日本語で話そう

December 3, 2016
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カテゴリ: 食べる
昨日からフォト蔵の調子が悪い。メンテナンス悪戦苦闘しているらしい。

仕方がないので、楽天写真館経由で写真を貼り直す。写真が大きい。

さて、前回の長野旅行続き。
戸隠から長野市内へ戻ってくるとつるべ落としの秋の夕暮れ、もうすっかり辺りは暗くなっていた。
提灯に灯りが灯った善光寺も、店をたたみ始めていた門前もこれはこれで風情があって良い。





夕食の藤屋御本陣の予約は貸切があった都合で8時からと遅い。ここは人気のレストランなので、いつ行っても結婚式だとか、イベントだとかで貸切状態。予約できただけでもラッキー。
時間まで、とりあえず竹風堂でお茶をして小腹を満たす。




お汁粉の餡は小豆餡ではなく全て栗餡。

一度ホテルに戻って休憩。去年は温泉宿を取ったが、今年は急なことで旅館が取れなかった。お陰lで夕食が付かない分、いつかは行きたかった藤屋平五郎に娘が予約してくれるという幸運に恵まれた。

さて、ホテルでタクシー呼んでもらって藤屋御本陣へ。夜の帳に浮かび上がる藤屋の2階のシャンデリアも気持ちを盛り上げてくれる。




クロークでコートを預けると一旦バールームのソファーに案内された。キビキビ動くスタッフの人数も多い。

バールームで待っているお客は3組。その3組ともぴったり8時にそれぞれの担当スタッフに誘導されて歴史を感じる木造の廊下をレストランルームに案内された。少し照明を落とした中庭の見える広い部屋にはすでに食事をしているたくさんのお客達が談笑し、食事をしていた。ああ、きちんと一組ずつ丁寧にエスコートするために少しずつ時間をずらして予約受け付けているんだな。
最初の気配り。

圧倒されたのはその空間にキッチンが丸見えなことだった。それはレストランルームが照明が落とされたのに比べ明るく照らされ、料理人達がキビキビ動き回るのが見える素敵な空間。しかし、音や料理長が指図する大きな声など聞こえないので決してうるさくない。キッチンで流れるように作業するたくさんのコックさんを見ながら先ずはワインをオーダー。
ライン川のワインを注文。貯蔵庫までワインを取りに行ってくれたスタッフが戻ってくると、ワインの話から家族でそれぞれが体験したドイツの話に。

他のテーブルの話し声が聞こえるわけではないけれど、シーンとしているわけでもなく、適度の賑やかさと、キッチンから出来上がった料理をキッチンカウンターで仕上がりをチェックしながら運ぶ料理担当係のキビキビと動く姿が何処かヨーロッパのレストランを思わせる。

わざとキッチンを見せる演出は、なぜか出てくる料理に対して安心感と親近感を抱かせてくれる。



私たちはあれこれ料理に気をとられるより雰囲気を楽しもうと全員コース料理を注文した。

ワインと一緒に飲む水がタダなのは良いね。日本だから。

一通り料理が出て、先に来たお客が帰りテーブルが歯抜けになっていく頃、「デザートとお飲み物はバールームで召し上がりますか」と、私たちのテーブルのサービス係が言った。

もう一度バールームに戻りソファーに腰を埋める。外国でも日本でも部屋数の少ないホテルではこういうサービスがある所があってこういうの好きだな。イギリスのライのホテルマーメイドインを思い出した。




「これ絶品」ドルチェのりんごのミッレフォーリエ。サントリーの山崎を使ってキャラメリゼされた冷たいりんごの上のアイスクリームとパイ生地に娘が呟いた。


ホテルまでのタクシーの座席に座ってまでもなんだか幸せな気持ちになるようなレストランだった。

良いサービスも雰囲気も料理のうちなんだね。








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Last updated  December 3, 2016 08:01:18 PM
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