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「サマータイムマシンブルース」観ました~!サマータイムマシン・ブルース内容は、大学生のSF研究会のみんなが一日タイムマシンでタイムスリップする話~大学生のまーいっか♪なノリが伝わってきて、明るく楽しく面白かった~!たかがリモコン!されどリモコン!無いとホントに困るよね!!!映画「踊る大捜査線」の本広さんがプロデュースした作品らしく、流石オモシロな感じ~!!!どのエピソードもちゃんと意味があって、話が繋がってるところがナイスだったよ!特に笑えたのは河童のエピソード!えええー?!そんなのあり?!ってのが、またたまらなく良かったし笑えた!最後も、どうなったかな~?って終わりがまた良し!!!ぜひともあの明るいノリにひたって下さい!!!「UDON」観ました~!UDON 内容は、うどん屋の息子が一念発起して仲間たちと共にうどんブームを巻き起こす話~これ観てたらね~、普段ウドン食べない私でも、つい食べたくなるんだよね!ボチャンって滑って落ちちゃうのが嫌いなの~。なのでソバ派。でも、観てると「おお~!」って。そうか~!ウドンってああやって作るのね?私も作りたくなりましたよ♪で、ツウの食べ方を真似る若者…笑えた~!!!しょうゆは控えめにね!前述した「サマータイムマシンブルース」のキャストが、ところどころ出てまっす!その何気無い繋がりも「お!」って感じで笑えた~!!!皆さんはどんなウドンがお好きかしら?ちなみに私は煮込みウドンが好きです!後半は、親子とウドンっていう職業に対する想いみたいなものが出ていて、私としては、自分親やうちの店のことや、商店街の寂れ等を思い出させて、ちょっとせつなくなりました。最近の邦画って結構面白いよね♪特に「サマータイムマシンブルース」はオススメですよん~!!!ちなみに、洋画で「ブラック・ダリア」も観たのですが…う~ん、難解!!!難しい過ぎちゃって、何を推理していいのかわからん~!!!だから最後にいろいろ謎が解けていっても、ああ~、コレを推理すべきだったのね?って感じでした~!!死体が確かにグロかったなぁ~。口痛そう~!!理解するためにまた観ようかな~って思う映画ではありませんでした~!
2008年03月22日
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ドモです!飲み会の嵐の足跡がチラホラ残る中、私はいつもの月曜日を迎えております~!あ~、二日酔いの中書いたから、こうして読み返すとかなり飲んでいたのね~。 空が花粉で霞んでいる空気を見ると、何だか外に出たくありません~~ただでさえハウスダストアレルギー…この上花粉症にまでなったら…考えただけでつら過ぎます!!「ライラの冒険」観ました~!ライラの冒険無料券もらって観に行きました!映画館指定だったので、どこで観るか迷って電車に乗って~♪ ココMOVIX昭島は金曜ペアで観に行けば一人千円で観られるらしいですよ!新しいです!話がファンタジーってことで実はあまり期待してなかったのですが、私は結構楽しめました~♪う~ん、小学校5年生位からなら観れる…かなぁ???まずこの世界の仕組みに馴染まないと~!って感じでした。側に自分の精神になる動物がいるんですが、まるでピカチューとサトシみたいでした!そうだなぁ~、この話は序章ですね!そのワリには楽しめましたよ!ちゃんと終わってるので♪これから冒険が始まる…って感じかな~。続きができるなら観たいけど、それまでに話を覚えているかどうか?!私はニコール・キッドマンが好きなので、彼女の美しさを見てるだけで楽しかったです!(ネタバレ美しい女性ダースベーダーって感じだな~!)魔女の女性も美しかったです♪ライラの女の子、大物になりそうでしたよ~!ちょっと残念なのは、子供と観るには戦い推奨っぽいところかな~。白いクマ、何で一匹で来てるんだよ~??とか、観ながらつい笑ってしまいました。どうやって渡ったんだろう…とか。金の羅針盤。オモチャにしたら売れそうだとかつい思っちゃった!子供だったら欲しい~でも読み方よくわかんなかったです!その辺、もうちょっと説明欲しかったかな~。観て思ったこと~「ダヴィンチ・コード」といい、この話といい、現実にも何か真実を教会的なものが隠してるような気がしました。ほら、日本もさ、戦争の現実を上の人たちが隠してたりするじゃないですか?あと、若い人の政治離れも、上の人たちが自分たちに都合がいい世の中にしようとしたからってこと無いかな~?英語が話せないのも、話せるようになったら都合が悪いからだったりしてね。それを気付かせないように、しゃべらないような複雑な英語教育してたりして~!な~んて、私は常々思っていたんで、この映画ももしかして何か警告を…?んなことちょびっと思ったりしましたよ~。何か、今の現実世界で、何か重要なことが隠されていて、私達一般庶民には知らされていないってことが…。どれが真実かわからないように…。んなことあったりしそうな気がしませんか?あはは~!いずみちゃんより教えてもらった、ダイモン占い~!私は金色のサルでした♪「佐々木夫妻の仁義なき戦い」観ました~!あの心が女性のイノキさん、リッちゃん先生を慰める言葉にジンと来てました。そうよね、育児って前に進むことなんだよね。できないことができていくことなんだよね。明日は昨日できなかったことができるようになることなんだよね。あの言葉、育児で苦しんでる親みんなに聞かせたい位良かった!なのにさ~、また裁判でやってくれたよ!オマエそんなイイこと言ってたのに、そうくるか~!!!と。でも、言ってることわかる。確かに実際に暴力をふるうかふるわないかはエライ違いなんだよね。子供の安全を考えたら…って言うのはある。でも、どっちの親も何だかサイテーなんだよなぁ…。子供に対する愛情みたいなものをあまり感じられないんだよね。頭でっかちな夫婦って言うか…。子供を理由にあの戦いは笑えないんだよなぁ~!でもさ、ようやく仁義なき戦いになってきたよ!もう、一話からそうしててくれれば良かったんじゃない?って思った位だ~!
2008年03月17日
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ドモです!昨日は渋谷の「東京児童館」行ってきて、神戸に行ってしまう友達と遊んできたけど、2年~5年ほどでこっちに帰ってこれるんじゃないか?って話です♪なこともあって、そんなにお別れムードでも無く、なかなか会えなくはなるけど、またね~!って感じでした。夏休みは深夜バスにでも乗って親子旅に行くつもりです!児童館でお笑いライブやってました!チョイワリィーナが来てました♪それから、今週「メチャイケ」に出るお笑いさんもw野球ネタやハゲの自虐ネタ…私はあまり笑えなかったけど、隣のお父さん爆笑してました~!!! 映画「ツォツィ」観ました~ツォツィ内容は、スラム街の不良少年が赤ちゃんを育てることで心が変化していく話~こう書くとほのぼのした映画みたいだけど、全く違います!これも重たいかなwでもBGMのラップのノリがちょっとその空気を和らげてる。コレを観てたら、赤ちゃんをまた育てたくなりましたよ。本当にカワイイ…!でも人形じゃないんだよね、育てるのって大変。だからこそ、少年の心も変化して行くのかもしれないけど…。(そういえば、私もコリラックが赤ちゃんの頃は、すっごい幸せな空気を沢山もらったな…)少年が赤ちゃんに対して、あの対応をすることに驚きでした。日本の実の親だって、いろんな暗いニュース多いのに…。日本は命もお金も無駄遣い…。ありがたみが希薄?コレ観てたら、日本ってホント恵まれてるな…って思わされました。これが世界の現実かもしれない。その後にコレを観るとうなりますね。「ボンビーマン」観ました~1千万の借金を肩代わりしても、こんな大らかな気持ちで生きてる主人公…。リアリティ全く無しですよね。コレって結局いざとなれば働ける環境で、明日の食べていくことの不安が無いからなのかな?何だか変ですよね。一千万の価値が全く違う!!!「ツォツィ」の少年に1千万あれば…ボンビーマンは、「ツォツィ」の少年よりも貧乏なはずなのに、温かい家があって、キレイな服を着て、仕事があって、パソコンも持ってて、携帯も使える。コレって何なんでしょうね?まあ、お互いフィクションを比べてもしょうが無いんだけど、現実そんな感じしましたよ~。幸せや心はお金じゃ買えない…みたいなことを訴えたいドラマなんだろうと思うけど、こんなお金のありがたみを感じないような話だと、何だかうなっちゃうなぁ~。心が豊かなら、お金無くてもホントにオッケー?貧しいって何なんだろうなぁ~。
2008年03月03日
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ドモです!今日は神戸に引越すことになった友達と東京児童館に行ってきまっす♪もともと同じ東京でも離れたところに住んでる友達で、長期休みにしか会えなかったんだけど、ますます離れちゃうことに~。今度は神戸まで遊びに行けるんだろうか?「バベル」観ました~!Babel内容は、問題を抱えた夫婦子供たちと乳母耳が不自由な娘と父この3つの話のリンク~って感じかな?う~ん、重たかったな…これカップルで観に行ったって人がいて、ちょっと気の毒に思ったよ。きっとさ~ルンルンしてデートしてたのに、観終わった後はドヨ~ンと!!!道理でどうだった?って聞いた時に、スッキリしない気分になったって言ってたと思ったよ。確かにツライ映画なんだよね。思ったのは、たいしたことじゃないと思ってやったことが、こんなに大惨事に?!って、どの話もなってることかなぁ…。子供置いて旅行しない方がいいな~とか、無理して帰ったりしちゃいけないな~とか、何気無く物あげちゃいけないな~とかって思っちゃいました。特に海外では、たいしたこと無いと思ってしたことでも、向こうでは特別なことだったりするって聞いたことがあるけど、気をつけなきゃなw大きな出来事のお陰で心が通じ合って…って感じの映画なのかな。でも~、観終わった後は、確かにスッキリしない!!!キクチさんの渡した紙に何が書いてあったのかも、気になる!気になる~!!!それから彼女、確かに体当たりの演技でした!!!結構ビビりましたよ…。無言の心の叫びが痛い位聞こえてくるようでした。ノミネートするのも納得です。すっきりしない映画と言えば、「それでもぼくはやってない」(11/11ブログ)も昨夜やっててそう思いましたね。これまた考えさせられる。最後、コレもスッキリしなかったよな~。現実にあったことを証明するって難しいんだろうけど…。どちらもちょっとしたズレから、ホントに怖いことになった…。現実こういうことってあるんでしょうね…。カップルで観る時には、雰囲気に合った映画を観に行きたいですね!でも、こういう映画を語り合える仲になったらオッケーなのかも?!
2008年03月02日
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ドモです!うぃ~ッス!!!って言いたくなっちゃいますね~♪っと言うのも、昼間っから小学校の役員のうちあげで飲んできちゃいましたぁ~♪♪♪中華レストランでシンルーチュをロックで2杯程度なんだけど、いやぁ~昼間のお酒は美味しいなで、ですねぇ~気持ち良く酔った~!酔った~!わーい!気付くと、私、来年本部の役員やるみたいです!あっはっは~!マジかよ~?もしなってたら、また報告しまぁ~す!あ~、歌いたかったな~。にしても、まっ昼間に酔って帰るのってサビシー!「シャーロットの贈り物」観ました~! シャーロットのおくりもの 内容は、かわいい子豚が何とか売られないようにクモのシャーロットが助けてくれる話~って感じかな~。いや~ん子豚がピンクでカワユイ~おとなしくダッコされてる姿が赤ちゃんみたい~♪可愛がってくれる女の子を追いかける姿が健気~!!!こんなの見てると、「ベイブ」の時も思ったけど、豚肉食べたく無くなっちゃうね~!でも私の実家、肉屋なんだよ~!!!商売あがったりだね~!で、春生まれの子豚は雪を見ることが無いって…なぜならクリスマスがあるからです!!!御馳走だ~!わーい!美味しいもんね~、今日も酢豚注文しようか迷ったもん。で、それをクモのシャーロットが助けるんだけど、シャーロット、豚のことじゃないのね!?(いまさら一応のツッコミ)このクモがリアルでさぁ~。私クモが苦手なんですよぉ~。昔土曜ワイド劇場の、明智小五郎のシリーズで、タランチュラがよく出てきたけど、その感じ~!!!って言ってもわかんないかな女がシャワー浴びてるお色気シーンなんかに出てくるんですよ…昔はそんなサービスもあったのにねぇ…(しみじみ)ってそんな話はどうでもいいっスね!そうそう、そのクモがさ、ジュリアロバーツが声なの。低くて色気がある声だよな~♪いや、それでも、クモですから!!!そのシャーロットと子豚ちゃんの友情。なんてステキなんでしょう!!!違う世界の二人の関わり。最後はついウルウル涙しちゃいました…。私こういうの弱いんですよ。子豚ちゃんの声はベイブの声と同じようでした。私、あの声カワイくて大好きなんですよね~で、ネズミが大活躍するんですけど、綿菓子製造機の中に入ってた時は、この綿菓子食べれない!!!と、思いました。女の子にさり気なくアプローチする男の子も良かったですお母さんの反応に(笑)でした。将来この二人の子役がリアルに大人になった姿も見たくなりました♪
2008年03月01日
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ドモです♪今ですね、WOWOWでアカデミー賞授賞式観てますが、う~ん…。しゃべってることをタイムリーに日本語訳してくれるのはありがたいけど、ジョークとかも棒読みで丁寧語…。笑えないって!!!きっと同時通訳は難しいことなんだろうと察するけど、こんな時は英語ができると楽しいんだろうな~って思いました。だって、楽しそうだし、ジョークが多いんだもん~!!!私もアメリカンジョークで笑いたい!字幕や通訳無しで観れるようになりたいよ~中学や高校の6年もの英語の時間って何だったんだろう…。おお!昨日ブログ書いた、ボーン…が沢山取ってる~♪ジョニーは?!ジョニーは???「フラッシュダンス」観ました~内容は、ダンスが好きな女の子のサクセスストーリー有名なんで、内容書く必要も無いのかな?街のバーでダンサーとして踊っているけど自己流だから、ちゃんとしたとこで習いたくてオーディションを…って流れです。友情アリ、恋愛アリ、悩みアリ、ああ、これってこんな映画だったのね…。名シーンしか覚えてませんでした!!!こんなエロティックだったっけ?主人公の女の子、今は「Lの世界」って言うのに出てるらしい。ハルベリーみたいだったよどの曲も聴いたことのあるものばかりで、エンディングロール、ついノリノリで踊っちゃいました~!踊りと言っても「アリーマイラブ」のアリーみたいな、溜まってる?的踊りでしたが…音楽で賞とったんだっけ?わかるなぁ~!昔は踊りだけで観せる映画でもオッケーだったんだなぁ~♪「佐々木夫妻の仁義なき戦い」観ましたが~、またまた仁義無き戦いって感じじゃなくて、ただの「妻のヤキモチ夫婦喧嘩?!」って感じでした~!-------「ある女の話:アヤカ」何もしたくないけど、とりあえず夕食を作り始めた。手を動かしてる方がいい。いつもの日常でしていることを、とにかくしないと…。それでもどこか放心していた。野菜を切ってるはずなのに、コレは何を切っていたんだっけ?あれ?何を作ろうとしてた?たまたま今は仕事をしていなかった。こっちでの派遣契約が終わったばかり。最近ロクな仕事依頼も無いし、年齢のせいなのか減った。次の仕事は派遣にしようか、パートにしようか、子供もいないんだし、社員になってしまおうか…。迷っていた時期だった。そんな時期だったことに、本当は不安を覚えていた。まさかこんなことで、その空白の時間が役に立つなんて…。時間ならある。今なら行ける。どうしよう…どうしたらいい?鍋をかき混ぜながら考える。会いに行きたい。今すぐ行きたい。そうじゃないと、逝ってしまう。あの人が逝ってしまうんだ…。私は決意した。帰って来たヒロトが、夕食を見て喜ぶ。いつものように夕食を食べ始めるヒロトの姿を眺める。「何?どしたの?」私はずいぶんじっくりヒロトの様子を眺めていたらしい。自分の箸が止まっていた。「あの…あのね、昔の会社の後輩の子が…癌になっちゃって、もうダメなんだって。それで、お見舞いに行きたいの。行っていい?どうしても行きたいの。」ヒロトはちょっと固まっていた。私が言ったことを考えてるみたいだ。「うん。いいよ、行って。そうか…癌…何歳?」「28…だと思う。29かな?それ位。」ヒロトは溜息をついた。「俺より3つ下かよ…。早いな…」「うん、早い…」無言で夕飯の続きを食べる。お互い何か考えてると思う。死について。それとも、たかが後輩のために、結構な交通費をかけて見舞いに行くことを疑問に思ってるのかもしれない。死んでしまうとしても、なぜ、そうまで行きたいのか…。でも、ヒロトは何も聞かなかった。それがとてもありがたかった。私も何も言わなかった。テレビのバラエティの声だけが、空しく笑っている。「ごめんね。」私はつい呟いていた。「何が?」「留守しちゃうこと。」「いいよ。ついでだから、向こうでゆっくり誰かと会ってくれば…って、そんな気分でも無いか。」私は軽く笑った。まだ現実感が湧かない。でも何かが麻痺してる。冷静な私が私を自動操縦している。心の中は、じっとしてなんてしていられないのに、体は動かない夢を見ているようだ…。変に胸騒ぎだけが治まらない。心がここにいない。眠っても眠ろうとしても、意識が戻ってきてしまう。何度も寝返りを打って、どうしてこんなことになったのか考える。心があの頃に戻って行く。ダメだ…何で…そのうち目覚ましが鳴った。顔を洗うとひどい顔をしていた。「ねえ…」後ろにヒロトが立っていてビックリした。「帰ってくるよね?」寝起きのぼーっとした顔で聞いてくる。「うん。明日の夜には帰ってこれると思うよ。」私は平静を装って言う。心臓がドキドキ言っていた。なぜこんなこと聞くんだろう?ヒロトはノンビリした動作で、コクコク頷きながら着替えに行ってしまった。朝は元々オナカがすかないけど、今日は一層食欲がわかない。ココアを飲む。「それしか食べないの?大丈夫かよ…」「うん、何か食欲出なくて。オナカすいてから何か買って食べる。」無理に食べれば良かったかもしれない。ただでさえ不自然なのに。心配かけたことを後悔した。ヒロトは食べ終わると側に寄ってきて、私の頭を撫でた。「気をつけて行ってきな。何だか、こんなに離れるの久々だから心配になっちゃってさ。」そう言えばそうだね、って私も大袈裟なんだからって感じで笑う。抱きしめるヒロトの体。心臓の音がした。呼吸の音。生きてる。ヒロトはいつも、私の心が浮いてると、こうやって抑えてくれていた。勘がいいのかもしれない。そう思うことが度々あった。唯一抑えられなかったのは、赤木くんとの時だけだ。でも…この時ヒロトは何か感じてたのかもしれない。ある種の予感みたいなものを。
2008年02月25日
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ドモです!今日もこっちは風が強いです!そうそう、カラオケ行きたいと思っていた私に朗報が!ヨガ仲間さんのママさんが、「息子がいっしょにぜひカラオケ行きましょうって!」と、言い出してくれたのだ!!!いやぁ~、前から家族で行く時は息子さんが歌いっ放しと聞いてたから、ぜひ混ぜて下さい!って言ってたけど、ホントに混ぜてもらえるとは!!!息子さん、推薦で高校が決まったらしい。「EXILEの高い方歌って下さい!って言ってたよ~♪」マジっスか~?!!!実はEXILE、歌ったこと無いよ~!!!あと好きなのはコブクロ…。難しい系ばっかじゃん!手元にあるCDはメンバーが変わる前のしか持っていない…。新しいのは息子さんのを借りることになった!スッキリしたいからガンガン系歌っていい?!マジで実現するのだろうか…今からワクワクです!!!あ~、うちのコリラックも早く行けるようになんないかなぁ~♪「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」観ました~!ボーン・アイデンティティー ボーン・スプレマシー内容は、記憶を無くした男はどうやらとんでもない暗殺能力を持った男らしい…いやぁ~、スゴイですよ!スゴイ!彼の側にいれば、確実に守ってもらえそうですが、彼が狙われているので本末転倒!!!側にいちゃいけないですね~!でも側にいると死の恐怖からドキドキしちゃうから、恋愛の吊り橋効果もバッチリです!!!やーん!自分を守ってくれる男ってイイって、そういう映画じゃないですから~!!!でも、マジでマットデイモンがカッコイイです!寡黙で頭がイイ男!それに強さが加わった!「グッドウィルハンティング」の頃からファンですが、も~、コレはアクションが加わって、たまらないカッコ良さだった~!!!続編のスプレマシーでは、もう、追いかけるカメラワークで目が回りましたが、最後までハラハラしっ放しでした!!!何?どっちが何だったの?!って途中狙いがよくわからず観てましたが、終わりはスッキリ!そうそう、マットが彼女との写真を持ってくんですが、その写真、どこかの隠し撮り?誰が撮ったの?って感じの自然な幸せさ加減が笑えました!続きの「ボーン・アルティメイタム」が楽しみです!!!
2008年02月24日
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ドモです!昨日の予報では晴れって話だったのに、どちらかと言うと昨日の方が晴れてたので、洗濯物を済ませて良かったと思う私です♪昨夜コリラックの咳がひどくてビックリしました!やっぱり新しい風邪をもらってきてしまったのかも…。元気だけど本格的に咳と鼻が~花粉も飛んでるし、体調を崩す季節ですね…「親切なクムジャさん」観ました~!◆親切なクムジャさん内容は、美女クムジャさんが13年かけて計画した復讐を成し遂げる話~いやあ…血がドボドボと…クールに殺していくのね…人の復讐心が怖かったです!やっぱり子供が関わると、目の前に加害者がいたらああいうことしちゃうのか…。正直憎くなりそうでしたよ。もしも自分だったらと思うと、自分にああいったことをさせる人間が。と、観終わった感が恐ろしく空しい。もう一つ同じように感じた映画を~。「ハード・キャンディ」観ました~ハードキャンディ内容は、ネットで知り合った写真家と14歳の女の子がリアルで会った時の恐怖のかけひき…いやあ…マジで怖かったです。コレを観た男性はきっと、ネットで知り合った女の子を家に連れ込んだりできないでしょう…心理的な言葉のかけひきもスゴイけど、この女の子のクールな演技がまた絶妙に恐ろしい!ぎゃあああああ!去勢?!そんなことしないでーっ!「ソウ」のような残虐性は無いけど、精神的にキました!!!観終わった後は、これまた恐ろしいほどの空しさが…。(こっちの方がスゴク来たな…)どちらもインパクト有り過ぎです!世の中で一番恐ろしいモノは、人なのかもしれません…そう思わされる2本でした。「ロス:タイム:ライフ」も観たのですが、録画の始めが切れてた…。私は主婦なのですが、あんなスーパーの肉売りタイムサービスバトル、見たことがありません!!!でも、主婦の終わりがコレって…。妙に有りえそうで淋しい気持ちになりました。家族に囲まれて最後のスキヤキ…。スキヤキが無性に食べたくなりました~!!!
2008年02月17日
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ドモです!昨日、結局コリラックはチョコを同世代からもらってきませんでした~。聞いてみたら、クラスでもらった男の子はたった一人。「でも嬉しくないって言ってたよ!」だそうです。うん、何か、その空気ちょっとわかるかも~。と、母はしみじみ思う~。コリは結局、バアバとトラママ、そして私からしかもらえませんでした~!パパは職場に女っ気が無いんで、だからチョコ好きな私はガックリなんですよね~。で、逆バレンタインにしちゃったんだけども!これからはバレンタインもだんだん子供がメインになっていくかと思うと楽しみ♪いくつコリラックがもらえるかと~♪来年はガンバれよ!まだ彼は咳してるので、今夜も耳鼻科行きか…「だいすき!!」観ました~うわ~!何だかヒマワリちゃんがデカくて違和感~!!!「このオモチャじゃない!コレの違うやつ!」ってなこと言い出す彼女を見たら、「チョコケーキじゃなくて、この店の高級粒チョコが食べたかったんだ~!」って叫んでた自分とダブって大笑いしちゃいました~!間違えるなんて、ママ(パパ)は私のこと嫌いなんだーっ!くくく。同じだよ。私って幼児…。子供のままですな。それにしても新しい子役ちゃん、1年生のコリラックより大きく見えましたがいかがでしょう?あれなら小学生になってからチェンジしても…最近どのドラマ観ても、みんな大人っぽく見える。うちのコリラック大丈夫?!-------「ある女の話:アヤカ」一日だけって言っていたのに、結局離れられなくなった。そのままその部屋に泊まって、翌朝出ると、雨が降っていた。朝食を兼ねた昼食を済ませて、どこか行こうか…って昨日みたいに言うけど、これが最後ってお互い思っているから、堕落したようにまたホテルに入った。こんなに相手のことを求め合うことが、何だか動物みたいで怖かった。私の理性はどこに行ってしまったのだろう?なのに彼から離れられない自分がいる。ベッドに転がって、彼に抱きつき、つまらない話をして、また抱き合う。欲望のままに寝て食べて。時間だけが過ぎて行く。どうして時間は流れてしまうのだろう?明日がどうして来てしまうのだろう?外に出たら雨がやんでいて暗かった。夕食を食べるけど、もうこんなふうに食べることも無いんだと思うと、何を話していいのかわからなくなった。明日からは、また元通り、仕事の仲間として過ごすんだ…。もうすぐ会うことも無い。今だけの恋人。車の中で、赤木くんが好きな曲を聴いて、ずっとお互い手を繋いでいた。何も言葉が浮かばなかった。家に近づくといきなり赤木くんが車を止めて、私にゆっくりとキスをして抱きしめた。溜息をついて、「参ったな…」って独り言みたいにつぶやいて、抱きしめながら私の頭を撫でた。私も彼の体を抱きしめ返した。それから決心したように体を離して、私を家の側の道に降ろした。「またね…。」「うん…。」家に帰ると誰もいないことにホッとした。ボンヤリしてるのが何だか嫌で、お風呂に入ると、妙に現実感がようやく蘇ってきた。私はずっと眠っていて、長い夢を見ていたのかもしれない。それならどんなに良かっただろう。ううん、やっぱり夢だったんだ。そう思おう。髪を乾かして、バッグを開けたら、テープが入っていた。赤木くんから借りたテープだ。やっぱりあれは現実。ヘッドフォンをして、家の片付けをしながら聴く。やっぱり上手い。普通に私がライブハウスで聴いていた人たちよりも数段上手いって、素人の私でもわかった。耳に残る伸びのある声と曲。彼独特の世界感が私の頭の中に広がる。人の弱さ、振り切る未来への希望。明るさ、温かさ、激しさ、今を生きていく、刹那。ツカちゃんや、マノくんたちも上手かったけど、こんな才能持ってる人って、本当にいるんだと思った。彼はどうして会社なんかでくすぶっているんだろう?ふとそんなことを思った。余計なお世話だけど。運とか縁とか?世の中ってそんなことで満ちてる。でも、もしも彼が音楽の道を選んでいて、私も故郷にずっといたら、私達は会うことはなかったんだろうな…。罪悪感はあるのに、後悔は無かった。終わりにする恋だと思っていたからかもしれない。いつまでも続くワケ無いって。この気持ちも薄れていくものだって。私はそう思っていた。寝る前に捨てる物をまとめていたら、ヒロトから電話がかかってきた。一瞬赤木くんかと思って、そう思う自分に呆れてしまったり、バカみたいに罪悪感が起こったりした。でも、ヒロトの声を聞くとホッとする。やっぱり、ここが私の家なんだ。なんて身勝手なんだろう。夢を見た。忘れていたはずのツカちゃんが出てきた。「オマエが好きなのはマノなんだろ?」私はあの頃の気持ちに戻っていて、違う違うと泣き始める。私じゃなくて、ツカちゃんこそ、他の女の子好きになったんじゃない!って、責めたてる。好きになりたくてなったワケじゃない!ツカちゃんが怒鳴る。オマエを嫌いになったワケじゃない!じゃあずっと側にいてよ!他に好きな子がいたって、私は良かったのよ!無理やりツカちゃんにキスをしたら、やめろよ!ってツカちゃんに引き剥がされた。あの頃言い合えなかった言葉を、お互いぶつけ合う。こんなの私じゃない!ツカちゃんなんて大嫌い!嫌いなら行けよ!どっちともなんて付き合えない!選ばなくていいから…お願いだから…そういうの苦しいんだ…うつむくツカちゃん。ツカちゃんの胸を泣きながら叩く私。こんなこと言い合ったって仕方無いのに。だって私達、別れちゃうんでしょう?ああ…でもこれ位すれば良かったんだ。それともこうしたんだっけ?どこまで言った?どこまでした?私が私を見ながらそう思う。でももうツカちゃんは戻って来ないだろう。そう思って見上げると、ツカちゃんの顔がマノくんに代わり、「俺、ホントはずっと好きだったんだ…」強引に抱きしめられた顔が赤木くんに代わる。怖くなって目をあげると、遠くの方でヒロトが悲しそうにこっちを見て、何も言わずに去って行った。待って!待って!心ではそう思ってるのに、体が動かない。赤木くんの体がドロリと溶け始めて、溶けた私の体と融合し始めた。ああ…もう終わりだ…私は離れられない心が妙にそのことに納得している。遠くで音が鳴っていて、頭の中を叩きまわる。警報?!りりりりりりりりりり目覚ましだった。気持ち悪い位リアルに感じた夢だった。自分で自分の体を抱きしめて、息を吐く。体に赤木くんと融合した感触が残る。私って、こんな人間だったんだ…。 赤木くんの歌、聴きました。 スゴイね! どうしてプロになろうと思わなかったの?赤木くんの姿を会社でみかけると、私は何事も無かったようにしたくて、メールを書いて出した。昼食から戻ると返事が来ていた。 なりたいと思った時期もあったし、イイ線いきそうなこともあったけど、 オレの中ではどうしても家族が欲しかったし、 音楽一本で養っていくほどの才能があるとも思えなかったから。 でも、まだこれから、ライブやってって、 どうするか考えるよ。 気楽な独り者だしね! ジジイになってもバンドやってやる! って、オレは思ってる。そっか。彼の中ではメジャーになるとかよりも、ライブの一体感が好きなのかも。その感覚なら、なんとなくわかった。でも、やっぱり淋しいのかもしれない。彼の未来に私はいない。そんなことをポツンと思った。どうしよう、テープ…。お礼に読んでないって言ってた本も持ってきている。今日も二人で会えたら…会いたいって、彼の顔を見たら思ってしまっていた。でも、やっぱり誘うことに気後れした。それは、もういけないことだと思う。朝の夢のヒロトの悲しそうな顔がチラついた。机の上に置いておこうかと思ったけど、持ち帰ることにした。やっぱりこのテープはダビングさせてもらってから返したいと思った。電車の中で、ふと、今夜も一人で夕食を食べるなら、あの赤木くんが教えてくれたバーレストランで食べて帰ろうと思った。あそこなら一人で食べても大丈夫そう。コーヒー豆、買えるか聞いてみよう。店に入って、カクテルと夕食になりそうなものをオーダーした。今日はピラフ。赤木くんが作ったって言う、卵がグチャグチャになって失敗したチャーハンの話を思い出した。以前、赤木くんに声をかけていた、店の男性がカクテルを出しながら私にも声をかけてくれた。どうやら私のことを覚えてくれたらしい。「今日は一人?これから赤木くん来るの?」「いえ、違うんです。ココが気に入っちゃって。もうすぐ引越しちゃうから、来収めしようと思って。」「あ~、何だ!そうなの?残念だなぁ~。」「でも、引越すまで来ます。ここのコーヒー美味しくて…。インスタントじゃないですよね?豆ってどこのなんですか?」「あれ?わかるんだ?アレグロ・ヴィバーチェってとこのでね…」通販の仕方を教えてくれて、マスターは今ある豆を少し安く売ってくれた。ここに来て良かった。もう夕飯を作ることも無いから、毎日通っちゃおうと思った。店のドアが開いて、マスターが、お、いらっしゃい!来てるよ!って声をかけた。ドキンって心臓が音を立てた。中に入ってきたのは赤木くんだった。心のどこかで期待してたのかもしれない。でも、実際赤木くんを見たら、驚いてしまった。また心が高揚するのがわかる。ダメだ。やっぱり会うと、気持ちが止められない…。
2008年02月15日
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ドモです!昨日は思いきり雪が~!昨晩の雪はこんな感じ ちなみに昨日起きた時はこんな感じで屋根に積もってました~ 今朝は快晴なので、うまく溶けて欲しいですね~♪「ボルベール<帰郷>」観ました~! ボルベール <帰郷>内容は、ロクでも無い男に関わってしまっても逞しく生きる女たちの話~って書くと短すぎるかな?う~ん、あんまり書くとネタバレになっちゃうしなぁ。私は面白かったです!強くて美しい女性って好きなんですよね~!このペネロペさん、浮いてる位美しい!(え?浮いてた?)海外って、お母さんになってもオバチャンっぽい下着って着けないんだね~!そのせいなのか、どうも色気がwこの映画は、彼にフラれた…とか、今の彼氏でいいのかしら?とか思った時に観るといいかも?!もう、ホンッとうに男がダメダメだからさぁ~!あ、ある意味、どんなにダメな彼でもステキに見えるかもしれませんが!男の人が観ると、おいおい…って映画かもしれないですね~。まあ、私の小説もおいおい…って話なんだけどさぁ~!-------「ある女の話:アヤカ」赤木くんから、返事が来ていた。 了解しました。 休み明けは仕事が山積みでユーウツです! 今週もガンバらないと…。 タカダさんの仕事最後の日っていつですか? 引継ぎガンバって下さいね。 って、こんなこと書くと、ホント辞めちゃうんだな…って、 しみじみしちゃいますね。私は世間話といっしょに、会社最後の日付を書いてメールした。それについての返事は赤木くんからは無くて、やっぱりその場のノリの社交辞令だったのかもしれない。どっちにしても食事を奢ってくれるって話だもの。赤木くんがお金使って損するだけだし、独身のカワイイ女の子ってワケでも無いから、気ノリしなくても無理は無い。今頃、めんどうなこと約束しちゃったな~って、思ってるかも。催促するのも悪いので、しない。それでもこの前いっしょに飲めたのは楽しかった。来てくれたことも本当に嬉しかった。期待しちゃいけないのはわかってるけど、ホント、行けたらいいな~なんて思ってしまう。来週には新しい派遣の子が来て引継ぎをすることになってる。慣れてもらうためにちょっと早目。私はその子が困らないように、引継ぎのノートを作る。書類もなるべく分類とファイリングして…でも大丈夫よね、大体は社員さんのサポートなんだし。応接室での接客後、お茶を片付けに行ったら、係長がボソリと言った。「タカダさんは仕事できたから、後任が心配だよなぁ。あ、向こうでも仕事は続けるんですか?」「そうですね、家を建てることになったんで、多分子供ができるまでは確実に~。」私は苦笑いをする。係長もローンがね~って、お互い苦笑い。利率がどうこうって、いろいろ伝授された。この人が、あのハーレクイーンロマンス…何度かつい笑いそうになってしまう。「本当に残念だなぁ。でも、タカダさんならどこでも大丈夫ですよ。」ありがとうございます。って、ついウルウルきそうになった。係長を困らせてしまう。泣くワケにはいかないのでガマンして、トイレに急いで入った。多分、泣きそうになっていたのは、バレているだろうな…。ホントに、この会社にいて良かった。いろんなこと我慢して、いいことばかりじゃなかったけど、悪いことばかりでも無かった。本当に良かった。私は、つい赤木くんに聞いてもらいたくなって、メールを出して帰った。 今日は、係長が「タカダさん仕事できたから、後任が心配だよ」 って言ってくれました。 そんなこと、あの係長が言うとは思ってなかったから、 ちょっとウルウルきそうになりました…。 いろんな思い出ができて、 本当にこの会社で働けて良かったな~って。 今更ながら思ってます。 ツライ時も、我慢して良かったって…。 翌日返事が来ていた。 オレも、そう思ってますよ。 タカダさんは、すごく頑張っていたし、抜けたらその穴は大きいです。 それにしても、あの係長が…。 タカダさんスゴイじゃないですか! ところで、以前言っていた話ですが、 いつなら大丈夫ですか?ドキンと心臓が鳴った。本当に食事に連れていってくれるつもりなんだ?どうしよう?ホントにいいのかな?期待していたくせに、実際、具体的な話が出ると、何だって今更迷うんだろう?自分の中でも半信半疑だったんだな…って思った。行く?やめる?断る?時間が経ってしまったせいか、私の決心は少し揺らいでいた。ちょっとあきらめてたからかもしれない。冷静に考えよう。どうしたいのか、自分にゆっくり聞いてみよう。ただの食事だよ?この前と同じ。その程度ならいいじゃない?でも、もっと好きになっちゃうかもしれないよ?この前そう思ったじゃない?ううん、変にこんなモヤモヤした気持ちでいる位なら、いっそ会ってスパッとけじめつけた方がいいって。頭の中がグルグルする。いろいろ思うと、なかなか返事が書けなくて、結局帰りに返事を書いた。 すみません!今日は引き継ぎのこと等で、 忙しくて全くメールが開けなくて~。 最後の日以外の週末ならいつでも空いてます。 楽しみにしてますね!返事がすぐに来た。 了解しました。 では、今週の金曜で。 何かあったら携帯に連絡して下さい。 じゃ、また!短い返事が妙に緊張を誘う。だから、単なる食事なんだって~!私は自分に言い聞かせる。有休をどうせ週末取ることにしていたので、赤木くんの誘いはちょうど良かった。もう今月の休みの届けも出してある。ヒロトは今週ずっと向こうへ行ってしまった。あ~、コレはホントに浮気気分。まあでも、食事だけだから。ホント、食事しに行くだけ。って意識するから罪悪感が起こるんだよね。もう、何も考えるのやめた~!赤木くんは、一応、友達なんだから。ただ、男だって言うのが、いいのかな~?ってネックなんだけど。それに、私が赤木くんを好きだと思ってることも…。でももう目をつぶることにした。ズルイかもしれないけど、やっぱり彼に会いたい。だって、もう会えなくなっちゃうんだもん。二人でなんて、きっとコレが最後なんだもん。あ…、もしかして誰か連れてくるってこともアリ?そうだ、有り得ない話じゃないかな。それも覚悟しておこう。それで彼の気持ちもわかるってもんだし。救いは赤木くんが私のことを、信頼のおける友達だと思ってくれてること。それを崩しちゃいけない。グルグルと葛藤する木曜の帰り、 明日は出張です。 退屈そうな研修…。 やんなっちゃうな~。ってメールが来ていた。私はガンバってね、ってメールを出した。
2008年02月04日
