私は「桃太郎」のようなお話を書こうとしているんですけど・・・・皆さんは「孫悟空」を想像していらっしゃいます。
「お釈迦様」が出てきたからでしょうかねえ?
まあどっちにしろ、まともな桃太郎にはなりませんから・・・孫悟空でもよかったんですけど・・・・・
さて、「御釈迦様」から密命を受けた「神様」一行・・・・・
どこから手をつければいいのか悩みました。
「とりあえず・・・前に鬼が住んでたって言う”鬼ヶ島”にでもいってみたらいいんじゃない?」
「そんなこといったって・・・・今度の鬼は仏教関係の鬼じゃないっていうし・・・・だいいち、”鬼ヶ島”ってどこにあるんだよ?」
「そんなこと知らないわよ・・・・ただ・・・・前に絵本で読んだときは小船で行ける島だから・・・波の穏やかなとこ・・・”瀬戸内海”なんていいんじゃないかしら?」
「ワン!・・・日本に限定するなら瀬戸内海かもしれないけど・・・もしかしたら地中海かもしれないじゃないか?」
「アラ・・・・地中海・・・すてきじゃない?・・・・ギリシャ神話にもそういえば鬼のようなのがでてきたわよ?」
「そりゃ本当か?」
「ええ・・・えっとね・・・・あれはイタリアの映画だったかしら、角の生えた鬼のようなのが出てきたわよ?」
お供の3人は、喧々諤々・・・行き先がなかなか決まりません。
「神様」がひとつ提案しました。
「確かに、”鬼ヶ島”がどこにあるかわからないが・・・日本の民話の中に鬼がでてくる話がまだある」
「ああ確かにそうですわねえ・・・・・安達が原の鬼婆の話がありますけど・・・」
「ということは福島県だな?」
「その前に一寸法師の話がある・・・・ありゃお姫様を助けるんじゃが・・・・確か京都のお公家さんの娘じゃろ?」
「ワン!そうだ・・・あの辺なら大江山の酒呑童子もいるし・・・」
「そうねえ・・・京都のあたりなら鬼の伝説が多いかもね」
「それじゃとりあえずの目的地は京都だ」
こうして、「神様」一行は天国を出て京都を目指したのでした。
天国を出るとき、問題は無かったのかって?
これは「お釈迦様」から与えられた任務・・・・・イギリス秘密情報部の007、ジェームズ・ボンドが「殺しのライセンス」を持ったように・・・特殊任務の「神様」たちですからすべて自由にできるようです。
京都に着いた一行・・・・とりあえずそのままの格好ではまずいので、高校の修学旅行生の格好をしました。
「孔雀」には「セーラー服」は無理じゃないか・・・って言う話になったのですが、その目じりの小じわも・・・けっこうチャームポイントになって・・・女学生に見えるといえば見える・・・・・
カールだけは犬ですからどうしてもハダカで歩かなければなりません。
ただし・・・きちんと首輪をつけて・・・・「藤吉郎」がめんどうをみることにしました。
修学旅行にペットを連れてくる奴がいるか?
そういう疑問もあるでしょうが、ここは学校が小さく・・・・置いてくるわけにいかなかった「学校で飼っているペット」だということでご了解を賜れば・・・筆者としてはなはだ幸いに存じます。
京都に来て先ず見学したところは・・・・「京都御所」
ここには鬼が出たという伝説がわんさかありました。
「ア・・・カメラ、カメラ、カメラ・・・・ほらみんなで記念撮影しましょ?」
「孔雀」は鬼退治などどうでもよく・・・・あくまでも観光気分です。
「ここにはおらんなあ・・・・」
「じゃあ次に行ってみましょう?」
次に向かったのが「嵐山」でした。
嵐の山・・・・・いかにも何かが荒れ狂いそうな地名ですが・・・・実に風光明媚ないいところです。
「あ・・ねえねえ・・・ここに舞妓さんのかっこうして写真が撮れるところがあるわよ・・・写真撮ろうよう・・・」
またぞろ誰かさんのワガママが始まりました。
こうなるとてこでも動かなくなりことを知っているほかの3人は、逆らわず、ここでも記念写真を撮ります。
もちろんほかの3人は男ですから・・・・舞妓の格好をするのは「孔雀」だけ・・・・
いつも十二単を着ていますから、和服は似合うはずでした。
しかし、その姿は・・・・・「おたべ」の人形のよう・・・・なんとなく熊本の「おてもやん」はこんな人だったのではないかと想像できるような姿になりました。
「駄目だ駄目だ駄目だ・・・・こんなことしてたらいつまでたっても探せないよ・・・」
「なんかいい方法がないかなあ」
「図書館で文献を調べよう」
学生服姿ですから、なんとなく図書館に行って調べるという言葉がすんなりと出てきたのです。
図書館に行き・・・・とりあえず鬼伝説の本を見てみました。
そして、最初に出てきたのが「鬼門」という言葉・・・・
「鬼の門?」
3人は顔を見合わせたのです。
あ・・・カールは犬ですから図書館には入れなかったのですが・・・・・
「え?・・・・なんだって?・・・・・鬼門とは丑寅の方角・・・つまり北東に当たる方角である・・・」
「っていうことは北東に鬼がいるってことかい?」
「どうもそうらしい・・・」
「もうひとつ書いてあるんだけど・・・・鬼門の反対の方角は桃太郎のお供となる・・・・申、酉、戌の方角となり、鬼に対するものとしてお供になったものと思われる。」
「ああ・・・なるほど・・・・犬も猿も鳥も鬼に相対するものだったんだね」
「だからお釈迦様は雉じゃなくて孔雀でも良いっていったんだ・・・鳥っていうひと括りだから」
「じゃあ・・・・これから北東に向かおう」
「おう!!」
こうして一行は北東を目指したのですが・・・少し勘違い・・・・
北東方向ではなく・・・・「東北地方」を目指したのです。
とりあえずは福島県・・・・鬼婆伝説のある「安達が原」へ・・・・・
さて、新幹線の移動になり、この移動時間を利用して筆者は休憩・・・
だから・・・・続きます。
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