全5件 (5件中 1-5件目)
1
厚生年金に入っている社長さんに起こった「年金貰い忘れ・遅れの危機」の実例を二つご紹介したいと思います。実例1.ここに、ご主人と奥さん、跡取り息子、他に2人従業員がいるよっていう商店があるとします。この商店が有限会社○○商店だったりすると、ご主人の身分は「取締役社長」だったりするので、まあ所謂「役員さん」です。法人は厚生年金の加入が義務があり、「役員さん」も加入の対象です。ご主人は、キチンと法律通り厚生年金に加入してました。60歳を迎えた際、給与が高額だったため、年金は「支給停止」といって全くでないことが判明しました。ご主人はがっかりしましたが、給与はあるし、「まあいいか」で過ぎて行きました。63歳の時、息子に社長を譲りました。急に仕事を辞めるのも健康に悪いし、役員として会社に残ることにし、その際少し給与が下がりました。現在66歳、まだまだ現役です・・・・・実は、このご主人、63歳から年金をもらえるはずだったのに、66歳の現在まで年金を一銭も貰っていませんでした。なぜ???答えは、60歳の時「裁定請求書」を提出しなかったから。ご主人は「支給停止」だから、どうせもらえないし、面倒だから必要な時に届けようと思っていたらしいです。もし、60歳の時「裁定請求書」を提出していたら、63歳の時には自動的に年金が支払われます。65歳の時には、改めて「裁定請求書(はがき)」が社会保険庁から送られますから、それを返信することで、60歳から65歳まで追加に払った厚生年金保険料分が65歳以降の年金に反映して増額していたはずです。この方は、たまたま66歳で気付いたので、63歳からの年金は、時効5年以内ですから纏めて支払われて「セーフ!」でした。でも、もし誰にも相談することなく5年以上過ぎてしまったら、5年前を超える分の年金は露と消えてしまうところでした。怖いです・・。*この例のように事後に提出すると添付書類が増えるんで面倒だし、お金が余分にかかります。例えば、奥さんの課税証明が、本来は1年分で良いのに、5年分必要だったり。(「配偶者加給」といって年金の扶養手当のようなものを貰うために必要なんです。)実例2.ここに、ご主人と奥さん2人きりの商店があるとします。この商店が有限会社○○商店だったりすると、ご主人と奥さんの身分は「取締役社長」と「取締役」だったりするので、実例1.のように「役員さん」です。この頃体調も優れないし、店をたたんで、2人で悠々自適な生活を!ということになりました。このご夫婦、60歳の時に「裁定請求書」を提出していたので、安心して年金の支払を待ってました。でも・・全然来ないんです、年金が。なぜ???答えは、「被保険者資格喪失届」という「厚生年金辞めました!届」を出していなかったから。(ついでに「全喪届」なる「事業を廃止したよ!届」も必要です)この届出さないと、暫く年金止まってます。このケースは暫くの後ご本人が「年金支払われないじゃん!」って気付かれるので貰い忘れる事はまず無いと思われます。でも、厚生年金保険料や健康保険料も口座引落し可能な状態だと引き落とされ続けることもあったと聞いてますし、引落しできないで一定の期間過ぎると、延滞金なる余分のお金を請求されたりするそうですから、お気を付け頂きたいものです。因みに、この届けは、大至急出さないと遅れれば遅れるほど、年金の支給も遅くなります。廃業後数日で届けても、実際の年金の支給の始まりはその3~4ヶ月後なので、その間の生活費は覚悟はなさっておかれた方が良いでしょう。↓面白いです。タイトルが一部ちょっと過激(税金・年金払わずに!)ですが、内容は、合法的なちゃんとしたものです。実生活にも応用出来そうですし・・。 楽天広場の人気サイトランキング↑3ポイントとかコツコツとこれでポイント稼いでいます。←お小遣い稼ぎにやってます。←これもお小遣い稼ぎ♪↑しばわんこシリーズの最新刊ネット銀行のパイオニア『ジャパンネット銀行』!!