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ドモです!朝起きてビックリ!雪が積もってる~!!!なので、家で映画でも観ようって思ってますそうそう、この前ニュース見てたらね、幸せ度が一番低いのって49歳なんですって!自分の人生がこんなものなんだな~って、見える(悟る?)歳らしいよ。で、それ以降上がって行くんだとか。今日はそれに合った映画~。「世界最速のインディアン」観ました~ 世界最速のインディアン / アンソニー・ホプキンス内容は、バイク(インディアン)で最速を出す夢を叶えようとするおじいちゃんの話~いやあ~、コレ、とっても良かったです!最初は変人のおじいちゃんにしか見えなかったのに、だんだん、夢を追うステキな男に見えてくる!がんばれ!おじいちゃん!ああ~!おじいちゃんが!と、観てるこっちがハラハラ。夢を叶えさせてあげたくてね~。しかもこのおじいちゃん、名前を言っただけで何だかどこでもモテモテ人気者だよ~私だって、絶対また来てね!って言っちゃいそう♪これ実話が基らしいから、世の中捨てたもんじゃないね!彼のように生きてみたいです!-----「ある女の話:アヤカ」帰りは赤木くんが送ってくれた。一人で帰るのが当然だと思ってたから、何だか学生の頃みたいだ。家までの道は暗くて静かだから、遅くなった時は、何となく怖くて足早に歩くけど、今日は赤木くんがいっしょにいてくれるし、コレが最初で最後かと思うと、何となくまだいっしょに話してたくて、足がのんびりしてしまう。隣に赤木くんがいてくれることが、何だか凄く不思議。店の前で言われたことを、ずっと考えていた。何だか緊張していて、まだ少しドキドキしてる。本気なのかな?どこかに食事に連れてってくれるって。赤木くんが急にクスクス笑い出した。「どうしたの?」「いや、こんなの初めてだな~と思って。タカダさんとは、ずいぶん話した気がしたのに、家も知らなかったんだな…って。」赤木くんの頭はもう違うことを考えてるようだった。やっぱり社交辞令なんだろうな。ふ~ん。「知ってたら怖いよね?ストーカー?」赤木くんが笑うので、つられて笑う。言われてみれば、ホントだ。ほぼ毎日顔合わせてメールしてるのに、住んでるとこさえ知らないんだ。心の中とか、結構話してるつもりでいたのに。こんな実質的なことは、何も知らない。「あ、ここだから。」ゆっくり歩いていたつもりだったのに、もう家に着いてしまった。私は電気の着いてない家の窓を指差した。ああ、やっぱりヒロトは帰ってないんだな。淋しいような、ホッとしたような、何とも言えない気持ちになった。「気をつけて過ごして下さいね。ちゃんと戸締りしなきゃダメですよ。」赤木くんが保護者みたいなことを言うので、可笑しくなって笑ってしまった。あ~、ホントに最後なんだな。赤木くんは、寮に帰っちゃうんだ。当たり前のことなんだけど。まだ別れたくない。もうこんなこと無いんだろうな。私は何だか淋しくなって、手を差し出した。お別れの握手。「今までどうもありがとう。」赤木くんは、ちょっとためらってるみたいだったけど、同じように手を出してくれて、私の手を握った。私より大きくて、温かい手が、私の手を包んだ。胸がまたキュンと鳴って、心臓がドキドキしてる。こんなこと自分からするなんて。私としては、かなり大胆かも。でも、手を出してみて良かった。「ありがとうございました…。」赤木くんが、ボソリと呟いた。ギュッと力を入れられたような気がして、心臓がはねた。しばらく手を握っていて、赤木くんが力を弱めて、ゆっくり離した。何だか赤木くんの顔を見ると、自分がとんでもないことを言いそうな気がして、彼の足元をジッと見る。 赤木くん、 あなたのこと、 ホントはずっと好きでした。 今日はすごくいい思い出になりました。 私ずっと忘れないです。 あなたのこと見てると、 幸せな気持ちになりました。言ってみようか、言わない方がいいのか。ああ、でも、あと一ヶ月ある。そんなこと言ったりしたら、今度会社できっと顔を合わせられない。恥ずかしくてどう接したらいいか、わからないだろう。「じゃあ…。もう遅いし、危ないから、中に入って下さい。」赤木くんの言葉で我に返る。「うん。」あ~、マズイな。まだ少し酔ってるよ、絶対。うん、言わなくて正解だよね。私は階段を少しずつ登って、赤木くんの方を振り返ると、赤木くんがこっちを見ていてくれるので、何となく嬉しくて手を振る。赤木くんも手を振り返してくれる。見えなくなるまで、そんなことをした。部屋に入ってから、慌てて窓から道を見ると、帰ってく赤木くんの後ろ姿が遠くに見えた。心臓がまだ少しドキドキしてる。赤木くんの手のぬくもりが手に残ってる。その右手を左の手で包んでみた。どうしよう…。こんな気持ちになっちゃうなんて思わなかった。自分から手を差し出したくせに。彼の胸の中に飛び込みたくなった。傘を差してくれた時みたいに、あの腕の中にくるまれたら、どんな感じなんだろう。あ、バカだな私。何考えてるんだろう。早くヒロト帰ってきて。そうじゃないと、私の心がどんどん赤木くんの方に行っちゃいそうで怖い。赤木くんの携帯番号が、頭の中に浮かぶ。だけど、そんなことしちゃいけないって、かけたりしちゃいけないって、私は目をつぶって無理やり眠ることにした。翌日、ヒロトは帰って来れなくて、私は家の中を一人で片付けてみた。捨てる物もちょっとずつ分けておく。ようやく波に乗ってきて、あと少しってところで電話が鳴った。私はビクッとした。ヒロトだった。「アヤカ?どう?一人暮らしは?今何してるの?」「部屋の中片付けてるよ~。ヒロトの大事な物でも捨てておいたらビックリするかと思って。」「嘘!?あー!そういう冗談やめようよ~。」「ふふ。捨てられたくなかったら、早く帰ってきてよ~。何だか一人だと怖くて。」ヒロトが軽く笑った声が聞こえた。「怖いなんて、アヤカがそんなこと言うの珍しいね。いつもは一人の時間をノビノビ楽しんでるみたいなのに。」私はちょっとドキリとする。「だって、夜一人きりなんだよ?私だって怖いと思うこと位あるよ~。」ホントに昨日一人は何だか怖かった。こんなんじゃ、私一人暮らしとかってできないんじゃない?「うん、じゃあ早く戻るよ。楽しそうにしてるならギリギリまでこっちにいようかと思ってたけど。」「うん。待ってるから…。」「何心細い声出してるんだよ~。心配になるでしょ?わかったよ。すぐ帰るって。」電話を切るとホッとした。ああ良かった。早く帰ってきて。そうじゃないと、ダメなの。赤木くんとのことばかり思い出しちゃって。私ってダメなヤツなの。右手を眺める。まだ手のぬくもりを思い出せる。心臓がキュンとする。でも、結局ヒロトが帰ってきたのは、日曜の夜だった。あまりにも一人でいた時間が長く感じてしまって参った。一瞬、赤木くんに電話をかけそうになって。でも、ヒロトの顔を見るとホッとした。「すぐ帰るって言った~。」「ごめんごめん。みんなで打ち合わせ後に飲んじゃったらなかなか…。」はい、これお土産。ごめんね…って、私の好きな向こうでしか売ってないチョコ菓子を渡してくれる。胸がチクリと痛んだ。ヒロトは夕食を食べながら、もう今月はずっと仕事の引継ぎと送別会ばっか、って言い出だした。今月はご飯作らなくていいよ~って。あっちとの行き来も多くなるし。「いつ片付けするの?」「アヤちゃんに任せていい~?」「え~。しょうが無いなぁ~。」「向こうで埋め合わせするから、ね?何だか最後だと思うとしんみりしちゃってさ。どの人とも思い出が多いよ。いろんなこと、いっしょにやってきたから。こんなに名残り惜しくなるなんて、思わなかった。」「うん…。そうだよね。私も同じ。帰りたいんだけど、何だか…」「結構長くいたからね…。」「うん…。」私はヒロトがお風呂に入ってる間、食器を洗いながら思った。私にも会社での思い出がたくさんあるように、ヒロトにもたくさん、こっちでの思い出ができたんだ。私達が存在していないところに来たのに、最初は自分の場所なんてなかったのに、お互い知らない世界で、お互い知らない人たちと、きっと何かを作ってきた。私も、ヒロトも、そして周りの人たちも。一度離れたら、同じ場所に戻れることなんて、きっと無い。私達の実家のように。日々少しずつ変わっていくんだ。それはその場にいる人たちには、わからない。それが時間ってものなのだろう。そう思うと、あれで最後のつもりでいたのに、やっぱり欲が出てしまう。赤木くんの社交辞令かもしれない言葉を、現実にしたくなる。本気にしていい?今度こそ、それが最後。少し早く会社に着いたので、朝一で赤木くんにメールを書いた。 おはようございます! 先週はありがとうございました。 御提案の件なのですが、 ありがたく、お受けしようかと思います。 でも、高級じゃなくて大丈夫です。 オススメがあったらヨロシクお願いします。 ではでは。送信。あ~、送っちゃった。ホントにあの場のノリの社交辞令だったらどうしよう?飲んでたんだし…。まあ、いいか。その時はその時で。どうせ最後の日には送別会もあるんだし。赤木くんとは、この前の飲みだけでも充分。このまま赤木くんのことは、心の底に沈めておこう。いい思い出にきっと、なっていくはずだから。向こうの方で赤木くんがパソコンを見てるのが見えた。目がどうも赤木くんを追ってしまうので、困った。
2008年02月03日
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ドモです!ずっと寒い日が続いてますね~。コリラックの咳もまだ朝晩続いてますよ…。ひどくならず、少しずつ良くなっているのですが~。家と外の寒暖差も激しいし、皆さんもお気をつけ下さい!「舞妓haaaan!!!」観ました~![DVDソフト] GET THE 舞妓Haaaan!!! RIDE!!!【デジタル0110】内容は、舞妓さん大好きな男が、舞妓さんのために何でもしちゃう話~って感じかな。堤さんに阿部サダちゃんが対抗意識燃やして、勝つためにバリバリにガンバっちゃう。そのテンションの高さが笑えた~!でも、う~ん、最初の面白テンションをやっぱ持続できなかったなぁ~。どう後半まとめるのかな~って位、後半、ちょっと長く感じました。前半のミュージカルみたいなシーンも、私はあんまり必要なかったかなぁ~。でも、サダちゃんの身軽さに感動を覚えるけど!正直に厳しいコメント書いていいですか…。前半だけで、もうオッケーでした!後半の真面目な話は、サダちゃんのテンションと、話の因果を、なるほど~って観ていただけかも。でも、面白かったことは面白かったですよ。前半が笑え過ぎたので、ちょっと後半も期待しすぎちゃったかもしれません!私はもともと笑いのツボがズレてる女なんで…。笑いの波に乗れないと笑えないんです~。(一度ツボにハマると止まらないんですが~!)サダちゃんとリアル高校生が並んでて、どうしても高校生に見えないギャップに笑えたり、(笑)(爆)(悦)(殺)等のやりとりが有り得そうなとこに爆笑してました~!ああ、そうそう!カップラーメンがものすっごく食べたくなりましたよ!そういえば、カヤクが美味しいってこと、あまり無いですよね~。あの売り方はイイと思いました。私が好きな伊藤四朗さんが美味しかったなぁ~♪あんなふうに人生生きられたら、ウハウハですね!「エジソンの母」観ました~。いや~!ヒドい授業でした~!私も感動しました~!先生が何とかできないって、授業参観でバレちゃうのマズいよね~!いろんな人がいるから社会でさ、それは私立より一般の学校のが出ると思うね。もし嫌なら、私立行くとか留学するとか、いっしょにやっていく方法を考えるしかないかな…って思う~。子供のうちなら、周りの大人次第で良くも悪くも変化すると思うんだ。去って行く後ろ姿をパパと間違える…ちょっとでしたね。そうそう!松下先生のプライベートが気になりました♪-------「ある女の話:アヤカ」 <送信者 takada> メール、ありがとう。 読みました。 私のメール、うざったくないかと思っていたので、 正直メールをもらえたの、とても嬉しかったです。 赤木さんは、 バカでもひどいヤツでも無いですよ。 私はそう思います。 人って、 恋って、 心をどうしてうまくコントロールさせてくれないんですかね? 私から見たら、 二人はお互いのことをまだとても好きだと思うのに。 呼び合う二人だったら、 また自然に会いたい気持ちになると思います。 その時はきっとうまく行くと思います。 もしも本当に、 違う方向をお互い向いてるとしたら、 その先には、 もっとかけがえのない人が待っているのかもしれません。 今はそう思えないかもしれないけど。 でも、 私に教えてくれたように、 彼女さんにも本音を打ち明ければいいのに…。 って思ったりもします。 あ!そうだ! 赤木さんが余計なこと考えられないように、 本たくさん貸しちゃいます! 何だか私って、赤木さんの図書館みたいですね。 そう言えば、 この前赤木さんが貸してくれた本、面白いですよ! いろんな人の本読むようになってきたんじゃないですか? 読んだら感想聞いて下さいね。 仕事もバリバリしちゃって下さい! 何かに打ち込んでる男性はカッコイイですよ! きっとモテモテです! それでは~!仕事の休み時間に少しずつ思ったことを書いて、返事を出した。多分彼がモテたいのは彼女だけで、不特定多数にモテたいワケじゃないだろうと思ったけど。やり直しても、同じこと繰り返す予感がするって書いてあるのに、彼女に本音を言ってみれば?なんて、もしかしたらホントに、いいおせっかいな言葉なのかもしれない。彼は今までガンバっていたんだ。大人になろうとしてたんだ。もっとガンバレなんて、言っていいんだろうか?とにかく、言いたいことは、彼の笑顔が戻るといいな。それだけ。彼が幸せそうに、楽しそうにしてると、私も何だか嬉しいの。悲しみも苦しみも受け止めて、ガンバってる彼を見るのがセツナイの。聞くしかできない自分が悔しいの。きっと突き詰めると自分のエゴなのよ。でも、この返事を赤木さんはまだ読んで無いと思う。彼は入院してしまったから。
2008年01月26日
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ドモです♪昨夜電車男やってましたね!原本読んだし、ドラマも観たよ♪ドラマから入ったせいか、映画は落ち着いてみえたな~って思ったのが初めて映画観た時の感想です!原本は、やっぱちょっと生々しいね。現実あったことなんだと思うと見る目が違う!現実は小説より奇なり!(だったっけ?)ってことかな。私の周りでも、小説にすると陳腐だけど、現実起こってるんだよな…って思う話は結構あります。人は一生に一度は小説家になれるって言うしね!で、電車男映画は、ドラマよりもロマンチックに作られてたなぁ~。ギャグがあまり入ってない分、原本に近かった感じ。女の私から言っても、彼の最初のイメチェンは好印象ですよ♪やっぱね、初めて会う時から、ありのままの自分を受け入れてもらおうと、オタクな格好してたら引きますね~。どんな人か知ってて納得した上で会うなら別なんだけどね♪好きになっていって、あ、こんな面をホントは持っていて、自分にだけ見せるようになったんだ?ってとこのがポイント高い!でも、そんなに気取らなくていいんだけどね。客観的に「お!今日何だかイイじゃん!」って感じがベストなんだろうけど、コレがまた難しいんだよね。そう言えば昔、スーツ着てた人が普段着にTシャツとジーパンがキマってて、見る目変ったことあったなぁ~。逆もあるのよね~。うふふ!初デートはどんな人か、そわそわのウキウキよね~♪デートの計画もパソコンのアドバイスも、パーフェクトじゃなくていいんだよなぁ~。相手を想う気持ちを相手が受け入れるかが問題なのよね~。それにしてもエルメス…ホントお嬢様だなぁ~。私でも友達として付き合うのに躊躇しそうですよ。何だか生活ランクが違いそうで…。エルメスのカップにヴェノアの紅茶…。この話から、そんな物があったんだ?!って知った感じでした!ずいぶん話が一人歩きしちゃったけど、彼らは今も付き合ってるのかなぁ~?でもね、現実コンプレックスを改善できちゃうのっていいですよね♪自分に自信を持てるってステキなことだな~って思う。だからこの話がノンフィクションってことで、勇気や希望もらえちゃうのかも!恋のパワーって人を変える位スゴイんだなぁ~♪ステキな方向に変わりたいよね!今夜は「佐々木夫妻の仁義なき戦い」観ます~♪--------「ある女の話:アヤカ」今日は、会社に出たら赤木さんが来ていた。 ちょっとそわそわしてしまう。午前中、返事は来なかった。送信履歴を読んでみて、やっぱりマズかったかな…って思った。私が思ったような人じゃなかったのかもしれない。頭がそっちでいっぱいになってしまって、仕事になかなか集中できない。出したことを後悔した。でも、コレで良かったんだろうと思った。心を開ける人なんて、この街では今までも作れなかったんだし、これからもそうだよ、ってことなんだろう。何か変に意識されても、それは向こうが勝手に思うことだ。どう取ろうと相手の自由。こんなメールを出してしまったことで、もう感想のやりとりや雑談ができないことは残念だけど…。私は軽くため息をついた。昼休みにみんなと社食で雑談をすることでリフレッシュした。遠くに、今からお昼を取るらしい赤木さんの姿が見えた。仕事が長引いたのかな?そんなことを思った。私が部署の机に戻ってパソコンを開くとメールが入っていた。心臓がドキンと鳴る。赤木さんからだった。 こんにちは。 オレも同じですよ。 寮に帰ったら一人だし、彼女のとこでも待ちぼうけです。 待ってる間は、以前はテレビを何となく眺めてボンヤリしてたけど、 今は、タカダさんが勧めてくれた本を読んだりしてます。 あと、オレは以前バンドやってたので、 オリジナルでやれるような詩を書いちゃったりします。 こないだ教えてくれた本、面白いですよ。 彼女の部屋ではギター弾けないんで、 (うるさくすると怒られる) 彼女が勉強してる時は本読んでばかりです。 前は本なんか読まなかったんだけどなぁ~。 タカダさんのせいですね!嘘みたい。画面を見た途端に、いつもと違ってかなり長くて驚いた。嬉しい気持ちが広がっていくのがわかる。読んでいて、驚いたのは、彼がバンドをしていたことだ。なるほど納得。しかもギターか…。頭にパッとツカちゃんのことが思い浮かんだ。もう何年も忘れてた苦い思い出。ただ、ここで違うと思ったのは、彼の方が彼女に待たされてるらしいってことだ。この気持ちはよくわかる。私もよく待ってた。今もだけど、ツカちゃんが何か創作してる時、邪魔しないように、絵を描いたり勉強したり…。今でも覚えてる。ツカちゃんの言葉。「アヤカは何で怒んないんだよ。俺、勝手なことやってんのに…。オマエのいい子な態度が疲れるんだよ。無言で責められてるみたいで、俺、嫌なんだよ。」終わりの方はこんなこと言ってたな…。そして、言ったことに自己嫌悪してる彼の背中を抱いた。ツカちゃんは、ゴメンって。アヤカのせいじゃないのに、俺がピリピリして当たってるだけなのに…って。思い出すとまだ胸が少し痛む。真剣過ぎる位、お互いを出してた。しょっちゅうツカちゃんの前で泣いてた。うまくお互いが感情をコントロールできなかった、あの頃。自分が悪いんじゃないか?って、何度も自分を責めた。マノくんやヒロトといっしょにいて、自分をありのままに出しても、楽しく過ごしてもらえることが妙に嬉しかったっけ。どの人もツカちゃんと同じように、重たくなっちゃうんじゃないか?って、すごく怖かったっけ。何て書いたらいいのか、返事をすぐに書けなくなってしまって、とりあえず仕事の続きを始めた。仕事をしながら、何て返事をしようかって考える。途中、仕事の息抜きをしながら、返事を書いた。 赤木さんはバンドをしてたんですね? 私も高校生の時にちょっとやりました。 その当時はいろいろあったな~と、思い出しました。 楽しかったことばかりじゃなかったけど、 今思うととても懐かしい。 当時付き合ってた彼が私を待たせていたので、 赤木さんと同じ気持ちになりました。 今も、同じように夫を待ってるけど、 人によって、受け入れ方が違うので、 やっぱり相性ってあるんだな…って思いました。 でも、やっぱり待ってると時々、 家族になっても、人は独りなんだと思う。 それぞれが自分の世界を持っていて、 それを上手く尊重しないといけないんだろうな…。 彼女さんと赤木さんが上手く行くといいな~って思ってます。 って、こう書いてから読み返してみて、何だか難しいこと書いてるかも…って思った。しかも暗いな…。返事が書きにくそう。それに当時のこと聞かれたら、ちょっと返事を書くのがつらいかもしれない。全部消して、仕事の続きを始める。一段落してから、赤木さんのメールを読みながら、もう一回書き直した。 そうでしたか。私の趣味がお役に立ててるようで、嬉しいです! 赤木さんも、帰ったら一人なんですね? 何だかちょっと励まされました。 彼女さんとは、結婚話進んでますか? あ!こういうの、オバサンになったみたいですねー! オバサンになるのは嫌だけど、興味津々です! では、また明日!これのがいいや。さっきみたいなのは、なかなか返事が来なかったりすると、また出さなきゃ良かったって、後悔しそう…。いいメール友達になってもらえた方がありがたい。あまり自分のこと打ち明けても、受け入れてもらえなかったら痛いし。今まで通りに、楽しく世間話でもしててくれた方がいい。私は帰り間際にそのメールを出した。翌日の朝に返事が来ていた。 まだオバサンは早いんじゃないですかー? ってことは、俺もあと4年でオジサンってことですね。 いや、気持ちだけはいつまでも少年ってことで… って、まだそんなこと思うの早いか! なので、タカダさんもそんなこと思わないで下さい! そうでしたか、タカダさんもダンナさんのこと待ってるんですね。 仲間が出来ました! お互い忙しい相手持つとそうなりますよね。 俺こそ励まされます。 結婚は… 今のとこ×かな。 おとなしく、貯金しときます。 そう言えば、今って何読んでるんですか? ずいぶん分厚いハードカバー読んでるみたいだけど。えええ?!今日もいろいろ書いてくれてる~!結構、いや、かなり嬉しいんだけど。私も思ったこと素直に書いていいかも…。そんなことを思うと、ちょっと浮かれた。今日も仕事がんばろー!って思った。
2008年01月20日
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ドモでっす♪今日は成人式なんですね~!まあ、うちとは関係無いのですが…。夕方のニュースで成人式事件が今年は出てないか、ちょっと気になりますね~!こちらは今日はちょっと寒い曇りなんですよ。昨日なら、かなり晴れてたのにな~って思うと残念ですね。映画「もしも昨日が選べたら」観ました~!DVD もしも昨日が選べたら 【ベストコレクション LIMITED \1980 第3弾】内容は、毎日忙しいお父さんが、日常の雑多なことを万能リモコンでスキップさせちゃう話~少しネタバレしちゃうと、まあ、ありますよね~、仕事してる時間がめんどくさいとか、親が来てる時間が煩わしいとか、そういった時間を、どんどん早送りしちゃうんですよ~。巻き戻し機能が無いってことが難点。ドラえもんの、未来が見れる望遠鏡みたいだな。でもね、思うんですけど、人生のツライ部分や嫌なことの部分があるから今があるって言うか~例えば、私は結構一昨年キツいこと多かったんですけど、それが無ければ多分ブログやってなかったと思うし、仕事もしなかっただろうし、ヨガもしてなかったような気がするんですよ。キツイ時期がなかったら、変わってなかっただろうな~。今って、自分が知らなかった感性や世界をネットや仕事を通じて、知り合うはずのなかった人たちから教えてもらってると言うか。同じようにツラかった人もいるんだな…って思ったりとか。刺激受けたりとか、そういうのが大事かな~なんて思ったりします。だから、人生にはツライことも無くちゃいけない時期なんだと思います。(程度にもよるけどさ)話逸れましたけど、そんなふうに、起こった出来事すっとばすってことは、やっぱり後からツケが回ってくるってーことで。最後の方、つい泣いちゃいましたよ…。人生は短いのに、無駄遣いして…って。でもラスト良かったです!!!単なるコメディかと思ったけど、笑えて泣けました。単純な私には単純に良かった~♪良かったらぜひどうぞ~!--------「ある女の話:アヤカ」昼休みが終わって仕事場に戻る。ちょうど戻ってきたらしいウエノさんが、同僚の人たちの中で笑っていた。ふうん、この前と同じ。アレは気を許した笑いだな…。ふとそんなこと思う。ウエノさんが私に気付いて目が合ったので、軽く目だけで会釈すると、ウエノさんも軽く表情で会釈した気がした。入力休憩の時間に飲物を買いに行くと、ウエノさんが自動販売機の前にいて、あれ?あれ?とかって困ってる感じだった。「どうしたんですか?」「いや、千円札が戻ってきちゃってね。」何度やっても戻ってくる。私は小銭を出して入れた。「どうぞ。」「あ、ごめんね。後で返すよ。」「いいですよ。この前のお礼です。それじゃ。」私は自分の席に戻った。この程度であの夕食のオゴリじゃ、悪いくらいかも。そんなこと思ってた。書類を持って行くと、ウエノさんがありがとうって言った。「ねえ、何か最近ウエノさんって、雰囲気変わってない?」いっしょに働いてる派遣仲間が言い始めた。「うん、何か親切だよね。こないだなんか、お疲れ様って言われたよ。」「私もそう思ってた~。」ふうん、最近いい人なんだ?イイことじゃん。私はうふふんと心の中で思った。契約の最終日が近づいてきて、派遣仲間が次々と仕事を終わらせて行く。私は最終日まで雇われていたけど、時間の終わりが早い人ばかりで、最後は私ともう一人、年上の女性だけだった。彼女を慕っていた私は、何となくこれでいっしょに仕事ができなくなることが淋しく感じた。「今日で終わりですね~。イトウさん、帰り時間ありますか?終わったらお茶でもして帰りませんか?」「あ!ゴメンなさい!今日はダンナと会社帰りに待ち合わせなのよ~。」「そうなんですか?ふ~ん、いいなぁ~。」私はニヤニヤした。イトウさんも嬉しそうに、何その顔は~?と、言った。「タカダさん、良かったら、連絡先交換しましょうよ。近いうちランチでもしに行かない?」「いいですね!ぜひお願いします~!」飲物をいっしょに買った時にそんな話をして、休み時間にアドレスの交換をした。唯一できた仕事友達一号だ。嬉しい!イトウさんは帰り際、何となくソワソワしていた。「いいですよ。私が書類持って行っておきますから。終わったらダッシュで帰って下さい!」「え?そんな、悪いわよ。」「いいですよ~。いいお店だったら今度教えて下さいね!」ダンナ様と待ち合わせてステキなお店に行く。私もそうすれば良かったと思った。でも、今日はヒロトはまた残業。食べて帰るって話だったから、休みの日にどこか食べに行こうって話になっていた。みんなの書類をまとめて持って行くと、ウエノさんはボンヤリと書類を見ていた。見ていたんだけど、見てないみたいだった。ふーって、大きな溜息をついた。「溜息をつくと幸せが逃げちゃうらしいですよ。」私がウエノさんに言うと、驚いた顔をして私を見た。「あ、終わったんだね?ありがとう。今日で終わりですよね?お疲れ様でした。」ウエノさんが笑顔を向けた。いいえ~、お疲れ様でした。私は就業カードを渡してロッカーの物を空にして帰る。もう明日からここに来ないんだな~なんて、終わった達成感とちょっと淋しさを感じた。社員と違って、派遣社員って送別会も何も無いんだな…なんて思って。結局、派遣は派遣って感じで、社員とは区別されてずっと過ごした3ヶ月だった。まあ、責任が無くて気楽だったけど。次の仕事は一応一週間置いてからってことで紹介されている。一週間はノンビリしようと思っていた。門を出たところで、車のクラクションが鳴って振り向いた。ウエノさんだった。「タカダさん一人なの?良かったら乗っていきますか?」「いいんですか~?」以前夕食を御馳走になった時のことを思い出し、今回はついスンナリ乗ってしまった。ウエノさんに顔が馴染んだことと、この前の夕食が楽しかったからかもしれない。「今日の夕飯は何にするの?」ウエノさんが聞いてきた。「今日も夫が残業だから、適当に済ませるつもりですよ。」「あらら、淋しいですね。じゃあ、またいっしょに食べに行きますか?送別会代わりに。」「はは。何かそんなこと言われると、送別会をねだったみたいですよね。」「そんなこと無いですよ~。まあ、僕も今日はどこで食べようかと思ってたんで。」「せっかく早いのに?」「うん…まあ…。」ウエノさんはそこで何となく歯切れ悪く言葉を濁した。滑らかに話す人だけに違和感。ちょっと、何となくだけど、さっきの溜息といい、気になった。「何かあったんですか?」「いや…別に…」私は聞いちゃいけないことなんだろうなって思って、話題を変えようと思った。するとウエノさんがポツリと言った。「まあ、世間でよくあることかな。そのうち、歳をかなりとったら…あんなこともあったって流せると思うかな…うん。」まるで自分に言い聞かすように、言葉を出した気がした。車は以前と同じレストランに止まった。
2008年01月14日
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ドモです!実はさっきまでコリラックと泣いてました~。いつも遊んでるトラちゃんが、トラママの体調が最近悪くて、もうずっと学童に行ってしまうのではないか?って、話で。コリラックはトラちゃんとうちでいっしょに遊びたいんですよ。でも、そんな状況だと、トラちゃんと遊ぶには学童に行くしかなくて。幸い私が実家を手伝ってる名目があるので、学童の手続きは取れるのですが…。コリラック、家で一人で遊ぶか、児童館で友達をみつけるか、学童に入るか、どれか選択しなければいけません。コリラックが泣くと私もつい涙が…。でも、そんな悩みを親子で考え込んでいたら…ピンポーン「ボク!トラ!」どうやらトラちゃん、学童へ行かずに、ママが家にいるので帰ってきたそうです!トラちゃんもコリラックと遊びたかったようで、一人で帰ってきたらしい…。そんなワケで二人で学校へ遊びに行ってしまいました!この二人、離れられない仲良しらしくて、今年も子供だけで行動しそうで親が振り回されそうです!子供は成長してるんだなぁ~。やれやれ~!!!映画「SAYURI」観ました~!内容はズバリ、芸者の話です~!!!とは言っても、ハリウッド製作だからか、日本なのか?!って感じですけどね!だって、みんな英語でしゃべってるんだもん!でもね、「さくらん」よりは内容が濃かったような気がします。ちゃんと芸者さんの芸やってたし。私は芸者さんの世界とかよくわからないので、日本人なのに、へぇー!!!!×20な世界でしたよ。最後まで、サユリの運命がどう転がっていくかがわかりませんでした!桃井さんも役所さんも工藤ユウキさんも上手かったけど、やっぱり渡辺謙さんが良かったですよ~!他の役者さんも全員バッチリだったなぁ~。でもね、思ったんですよ。コレって日本人を主役に持ってこなかったのは、日本人があまりにも英語ができないからじゃないかな?って。そう思うと、私達って6年ほど英語勉強してるはずなのに、しゃべれる人ってほとんどいないし、何だかなぁ~って、つい映画とは関係無いことでガックリきてしまいました…。今夜からドラマ開始!「ハチミツとクローバー」「あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~」がやります!喜多善男楽しみ~♪---------「ある女の話:アヤカ」帰る間際、ヒロトが指輪を買ってくれた。給料3ヶ月とまでは行かないけどって。それでも私が持ってる指輪の中で一番高価だった。ヒロトが今まで家で過ごしていたことと、会社員になってボーナスが出たばかりなのも良かったかもしれない。私はヒロトに時計をあげることにした。アンティークの有名な時計だった。お互いずっと大事に使おうね、って、言い合った。付き合ってみてわかってたけど、ヒロトはあまり無駄使いをするタイプじゃないみたいだ。どうやら絵描いて、時々飲んで、ゴロゴロしてられれば幸せっぽい。子供の頃から知ってるはずなのに、最近少しずついろんな面を知るようになった。二人で話し合った結果、私が式の準備をして、ヒロトが新居の準備をするって分業作業をすることにした。「何か部屋決めるのに希望ってある?」「う~ん、希望って?」「駅からどれ位とか。」「そだな~。私は今ヒロトが住んでるとこに移る気分でいいよ。ヒロトが住みたいってとこに決めていいかな~。ワンルームじゃなければいいと思うよ。あ!でもね、できれば日当たりがいいとこがいい。」「日当たり?」「うん。友達が日が入らないとこに住んでたら、何となく気が滅入ったって言ってたから。」「ふ~ん。そういえば、俺の部屋も日は入るか。期間あるし、ちょっと気をつけてみるよ。でも、勝手に決めて、文句言わない?」「言うかも。」「え?!」「私が気に入る部屋をみつけてね。予算以内で!」「何だよソレ?!厳しいな~!」ヒロトが笑った。私も笑う。「そっちは?」「俺?式なんて何でもいいよ。たった一日のことじゃん。いっそ会費制の飲み会でいい位~。でも、一生に一度とかって言葉もあるからひっかかるけど。」「ふうん。じゃあ、適当にしちゃうよ。文句無しね。」「借金さえ背負わなきゃいいよ~。」「文句言わないんだ?じゃあ、チョンマゲで入場とか?」「それはヤダ…。」「じゃあ、言うんじゃん。」「なるべくシンプルなのにしてよ~。でも、言っても一日。こっちは毎日住むからずっと言われそうでヤダよ。まあ、なるようにしかならないから。」「そうね。なるようにしかならないもんね。」私は週末になると式場だの店だのを見に行ってみた。お得なパック50万円とか100万って言うのとか。花をテーブルに飾るだけでも一つ400円だの千円だの、何だか、だんだんめんどうになってきた。特に一人だと…。周りにはカップルで来てる人ばかりで、そんなの見てるとチェッとかって思った。隣に相談する人がいないとこんなにつまんないものなんだ?何人呼ぶんだ?友達中心?親戚中心?ちゃんとしたらしただけお金が飛ぶってことがわかった。ドレスレンタル10万…持ち込み料1万…こんな所はデートしながら来るものなのかもしれない。そしてだんだん結婚する気になるものなのだろう。一番雰囲気がステキなホテルで、担当になってくれた男性に現状を相談したら、披露宴じゃなくて会食形式の式とのパックがあると言われた。話しやすい、ハキハキした感じのいい人で、今は家族だけでって人も出てきてるから、コレはいいですよ~って。それなら私たちだけでできるし、友達はヒロトが言ってた会費制の二次会っぽい感じでいいかも…。結局私はそれにすることにして、日にちを仮予約した。コレなら、ヒロトがマリッジブルーになってドタキャンされても、キャンセル料は10万だから、結婚詐欺の被害も少なくて済むだろう…。ヒロトにそう電話したら、何で結婚詐欺なんだよ?しかも俺がするの?って言われた。「だって払ったの私だも~ん!」「俺だってアヤちゃんが引越してこなかったら、敷金礼金もったいないじゃん!」「うふふん。」「何その笑い?まさか引越さないとか言い出さないよね?アヤちゃんのがマリッジブルーになってない?」「だって、一人で結婚式の準備するのって、何だかすっごい空しいのよ~!周りがカップルばっかでベッタベタだし~。もう、そっちに何もしないで行っちゃいたいのよ。」「あ~、だよね。ごめんね。」「ううん。お互い使ったお金が無駄にならないよう、使命を果たそう。」私はキラキラ光る指輪を眺めて言う。「何だソリャ?」「ううん。まあとりあえずガンバります!パックだから一つ一つ決めることも少ないし、この程度なら私一人でもできそうだよ。あとは友達どうしようかな?って感じ。」私はヒロトのこっちの友達の住所を聞いて、ソレを会社のプリンターで招待状っぽいのを作って出すことにした。休み時間にコソコソと。友達のパーティーは、ヨッちゃんがいろいろ仕切ってくれることになった。ヒロトの学校の友達にも連絡をしてくれることになったりして、着々と準備が進む。会社に連絡する。辞める手続きが進んでいく。ゴールデンウィークは慌しかった。式場を二人で見に行く。打ち合わせと、最終チェック。ヨッちゃんがヒロトの学校の友達と司会をやってくれるってことになって、会場をみんなで見に行った。エリもいっしょに。打ち合わせ後、5人で飲んだ。お祭り気分でちょっとワクワクした。「タカちゃんとアヤちゃんが結婚するなんてビックリだよ~。」ヨッちゃんが言った。「ホントだよね。」エリが言った。その日はエリの家に泊まることになって、みんなで飲み会の続き。司会をしてくれる男の子も飲むのが好きらしい。すっかり打ち解けてしまった。エリがちょっと来てって、私をエリの部屋に連れて行った。男たちは隣のヨッちゃんの部屋で飲ませておく。エリはハイって、包みをくれた。中には薄い青色のハンカチと真珠のアクセサリーが入っていた。「わぁ~!いいの?すっごいステキ!ありがとう!!!」「うん。私からのお祝い。ええと、新しい物と、古い物と、借りた物と、青い物があると幸せになれるんだってね?」「へぇ~。ドレスはレンタルだから、古い物って何にしようかな?」「ふふ。いいねぇ~、アヤ。私も結婚しよっかなぁ~。」「え?そんな話になってるの?」「うん。やっぱり、何があっても彼だと思ってるからさぁ~。」エリは、元彼とヨリを戻していた。同じ会社で毎日顔を合わしていたからなのか、エリがマノくんと付き合わなかったからなのか、元彼がエリのことを許したって聞いた時はビックリした。「エリは、やっぱり彼がいいの?」「うん。まあ、あの後も、お互い他の人に目が行った時期があったけど、やっぱりアイツかなぁ~って思う。何度別れても、やっぱり…ね。」そんな付き合いをしてるエリを見てると、本来はそういう二人の方が結婚すべきなのかな?なんて思う。私達は大丈夫かな?少し不安がよぎる。私はまだヒロトとそんなに深く付き合ってない気がした。でも、もう離れていたくない。他に目が行くとも思えなかったし、もう知らない誰かと恋はしたくないと思ってた。また別れを経験するのも嫌だった。だから結婚するのかもしれない。強く激しい何かは無くていい。穏やかなヒロトとの暮らしが欲しい。結婚したら、もう人を好きとか嫌いとか、煩わされなくていい。ただお互い毎日見た、ささやかなことを報告しあいたい。ヒロトとならそうなれる気がした。もうすぐヒロトと毎日いっしょにいられる。私の居場所に行ける。それだけが、今の私の欲しいこと。もうすぐ私は結婚する。
2008年01月08日
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ドモです!コリラックの学校開始は明日からなのですが、今日は平常通り起きてみました~!が!コリラックはまだ寝てます!ううむ…、私は眠たいッス!!!また今年も一年、ガンバりまっしょい!映画「大奥」観ました~内容は、大奥内の女同士の陰謀と思惑の争いって、ドラマのまんまですな!ちゃんと書くと、将軍の母が若い将軍の後ろ盾になってる家臣と恋仲になってて、そのスキャンダルを表沙汰にして失墜させようとする大奥の女達…って感じだったかな。ああ~!恐ろしい!!!たくさん人が出てくるから多少、立場等混乱しましたが、見応えありました!ドラマ観てたせいかな~、以前出した女優さん出されると、同じ役かと思っちゃうんですよ!やめて欲しいッスね~。混乱するから!!!ただでさえ、日本史の名前覚えるのとか苦手なんですよ…。男性の目バリ、結構笑えました!歌舞伎役者の色男ってことで、杉良太郎みたいになってた感じが~!仲間由紀恵さんが凛とした感じで、清楚な堅い女性を見事に演じてましたよ!私が男性でも遊びでは付き合えない女性って感じしました。本気で好きになる女性ですね~。一生に一度の恋…心に響きましたよ~。それにしても、大奥の陰謀はムカついてきます。昔って理不尽な理由で刑が決まったり、人が処刑されたりしたんでしょうね。「暴れん坊ママ」の子役くんが、将軍役やってて、そこも見所でした。やっぱり正月は着物見て良かった~♪次回も着物モノ、レビュー書きまっす!--------「ある女の話:アヤカ」お正月が来て、タカダくんがうちに来た。何をしていいのかわからないらしく、タカダくんはお母さんに、「何か手伝いましょうか?」って言い出した。「タカダくん、お嫁さんじゃないんだから~」「座ってなよ~」照れたように、お父さんの側でチョコンと座ったタカダくんは、お父さんの勧めでビールをお互いに注ぎだした。タカダくんが結構飲めるとわかって、お父さんはちょっと気を良くしている。会社はどう?デザインの仕事なんだってね?いつか戻ってくるんだよね?ようやく慣れてきました。でも先輩の補助って感じです。はい、5年ほどで戻れるって話です。二人でそんな話をしているところに兄夫婦がやってきた。2歳になる兄の子供は、今がヤンチャ盛りで、緊張した場を和ませてくれた。歳が近い兄が加わったことで、話も男同士で盛り上がる。同じ小中学校だったから、先生の話とか。タカダくんは質問に答えつつも、兄の子供と目を合わせて遊んでいた。子供が好きなのかな~って、その様子を見て思った。やっぱりいきなり結婚の話は言いにくいんだろう。お父さんとタカダくんはガブガブ酒を飲んでいた。タカダくんを気に入ったのか、「泊まっていけば~?」って言い出した。いや、流石にそろそろ…って感じで、私が助け舟を出して、帰りを促した。初詣行ってくるね~とか言って。玄関までお父さんとお母さんが私達を見送ってくれた。「また気軽に来て下さい。」お父さんがタカダくんに声をかける。「はい。宜しくお願いします。あの…」「うん?ああ…。いいよ、いいよ、わかってるし。俺堅苦しいの苦手だから。」「あ…。はい。ええと…。でも、なかなか来れないんで、やっぱりちゃんと。」タカダくんはキチンときょうつけの姿勢をとった。みんなその雰囲気に呑まれて、真面目な顔になった。「アヤカさんと結婚させていただいても、よろしいでしょうか?」あはは、酔っ払ってるくせに堅い日本語、って私は思いながらも、深々とおじきをするタカダくんの姿は嬉しかった。お父さんが笑う。「あはは~。ちゃんとした子だね~。参ったな。うん、まあ、アヤカのことヨロシクね。いつ持ってってもいいから。アヤカ、俺が止めても勝手にキミのとこ行くって言ってるし。」今度は私が赤くなった。お父さんの肩を叩いて、あはは、って笑って誤魔化す。タカダくんはホッとした様子で笑った。また飲みましょうってお父さんが言って、タカダくんがお願いしますって頷いた。家から離れて角を曲がると、タカダくんがふう~って息を吐いた。「ゴメン、脱力。公園で休んでいい?」私は笑ってタカダくんの肩をさすった。「次はアヤちゃんの番だよ。」タカダくんが私の目を見て言った。タカダくんちは弟が二人いて、流石にタカダくんと言うと弟二人も振り向いてしまうので、「ヒロト」と呼んだ。「兄ちゃんがこんなに早く結婚するとはねぇ~。」「オマエのが早いじゃん。」真ん中の弟にヒロトが小突いた。「まあ、うちはこんな感じで男ばっかだし、私もまた一人娘が出来て嬉しいから、気楽に仲良くなって行こうね。」サバサバした感じのお母さんが言った。うちの母親といっしょで、まだ仕事している人ならではの、慌しい感じを漂わせていた。お父さんは口数が少ない。次男のお嫁さんは髪は茶色だけど、おとなしい優しい感じの美人で、私の方を見て、ニコリと笑った。1歳ちょっとの女の子をダッコしている。デキちゃった結婚だそうだ。う~ん、緊張。ヒロトが言った手前、私も覚悟を決めた。「あの…ヒロトさんと結婚させて下さい!」みんなが目を丸くして、笑い出した。ふつー男が言うんんじゃない?とかって言って。「私の代わりに、この子の尻叩いて、バンバン真面目に働かせてちょーだいね!」お母さんはそんなことを言って、私の肩を叩き、つまみを出してくれた。ここのお寿司は美味しいんだよ~とかって言って、食べて食べてと勧める。お父さんが笑ってビールを注いでくれるので、一杯だけ付き合った。アヤカは弱いから、あんま飲ませないでよ、って、ヒロトが言うと、アヤカだって!アヤカだって!と、下の弟がからかう。これからもヨロシクね~って、弟たちも私のコップに注ぐ。私はお母さんたちにビールを注ぎ、義理の弟にジュースを注いだ。体育会系の部室のようで、とても賑やかだ。この下の弟のお陰で、気分的に助かったことが多いって、ヒロトが言っていた。お互い、家庭の内情を聞いていたけど、明るい雰囲気に拍子抜けした。うちもだけど、ヒロトの家も子供が気を遣ったりして何とかなったのかもしれない。こっちでは、ちゃんと結婚の具体的な話が出た。私のボーナスが出てから辞めるとか、お互い親戚が遠いし、お金もそんなに無いから、身内だけでささやかな式にしようとか、そんなこと。お互い親が一度は結婚式経験があるからか、どちらもそんなに自己主張してこなかった。うちの親は、座らせてくれて、ちゃんとしたもん食べさせてくれればいいって言ってた。この前イトコの結婚式が立食パーティーだったので、懲りたらしい。そんなんでいいのかね?ちゃんとした披露宴とかは?って、タカダくんの母親が言ってたけど、私はいいですって言った。会社で友達に呼ばれたキチンとした式もステキだったけど、私は、お祝いさえされれば何でもいいと思っていた。それともちゃんとした式をやった方が離婚したりしないのかな?でもまあいいや。うちの親だってちゃんと式してないけど、何とか険しい山をくぐりぬけてる。形じゃないと思うけど、形が必要だからするってことみたいだから。タカダくんが帰る前の晩は二人でホテルに泊まった。結婚情報誌なるものを買ってみた。とんでもなくお金がかかることにビックリした。「そっちの会社の方ではやらなくていいの~?」「下っ端だから、もう地元でやっちゃいましたでいいよ。どうせ、こっちに戻るんだから、こっちだけで。お互い、親も仕事あるしね。」「何だかメンドーだね。籍だけ入れちゃうんでいっかー。」「俺はそれでもいーけど…アヤちゃん、それフツー男が言うんじゃないの?」「男から言われたら怒るけどね!」あはは~って二人で笑う。でもドレスとか見たら気が変わるかも~とかって言って。二人で雑誌の式場や店をピックアップする。多分一人で見に行くことになるだろう。会社の仕事より張り合いあるかも。でも、式が終わったら、今年は私はこの街から出るんだな…。そう思うとしみじみした。
2008年01月07日
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ドモです!正月早々、風邪ひきました~!昨日、鼻風邪っぽくて、すぐ寝たせいか、今日は風邪っぽいかな~程度に治まりました…。ホントは初売りに出かけたかったのになぁ~。毎年初売りに行っては、サザエさんのバーゲンばりの恐ろしくデッドヒートな買い物してるんですよ!(マジ取り合い~!!!)今年は落ち着いた正月を迎えられるらしい…。(ちと残念!)なので、家で「のだめカンタービレ」見て、人生ゲームして過ごしてまっす♪神様が落ち着けって言ってるのかもしれないです!「さくらん」観ました~!内容は、華麗なる花魁(おいらん)たちの話~ってなとこかなぁ~。で、コレは原作を読んでいたから、どこまでやっちゃうのかな~って思ってたよ。いやぁ~、稲垣ゴロちゃんが言ってたとおり、土屋アンナちゃんの脱ぎっぷりが悪いわ!主役なのにね~!でも、木村ヨシノちゃんや、菅野美穂ちゃんの脱ぎっぷりはイイわ!特に菅野ちゃんが色っぽい!怪しい魅力があったし、さすがだと思いましたよ~!って、エロ映画ってワケじゃないから、そんな話はどーでもいいかな?まあ、色気のある映画ってやつですね!その辺りはつい見ちゃうし、成功してるかも。色彩も鮮やかな映画でした~。着物着てるだけで、見ててお正月っぽい感じがしますね。口調が現代っぽいけどね。正直、原作より明るい感じだったな。もっとドロンドロンの暗い映画かと思ってました~!感想:もっとエロいかと思ってました。 ビュッフェ食べてきました~!
