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今回は「望む未来を生み出していく言葉」というテーマで見ていきたいと思います。
「欲しい」と言っていると、欲しいものが手に入らないと言われています。では、なぜ「欲しいもの」が手に入らないのでしょうか? そこには、現実を変える言葉と、そうでない言葉があるようです。では、詳しく見ていきましょう!
「○○が欲しい」と言っていると、「欲しいもの」は手に入らないという状態が続きます。願望系の言葉である「欲しい」を使うと、なぜ欲しいものが手に入らないのでしょうか?
これは願望系の言葉を使うと、「それがまだない」という現状のほうに関心を向けてしまうからです。「ない状態」を脳は維持し続け、望むものが手に入らない状態が続くのです。
では、どういう言葉の使い方をすれば、自分が意図した通りの現実を生み出せるのでしょうか?
まず、願望系や問題回避系の言葉を使わないことです。そしてそれに代えて、「それが実現している状態である」という言葉を使います。たとえば、「私は幸せです」「私は健康です」などです。
「○○になりたい」という願望があるならば、今この瞬間からそれを実現している現実を体験することです。未来にその実現を設定するのではなく、「私は今、○○です」と言って、その現実を少しずつ体験していきます。
「実現している状態」の言葉は、目標設定の習慣化に応用できます。
目標を達成した自分を既定し、それをアファメーションにしていくのです。たとえば、「漫画家になりたい」ではなく、「私は漫画家だ」と言葉にすることです。
「自分は漫画家だ」と既定することで、アイデンティティの確立になります。アイデンティティの確立には、アファメーションだけでなく、ふさわしい行動をとることも必要です。
漫画家として、絵・マンガを描くことを習慣にし、ペンや机にお金をかけ、仕事道具を揃えるなど、ふさわしい行動をとれば、それがその人にとって自然体になるのです。
コンフォートゾーン(快適領域)の考え方によって、セルフイメージや思い込みができあがります。そして「思い込み・セルフイメージ」によって、言葉が生まれます。さらに、その言葉を使うたびに思い込みやセルフイメージは強化されていき、それが「現実」となるように行動していきます。
たとえば、「太っている自分」がセルフイメージ(定着イメージ)であれば、「太っている自分」になります。「風邪をひきやすい自分」がセルフイメージであれば、「風邪をひきやすい自分」になります。逆に「健康な自分」がセルフイメージであれば、健康な状態が自分のコンフォートゾーンになるのです。
「私はこうです」という脳の自己イメージによって、現実を生み出します。それが、意識的に望んでいないことであれば、自分の意図と起きる現実のズレを生み出すのです。
ですから望む未来があるならば、「○○になりたい」ではなく、「今、私は○○だ」となるような現実的な行動を考えていき、それを習慣化していくことです。そして、そうした習慣の中で、それまでの思い込みやセルフイメージが書き換わり、心の奥底から「私はこうです」と言えるようになるのです。
自分自身のために言葉を使うことで、望む現実を手に入れていきます。「自分は○○だ」「○○をする」「○○を歓迎する」「○○を受け入れる」など、主張するように言葉を選んでいくことがポジティブな変化へと繋がります。
「現在形の力強い断定的な言葉」を使うことによって、人間の心と体と脳に影響を与え、「今の現実を変える力がある言葉」となります。これは、現時点の人生に切り込む言葉だからです。
「今この瞬間に自分の力を注ぐこと」、それは「今に意識すること」です。「こうなりたい」ではなく、「手に入れている状態」を言葉にすることで、欲しいものを手に入れるために脳が活動しはじめます。「私は今、○○です」の言葉が、望む未来を少しずつ作っていくのです。
いかがだったでしょうか? 今回は「望む未来を生み出していく言葉」というテーマで見てきました。
普段使っている言葉の裏に、自己イメージやセルフイメージを定着させるパワーが積み重なっているのですね。何にフォーカスしているかが、現実を変えていく力の差になるのでしょう。
「私はこうです!」と言える願望はありますか? それがあれば、言葉を代え、今この瞬間から行動することで、自分が意図した現実を生み出していきましょう。すべては、自分の思考と感情が引き寄せているのですから。
さて明日は「未来の目的を意識する言葉の使い方」について見ていきましょう。お楽しみに!
それでは読んでいただき、ありがとうございます。
【参考】
・本要約チャンネル【毎日19時更新】 本当の自分に出会えば、病気は消えていく 「あなた自身の人生」を生きていないとき、人は弱く、不調になる! (単行本) [ 梯谷 幸司 ]
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