神様の論争・・・「卵が先か鶏が先か」みたいな話は、さておきまして・・・・・
「なんで牛のような顔に化けたんですか?・・・それもわざわざ角までつけて?」
神様は宇宙人に尋ねました。
「人間の姿のままでも良かったじゃありませんか・・・・・」
「この姿のままだと、我々が宇宙人だと話しても・・・誰も信じてくれないんです。・・・最初コンタクトをとったときも、相手は”ドッキリカメラ”というテレビ番組だと思ったらしく・・・一生懸命カメラを探すんですよ。・・・いくら本物だといっても信じてくれないんです。」
最近の人間はマスメディアに毒されている・・・・・・・
「だから人間の姿でコンタクトを取る事をあきらめたんです」
「それにしたって、わざわざ角のある牛に化けなくても・・・・」
角があったからこそ、お釈迦様は「鬼」と間違えたのですから・・・・・
「私達は考えました。・・・・地球人と友好的なコンタクトを取るためには、この地球でもっともおとなしそうな・・・優しそうな動物型の宇宙人として登場すれば良いと・・・・」
おとなしく優しそうな動物になれば、地球人も安心して接触してくれるに違いない・・・・そう思ったそうです。
それが鹿であり、ヤギであり・・・・・牛だったのでした。
そしてこれらの優しそうな動物達のもっとも顕著な特徴は・・・「角」・・・
そうなんです・・・・・優しい動物はみな・・・「角」を持っているのです。
このとき、神様はハッと思いました。
「鬼だってほんとは優しいんじゃないだろうか?」
桃太郎は鬼が悪さをしたという話しを聞いて鬼退治に行きました。
でもこれは自分が直接見たわけでもなく・・・あくまでも噂なんです。
鬼が悪さをしているところを誰も見ていません。
この犯罪がもし、鬼の仕業に見せかけた「山賊」とか「海賊」の仕業だったとしたら・・・・・桃太郎も同じような犯罪行為を行ったことになるのです。
これは童話や民話を根本的に見直さなければならない。
神様はそのように考えたのでした。
「ア、すみません・・・・私ちょっと用事ができたんで失礼させていただきます」
神様は天国に戻り、お釈迦様と桃太郎に確認を取ろうと思いました。
「ア・・・・もうお帰りなんですか?」
「ええ・・・ちょっと用事を思い出しまして」
「じゃあ・・・私たちが地球人とコンタクトを取る一番言い方法を教えてくださいませんか?」
「でも急いでますから」
「そんなこと言わず教えてくださいよ」
「じゃあ・・・とりあえず・・・・”未知との遭遇”っていう映画を見てください。・・・ジャさよなら」
こうして、神様は「孔雀」や「藤吉郎」・・・「カール」が待っているところに戻りました。
「神様・・・どうでしたか?」
「孔雀」に聞かれましたが・・・「とにかく急いで帰ろう・・・・」
神様はさっさと歩き出したのでした。
つづく
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