2008年01月02日
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ドモです!今日も我が家は大掃除にしたいのに、コリラックがwiiなんかしてるから気抜けですよ…。終わるのかなぁ~。「武士の一分」観ました~内容は、目の見えない武士が、命を懸けた果たし合いをする話~って感じかな?なるほど。わかりやすくて面白かったです!子供の頃「遠山の金さん」杉良太郎さんの再放送にハマってましたが、その頃の気持ちを思い出しました~♪木村拓哉さんの目の見えない演技もなかなか良かったけど、やっぱ、下男のオジサン役やった笹野高史さんがイイ味出してたなぁ~。見てたらね、自分が目が見えなくなっちゃったらどうしよう…って思ったんですよ。自分は一応奥さんの立場だけど、家事もできなくなるだろうし、まあブログもできないよね。(おいおい…)毎日やることもなくて孤独そう。今までのこと何もできなくなって、周りに迷惑かけて…私もそう思うだろうと思うと、木村拓哉の役の悲しみが伝わってきました。自分がこうなってしまったことで…って。彼はプライドの高い役、メチャメチャ似合います!最後も思った通り気が利いてるんですよ。そこが時代劇っぽくて良かったです。着物着てる映画をここのところ見てるんで、お正月気分を感じました~。-----------「ある女の話:アヤカ」急に外が寒くなったので、家でダラダラと過ごしていた。何度も聞こうと思って、でも迷ってやめてたことを、今日は思いきって聞いてみようと思っていた。 今何してるのー?メールを送る。 テレビ見てるー。 洗濯物干しながら。想像したら、ちょっと笑えた。ガンバってるんだ?でももう昼過ぎだよ。 夏休みに言ってたこと本気ー?しばらく私もテレビを見ながら待つ。 夏休み言ったことって?即返事を打つ。 何でしょう?来るまでの時間で、考え中かな~?ってニヤニヤする。 スキってこと?うふふん。スキって言わせちゃった~。って、そういう話じゃないんだよね~。冗談とかだったらどうしよ。ちゃんと本題を打つ。 本気で結婚する?返事を待つ。携帯が鳴る。あ!メールじゃないや!テレビを消した。「はい、もしもし~?」「アヤちゃん、このメール何?いきなり!」「え?確認~。」「そーいう、休日に独身男をからかうような冗談はやめようね~。俺マジで淋しいんだから。」「他の女の子に目が行くんじゃなかったの?」「鮭になるって言ったでしょ~。」「じゃあ私も鮭になっていい?」「は?何?」「私もね、タカダくんがいるところが自分の居場所な気がするの。」タカダくんが黙った。「早いかな?」「早いね。」お互いしばらく黙った。「それメールの理由?」「うん。」「えーっと、本気だよ。本気で言ってる。ってか、こんな話電話じゃ何だけど…。俺、本気にしていい?」「うん。」タカダくんが黙ってる。「どしたの?」「いや、やっべ。嬉しい。嬉しいんだけど。あ、でも何か実感湧かない。いーのかな?こんな早く。」「何?もうマリッジブルー?」タカダくんが笑う。「嬉しいって言ってんのに、何でマリッジブルーなんだよ?アヤちゃん、それ女の人がなるんでしょ?これからそうなるんじゃないの?」「そうね。じゃあ、ならないうちにサッサと結婚しちゃおうよ。その気になってるうちに~。」「いや、一時の気の迷いとかじゃ俺は嫌なんだけど。」真面目なタカダくんの声がする。それでますます嬉しくなる。「じゃあ、もう少し様子を見たい?その方がいいかなぁ。」「いや、それも嫌なんだけど。」「どっちだよ~。」「わかった!わかったから、俺、次の連休に有休取るから、今度そっちに帰るよ。それで話ししよ!」「お正月でもいいよ。そんなに急がなくても大丈夫だから。急ぐことないよね?ただ、私もそう思っただけなの。ホントに。」「本気で言ってる?うん…。あ、じゃあ金貯めなくちゃな。って、今からじゃ無理か?うわっ、どーしよ。」勝手に現実の壁にぶつかってるらしい。笑える。そりゃそーか。まだ貯金なんか無いよね。夢物語だったかな。でも楽しい夢なら長い方がいいよね。電話を切ると、ウキウキしてきた。こんなにトントンと話が進むなんて思わなかった。ホントに本気なんだ。母親が台所にいたので言ってみた。「おかーさん、あのさ、私、結婚しようかと思うんだけど。」「へぇ?!」「いや、今すぐじゃないけど。お正月に彼連れてきていい?」「本気?」「うん。」「まだまだ先じゃない。まだ秋よ~。」「すぐ冬だよ。」「うん。うん、そうね。わかった~。」お母さんはそう言って、台所の仕事途中なのにお茶を入れ始めた。一口飲んでボーっとしてる。「どうする?コレ切るの?やろうか?」「あ、そうね。お願い。ううん。やっぱアンタじゃ無理。そうだ。いろいろ覚えなきゃね。あ、仕事どうするの?辞めるの?どんな人?お父さんに自分から言う?」母親はようやく現実に戻ったらしい。そういうリアクションが来ると思わなかった。笑えた。夕食にお父さんもいっしょで、私は現実的な話をする。お父さんは黙ってて、お母さんと私のやりとりを聞いてた。「なるほどね。じゃあお金無いでしょ?早くない?」「じゃあ同棲していい?」「それは~う~ん…いいとは言えない~。」「でも結婚できなくても、私そのうち向こうに行っちゃうつもりでいるんだけど。」ずっと黙ってたお父さんが口を開いた。「そんなにアヤが好きならいいんじゃないの。同棲されるよりは結婚してくれる方が安心だし。」「ええっ?!そんなお父さん…」私はニヤリと笑った。父親を味方につけたかも。「普通、許さん!とかって言うんじゃないの?」「だって、アヤはもう大人でしょ?俺が置いておきたくても、いつまでもうちにいるとも思ってなかったからね。相手地元の子なんだし、まあ、でも、連れて来なさいよ。お正月に。どんな人か見せて。」「うん。」お父さんが私を大人って言う言葉がちょっと淋しい。やっぱ、もうちょっとここにいようかな…って気分にさせられる。お母さんは、「アンタはいつか嫁に行くから」が口癖で、私に組み立て式の簡素な家具しか買ってくれてなかった。なのに、いつまでも家にいると思っていたみたいだ。「やーね、甘くて。ま、いいわ。それもそうよね。まだ先のことだしね。お兄ちゃん夫婦も帰ってくるから、忙しくなるな~。」まだ秋なのに、うちだけもうお正月に向かっていた。タカダくんは親に言ったりしてるんだろうか?私はぼんやりと思った。
2007年12月30日
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ドモです!昨日はtweetyちゃんのお宅で忘年会してきました!こちら、彼女が作ってくれた美味しいランチ♪♪♪もう、これが楽しみで楽しみで! (タコスとグラタン~♪ で、私からはケーキのお土産♪シーキューブのでっす!)彼女のステキな料理を食べながら毎年年末過ごせると、無事一年過ごせたな~って気持ちになります。お互いに近況話したりしてね。いつも本当にありがとうでっす!!!「サッドムービー」観ました~内容は、消防士と手話のアナウンサーの恋愛画家とキグルミの女の子の恋愛別れさせ屋の恋お母さんと子供の物語この4つが混ざり合った話。感想書きますよ。せつなかった!悲しかった!これしか言えません…。でも嫌な映画じゃなかった。誰か大切な人がいるのに、側にいないような、そんな喪失感を観終わった後感じる映画でしたよ~。セツナイっす。横浜市都筑区のお子さんが行方不明で、ご協力をお願いしています。岩田和輝(いわたかずき)君。中学1年生。150cm、45kg。行方不明時の服装。NIKEトレーナー(カーキ)ベージュズボン、黒スニーカー、adidasウエストポーチ。12/ 6(木)午後1時半頃自宅から行方不明。都筑警察0459490110まで情報提供をお願いします。もし見つけたら 「お名前は?」ではなく「いわたかずきくんですか?」と聞いてあげてもらえますか?「お母さん来てくれるからね」と言えば落ち着いて待つそうです。-------「ある女の話:アヤカ」涙が出てきて、隣の人に気付かれないようにハンカチで拭ってたら、メールが入った。 オレモスキダヨ心の中にあった淋しい気持ちが、少し紛れた。顔が笑いそうになる。窓側で良かった。窓に顔を向ける。ハートマークだけ送る。それ以外の言葉は送らない。淋しい。帰りたくない。戻りたい。ずっと側にいたい。あふれてくる想いを文にしたら、それが膨れ上がって戻れなくなると思った。タカダくんが側にいなくても、心の中にいてくれる。そう思いながら毎日を送りたい。もらったメールの幸せ気分のまま帰りたい。私は荷物の中から本を出した。会社の友達が面白いって言ってた小説。面白かったら、タカダくんにも教えてあげるんだ。会社の生活が始まる。お茶休憩の時間に、私はパートのスズキさんに聞いてみた。「スズキさんって、どうして結婚したんですか?」「え~、うち?うちは、よくある話だよ~。デキちゃった結婚ってやつ。」「ああ~。なるほど。」「うん~。あの時は慌てたね。そんなに付き合って間もなかったし。」「どれ位ですか?」「半年かな~。」「それは迷いそうですね。」「うん。でも一番盛り上がってた頃だったしね。どんな人かもちゃんとわからないで結婚しちゃった。お陰で結婚してから文句多かったね。何にもしないこと、結婚してからわかったからさぁ~。」そうなんだ~?って私は夢中で頷く。「でも、カッコ良かったのよ、当時は。わかった時も、オマエのためなら何だってして食わせてくから!オレと家族になってくれ!とか言っちゃってね。何でもしてくれるなら、脱いだものくらい洗濯機に入れてよ~とか、たまには皿洗ってよ~とかって、今は思うけど~!」私はスズキさんのあっけらかんとした物言いについ笑う。当時はって、なんですか~!って二人でゲラゲラ笑う。でも、何だかんだ言って幸せそうなのよね。「どうしたの?結婚するの?」あ~。私はどこまで打ち明けようか迷う。「彼が結婚しない?って。」「プロポーズかぁ~。」「う~ん、近いような、本気なんだか。」「どれ位付き合ってるの?」「子供の頃から知ってたけど、最近付き合うようになって。」でも遠距離恋愛だって話をしたら、スズキさんは、あ~、それじゃあねぇ~って。「ツライわね~。身近にイイ子いたらそっちに行っちゃうかもしれないもんね。」「あ~、ですよね。」「いや、アヤちゃんもよ。」「う~ん、そうなっちゃうのかなぁ~。」「そうよ~、遠くの身内より近くの他人でしょ~。でもまあ縁よね、縁。結婚するなら遠かろうが近かろうが、結婚するわよ。就職といっしょ~。自分だけの思いじゃどうにもならないってね。でもまあ、女の方が生活変わること多いから、それだけは覚悟した方がいいわよ~。結婚してみないとわからないこと多いしねぇ~。」はーいって頷いてたら、そろそろ仕事に戻るかぁ~って。スズキさんは、そのうち会社帰りにゆっくりお茶してこうよって席を立った。ふーん、そっか。何か実感こもってる。既婚者からは学ぶこと多いかも。洗濯に、皿洗いね。現実だわ。私はタカダくんといっしょに過ごした時間を思い返す。言えばやってくれそう。言わなきゃやらなそう。一人で暮らしてるから、家事のめんどくささはわかりそう。生活の不慣れや不自由はきっと慣れる。多分慣れると思う。パソコンのキーボードを打ちながら思う。私はこの仕事を別にやめてもいいかな。この仕事にそんなに未練が無い。向こうで探してもいいし。家族になる…かあ。あまり実感が湧かないな。タカダくんのことは確かに身内みたいな気持ちはあるけど。ただ、この街から離れるのが不安。タカダくんしか知ってる人がいない世界に行くのが不安。でも、タカダくんがいればいいかな…って思う。タカダくんが来ない絵画教室、何だか私にとって自然じゃない。何かが物足りない。タカダくんがいなくなってから、ずっと、ずっと思ってた。自然な世界に行きたい。タカダくんがいる場所が、私にとって自然な場所な気がする。タカダくんもそう思う?アナタが戻りたいのは、私のところってそういうこと?もう決めてたかもしれない。タカダくんのそばにいようって。今持ってるもの、全部置いてっていいから。
2007年12月29日
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ドモです!昨日は渋谷の東京児童館に行ってきました!久々に友人の子供たちと会うと、すごく大きくなったような気がしますね~!私ら親もいろいろしゃべれて、とっても楽しかったです。そうそう、ドラマ「スワンの馬鹿!」観た?って話から、浮気は許せるか?どこまでが浮気か?な~んて話で盛り上がりました。意見が両極端でマジ面白かったです!あああ~!!!オダジョーが結婚っ?!ビックリ~!!!今日はマジ友のtweetyちゃんちに電車に乗って会いに行ってきまっす~♪「マリーアントワネット」観ました~!内容は、マリーアントワネットの話。え?それでいいよね?なんつーか、パステルな色の菓子ばっか食べてて、ピンク中心のサンリオの世界みたいな配色の服を着てて、色彩的に美しい映画ってのはよくわかった~!うんうん、確かにあの夫をその気にさせるのって、難しいわよね~!一体どうしろと?服着るにも、飯食うにも、王妃辛すぎる~!最初の方はベルサイユのバラで読んだまんまで面白かったけど、最後の方はイマイチだったなぁ~。ベルバラのが話に抑揚があって面白かったゾ!!!思ったんだけど、盛り上がりが足りなかったのかも…。あれ?無かったとか?起承転結の「転」が抜けた感じ~~~!!!聞いてたまんまの映画でした…。今遠距離恋愛の話書いてるでしょ~。こんな曲聴いてみたりなんかして~「そばにいるね」「ここにいるよ」-------「ある女の話:アヤカ」私はずっとタカダくんの目を見ていた。タカダくんもずっと私の目を見ていた。チリンリン冷えた部屋に風鈴の音が冷たく聞こえた。「ずっといっしょにいたら、冷めちゃうかもしれないよ?」自分の声が、自分の声じゃないように聞こえた。「いつか、恋ってやつが終わるものだから…?」私は、そう、って言いそうになる。でも、タカダくんの言葉はそれを知ってる。私がそれを怖がってるのも知ってる。多分…タカダくんがいきなり立ち上がって冷蔵庫に歩いていった。「飲む?麦茶?」私は、うん。ってうなずく。二人でゴクゴク麦茶を飲んだ。チリンチリン体が冷えた気がした。タカダくんが口を開く。「どうなるか見てみる?」「ん?」「ずっといっしょにいたら、いいとこも悪いとこも見えちゃうと思うよ。」「うん。」「他に目が行くかもしれないけど、でも戻るのはアヤちゃんのとこがいい。」「浮気前提なの?男はそういう動物だから?」私は、あははって笑う。「女だってわからないよ。俺より好きな人できるかもしれない。女は浮気じゃなくて本気になるんじゃない?」どうだろう?私は麦茶を飲む。「俺と結婚しない?」一瞬タカダくんが何を言ったのかわからなかった。わからなくて、タカダくんの顔を見る。タカダくんも私の顔を見てる。「早くない?」「早いね。」タカダくんも麦茶をゴクリと飲む。「でもさ、戻りたいって思った時に、アヤちゃんが他の男のものだと困るんだよね。ずっと俺の側にいてよ。」「それはまたずいぶん自己中心的な…」軽く笑う。でもタカダくんが本気で言ってることはわかる。今だけの感情?でも嬉しいんだけど。タカダくんがクククと笑う。「世界は俺を中心に回ってるから。」「ホントにそう思ってそう~。」「でもアヤちゃんは俺よりもっと好きな人出てくると思うよ。だから結婚なんかで縛っちゃいけないよね。」「そんな淋しいこと言わないで~。」私はおどけてタカダくんにしがみつく。タカダくんが私の髪を撫でる。「タカダくんのがそうなるかもしれないでしょ?」「だから俺はアヤちゃんに戻るんだってば。」「鮭じゃあるまいし。どうして、他に目なんか行かないって言わないのよ。」「そんな、いかにも嘘っぽいこと言いませ~ん。」「一途じゃないなぁ。ヤなやつ。」タカダくんはアハハって笑った。「だってそんな気がするんだよ。他に目が行くことがあっても、アヤちゃんの代わりはどこにもいないって。俺ホントにそう思うんだよね。」「そんなこと言うヤツに、バクチみたいに自分の人生賭けていいのか悩んじゃうよ。」「いつまでも悩んでていいよ~。」それは今すぐ答えを出さなくていいってことだろうか?正直、結婚願望なんか私には無い。でも、ドキドキする。タカダくんは何だかフワフワしてて、そんなこと言いながらもどっか言っちゃいそうな気がして。でも、その言葉を信じてみたいような気もして。私の中でもタカダくんの代えがいると思えないんだよ。それに他に目が行くとも思えない。でも、タカダくんは他に目が行くかもしれないんだ?それは有り得る現実だと思う。私にもあるかもしれないの?不安になることばっかり言う。なのに安心させるようなことも言う。抱き締めるタカダくんの体が、会えない間にどっかに行っちゃいそうな気がして怖い。私の髪を撫でる指が、どっかに行っちゃいそうで怖い。タカダくんの手が頬を撫でて、もう片方の手が私を抱き寄せてキスをする。明日別れたら、次会えるのは冬。このぬくもりを忘れないように、タカダくんの体を抱き締める。次に会う時まで気持ちは変わらない?ホントに?心は不安定なものなんだ。わかってるから怖い。側にいたら動かない?心は動かない?側にずっといて、見てみる?隣で眠るタカダくんの顔を眺める。電車を待つホームは、ゴールデンウィークの時より混んでなかった。故郷で待ってれば、いつかタカダくんは帰ってくるかもしれない。でも待ってられる?別れるのが淋しい。もっといっしょにいたい。ただそれだけ。そんな理由で結婚を決めていいんだろうか?次に会う時まで、同じ気持ちでいてくれる?タカダくんが心配そうに顔を覗きこむ。「どしたの?」「え?何が?」「淋しそうな顔してた。」「え?そう?」私は顔に手を当てた。そんな顔してたんだ…。それからガンバって笑ってみる。「ねえ、タカダくん」「ん?」「大好き。」タカダくんが笑顔になって、私の頬に手を当てる。何も言えなくなって、タカダくんの手の上に自分の手を重ねて、お願いだから、この気持ちのままでいてね。って、思う。手を離すと電車の出発する音がした。電車に乗って、笑顔で手を振る。いつもみたいに。ずっとコレを続ける?それともいつかお互い近くに好きな人をみつけて、いい思い出だったな…って思うようになるんだろうか。そんな未来は思い浮かばない。景色がどんどん流れていく。どうしよう。早くタカダくんに会いたい。あの人、また私に変な魔法をかけた。あの部屋に戻りたくなる呪文。 このままずっとここにいてよ
2007年12月28日
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ドモです!今日はこれから渋谷に行ってきまっす♪こちらはイブに実家に配達しに行ったら、兄が完成させたって言ってたガンプラです! サーフィンに行けないとこんなの作ってますよ… こちらはクリスマスに食べたチキンとケーキ。 もっと盛り付けに気を遣おう…。「恋のゆくえ」観ました~内容は、ピアノ弾きの兄弟の前に現れたヴォーカル美女との恋のゆくえ…って感じかな~。ハマった!良かった!!!少し昔の映画なのに、すっごくオシャレでしたよ~!曲がジャズ系だからかなぁ~。コレは大人な恋愛映画だと思いました。話の内容的には古さを感じません!服装には古さを感じるけどね。ヴォーカルのミッシェル・ファイファーが美しかった~♪弟のピアニストが、カッコ良くて、渋くてクールだったよ~!(何となく、私が前に書いた小説「ある女:ユナ」の「ヨシカワ」さんの雰囲気を持った人でした!)アウトローな感じ~。ミッシェルが真っ赤なドレスでピアノの上で歌うとこには、う~ん、美女じゃなければ許せん歌い方だな!と、思いました。エンドロールに私の好きな、「マイファニー・ヴァレンタイン」が流れるところがまたセツナイ!知ってる曲でもアレンジや歌い方で違うなぁ~。あ~、観て良かった!ちょっと恋しちゃった気分になりました~。こういうの大好き!新作では無いけど、かなりツボにハマった私好みの映画でしたよ~!良かったら観て下さい!--------「ある女の話:アヤカ」二人乗りのウォータースライダーの列に並んで、子供みたいに騒いだ。流れるプールで、浮き輪でチャプチャプ浮かんでて、それに捕まりながらタカダくんが言う。「ココはいいよな~。またあっちに戻んのヤダな~。俺やっぱこっちのが好きだ~。」「うん。イナカだし、いろいろすいてるしね。まあ、今日は混んでるけど。」「でも、アヤちゃんがいっしょに来てくれるから嬉しいや~。何かちょっとまだ馴染めなくてね、あの空気に。休み位、知ってる人がいると落ち着くよ。」「そうなの?てっきり羽伸ばしてるかと思ってたのにな~。」「あんまり知り合いもいないし、しょっちゅう会えるワケじゃないし、俺みたいなヤツには合わないとこかもね。」「ふぅ~ん。」「そのうち慣れるかもしれないけどさ、今はまだ無理だな。」「それはツライねぇ~。」よしよし、って頭を撫でた。顔を上げたタカダくんの目がジッと私を見てる。「そんな子犬みたいな目で見ないでぇ~。」少年なんだか大人なんだか、微妙な表情をするんだな…って思った。タカダくんが浮き輪の下から腰に手をまわして、水着の私の体を抱き寄せる。「俺、家に帰るの嫌になりそう。」「何で?」「俺だけ?」「ううん。そんなこと無いよ。私もいっしょにいたいし。」親がいる自宅に帰ると離れなきゃいけないもんね。私もそう思ってた。タカダくんがニヤっと満足そうに笑った。「あー、やっべ。アヤちゃん、カワイ過ぎ。もう俺をそんなに誘惑しないで~。」何言ってんの~!って、水かけたら、水をかけられた。う~、日焼け止め落ちる。絶対焼ける。「女って大変だね~。」ふふんって笑って、タカダくんはスイスイ人を掻き分けて泳いで行ってしまった。も~、何考えてるんだか、さっぱりわからん。真剣に見てるかと思ったら、目逸らして茶化すんだから。翌日、タカダくんはヨッちゃんたち男同士で遊びに行ってしまった。私は旅行準備。エリとも久々に飲みに行った。合流。タカダくんはこっちにいるとすごく楽しそうだった。タカダくんの住む街に着くと、何だかこっちよりすごく暑い気がした。ゴールデンウィークより、お盆が終わったからか、人がいっぱいだった。確かに、この街は息苦しい。人も多いし、ゴミゴミしてて、暑さが加わったせいか、みんなイライラしてる気がしたし、歩くだけでも疲れた。合って無いって言うのもわかる気がする。それでも、タカダくんの部屋だけは、タカダくんが住んでいるからか、自分のいた場所と同じ空気を感じた。タカダくんが会社に行ってる間、私は電車に乗って、雑誌に載ってる店を探しに行ったりして過ごした。一人で部屋に戻る。専業主婦ってこんな感じ?夜タカダくんが帰ってくると、作っておいた料理を見て、タカダくんが嬉しそうな顔をする。「すっげー!手作りがありがたい!!!」「数少ない作れるものの一つです。」タカダくんが、うめーうめー!って言いながら、美味しそうに食べてくれる。私はあまり手が込んだ物は作れないけど、今日だけは、本で見て覚えてきた料理を披露した。ここの台所がコンロ一つだったので、レンジを使ったりして大変だった。そのせいか、タカダくんが美味しそうに食べてくれる姿が嬉しい。この前、お父さんに出したら、ソースかけられたし。私の味覚が変なのかと思ったけど、母親は美味しいって言ってたから、どっちが正しいのか正直不安だった。二人で食べて、昔、エリの家にいた時みたいに、絵を描いたり、テレビ見たり、ゲームしたりして過ごした。有休も足したけど、明日には帰らないといけない。淋しい。「ねー、アヤちゃん。」「ん~。」クーラーをつけて床に二人で転がる。暑さにバテてるのか体がダルい。私はタカダくんの手に触れていて、手相って人によって違うんだな~なんて、ぼんやり眺めていた。「なあに?」「このままずっとここにいてよ。」隣で寝転んでるタカダくんの顔を見る。タカダくんがこっちを見ていて、目が、本気だって言ってた。どこかで風鈴の音が聞こえた。
2007年12月27日
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ドモです!午前中大掃除してました!(ようやくやる気!)とりあえず、コリラックが窓拭き手伝ってくれたので、拭き系は終わりました~。午後は買い物と、ベランダ掃除します。昨日はとりあえずカーテン洗いました。いらない物を捨てる作業までは追いつかなそうな予感がします…。コリラックは宿題のプリント2枚を済ませました。もちろんwiiするためです!私がもうバテてます…。「レディ・イン・ザ・ウォーター」観ました~内容は、ある不思議な女性を、アパートの住人たちが助けるファンタジー物語って感じかな。シャマランさんが子供を寝かせるために作った物語らしいです。うちの子供に話すには、ちょっと難しい話だと思いましたが、なかなか面白かったですよ!何だかね~、ドラゴンクエストって感じ!誰がどの役割を担うのか?ってことに、見てるこっちが、誰?誰?誰?って思いながら見てました~。あまり期待してなかったのも良かったんだと思います。純粋に子供のための寝物語的に観てたので、ちょっと童心に戻った気がしました♪あまり構えずに、ファンタジーを観る感覚で観るとGOODだと思います!それにしても、不思議少女の顔、怖過ぎ!!!夜出会いたく無い人だと思いましたね。それと、あの人が守る人とはね…。爆笑しましたよ~!-------------「ある女の話:アヤカ」ポストを覗くのがクセになった。タカダくんがレトロに手紙をくれるから。あ!今日は入ってる!タカダヒロトって名前が書いてあった。中に入ってるのは写真と絵。写真の裏側に短くメッセージが書いてある。男ばっかで、真っ赤な顔した人が何人もいる。居酒屋?「同期で飲んだ」「コイツ、同じ部署のバカ」絶対女の子もいるはずなのに、ちゃんと写って無いの送ってるんだろな。桜の写真があった。ビルに囲まれた公園に一つポツンと。「アヤちゃんに会いたいなー」その桜でも描いたのか、タカダくんっぽい絵が描いてあった。ふううううん。ちょっと顔がニヤける。私も現像しておいた写真を出す。「私の職場」「仲良しのパートさん」「お昼の友達」私を写したのが男の社員さんだって知ったらヤキモチ焼くかなぁ?しかも食事誘われてるし。まあ、既婚者がノリで言ってるだけなんだけど。会えた時に暴露してみよう。タカダくんがうろたえるところが見てみたい。うふふん、と笑って、私は封筒に写真を入れた。ちょっと思いついた絵も描いた。「私もタカダくんに早く会いたい~!」ハートマーク!赤に塗ってみた。キスマークに見えるように、キスマークを描いて見た。驚くかな?驚け!驚け!バッカだわ~。こんなのメールで送ればすぐなのに。メールはメールで送るけど、この手紙って言うのがなかなか楽しいと最近知った。 今日手紙届いたよ。 返事出した~!ショートメールを出す。 ほんと? 楽しみにしてる!夜に返事が返ってくる。会えない時間も楽しいなんて~、何てこと~?数日後にメールで返事が来る。 あのキスマーク何?! 本物? ドキドキもんです!あはははは!って画面を見て笑う。 本物はもっとベタベタしてて、紙に移っちゃいます~!すぐに返事が来た。 今度は本物にして!ゴールデンウィークは、タカダくんが一人暮らししてる街に呼んでもらった。親には、会社の友達と旅行って言って。多分もうバレバレなんだろうけど、親もいちいちツッコンで来ない。彼氏の一人でもいない方が心配とか言ってた。でもデキちゃった婚は無しね!って、釘は刺されてる。スーパーに行って、いっしょにご飯作って食べたり、近所を案内してもらったりした。近くに堤防があって、そこで二人でぼんやりと川を眺めた。故郷の川とまた違うね。でも、繋がってるのかもしれないね。何て言いながら。繁華街の方に行って、映画観てみたり、美味しいって言うラーメン屋に行ったり、家の中で転がってたり、気が向いたら抱き合ったり、本当にアッと言う間だった。帰りの電車に乗るのが淋しかった。でも笑顔で手を振る。最後が泣いてる顔なんて嫌だもんね。扉が閉まると、またずっと会えないんだ…って思った。それ位、私たちの距離は遠い。すぐに会える距離じゃない。風景が変わって行くのを見て、離れてくんだと思った。淋しい。淋しい。それ位遠くにタカダくんは行ってしまったんだ。手紙のやり取りが続いて、私はウキウキする。もうすぐ夏休み。タカダくんがお盆に帰省することになってる。私の休みとちょっとズレるので、後半は私がタカダくんのところに行くことにした。真夏の遊園地は混んでいた。ほとんどが家族連れだった。プールも沢山の人がいた。木陰にビニールシートを置けて良かった。日差しがジリジリと痛い。「夏はこの遊園地、こんなに混んでたんだね。」タカダくんが寝転がりながら言う。地元の、子供の頃みんなで来た遊園地。「そうだね。あの時は春休みだったっけ?こんなに混んでなかったよね。バイキングなんて、連続で乗れたし。ジェットコースターは連続12回記録を作ったもんね。」そうそう!ってタカダくんがあははは~って笑う。「今はもう無理だな。胃が絶対ひっくり返る。」「うん。アレって何でだろうね?子供の頃は全然平気だったのにね!」「後でジェットコースターに12回って書いちゃったの、確認しに行って見る?」「うん。」冷やしたポカリをゴクゴク飲みながら言った。「あ~、そう言えばさぁ~、あの時だ。アヤちゃんのこと、ちゃんと見るようになったの。」「え?なあに、それ?」「いやさ、それまでは、アヤちゃんのこと、ただのヨッちゃんの、ねーちゃんの友達位にしか見てなかったんだけどさ。ほら、覚えてる?俺らの近所で駆け落ち騒ぎがあったの。」「ああ、うん。どっかの家のお父さんとお母さんが駆け落ちしちゃったやつね。お母さんの方、私のクラスの子だったもんね。覚えてるよ。」「ここに来た時さ、その話が出たんだよ。みんなで昼食べてた時に。で、ヨッちゃんが、信じらんねーって。親は親だと思ってたって。自分ちじゃ有り得ないとか何とか。で、エリちゃんも、親って男とか女とかって感じしないとかって言っててさ、あー、この家は幸せそうだなって、俺思ってたんだよね。」私もぼんやり覚えてる。その時のこと。同じこと思ったから。「エリんちは、見合いとかって話だったからね。親がHしてるなんて考えられないって言ってたよ。」「あ、それ俺も聞いた。でさ、その時にみんながそうだよね~って賛成する中、アヤちゃんが言ったんだよね、ボソッと。男と女じゃなきゃ私達が生まれること無いんだから、有り得るんじゃないの~って。」私はあははって笑った。よく覚えてるねーって。「うん、俺も同じこと思ってたからさ。うち、あの頃親が離婚しそうだったんだよ。母親が家出して戻ってきたことあった。どっちについてくる?とか言われて、泣きそうだったもんね。親って家族だけど、夫婦は他人なんだって、その時すっげー思ったよ。」タカダくんもポカリを飲んで続ける。「アヤちゃんが言ったことで、ちょっとこの人はわかるんじゃないかな?って思ったんだよね。俺が思うこととか。」へぇ~って私は照れて、またポカリを飲んだ。マセたこと言ってたもんだ。「子供のくせに、生意気なこと言ってたんだね、私。」「でも、ちょっと嬉しかったよ。自分だけ大人にならなきゃいけないような気がして、周りのみんなが無邪気に見えて、すごく羨ましかったから。アヤちゃんも俺と同じ気持ちになったことあるのかな?って。」「うん…。そんな感じあるかな…。まあ、うちも離婚しそうになったこと何度もあるから。」「ふーん、やっぱそうなんだ?」「うん。」お互い顔を見合わせて笑った。「可笑しいね。小学生の頃にどうなのかな?って思ってたことが、今になって解けるなんてね?」「あの頃は聞けなかったからね~。」「ここに来なければ思い出さなかったしね。」不思議な気持ちになって、またプールで体を冷やすことにした。暑い。あの頃タカダくんがそんなふうに思ってたなんて、私は全然知らなかった。いつもは大人びて見えるタカダくんが、小さな少年のように思えた。
2007年12月26日
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ドモです!今日がクリスマスなんですね~♪子供が今日で学校が終わりなんですよ。もうクリスマスプレゼントも昨日渡しちゃったし、今日は朝から掃除をちょっとしたせいもあって、何だかクリスマスが終わってしまったかのような気分です!遠足も誕生日もデートも、当日より前日のワクワクがスゴイのかもしれないですね♪でも、コリラックは「サンタさんからだ!」って、とても朝嬉しそうでしたよ!支度を早々に済ませて、朝っぱらからwiiしてました…。昨日はデパートもすっごい人で、私は母親の注文したものを実家へ配達しに行ったんです。夜は牛角にクリスマスディナーしてきました~!あ、いつも通りって感じでしたけど、空いてたし、美味しかったし、外食だし、イケメンいるし、GOODです♪「あなたになら言える秘密のこと」観ました~内容は、ある秘密を持った孤独な女性が、人と接していくうちに少しずつ回復していく話~って感じかな。いやぁ~、コレ、ハマりました!人によって違うかもしれないけど、「ショーシャンクの空に」のティム・ロビンスが出てただけでツボでした!包帯グルグル巻きな人がいて、主人公の彼女との会話聞いてて、この人の話し方、何だか魅力的だな…。私なら落ちるわ。って、思っていたら、ティム・ロビンスでした。やっぱ、ツボな俳優っているんだな~。歳もかなり取ってたのに、惹かれてビックリです!正直、結構、いや、かなり重たい秘密だったけど、でも、とても納得してしまいました。私でも、主人公のようになっちゃうような気がします。それでもこの映画は再生の映画だから、最後とっても良かったです。いつどこで誰が救いになるものかわからないものだな…って、現実でも多々あるので、しんみりしてしまいました。ちょっと、運命的な設定も良かったです。傷ついた過去があってこそ、今がある…そう思えば、ツライことも乗り越えてみたくなりますよね。Merry Christmas☆----------「ある女の話:アヤカ」じゃあ、またね~っていつもと同じように、タカダくんと別れた。連絡先を聞かれなかった。これって…。絵画教室やエリの家で、そのうち会えるからってことだろうか? アヤちゃん 俺のこと好きになってよ男はズルイな…。呪文みたいな口説き文句を囁いたくせに、そのまま放置。魔法にかかって無いとでも思ってるんだろうか?かけられたこっちは戸惑ってばかりだよ。今までお互いにあった何かが壊れちゃったような気がした。でも、壊れて無いのか確認さえできない。それがジワジワと心に広がる。連絡先聞けば良かったのかな…。どうしていいのかわからない。それでも、あの調子だと、以前と同じように振舞うんだろうな。落ち着かない気持ちをどうにかしたくて、深呼吸する。ぼんやりと、寝転がってるうちに、ある人の声が聞きたくなって、私は電話をかけた。かなり迷って。「はい。」懐かしい声が聞こえた。ハキハキした好青年を思わせる、マノくんの声。「アヤカだけど。」「おう!どうしたんだよ!久しぶりじゃん。」思った通りのリアクションだった。いつも私を助けてくれた声。「うん。元気かな~と思って。元気?」「ああ。そっちはどうだよ?彼氏できた?」「ううん。そっちは?」「俺?今付き合ってる女がいるよ。結婚しようと思ってる。」「あ…そうなんだ。」一瞬、すごくガッカリしてる自分がいた。何があっても、マノくんだけは、ずっと自分のこと想っていてくれるんじゃないか?って、心のどこかで思っていたんだな…って、そのことがよくわかった。「あ、でも、私も好きな人ならいるんだ。まだどうなるかわからないけど。」私は何を言ってるんだろう?タカダくんのこと、本当にそう思ってるんだか、マノくんの言葉に思わず返してしまっていた。でもね、後押しして欲しいの。私には、もう誰もいないんだって、思い知らせて欲しいの。「そっか。それなら良かった。うまく行くといいな。」優しいマノくんの言葉に、自分の強がりがバカバカしく思えた。つい、心の中を話しそうになる。大事な人を、もしかしたら無くしちゃったかもしれない。怖くてたまらないの。落ち着かなくて、マノくんに頼っちゃったよ。「どうしたんだよ?元気無いな。何かあったのか?そっち行こうか?」心配してくれるマノくんの様子がつい嬉しくなってしまう。「ううん。いいよ。彼女に悪いし。」「彼女は彼女だよ。俺は俺だし、俺とアヤカとの付き合いには関係無いじゃん。」私はふふふと笑った。ちょっと泣きそうになった。「相変わらずそんなこと言ってるの?彼女に嫌がられちゃうよ。」「大丈夫だって。大丈夫と思える相手にようやく会えたって言うか、そうじゃなきゃ結婚なんか考えないよ。それに、こんな俺でも大丈夫じゃなければ、多分これから先も無理だよ。」「そうなんだ。」ようやくマノくんはそんな相手に巡り会えたんだな、って思った。何だか羨ましい。「アヤカのお陰って言うか…」「え?」「オマエがあの時、キッパリ俺に正直な気持ち話してくれたから、オマエがいなくなって淋しくなっちゃったから、だから俺も真剣になれるヤツ探せたんだと思う。だから、多分良かったんだよ。」「そっか。それなら良かったよ。」「まあ、…好きって言ってもらえたんだから、強引なことしちゃっても良かったのかもな…って、今はちょっと後悔してるけどな。」私は笑ってバカじゃん!って返事した。「ありがとう、元気出た。」「お、そうか?」「マノくんも元気でね。彼女と幸せになってね。」「何だよ、最後のお別れみたいに。何かあったら絶対言えよ!強がらないで、俺使え。いつでも連絡していーから。じゃな!」笑いながら、いつもみたいにマノくんが電話を切った。胸の中に大きな穴が空いちゃったみたいで、ますます空しい気持ちになった。マノくんに電話したりして、私はどうするつもりだったのだろう?私は自分を取り戻したくて、電話の相手にマノくんを選んだんだと思った。私ってズルイ。心のどこかで、マノくんの声を聞けば、自分を慰められると思ってたんだ。利用しようとしたんだと思うと、自分への嫌悪感でいっぱいになった。なのに、マノくんはまだ私を大事にしてくれていた。バカだな。バカだよ、私は。涙がポロポロ出てきた。自分のこと、泣くほど好きになってくれた、大事な存在を、私は絶対壊せないだろうと思った。マノくんに電話して良かったと思った。大丈夫。私は大丈夫。タカダくんだって、もしも、あのことで慰めになったなら、それでいいじゃん。きっと、こんな淋しい気持ちは今だけだ。時間が経てば、ツカちゃんやマノくんの時と同じように、きっと心から薄れて、思い出になってくれるはず。いつか、いろんなことがあったなぁ~って、遠い映画を観たみたいに、思えるようになるはず…。私は涙を拭いて、水を飲みに行こうと思った。なのに立ち上がれない。その時電話が鳴った。「タカダですけど…あの…アヤちゃん?」心臓がキュッと跳ねた気がした。淋しかった気持ちが、一瞬で和らいでいくのがわかる。「うん。」「ごめん、突然。ヨッちゃんから前に番号聞いたことあって。驚いた?」「うん。」「部屋の窓開けてくれる?」開けたら、外灯の下で、携帯を持ったタカダくんが手を振ってた。やっほーって感じで。「携帯買ってきちゃった。一番最初にアヤちゃんにかけたくなっちゃって。そしたら、顔も見たくなっちゃってさ。」へへって、タカダくんが笑った。「待ってて、外出る。」「うん。」外に慌てて出たら、タカダくんの笑顔が急に曇った。「どしたの?泣いてた?」「え?あ…、ううん。泣いてないよ。」タカダくんがいきなり私を抱き締めた。「ホント?ホントに泣いてなかった?」「うん…。ううん。」「どっちなの?」顔を覗きこんで、タカダくんが笑いながら聞く。「泣いてた。連絡先知らないし、不安になって、淋しくなっちゃって。」「ごめんね。」「うん…。」「ほっといたら、ヨッちゃんやエリちゃんに言いつけるでしょ?」「そんなことしないよ。」「ホント?」「うん…。多分。…どうかな。」「ほら、やっぱりそうじゃん。」タカダくんはそう言って、笑って、ずっと私を離そうとしなかった。時々髪を撫でた。あ~、ホントに私は現金だ。こんなことで安心しちゃうなんて。でも、タカダくんはもうすぐ、この街から去る。いろんなモノを振りきるために。私を置いて。
