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東口のサンシャイン通りをしばらく歩いて左折し、居酒屋好きには知られた「楽旬堂 坐唯杏」のそばに「うな達」があります。ビル地下の酒場で、くたびれた酒場であるらしいことは外観からも窺えます。いずれ行ってみたいと思いつつ、屋号からうなぎ屋と察せられるためこれまで二の足を踏んでいたのでした。先日思い切って入ってみることにしました。 うらびれた薄暗い階段を下るやいなやすごい活況ぶりが伝わってきます。変形のコの字カウンターが15席程と30人位入れる座敷があります。足元の三和土や壁に掛けられた祝い額など酒場らしい小道具もしっかり備わっています。忘年会シーズンということもあり座敷はほとんど埋まっています。カウンターも空になった鍋などの使用済み食器でふさがっておりこの酒場の人気振りがわかります。 カウンターの一席に落ち着き、チューハイ:300円をもらいます。お通し:200円?には里芋、さつま揚、ぜんまい・こんにゃく・油揚の煮付が出されました。肴も鰻串はもちろんやきとん、やきとりなどの居酒屋の定番はひととり揃っており、加えて金曜日限定のポークカレーなんてのも貼り出されています。カウンターの隅には水槽がありどじょうがうねうねと泳いでいます。 宴会客が多いので普段の雰囲気とは違っているのでしょうが、ここは池袋に残っている数少ない酒場らしい酒場と感じました。わかっていたらもっと早く行っていたんだけどなあ。今後も末永く利用したいお店です。【他のメニュー】ビール中瓶:500円,ホッピー:450円(中:200円),サワー:300円~,酒:250円,もつ煮込豆腐:380円,うなぎ串焼(かぶと:100円,ひれ:120円,きも焼:140円,一口蒲焼:150,一式:510円),やきとん/やきとり:90円~さつま揚:300円,どじょう煮:500円。-- その後、すぐそばにいつの間にか開店していた「すし居酒屋 小池」というのが目に止まりました。店の前の立て看板によると生ビール:80円とあるではないですか。だとしたら見逃すわけにはいきません。 店そのものは愛想がなさすぎる位に飾りっ気のなく、まるで個性のない空間。100名以上は入ると思われる広い店内には、のっぺりしたテーブルが整然と置かれていて、混んでいたらひとり客はいたたまれない気分になるかも。さすがに驚くほどの安さもあって7割程の入りです。 壁の張り紙を見ると3月までの限定ではありますが、生中/サワー/ハイボールがなんと80円、肴メニューも通常は380円の餃子やたこ焼が半額になっている。生中とたこ焼をすかさずオーダー。お通し:300円はひき肉を生姜で煮付けたのに生の玉ネギが和えられている。しょっぱくて案外酒のアテにちょうどいいかも。これで300円は高いですけど。 お通し代を考えてもやはり安いですね。通常価格帯になったら利用することはなさそうですが、当面は懐具合がさびしい時の駆け込み酒場として利用できそうです。【通常の品書きの一部】生中:280,ホッピー:390(中:150),チューハイ:380,ハイボール:250,餃子/たこ焼:380,にぎり寿司:450。
2011/12/08
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昨夜のつづきになります。大塚は居酒屋はそれこそたくさんあり、いまでも新しい居酒屋が増えています。ただ銘酒居酒屋などが多く、庶民が毎夜通うにはやや不向きな店が多いのが現状です。巣鴨や雑司ヶ谷という観光スポットは酒場そのものが少なく、散歩ついでに一杯飲める酒場ができることを期待します。大塚 伊勢元 大塚の少しは外れに酒場らしい酒場があります。このもつ焼屋「伊勢元」は無機質な店内のカウンターが不思議とリラックスできます。まるで墨田区辺りのもつ焼屋にいるような気分になれるのは、同名の屋号の酒場の記憶がもたらすことと無縁ではなさそうです。大塚 串焼 鳥政 「伊勢元」の近くにあります。この周囲はごく数軒ですが、古びた酒場が残されていてついつい立ち寄りたくなります。