日本語で話そう

July 27, 2017
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カテゴリ: スイス2017
グリュンデルワルトを去って、峠を越えた向こうマイリンゲンへベースを移した。

電車でぐるっと回ると1時間半。
村内バスで村はずれの峠グロッセシャイディックを越えて、そこからポストバスに乗り換えてくねくね道を行ってもだいたい同じ時間。

朝早い移動なので前日にバスの切符は買って置いた。
そして、いざ、スーツケースをいつものようにゲパックシステムのエクスプレスラゲッジで送ろうと駅で申し込む。
駅員さんPCに打ち込んでから、「あれ、ごめんなさい。マイリンゲンは特急便扱ってないわ。荷物到着明後日になっちゃうわね」

しまった、特急便効かない駅もあるとどこかで読んだ。グリュンデルワルト駅には日本からメールして開門と閉門時間を聞いたのに、マイリンゲンは油断してしまった。

多分スーツケース、バスには大きすぎて乗らない。うーんどうしよう。登山靴やストックはスーツケースの中だし。

そこで、せっかく買ったバス券が無になってしまうが、電車で荷物を持って移動することに急遽変更する。

えっちらおっちら大きなスーツケース3つ持って、我ら3人電車を乗り換え移動する。

乗り換えたインターラーケンからの電車は混んでいた。中国人用の予約車両もあるので座れる車両が少ない。韓国人とおぼしき若者、4人ボックスの席に2人座って譲ってくれない。やっとの思いで座席下にスーツケース詰め込んで、ヨーロッパ人と思われる年配のご婦人の横に座らせてもらった。

リュックを網棚に乗せていると、ご婦人がゆったりスペース作ってくれるため、「私のスーツケースも上に上げてくれるかしら」という。ありがたい。

ひとり旅のようなので、しばらくして私が話しかけると、彼女が答えて来た。
オーストラリアからヨーロッパ旅行をしていること、仕事が有るのでご主人はフランスから先に帰ったこと、ジュネーブから入って昨日はプリエンツ湖を1人で船で巡ったこと、日本に来たことがあることなど、すっかり話が合ってマイリンゲンに着くまでおしゃべりした。
「あなた英語上手ね。どこで習ったの」なんてお世辞も言ってくれた。ちょっと嬉しい。

私なんかよりずっと上手な英語を話す娘は座席が離れたけれど、きっと聞こえてくる私の英語をニヤニヤして聞いていたことだろう。

今度の旅で、私が聞き逃したことをちゃんと聞いてていて補ってくれる。けれど、「お母さんの英語間違っているよ」とは言わないのだ。「それでいいと思うと」励ましてくれる。そんなことも心で「ありがとう」と思うのである。

マイリンゲン到着

その日から1週間、ハリスバーグという地域でホテル暮らしをした。


昨日までいたグリュンデルワルトの村は山のあっち側。毎日眺めていた同じ山が違って見える。

マイリンゲンからグロッセシャイディック方面を見る
マイリンゲンからグロッセシャイディック方面を見る posted by (C)灰色ウサギ

9日目後半に続く。





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Last updated  July 27, 2017 05:07:38 PM
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