2007年12月25日
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ども~!MERRY CHRISTMAS!今日はクリスマス・イブですね~!クリスマス・イブには思い出がありますよ~♪うちの実家は肉屋なんで、社会人になるまでロースト・チキンを売ってました。店の前で~!で、私がマッチ売りの少女かのように、「ロースト・チキンいかがですか~」って、やるワケですよ。店の白衣きて。覚えてる時は雪が降りそうに寒かったですね~。試験が終わって、小遣い稼ぎです。あ~あ、彼氏でも欲しいなぁ~。ステキなクリスマスデートしてみた~い!まあいいや!今は男より金だ!お年玉に上乗せ♪ふふふ…売りつつ、心の中は欲望で渦巻くクリスマス…。で、思わずガンバるワケですよ~!すると、隣の魚屋のオジチャン(親父の友達)が、「魚魚魚だよー!クリスマスだって魚だよー!!!」デカイ声を張り上げるんだ~!ヤベエッ!負けちゃらんねー!「ロースト・チキンいかがですかー!!!」「魚ーっ!!!!!!」「ロースト・チキンーっ!!!!!」目の前のスーパーのセガレ(同じ歳)がビックリしてました!何となく恥ずかしいよね~。男の子はいつから開き直るんでしょうかね~?もうそこの空間だけがアメ横?市場?!それを夜までやり通し、終了~♪「いや~、リラちゃんのお陰で良く売れたなぁ~!ガッハッハ!」「こっちも売り切れ!」魚屋のオジチャン、楽しそうだった!私も楽しかったよ♪あれから何年も経ったけど、一番心に残ってるクリスマス・イブの思い出だなぁ~。当時はダメダメなクリスマスだと思ってたけど、今になるとイイ思い出ッス♪思い出って何が心に残るかわかりませんね!この前ドラマ再放送しててかかってた懐かしい曲「白いクリスマス」ジュン・スカイウォーカー今夜は親サンタしま~す♪「アドレナリン」観ました~!内容は、怪しい毒を打たれて、アドレナリンを出し続けなきゃいけなくなった殺し屋の話~いやもー、コレはスゴイね!ずっと興奮してなきゃ死んじゃうんだからね!中華街かな、恋人とみんなが見てる中○○○しちゃうのはビックリ~!!!あんな中置いてかれたらヤダーっ!!!そう言えば、似顔絵がソックリなのに凶悪過ぎて笑えたっ!!!!うっへー!やるかなー!?ってこと連続だったよ。最後もそんな感じだった~!!!でも、この映画のノリからして、ま、いっかー!って思っちゃったんだけど…。ああ、クリスマスっぽい映画の紹介にすれば良かったかなぁ~! 昨日はお先にクリスマスの夕食~♪チキン焼きました! 完成!パスタといっしょにどうぞ~♪はい。ここから先は、オコチャマ禁止~!--------------「ある女の話:アヤカ」天井を眺めてたら、だんだん眠たくなってきた。「アヤちゃん…」「ん…?」「何で俺にチューしたの?」慌ててタカダくんの顔を見た。タカダくんも私を見てる。「え?え?え?いつ?何の話?」いきなり話をフられたので、かなり動揺してしまった。「ほっぺたに…。」コイツ…。起きてたのか…。「それに、そんな色っぽい格好してるし。俺のこと誘惑してるの?」言われてみれば、私はTシャツと下着だけだった。指摘されたことで恥ずかしくなって布団を体にかける。「いや、だって、タカダくんグッスリ寝てたし、そんな今更女として見てないでしょ~?」「そんなこと無いよ~。俺だって男だから、そんな格好されたらヤバいんだけど。」「ヤダな、意識しちゃうからやめてよ。」そんなこと言うから、今更心臓がバクバクしてきた。「こんなとこせっかく入ったんだから、やってく?」「何言ってんの~?いい!いいって!そんなサービスは!しなくてオッケー!体で払わないでいいから~!」タカダくんが笑ってくれない。笑ってよ。ちょっと、冗談だって、タカダくん、冗談だよね?タカダくんはじーっと私を見て、そのまま顔を近づけてきた。「あはは…。ダメだって。」私が遮った手を掴んで、唇が触れた。キスされてる。舌が器用に動く。コイツはマズイ。気が遠くなりそう。まさか忘れようとしてこんなことしてる?拒もうとして手に力を込める。「待って、待ってよ。そんなことされたら…好きになっちゃうと困るから…。」「何で?」タカダくんの目が男の目になってる。唇が首筋を這う。「好きになってよ、アヤちゃん。俺のこと。好きになって…」マズイ。マズイってば!こんなのよく無いよ!頭の中では、やめさせなきゃいけないって思ってるのに、タカダくんにこんなことさせちゃいけないって思ってるのに、体の力がどんどん抜けていく。こんなバカな…って思いながらも、流石年上相手に…って思ってる自分がいて、もうされるがままだった。体中の血が逆流してるみたいに興奮してるのがわかる。理性が吹っ飛んだ。私ってこんなに性欲があったっけ?心のどこかで、タカダくんを慰めたい気持ちもあって、でも、それを理由にしたいのかもしれない。タカダくんの体に触れる。髪を撫でる。タカダくんが私の体を撫でる。唇と舌が触れる。目が私をジッと見ていて、真剣に私の目を見ていて、私のことを好きだって勘違いしそうになる。私も昔から好きだったんじゃないか?って思いそうになる。ズルイよ、そんなせつない目しないで。このままだと溶けていってしまいそうだ。あまり見ないで欲しい。恥ずかしい。耐え切れなくて、目をつぶる。声が漏れる。体が宙に浮いたみたいに、心地良くまどろんで、タカダくんの腕の中にいた。「ねえ、アヤちゃん…」腕枕しながら、タカダくんが私の顔を見る。「何?」「あんな色っぽい声いつも出すの?」きゃーっ!やめてーっ!って、私が枕をぶつける。タカダくんが笑う。「もう恥ずかしくて死にたい。」「それは無いでしょ。恥ずかしいとこなら、お互い見せ合ったんだから。」「もう!どうしてそう冷静なのよ。いちいちハラが立つ~!」私はタカダくんに背を向ける。「アヤちゃんて、カワイイんだね。俺アヤちゃんの体好き。」「体だけなの?」「そうだよ。体目当て~。」タカダくんが後ろから私を抱き締めるので、胸がキュンとなってしまう。同時に、ああ、どうしてこんなことに…って思う自分もいる。私もダメ人間だけど、タカダくんもダメ男じゃん。不倫はしてるし、こんな、私ともこんな…。タカダくんって、知らなかったけど、こんなタラシだったんだ…。子供の頃から知ってるはずだったのに…。どう見ても、タカダくんの方が落ち着いてて、私の方がぎゃーぎゃー騒いでいる気がした。逃げたい。この場から逃げ去ってしまいたい。恥ずかしくてたまらないのに、このままずっとタカダくんの腕の中にいたいのはなぜだろう?タカダくんがハラ減ったって言うから、服を着て出ることにした。自転車を取ってきて、ファーストフードに入って食べる。「性欲が満たされたら食欲が出ちゃった。人間って、煩悩のカタマリだね。」美味しそうにハンバーガーを齧りながらタカダくんが言う。「確かにオマエは煩悩のカタマリだな。」思ったことがそのまま口に出た。「えー?俺だけ~?」タカダくんが冗談みたいにふくれる。「少しは慰めになったのかしら?」イヤミっぽく言ってみた。「うん。かなりね。ありがとう、アヤちゃん。」何て邪気の無い笑顔なのだろう?私は体を張って、彼を慰めてしまったのだろうか?そのせいなのか、聞けなかった。コレは一度限りのことなのかな?って。違うの?って無邪気に言われたら、かなりショックを受けそうだったから。
2007年12月24日
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ドモです!今日はクリスマスイブイブですが、皆様いかがお過ごしでしょうか~?うちはですね、鼻風邪息子と引きこもってますよ…。クリスマスプレゼントですが、息子がwiiの「マリオギャラクシー」ってソフトが欲しいと以前から言っていたので、正月に楽しめるし…ってことで、混まない11月の間にサンタさんからってことで、購入しておいたんですよ。そしたら、ポケモンのクリスマスお願いカードに、「エントリーパックのトランクがたケースが欲しい」とかって書いてるじゃないですか!えええーーーーーーっ!!!彼が言うには、コレはポケモンのサンタさんであって、マリオギャラクシーは普通のサンタさんにお願いしたそうです…。おいおい…んなワケでどうしようか考えた末、「サンタさんさんから電話が来てね、どっちがいいのかわからないって言うから、マリオギャラクシーです!ってお願いしておいたよ。」ちょっとは疑うかと思ったけど、うんうん頷いて、「わかった~!」だって。一年生は素直でいいわね~♪それとももらえりゃ何でもいいのか?ちょうどジジババに何か買ってもらえる話になってたのでポケモンはそっちで!助かりました~!(変なオモチャもらうよりよっぽどグッドだ♪)それにしても、サンタが何人いると思ってるんでしょ?今年のうちに一人で一つしかもらえないって覚えてもらわねば!!!子供は都合がいい法則を作り出すね~!「ワイルド・スピード3」観ました~!内容は、アメリカのいわゆる高校生不良くんが、日本に来て、カーチェイスする話~これ、日本語吹き替えだったからか、バリバリに違和感ありまくりでしたよ!向こうの高校生がツメエリ着てると何だか変だし、渋谷で、バリバリに英語を話せるヤクザのオジキがいるチンピラって設定にもメチャメチャ笑った~!!!ヒロインは米倉涼子さんが中東系になったような方でした。もう、ドリフトばりばりで、バンバン車を壊してくれるので、おいおい、いくらかかるんだよ~!もったいねーっ!!!って、気分になります。でも、チンピラのクールな参謀が、「本当に信頼できるヤツをみつけられるなら、金なんて惜しくない。」みたいなこと言うんですよ。この人がまた、カッコいーっ!!!!ファンになっちゃいましたよ。正直、日本が舞台になってるから、ツッコミどころは満載なんですが、ノリノリな音楽と有り得ないカーチェイスの見応えがバツグンでした!特に、新宿や渋谷のシーン、スゴイです!!!人混みがどんなものか知ってるだけに、撮影どうやって?!って気分になりました!さりげなく釣りしてた人たちが有名なレーサーなとこが凝ってるようですが、私的には西田敏行の方が笑えたと思いました。ぜひ、観て実際にツッこんでいただきたい!車好きな人はモチロン、車に興味無くても、日本人ならツッコミしまくりで見応えあると思いました!「SP」も観ました~!来週、スゴイことになりそうですね!嵐の前の静けさ?いつ最終回なの?楽しみです!!!-------「ある女の話:アヤカ」「タカダくん、ここ入っちゃっていい?」「ん…」「大丈夫、何にもしないから。じゃなきゃ、ちょっとちゃんと歩いて…って、もう!」倒れそうになりながら、タカダくんが大きな声で笑い出した。「アヤちゃん、それってフツー男がゆーんだよ。おもしろすぎぃ~!んじゃ、はいろ~やさしくしてねぇ~」もう!バッカじゃないの!って言いながら肩貸してラブホテルに入る。入った途端にタカダくんがベッドに崩れ落ちる。「ふえぇ~。重たかった。もうヤダ~。」私がそう言っても何の返事も無い。私は部屋の中を物色して、とりあえず冷たいウーロン茶を飲むことにした。「タカダくん、お茶飲む?ほら、お茶だよ!」倒れてるタカダくんを揺するけど、もう完全に落ちてた。置いて帰っちゃおうかな…。でも起きた時、あの様子じゃ、ますます落ち込むのだろうし、こんなとこから一人で出るのもヤダ。私もホッとしたせいか、体が更にダルくなってきた。寝ちゃおうかな。それともお風呂入っちゃおうかな。髪がタバコ臭いし。自分が吸わないからすごい気になる。めんどうだけど、入ってから寝ちゃおう。親に連絡しておいて良かったと思った。グッスリと眠るタカダくんを横目で見る。奢るって言ったくせに~!起きたら割り増しで請求してやる!二割り増しかな。ふふふ…。お湯がたまって、ゆっくり湯船に浸かる。あ~気持ちイイ。ここも奢ってもらおう。迷惑料。って、そんなに学生だから持ってないか?いや、それなら貸しだな。どこかで返してもらおう。そんなこと一人で思って笑う。ちょっと旅行気分で楽しい。タカダくんなせいか、何の危機感も感じない。女友達と旅行気分だ。ベッドが二つ無いのが困りモンだけど、寝ちゃってるからカンケー無いしね。お風呂から出て、髪を乾かして、歯磨きして、あ~、こんな色気のある場所なのに、色気も素っ気も無いね~なんて思いながら、タカダくんの隣に寝転がる。「タカダくん、どうする~?このまま寝ちゃう~?」ウンともスンとも言わない。言わないだろうと思ってたけど。ま、いっか~。私は布団を引っ張ってタカダくんをベッドに転がし、とりあえずコートと靴下だけ気持ち悪いだろうと思って脱がした。ジーパンは脱がしちゃ流石にマズいだろう…?って、何やってんだろう私。ちょっと離れて隣に眠ることにする。広いベッドで良かった。良かった。危機感0だな。つまらん。いや、つまらなくない。これでいい。でもカワイイ顔~とか思って、ほっぺたにちょっとチュッってしてみた。元気出してね~って言いながら。あはは~起きない~!セクハラオヤジみたい~!これって痴漢~?痴女~?私は一人で自分にツッコミを入れた。空しい。電気を消した。ちょっと修学旅行気分だった。起きたのはタカダくんが起きたらしく、洗面所の明かりが点いてたからだ。「あ、ゴメン、起こしちゃった…?」「うん。大丈夫~?」「へへ。悪酔いしちゃったよ。」「ホントだよ。お金貸してるからトイチで払ってね!」「うへぇ~!すぐ返す!」「いいよ、いいよ。嘘嘘!後ででいいから。で、二割り増しで!」「増えてんじゃん!勘弁してよ~!」時計を見たら、まだ明け方くらいだった。「タカダくん起きるの早過ぎ~。眠い。仕事で疲れてるのよ~。」「じゃあ寝てていいよ。」「うん。寝ようかな…。起こしてね。」って言ったものの、目が一度覚めたらなかなか眠れるものじゃない。タカダくんもベッドに転がった。「う~、気持ち悪い。完全に二日酔いだな~。」「飲み過ぎだったもんね~。」「ああ…、ゴメン。ってか、起きた時隣にアヤちゃんいてビックリしたんだけど。まあこの場所も驚きだったけど。服着てたから、何もしてないだろうと思ったけどさ。靴下はいてないし、ビビった。」「え~、覚えてないの?あんなスゴいことしたのに。」タカダくんが真剣に、正に青くなった顔をした。「え?ホント?ホントに?嘘でしょ?いつ?何した?!俺何した?!!!」「ウッソだよ~ん!」あはははは!って私は笑った。やめてよ~ってタカダくんが大きく息を吐く。まだ息が酒臭かった。「お酒残ってるね。」「う~ん。まだ臭う?歯磨いたんだけどな。確かに、まだダルいよ。」「目がまだ赤いもん。」タカダくんはあはは~って力無く笑った。二日酔いバリバリっぽい。タカダくんはウーロン茶をゴクゴク飲む。二人で寝転がりながら、ぼーっと天井を見てた。
2007年12月23日
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観た観た観たよ!「ダイ・ハード4.0」!!!!いやぁ~、噂には聞いていたけど、ホントに死なないわ!!!あ、いいよね?内容は!だって、いつもの感じだもん!見ればわかるって!とにかく死なないんだから!すっげー!!!ターミネーターより無敵だよ!アレで足の一本も折ってなさそうだからスゴイよ!もう、後半なんて、あまりにも大丈夫過ぎちゃって、大爆笑!!!!いやぁ~、映画館で観ないで良かったね、コリャ!ツボに入っちゃったよ!あははははははは~!って、笑い過ぎだよ、おい!って感じ!周りに迷惑かけちゃう~!!!あ、でも、映画館で観た方が絶対イイ迫力だったネ!!!!そうそう、助けてくれるハッカーの男の子が、何となく嵐の松本潤くんに似てた~!今ってパソコンで何でもできちゃうんだね~!!!コンピューターできるって強味だよなぁ。裏の世界が怖くなりました…!!!いいぞぉ~!マクレーン!娘のためなら何でもできちゃうのね~♪んでもって不死身!!!きっと、子供を持った親バカさんなら、心はみんなマクレーンになりそう♪そうそう、マクレーンの退職金がその後どうなったのかが気になります…。(笑)-------「ある女の話:アヤカ」母親がお風呂場まで来た。「マノくんって男の子から電話だけど~」「え?!マノ?くん?」「どうする?」「どうするも何も、お風呂から出たらかけ直すって言っておいて~。」ビックリした。そっか、バンドしてた時にみんなで家の番号教えあってたんだっけ…。でも、かけ直すのも何だよな~ってグズグズしてたら、母親が、早くかけ直さなくていいの?って。感じのイイ子ね~。珍しく。って。お母さん、それはマノの手なんだよきっと。心の中でそうつぶやいた。髪を時間かけて乾かして、どうしようか迷って、電話してみた。「よう。」ハキハキとしたマノくんの声がした。オマエ、お母さんと何話したんだよ、このマダムキラー!って、一瞬思った。「おう。」マノくんはクククって笑った。「おうは無いだろ?女なのに?」「何~?用事があったんじゃないの?」「ああ、あのさ、俺んとこの学校の友達で今度バンド組んでてさ、良かったら月末なんだけど見に来ないか?」「え…」「前のメンバーとは全くカンケー無いから。ツカダも来ないし。」マノくんは、私の躊躇した理由をすぐに察して、なのに、ちゃんとハッキリ言った。「何で私が見に行かなきゃいけないのよ?」「あんなとこ行ってるよりいいだろ?オマエ暇なんじゃないの?俺のドラムすげーぞ!前より上手くなってるしさ。聴きに来いよ!」「ドラムが上達しててもよくわかんないし。」「つめてー!オマエそれ、ぶっちゃけ過ぎだろ!」私はマノくんのテンションにつられて笑う。「いや、行ってもいいんだけどさ。あ、でも友達連れてかないよ。変に手出されると困るから。」「へー、そりゃ残念。べっぴんさん連れてきて欲しかったのに。」「残念だね。」「嘘だよ。まあ退屈しのぎになればいいだろ?あ!俺の友達紹介してやるよ。」「え?マノくんの友達…」「何だよ?イイやつばっかだよ。俺が友達見る目があるのは知ってんだろ?」「はは…もういいよ。もう男はいいって。紹介されたりしたら、簡単な気持ちで付き合えないもん。心配してくれてありがと。」本気で心配してくれてるのが伝わってきて、何だか嬉しくなった。幼馴染以外で、女として見ない男がいるっていうのは、珍しいかもしれない。それがとても嬉しかった。エリは会社で会った先輩と付き合い始めた。今、すっごいラブラブだったりする。でも、マノくんは、心の中に残っている特別な存在だって、会話しててわかる。コレはエリに対して裏切りに入るんだろうか?でも、マノくんはその点、手抜かりが無い。結局エリにも私とバッタリ会った話やら、その時の私の状況、今回ライブに誘った話まで報告していた。エリに会ったらそのことを話してきた。いきなりマノくんから電話が来たと。友達として私を誘ったから、変に、エリに勘ぐられないように思って…と。「行ってきたら?マノのバンド。マノ、心配してたしさ、アヤのこと。」私は何て言っていいかわからない。「私はもう大丈夫だから、マノのことは。アヤが好きなら付き合ったっていーよ。」「ううん。そういうのは無いから。ホントに。いくらなんでも、そういうのは無し!」正直マノくんより、エリの方が私にとっては大事だった。この友達がいなくなったら、私はどうしていいのかわからない。「エリはいっしょに来ない…よね?」「そんな不安そうな顔しないでよ~。ダメダメ!今彼氏いるもん!それに、今さ、会ったりして、あの頃の気持ちが戻っちゃうと困るし。彼のこと大事にしたいんだ。」「そうだよね。ごめんね…。」「今さ、彼氏ばっかりになっちゃってるから、アヤのこと心配だけど、何もできないじゃん。正直、マノとアヤのこと意外だったけど、今は私は、マノと友達になってるから。うんでも、アヤがマノと繋がっててくれると、ちょっと嬉しいかもしれない。あ~、まだ未練かなぁ…。」私はエリの正直で素直な気持ちを聞いて、また一層エリのことが好きになってしまった。今は男より大事。変?「そういうもんなの?う~ん、それなら行ってもまあいいのか…。」「行ってきなさい!でもさ、複雑な気持ちは確かにある。他の女に取られる位ならアヤのがいいとも思うし、いや、でも、全く知らない女とくっついててくれとも思うし…。」彼氏とよっぽど上手くいってるんだろうな…。エリは、複雑ながらも、私のことを信頼して言ってくれてるんだと思った。私も、マノくんのこと、男としてじゃなくて、ちゃんと友達として見てあげようと思った。どうも私は女子校のせいか、男を友達として見なさ過ぎる気がする。「でも、アヤとマノに何があったにしても、私には気持ちに嘘つかないでよ。それでショック受けることあるかもしれないけど、私にとって、アヤカはホントに大事な友達なんだから。」「やだなぁ~。私もエリのことすっごく大事なんだよ。ホント、ホント、何にも無いから!マノくんは私のこと同情してるんだよ。」心からそう思ったけど、エリはちょっと淋しそうに笑った。「アイツが人のこと同情したりっていうか、気にするのなんて珍しいよ。私がその存在になりたかったんだけどな。でもさ、アイツにはそういう存在が必要だと思ってたんだ。本気で誰か好きになって欲しい。」「エリは、ホントにマノくんが好きなんだね…。お母さんみたいだよ。」エリは爆笑した。そうかも~!とか言って。私はそういう恋もあるんだな…って思った。相手がダメだとしても、好きなもんは好きなんだな~って。私もエリみたいな恋したかったよ。相手をもっと思いやれるような。何があっても好きって言うか、終わっても好きみたいな、そんな恋。私はもうツカちゃんに二度と会いたくない。結局、そのライブには、何となく友達を誘えなくて、一人で行くことにした。今の私は気分転換できれば何でもいい。一人で行くのは場違いかもって思ったけど。マノくんが気を使ってくれて、バンドのメンバーを紹介してくれた。打ち上げの飲み屋で、みんなが面白い話をしてくれるので、ゲラゲラ笑った。帰り道にまたマノくんが送ってくれた。「今日、どうだったよ~?」「うん、スゴク良かったー!行って良かったよ。みんなイイ人だったし。ありがとうね。」「うん。じゃさ、またあったら誘うから。」「ありがと。」マノくんは家の前までまた送ってくれる。「どしたの?」マノくんが帰ろうとしない。シッシッって感じで手を振った。「いいから、早く中入れって。」どうやら中に入るのを見届けたいらしい。「うん。…あ、やっぱ悪いから、こっからマノくんのこと見送るわ。」「何だソリャ?じゃな!」マノくんは振り返らずにまた手だけ振って帰った。一瞬かなりイイ男に見えたけど、いかん、コレがマノの手なんだ!マノマジックだ!って思って頭を振った。いや、でもちょっと待てよ。モテモテのマノくんが私を口説く?有り得ない…。私は自分が自意識過剰になってることが可笑しくなった。いくら何でも、かなりずうずうしいだろう。ツカちゃんと会う前の自分に戻れたような気がした。また絵も描こうかな…って、そう思った。
2007年12月16日
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ドモでっす!ええと、ここのところ重たい話題が続いちゃったんで、今回は、オバカになった映画感想ってことで~あ、アダルトなコメントになっちゃうんで、オコチャマだと思う方はここまでかも~。昨日まで真面目なこと書いてたのにね~。御心配と激励のコメント、本当にありがとうございまっす!!!書いても、自分の気持ちが整理されるけど、思ったこととか書いてもらえるって、癒されますね~。「ジョゼと虎と魚たち」観ました~大学生の妻夫木くんが出逢った、ある女の子との恋愛のお話~って感じですが、「忘れたい いとおしい 忘れられない」そんなキャッチコピーが心に沁みる話でした。シュールな笑いと、官能的な映像があって、面白くて、全く飽きませんでした!!!いやぁ~。コレは話をちょっと聞いてたけど、妻夫木くん、私にもキスして~!!!!!って、気分になりました!ちょっとエロちっくなんですよね。池脇千鶴ちゃんが脱いじゃったのもビックリしたし、上野樹里ちゃんとのキスシーンもビックリしたし、あのラブホテルはスゴイわ~!あのデカイ貝は何なんでしょ?!確かに現実忘れそうな場所だ!あんなトコ、ホントにあるのか?すっごいHってどんなことだ?想像をかなりソソられました…。(バカ)千鶴ちゃんの演技が本当に良かったな。一人前の女優さんなんだな…って感じがしました。脱皮を狙ったなら成功してると思います。今まではカワイイだけの清純女優と感じてたので。最後も私的には、かなり納得かな。若さと人間の弱さ、恋と現実の狭間で、こうなっちゃうよなぁ~って気持ちになりました。お互いが納得してるとこも…。うああ~!せつなくなっちゃたよ!気になったらぜひとも観てみて下さい。---------「ある女の話:アヤカ」今日はツカちゃんがまたバイクでどっかに行こうって行ってたのに、雨になってしまった。急遽、駅で待ち合わせして、ツカちゃんの家に行くことになった。初めて行く男の子の家は、緊張する。ツカちゃんの家には妹がいて、リビングでテレビを見ていた。「こんにちは」って言ったら、驚いた感じで嬉しそうに「こんにちは」って返してきた。どこかに出かけるみたいだった。2つ下だって言ってた。親は近くの事務所で働いてるって言ってた。ツカちゃんちは小さな建設会社をやってるそうだ。電話では次の約束して、何してた?って話しかしないから、ツカちゃんの生活に触れるのが、とても新鮮だった。「俺の部屋あっち。」そう言って、ツカちゃんは二階に案内してくれた。ギターなんだかベースなんだか、わからないけど3本壁に置いてあって、雑誌が散らかっていて、いかにも男の子の部屋って感じだった。「そこ座ってて~。」私はベッドに座った。ツカちゃんはテレビを点けた。プロモーションビデオばかり流れるMTVが流れる。「すごいね~。これ全部ベースなの?」並んでる3本を指して言った。「2本はギターだよ。俺ギターのが好き。メインでやってんのはギター。アヤちゃんとやってるベースは、かけもち。ハルに誘われたから。俺、両方一応できるから。」「ふーん、そうだったんだ?スゴイね。」よくわからないから、スゴイしか言えない。でも、私はどっちもできないから、本当に心からそう思った。「ハルってさ、エリちゃんのこと好きなんだよ。」ベースを弾きながらツカちゃんが何てことない感じで言った。「え?!」「じゃなきゃ、あのバンド成り立ってないよ。ハルがエリちゃん誘って、エリちゃんがマノ加えたいって言って、マノが俺のバンドのライブをハルと見に来てて、俺加えたいってハルに言って、…だもん。俺、ハルと同じチューガクだったから。ハルいいヤツだし、協力しよっかな~って。」「え?じゃあヒガシくんは…?」私はキーボードのヒガシくんも何かあるんじゃないかと、つい聞いてしまう。「ヒガシ?ヒガシはよくわかんないや。多分ハルかマノが加えたんじゃないかな?できるやつ。」そっかー。そうなんだ?私は何も知らない内部事情にひたすら感心した。「で、俺は、エリちゃんがハルのことどう思ってるか探ろうと思って、連絡取る時にいろいろ聞いてたんだけど…。ダメだね、エリちゃんはマノに夢中で。ハルには言えないけど。」ああ、そっか。それでエリがいろいろツカちゃんのこと知ってたのかな。エリはハルくんのこと気付いてないかもしれない。そんな話は微塵も聞いたことなかった。ハルくんの優しそうな顔を思い浮かべると、何だか彼が気の毒になった。みんな片想いなんだね。「そんなこと聞くと、今度の練習からチェックしちゃいそうだね。」「でしょ?」ツカちゃんが笑った。私も笑った。でも、沈黙が来ると、何となく怖くなって、プロモを見ながら話題を慌てて探した。「ベースとかギターって難しそうだね。」「弾いてみる?」「いいの?!」「いいよ。壊さないでね。」ツカちゃんは、コレなら、ま、いいや~って、楽器を渡してきた。「コレは?ギター?ベース?」「ベース。弦の数が違うって言えばわかりやすい?」「4本なんだ?あ、ホントだ。ギターのが多いんだね。」「いろんなのあるけどギター6本ベース4本がフツーかな。音も違うよ。」ツカちゃんがアンプに繋いで小さな音で鳴らした。ベースの低い音がする。「ここに、手を置いて、コレがピックでしょ。こう持つじゃん。で、こう…」私は言われた通りにやってみる。ツカちゃんと手が触れる度にドキドキしてしまう。顔も近いし。ツカちゃんは何とも思ってなさそうだと思うと、自分の方がスケベな気がしてきた。落ち着こう。落ち着け~。今更ながら、経験値の低さが悲しくなってきた。私は公園でキスされたことがせいぜい…。エリならどうだろう?こんなことで緊張しない?「そうそう。で、この指をずらしていくと、音が変わるから。」「こう?…何か手がツりそう~!手が長くなきゃ無理だ~!」「慣れればできるようになるよ。」「できない!絶対にできない!すごいね!ホントにツカちゃんたちってスゴイね!」ツカちゃんは楽しそうだった。ちょっと貸してって言って、ベースでプロモに合わせて弾いてくれた。それからギターに変更する。「いつからやってるの?」「イトコの兄ちゃんが教えてくれて、子供の時から触ってたけど、中学の時に軽音部にいたハルが誘ってくれて。」それから私の知らないギタリストの名前やら、ベーシストやらバンドの名前を出してきて、プロモ見ながら、この人がすっごいカッコイイんだよ!って、夢中になってしゃべってた。よくわからないけど、楽しそうなので、私はツカちゃんのことをもっと知りたくなってしまった。何が好きで何に感動するんだろ?でも、プロモでやってる曲は好きな感じ。「何かCD貸してもらってもいい?あ、でも宝物だと悪いよね。今度ダビングしてもらっていい?」「うん。いいよ。」私は時計を見た。そろそろ帰らないといけない。「夕ご飯どうする?どっかでいっしょに食べるなら、そろそろ出ないといけないよね。」「うん。じゃ、行こっか。」ツカちゃんが上着を着た。私も上着を着た。心のどこかで、今日何かあるかも…なんて思っていた。多分、この前、タカダくんが変なこと言うからだ。やっぱり私の方がスケベなのかも。ツカちゃんが部屋の電気を消したので、私がドアを開けようとした。「アヤちゃん」「ん?」振り向いた途端にツカちゃんの顔が近づいてきて、唇が軽く触れた。いきなりのことで無防備になっていた。硬直していたら、ツカちゃんが私を抱き締めてきた。心臓がドキドキいってる。「俺…」外の薄暗い明かりで、ツカちゃんが何か言おうとしているのがわかった。私の顔をジッと見てる。私もツカちゃんの目をジッと見てた。そのうちまたツカちゃんの顔が近づいてきて、今度は、もっとゆっくりキスをした。ツカちゃんの抱き締めてくれた腕があたたかくて、すっぽりくるまれてると、もっと早くこうしてれば良かったって思った。ツカちゃんの心臓の音も聞こえた。そのままずっと抱き締められてて、何も言えなかった。時計の音だけが聞こえる。カチカチ カチカチ 何で時間て流れちゃうんだろう。ツカちゃんの腕の中が心地良くて、時間を止めてみたいと思った。
2007年12月10日
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ドモです!昨夜、いきなり電気系統が故障しました…。ホットプレート使ったせい?電子レンジ、給湯器、冷蔵庫、全てが死んでる…!!!台所の電気は点いてるのに…。ヤバイ!こりゃ電気屋さんか…何万かかるよ?って思ってたら、直った!!!部分的にブレーカー落ちだったらしい~。が!給湯器がそのせいなのか、何だか変!!!買い替えすると20万~30万吹っ飛ぶのよ~!!!ああ…どうか大丈夫でありますように~!昨日、映画「サンキュー・スモーキング」観ました~♪タバコ会社に勤める、口八丁のお父さんの話~いや~!すごい!口が上手いってこのことです!彼のしゃべりで落ちない女はいないって言ってますが、私も絶対落ちる気がします!それ位、討論が上手なんですよ~!堂々としていて、実にカッコイイです♪「喫煙は、体に悪い」って話が、彼にかかったら、見事に、そういう考え方もあるか~?って気持ちになって、最後には、悪者ガンバレ~!!!って気持ちになりました♪口が達者なアンチヒーローにも、彼を応援する素晴らしい息子がいて、こんな頭の回転の早い息子、私もぜひ欲しい!!!って思わせられました~♪そのためには、親も日々背中を見せられる親にならねばいけませんが…ね!面白かったので、ぜひ観てみて下さい♪はい!開始早いかもしれませんが、今日から小説始めまっす♪------「ある女の話:アヤカ」私は絵を描くのが好きだ。あまり上手くない方かもしれないけど、描いていると時間が経つのを忘れる。近所にある絵画教室に通っていた私は、そこで黙々と絵を描く男の子と知り合いだった。彼は私の友達の弟の友達だった。絵画教室にいる時は知らんぷりしてるけど、友達の家でダベってる彼の姿を私は知っている。彼は一つ年下の5年生。名前はタカダくんと言った。私の友達エリコは、私と同じで絵を描くのが好きだ。でも、マンガのようなイラストを描くの専門で、特に絵画教室に行ってるワケじゃないけど、とにかくそういった絵が上手い。二人でよく、マンガのキャラクターをマネして紙に描いた。彼女が話を書いて、私が絵を描いたり、その逆をしたりして遊ぶことが多かった。「アヤの話って、男の子がカッコいいよね。」エリが褒めてくれる。「エリの話はついシンクロしちゃうんだけど。あのオチはいつもどうやって考えてんの?」お互いに影響しあっていた。エリは物語も上手だった。そのせいなのか、彼女がいると、私の思う話が次々と浮かんでくる。タカダくんは襖を閉めると弟部屋になるところで、弟くんたちと寝転がってマンガ本を読んでいた。テレビゲームをしてる子もいる。順番が来るまでマンガを読んでたり、私達のとこに来て、時々しゃべったりする。「これ、似てるね。」タカダくんは私の絵を見てそう言った。「俺も描きたい。ヨッちゃん、鉛筆と紙貸してよ。」エリがタカダくんに貸してあげる。するとヨッちゃんと呼ばれるエリの弟も描くことにしたらしい。他友達2名はテレビゲームに熱中していた。タカダくんは私たちなんかよりよっぽど上手に絵を描いた。「俺、将来、何か絵描くような仕事したいんだ。」私が褒めるとタカダくんはそう言って笑った。時々みんなで、エリの家の目の前にある公園で、草野球をして過ごした。エリの家は公団で、同じ団地内にたくさん子供がいる。共稼ぎの家が多い。近所の私はそれに混ぜてもらっている。普段、学校では彼らはよそよそしい。だけど、エリの家では違った。男女関係無く遊べた。そんなことして過ごせるのは、私にとってラッキーなことだった。私は何も考えず、野球やサッカーみたいな体を動かして遊ぶことが好きだった。クラスの女の子たちと遊ぶと、後からああ言った、こう言ったとうるさい。でも、男兄弟に囲まれてるからか、そういう遊びをして過ごしているせいか、エリはそういったところがなかった。時々私は男に生まれたかったと思うことがある。数年経ち、エリは公団から離れたところの戸建てに引越した。団地のみんなもそうしてバラバラになっていった。私とエリは高校から学校が違ってしまったけど、共通の趣味を持っていることでずっと繋がっていた。お互い、何か絵や話を作っては時々遊びに行って見せ合った。その時、弟くんとまだツルんでいたらしいタカダくんも、やっぱりエリの家に来ていた。その日、私が帰る時に、ちょうどタカダくんも帰ることにしたらしい。「アヤちゃんて、家ってこっち方面なの?」タカダくんが聞いてきた。「うん、あっちの方…」私は家の方を指差して、目印のコンビニの近くだと行った。「タカダくんは、着実に夢に向かってるみたいだね。」私と同じ方面に家があるらしいタカダくんは、私と並んで自転車に乗っていた。タカダくんは、デザイン系の高専に入ったと聞いた。そこで6年間、専門の勉強をできるらしい。私は内心それが羨ましかった。私は普通女子高に通っていた。「ねえ、話づらいからチャリ降りてっていい?」タカダくんが言った。私もこんなこと今までなかったし、またこんな機会があるかわからなかったので、自転車から降りた。「アヤちゃんは、俺の学校向きだと思ったけどな。」「うん、行きたかったけどね、親に反対されちゃった。美術なんてお金になんないからダメだって。でも教室は通ってていいって言うから。」「ふうん。そっか。」お互い小学校の頃から知ってるからか、あんまり違和感無くしゃべれた。アヤちゃんって呼ぶ人は学校では数人しかいない。それが何だか親しみを感じた。それにお互い高校生になったってこともあるのかもしれない。自分の空気を持ってると言うか、雰囲気のあるタカダくんは、大人っぽくなった気がした。そのうちモテるかもしれないな…なんて私は姉気分で思った。「俺、アヤちゃんの絵、イイと思うけどな。」「そっかな?ありがとう。でも、食べていけるような才能とかって言うと、無いような気もするんだ。」タカダくんは黙って何か考えているようだった。「タカダくんには何か有る気がする。デッサン力もすごくあるし、描きたいモノがしっかりしてるって言うか…。それに私、タカダくんの絵好きだし。元気が出るんだよね。タカダくんの世界みたいなの感じるよ。それにデザインっぽいのも上手じゃない?」「やめてよ。俺、自分のこと言われると、照れる…。」タカダくんは照れ臭そうに笑った。つられて私も笑った。「今度学祭あるけど来る?」「え?ホント?行きたい!」「んじゃ、ヨッちゃんに言っておくよ。」結局彼は、私の家の前まで来てしまった。「ここがアヤちゃんの家?」「うんそう。裏のプレハブが私の部屋。」「ふうん。」タカダくんは、それじゃって帰って行った。友達でも弟でも無い不思議な関係。それがタカダくんだった。
