日本語で話そう

May 17, 2012
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さて、郊外から帰った翌日、家族全員がそろったのはそこまでで、東京で仕事が待っている次女は朝早くヒースローから1人日本に帰って行った。

残りの3人はテムズを渡った駅から電車に乗ってまた40分郊外にあるハンプトンコート宮殿へ出かけたのである。

今回の旅行のテーマは城と庭園。ハンプトンコートもものすごく広い庭園なのである。

バカ高いチケットを買ってから、チュダー朝建物正面から城に入らず、まずぐるっといろいろな種類の庭園を見て回る。藤やチューリップ、白い花が基調の庭園、紫のつつじやシャクナゲの庭園。
40分ぐらいかけてようやっと城の南入り口ウイリアム3世のパートから城に入る。


  • P1060887.JPG


階段を昇ったり降りたり。部屋から部屋へ。
高い天井ですごく豪華だけれど、ウィーンのシェーンブルグ城の華やかさ、明るさがいまいち足りない。なぜだろう。

この城も歴史の途中でヘンリー8世が他人からその権力で奪ったものだ。リーズ城と同じ。

建物を巡りながら中庭に出ると、観光客が何かの映画で見たように並んでお辞儀をしている。その先を見るとなんとヘンリー8世と1人のお妃とたぶんその弟がいた。

突然観光客のど真ん中で英語での寸劇が始まった。

お妃がヘンリー8世にシャツをプレゼントする。そこへもう一人のお妃(彼には6人のお妃がいる)が現れ、急に王に向かって怒り出す。怒られた王様、理由が分からない。そしていきなり観光客に質問するのだった「なんでシャツもらっただけで怒られるの?」

見れば王妃役の俳優もあちらのベンチで観光客に議論を吹きかけている。

もう観光客を巻き込んで中世の世界に連れてっちゃおうという魂胆のようだ。
本気になって議論する観光客が面白い。

再び今度は王妃の居室が有るパートに行くと、王宮のお抱えの芸術家たちがいた。
その時代の服を着たハンサムな画家が長女に話しかけて来た。

「絵の依頼が有ったけど、面倒なので輪郭だけ描いて後は適当に弟子に色を塗らせるのさ」

という意味のことを言っているんだと、娘が後で説明してくれた。英語が早くてじぇんじぇん分からなかった。ぐすん。

なんだかディズニーランドに似ている。パフォーマーは役に成りきって観光客をお城の一員として迎えて楽しませるのだ。まるごと中世の世界に連れて行く。

入場料高かったけれど、これならいいかな。

ヘンリー8世.jpgヘンリー8世2.jpg









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Last updated  May 18, 2012 12:18:32 AM
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