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2024/5/14 深い森のほとりで 秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場第132回公演、青年劇場創立60周年 築地小劇場開場100周年、紀伊國屋ホール、作・演出:福山啓子原陽子:湯本弘美、福本則夫:佐藤良唯、浅田真理子:五嶋佑菜、 山口美恵子:大島恵子、本田隆一郎:広戸聡、原理彩:八代名菜子、原麻子:菅原修子、田部信彦:中川為久朗、加賀剛:奥原義之、 図1 深い森のほとりで チラシ表 図2 深い森のほとりで 場内配付資料と半券より 開演前、舞台に準備されている間仕切りや机、実験装置などを見て驚いた。理系、特に一寸手狭な小さい化学系あるいは薬学系の研究室そのものである。イメージは旧帝大系の弱小学部あるいは旧帝大系に次ぐ有力地方国立大学の中堅実力派教授の研究室。 人手がないので、教授と実験を手伝う職員(オーバードクターだったり年契約研究員だったり)、少人数の学生・院生が、協力して研究計画・予算申請・装置物品購入・据え付・実験・結果とりまとめ・学会発表・研究室の掃除・薬品管理・廃棄物処理・来客接待・新人指導・様々な歓送、およそ考えられること何でもやる。そして教授が主に関わり研究員が教授の相談相手になる事項には、教授間の打々発止の駆け引き、学部研究課上層部との駆け引き、学内行政、事務当局との様々な折衝、などなど山のように連続的に降ってくるくる流れてくるくるくる。そして、その学部の教授や職員を育て、今は引退している大ボス教授が暖かく君臨しているのが、よく見られる構造である。その先生には教職員から新人学生までみな畏敬の念を抱いている。 ストーリーは、バングラディシュで発見された致死量が高い危険ウィルスに対抗するワクチンを如何なる発想で作るか、その展開の過程で、医学的使命感と研究者としての知的好奇心を軸にした研究室の研究情熱と、国内予算制度、製薬企業の思惑、官僚の思惑、大学当局の思惑、そして海外での考え方と日本国内のそれとのギャップが、次々と暴かれていく。 世間には余り知られていないかも知れない、理系大学研究室の生の実態が見事に描き切れていて、これは演劇の使命を完全に踏まえた、築地小劇場の伝統を継承する快作。ただし、最後に大型予算が来るとか来ないとか、それでwelcomeする一寸迎合的なニュアンスが残ってしまうのは、これも伝統を引き継いでいるからなのですか? もっとぶった切りのエンディングの方がインパクトが確りとものになっただろう、・・・という気がするんじゃが!学校はどちらって聞かないで 『翼をください』の舞台を見た高校生たち/青年劇場/高文研【3000円以上送料無料】【中古】舞台パンフレット カムサハムニダ 2001年第79回青年劇場公演 原作:飯尾憲士 脚本:瓜生正美 演出:林英雄 出演:葛西和雄 清原達之 昆野美和子学校はどちらって聞かないで 『翼をください』の舞台を見た高校生たち 青年劇場/編著 高文研/編著【中古】シャッター通り商店街 2007年青年劇場公演パンフレット 脚本家:高橋正圀 演出:松波喬介 西沢由郎・青木力弥・葛西和雄
2024.05.30
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2024/4/20 春風亭小朝独演会, 第45回ふなばし市民寄席, 船橋市民文化ホール, 春風亭小朝, ゲスト:ウクレレえいじ ニャンスケと宿主一行、小朝独演会訪問は2回目である。前回は1997年4月、歌舞伎座。残念ながら高座に関するキチッとした記録がない。漠然とした記憶の中で、奥さんの泰葉や、その両親:林家三平・海老名香葉子夫妻の関係する話がものすごく多いことが印象的だった。ネタも三平譲りが過半だったような朧気の記憶。 