2007年12月03日
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ドモです!心配していた天気も昨日は午後から晴れましたよ~!今日も晴れてますね♪昨日はロッテリアの美味しそうなチーズバーガー食べに行きたかったのですが、まだ私の近所では、やってなくて、春からになるそうです。あ~食べたい!!!で、つい夜にコリラックのリクエストで、牛角に焼肉食べに行っちゃいました~!!!飲んでいいって言うから、久々にチューハイ飲んだら、1杯でベロベロっす!で、ここの焼肉屋さんのおにーさんがめっちゃイケメンなんですよ!!!パパとの会話「あのおにーさんカッコいい~!」「カッコいいよね!」「いっしょにご飯食べに行っても許してくれる~?」「いーんじゃなーい?」「じゃあ、いっしょに飲んだりカラオケ行くのは~?」「いーんじゃなーい?」「ホントにいいの?!」(やったあ!私はマジだぞ!)「別にその位までならいいけど、(それさえ)無理でしょ?!」うっ!ムカつくっ!!!そりゃ相手してくんないだろうし、焼肉屋で主婦がナンパしたりしないからーっ!!!まあ、まだ妄想話は続くよ!「じゃあ、デートしてきていい?」「それって俺に何かメリットは?」メリットがあればしてきていーのかよ?!まあ、長年いっしょにいる夫婦なんて、こんなもんですよ…。(え?!違う?そんなことない?)昨晩「バブルでGO!!」観まして~いや~、マジで懐かしかったッス!何が?ポケベルやら、服装が!!!でも、私の頃にはその恩恵はあやかれなかったんですけど~!!!実に羨ましい!ビンゴで200万の賞金とか…。万札出してタクシー止めたりとか…。一瞬、洗濯機、横型に変えて、水着着て入っちゃおうかと思いましたよ!(洗剤付きで!(笑))広末ちゃんのダンス良かったです!(あ!水着姿も素敵だった!!!)あれ位踊れると楽しいだろうな~♪そう言えば、友達と年齢誤魔化してディスコに行ってみたことあります!いやあ、場違い!!!確かに、眉なんかまんまで太かったわ~!化粧なんかしたこと無かった~!あの頃って、ファンデに口紅さえ塗れば化粧したみたいになってたな。あ~、若い肌欲し~!!!何でもそうだけど、無くなってから、あ~あって思うんだよね~。この映画みたいに日本の未来もなってたら良かったんだけどねぇ~!!!結構面白かったです!当時のノリで笑えた~!そうそう。そろそろ恋したくなってきちゃったんで~、またまた小説載せちゃいます♪そんな話しか書けなくてごみんなさい!m(_ _)m明日からでどうでしょ~?多分中途半端なんで、また後半苦しむことになりそうですが…でもココ、小説無い方がアクセスいいんだよね~どーしよw
2007年12月02日
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ドモです!こっちは曇りでして~。寒いし、なかなか晴れません!洗濯物が…。(T_T) (除湿乾燥機あるからいいけど…)昨夜は映画「ただ君を愛してる」観ました~!!!これ、コッテコテの恋愛映画だと思ってたけど、玉木くんだし、恋愛もの嫌いじゃないから、観たい!観たい!って~。正直そんなにたいしたことないかと思ってたけど、やべっ!ハマった~!!!玉木くんが純朴な大学生してて、それがまた良かった。全員、ビバリーヒルズに住んでるのか?って位、金持ちそうだったけど。共学の大学生活がメチャメチャ優雅に見えて、こんな大学生したかったなぁ~と。もう玉木くんは、「のだめカンタービレ」の偉そうなちあき様のイメージが強くて、最初は、違和感あったんですよ!でもだんだん、ボクとか言ってもカワイーッってなってくるから不思議だ!やっぱ俳優なのね~ん♪で、何が良かったって、やっぱキスシーンかなぁ~。すっごい初々しかった~!!!やっぱイイよね?玉木ング!!!自分が十代の頃思い出しちった!ええと、以前、自分に振り向いて欲しくて、ある手を使ってキスしたことがある!ってブログで書いたのですが、もう、このあおいちゃんの気持ち、すっごくわかっちゃうよ~!でもさ、玉木くんは身長180cmで、あおいちゃんは163cmなんだよね。私がキスした人の身長186cm、私153cm…もうマジで私も成長したかったーっ!!!!!今、1.5cmほど成長しましたが…。最後は謎が全て解けて納得したけど…あ~、もうちょっと終わりが違っても良かったなぁ~!もう一回観たいような、もう一回恋したくなっちゃうような…そんな映画でした~!!!
2007年12月01日
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おはよ~ございます! 今日は楽天さんがまたもやメンテなんですね~? 今回は、以前書いたけど、載せ忘れちゃった記事があったんで~。 昨日、 「インファナル・アフェア」「ブルース・オールマイティ」 を観たんですが、風邪薬効いてるのか、どうしても眠くなってしまいます! 「ウェディング・クラッシャー」 は、コメディだったんで、笑えたから何とか観れたけど、 最初以外はイマイチ物足りなかったです! パパがもうHDDクラッシュしちゃうほど録画してるんで、 さっさと観なきゃいけないのになぁ~! 「パッチギ!」の感想~ 内容は、 1968年、京都が舞台の高校生の男の子の青春ストーリー って感じかな? 在日朝鮮人の女の子(沢尻エリカ)を好きになっちゃった主人公(塩谷瞬) の話…とひとくくりにできません。 日本人と在日朝鮮人のあの頃の関わりとかを出してるし、男の世界が良く出てるし。 でも、私から見たら昔兄と観た 「ビーバップ・ハイスクール」(在日朝鮮人vs日本人版?) のように見えました~! でも、ラストがせつない…。 国の違いや歴史の現実って言うか…。 あ~でも、私は女だからかな、乱闘シーンが××× いい映画ではあるけど、あまり好きな映画とは言えませんでした。 さて、沢尻さん映画もう一本! 「風味絶佳」の感想~ 夏休みにレビューちらっと書いたの忘れてたよ。 でもまあ、もう一回。ちゃんと書いちゃったんで~! 内容は、 東京都横田基地の近くに住む、男の子の初恋物語 って感じかな~。 これは原作も読んでました。 私、山田詠美さん好きなんですよ~♪ コレ短編の一つなんです。 こんなに短い話で映画になるのかな?って思ってたけど、 見事にステキな恋愛映画に仕上がってましたよ! 初恋のせつない感じが出てる~。 うああ~!この頃にこんな恋しちゃうのイイよなぁ~! 特に、コレに出てくるグランマ(おばあちゃん)の夏木マリさんのキャラと演技がサイコー! 歳をとっても、どんな格好してても美しい…って場面があります。 主人公、柳楽優弥くんの表情の演技がすごくイイです♪ 彼の顔って一見クールに見えるのに、 「え?マジで?!」って感じのくだけた表情を見せるんですよ! そんなとこ、 いきなり大人びた近所の男の子が、ニコリと笑ってくれた感じでイイ!!! こちらも相手の女の子に、今話題の人である沢尻エリカさんが出てますが、 やっぱり女優さんなんですよね、彼女~。 いろんな顔をみせてくれます。 特にパッチギ!といい、こーいう普通っぽい女の子やらせたらピカイチなんですけど! あああ~、あの舞台挨拶さえなければ…。 やっぱ女優はプライベート見せない方がいいな~って切々と感じました。 パッチギ!と比べると、同じ位の少年の年齢なのに、 時代も違うからか、 人によって住む世界って違うんだよな …ってものすごく感じました。 今回の比較は、男性映画、女性映画って感じで両極端な映画レビューでした~! -----------「ある女の話:ユナ」電車に乗る。終点まで行けば、ヨシカワの住む駅に行く電車に乗り換えができる。終電ギリギリで乗り換えることができた。でも、着くまでは、ヨシカワに会うつもりでいたのに、駅に近づくにしたがって、だんだんそんな勇気が無くなっていった。今更ヨシカワに会ったところで、こういうのって、かなり重いんじゃないかな?大体、何て言ったらいいんだろう…。それとアオくんのことがひっかかっていた。アオくんと体の関係を持ってしまった事実が、ヨシカワに会いに行くことのブレーキになっていた部分もある。それに、そんなことしていた私は、きっと軽蔑されるに違いないだろう…。「スパ健康ランド、最終便でーす!乗るお客様がいらっしゃいましたら、どうぞお早めに御乗車下さい!無料送迎バスですー!」ロータリーで、健康ランドに行く客がバスに乗っていくのが見えた。一度行ったことがある。確か、朝までやっていたはずだ。私はそのバスに乗ることにした。「オマエ今どこにいるんだよ?」健康ランドに着いてすぐに電話を入れると、サトシが不機嫌そうに電話に出た。「友達のとこ。」「友達って誰?男?」「誰か聞いてわかるの?」サトシが黙った。「しばらく帰らないから。」「どういうつもりだよ?」「離婚したいの。」また黙る。私も黙る。「帰ってきて話し合おうよ。」「この前言ったけど。聞いてくれなかったよね。」「アレは出かける前だったから。」「その後も、その話は出さないで避けてたよね。」また黙る。何か考えてくれてるのか…。「本気じゃないと思ったから…」「それって、何もしなければ物事が解決するってことだよね?もう嫌なの。私が勝手に怒ってるみたいなのが。嵐が過ぎるの待ってるみたいで。」「別にそんなこと思ってないけど…。もういいよ、勝手にすれば?」「うん。勝手にするよ。」「正月はどうすんの?」「どうもしないよ。」帰ってくると思ってるのか?この状況で帰ってきて、どうしようって言うんだろう。「俺、実家に行くわ。」「うん。わかった。」しばらくまた沈黙。「離婚して」「勝手に言ってろ。」ガチャっと電話が切れた。思い切り受話器を叩きつけたのだろう。耳が痛い。受付で手続きをして、更衣室に荷物を入れて、美肌効果のある風呂を選んで入った。大きな湯船に入るのは久しぶり。家族連れが楽しそうに湯船に浸かってる。子供が熱いと泣き出した。こんな遅い時間なのに、来てる人がたくさんいるんだな…って思った。温まってから健康センターの中を散策すると、ゲームコーナーがあり、隣の畳の部屋で雑魚寝してる人がいる。シアタールームでは映画なんてやってなくて、沢山の人がリクライニングチェアで寝ていた。私もここで眠ろうと思った。薄い毛布をかけて横になる。最悪の年越しになりそうだと思った。明日からどうしようか…。幸い、年末で銀行が混むだろうし、使えなくなるだろうと思っていたから、お金だけはおろしてあった。カードも使える。明日から駅前のビジネスホテルにでも泊まるか、ここでずっと過ごすか…。私ってこんなことできたんだな。もうそう思うのは、この街でパチンコした時からずっとだったけど。あの時から私の何かは麻痺したままなのかもしれない。何でもいいや。なるようにしかならないし。不安だけど、怖いけど、どうなるかわからないけど。目を無理やりつぶっていたら眠っていたらしい、誰かが私の肩を揺り動かしたので、目が覚めた。「おい!おい!」全く知らない男の顔が目の前にあった。驚きのあまり声が出ない。「あ!すみません!間違えました!」男は自分の妻と間違えでもしたのか、さっさと他の辺りを探し始めた。ようやく妻をみつけたらしく、間違えちゃってさ~と報告して笑っている。心臓がドクドクいってる。怖い。やっぱり何だか怖い。一人でここにいることを誰も知らない。何かあっても、誰も私を助けてくれないんだ。それだけじゃない。私には、こんな怖いことがあったんだって、報告できる人がいないんだ。独りだと思った。これが独りになることなんだって。間違えた男が羨ましかった。失敗したことを報告できる人がいる。それでもサトシのところに帰る気にはならなかった。館内放送が入って、もうすぐ清掃で、一度閉館になると告げていた。出ると朝日が眩しい。ここから出勤するらしいサラリーマンがいた。今日で仕事納めのはず。サトシは会社に行ったんだろうか…。24時間営業のファーストフードに入って朝食にした。何があってもオナカだけは減るんだな。ここに泊まるって手もあるか。でも、寝てる間に貴重品が無くなったらマズいしな。そんなことを考えてたら可笑しくなってきた。やっぱり私は帰る気なんて、さらさら無いんだ。店から出てぼんやり考えていたら、携帯が鳴った。「はい。」「俺だけど。」「うん。」サトシだった。後ろから何も聞こえない。家なのか会社なのか。「本気で言ってるのか?」「うん。」「好きなヤツでもいんの?そいつとやってくワケ?」「そういうワケじゃない。」好きな人がいるって言ったら離婚してくれるんだろうか?だってそんな約束してないし。どうなるかなんてわからない。それに、ヨシカワは確かにきっかけになったかもしれないけど、それが全てってワケじゃない。もしも会ったとしても拒まれるかもしれない。でももういいの。誰もいなくなっても。あの淋しい家に帰らなくて済むなら、私は何だってする。何だってできる気がする。あの家にいたって、私は独りだったんだもの。「我慢しようよ。」サトシが言った。「何で?何で我慢しなきゃいけないの?」「だって結婚ってそういう簡単なものじゃないだろ?」私もそう思ってたよ。だから迷った。でも、こんなこと続けてて、何があるんだろ?もっと早く、あっさりやめちゃえば良かったなんて、今は思っているのに。「ユナの話、ちゃんと聞くから…。」「もう、聞かなくてもいいよ。もう話したいって思うことが無いの。して欲しいって思うことが無いの。」サトシが黙った。「もうサトシといっしょにいても、何も求めるものが無いの。」サトシはため息をついた。「残酷なこと言うね…ユナは。」「ごめんね。」「謝るなよ。女が謝る時にいいことなんか何もねえよ。」以前はサトシがそんなこと言うと、他の女の人の影を感じて、悲しくなったり、ヤキモチ焼いたりしたのにな…。今は何も感じない。サトシの女性遍歴がどうだったかなんて、もうどうでもいい。もうダメなんだと一層感じた。「サトシは幸せなの?」返事が無い。私は返事を待つ。「考えてみる。」電話が切れた。ため息。少なくとも、私は幸せじゃないんだろうな…。そして、もうサトシを幸せにはできないだろう。ごめんね。こんな女で。疲れが襲ってきた。もう後戻りできないと思った。でも、何とかなる。何とかする。どうなるのか、やってみるしかないから。
2007年11月18日
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ドモです!今日も雨あがりが寒い曇りです。じわじわ冬っぽいですね~。映画「それでもボクはやってない」を見ました!内容はズバリ、痴漢冤罪の話~!納得行かないなぁ~。「ホントにやってない」って主張すると拘留されて、仕方ないから、やったって言って、罰金五万払うと前科がつくし~。この前、映画館で痴漢に遭った話をしましたが、映画館と違って、満員電車は触ってる手でも掴まないとこの人がやった!って言えないのかも~。でもね、正直触ってる手が気持ち悪いから触りたくないんですよ!それに、あまりにも混んでて、気のせいか?ってこともあるし…。言ったことで自意識過剰とかって思われないか?とか。でもね、ホントの痴漢の場合わかるんですよ。スカートが上がってくし、確実に触られてるんで。でも、怖くて声はあげられなかったです。気付いたってわかると、一瞬で、サッとやめるのがほとんどだしね。あと、この映画と同じように、人との間から手が引っ込んで行くのを見たこともあります。私は、学生の時は正にこの映画の位、混んでる電車に乗ってましたよ~。乗車率250%だったかも?この映画でやってない証拠のために再現ビデオ作ってましたが、正に気のせいじゃなく、あれ位な感じで触られました。私の場合、手を掴んだら、掴み返されました。すっごい力だったんで、今度は手が動かない。ちゃんと掴まれた手から上の顔も見れました。同じ高校生でした。でもあまりのことに何も言えなかったです。何て言っていいのかわからないんですよね、で、母親に言ったら、針を持って乗れ!と。でも持ったら、私の手に刺さるだろーが!!!んなワケでどーにもならなかったです。で、思ったよ。私なんて、ホントに触られたのに泣き寝入りだった。あんなに確実にわかったのに!でも、逆に手掴まれたんじゃ、ワケわかんないから突き出せなかったのか?あ!私がやったことになっちゃうの?!ひどいっ!!!正直、突き出したら、あんなひどい目に痴漢容疑者が遭うようなら、勘違いでは絶対突き出すことはできないなぁ…と。見終わった後は、パパと話しましたよ。世間やあんな法廷のやつらにやってないなんて証明しなくていい、って。私や家族にだけ、そんなことやってないってわかればいい、って。万が一魔がさしたとしたって、(ひどい?)私はそんなことも人間にはあると思うから、その許しは被害者にして、どうしてそんなことしたか内情は家族に話せばいいって、そんなこと言いました。パパは、んなものやるような満員電車に乗ってないし、やらないけど、疑われたら、駅事務所に絶対行かないようにするって言ってました。名刺渡して、身分証明書見せて、あとから弁護士といっしょに…とかって。可哀想に。いろいろ対応策考えちゃって。とにかく、法廷には絶対行きたくない!!!って、思いましたね。すっごい、わかりやすくて、身近な話でした。思うこと、たくさんあるかも~。良かったら、観てみてね!----------------「ある女の話:ユナ」「どこか行ってみない?」そうアオくんに、声をかけてしまって以来、アオくんとすっかり気まずくなってしまった。あ~あ、失敗したな。私は嫌われてしまったらしい。目が合った時に笑顔を作ってみるけど、アオくんは目を逸らしてしまう。そりゃそうだな。10も歳が違うオバチャンに誘われたら、よっぽどの美人でもなきゃ気持ち悪いだろう。悪い事したな~って思った。ただ、ちょっと、ここじゃないどこかに行きたくなっただけなのに。あの時に時計を戻したくなっただけなのに。この子とどうにかなりたいワケじゃない。ただ、一人でどこかに行くよりも、この子犬みたいな男の子といっしょなら、楽しいんじゃないかと思っただけだ。私は多分このまま歳を取って行き、女じゃなくておばーさんになっちゃうんだろう。それでいいかも。平和だし。それでもそのことが何だか無償に淋しくなった。女としてヨシカワの側にいたかったと思った。老人になってからじゃなくて。彼の胸に抱かれたかった。でも、あの時は、こんなにヨシカワの存在が心の中で大きくなると思わなかった。家に戻るのが当然だと思った。もう遅い。きっと今更どうにもならない。アオくんの素っ気無い態度が悲しくなる。多分、危険人物だと思ってるんだろう。欲求不満だとでも思ってるのかもしれない。それでも、ちゃんと親切に、荷物の上げ下ろしを手伝ってくれる。ぎこちない笑顔をされると、こっちは何だか妙に意識してしまう。「フジサワさ~ん!事務室に集まってって!」ママさんに呼ばれて事務室に行くと、女性のアルバイトが全員集められていた。「すみません、仕事が思ったより早く終わってしまったんで、皆さんは20日までって話だったんですけど、17日で切り上げでお願いします。」淡々と係長が言う。え~って、みんながブーイング。その代わりに、皆さんにはよくやっていただいたので、ボーナスで一万円支給させていただきます。係長がそう言うと、みんなまあそれなら~と納得した。それでも解散後は、男の人たちは最後までなんだよね?とか、生活がかかってるのに…とか、主婦だと小遣い稼ぎだと思ってるんでしょ。とか、子供の講習費用少し足りないな~。とか、そういったことをみんなが言っていた。私は切羽詰ってないけど、主婦ってことでひとくくりにされたら、たまったもんじゃないよね。生活のために来てるワケじゃなかったので、ちょっと申し訳なく思った。でも、そっか、今週までか。ちょっと残念な気持ちになった。アオくんとはこのまま気まずい感じでお別れなんだろう。どうせ短い期間なんだから、楽しく過ごしたかったな。そう思った。最後の日は雨が降っていた。何だか憂鬱。唯一の救いは、最後にアオくんと話せたこと。アオくんの方からやってきて、ダンボールを私に代わって上に乗せてくれた。嬉しくなって、「ありがとう!」って、大きな声で言った。「いえ…。」よそよそしくないように、ちょっと笑顔を作って去って行く。私がバカなことさえ言わなければ、もっと和やかに話せたかもしれないのにな。お給料の清算をして、みんな帰る。私はママさんと連絡先を交換した。そのうちお茶でもしようね!うちに遊びに来てね~!みんな子供を引き取りに行ったりしなきゃいけなくて、慌しく帰って行った。私はせっかくお給料をもらえたので、本屋にでも寄ることにした。現金でもらえたのが何だか嬉しい。本屋で雑誌をめくる。美味しそうな料理が載っていたので、買っていくことにした。たまには手がこんだものでも作ろうかな。雨がひどくなっていた。多分ジーンズは帰るまでにビショ濡れになるだろう。クーラーの利き過ぎた電車に乗ったら冷えるんだろうな。サンダルもひどく濡れていた。あ~、帰ったらサッサとシャワー浴びちゃおう。そう思いながら傘を開こうとして、隣の気配に気付いて、見たらアオくんだった。「あっ!」「レンタルですか?」いつもの笑顔で話しかけてくる。最後の日にこんなところで会えるなんて…。「ううん、本屋に。雨ひどくなっちゃったね。」傘をさして駅に行こうとするとアオくんの声が後ろからした。「あの、僕、車なんです。」「あ、そうなんだ?」なんだ、駅までいっしょかと思ったのに。でも、まあいいか。最後に気まずくなくお別れできた気がする。「それじゃあね。」笑顔で手を振る。「良かったら乗っていきませんか?」え?意外な言葉だったのでビックリした。私のこと嫌がってたんじゃないのかな?違うの?「いいの?」「あ、でも、初心者ですけど。」ちょっと照れたようにアオくんが言う。嬉しかった。最後の日にこんなことがあるなんて。自然に笑顔になってしまう。「怖いなぁ。でも、ありがたいから、お言葉に甘えちゃうね。」アオくんは車のエンジンをかけて、クーラーを入れた。乗ったことに緊張しながら、シートベルトをしようとしたら、引っかかって動かない。「アオくん、シートベルトが変なんだけど、引っ張っても伸びない。」「え?!」私は何とか一度戻してみたり引いてみたりするけど、シートベルトはロックがかかったかのように動かなくなっていた。「ちょっといいですか?」アオくんが慌てて私の上から手を伸ばして、シートベルトを引こうとする。アオくんのシャツから汗の匂いがした。男の匂い。アオくんの左手が私の左肩のシートの上を持っていて、右手がシートベルトを引っ張っていた。目の前にアオくんの肩があった。参ったな。変に意識しちゃいそう。アオくんが懸命にシートベルトをひっぱってもどうにもならないらしい。クーラーがついてるにも関わらず、汗をかいているアオくんの熱気でガラスが曇ってきていた。何だか申し訳ない。「私、降りようか?」「いや、ちょっと待って下さ、うわっ!」アオくんが態勢を立て直そうとして手が滑った。私に抱きつきそうになったのを、かろうじて持ちこたえた。でも、顔が近すぎる。「す、すいません!」アオくんが目を逸らして慌てて言った。「ううん、慌てなくて大丈夫だから。」緊張しないように、笑顔を作ったけど、心臓が音をたてているのがわかった。アオくんが顔を上げて私を見る。私もその顔を見る。何?どうしたの?どうしてそんな目で見るの?アオくんの顔が近づいてきて、私の唇に触れた。
2007年11月11日
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ドモです!こちらは冷たい雨が降ったり止んだりしてます。早速インフルエンザの予防接種の予約をしたら、人気の病院は混み混みだったので、いつもの、1ヶ月以内ならいつ行ってもいい病院に予約取りました!値段は人気のとこ(めちゃ安い!)より少し高いですが、調子の良い時に行けばいいってとこが良心的でイイです♪でも、去年は先生の調子が悪かったので、受けられる日が少なかった…。今年はどうなることやら~!さて、今日のオススメ映画は「パフューム-ある人殺しの話-」です!これはすっごく気になっていたけど、オスギがCMで勧めているので迷った!でも、私は「フランケンシュタイン」を観て以来、オスギの感動には騙されないゾ!って、思ってたからどうしよう~と思ってたんですが、やっぱり内容聞いてて、気になったし、観たかったんですよね。そしたらブログ友のベティさんが面白かったと!観るしかないだろーっ!!!もう、気になっていただけに、TUTAYA半額が嬉しかったです!内容は、天才調香師が究極の香水を作るために、どっひゃあ~!!!!な話いやあ~、確かにちょいグロいかな?でも、観れる!観れた!ってか、気になる!どうなるか気になる!どんどん惹き込まれちゃう!(私までオスギか?)ダスティン・ホフマン出てたけど、話題にならなかったのがわかる位、話に惹きつけられました!!!すげー!すげーよ、この鼻!この嗅覚!!!もう、世界のどこにいてもバレてしまいそうです!うっすらと、バラの香りとかがしてきそうな勢いです!それだけじゃないよ~!この調香師が作った香り、どんな香りなのか嗅ぎたくてたまらなくなった!!!主人公の演技力もスゴイ!マジで凡人離れしてるように見えたよ~!!!これ何?ジャンルは、ミステリー?強烈なインパクトがあった映画でした~。最後まで目が離せなかった!集団が死刑を求める時ってこんなに醜いのね。集団ヒステリーってこんな感じ?つまんないトコにも、ちょっと目が行きました~!ブログやってると、忘れてたり、気になっていた映画を思い出させてくれるので、嬉しいですね!ベティさん、面白かったよ!!!ありがとう~♪ 夕食はオムライス~ チーズケーキも食べちゃった♪ウマウマ~♪♪♪はっ!ダイエットは…(する気あるのか?!)-------------「ある女の話:ユナ」職場にもかなり慣れてきて、お茶の時間も和やかなムードになり、みんな軽口をたたくようになった。「フジサワさんは乳癌検診受けたことある~?」さっきから何か考え込んでいた二児のママさんが、私に話をふってくる。「う~ん、まだですね。」「私今度受けるんだけどさ、何となく固いのがココにあるのが気になるんだよね。」「それって心配ですよね。早く受けた方がいいですよね。」「子供の頃からあるんだけどさ、実はそんなの受けるの初めて~。大丈夫だよね?」私たちの会話に、もうおじいちゃんと呼んでもいい位の白髪頭のゲンさんが言う。「ダンナさんにね、もんでもらえばいいんだよ。そしたらわかるから、しこりとか。」「もう~ゲンさんは!セクハラですか!」エロ予備校長を思い出してしまい、そっちの方面に行かないように、ムキになって私が言う。「いやいや、真面目に言っているんだよ。」ココ、ココ、ココがマズイんだってね。ゲンさんは本気で手を振って、身振りを加えて答える。「そんなに簡単にわかるものなんですか?その辺なら大丈夫かな…」平然とママさんも答える。「でも、早く受けるといいよ~。」「私もカミサンが心配だからってね、いつもチェックするように言われるんだよ。」「素人でもわかるようだとちょっとマズいよね~。」みんなが話しに加わると、何だか老人の病院待合室のようだ。ここでは男女が無いらしい。私もその一員なんだな…。そんなことを思う。そんな歳なんだ、もう。でも、いやらしさが無くていいか。私も変に構えるのをやめよ~と思った時、「あ~、もーダメだ!やめて下さい~!」青山くん、通称アオくんが真っ赤になって言い出した。この頃には陰でアオイロ王子とかって呼ばれていた。みんなが一瞬キョトンとして、それから爆笑し始めた。「ああ、ゴメンゴメン。たいした話じゃないと思って~。」「ダメだよ、アオくんには刺激が強すぎるよ。」「オジチャンもオバチャンも無神経だったね~。」それぞれが、アオくんにゴメンネ~と言って、さあさ、仕事仕事。と、持ち場に戻っていく。アオくんは恥ずかしそうだった。かわいいなぁ~と思った。あ、もうこんなこと思うなんて、私もオバサンなんだな~って思った。今日も荷物が重いな~って思いながら、私が運搬車にダンボールを乗せようとすると、アオくんが声をかけてきた。「フジサワさん、持ちますよ~。」「ありがとう~!」助かったと思った。同時にラッキーって思った。アオくんと話ができるなんて嬉しい!自然と声がハズんで高くなってしまう。「今日はアオくんといっしょか~。良かった。」「え?何で僕だといいんですか?」「安心するのよね~。和むと言うか…。実は私のタイプなの。あ~、もっと私が若ければなぁ。」あはは、ちょっと言い過ぎかな?かなり年下だからってナメてる?デビルモリタが拍手してくれそうだ。「アオくんはいつまでなの?この仕事。」「僕は20日までですね。」「そうなんだ?私も同じよ。」荷物を降ろしながら、話ができるのが嬉しい。今日はいい日かも。「ねえ、アオくんって、芸能人に似てるって言われない?」俳優君の名前を私が言った。「う~ん、知らないですね。僕あんまりドラマとかって見ないんですよ。」私達オバちゃんに人気の笑顔で答える。アオくんは普段何してるんだろ?何か聞いてみようかな~と考えてると、アオくんから話をふってきた。「フジサワさんは結婚してるんですよね?」そっちの話になるか。私のテンションが落ちる。どの人も私が結婚して6年にもなるのに、どうして子供がいないかとか、いろいろ聞いてくるから、アオくんまで聞くんだ…ってちょっと思った。「うん、そうなの。6年になるかな。」「きっかけは何ですか?」あ、コレもお決まりの質問。「ええとね~、同級生だったの。同窓会がきっかけで付き合うようになって、結婚したら、子供すぐにできるかな~っと思ったんだけど、できなかったんだよね~。」私は咄嗟にデビルモリタとダンナさんとの馴れ初めを話す。もう会社が同じだったとか言って、どこの会社か聞かれるのはウンザリ。子供の話もとっととしておく。最近の私は、自分の話をするにはこう言うことに決めている。以前は、会社の製品安く買えるの?タダでもらえる?とかって、ずうずうしいことまで言われた。親しくもないのに、断るのがめんどい。アオくんがそんなこと言うことも無さそうだけど、これが誰に聞かれても、一番適当な返事でいい。「何か、ダンナ、子供欲しくないみたい。できたとしても、すぐに子供預けて働いて欲しいとか、母親に仕送りしたいとか、引き取りたいとかって話をするんだよね。」いつもの返答にやけっぱちになって、私はつい構えずに本音をしゃべってしまった。でも、そんな話をしてしまったせいか、アオくんがちょっと黙り込んでしまった。「あ…ごめんね。何か暗い~!ふふ!」いけない、いけない。この子はまだ前途ある若者なんだから。なんだって、つい感情をぶつけるようなこと言っちゃったんだろ…。つい落ち込みそうになる。「そんなことないですよ。その…。もしかしたら、自分の子供ならカワイイと思うかもしれないし、そしたらまた、考えとかも変わってくるかもしれないし…。」本気で心配してるらしい。私は嘘をついたことで胸が痛んだ。こんな慰め方まで、あの俳優君と似てるじゃない?「やだなぁ、アオくんのが大人みたい!アオくんは子供好きなの?」「カワイイと思いますけどね…。」「じゃあ、早く結婚したいんじゃないの?彼女いるの?」「いや…それがいないんですよ~。でも、結婚は、そんなにしたくないんです。」ドキンとした。この子は結婚の嫌な部分を知ってるのかな?「え?なんで?」「何か…気を使いそうで。女の子と毎日いっしょに暮らすのとかって…。」へぇ~、そういうことか。私はつい笑ってしまった。きっと、この子はいろんなことに気を使ってるんだ。「そうなんだ?好きな人なら楽しいと思うけどね!」前途ある若者に暗い話をしてもいけないな。何か前向きに、彼女が欲しくなるような話は無いかと思っていると、アオくんは、サークルの新人歓迎会の話をしだした。アオくんが女の子に声をかけたけど、白けたムードにしかならなくて、一体どうしたら…?男ばかりでため息をつきました。…って話だった。おっかしい!私は悪いけどゲラゲラ笑った。そう言えば、私も合コンの時は、どうしていいかわからなかったっけ。男の人たちが、盛り上げようとガンバってたよなぁ。あの時奔放に生きていれば、今はもっと違ったかもしれない…。頭の片隅にヨシカワと過ごした時間が浮かんだ。「ねえ、アオくんとどっか行ったら楽しそうだね~。」半分冗談で、半分本気な言葉を口にした。「このバイト終わったら、どこか行ってみない?」
2007年11月10日
