日本語で話そう

August 2, 2016
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カテゴリ: スイス旅行
五日目

その日はもうグリュンデルワルドへ移動する日。移動電車は人気のあるコースを走るパノラマ特急なので一応予約を入れておいた。この予約時間を間違えてせっかくの気取ったレストランでかき込むようにしてディナーを食べたことは前に書いた。

とりあえず、電車の発車まで時間が有るのでちょっと遠出して雪山テェトゥリスまで行くことにした。
ルツエルンからエンゲルベルクまで急勾配を登るローカル電車。ぐんぐん登って行く。
エンゲルベルクで、連絡バスに乗る。ロープーウェイに乗り換える。回転ロープーウェイに乗り換える。を繰り返して一気に3,032m。
さすがにここでは雪でツルツルしてハイキングは出来ない。たくさんの中国人とインド人が軽装で雪遊びをしていた。柵がないのでつるっといったら山から落ちそうで怖い。ストックを使いながら雪の中を進む。

ティトゥリス
ティトゥリス posted by (C)灰色ウサギ

せっかくだからリフトで空中散歩。

テェトゥリス
テェトゥリス posted by (C)灰色ウサギ

遊園地化した賑やかな山頂を早々に退散。

ロープーウェイで登ってくる時途中で乗り換えたトリュップゼーの向こうにリフトが見えた。


トゥリュップゼー
トゥリュップゼー posted by (C)灰色ウサギ

あのリフトで山を越えてその先に何があるか見てみたい。
ムラムラと欲望が頭の中いっぱいになる。

トリュップゼーを回り込むように登る。リフト乗り場でテェトゥリスのチケットを出したら無料で乗れたのでリフトに乗る。

エングストレンゼー
エングストレンゼー posted by (C)灰色ウサギ

頂上から山の彼方を望むと、わあ凄い。お花畑の中をどんどん下る道、そのはるか向こうに、エングストレンゼーが真っ青に見える。道はそこを抜けてまた登り、緑の丘を(丘って言っていいのだろうか、雪山に囲まれた山の中なのに)抜けタンネゼーに続く。どこまでこの道は行くのだろうか。メルヒゼーを抜け、メギスアツプまで、6時間30分。技術2、体力3のハイキングコース。かなりのハードコース。
戻れなくなるといけないので、エングストレンゼーまで行って、そこからの登りリフトで帰って来よう。

エングストレンゼーへ
エングストレンゼーへ posted by (C)灰色ウサギ



何て凄い花畑なんだろう。写真を撮りながら歩いたらちっとも進まない。湖がちっとも近付かない。行き交う人と挨拶を交わす。
「ハロー」
「グルチェ」
???グッデイって言った?どこの言葉かな。

エングストレンゼー ハイキングコース 花畑
エングストレンゼー ハイキングコース 花畑 posted by (C)灰色ウサギ



花の中、なぜかこの急坂をはあはあ言いながら登ってくる人の方が下る人より多い。犬も登ってくる。

おかしい、道は湖に向かって下っているのにリフト乗り場はとっくに通り越している。帰れなくなったらどうしよう。6時間も歩いていたら電車に間に合わない。

エングストレンゼーまでのハイキングコース
エングストレンゼーまでのハイキングコース posted by (C)灰色ウサギ

道は最後にドンと滑り降りて湖の手前で今度はリフトに向かって登りながら引き返えした。まずは少し安心。
リフトに乗り、またリフトを乗り継いで、トリュップゼーを回り、またゴンドラに乗って電車に乗ってルツエルンに帰り着いた。

スイスは森と湖の国、ルツエルンから指定席に乗ってインターラーケンオスト、途中でまた乗り換えて、グリュンデルワルドにたどり着いた時は7時。駅に送った荷物は5分前に駅舎が閉まって受け取れなかった。
今夜は洗濯しなきゃ。

フル回転の1日の最後に待っていたのはホテルのベランダから見える夕日に燃えるアイガーだった。

夕日を受けるアイガー
夕日を受けるアイガー posted by (C)灰色ウサギ





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Last updated  August 2, 2016 10:03:25 PM
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