチケットを取って見に行ったし、海にも、プールにも行った。遊園地の花火を、オレたちは離れた土手で眺めていた。花火が終わっても、オレたちは水辺を眺めていた。「オマエ、夏休みは家に帰らなくても大丈夫なの?正月もこっちで年越ししたし、春も、すぐ戻ってきてたしさ。」サキは返事をしなかった。石を拾って水に投げる。オレが水の広がる輪を見ていると、思い出したように口を開いた。「うちさ…おねーちゃんが離婚するとかでバタバタしてんの。もう二年くらいそんなことの繰り返し。受験もさ、そんなだったから、大変だったよ。うちの親、私にはあんまり期待してなかったし、大学とか、近くに行って欲しかったみたいだけど、おねーちゃんのことで、考え変えちゃったみたいなんだよね。だから…」オレは話の続きを待ってサキをジッと見る。それでも、サキが続きを話すことは無い。「だから、…何?」「ん~?何だっけ。いいの。とにかく、あまり帰らなくて、いいのよ。」そう言って、軽く笑った。ちょっと淋しそうに見えた。オレはサキの肩を抱く。月がキレイだ。涼しい風が吹いている。「オレが就職したらさ…」「え?」「オレといっしょに暮らさないか?」サキがジッとオレを見る。「それって結婚ってこと?」「結婚する前に。」オレはサキの目を見る。「じゃあプロポーズじゃないんだ?」「それはそれで…」「何~?ただの同棲?でも、どちらにしても、まだまだ先じゃない~?」サキが茶化すように笑った。「プロポーズは別でちゃんとするから!」オレはサキを抱き寄せる。「だから、待ってろよ。な?」サキは驚いた顔をしたけど、オレの胸に頭をもたれかけた。「うん…」水に映った街灯の光が揺れている。オレはサキの髪を撫でる。いつかきっと、いっしょに暮らす。コレは20歳の時にした、オレとサキとの約束。
2007年07月12日
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昨夜、「イケメンパラダイス」を、またもや見ました。酔っ払うとキス魔になるオグリシュンくん。いいねー!ぜひ私の隣で酔っ払って!そう思った女性は、私だけではないはずだ…。本当は、女の子だと知らずに、堀北ちゃんに心を奪われる少年。気に入った!もっとドキドキして下さい!そんなノリのドラマでした~。で、続けて「牛に願いを」やっぱり、いい話っぽい!でも、1.3倍速で見ても充分かも!チューしてたんで、これからの、玉鉄くんとカリナが気になります。マジ愚痴だぁ~!覚悟して読んで~!一昨日の面談の話~先生が、プリントの説明を一時間。それから、皆さんに一言ずつ、一学期が終わっての感想を言って下さい…と。ここで、残ったのが間違いの始まり…。みんな5分以上かけて言ってるし~!!!もう、個人面談して下さいよ、先生~。一人でいて心配とか、乱暴を受けてるとかって話はわかるけど、私は、鉛筆が削られてなかろーが、勉強についていけなかろーが、入学説明会で持たせてもいいって言ってた携帯電話を、持ってきていいんですか?なんて、聞いたりする話なんて、正直どーでもいいんです!!!まあ、でも、ここで、ちゃんと、持たせていいって聞いてるって、私、弁解できたからいいんだけどさ~!(もう、弁解しなくても良かったのかも…。疲れた…。)先生まで、携帯電話の件は、調べておくっていうのは、どういうことよ?他の子が持ってると欲しがるから、学校に持って来るの困るって、訳わかんないんですけど~!!!タマゴッチじゃないんだよ~!うちは、防犯のために持たせてるし、3つしかかけられないし、電源切ってるし。便利だから、何言われようと、もういいや~!だって、石投げる不審者がいるし~!名前聞いてきて、とうせんぼしたりする不審者もいるし~!うちの地域、危険がイッパイなのに、一人行動多いんだもん!言ったら、わかってくれたかもしんない。先生も親御さんも。(だって、今更、持たせるなって困るよ~!何だったのよ?入学説明会は?)で、私の時間、数分!順番が終わりの方だったのよね。先生が、それなら良かったです。で、終わったの。コメント無かったし~、帰れば良かった~!!! 闘魂型(私だけ)のうちの夕食~ 今更草食にはなれません… 読んで下さった方、ごめんなさい。まあ、落ち着いたよ。