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ドモです~!先週は、いろんな邦画が封切りになったらしいですね~。でも、私は一人では映画観に行かないんですよ~。終わってから、いろんなこと話したくなっちゃうから~。あとですね、今は入れ替え制指定があったりするからイイと思うんですよ、と言うのも昔、映画館で痴漢されたことあるんですよ!アレは迂闊でした~!気のせいだと思ったんだけどね、移動する先についてくる。膝にワザと上着をかけてきてね。膝を触るんだよ~!!!まあ、もうオバチャンなんで、そんな心配は杞憂ですが、若い女の子は気をつけてね!こー言う人がいるから、疑われる男性がいたり、それを利用する女性が出たりするのよね。痴漢は社会の迷惑です!話逸れてすみません!まあ、あの時のトラウマもありまして、行く気がなかなか…です。あと、淋しい映画とか観た時、家ならいいんですけど、一人だと引きずっちゃうんですよ~。と、前置きがいつも長くてすみません!今回の「犯人に告ぐ」は、wowowで先行作品を観ました~♪内容は、連続児童誘拐殺人犯にテレビを使って刑事が呼びかけ、捜査する話~って、省略しすぎかな?すっごく嫌だったのは、この児童が、コリラックと同じ歳の男の子ばかりってこと。もう見ていて、本当に自分がこの親だったら?って思うと、早く犯人を捕まえてくれ~!!!って感じ。またもや、警察まで会社かよ~って内部事情。刑事の心の葛藤。ムカつく上司。伏線も効いてる。でもさ、豊川さんが無防備過ぎるんですけど~!顔一つで演技してます!え?!まだ何かあるの?!ってな感じで、最後まで飽きさせませんでした~!コレ、今朝舞台挨拶を和やかにやってましたよね~。やっぱり、観に行ったら、こういう感じでやって欲しいもんです。そう言えば、他の映画では、堀北ちゃんに暴漢が襲いかかって、堤さんが助けて、ドラマ「SP」も宜しく!って番宣までしたそうな~!見なきゃな~!話題作るなら、こういった感じがいいね♪------------「ある女の話:ユナ」店に着いた時の私は浮き足立っていた。だけど、ガラス戸越しには、カウンターで女性と楽しそうにしゃべっているヨシカワが見えた。一瞬、中に入るのを躊躇する。ガラス戸を通して、こっちを見たヨシカワと目が合ってしまった。入らないのも変かと思って、中に入る。「いらっしゃい!久しぶりだね~。そっちどうぞ。」ヨシカワが笑顔で声をかけてきた。いつものカウンターは空いてないので、私は2人掛けの席に座る。ヨシカワが水を持って来る。「あれ?今日はもう飲んでる?何にしようか?ノンアルコール?」「スクリュードライバー。」私はまだアルコールを飲むことにした。どうせ今日は飲み会って言ってある。りょーかい!と言って、ヨシカワはカウンターに戻る。カクテルを作りながらカウンターの女性と話して笑う。「シュウちゃんってば、バカね~!」女の声が聞こえる。大人っぽい、キレイな人だと思った。私も大人なんだけど、ただ歳が大人になっただけ。彼女は「女」って感じがした。私より年上かな。もしかしたら同じ歳だったりして。でも、ヨシカワに似合うと思った。ヨシカワがカクテルを持って来る。「飲み過ぎないように、水置いておくね。」そう言って、頼んで無いのに枝豆をつけた。「合コン言ってきた。」小声でつぶやいた。「え?」ヨシカワが一瞬止まって、私の顔を見る。「ごめん、聞こえなかった。」「ううん、何でもないです。」私は笑顔を作る。ヨシカワは迷った感じの動作をみせたけど、またカウンターに戻って行った。私って子供っぽい…。見た目がどうこうじゃなくて、中身が。もう27にもなるくせに、あんなこと言って、気を引こうとする自分がバカみたいに思えた。考えてみたら、ヨシカワはモテないわけじゃないだろう。声をかけてきたのは、本当に一人でご飯を食べたくなかったからだったんだ、と思った。「じゃ、行くわ。ガンバらないと。またね。」女は会計をして去って行く。私はチビチビ枝豆をつまみ、カクテルを飲んだ。「おかわりいる?こっち、来る?」ヨシカワが席に来る。私の周りはカップルばかりだった。大テーブルには若者グループが騒いでる。じゃあ…って席を移ると、すぐにカップルが入ってきて、私の席が埋まる。そっか、週末の夜ってこうなんだ。いつも人が来ると帰るから知らなかった。「コンパ行ったんだ?」ヨシカワがいきなり言う。「何だ。聞こえてたんじゃない。」つい思ったことが口から出た。「いや、行かないって言ってたから、意外だと思って。違うこと言ったのかと思った。」「今の人キレイな人ですね。私より年上…ですか?」私は話を逸らした。でも、まだ気になってたからかも。「ああ、うん。俺より少し上かな?いつまでも歳取らない感じで凄いよ。俺もああなりたい感じ。」そう言って笑う。サトシだったら、オバサンが頑張ってるって言うんだろうな。自分より少し上の女性でもそう言ってたから。それとも私にヤキモチを焼かせないように言ったのか。歳をとってからオシャレしたらガンバってることになるのかな?って、ガッカリした覚えがある。「できれば、Tシャツにジーンズの似合うジジイになってみたいもんだよ。」楽しそうにそう言って、ツマミを作ってオーダーされたテーブルに持って行った。この人にとっては、女も一人の人間なのかも。そんなことをちょっと思った。「どうだった?面白かった?」戻ってくると聞いてきた。「うん、まあ、面白かったですよ。みんな大騒ぎしちゃって。電話番号も教えてもらっちゃった!」咄嗟に口から出る。でもそうじゃなくて、本当は、そうじゃなくて…。「そっか~。なら良かったね。楽しめたんだ?」無難な返事が返ってくる。もしかしたら、この人にとっては、私は妹みたいなものなんじゃないかと思った。考えてみたら、女性扱いされたことは無い。そう思ったら、もう私だって妹役に徹した方がいいんじゃないかと思った。そうだよ、私結婚してるんだし。嘘ついたり、気を引く必要なんか無いじゃない?もう、カッコ悪いことするのはやめた。変に意地を張りたくない。「いや、ホントは…実は、そうでもなくて。後ろめたかった。何て言うか、男の人たちに。電話番号も教えてもらったけど、こういうの悪いって思いました。ダメだね~、私。アクマちゃんは楽しそうでしたよ。付き合っちゃおうかな~って言ってました。そんなに楽しめて、正直羨ましかった。」ヨシカワが爆笑する。そして優しそうにこっちを見て、言う。「向いてなかったんだ?そういう遊びに。」「そうなっちゃいますね。あ~、参ったな。」「それがわかっただけでも、行って良かったじゃない?いい経験したんだよ。」なんだかなぁ…ホントに優しいことを言う。こんな兄がいればいいな…って思った。「ヨシカワさん、お兄ちゃんみたい。あ、私、兄はいないんですけど。弟は、いるんだけどね。」ははは。ってヨシカワが笑う。「俺は妹はいないけどね。姉と弟がいるよ。」あ、やっぱり私って、この人にとって妹なのかも。そう思った。でも、それでいいと思った。私は妹。この人は心の兄。それでいい。それでいいんだ。そう思った。そう思っていた。あの日までは…。
2007年11月05日
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昨夜、久々に買ってもいいかな~って思えた映画に出遭えちゃいました~♪「ホリデイ」って映画で、キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラックが出てます!内容は、ロンドンで失恋したケイトと、ロサンゼルスで失恋したキャメロンが、お互いの家を二週間交換する話~!私は人が人を好きになっていく過程を描いた恋愛もの、大好きなんですよ~♪いや~、それにしてもジュード・ロウがカッコ良かった…。いいです!いいです!一日だけの関係でも~!!!いや、もう、気に入ってくれたなら、ずっと私頑張ります~!!!って、独身なら思っちゃいそうですよ~♪ジャックさんって、太めなんだけど、本当に面白くて魅力的なんですよね~。いっしょにいると恥ずかしくなっちゃうようなことしでかしてくれそうだけど、付き合ったら楽しそう♪ハマっちゃいそうな面白さと、意外性のあるカッコ良さを持ってる感じ!自分だけにしかわからない良さって言うのかな~。私はケイトとキャメロンならキャメロン寄りで見てました~。ああ、こういうこと私も言いそう…とかって思いながら。悲観主義なんだろうか…(-_-;)ケイトの変化に気分がスカッとしました~♪それぞれのキャラの持ち味が上手く生かされた恋愛になってたと思います~。おじいちゃんとの話がまた良かった!ベタかもしれないけど、これまた観たら幸せ気分になっちゃいました~♪良かったら観てみて下さい! この映画、クリスマスの話なんだよね~。 そうそう、ハロウィン特集ってコンビニでみかけたこの菓子! 確かに辛いけど、何とか大丈夫だった!食べれた~!!! 後味ひくね~。コリラックも一個食べた! 校外学習も何とか金曜に行けたよ!弁当解放!バンザイ!-----------「ある女の話:ユナ」その後ヨシカワの店に行かなかった。風邪をひいてしまったから。それだけじゃないのかもしれない。これ以上関わっていいのか迷ったから。ふらふらしてどうしようも無いので休んだ。予備校はクビになるかもなぁ…。サトシが会社に行ってしまうと、部屋が静かで妙に空気が重い。眠ると熱が下がったのか、かなり楽になった。昼ご飯を食べてテレビを見る。いつの間にかまた眠る。夜もサトシは残業って言ってたから、ついでにご飯も食べてくるように言っておいた。これで自分の分だけ作ればいいから楽。昼に作ったオジヤをまた食べて、何となく眠れなくなって、ヨシカワにもらったビデオを観た。恋人と幸せに過ごす主人公が、いきなりの頭痛で倒れ、目覚めたら浦島太郎みたいに世界が変わっていて、恋人は他の男と結婚、その代わりに男は予知能力を持ってしまう、って話だった。面白かったけど、せつない話だった。こういう話が好きなのかな?って思った。まだ他にも二本あったけど、いつの間にか寝てしまっていた。クビになるかと思っていた仕事は、予備校長も風邪で休んでいたので大丈夫だった。「ねえ、フジサワさん、飲み会の話なんだけど~。どうかしら?」ヤマダさんは、合コンじゃなくて、飲み会って言葉を使った。「あ、でも、ほら、ねえ…。私、結婚してるし…。」「ふふ。まあ、フツーそうだよね。そんなこと言ったらモリタさんもなんですけどね。ほら、モリタさんは、アレだから~。」ヤマダさんはモリタさんと仲がいいから、もちろん事情は知ってるのだろう。「やっぱり、ダメですか?隠して行くの。今回だけ、私を助けると思って。ね?カワイイ子連れて来てって言われてるんですよ~。」「いや、そんな、カワイイだなんて、もう歳だし…。」ああ、こんな時に、何か気の利いた冗談でも言える仲ならいいのに…。そんなことを思う。昔は当然でしょ~!でも行かない。とかって気軽に言えたのに。いつの間にか自分を出せなくなっている。そして、ノリに押される。気付くと今回だけってことで、行くことになっていた。あ~あ、サトシに何て言ったらいいんだか。嘘をつくのは後ろめたい。でもこの前、サトシのスーツやワイシャツを片付けていた時に、スーツのポケットから名刺が出てきた。 また来てね♪どう見ても、オネーチャンのいるお店だった。付き合いで行ったんだろうなぁ…。でも、それがあったから私も行ってもいいかも、って気持ちにもなった。どんな世界か見てみたいって興味もある。週末はどうせサトシも飲み会だ。来たことに後悔した。男の人たちは出会う気満々だったから。騙してるって感じがして、本当に悪いことをしたと思った。だって、私この人たちと、付き合う気ないし…。とっても親切に飲物注いでくれたり、面白いこと話そうとしてくれたり、盛り上げるために飲んでくれたりしてる。自分のことを聞かれても、迂闊に話せないのがつらかった。それで、大人しい人なんだね、ってまた気に入られて…。電話番号を渡された。でも、目の前にいる男の人たちと話していると思ってしまう。ヨシカワだったら、この話にはどう返事をするんだろう?気付いてしまう。私が話したいのはヨシカワなんだって。ヨシカワとしゃべりたいんだって。バカだな。私は。「あれ?二次会は行かないんですか~?カラオケ苦手?」私は丁寧に男性に断る。帰ろうとした私に、モリタさんが近寄ってくる。「うふふ。私あの人と付き合っちゃうかもぉ~。また後で報告しますねぇ~。フジサワさんは、やっぱり一途なんですねぇ~。羨ましいですぅ~。今日は付き合ってもらっちゃって、ありがとうございましたぁ~。ダンナさんにごめんなさい!ヨロシクですぅ~。」私の手を繋いで、小声で酔った感じで囁いてきた。去っていく彼女に、私は笑って手を振った。ホントに無邪気なんだな。夢中になりたい誰かが欲しいけど、今の状況も楽しんでいる。ダンナさんは気の毒だけど、そんなとこが魅力なんだろう。憎めなくて、面白い子だと思った。正直、彼女が羨ましくなった。私は、サトシに悪いから帰ろうと思ったワケじゃない。あの場所が居心地が悪かったから。それだけだ。モリタさんみたいに楽しめたら、どんなに楽だっただろう。そのまま帰るのをやめた。足はヨシカワの店に向かっていた。
2007年11月04日
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昨日の昼間wowowで「ナニーマクフィーの魔法のステッキ」を観ました~!これ、観る気なかったんですよ。でもね、テレビそのままつけてたら始まってて、子供7人が大騒ぎして、子守りの人をとんでもないイタズラで撃退(?)してるんですよ~!もうタイトルからして、ナニー(子供の教育係り?乳母?)が現れるだろうと…(笑)その子供のスゴイいたずらにコリラックが釘付け!そして、その子供たちをマクフィーばあやが杖をトンと床につけるだけで、とある魔法がぁ~!!!親も言う訳ですよ。「オマエ、これ見てみなよ。悪いことしてるとマクフィーばあやが現れるんだよ!」って感じで、最後まで釘付けです!良かったら親子そろって観てみて下さい!ついつい観てしまう映画でした!親子で楽しめます!大人も楽しめます!最後もステキでした~♪ちなみに夜は、「マイアミ・バイス」観ました。「何だよ、もっと銃撃戦がバンバンやるかと思ったよ~。」「ある意味男と女がバンバンやってるじゃん~。」お下劣!!!失礼しました…。 -------------「ある女の話:ユナ」「すみません、今月いっぱいで会社を辞めたいんですが…」実は、転勤で…と言う前に、課長はニコやかに言った。「あ、そうなんですか。はい、わかりましたよ。今までお疲れ様でした。来月ね。う~ん、手配しなきゃな。ま、今は忙しく無いし何とかなるでしょう。」私はその態度に拍子抜けする。「すみません、急で。転勤が決まったんで。」マヌケだな…と思いながら付け足す。「あ、そうなんだ?いや、もう結婚したからね。いつ辞めてもおかしくないって思ってたから。まあ、気にしないで。こっちは大丈夫だから。いい家庭作って下さい。あと一ヶ月ヨロシク!」そう言って、課長は会議室を後にした。課内会議の終わりに引き止めての、簡単なやりとりだった。もう少しガッカリしてくれたり…ってことは無いんだな。私は自分の存在の必要無さを思い知った気分だった。私の代わりはいくらでもいる。早速仕事引き継ぎの手配がされた。私がいなくなっても大丈夫なのかな?って位、私の仕事の後を継いでくれることになった先輩は、メモも取らずに、適当に話を聞いていた。ま、いいか。この人仕事できるんだろうし、私どうせ辞めちゃうんだし。送別会がされて、「淋しくなりますよ~。」って、後輩の女の子が言ってくれた。「遊びに行ってもいいですか?」「遠いよ~。ホントに来る気があったら連絡してね~。」私は社交辞令と思って軽く流す。「オレ、ファンだったのになぁ~。」ウケ狙いなのか男性社員が言って、他の男性社員に頭を叩かれている。いきなり先輩の男性社員が酔っ払ったのをいいことに抱きついてきた。「うお~!!!」絶叫し、みんながゲラゲラ笑う。突然のことだったのでコーチョクしてしまった…。最後って面白い。いろいろあったけど、楽しい職場だったな…と振り返る。帰るとサトシが珍しく先に帰ってて、お帰りって迎えてくれた。何だか涙が出てきて、それをサトシがぬぐって抱き締めてくれた。送別にもらった花を花瓶に刺して、辞めてからの手続きを済ませる。引越し荷物をまとめる。気付くと花は枯れて、引越しの日。引越後は荷物を片付けたり、役所へ行ったりで、なかなか慌しかったけど、今こうして全てが片付いて、一人で部屋にいると、何だか落ち着かなくて困る。サトシが家を出ると、部屋が広く感じる。シンとした部屋に一人でぼんやりとテレビを見ていると、こんなことしてていいのかな…って気持ちになった。のんびりした空気に溶け込めない。サトシは早速会社に馴染むために、歓迎会やら、残業やらを引き受けて、やっぱり帰りが遅くなることが多かった。酒に強いワケでも無いのに、飲んでくるからか、会社には馴染んできたらしい。私は一人、テレビとお友達になる。もう朝の情報番組も、昼メロも、午後の再放送も、何がいつやるのか知っている。パソコンもゲームもお友達。暇だな~。一日が長いので、困ってしまう。即次の仕事をみつけようと、一応派遣会社に登録したけど、時間的にも、時給的にも、通勤先も、良いと思えるものがなかった。せっかくだから、失業給付金をもらってから働くことに決めた。何となく、今の自分の状況に焦る。正直、今は、あまり楽しみも無い。休日は誰も来ることも無いし、ひたすら疲れてバテてるサトシは家で転がってゲームしてた。時々会社の人に、バーベキュー的なものに呼ばれるけど、みんな子供のいる家族ばかりで、年上ばかりなせいか、疲れる。子供はまだなのか聞かれる。早く作った方がいいわよ~。育児は体力いるわよ~。お洒落して行くと何だか浮く。もう、お洒落する必要は無いんだよって、告げられてる気がした。奥様の会話にはついていけず、小さな子の子守をするフリで自分の居場所を確保。終わると、男達は飲みへ。奥様方は子供と共に家に帰って行く。私は、何となく遠慮して、一人で家に帰ってサトシを待つ。録画した私の好きな俳優が、私を待っていてくれる。「あんなヤツやめろよ。オレにしろよ。」きゃ~!またそんなこと言ってる~!うんうん。私ならキミにする、する~!一人で言って、一人で笑う。そして、友達にドラマを観終わるとメールする。 カッコ良かったよね~!返事が来る。 ふふ。ユナってばあの子好きだよね~! いつか主演になるかね?そんなやりとりをちょっとしてると、友達が側にいるように感じた。この歳になると、近所で友達って無いんだろうな…。せめてもの救いは社宅じゃないことだった。それから、そういった会社の集まりは滅多に無いこと。淋しくなって、何となく、友達へのメールや、手紙を書くことが増えた。メールがこんなにありがたいと思ったことはない。お母さんには、つい電話をしちゃうので、通信費がかさむ。今はとりあえず、次の仕事に就くまでの間お金をもらうために、職業安定所に指定された日にちに行くことになっていた。それ以外、私に用事なんて無い。せっかく賑やかな街まで行くのだからと、私は久しぶりにお洒落をして出かけた。電車も何だか久しぶり。職業安定所、ハローワークは、いろんな歳の人が集まっていた。話を聞いて、手続きを済ませて、どんな仕事を募集してるかを見て、私は街をブラついて帰ることにした。新しい洋服でも買っちゃおうかな。でも、すぐに止めることにした。買ってもどこに着ていくんだろ?そう思ったから。これからは、特にどこかにお洒落して行く場所も無いだろうし、家で過ごすことが多いから、部屋着くらいしか必要無さそうだな…。早く仕事みつけた方がいいかも。でも、また転勤があるだろうから、パートとかのがいいのかな。フルで働けるとこあるのかな…。働いてないから、何だかサトシのお金だと悪い気がして、今は給付金が私のささやかな楽しみ。一度目が出た時は嬉しくなった。働かないのにお金がもらえるなんて、給付金バンザイ!それでもまたハローワークに行くために街に出ると、何かが欲しくなった。本屋に入る。ファッション誌を立ち読みする。あ、もう私には関係無いか…。雑誌を置いて、話題になってる小説を買った。電車で読んでみよう。駅へ向かうとピコピコとうるさい音が聞こえた。パチンコ屋から人が出てきたところだった。ちょっと入ってみようかな。ふとそう思った。
2007年10月28日
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昨夜は「イルマーレ」って映画を観ました~!ホントは「ウルトラ・バイオレット」って言う映画を先に観たんですが、あまりにも戦いシーンが多くて、ミラ・ジョボビッチがクルクルクルクル周りながら、相手を倒して行くのを見てるうちに、私の頭もクルクル回り、そのうちウトウトと寝てました…。で、そのせいか目が冴えちゃって、イルマーレはバッチリ観れたよ!あのね、あのね!この話って、韓国映画が元らしいんだけど、リメイクしたくなる気持ちもわかるな~。よくできてました!とっても面白かったです!ブログやってて、コメントもらってたりする人なら、結構、いや、かなり入りやすい話だと思った~!恋愛の話なんだけど、あるポストを通じて、二年の時を離れた男女が文通をするの。顔も見れない相手と知り合っていって、顔を知ってる人より、自分のこと、内面等を知ってたりする。それって、ブログのやり取りと似てない~?コメントをお互いし合っていって、相手のブログ読んで、どんな人か知ってく感じ。私は、仲良くなってきたな~なんて思った人は、ちょっと過去にさかのぼった日記を読むことなんかもあるんですよ。なので、知り合ってなかった頃の相手を知ることもできちゃうのって、この映画の中でも時差があるから、すっごくわかるような気がしました。あ、でもさ、恋愛ってなると、私は会ったことがある人じゃないと、どうなのかな~?って思う。私声フェチなので~。もちろん、こういう恋愛もあると思うけど、友達が、小学校で引越した文通相手の男の子と会う時に、いっしょについてきて~って。会ったら、「文の感じとか、最近の写真と違ってた~(成長してた?)!」って、ダメでした。まあ、現実は現実なのか?!とりあえず、映画!!!この二人どうなっちゃうの?最後の最後まで、目が離せなかった~!!!良かったら、見てみて~。「スピード」のキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの映画です♪ 今日も冷たい雨だなぁ~。コリラックが風邪っぽいから映画日和? 校外学習が雨で延期~。またまたお弁当~(T_T) 夜はスペアリブ~♪----------「ある女の話:ユナ」今夜も楽しみにしていたテレビ番組があるので、私は自分の分の夕飯を適当に済ませていた。私の好きな俳優くんが出るのだ。冷蔵庫を覗く。明日は買い物しなくちゃな~。何も無いや。今夜は飲み会ってあらかじめ聞いてあったから、サトシの分は作らない。何て楽なんだろう。お風呂から出るといきなり電話が鳴った。「あ、ユナ?実はさ、後輩がうちに来たいって言うんだよ。連れて帰るけどいい?」「えー!嘘でしょ?!何も無いよ!」「あ、電車来ちゃった!ごめん!じゃあ、あと30分で着くから。」電話は即切れた。人を連れて来るのはいいの。構わない。でもさ、もっと早く言ってよ~!とりあえず、私は服を慌てて着替えて、髪を乾かした。メイクしてない…。何か食べる物あったっけ?泊まるってこと?布団無いけど…。まあ何とかなるか。せめて化粧を軽くしておく。ピンポーン。「お帰りなさい~!どうぞ~!」「いやぁ、すみませんね。」ビックリ!後輩だけじゃなくて、先輩もいるじゃん!何も無いのに…勘弁してよ…って私は思った。でも、これお土産です~って、自分達でつまみとお酒も持ってきてる。一応気は遣ってくれてるんだ。お客さんに罪は無い。もう仕方無いよね。それに何だか二人でいつもいるから新鮮で楽しい。私は、飲めるように準備する。あ~、見たかった番組録画しておくの忘れちゃった!悔しい!でも、しばらく飲みに行ってないし、うちが居酒屋になってもいいか。彼らは週末ってこともあって、夜中まで飲んでいた。結局、独身の二人は泊まっていくことになった。しかも雑魚寝。いいんだろうか?「いーんですよ~。勝手に来ちゃったんだし。」「悪いね~。」申し訳ないけど、仕方が無い。私は風邪をひかないようにエアコンをかけっぱなしにして、とりあえずあった夏用の布団やら、余分な毛布やひざ掛けがあったので渡した。今度来客用買わないとダメかなぁ…。そんなことを思った。ずっと嬉しそうに飲んでいたサトシが、寝る前に言った。「ごめんな、急に連れてきちゃって。」「ううん、いいよ~別に。楽しかったし。」「ありがとう。ユナ、大好き。」軽くキスしてくる。それだけで、まあいいかな~って思えるから不思議だ。あ、でも今度は早く言っておいて欲しい。それだけは釘を差す。男の人のノリに混ぜてもらえたし、楽しかったし、感謝されるし、たいしたことしてないのに、こんなんでもいいんだ?って思った。一人で食べてるより、よっぽど楽しい。私はホントに淋しかったんだ。ちょうどうちもマンネリ化してきたので、ぜひまた来て下さい。本気でそう思った。彼らが帰っちゃうとつまんないな~って思った。そんな感じだったから、うちは誰でもウェルカム状態だった。実家から布団をもらってきた。これでいつ誰か来てもオッケー。そんなことしてたら、誰も来ない二人だけの方が何だかつまんなく感じてきた。週末二人で出かけるけど、新鮮味に欠けるし、お財布もいっしょだから、何となく無駄遣いしてるみたいに感じた。だから家で遊べるようにテレビゲームを買った。そのうちサトシの友達の誰かしら来て、うちでゲームしてったり、飲んで行ったりすることが増えた。そしてサトシは、だんだんこっちから誘わないと私を抱かないようになった。私も弟と暮らしてるような気分になってきた。ときどき弟の友達が遊びに来る。うん。そんな感じ~。だから私の態度もだんだんフテブテしくなってくる。「今日は見たいテレビがあるから、あっち行っちゃうね~。」とか、「眠いから先に寝ます~。」とかって、もう帰ってきたら即メイクも落とす。それを聞いた会社の人たちは、半ば呆れてるみたいだった。何だか、終わってるよ。おもてなししないの~?とかって。そんなこと言われると罪悪感がうずく。悪い嫁。悪い嫁。でも、もういいの。楽しければ、世間の理想の家庭なんてどうでもいい。来るメンツも決まってきていて、勝手にやってる。楽しそう。賑やかでいいじゃん。それでもツマミだけは作ったりした。時々、サトシの友達が台所に手伝いに来るとドキっとする。「ここ寒く無い?大丈夫?」とかって。「うん。慣れてるから平気だよ~。飲んでて。」「いつもありがとうね、ユナちゃん。」そう言って、氷やお酒を持って去って行く。そんな言葉に、優しいな~。嬉しいって思う。そういう日があると何だか怖い。自分の心が揺れちゃったような気がして。そんなこと思う自分が、すごくサトシに悪いことをしたような気がして。あの人は、あんまり連れてこないで欲しいと思ってしまう。でも、連れて来るとちょっとソワソワしたりもする。これはある意味浮気なんだろうか?そういう気持ちって伝わるんだろうか?そんな日に限って、サトシが私を抱いてくる。今日も少し残業をして帰る。窓に明かりが灯っている。あ、嘘!今日は早いんだ?私は少しウキウキした気持ちで、足早に階段を登る。サトシがこたつに入ってゲームをしている。「ごめんね~、今日早かったんだね!今夕飯作るから。」「あ、うん、いいよ、いいよ。今日はさ、外に食べに行こう。」「何?何かあったの?」今日は何か記念日だったっけ?私は自分が何か忘れちゃったんじゃないかと思う。「実はさ、転勤が決まっちゃって、来月には引越さないといけなくなっちゃった。」「え…?」「ユナは仕事どうする?って、変か?結婚してるんだし、来るだろ?」全く知らない土地の名前をサトシが告げる。初めて実家から遠い街で住むことになるんだ。私の心は不安でいっぱいになった。
2007年10月27日
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今朝いきなり小学校からの幼馴染から、妹の結婚報告メールが来てました~。私は彼女の家に自転車を置かせてもらって、小学6年のほぼ一年を隣の市から小学校に通うことができたんですよ。うちは共稼ぎで、引越してからは、両親疲れて朝は起きてなかったんで、適当に夕飯の残りか何か食べて出てました。毎朝のんびりした彼女を待ちながら、玄関であったかい紅茶を御馳走してもらうのが密かな楽しみでした。4人姉弟だから賑やかでね。いい朝をいつも過ごさしてもらいました。何か昨日のことみたいなのに、気付くと私、小学生の子供がいるんですよね。変なもんです。なのでコリラックにも、ステキな思い出が沢山できるといいな~って思います。おばさんが予言してたよ。「アンタたちは幼馴染になるんだね~って。」当時は「友達」じゃないの?って思ってたけど、ホントだ。幼馴染になっちゃったんだね。メールが妙に嬉しかったです。映画「ハチミツとクローバー」の感想内容は、美大生の男女、誰かが誰かに片想いして…って感じの青春もの原作を途中だけ読んだことがあるので、キャラは似てる感じしました!アオイユウちゃんが演技力で、原作のキャラに似てた!話のコギャグもちゃんと利いてたし。雰囲気としては、もしかして映像の方が好きかもしれないです。でもね、淡々としてるから、またもや眠くなってしまいました。やっぱ(恋は)途中か~って感じで終わっちゃってたな。あ~、若いって、ほろにが。こういうの見てたら、絵を描くのが好きな私は、この世界を味わってみたかったな~と。ダメでも良かったのに、挑戦しなかったことが悔やまれてしまいました。何か作ることが好きなんで、授業が絵に関することや作成ばかりだったら、楽しかっただろうな~と。でもまあ、多分、本当に好きなことって、趣味だろうが何だろうが、続けちゃうんでしょうね。好きなことを仕事にすることって、作品に値段をつけることって、いろいろ矛盾した気持ちが起こりそうだよな…なんて思いました。---------「ある女の話:ユナ」私は、フジサワくんとイイダさんのことを今更蒸し返すのが嫌で、結局、フジサワくんに問い質すことができなかった。今更聞いても、多分嫌な気持ちになるだけだろう。結婚式場を見てまわったりしているうちに、もういいかって、忘れようって気持ちになった。サークルでも、あまり二人が話してる様子は無い。 そのうち男性側は、彼女を連れてくる人が出てくるようになったので、私達はその人たちと付き合うようになっていった。フジサワくんの合鍵を使って、部屋の中に入る。今日は残業になるって言ってたけど、明日はお休みだから、家で待ってて、と。私は、フジサワくんが帰ってきた時にすぐ食べられるように、シチューを作っておいた。今日は寝坊したみたいで、ベッドがグチャグチャになってる。ちょっとだけ整えた。あんまりイジるといけない気がして。そしたら、ベッドのマットから、何か紙が出ていた。ひっぱってみたら、雑誌だった。何かヤラシーっぽいやつ。私なんかよりすっごい胸が大きかったり、ウエストがくびれてて、足がキレイな女の子たちが、すっごいポーズとって、これでもか!ってくらいたくさん載ってた。こんなにカワイイ子たちが、どうしてこんなもんに載ってるんだろう?私は不思議になる。あ、でもだからお金になるのかな。でも何だか笑っちゃう!自分の部屋なのに、わざわざ隠してるなんて。あ、私が来るせいか?私は男の子のイタズラをみつけたような気分になって、微笑ましくなる。元通りにしようかな。出しておいちゃおうかな…。どんな反応するだろ?迷っていると電話が鳴った。留守電に切り替わる。フジサワくんかな?ぴーっ。「あの…。イイダです。ちょっと話したいことがあって…」私は咄嗟に受話器を取っていた。「あの。ごめんなさい、私、ヤマグチです。良かったら伝えますけど、どんな御用ですか?」心臓が鳴っていた。でも、もう取ってしまったから仕方ない。イイダさんが戸惑っているのが伝わってきた。でも、もうかけてきて欲しくない。特にこの人にだけは。「あ…ごめんね。うん、結婚するって聞いたから、お祝いを言いたくてかけたの。フジサワくんは残業なの?」「あ、はい。そうなんですよ~。今日は週末だから、待ってるんです。ありがとうございます。伝えますね。何時まで起きてますか?」私はワザと明るい声を出した。何でもないことのように。でも、私が出るってわかったら、多分もうかけてこないだろうと思った。私は嫌な女だ。「ううん、いいのよ。ヤマグチさんに伝えておいてもらえれば。ごめんね、こんな遅くに。」彼女はフジサワくんと同級生だから、年下の私に余裕をみせている感じがした。それでも、申し訳ない気持ちが伝わってきた。何だか悪いことをした気がしてきた。自分がすごく嫌な人間になったことに追い討ちがかかるような…。「いいえ、いいんです。あの…イイダさんは、彼氏と御結婚とかって話は…」私は気になって聞いた。そんな話があれば安心する。「ううん。私は結婚なんてまだまだ…。まだ、やりたいことが沢山あるのよ。最近、二輪に乗りたくて教習所に行き始めたし、かなり楽しくてね…」彼女は二輪の話や、他にも何か習ってる話を聞かせてくれた。そういえば、フジサワくんが同じようなことを言っていた。気になる。「イイダさんは…」もうブッっちゃけ言っちゃえ!「フジサワくんのこと好きなのかと思ってましたよ~。」「ええっ?私がぁ~?」イイダさんが笑い出した。「そんなことないよ。それにね、同級生って興味無いって言うか。子供っぽいって言うか。私ね、付き合ってるってワケじゃないけど、気になる人がいるんだよね、年上で…」それって、私が付き合ってる人は魅力無いってこと?何だかちょっとムカついた。「遊びに来たことあるって、フジサワくんのお母さんが言ってたんで…」つい言ってしまった。「ああ…、アレは…」ちょっとイイダさんが言葉に詰まった。でも、言う決心をしたかのように続ける。「流れでって言うか。お母様に勧められて泊まったっていうか…。だから心配しないで、ね。」私も立ち聞きで聞いた話だから、これ以上つっこむことができない。何、流れでって?お母様?やっぱりかなり親しかったんだ?「あ、ううん、大丈夫です。ごめんなさい、変なこと言っちゃって…。あの…、その人とうまくいくといいですね。」私は自分の声に寒気がした。私は何をしているの?私は何をやっているの?不信感でいっぱいなのに、大人な相手の対応に同じように返している。聴くべき相手はイイダさんじゃない。フジサワくんなのに。私は卑怯だ。「ありがとう。じゃあオヤスミなさい。フジサワくんにヨロシクね。今度良かったら、いっしょに食事でもどう?」食事?何で食事なんかしなきゃいけないの?でも、そうは言えなかった。自分が子供みたいな気がして…。それに社交辞令かもしれない。「はい。宜しくお願いします。」明るく振舞って、電話を切った。抑えた感情が心の中でグルグルと回っている。手が痙攣したみたいに震えてる。Hな雑誌の中の女の子たち。全部が憎らしくなった。彼が好きなのは、こういう女の子なんだ。イイダさんや、こういう女の子なんだきっと。雑誌を投げつけた。スタイルのいいイイダさん。悲しい。私じゃない。きっと。そう思ったら涙が出てきた。ポロポロと。悔しい。悲しい。私が一番好きなはず。だから結婚するはず。以前聞いたことがある。イイダさんはモテそうって言ったら、うん…まあね。って。あの中じゃ一番かな、って。なのに、その女は、私が結婚する相手をバカにしてた。そして、彼が好きなタイプはその女なんだ…。どうして私を選んだの?ますます涙が出てくる。だって、今の私には誰も言い寄ってくる人さえいないんだから。だからお手軽だったんだろうか…。涙をふこうと思ったら、いきなりフジサワくんが帰ってきた。「ただいま…どうしたの?」私の顔を見て驚いたように言う。すぐに雑誌に気付いたらしい。「あ、ゴメン!それはさ、別に、オレじゃなくてさ。先輩がくれたんだよ!後で返せって言われると困るから隠したって言うか…。」なんか勘違いして、懸命に言い訳してる。違う。違うの…。でも、心の中をうまく言えない。留守電聞いたら、私が電話取ったってわかっちゃうだろうけど。「胸、大きい子が好きなの?」フジサワくんが涙をぬぐってくれて、私が冗談みたいに言った。何とか冗談にしてしまいたい。ホントは、笑いながら、こんな会話するはずだったのに…「ううん、そんなことないよ。ユナくらいの大きさが好きだって!」何言ってんだろ。笑ってしまう。口から出たのはやけっぱちな言葉だった。「イイダさんから電話来たよ。結婚おめでとうだって。電話してあげれば?」「何か言われたの?」フジサワくんの顔が緊張した感じに見えた。「ううん、何も。いい人だったよ。今度食事いっしょにしようねって。イイダさんの彼と。」「ああ、そうなんだ。」笑顔を作ってたけど、ちょっと悲しそうに見えた。私の思い込み?「会えたから、もういいや。今日はもう帰るね。」私はバッグを持って玄関で急いで靴を履いた。「ちょっと、待てよ、ユナ!」フジサワくんが私の腕をつかんでくる。「帰っちゃうの?」「うん。帰るよ。」「イイダとは何にも無いよ。」呼び捨てだ。何言ってるんだか。聞きたくない。「実家に遊びに来たのに?!」フジサワくんが驚いた顔をしてた。何で知ってるの?って顔。腕を強く振り払って外に出る。ああ、とうとう言っちゃったんだ。もう、嫌われちゃったのかもしれない。振り返るけど、追いかけて来ない。当然なのかも。アレじゃあ、勝手に電話出て、部屋をあさったみたいだもんね。現実私はそんな子なんだ。そんな子だったんだ。あんな自分は見たくなかった。きっとひどい顔してるに違いない。最悪だ…。駅の方に向かって真っ暗な中を歩いてたら、涙がどんどん出てきた。悔しい。悲しい。早足だった足が遅くなる。このまま帰っていいのかな…。謝った方がいいのかも。でも、何に?やっぱりもう帰るしかない。バカだな、私。でももういい。フジサワくんなんか嫌い。嫌いになる。後ろの方から走ってくる足音が聞こえて振り向く。腕をいきなり掴んだのは、フジサワくんだった。「ゴメン。ホントにゴメン。でも、今はもうホントに何でもないから。オレのこと信じてくれる?結婚するのはユナだからだよ。」涙が出てきて止まらない。別れたいのに、別れたくない。フジサワくんが私を強く抱き締める。ウン。ウン。って頷く。それでも、この日、私の中で、何かが一つ無くなったような気がした。それが何なのかは、わからないけど。
2007年10月22日