2006/01/29
コメント(6)
ぽぽです。今日は、年金を受け取る時期を「繰り上げる」話の3回目。前回 昭和16年4月2日以降のお生まれの男性の「繰り上げ」方法は、2種類で、「全部繰り上げ」と「一部繰上げ」があって、云々と書きました。今回は「繰上げ」のデメリットについて。具体例1.自営業のご夫妻の場合で、お2人とも国民年金だけ加入と仮定します。不幸にしてご主人に先立たれたとすると、ご主人が「繰上げ」しなかった→奥さんは自分の国民年金が出るまでの 60歳から64歳の間「寡婦年金」が出ます。 (結婚10年以上など一定の条件をクリア しないといけませんが)ご主人が「繰上げ」した場合→奥さんは65歳まで、年金・・無しです。*因みに「寡婦年金」の金額は、ご主人の老齢基礎年金の4分の3です。具体例2.あってはならない事ですが、65歳になるまでに持病が障害の状態になってしまった場合、(もっと具体的には、糖尿病が悪化、透析を受けるようになると、障害年金の2級とされます。)ご本人が「繰上げ」しなかった→「事後重症」といって、障害年金が 受けられます。ご本人が「繰上げ」した場合→障害年金は発生しません。具体例3.サラリーマンだったご主人に先立たれた場合、奥さんが「繰上げ」しなかった→遺族厚生年金の権利が出来ます。 奥さんが「繰上げ」した場合→同様に、遺族厚生年金の権利が出来ます。 でも、65歳までは、奥さんの老齢基礎年金どちらか 一つだけしか受けられません。 大抵は遺族厚生年金が高額なので、 遺族厚生年金を選びます。 「繰り上げ」した意味は無くなり、 65歳になっても少ない老齢基礎年金は 少ないままです。具体例4.再就職が目出度く決まり、厚生年金に再加入が出来た場合、ご本人が「繰上げ」しなかった→普通に老齢基礎年金を65歳からもらう。ご本人が「繰上げ」した場合→少ない老齢基礎年金が65歳から出る。といった感じです。繰上げ検討中の方は「良~く考えて下さいね」と念を押されるのは以上のデメリットが理由です。↓面白いです。タイトルが一部ちょっと過激(税金・年金払わずに!)ですが、内容は、合法的なちゃんとしたものです。実生活にも応用出来そうですし・・。 楽天広場の人気サイトランキング↑3ポイントとかコツコツとこれでポイント稼いでいます。←お小遣い稼ぎにやってます。←これもお小遣い稼ぎ♪↑しばわんこシリーズの最新刊ネット銀行のパイオニア『ジャパンネット銀行』!!
2006/01/27
コメント(2)
ぽぽです。今日は、年金を受け取る時期を「繰り上げる」話の続き。前回 昭和16年4月2日以降のお生まれの方の「繰り上げ」方法は、2種類で、「全部繰り上げ」と「一部繰上げ」と書きました。じゃあ 「何」を「全部」又は「一部」繰り上げるの? というと、老齢基礎年金です。老齢基礎年金は、65歳からもらえる国民年金のこと。これを、65歳になる前に「全部」または「一部」を先取りするんですが、65歳以降の年金の「全部」又は「一部」がすっからかんになったりはしませんので、ご安心を・・。65歳以降の老齢基礎年金の一月分の年金の「全額」又は「一部」を何パーセントか減額する代わりに65歳になる前から年金を受け取るんですが・・最初の内は、「全部」が一月の年金額が一番多く 「一部」が次に続き、 「本来もらえる時期まで待つ」なら 受け取る年金は微々たるもの。ですが、その内「本来もらえる時期まで待つ」が一ヶ月の年金額が一番になり、 「一部」が次に続き、 「全部」は最下位になります。また、ある時期までの累計(60歳からある時期までの年金の総計)は「一部」の累計が一番高いので、人によってはこれが一番優利かもしれません。ある時期は、人それぞれです。最後は、「本来もらえる時期まで待つ」場合が、累計・一月の年金額共に一番ですから、私は健康だし、働けるうちは働いて、長生きするぞ~!って方は、「本来もらえる時期まで待つ」のが賢明です。社会保険事務所に行くと「繰り上げ」2種類と「本来もらえる時期まで待った」場合の比較を印刷してくれますし、説明もして貰えます。それと、「繰上げ」には、デメリットもあるので、次回それをお話したいと思います。 ↓面白いです。タイトルが一部ちょっと過激(税金・年金払わずに!)ですが、内容は、合法的なちゃんとしたものです。実生活にも応用出来そうですし・・。 楽天広場の人気サイトランキング↑3ポイントとかコツコツとこれでポイント稼いでいます。←お小遣い稼ぎにやってます。←これもお小遣い稼ぎ♪↑しばわんこシリーズの最新刊ネット銀行のパイオニア『ジャパンネット銀行』!!