そのときは、1988年に泰葉と結婚して三平の義理の息子になることで小朝のレパートリーが大幅に増えた、というような捉え方をしていたが、大分違っていたと今は思う。初代三平と小朝の絆は深いのだ。その流れの中に三平の次女泰葉と小朝の結婚があったので、それが形式的には破綻しても、初代三平の家族と小朝の絆は切れないのだ。 ニャンスケ拝、ネット情報からの受け売りであるが、海老名家と小朝の関係を出来るだけ簡単にまとめてみる。小朝は中学時代に素人寄席で桂文楽に絶賛される落語の天才であった。高校で8代目林家正蔵の弟子である春風亭柳朝の門下に弟子入り。然るに8代目林家正蔵は4代目小さんの弟子であって、4代目小さんの下で、やがて小さんを継ぐ名跡5代目蝶花楼馬楽を襲名していた。ところが、4代目小さん門下の弟弟子にやがて人間国宝となる凄いのが入ってきて、これも小さんにつながる小三治を襲名(9代目)。その襲名披露期間に4代目小さんが亡くなり、その流れ・勢いで9代目小三治が5代目小さんになってしまった。7代目林家正蔵が亡くなった後、息子の三平は未だ若いので実襲名のまま空いていた正蔵名跡を三平から借りては如何、という助言を受けた馬楽は、三平から正蔵名跡の借用を申し出た。そして誕生したのが8代目正蔵。 三平は入門から名前を変えずに真打ち大看板になり、1980年55才で、海老名美どり、泰葉、9代目正蔵、2代目三平の4子息を残し、早世してしまった。8代目正蔵はその死に際して海老名家に名跡を返却し、自らは林家彦六と名告った。1982年87才で死去。 小朝にとって、海老名家は大師匠8代目正蔵の本家筋で、切っても切れない関係だったのだ。 2007年金屏風での離婚会見で泰葉自らが語ったように、落語一家の海老名家は皆が小朝の途轍もない凄さを普通以上に畏敬の念を持って処遇してしまったに違いない。それは普通の夫婦関係には大きな障害だったであろう。泰葉が自ら語っている双極性障害の発症も付随して起きてしまった困難といえるのではないであろうか。だが海老名家と小朝の師匠筋との関係や小朝個人との深い信頼に基づく協力関係は堅いのだ。 泰葉との金屏風離婚会見から17年、どんな噺をするかと耳をたてていると、1997年に聞いた、そして全く忘れていた噺が何となく重なってくる。元義弟、9代目正蔵と2代目三平の話題が次々出てくるのだ。辛口だが暖かい、そして愛情と先代三平への愛惜もこもった笑い。前半続けて2席の内、後の噺は文違い、前の噺が何だか思い出せない。後半はウクレレ漫談を挟んで源平盛衰記、先代三平の噺は、本筋が1に対してギャグと余談脱線が5以上だったように記憶している。小朝版では枕はいろいろ長いが本編に入るとかなり丁寧な周辺描写や筋展開の細部説明が入り、扇の的への展開がリアルに目に浮かぶ感じで印象づけられる。 」 小朝は高座の映像記録を残していない様なのだが、残す機会はまだまだあると思っている内に気がついたら口も体も動きが悪くなっているということがあるのだ。映像記録、残してほしいのだ。ネットの流れている沢山の小朝高座の動画、これをまとめるだけで十分かも知れないが、ネットのままではいつ一網打尽で消えてもおかしくないことを忘れてはいけない。 【おまけCL付】新品 CD 落語特選(13) 春風亭小朝(二) / 春風亭小朝 (CD-R) VODL-61202小朝の夢高座 Op.1「牡丹燈籠 - 御札はがし」 [ 春風亭小朝 ]東京かわら版(592号(2022年11月号)) 日本で唯一の演芸専門誌 春風亭小朝 落語×歌舞伎初のコラボ菊池寛が落語になる日【電子書籍】[ 春風亭小朝 ]CD / 春風亭小朝 / 小朝の夢高座 Op.1「牡丹燈籠 - 御札はがし」 / SRCL-4303「CD 落語特選(6) 春風亭小朝『稽古屋 /子は鎹(子別れ・下)/ たがや』」【受注生産】CD-R(LABEL ON DEMAND)
2024.05.29
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