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昨夜は、テレビで「容疑者 室井慎次」を観てから、「カオス」を観ました!「容疑者 室井慎次」の感想~室井さんが主人公に来ると、こんな重い話になっちゃうんだよな~。なんて、観るの二度目なんだけど、また思う。とにかく間が長い!話は面白いと思うし、つい観ちゃうんだけどね。犯罪の原因なんて、ああいう下らないことだったりするんだろうな。(哀川翔さん見ると、ついまた「ゼブラーマン」が観たくなります!)キーになった女の子、カワイイのに、しゃべると棒読み…。そこがまた不気味な感じもしたけど、一瞬おいおい…って思いました。室井さんの恋の話は、私が喫茶店で向かい合って聞いていても泣くかもしれないと思いました。そういう恋しちゃうと、次の恋って無いのかもしれないな。実際に有りそうで悲しかったです。田中レナちゃんがあまりにも白く、ギバちゃんがあまりにも黒くて、オセロみたいだな…。と思いました!映画「カオス」を観た感想~実は、全く期待してなかったけど、私の大好きなカッコいいハゲ(失礼)!ジェイスン・ステイサムが出てるから観てみるか~と。新米イケメンデカ(ライアン・フィリップ)もカッコ良かったけど、シブメンハゲやっぱりサイコーです♪何だよ!すっごい面白いじゃん!観て良かった!と思いました~!と、言うのも、私が予想した最後がキタんで!!!ああ、書くとネタバレになっちゃうんだよな~。どう書こう?内容は、銀行強盗が起こった。だが、それは、ただの銀行強盗ではなく、複雑な出来事が混ざり合っている銀行強盗だった。あ、感想書くの難しい~!最初はこないだ見た「インサイド・マン」と同じかと思ってたんですよ。で、な~んだぁ、パクリ?とかって思ってたんですが、とんでもない!途中、おお!こりゃあ、今までの映画には無い試みか?!って出来事がありまして、明日のブログにはそう書くだろうと思ってました。いやぁ、コレはスゴイ!やられた!でも、私は推理が当たったから、やった!!!これにつきます!良かったらぜひ観て下さい。2時間ほどです~♪-----------「ある女の話:ユナ」年末になり、私はフジサワくんの実家へ挨拶に行くことになった。話には聞いていたけど、フジサワくんちはお父さんと別居してるらしい。そして、なぜかわからないけど、フジサワくんのお母さんは私によそよそしい感じがした。どこの学校を出たのか、とか、親は何をしてるのか、とかって話をお母さんに聞かれた。テレビドラマみたいだな…って思った。妹がいたけど、友達と約束があるとかって出かけてしまった。弟も玄関で挨拶しただけですぐにいなくなった。気を遣って疲れる。このお母さんと上手く行くんだろうか?穏やかそうな感じで、ぼそりぼそりとしゃべる人だけど。フジサワくんの部屋に当然みたいに私の分まで布団が敷かれていた。まだ結婚してないのに、いいのかな…って思った。何となく、こういうのって恥ずかしいものなんだと思った。変な感じ。「あんな感じで良かったのかな?私何もしなかったけど…。」「いいんじゃん?別に気にしないで。」フジサワくんはマンガの雑誌をめくりながら、気の無いように言った。そんなものなんだろうか?化粧ポーチを洗面所に忘れたと思って、音を立てないように階下に取りに行くと、居間の方からフジサワくんの妹が帰ってきてるのか、お母さんとの話声が聞こえた。「…どう思う?」「何で?カワイイ感じで、イイんじゃないの?」「でもねぇ…。何か、何もできなそうで。大学の時に連れて来た、イイダさんって子いたでしょ?あの子の方が、お母さん何となく好きだわ。しっかりした子の方が、お兄ちゃんには合う気がするのよ。」「別に、お母さんが結婚するんじゃないんだからイイじゃない。」「そうなんだけどねぇ…。」これ以上聞いちゃいけない!私は足音を立てないように、静かに部屋に戻った。心臓がドキドキしている。そう言えば、夏の帰省で電話した時も、何となくお母さんが出た時は嫌な感じがしたっけ。さっき、言われなきゃ何もしなかったのもいけなかったのかも…。「どうしたの?」フジサワくんがマンガから目を離して聞いてくる。「ううん、何でもない。何だか変な感じだね。ここに泊まるのって。」「そうだね。ユナがここにいるのって変な感じ。家が自分ちじゃないみたいだよ。でも、もうそろそろこの部屋もオレの部屋じゃなくするつもりみたいだよ。ちょっと淋しいよな。」「私にとっては、いつも行く部屋の方がフジサワくんの部屋って感じだけどね。」「うん。もう、そうだよな。でもさ、これからは、オレだけの部屋じゃないって言うか、二人の家探さないとな。」「うん…。」「どしたの?緊張してる?」「ううん、そんなことないけど…」「そんな顔してると、心配になっちゃうじゃん。」フジサワくんが抱きしめてきて、キスをする。舌がからんできて、パジャマの中に手が伸びてくる。まさか実家でそんなことはしないでしょ?でも、どんどんエスカレートしてくる。「だ、ダメ…ヤダっ。」フジサワくんの手を払いのける。「あ、ごめん…。」「止まらなくなったら、困るでしょ?」フジサワくんがしょんぼりしてる。何か悪いことしてしまった気分。フジサワくんはまたマンガを読み始めた。私もそこらにあったマンガ本を読む。でも内容が頭に入ってこない。さっきの会話が蘇る。 イイダさん… しっかりした子の方が…イイダさんは、いつものサークルのメンバーの一人だ。まさか、あの女の子がそうなんだろうか?あの子は彼氏がいるって聞いたと思った。もしかして、フジサワくんをフッたって、あの子なんだろうか?それなら女の子たちのあの態度もわかる。でも、だとしたら、何であのサークルにお互いまだ出てるの?いっそ聞いた方がいいんだろうか?ううん、やめよう。昔のこと。今フジサワくんが好きなのは私。だって結婚するから、ここにいるんだし。私は自分に言い聞かせた。オヤスミって言って、マンガを読んでるフジサワくんの頭を撫でてあげたら、その手を掴まれて、強引に布団に押し倒された。どうしよう、もしかすると気付かれちゃう。抵抗すれば音が立つ。強く力を入れられた。「声、出しちゃダメだよ…。」自分の心臓の音がする。こんなのって、マズいと思うのに、心臓の音だけが自分の体が興奮していることを伝えてくる。ねぇ、私が一番好きなんだよね?そうだよね?でも、ここに連れてきたって言ってた。もしかしたら、彼女にもこんなことしたの…?翌日のお母さんは、昨日よりもよそよそしく感じた。私は愛想笑いを無理に作る。お母さんのお雑煮美味しいですね。とか何とか。うちのは澄んでたけど、フジサワくんちのはお味噌汁みたいだった。すすんで机を拭いてみたりした。家でしないことはしなくていいのよ。って、お母さんに言われた。どういう意味だろう…。「何時に寝たの?」お母さんがフジサワくんに言う。「え?すぐ寝たよ。なんで?」フジサワくんがすっトボける。「ううん、寒かったから、すぐ寝れたのかと思って。」何だか笑顔が自然すぎて怖い。「オレたち、夕方には帰るからさ。」「え?もう?明日じゃないの?」お母さんが言った。「うん。ちょっと向こうで用事があるんだ。母さんも仕事あるんでしょ?」私はホッとした。もう帰りたいと思っていたから。部屋に戻るとフジサワくんが言った。「ねぇ、帰ったら、夜の続きさせてくれる?」「え?!何言ってんの~。それで帰ることにしたんじゃないよね?」「だって、あんなのヘビの生殺しみたいだよ。オレもうヤダよ。すげーしたくなっちゃった。今日もなんて勘弁だよ。帰りたい~。じゃなきゃ他泊まろ?」私は笑ってしまった。フジサワくんがスケベな人で良かった。あー拒んで良かった!そう思った。でも、イイダさんのことは頭から離れることはなかった。それからお母さんの言葉も…。
2007年10月21日
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ドモです!最近どうも胃腸の調子が悪い感じです~。寒くなってきたから冷えてる…?周りもちょっと風邪っぽい人が出てきたよう。皆さんも気をつけて下さいね!昨夜は「真下正義」をフジで観た後、「X-MEN3 Final Decision」を観ました~。下の写真は、うちのプロジェクターでみた真下さんラストの方です。お化けみたいですね~ユースケさん!右側に見えるのが、私がブログ書いてるノートパソコンの画面。 どの位の大きさかわかるかなぁ~?「X-MEN3 Final Decision」の感想~話の内容は、ミュータントを人間に戻す薬が開発されたよ!さあどうする?!って、感じかな?う~ん、期待したほどは、話にはメリハリと言うか、インパクトと言うか、面白さはなかった。でも、最後にヒネりと言うか、オチがあって、続くのかな?4はあるのかな?!って、思わせたなぁ~。もっと、人間対ミュータントの戦いって感じになるかと思ったけど、あれじゃあ、ミュータント対ミュータント?何のために戦ってるかがよくわかりませんでした~。ミュータントがいなかったら人間ダメじゃん!まあいいんだけどさ。どんな形をしていても、ありのままの自分、その人でいいのか?って言うことが多分テーマなんでしょうね?私は天使みたいに羽が生えてるのイイと思った~。一度あんなふうに飛んでみたいな♪あと、1,2で、これじゃあダースベーダーといっしょで、どんな顔してるかわかんないよね?って、言ってたサングラスかけた俳優さんや、真っ青にボディペインティングした女優さんが、ようやく素顔をさらしてくれたよ!なぜ青い体が肌色に変わっただけで、あんなにいやらしく見えちゃうんだろう~?なんて、つまんないこと思いました。ちなみに真下はなぜクリスマス頃やんないのかなぁ~?っていつも思います!私は好きよ♪特に野生の勘で生きてるキジマ刑事がね~!!!コレは劇場で観たけど、電車のシーンが大画面で観る迫力があって、音もすごくて、映画館ならではだったんだよなぁ~。X-MANも映画館ならではの映画なんだろうな。 夕食は豚焼肉~♪ 焼くの忙しくて肉が皿から落ちてる… 最近お子さんの成長で目立つことは? の学校アンケートに「肉付きが良くなった」とつい書いてしまいました…「歌姫」も見ました。みんなが長瀬くんの歌に、湘南の風や、永ちゃんの歌みたいに、タオルをブンブンするの笑った!---------------「ある女の話:ユナ」フジサワくんが所属しているサークルはテニスやスキーをするような、時には飲み会があるような、特に何をするとは決まってないサークルだった。私がフジサワくんに連れられてそこに行くと、転校生のような、後から来た者の疎外感を感じた。女子は女子で元からのサークルメンバーなのか固まっていて、何となく入りにくいし、フジサワくんは、友達としゃべっていて、私は後ろでくっついているだけ。何だか居心地が悪かった。女の子たちがこっちを見てコソコソしゃべっている。何だかヤな感じ。ちょっとテニスもさせてもらえたけど、みんな上手で、下手な私なんて、ここで何してるんだろう?って感じだった。あ~あ、来なきゃ良かったな。そう思った。その後、みんなで飲み会。でも、フジサワくんは、「大丈夫?」とか言うだけで、気付いてないみたいだった。大丈夫じゃないって言ったら帰ってくれんのかな?それとも気付いてるのかな?よくわかんない。楽しそうにしてるフジサワくんを見るのは、ちょっと違う面を見れたようで嬉しかったし、フジサワくんの友達は、気を遣ってくれてるみたいだった。ちょっと申し訳なく思った。来てていいんだろうか?そんな感じでその集まりに、いつの間にかフジサワくんが当然のように誘ってくるようになり、土曜の時はそのままフジサワくんの家に行った。帰ったら、二人でいられるんだし、まあいいか…って思った。本当は行ってもたいして面白く無いんだけど、フジサワくんと会えないとつまらないと思って行く感じだった。私の周りの友達はどんどん彼氏ができていたし、週末遊んでくれる友達が少なくなっていた。都合がいい時だけ友達を呼び出すワケにもいかない。それで、時々フジサワくんの休日出勤なんかが急に決まって家にいると、「あれ?フラれたの~?」なんて、弟にからかわれる。こんなに会えないだけで週末がつまらなくなるなんて思わなかった。そのうち、どこからか、私とフジサワくんが付き合ってることが会社にバレ始めた。そうなると、なぜか私と気安くしゃべってくれていた同期の男子も、私に声をあまりかけないようになった。フジサワくんに悪いからなのか、恋愛対象からハズれたのか、何なのか。私の世界はフジサワくんを中心に回ってるようになっていた。今フジサワくんがいなくなってしまったらどうなるんだろう?こんな私、重くないだろうか?親もしょっちゅう週末に泊まってるので、結婚するのか心配し始めた。気付くと付き合い始めて一年になっている。でも、結婚なんて、まだ早過ぎない?自分の中でも、多分フジサワくんの中にも、まだ無いだろう。そりゃあ、結婚したら、ずっといっしょにいられるだろうから嬉しいけど。親もうるさく言わなくなるだろうし、周りも、結婚しないのか?ってよく聞いてくるから、はい、結婚しますよ、ってハッキリ言えたら、気分いいだろう。そんなある日、私はいよいよ親がうるさいので、今日は少し早めに帰ることにした。早いので、フジサワくんが家まで送ってくれることになった。いつもなら、フジサワくんの駅まででバイバイ。フジサワくんが、電車でうちまで来るのは久しぶりだな~なんて思っていたら、道の前の方から現れた人影は、お父さんだった!嘘!私は焦った。お父さんは何を思ったのかニコやかに、「キミがフジサワくん?良かったら、寄っていけば?」と言った。「え、いいよ、もう帰るとこだし!」私が慌てて言う。「いいじゃないか。ちょっと寄るくらい。まだ大丈夫だろう?電車?車ならここに置いておけばいいじゃない?」お父さんは、強引に家に招き入れようとする。どうしようか…。「あ…、じゃあ、すみません。」フジサワくんが中に入ることを決めたようだ。私は失敗したと思った。どうしよう。とても緊張する。母親も父親としめし合わせたかのようにニコやかにフジサワくんを迎える。「あら、電車?それならビールでもどう?」そして、冷蔵庫から適当にツマミを出してきた。「ごめんなさいね。いきなりのことだったから、たいしたものが無くて。良かったら、また遊びに来てね。今度はもっとちゃんとしたもの出すから。」オホホホホって感じの、母は普段よりワンオクターブ高い上品な笑いをする。こ、怖いよ。二人の魂胆は読めた。どんな人だかわからない男と付き合ってるより、オープンに付き合ってもらうためにイイ顔をしている。どんなつもりなのか、笑顔で探ろうとしている。父親が、フジサワくんに、まあ飲みなさいと言ってグラスにビールを注ぐ。フジサワくんが緊張しながら、すみませんと言って、慌ててお父さんにビールを注ぎ返す。私はこの情景についていけない。するといきなり、フジサワくんが口を開いた。「いつも、本当にすみません。あの…。ユナさんとは、ちゃんと結婚を考えて付き合ってますので、安心していただければと思ってます。」頭を深々と下げた。まるで、営業の商談のようだと、私は驚いて見ていた。あれ?でも今何て言った?え?そうなの?そうなの?結婚?父親もいきなりの言葉に驚いている。でも、娘が遊ばれてる訳じゃないことが嬉しかったらしい、よほど心配させていたんだろうか?顔がニンマリと笑った。「いや、そんな、いいんだよ。フジサワくんは、アレかい?営業なのかい?」お父さんとフジサワくんが仕事の話を始める。もうよくわかんない。経済情勢の話とかしてるし。会社の面接みたい。ああ…穴があったら入りたいって、こういうことなんだ…と思った。ちょっと違うか?普通、お父さんて、難しい顔してたりするものじゃないの?何なの?この和やかな雰囲気。でも、フジサワくんは、親に気を遣ってそう言ってるのかもしれない。私が親にせがんだと思われていたらどうしよう…。心の中には、嬉しさより不安ばかりが増していった。めんどうなことになったと思ってないだろうか…。一時間ほどして、フジサワくんが電車が無くなるので、そろそろ…と言って、帰ることになった。玄関まで送る。「あの…、今日は本当にゴメンネ。」フジサワくんは私をジッと見て、決心したように言った。「オレさ、さっきお父さんに言ったこと、本気だから。」「え?」「ちゃんとしよう。順序が逆になっちゃったけど。」順序?ああ、プロポーズのことかな?でも、今言われてることが、何だか実感が湧かない。「ユナ?どう?」私は我に返って返事をする。「うん。うん!お願いします!」フジサワくんは嬉しそうな顔をして帰って行った。私も多分、同じ顔をしていただろう。お父さん、どうもありがとう!本当にそう思った。
2007年10月20日
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ドモです~!昨日はあのようにしんみりしたあとがきまで書いた私ですが…。今日は違います!脳内悪バリバリに出しちゃうかもしれません。御勘弁を!m(_ _)mさて、週末のことなんですが、私ら夫婦は「ソウ3」を観ました!内容はですね、相変わらずの残虐さと悲惨さと気持ち悪さと気分悪さと…もう言い出せばキリが無いです!ジグソウの顔を見ただけでゲンナリ…もうコレは、怖いってわかってるのに、お化け屋敷に入ってみて後悔した!って感じなんですよ!出たい~!出して~!誰か~!って、感じなんですよ!で、ですね、私は以前「ソウ2」を観た時に、「私もう続きの3は観なくていいから。」と、言っていた気がする。だけど、最近撮った映画で観たいと思った映画が無かった。そんなんで、その前はなぜか以前いっしょに観たはずの、「ユージュアル・サスペクツ」を観ることになった。が!オチをかすかに覚えていたためか、とてもよくできた映画なのにあまり面白くない!何だってコレ観ることになったの~?それでもって、今回、この「ソウ3」。2も最後のヒネリが効いてたからまあいいか~!って思ったんだけど、やっぱりダメだ!!!人が、人が残虐な方法で殺されていく~「もう、何でこんな映画作るのよ!最低!」「観る人がいるからだろうねぇ。」「そうよ!アナタみたいな人がいるから、こんなヒドイ映画作る人がいるんだよ!なんだって、こんなもん、観ることになったのよ!私が観たい映画は何で見せてくれないのよ!」「んじゃあ、オレ一人で観るからいいよ。」「もう一時間も観ちゃったんだから、続きが気になってしょうがないじゃないのよ!」「うるせぇな~。もう観なきゃいいじゃん。」「昨日から、嫌がらせだよ!嫌がらせ!」「も~、いいよ、観ないで!」…てな感じで、夫婦喧嘩勃発!ヒー!とか痛い~!とか、もうヤダ~!とか、ヤメて~!とか言ってたんだけど、後半は何とか落ち着いてちゃんと観た…。ああ…またこの感じで終わるのかよ。続きが気になるじゃん!ムカつく…。まあ、最後のオチで納得したんで、気付けば夫婦喧嘩も終わったんですが、(話が納得できりゃ喧嘩が終わる。なんなんだこの夫婦?)夜は映像のせいでうなされました。きっとさぁ~、結婚してないカップルとかが観たらさぁ~、「きゃ~!もうヤダ怖い~!」「大丈夫だって、こっち来てろよ」って、彼氏が肩でも抱いてくれて、気が紛れるようなラブラブアップの映画になるんじゃないの~?え?そんな男はいないって?ホントぉ~?つまんない!まあ、うちの夫じゃ、こっちが要求しない限り、永遠にそんなことはしないだろうけどね!そして、昨日は、夫は残業。思った通り、結婚記念日なんて忘れていました!「あ、忘れてた!ごめんね~。」だって。多分そうだと思ってたよ。(笑)夫が食べたがっていた辛いカレーを作っておきました。この程度なら、あまり夫の心に負担も無いでしょう。いっそ御馳走でも作ってやれば良かったかしら?うん、いいのよ、私だってカレー程度だしね。まあ、いいわよ、私だってカレー程度だしね。そんな訳で、今年も無事に結婚契約が一年更新されることになりました~。 はい。残業だったので、もちろん別々に食べました。 こうして妻は息子にのめりこんでいくのでしょうか?怖いですね~!今日から新ドラマは「働きマン」が10時から日テレで始まります~♪すみません、今日書いた記事につけたしな感じですが…。早目に協力したかったんで。母ちゃんうさぎさんとカフェしんたさんのところからいただいてきました。~~~~~『りょうすけ君を救う会』~~~~~千葉県富津市在住の金子亮祐君(10歳、小学5年生)は、『川崎病後急性心筋梗塞による重症心不全』という病状で入院治療中です。平成18年5月に9歳で川崎病を発症し、12月に後遺症により心筋梗塞を起こしました。カテーテル施術により開通したものの心筋のダメージが広範囲におよんだ為、心機能が弱まった状態が続き、君津中央病院、その後千葉大学医学部付属病院にて強心剤の点滴等による内科的治療をしてきました。しかし、平成19年3月に心不全の症状が悪化した為、東京大学医学部付属病院に搬送され補助人工心臓を装着しました。装着後も心機能の改善は見られず、残された道は心臓移植しかありません。しかし、国内では15歳未満の臓器提供が認められておらず、また、補助人工心臓を装着している間に感染や血栓の発生などの恐れもあり、早期の移植を実現するには海外での移植手術に頼るしかない状況です。 病院の先生方のご尽力により、米国のUCLA病院で受け入れていただけることになりましたが、海外では保険が使えないため、渡航費用・心臓移植手術費用・滞在治療費等で約1億2800万円という膨大な費用がかかります。そこで私たちは、亮祐君の命を助けるために『りょうすけ君を救う会』を結成し、募金活動をすることに致しました。「早く学校に行きたい、野球がやりたい」という亮祐君の願いを叶えるため一日も早く米国での心臓移植が受けられますよう、皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。 りょうすけ君を救う会 代表 鈴木 讓※今はネット募金詐欺等があるそうですが、こういった現状で苦しんでいる方がいらっしゃるという現実を知るために、こちらのブログに載せさせていただきました。
2007年10月10日
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おはろ~ございます!今日は水曜。バアバが兄嫁、甥っ子と共に、どこかへ連れていってくれるそうです!ラッキ♪そうそう、昨日の運動会!結構幼稚園の頃と違って拍子抜けしてしまいました~!幼稚園の頃は、席を取りたくて並んでる人とか沢山いたようなのに、小学生になると、そんなことは無かった!グランドも広いから、子供の近くに移動してビデオを撮る。お昼は子供だけで教室で取るから親の分なんか必要ないし、午後からは団体競技か高学年の種目ばかりだったので、私たちも昼には引き上げてしまいましたよ~!「どうぞ~♪」なんて、後ろに譲ってね。気合いが減るんだなぁ~。パパは、来年からは平日なら、もう休まなくてもいいかな。なんて言ってました~!大きくなるってこういうことなのね?映画「どろろ」の感想~内容は、ある男が自分の体を取り戻すために、妖怪退治してく話~これは面白かったです!と、言うか、手塚治さんって、やっぱりすごいな~って思いました!特に話がね、よく考えてあるなぁ~って。どんなに時が流れても、キチンとできた話は面白いんだなぁ…と思いました。起承転結がしっかりしてる。妻夫木くんって、優しそうな顔してるのに、クールな役がよく似合う!昨日書いた、「涙そうそう」と全く違う役だけど良かったです。逆に柴崎さんが今回はお供の役なんだけど、キャンキャンとうるさいんだな。まあ、その対比がいいのかもしれないけど、何だか、大袈裟っぽい演技だな…と思いました。いや~、妻夫木くんが強い!笑える位がんばる!戦いが見せる!あと、中井貴一さんが、美味しい役でしたね~。妖怪の顔してくれた時は、思わずプッって笑っちゃった!…ん~なワケで、邦画がちょっと…と、期待してなかったところに、思わず見せる映画だったなぁ~と。やっぱ、話に引き付けるものがないとね!ただの、戦いだけだったりしなくて、ちゃんと人間模様も描かれていて、ドラマチックだったよ!これは気持ち悪いシーンもあったけど、コリラックもつい見てました~。では、行って来ます~♪-------------------------------------- 「アイツとオレ51」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:ボク→大学からの親友サキ→オレの元彼女カリナ→ボクの妻(ナンパで知り会う)タカダ→オレの付き合った人フジサワ→ボクの付き合った人 (詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)あの時、20歳の時、子供ができていたら、今オレの隣には、サキがいたんだろうか? 「あの時に戻れたら… あの時子供ができてれば、結婚してたのかな…」サキの酔った言葉が蘇る。サキのことがあって以来、オレは、ひどくタカダさんに会いたくなった。オレの気持ちをいつも助けてくれたあの女の人に。タカダさんのメールアドレスはわかっていた。今年来た年賀状に書いてあったから。海の写真が載っていた。彼女は幸せなんだろう。オレのところには来ない。 ありがとう。 私も元気です。そう書いてある年賀状が、年賀状を出した後に届いた。それから毎年年賀状のやり取りだけしている。奇妙な関係と言えばそれまでだけど。何やってるんだ一体?と、言われればそれまでだけど。オレは迎えに行くことはなかったし、彼女が来ることもなかった。年賀状だけが、唯一、あの出来事は夢ではなかったのだと確認させる。文章も毎年お互い同じだ。 元気ですか? オレは元気です。同じ文章をメールで出した。ため息をつく。自分に嫌気がさす。これじゃあ、淋しい時だけ、彼女に頼ってしまってないだろうか?思い出させて苦しめてないだろうか?数分たってから、彼女から返事が来る。 ありがとう。 私も元気です。まだ、彼女の中にオレは、いるらしい。返信の時間が短いことで、オレは安堵のため息をつく。悪いな…と思いながら。携帯を眺めていると、いきなり携帯が鳴った。またアオヤンだ。ホントすごいな、コイツは!「カリナがさ~、赤木くんに会いたいんだって。」「ホントかよ~?いいのか、行って?」カリナちゃんはもうすぐ子供を産む。あのアオヤンが親父になる。ビックリだ!カリナちゃんは、アイスやらクリーム系のものばかりを食べたがっているらしい。「ふーん、やっぱ味覚って変わるのかなぁ?」「うん。見てて何だか面白いよ。ドラマみたいなつわりで気持ち悪くなることも無かったしね。」「え?つわりって無かったのか?」オレはサキの話を思い出す。辛すぎて仕事を辞めた…と。「人によっていろいろみたいだよ。こないださ~、母親学級とか言うのに参加させられてさ、妊婦体験させられたよ。すっげー重たい、キャッチャーの防具みたいなのつけられてさ…」アオヤンはしゃべりたいことや報告したいことが山ほどあるらしい。「へえ~、おもしれーじゃん!」オレは、その報告に頷きながら笑っていた。赤ん坊の人形を湯船におっことしたとか言っていた。そりゃ真っ青だ!何だって、コイツとしゃべってると、こんなに幸せな気持ちになってくるんだろう。オレは腹を抱えて笑った。そして、週末にアオヤンの家を訪ねた。沢山買ったカップアイスを見て、カリナちゃんが嬉しそうな顔をした。久しぶりに見るカリナちゃんの腹は、今にもはちきれんばかりだった。すげえ。本当に生まれるんだな…。と、オレは思った。カリナちゃんがエイリアンが出てくるとか言っている。自分の子供なのに、そんなのが腹にいたとしたら怖くないか?オレからしてみたら、その腹が自分の腹で、その中に人間が入ってるって思うだけで、ビックリだよ。女はすげえな…と思うと、オレはゲラゲラ笑った。自分と違う生き物なんだと思った。その日は3人でカラオケに行き、思いきり歌って、帰るとカリナちゃんが布団を敷いてくれた。アオヤンが自分がやるとオロオロしてるのが可笑しかった。オマエ、ほんとにイイ父親になりそうだな。アオヤンと飲んでる時に、何となく、サキとのことを打ち明けたくなった。抱いてしまったことは言わなかったけど。アオヤンは、とても驚いていた。「ボクもさ、その…付き合ってた人いたじゃん?大丈夫だと思うけど、気になってるよ。どうしてるかな…って思うことある。」アオヤンがしみじみと言った。「幸せだといいよね…。」付き合っていた女のことなのか、それともサキのことなのか…。両方かもしれない。「そうだな…。」オレは同意した。それからタカダさんも…。いつかアオヤンに話すかもしれない。でも、オレの中でもっと風化してから話そうと思った。オレのことを助けてくれていた女のことを。オマエは軽蔑するかな。呆れるかな。でも、いつか必ず話すよ。だって、オマエはオレの友達だからな。アオヤンが眠るとオレはタカダさんにメールを送った。 オレは大丈夫です。 貴女が幸せだと嬉しい。キザだな…。そう思ったけど、送った。深夜だと言うのに、すぐに返事が来た。 私も貴方が幸せだと嬉しいです。参ったな…と思った。オレ幸せにならなきゃな。
2007年10月03日
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とうとう運動会できたよ~!やったぁ~♪暑すぎず、寒すぎず、良い気候だったよ~! ようやく終わったお弁当~♪ 踊って玉入れ。オシリふりふりがカワユイ~♪ ようやく肩の荷を下ろせました。コリラック50m走は2等賞でした!おしいっ!おしかった!接戦!でも、よくガンバってましたよ~。私、動画撮ってたのに、肉眼で見てしまったため、撮れてなかったよ!でも、私の目にバッチリ映ったんで、オッケーです♪コリラックは赤組だったのだけど、結局10点差でトラちゃんの白組が勝ちました~!これまた残念!「涙そうそう」の感想~内容は、美しい島での美しき兄妹愛の話~今日もちょっと映画酷評かなぁ~。実は、もうちょっと恋愛色強いかなぁ~?って、少し期待しちゃってたんですよ。ほら、だって、血が繋がってない兄妹って設定だったから!私の中では、昔やってた「みゆき」って、あだちみつるさんのマンガみたいな感じかと思ってた。でも、コレはなぁ~。私的には、血が繋がってた方が感動したかもなぁ~。何だかね、血が繋がってないからあんなに妹思いで優しいの?って、感じで。そうすると、やっぱ、恋愛なのかなぁ?でも、恋愛だとしたら、ちょっと私は物足りないの。「お兄ちゃんが好きなの!」とかってのも無かったし。(うげぇ~、私兄がいるからか、血が繋がってたら、お互い勘弁!なセリフ)男女の愛じゃない感じなんだよなぁ、実の兄妹を越える兄妹愛って感じがした。きっと、そこに感動があるんだろうな。うんうん。正直、実の兄妹なうちでは考えられないような、優しい兄だよ。うんうん。実際、私の友達には、すっごい優しい兄なんかもいたりして、そういう感じがしたよ。でも…すみません、バカ言わせて下さい。血が繋がってなくて、好きだったら、手を出してちょーだい!お兄ちゃん!!!!!ああ~、もの足りなかった!「オマエが好きだぁぁぁ~!!!!」みたいな男女の恋愛があってあのラストなら、「あああ~そんなぁ~!!!」って気分になったのになぁ。或いは血が繋がってて、あのラストなら、「に、ニイニぃぃぃ~!!!」って、気分になったのになぁ。スケベなのかな?ゴメンなさい!m(_ _)mちょっと「みゆき」みたいなラスト期待しちゃってたから、そういうラストだったら、恋愛色薄くてもオッケーだったのになぁ。(変に好きだの何だの言わなくてもね!)ちなみにすっごい台風だったよね!あの中帰って来るのはスゴイわ! -------------------------------------- 「アイツとボク50」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学からの親友カリナ→ボクの妻(ナンパで知り会う)サキ→オレの元彼女フジサワ→ボクの付き合った人タカダ→オレの付き合った人(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)「また入院しちゃったよ。またやっちゃったらしいや。」外回りの帰りにアイツから携帯に電話があった。「え?!いつだよ?」「オマエと別れた翌日の夜~。」アイツは会社にいた時から腹の調子が悪かったらしく、その日は何となく実家に帰りたくなって帰ったらしい。あまりにも調子が悪いから泊まろうとしたら、ひどい腹痛になってしまって、救急車を呼んだそうだ。「うわ~。大丈夫かよ?」「うん。だいじょぶ、だいじょぶ。またこないだの病院にいるんだよ。でさ、ほら、もうすぐ生まれるって言ってたじゃんか?オレもしかしたら、見舞いに行けないかもしれなくてさ。ゴメンな~。」「自分が入院してるくせに何言ってんだよ?生まれるまでに退院すればいいだろ?」「まあ、そうなんだけどさ。」「今日、見舞いに行くよ。」アイツはワリィな~と言って笑っていた。カリナに会社の帰りに見舞いに寄って帰ると連絡を入れた。すぐに帰るから…と。カリナはまだ大丈夫だし、何かあったら携帯に入れておくね。と言って、赤木くんの心配をしていた。とりあえず、週末に自分も見舞いに行きたいと言っていた。「よう~!」病室に入ると元気そうなアイツがいた。「大丈夫なのかよ?」「まあ、またやっちゃったって感じだからな。検査したんだよ。そしたら、何か腹に白いのが大きいのと小さいのがあって、大きい方は大丈夫らしいんだけど、小さい方は気になるからまた検査しましょうってさ。」「検査って、いつ?」「二週間後」「え~?ずいぶん遅くね?」「だよなぁ~。まあ、たいしたもんじゃないからじゃないのか?」「まあ、そうだけどさ~。」「それより、オレの嫁さんはまだ出て来ないの?」「うん。まだ大丈夫だって、カリナが言ってたよ。週末の休みには、見舞いに来たいってさ。」「はは…。この姿は見られたくないなぁ~。」「今更、何言ってんだよ!」元気なアイツの姿を見てホッとした。週末はカリナと見舞いに行った。「病院だから、いきなり産気づいても、ココで産んで大丈夫じゃない?」「え?そんなことできるの?」「いや、無理でしょ~!まだ生まれないって!」そんなことを言い合って笑った。検査とかもあるから、しばらく見舞いに来なくて大丈夫だよ。と、赤木くんが言った。その翌週、カリナが産気づいた。いよいよだ。カリナは2日間微弱陣痛で苦しみ、3日目の朝に子供を産んだ。女の子だった。嬉しくて、親の報告の次に赤木くんの携帯にメールを入れた。 生まれたよ。 残念だけど、オマエの花嫁だ。 でも嬉しい!しばらくして、返事が入っていた。 おめでとう!!!!! やったな! すぐ見れなくて残念だ!入院中の休日、イグチくんがちょうどこっちに来ていて、見舞いに訪れてくれた。いっしょにガラス越しにボクの子供を眺める。ボクはちょっと残念だった。ホントだったら、多分真っ先にアイツもココにいただろうと…。時計を見ると、イグチくんは、カリナに断って、ボクを病院の外に連れ出した。ほら、と携帯を渡してくる。「赤木だ。」ボクは驚きながらも嬉しくて、携帯に出る。「よう。おめでとう!行けなくて、ごめんな!」ボクは二人のはからいにジンワリきてしまった。「ありがとう…。」「何だよ、泣いてんのか?」「泣いてないよ。ねぇ、イグチくん?」「いや、泣いてるぞ。感動してる。」参ったなぁ。ボクはとりあえず、夕方イグチくんとそっちへ見舞いに行くから、と言った。「大丈夫なのかよ?」「うん。カリナも休んでおかないといけないからってさ。自分の分と赤ん坊の分まで、見舞って欲しいんだって。イグチくんも来てるし。大部屋だから、結構入院を楽しんでるみたいだよ。」そうか~、と笑って赤木くんは電話を切った。夕方、ボクとイグチくんが赤木くんの病室へ行くと、嬉しそうに笑った。意味は無いけど、生まれたからとか何とか言って、子供を撮るために持って行ったカメラで記念写真を撮った。フィルムが終わり、これで現像に出せる…と。赤木くんはフラフラしながらトイレに行った。「シリのできもの取ってさ、まだ痛いの何のって。」「大丈夫かよ?もう立ち歩かないでいいって。」「そうか?ワリィな!」病院の外まで送ろうとするアイツを制止して、イグチくんと帰る。「オレ、しばらくこっちの親戚のとこにいるから。」と、イグチくんが言った。「え?何で?」「ちょっとこっちで転職考えててな。就職活動。」イグチくんはこのまま家業を継ぐことに疑問を感じてしまったらしい。みんないろいろあるんだな。
2007年10月02日