2006/01/25
コメント(0)
ぽぽです。今日のテーマは年金を受け取る時期を「繰り上げる」話。今 厚生年金保険料を払った男性は、一応「60歳支給開始」ですが、昭和16年4月2日以降のお生まれの方は以下の年齢まで厚生年金の部分しか貰えず、国民年金の部分は以下の年齢からやっと始まります。(この情報を誤解して、60歳の時点では年金は0円だと思われて、以下の年齢まで「年金貰います!」って届けをなさらない方がたま~にいらっしゃる様子です。金額は少ないけれど、正当な権利ですから届出をなさって欲しいと思います・・。それと、届出が遅れると添付書類が増えるのでぽぽの飼い主も「60歳に届ける」ことを周りの方にせっせとお伝えしております。)昭和16年4月2日~昭和18年4月1日生まれの方は61歳昭和18年4月2日~昭和20年4月1日生まれの方は62歳昭和20年4月2日~昭和22年4月1日生まれの方は63歳昭和22年4月2日~昭和24年4月1日生まれの方は64歳昭和24年4月1日以降生まれの方は 65歳で、定年は今だ60歳。(今年の4月から法律では62歳定年等が義務になりますが、実行はなかなか進まないでしょう。)さて、生活資金は・・。貯金の取り崩しをする?今の会社に嘱託で残る(給与は下がっても)?パートをさがす?を考えてみても、貯金が目減りするのは不安、会社には残れず、更にはパートも思うように見つからない・・。となると、頼りは年金。でも、年金はある時期まで少ない・・。さて、どうする?そこで、年金を受け取る時期を「繰り上げる」という選択が。「本当は63歳まで年金の全額は受け取れないけど、仕方ない。前倒しして60歳から受けるか。前倒しした分 一生 年金額が減らされるのは辛いけど。」となるわけです。昭和16年4月2日以降のお生まれの方の「繰り上げ」方法は、2種類。「全部繰り上げ」と「一部繰上げ」詳細は、また次回。↓面白いです。タイトルが一部ちょっと過激(税金・年金払わずに!)ですが、内容は、合法的なちゃんとしたものです。実生活にも応用出来そうですし・・。 楽天広場の人気サイトランキング↑3ポイントとかコツコツとこれでポイント稼いでいます。←お小遣い稼ぎにやってます。←これもお小遣い稼ぎ♪↑しばわんこシリーズの最新刊ネット銀行のパイオニア『ジャパンネット銀行』!!
2006/01/23
コメント(1)
ぽぽです。またまた日記をサボってしまいました。久しぶりの書き込みです。前々回は「代行返上」を取り上げましたが、「代行返上」ってこれからの年金相談のポイントになるなぁと思ってました。その後「知って得する賢い年金の受け取り方(原 孝則さん著)」という本に出会い、「なるほど~これはまた是非日記でお知らせしなくっちゃ!」ってことで、今回もテーマは「代行返上」。「代行返上」とは・・厚生年金基金を会社ごと辞めてしまうお話しです。以前の例えを引用して再度簡単に表現しますと、「厚生年金基金に保険料を払った人は、将来は3階建ての家の大家さん。ゆくゆくは、1階と2階の一部を社会保険庁さん、2階の残りと3階を厚生年金基金さん(又は企業年金連合会)に貸す予定。月々 年金という「お家賃」が入ってくるのを今から楽しみににしています。」の「2階の残り」を社会保険庁さんに返す事。「今までは社会保険庁さんに代わって運用をしていたけれど、もう返すよ」ってことです。したがって、1階と2階の全てを社会保険庁さん、貰うようになるわけです。この時、3階部分は各企業ごとに新しく企業年金に移っていきます。確定給付企業年金の規約型や基金型(厚生年金基金ではないですよ)などにです。ついでにいうと、悲しいかな3階は間取り変更!面積を減らされてる・・と言う結果に。(受け取る金額が少なくなる・・・)間取り変更(受け取る金額が少なくなる・・・)は、あまり詳しく説明が無いまま「代行返上」は進んでいるようです。ここまではお話済みの内容。ところが!です。新しい企業年金に移る前に退職している場合で、「代行返上の際、同意書にサイン(その際、一時金で清算など)してないけど?」と言う方は気をつけて下さいませ。厚生年金基金には保険料を原則25年以上納めなくても、1ヶ月以上の加入期間があれば、年金を支払うという独自の決まりがありました。それで、基金に保険料を10年払って、他に保険料を払った記憶が無い方で「基金からだけ年金貰ってたよ」という方が仮にいらっしゃると・・・・・「代行返上」では「2階の残り」を社会保険庁さんに返す事なので、原則25年未満の人には年金が発生しない社会保険庁さんは支払い義務が無く今までの独自に貰ってた「2階の残り」がドロンと消えます。こんなことでは生活にも支障が出ますよね。ですが、厚生年金基金にはこの補填の義務があるので、連絡をとって請求をいたしましょう!でも、請求しないと貰えないなんて・・・のは如何なものか?とは思います。楽天広場の人気サイトランキング↑3ポイントとかコツコツとこれでポイント稼いでいます。←お小遣い稼ぎにやってます。←これもお小遣い稼ぎ♪↑しばわんこシリーズの最新刊ネット銀行のパイオニア『ジャパンネット銀行』!!
2006/01/16
コメント(2)
全5件 (5件中 1-5件目)
1