でも皆さんが読むことのできるのは、同じ日ではありますが午後8時20分以降・・・
つまり、「予約登録」されている文章なんです。
だって、今日は会合が多くって・・・でも、便利な時代になりましたね。
「藤吉郎さん・・・・お前さんこれからどうするんだ?」
今ここにいるのが「豊臣秀吉」になる前の「木下藤吉郎」だとわかったんですが、彼をどうするか・・・「神様」は思いあぐねていました。
連れて来た者が連れ帰らないと、元の世界に帰る事はできません。
もし、このまま「神様」や「お歯黒女官」と一緒にこの天国を出たとすれば・・・・21世紀の時代に一緒に連れていかねばならないのです。
「お前を天国へ連れてきたのは、やっぱり織田信長さんなんじゃろ?」
「そのとおりでござる。」
「で、その織田さんはどこへいったのじゃ?」
「それがのう・・・・いつもの事なんじゃが・・・突然怒り出してのう・・・」
「何があったんじゃ?」
「昨日途中で・・・わしをそのまま年寄りにしたようなじじぃに逢うてのう・・・それからなんじゃ」
それはきっと「藤吉郎」が成長した後の・・・・晩年の「豊臣秀吉」であったのでしょう。
自分より上位の位についた家来を、あの信長が許すはずもありません。
ましてや自分の姪を愛妾として子供を作るなど言語道断・・・・
この老人が自分の今連れてきている男の成れの果てだと思うと、「藤吉郎」を今のうちにつぶしてしまえというのは・・・・信長としては当たり前の事だったのかもしれません。
何しろ「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」と言った(?)「織田信長」なのですから。
一方・・・・まだ自分の将来のことなど知る由もない「木下藤吉郎」にとってはまったく迷惑な話です。
自分は「信長様」を「天下取り」にして、そのおこぼれでも頂戴できれば・・・なんて考えていたころの「木下藤吉郎」ですから・・・・・急に冷たくされたわけなど考えもつかなかったことでしょう。
このままでは、この天国から出ることもできません。
とりあえず、「神様」は放っておくわけにも行かず、「藤吉郎」もお供に加えていくことにしました。
さて3人になった一行は、また宛もなくぶらぶらと歩き始めました。
いや・・・宛はあるんですが、特に行きつけなければ行きつけなくてもいいところでした。
しばらく行くと、今度は向うから一枚のシーツのような布をまとった男が、かなり悩んでいるような顔をして現れたのです。
「神様・・・向うから・・・かなりの悩みを抱えてるような男がやってきました・・・・できたらあたくし、あまり関わりたくないんですけれど・・・・」
「なんだお歯黒・・・・お前の知り合いか?」
「いいえー・・・でもあたくしなんだかいやな予感がするのでございますわ・・・・できたら関わらずにこのままスーッと行き過ぎて・・」
そう思っていた「お歯黒女官」でしたが、向うから逆に声をかけられたのでは・・・無視するわけにも参りません。
「アア・・・失礼ですが・・・・・こちらの住人の方ですか?」
「いや・・・マロたちは旅のものですが・・・・」
「ああ、そうでしたか・・・それは失礼致しました」
おっとまた時間だ・・・・この男は誰なんでしょうね?・・・と振っておいて・・・・つづく
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