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おはろ~ございます!今日は「都民の日」でして~。朝から子供がいて賑やかですよ…。しかも眠い…。土日できなかった運動会。明日に延期されましたが、明日も何だかビミョ~な天気らしい…。もしや弁当4日分作るのか?!だ…ダメだぁ~!多分またピカチュウを作ることになるでしょう…。それでね、土日学校行ったから、子供が水曜、木曜休みなの~!!!!パパが会社で寝坊もできないし…。ああ~何で~こんなことに~天気を恨むわぁ~!微妙な天気だから、パパも前日に休みの届けをできなくて困ってます!参ったねぇ~!!!!「ゆれる」を観た感想~内容は、堅実な兄と派手な弟の心がゆれる話~って、感じかな?ネタバレしなければこの説明だよな。うん。でも一応書いちゃおう!ホントは○したの?○故だったの?う~ん。コレ評価高いんだよね。多分演技で?それとも話の複雑な心理描写から?でも、私は多分、映画館で観てたら、観終わった感が悪くて、損した!って思っちゃいそう~。と言うのも、すごく難しかったわ。静かで眠りそうになったよ。ってか、本当はどうだったの?どっちだったの?って、感じ~。それが気になって感動も無かった…。人のブログの感想を読んで、あ~、実はそうだったのね?みたいなぁ~。実はよくわからないあまりに原作本も読んだよ。 そしたら心の動きとか流れとか書いてあったから、期待しちゃった!でもね…やっぱりわからなかった~!!!!こう言っちゃ何だけど、原作も映画に忠実なんだもん!(あ、逆か?)そんな訳で、私は×××。でも、人と、アレはどういうことだったの?って、話す分にはいいかも~。私には、わかんない。何となくしか。同性の兄弟がいる人にはわかるのかな? すみませんね~。映画酷評かな?明日もそんな感じかも~な、夕食は、うちふうお好み焼き! 映画と言えば、せっかく舞台挨拶見に行ったのに、俳優さんや女優さんの機嫌が悪いと悲しくなりそうですね~。すみません…。キリが悪くて小説長いです! -------------------------------------- 「アイツとオレ50」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:ボク→大学からの親友サキ→オレの元彼女カリナ→ボクの妻(ナンパで知り会う)タカダ→オレの付き合った人フジサワ→ボクの付き合った人 (詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)「酔ってるか…?」「うん…。ちょっとね。」「今幸せなのか…?」何か、どっかの歌みたいなこと聞いてるな…と、オレはボンヤリ思った。「…うん。幸せよ。」サキが酒を一口飲む。「…想像したものとは違ったけどね。ちゃんと幸せ。」「オマエ、弱くなってないか?」あまり飲んでないと思ったのに、サキの体は赤くなってきていた。オレはこれ以上は、ヤバいと思った。「それが聞ければもういいよ。帰ろう。強引につき合わせて悪かったな。家どこ?近くまで送るよ。」何がしたかったのだろう?結婚してるサキに今更何を求めようとしてたんだ?ただ、どうしても、あのまま別れたくなかった。どうしても、今どうしているのか知りたかった。本当にそれだけだったのか。勘定を払って、エレベーターに乗る。フラフラしてるサキの体を支える。と、同時によろけたサキがオレに抱きついてきた。「どうして今頃現れるかなぁ…。ようやく吹っ切ったと思ったのに。」サキは泣いていた。気付いたら強く抱き締めていた。サキの唇を強く吸っていた。何でこんなことに…?頭は冷静に思うのに、体は言うことをきかなかった。エレベーターが下に下りた音がして、オレはサキを離した。肩を抱いたまま降りる。サキが言った言葉は、まんまオレの気持ちだった。タクシーを拾う。駅まで送る気なんて、さらさら無くなった。オレの家の住所を言った。「どこに行くの…?」「オレの家。」「遠くない?電車でいいよ…。」「料金気にしてるのか?大丈夫だよ。」今金使わないで、いつ使うんだよ。「帰らなきゃ…」「大丈夫、ちゃんと帰すから。」ホントに帰すのかな…。ボンヤリそんなことを考えた。サキは何も言わなかった。ただサキの手を逃げないように、ずっと固く握っていた。部屋に入ると、何も言わず、すぐにキスをした。お互いに強く抱き締めあった。お互いを強く求め合った。もう何も考えたくない。コレは何か都合のいい夢なのかもしれない。サキを抱きながら、いろんなことが頭に蘇る。サキと付き合う前、車でいっしょに好きな曲を聴いた。付き合ってた男に悩んでるサキに公園でキスをした。ライブに来てくれたサキ。駅でキスをした。あの時の驚いた顔。いつまでも手を振った。いっしょに行った花火。土手でいつか暮らすと約束をした。子供ができたんじゃないかって、学校を辞めなきゃいけないかもしれないって真剣に思った。離れたくなくて、帰したくなくて、いっしょに暮らした。笑った顔泣いた顔怒った顔全部見た。全部全部必ず、コイツを幸せにするって思った。いつかプロポーズをするって…。何で別れたんだろう?何で手放した?何で何で何で…部屋の天井を見ながらオレが言う。「オレのとこに…来る?」サキが首を振る。オレはそれを悲しい気持ちで眺める。「シンちゃんと別れた時にね…ボロボロになっちゃってたの。私…。その時に側にいてくれたのが、今の夫なの…」サキの目から涙がどんどん溢れて落ちる。サキは、すぐに泣く。知ってる。「相変わらず、すぐ泣くんだな…」「ごめんね…ごめん…」もう、何も言えなかった。オレたちは終わったんだ。あの時に終わったんだ。「家まで送るよ。」「ううん、タクシー拾う。このままここにいると、帰れなくなりそうで怖いから。」帰す必要なんか無い。そう思うのに、オレの中で何かが納得していて、サキの肩を抱いた。もうあの頃には戻れない。帰すことにしたのは、子供がいるって聞いてしまったからかもしれない。タクシーを拾う通りまで出て、タクシーを拾う。タクシー代を無理やり握らせて。「さよなら。連絡すんなよ。オレ、期待しちゃうから…」無理やり笑顔を作った。「シンちゃん…」「謝ったりすんなよ?今日会えて良かったよ。ありがとう。」タクシーに乗ったサキが、ドアから離れようとしたオレに言った。「私も。ありがとう…」タクシーの後ろの窓から、サキがずっとこっちを眺めているのが見える。オレは手を振る。角を曲がるまでずっと手を振り続ける。こんな別れを、また繰り返すことになるなんて…。手を離したのは、オレの方なんだ。胸が締め付けられる。それでも、あの時の別れより、ずっと良かったよ。あの、歯切れの悪い、23歳の別れよりずっと。オレの中で何かが吹っ切れた。ハネムーンで休みを取っていた先輩が土産をくれながら言った。「赤木、カミサンの友達と知り合いだったんだってな~!」オレはちょっとドキリとしながら答えた。「ああ、そうなんですよ~。」「でも、結婚してるぞ~。残念だったな~!まさか手出さなかっただろうな?」先輩がニヤニヤしながら聞いてくる。あの後どうしたんだ?と聞きたいのだろう。「知ってますよ。4歳の男の子がいるんでしょ?」オレは子供のことで話を逸らした。「そうそう、子供…って、あれ?5歳じゃなかったっけ?今年七五三がどうこうって話してたから。カミサンの甥っこが同じ歳なんだよ。違ったっけかなぁ?早い結婚だから、デキちゃったのかもしれないな。」ま、子供の歳なんかどうでもいいかぁ~!最近の母親は若くて、見た目独身みたいだよな~!なんて言って笑った。結婚したばかりの男は幸せなようで、オレの様子が変だなんて気付かなかったらしい。オレは先輩の言葉が気になって、相槌もそこそこだったのに。5歳…。 シンちゃんの子供。男の子よ。まさか…な。 想像したものとは違ったけどね。 ちゃんと幸せ。もしも万が一そうだとしても、それがサキの出した答えなのだろう。でも…気になっても、もうサキからの連絡は無い。
2007年10月01日
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あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは~!!!!雨だよ!!!!運動会延期です…。火曜日だって~。はい、早起きして作ったお弁当です! コリラックは、夕食の唐揚げをわざわざよけて、「コレ明日のお弁当に入れてね♪」と言ってくれました~!まあ!なんてイイ子なんでしょう~!!!いいの~????暗くてよく見えないですよね~。…な訳でお弁当3日間、決定~!!!!あ、こんな歌が浮かびましたユニコーン「大迷惑」この悲しみをどうすりゃいいの?今日はさ、もうそんな訳で頭がナチュラル・ハイなのよ。だから、映画の感想メチャクチャいろいろ書いてるかも~!!!!「スーパーマン・リターンズ」の感想~正直言えば、とっても面白かったです~!!!!!何が面白かったって?ツッコミどころ満載のところ~!!!!!ちょっとツッコんでいい~?????スーパーマン、何で新聞やテレビに顔が出まくってるのに、眼鏡と7:3に髪型をしただけで、誰も気付かないの~?!だってさ~、ヨン様が眼鏡はずしたって私わかるよ!アンジェラ・アキが眼鏡はずしても、わかるんじゃん?おぎ・やはぎが眼鏡はずしても…あ、ちょっとわかんなかったりするかなぁ~?あれだけ大きく出てればわかりそうなんだけど~。でも、もうそれだけで、爆~!!!!!あと透視能力ね!家を透かして見れるし、内臓も見れるのに、服を透かしては見ないんだ?!能力、私用でフル活用~!!!恋愛もバリバリにしてるし、ヤキモチも焼くし、何とも人間味あふれるヒーロー!でもハンサム(死語?)大好きだし、カッコいいし、私は大好きです~♪スカッとしました!起承転結・勧善懲悪 ハッキリしてていい!クサクサした気分が吹っ飛ぶ映画でした~♪-------------------------------------- 「アイツとボク49」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学からの親友カリナ→ボクの妻(ナンパで知り会う)サキ→オレの元彼女フジサワ→ボクの付き合った人タカダ→オレの付き合った人(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)翌日の夕飯は、3人でいっしょに作った。「友達がいると、作ってくれるのね?」カリナが皮肉混じりに言った。ボクは笑って誤魔化した。作ったのはお好み焼きだった。「あ~、飲み過ぎで食いすぎたのかな?腹が痛ぇ~。」「大丈夫かよ?そんなに食った?」赤木くんは胃薬をもらって飲む。「産まれたら、病院まで見に行くよ。あ~でも、その前にオレが病院だ。ケツになんかデキものができちゃったみたいでさ、この前入院した病院じゃなくて、もっと小さいとこに通院することにしたんだよ。」「そうなの?大丈夫かよ?」「あ~、何とかな。ようやく有休消化できるようになったから、早いとこ行ってくるわ。」そして、カリナが台所から戻ってくると、カリナに言った。「ねぇ、そのオナカさ、触ってみてもいい?」「いいわよ。オナカだけならね。」赤木くんがクスクス笑う。そしてボクのことを、いいのか?って感じで見る。ボクもいいよ、と頷く。そして、カリナのオナカに手を当てた。「うわ~。ホント卵みたいだな。わっ!」慌てて手を引っ込める。「どうした!?」「今、グルグルって動いたぞ!すっげぇ~!」ボクとカリナは赤木くんのその様子を顔を見合わせて笑った。「なぁ、この子女の子?そしたら、オレの嫁さんにしていい?お~い!オレの嫁さんになってよ!」赤木くんが手を当てながら言う。「え~、赤木くんがボクの息子になるの?勘弁してよ~。年だって違い過ぎるって!おーい、男でいいぞ~!」ボクが笑いながら言った。ボクもカリナも、子供の性別は生まれるまで聞く気はなかった。生まれるまでのお楽しみってやつだ。「この子が女の子で、赤木くんのことすごく好きになったらいいわよ。でも、泣かせないって約束してね。」カリナが笑いながら言った。「約束しますよ。お母さん。」赤木くんは真面目な顔で言うと、堪えられないように笑った。「やっぱりヤダなぁ。同じ歳の息子なんて。でも、まあいいか。そうなったら長生きしてよ。」モチロンでしょ~と赤木くんは嬉しそうだった。「体鍛えて、ちゃんと惚れさせないとな!」赤木くんの中では、女の子だと決まったらしい。そうして赤木くんは帰って行った。倒れたと聞いたのは、その3日後だ。
2007年09月30日
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こんにちは~!昨日の忙しさに引き続き、今日も出かけてきます~!しかも、明日が運動会。はうあうあ~!「4月の雪」ノーカット完全版観ました~!内容は、ネタバレになっちゃいますが、一言で言うと不倫されたお互いの夫と妻が惹かれあっちゃう話~!どうでしょう?もうこの内容からして、人にオススメするような映画ではありませんね!でも、私は結構好きだったりします。人生に起きると思ってなかった、自分のキャパを超えた苦悩とか、悲しみとか、喜びとか、ほとんど、セリフがなく、切々と流れていく感じが。まあ、でも、相手の旦那様がヨン様だから~?って、書くとどっちらけかな?でも、良かったです。女優さんも美しかった~!最初は普通の主婦にしか見えなかったのに、だんだん恋する少女に見えてきました。スタイルもバツグンです!脱いだらスゴイんです!って、こういう普通っぽい美しさを持った人のことだと思いました。(まあ、ある意味ヨン様も~!)映画館のシーンなんて、結構ドキドキしちゃいました。もう、この完全版観たら、カットし過ぎだろう!!!!って、つい突っ込みを入れたくなります!観終わった感が、全く違いました。あまり評判は良くなかったようですが、コレは私は結構好きだなぁ~。眠たくなる感じがまたイイ~!あはは~!小説は、まだ最後まで書き終わってないのですが、この回はオッケーだろうと思ったので載せます~!-------------------------------------- 「アイツとボク48」<登場人物>青山=アオヤン:ボク→社会人赤木:アイツ→大学の友達カリナ→ボクの妻(ナンパで知り会う)サキ→オレの元彼女フジサワ→ボクの付き合った人タカダ→オレの付き合った人(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)結婚してから一年経とうとしていた頃、カリナが妊娠していることがわかった。ボクは自分が親になるなんて何だか実感がわかなかったけど、カリナの大きくなるオナカを見ているうちに、しっかりしようと言う気持ちになってきた。でも、内心はとても不安だった。自分が親になんてなれるんだろうか…。妊娠8ヶ月になり、カリナは産休と育休を取ることになった。毎日家にいられることがこんなに楽だったなんて、嬉しい~!と、彼女は家でゆっくり休んでいた。「だから、早く辞めちゃえば良かったのにさ。」「だって、家にいて何してればいいかわからないじゃない?働いてた方が家事してるより、お金もらえるし~!人に会えて楽しいし~。」「まあ、いいんだけどね。無事にここまでになったから。ホントは気が気じゃなかったよ。そんなオナカで通勤してるなんてさ。」「そうよね、ホント…。つわりが無かったから、ちょっと甘くみてたのかもね。」カリナはいわゆる食べつわりとかってやつで、食べてから気持ち悪くなると言う、ワケのわからないつわりだった。(ボクにとっては。)お陰で、最初は妊娠したことさえわからなかった。もうすぐ予定日だと言うのに、家にいてもつまらないと言うカリナの要望で、ボクは赤木くんを家に招いた。…と言うか、赤木くんも一人暮らしだし、誘えば月一くらいで遊びに来ていたけど、カリナが妊娠したと知ってから気を遣ってるようだったので、調度良かった。いいのか~?と喜んで週末遊びに来た。「うわ~、しばらく見ない間にこんなに大きくなったんだ?」カリナのオナカを見ながら、赤木くんがしみじみと言う。「大きな卵がハラに入ってるみたいじゃん?スゴイなぁ~!」「そうでしょ?これから、エイリアンみたいにオナカから出てきたらどうしよう?って感じよ。」赤木くんが上等のジョークを聞いたかのようにゲラゲラ笑った。彼はブラックジョークが大好きだ。「エイリアンに食べられないように気をつけてね。はい、これ土産~。」高級アイスだったらしい。渡されたカリナがはしゃぐ。最近カリナはアイスが無性に食べたいとかって、バクバク食べてると、ボクが赤木くんに話してあったからだろう。「わぁ~!嬉しい!ありがとう~!赤木くん、ステキ~!」カリナが上機嫌で冷凍庫に入れる。「カリナちゃんに好かれるのは楽でいいなぁ~。」「え~?そう?何で?」「物をあげるとステキな人だったりしない?」「え?そう?…あ、ヤバ!そうかもしれない!ヤダ!気付かなかった!」本気で気付いたらしいカリナの様子に、ボクと赤木くんが笑う。3人で、夕食を食べに行き、カラオケを思いきり歌った。そんなにデカい声出して、力んだら生まれちゃうんじゃないか?と、赤木くんが心配したので、ボクも心配になった。「大丈夫よ~。そんなんで簡単に生まれるなら楽でいいんじゃない?大体、男が二人いれば、アナタ一人でいるより心強いでしょ?」カリナがそんなこと言うので、そう言われればそうかなぁ?と、ボクらは意味も無くホッとする。女って強いんだな…って、ささいなことで思う。その夜、カリナがよっぽど赤木くんがいるのが楽しいらしくて、泊まっていけばいいよ、と引き止めた。「二人でそっちで寝ていいよ~。私はベッドを占領させてもらうから。ゆっくり飲んでいってね。」そう言って、寝室に眠りに行ってしまった。ボクらが一応、いつでも雑魚寝できるように、布団を敷いておいてくれた。そんなことするのさえ、ボクはハラハラするんだけど…。「大学の時みたいだな。こんなふうに、新婚家庭に邪魔できるとは思ってもみなかったよ。」「赤木くんはボクらのキューピッドってやつだからね。」「ふうん。じゃ、大切に扱われておこう。」赤木くんは上機嫌で酒を飲んだ。そこで、酔った赤木くんは、サキちゃんと会った時の話をしてくれた。それは、ボクにとっては、かなり驚く内容だった。「どう思う?冗談だと思うか?」「…どうだろうな。わからないよ。確かめられないの?」「いや…。確かめようと思えば、確かめられるかもしれないけど…。」赤木くんはカラカラとグラスの中の氷を回した。何かを考えるみたいに。「でももう、サキが幸せだって言ってるから…。」そう言って、赤木くんは黙った。「そうだね…。」ボクも赤木くんに同意して黙った。気付くと話は逸らされていて、いつの間にか眠っていた。
2007年09月28日
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昨日は思わず忙しいことになってしまいました!月に一度の骨盤体操の日でして、それは、ヨガで仲良くしていただいてる方のお宅でやってるんですね。で、お昼も、その方のお母様がこれまたヨガ仲間でして、京樽のオニギリ弁当を御馳走になってしまいました~! コレ食後にお茶菓子いただきました~♪ 帰るともう3時。5時間目の子供たちを迎えて、宿題させて、外遊びへ送り出し、慌てて給料日なので、郵便局へ!帰ると、パパが残業の連絡…。トラちゃんが帰ったら、慌ててコリラックに風呂に入ってもらって、私は夕食作り。二人で夕食食べて~。 私が風呂に入ったら、パパが帰宅して~と、本当に慌しかったです。しかも、ヨガのスタッフのお仕事まで入り、メール書きまくり!何で忙しさって、一気に来るんでしょ?で、骨盤体操の時にですね、ちょいとシックスセンスなお話を…。ある写真を見せてもらいました。その写真には、どう見ても、天女と言うか、羽が生えたような着物を着たような女性の姿がボンヤリと…。それは、骨盤体操の先生のお友達のお子様が、シックスセンスを持っているそうで~、何か見えたと言う時に、親御さんがその場所をパチリと撮ると、何か写っているそうな!その写真も、空を撮ったら写ったそうで、それを引き伸ばしたんだって~!!!ほぉぉ~、そりゃスゴい!でも、怖いって感じじゃなくて、何かの絵のようにボンヤリとしててキレイでした♪でも、ぼんやりだから、見方も様々で、私は振り返ってる感じに見えたし、招いてくれた方は正面で手をかざしてる感じと言ってたし、月の中がウサギに見えるか、女性の顔に見えるか?って感じでした~!こういう話ってあるんですね?私はオーラが一時期見えたことしか無いけどね!「プラダを着た悪魔」を観ました~内容は、ファッション誌業界で、 細木数子さんのようなトップに鍛えられる女の子の話~って感じです。パパはイマイチと言うか、まあまあ面白い程度だったようですが、私はそれなりに面白かったです♪垢抜けない女性が美しく成長していく姿は、見てて楽しい~!ファッションも、ステキ!「毎日、あんなに気合入れて会社行かなきゃいけないなんて大変だな…」と、パパがポツリとつぶやいてましたが、私は毎日ステキな格好して出かけられるなんて、楽しそうでいいな~♪なんて、思っちゃいました!メリル・ストリープがトップの女性の強さ、苦悩を見事に演じてる感じです!ホント、嫌な女でしたが、やっぱりカッコいいと思わせる。流石でした~!ファッションの秋にいかが~?な映画ですよ!今日もこれから出かけます!
2007年09月26日
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こんにちは~!こちらは、今日も涼しい曇りです。一気に秋がやってきましたね~♪今日は家でマタリ~してます!映画を連休はいっぱい観れました!なので、今日もまた映画の話~。大人な映画の話~えーっと、今回紹介する映画は、ウッディ・アレン監督の「マッチ・ポイント」です!内容は、簡単に言うと、恋人の兄の婚約者を好きになっちゃった話です。主人公が元テニスプレーヤーでね、テニスコーチに転身。恋人はその会員テニススクールで知り合った金持ちの男の妹。その男の婚約者が女優を目指す超美人な女なワケです。恋人は真面目でつまらない。が、金持ちで彼の野心を満たしてくれる。でも、好きと言うか、求めてしまうのはその美人。さあ!どうするよ?!って、話なんですが~。ほら、テニスでボールがネットに当たって、どっちにボールが落ちるかで、最後勝敗が決まったりしますよね。コレも最後はソレの小技が効いてます!!!いや~、それにしても、名言がバリバリなんですよ、この美人!「姉はキレイだけど、私はセクシーだから。」(おいおい!自分で自分をセクシーって言うか~!?)「男が私に惹かれるのよ。しょうがないわ。」(うわぉ~!そんなこと思ってみたい!)みたいな~!もー、すっごい挑発的!でも、それが似合っちゃうからイイ~!!!主人公がしょーもない男でね~。おいおい…の連続~!でもね、確かに自分が男なら、排卵日だからヤリましょうって態度はどうかと…。子供欲しい気持ちはわかるんだけど、ゲンナリしそうです。アレだと私だって、セクシーな女に気持ち行っちゃいますよ~!見終わった後は、ついいろいろ考えちゃいますね~。しょーもない男の話。でも、最後まで目が離せませんでしたよ、何だか。良かったら、観てみて下さい! 昨日の帰り、雨宿りにランチしてきました~♪ ---------------------------------「アイツとオレ48」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友サキ→オレの元彼女タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)「ごめん、こんな時間に、ボクだけど。」「ああ、アオヤンだろ?わかってるよ。表示出るから。」「いや、何でもないんだけどさ…。どうしてるかな~って思って。起きてたか?」「起きてた。起きてた。オマエ…なんか、すげーなぁ…」オレは軽く笑ってしまった。「すげーって、何が?」アオヤンは、何もわからない状態で、逆に不思議がっているらしい。その様子が想像できて、可笑しくなってきた。でも、オレはオマエの声を聞けただけで、何だか元気になっちゃったんだよ。変だよな?だから、理由は話さなかった。こんな時間にかけてくるってことは、アイツにも何かあったんだろう。「どしたんだよ?こんな時間に何でもないってことないだろ?言ってみ?何でも聞くし~!」オレは愉快なノリになって言ってみた。そのノリに乗って、アオヤンが自分の悩みや本音をぶっちゃけ出す。相変わらず、コイツは人がいいんだか何だか、抱え込み過ぎて疲れている。そして、本人がその疲れにほとほと参ってるくせに、誰にも寄りかかれなくて、迷子になってることに誰も気付かないみたいだ。オレはそれにイラつく。周りのヤツらにイラつく。真面目なんだよな~。オレなんかより、よっぽど。取引先のジジイなんか妖怪みてーじゃねえか?ババアはアオヤンに気でもあるのか?それに真面目に対応してるアオヤンを想像すると可笑しくなってきた。しかも、彼女のグチまでウンウン聞いてるって言うんだから、オマエほんとに大丈夫かよ?女なんて、泣いたら口塞いで抱き締めて、いっしょに寝てりゃいーんだよ!…って、他人事だから、こんなこと言えるんだろうなぁ。本気の相手には、オレだって上手くたちまわれないよ。オマエの気持ちはよくわかる。何だって上手くたちまわれれば、人生苦労は無いよなぁ。悩みも無いよなぁ。そんな世界に行きたいよなぁ!オレたちは、つまんないこと言って爆笑して、それで電話を切った。切った後は、楽しさの余韻が残っていて、このまま幸せな気持ちで眠ろうと思った。大丈夫だ。オレは大丈夫。そうして、オレは少しずつ物件を見るようになり、寮を出て、一人暮らしをし始めた。最初のうちは、狭いながらも楽しい我が家~って、感じで、いろいろ、家具や小物にこだわってみて、好きな感じの物を探したりして、自分の城を作っていった。落ち着いてくると、自分って、こんなヤツだったんだ?って、ちょっと可笑しくなった。いろいろオレってこだわりあったんだな~と。本読んだり、DVD観たり、ギター弾いたり、友達を時々呼んだりしているうちに、すっかり一人暮らしにも慣れてしまった。時々、女と知り合って、家に来たがることもあったけど、なぜか家に呼ぶ気は全く起きなかった。男と遊んでる方が楽しくなってしまったなんて、大学以来だと思った。本来のオレをようやく取り戻せたのかもしれない…。年末にオレはタカダさんに新住所を書いた年賀状を出した。 お元気ですか?オレは元気です。新居に男から年賀状なんて来たら、モメるかな?心配した気持ちが浮かんだ。…まあ、いいか、モメても。モメたらオレのとこ来ればいいんだしな!人生なるようにしかならない。何かあったら、その時に考えよう。悲しいことも、つらいことも、楽しいことも、可笑しいことも、オレは全部、曲作りに使った。そんなある日、先輩の一人が結婚することになり、オレはその二次会に呼ばれて出かけた。そこで、思ってもみなかったことが起こった。その会場に見たことのある女がいた。サキだった。
2007年09月24日
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こんにちは~♪2度目の連休が始まりましたね!どこか出かけたいのに、お金が無いので、無料のとこに行こうと思う我が家です♪でもとりあえず、今日は私が昨日から体調不良(頭痛腹痛…)。コリラックが、「ママ~宿題」「ママ~起きて」と背中に乗るのに、昼間起き上がれませんでしたよ…。(体重23キロってこともあるかもしれないけど…)朝も起こされました。夜になると体調いいんだけどな~。ドラキュラなのか?今日はとりあえず良くなってきたので、夕方はトラちゃんの誕生日会に行ってきま~す♪私の好きな映画~今日は、最近観て、とっても気に入っちゃった大好き映画です。「シンデレラ・マン」私は結構、ボクシング系好きなんですよね。この映画、ボクサーのお父さんの話。あるボクサーの実話を基に作られてます。実はうちのセクハラ系親父もボクシングやってました。パンチングボールはお手の物です♪聞いた話では、大学からボクシングで推薦が来たほどだったけど、親の反対で肉屋を継いだそうです。だから親父がボクシング見てると、ついいっしょになって見る。「足を見ろ!足が動いてないとダメだ!」親父が見ると、まるでオマエはセコンドか?って勢いです。筋肉のつき方とかもあるらしい。お陰で、うちに遊びに来る男性は皆、筋肉を触られてますよ。「この筋肉は柔らかくていいんだ~」とか。肉屋だからミンチにされるワケじゃないけど、皆ビビるよね…。話逸れましたが、この話を見てるとね、親父を思い出しちゃうんですよ。こういう男を好きになっちゃうと、女はつらいんだよね~。戦うこと、ボクシングをやることが好きなんだよ。でも、体とか、命を張っての仕事でしょ?奥さんは気が気じゃない…。あの頃の時代背景なんかもあって、その生活が事実だと思うと、見ていてせつないですね。賞は取れなかったらしいけど、(ドラマチックな実話より、よくできた悲哀のフィクションのがウケるんだね。)私は「ブロークバック・マウンテン」のホモものよりも、断然こっちのが好き!!!賞あげたいです!カッコいいじゃん!最後、私までコブシが踊ったよ!「がんばれ!がんばれ、お父さん!ソコだっ!!!」ってさ。もう、大っ興奮!!!!!良かったら、観てみて下さい~。 そんな訳で、夕食もも~ダメでした…。タラコスパゲティとリンゴ~ ---------------------------------「アイツとオレ47」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)帰ってからは、現実感が湧かないでいた。まるでドラマのような別れ方をしてしまったせいかもしれない。もっと駄々でもこねれば良かったのだろうか?相手によってはそうなったかもしれない。でも、彼女とはそうならなかった。そんな関係もあるんだと思った。オレのいい面を引き出してくれる人間。だから何年もメールのやりとりができたのかもしれない。だから、こんなに、失ったとは思えないのかもしれない。週明け、会社に出ると、タカダさんが最後に送ってくれたと思われるメールが来ていた。 赤木くんがいなかったら、私はここで空っぽでした。 今までどうもありがとう。これだけだった。これだけだけど、彼女がオレと同じように、何か空っぽな何かをお互いで埋めていたことがわかった。オレは、心に何かジンワリしたものがきてしまって、涙が出てしまいそうになったけど、こらえた。こらえて、いつもの平和な日常を続けた。今、目には見えないけど、どこかに彼女がいて、同じ空をきっと見ている。オレと同じように。そう思った。新しい派遣社員の女子は、若くて、みんなが鼻を伸ばすような可愛らしさだった。でも、いっしょに仕事をすることになったオレは、タカダさんの仕事ぶりとつい比べてしまって、ため息をつきそうになってしまった。使えねぇ…。 こらこら!赤木くんは正直だねぇ~。 まさか本人に言ってないでしょうね? 誰でも最初はそうだったでしょ? 私も、赤木くんもそうだったじゃない? ゆっくり、長い目で見てあげるのよ~! でも、そんな正直なキミが好き! ガンバレよ~♪きっとオレがグチのメールなんて送ったら、こんな返事が返ってくるんだろうな…。そんなことを想像する。オレの中に彼女がいる。そんな恋もあるんだと思った。そうして、オレの中にはいつも彼女が何となくいるような気がして、毎日が過ぎていった。オレは時間の合間に、タカダさんからもらった分厚い本を読む。何となく、早く読み終わってしまうのが嫌で、じっくり、ゆっくりと読んで行く。どちらにしても、この作家の作品は、一度読んでスッキリするような話では無い。多分、最後まで読んだら、また読み返すだろうな…。と、オレは思っていた。そんな本を、寝る前に、ようやく最後のページまで読み終わると、何だかもの足りなくなってしまった。でも、パラパラとめくった一番最後の白紙の部分に、何か書かれているのをみつけた。それは、彼女の新しい住所だった。その時、こらえていた涙が、ようやく出てきた。バカみたいに出てきた。会いたい。会いたい。誰か助けてくれ。カッコつけてるオレを助けてくれ。その時、携帯電話が鳴った。表示を見る。アオヤンだった。ウソだろう…?とオレは思った。何でオマエは、オレのピンチにいつも助けに来るんだよ?
2007年09月22日
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こんにちは~♪今日はこちらはカラッとした晴天!秋晴れって感じです~♪お陰で沢山洗濯物を干すことができました!ドラマがバンバン最終回を迎えることで、季節の変わり目を感じてしまうのが私だったりします~。昨夜も、あ~何にもやってないよ~。とか思っちゃって。読書の秋をさせていただきました。週末は、予定通り、夜に映画を見て過ごしました~。なので、ここ最近で私的に「幸せ気分になった映画」を御紹介~♪「リトル・ミス・サンシャイン」内容は、子供が、ミスコンに出る話です。家族みんなでそろって、車で旅行しながらコンテストに出かけます。で、家族それぞれの問題が、その旅行の間に浮上して家族が一致団結(?)する話です。おいおいおいおい~!!!ってこと満載!いや~、面白かったですよ!家族っていいな♪って思いました。ちょい悪どころか、かなり悪のおじいちゃんがたまりません!叔父さんは○○だし、兄は口きかないし、お父さんといい、お母さんといい、みんなイイ味出してます!でも、何と言っても、主人公の女の子がキュートなこと~!!!オマエ本当にミスコンに出るのか?!って位、妊婦並みにオナカがポッコリ出ています!でも、それがまたカワイイんだけどね♪私は彼女のオナカが将来へこむのか、余計な心配をしてました。最後の最後までこの旅行どうなるの?!って目が離せないし、うひゃあ~!!!って結末もたまりません!笑いました!そしてちょっと、時々ジンワリ…と。良かったら見てみて下さい。では、もう一本。「二番目のキス」これはですね、簡単に内容をお話すると、ある趣味に熱心な男性と恋に落ちた女性の話です!いや~、マジで大変そうで、笑えました~!良かったよ、こんな男性と付き合ってなくて~!!!そんな男と恋に落ちたら…現実有りそうで、笑えました!アナタならどーするよ?自分より趣味が大事な男!これは男性も見てつい頷くかも。わかってくれよ~!ってなものか?面白かったので、見てちょーだい!もう、ドリューの恋愛作品は、ベタで大好きです♪幸せ気分、満開です♪趣味、思いきりネタバレしちゃいますので、いいですか?日本だったら熱狂的タイガースファン… 昨日は帰りが遅くてパパッと夕食~ ---------------------------------「アイツとオレ46」<登場人物>赤木:オレ→社会人青山=アオヤン:アイツ→大学からの親友タカダさん→オレの会社の派遣社員。(既婚)(詳しくはホーム右端のフリーページをどうぞ)タカダさんに最後に会ったあの日。オレたちは昼間からホテルに入って、貪るようにお互いの体の存在を確認した。相手の体を忘れないように、何度も何度も抱き合った。動物みたいだと思った。ベッドで、ずっと彼女を抱き締めていた。「このままずっといっしょにいたい…」小さな声が聞こえた。「…今、何て言った?」オレの胸に顔をうずめている彼女の顔を見ようとしたけど、彼女は顔をあげようとしなかった。そしてもう一度同じことを言うことはなかった。オレは彼女をキツク抱き締めた。大きく息を吸って、吐き出した。「タカダさんの故郷はどんなとこ?」タカダさんはようやく顔をあげた。多分また泣いてたんだと思う。涙を拭いてやったら、ポツリポツリと話し出した。「のんびりしたところ。駅がある街の方に行けば買い物もできるし映画も見れるけど。私は自転車に乗って、川を見に行くのが好きだったな。土手から川を眺めてると、時間を忘れちゃうの…。海も、ちょっと遠いけどあるよ。赤木くんが言ってたみたいな感じに、夏になると賑わう海。秋と冬はね、淋しそうなの。ほとんど誰もいなくて。でも、そこにいて、生きてるって感じで、波だけが元気にザンッザンッって、鳴ってるの。」そこに海の情景が見えた。タカダさんと見たあの海が、タカダさんの故郷の海に変わったような気がした。「いいとこなんだな…。」「いなかだよ。うん、でも、ぼんやりできて、私は好き。」オレはずっと考えていた。今すぐ寮を出れば、タカダさんをひきとめられるのか。この、ゴミゴミした街にタカダさんを小さなアパートに押し込めて、以前のダンナさんみたいに毎日オレが帰るまで待たせて、それでいいのかな…って。彼女はようやく、そののんびりした故郷にダンナさんと帰っていく。それをひきとめていいのか…。かといって、オレがそんな街で働くことは、何だかオレの現実から離れていて、夢物語みたいに思えた。「変なこと言ってごめんね。」タカダさんがオレの顔を見て言った。「変なこと…?」「ううん、何でもないよ。」何となくさっき言ったことじゃないかと思った。 このままずっといっしょにいたい あなたといっしょにいちゃ ダメ?引き止めて欲しいって言っている。でも、彼女も迷っているんだ。すべてを捨てること。オレも迷っている。すべてを捨てさせること。彼女を家の前まで送った。深夜だったから、道が真っ暗だった。車を止めても、お互い無言でそのまま中にいた。お互い手を握り合っていて、このまま朝になってしまうんじゃないかと思った。しばらくして、彼女はうっかりしていたと言う感じで、バッグの中から紙袋をオレに渡した。「これ、良かったら受け取ってくれる?」「何?開けていい?」中にはオレとタカダさんが好きな作家の本が入っていた。辞典みたいな大きさのハードカバー。コレがオレとタカダさんの共通の話題で、仲良くさせてくれたきっかけだったんだな…オレは本の表紙をしみじみと眺めた。「ありがとう。大事にするよ。」オレは迷っていたけど、自分も彼女に買っていた物を渡した。開けるよう促す。「え…。ありがとう。ピアス?」彼女は早速つけてくれた。「ホントは、物なんか渡さない方がいいかと思ったんだけど…。やっぱり渡したくなった。」「貴方は本当に女心をくすぐるのが上手なのね。」「気に入ったんだ?」「うん。すごく…。」「そんなイイ男ふって行くんだから、幸せになってよ。」「…私がふったの?」「そう。だからその分幸せにならなきゃいけない。貴女の好きな、のんびりした故郷で、家族に囲まれて、ゆっくりと過ごすんだよ。」彼女は何か言おうとして、オレの顔を見ていて、ジワジワと涙で目が潤んできているのがわかった。これ以上泣かせていいのかな?とオレは思った。カッコつけすぎじゃないか?傍から見たら、ただの不倫カップルだよ。自分らに酔ってるようなもんだよ。でも、そんなのどうでもいい。お互いわかってて、こんなことしてるんだ。オレはタカダさんを抱き寄せた。「でもさ、もしも帰ってみて、貴女が幸せだって感じられなかったら、オレのとこに来てよ。そしたら、オレはその頃にはもう寮を出ていて、貴女を迎えられると思うからさ。」「不幸にならなきゃ、赤木くんのとこに行っちゃいけないの?」「幸せにならなくちゃいけないんだよ。」タカダさんの涙はあふれていて、こぼれた。そして、うん。うん。と頷いた。「どこにいても、貴女が幸せな方がオレは嬉しいから…」クサいセリフしか言えない。陳腐だけど、本当の気持ちだからしょうがない。「赤木くん、カッコ良すぎ…」オレの胸の中で泣きながら笑って、タカダさんがそう言った。「カッコくらいつけさせてよ。今そーいうこと言わないで、いつ言うんだよ?」タカダさんがオレを抱き締めて、強く、強く抱き締めて、同じようにオレも抱き締めて、最後のキスをした。カッコつけんなよ。それでいいのかよ?もう一人のオレが言っていた。オマエばかなんじゃないか?もう一人のオレが呆れて言っていた。赤木くんって、意外と真面目なんだよね?アオヤンもそう言っていた。バカだな、真面目だったらこんなことしてねーよ。オレは言い訳をする。ホントは、このまま帰したりなんかしたくねーんだよ。でもしょうがないじゃん。現実、彼女を今すぐ迎え入れる場所が無いんだから。彼女がようやく車を降りて、オレの方に笑顔で手を振った。でも、彼女の目から涙がずっと出ていた。お互い、もう何も言わなかった。ただ、笑顔で手を振った。オレは決心して車を出す。何かの歌みたいにハザードを5回点滅させてみる。窓から手を出して振る。バックミラーから見える彼女が、オレにずっと手を振って見送っていて、オレが曲がるまでずっとそこに立っていたのが、最後に見えた。涙が出そうになる。彼女はもう戻らないだろう…それでも、お互い、さよならとは言わなかった。言いたくなかった。
2007年09月20日
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