小説書いたから~ ----------------------「アイツとボク19」<前回までのお話>大学に行くようになったアイツ(赤木)と、ボク(青山:アオヤン)は親しくなっていった。ボクは海で会った女の子カリナが気になるが、カリナは好きな人がいるらしい。一方で、既婚女性のフジサワさんとも連絡をとってしまうボク。赤木くんのライヴをカリナたちと見に行くことになる。(詳しくは、カテゴリ(アイツと…)でどうぞ!)視線の先は、10人位の男女が座っていた。誰かを見ていたのかな?グループの中には、カワイイ感じの女の子が数人座っていた。キレイな子もいたし、年上って感じの人もいた。そう思ったのは気のせいだったのか?すぐに下を向いた赤木くんが、ドラムの友達に合図をするとすぐに曲が始まった。すごい。いつも思うけど、すごい!ボクは、アイツとカラオケに行くことがあるけど、この中の何人の人間が、アイツが、歌が上手いって言われるよりも、今日のカラオケは楽しかったって言う方を喜ぶか、知ってるのだろう?アイツは、こんなに歌が上手いのに、褒められることが苦手なんだ。ノリのイイことが大好きで、人が喜ぶと、嬉しそうにする。そんなアイツを、ボクは何度見ただろう。オマエと友達になれて良かったと、何度思ったことだろう。赤木くんの合図に合わせて、みんなが隣にいる人間と手を叩く。ボクはカリナと手をたたく。ラッキー!赤木くん、サンキュー!赤木くんのバンドは、盛り上がる中終わった。観客との一体感を大事にするバンド。いかにも赤木くんらしい。赤木くんは、片付けも打ち上げもあるらしいから、ボクらは、ボクらで早々に引き上げて、どこかで飲んでいくことにした。「赤木さん、カッコよかったです…。」放心したようにマッシーちゃんが言った。「ホント~。あーいうのできるのってスゴい!」カリナも褒めた。ボクは自分の身内が褒められたように、嬉しかったけど、何だか、ちょっと悔しくもあった。「オレは、泳ぎなら、ヤツには負けんぞ!」イグチくんが言った。「ボクも、バスケなら赤木くんに負けないけどね!」ボクも言ってみた。「何言ってんの~、二人とも~!」カリナが笑う。「イグチさんとアオヤンさんの活躍が見れなくて、残念です!」マッシーちゃんが追い討ちをかけて、みんなで笑う。今度ぜひ見せてね~!と、女子二人はリクエストしてくれた。カリナは、その後も赤木くんの声の伸びがどうとか、あの時カッコ良かった!ってことをマッシーちゃんと言うので、ボクはちょっと心配になってきた。まさか、赤木くんのこと好きになっちゃったとか…?確かに、男のボクから見ても、アイツをカッコ良く思うことあるけど…。「ねぇ、年越し、みんなでしようよ。」ボクは話題を変えるために言ってみた。「オレは家に帰るんだ。ごめんな。」イグチくんが言った。「私も家で過ごすんですよ。申し訳ないです!」マッシーちゃんも言った。ボクは、バツが悪かった。二人だと行ってくれるんだろうか?「そっか~。」ボクが言うと、カリナがイグチくんの実家のことに話を移してしまったので、ボクは、内心ガッカリしていた。いくらなんでも、年越し、二人でって言うのは、どうなんだろう?帰り道、カリナに聞いてみた。「年越しどうする?」「う~ん、一度あそこで年越ししてみたかったし、二人でもいいか…な?」カリナがそう言ってくれたので、ホッとした。駅のホームに二人で立っていた。カリナの背後遠くに、女の子と赤木くんが電車を待ってるのが見えた。ボクの視線を受けて、カリナも振り向く。赤木くんがその女の子をジッとながめているのが見えた。その子の髪を、大事な物に触れるように撫でた。電車が来る。ボクとカリナが乗り込む。気になって、視線は赤木くんの方へ。赤木くんは、電車に乗ろうとした彼女を呼び止めたらしく、女の子が振り向いた瞬間に、スッとキスをした。ほんの一瞬だった。ボクとカリナの目は、その映画のワンシーンのような出来事に釘付けだった。電車のドアが閉まる。自分のことのようにドキドキした。アイツは、彼女だけを見て、手を振る。優しそうな顔をしてるんだろうな…と思った。いつまでも、小さくなっても、電車を見送る、アイツが見えた。
2007年07月11日
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