ただし、これといった酒場にはなかなか出会えないのでした。大塚 きたやま 銘酒居酒屋は大塚に多くありますが、くつろげる空間といったらここが一番。なんてことのない外観からはわかりませんが、1階のカウンター席は店との親密な気分をもたらしてくれます。大塚 大提灯 ごくごくありきたりの居酒屋。これ位ありきたりの居酒屋は実はありそうであまり見かけなくなりました。巣鴨に支店があります。大塚 富久晴 東京でも西側にはほんとに見事なカウンターって少ないのですが、こちらは立派。引き戸を開けた瞬間、もつ焼屋にやってきた喜びを感じます。大塚 江戸一 昭和20年創業の名居酒屋です。建物はきれいに改装されていますが、店内の様子は当時を再現しているのでしょう。上品な雰囲気でいながら肩の凝らない接客がうれしいです。燗酒のうまさはここで教えてもらいました。大塚 多がわ さりげない酒場ではありますが、こちらも渋い。オヤジさんも渋い。渋い酒場に行きたければここがお勧めです。巣鴨 ゆたか食堂 駅前の細い路地にちょっと引っ込んで建っています。広い店内は定食を掻き込む若者からじっくり腰を据えてゆったり酒を飲むおっちゃんやじいさんもいます。久しぶりに行ってみようかな。駒込 加瀬政 駒込店 駒込には駒込銀座や田端銀座、霜降銀座など商店街が多くあり、実は散策すると思いがけず楽しい街です。そのひとつアザレア通りは飲み屋さんの多さが特徴。その一軒がこちら。年季の入った酒場がちらほらある中でもとりわけそそられます。駒込 居酒屋 くまちゃん こちらは駒込銀座の突き当りの横道を入った暗い通りにあり、屋号に似合わずいかにも大衆居酒屋といった店内の雰囲気や品書きの多さがうれしくなります。屋号を考え直すともっと客が入ると思うんですけど。駒込 みのや 霜降銀座、染井銀座とはるばる歩き横道に入った場所にこの食堂はあります。オンボロ一軒家に愛着のある人にとっては実に魅力的。オヤジさんも感じ良いいです。雑司が谷 高松屋 雑司ヶ谷鬼子母神のすぐそばにあるこのもつ焼屋は大振りのもつ焼をにんにく醤油につけていただくスタイル。外観こそありきたりですが、店内はきっちりと時間の経過を感じさせる燻され具合。夏場は解放される硝子戸から正面のスーパーの買い物客を眺めつつ過ごす時間は最高に心地よいです。東池袋 くりちゃん 都電の東池袋と向原の界隈には名も知らぬ小さな商店街がありその周辺は訪れる人も少なそう。迷子になりそうな路地に建つこちらはぜんぜん普通の居酒屋ですが、副都心の外れにあっても場末を感じることができるという意味では貴重なのかもしれません。東池袋 豊屯 「くりちゃん」のそばにある中華料理店。昭和41年創業というので歴史は長いがなぜかさほど知られていません。それが不思議に思えるうまい料理を供してくれます。東池袋 BAR Too 池袋の東口のジュンク堂の脇が入口の東通りには最近、おしゃれっぽい料理店がぽつぽつ開店していますが、それらを横目にずんずん進むととあるビルに看板のないしゃれた店舗があるのが見えてきます。「BAR Too」です。オヤジさんが隠居してしまい、今はきれいで感じのいい女性3名がおいしいカクテルを作ってくれます。庚申塚 庚申酒場 都電の庚申塚からすぐの昭和25年創業の「庚申酒場」は、昭和30年頃に建てられたという木造一軒家の酒場。それだけでも十分な位の魅力ですが、ばあちゃんの毒舌を拝聴しつつ呑んでいると時間を忘れてしまいます。店の奥の居間を抜けた場所にあるトイレを行き来することになるでしょう。椎名町 大衆酒蔵 北の譽 椎名町から東長崎には古くて、薄汚れた飲食店がそこら中にあって、どこも一度は行ってみたいと思っていました。昭和48年創業のこちらは外観も立派ですが酒も肴も佇まいも思いがけず正統的な居酒屋でした。
2011/11/20
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豊島区は東京23区の西北部に位置します。副都心・池袋、高級住宅街の目白、おばあちゃんの原宿・巣鴨が豊島区の中心となり、現役の花街である大塚の繁華街の大部分が豊島区に含まれます。豊島区には雑司ヶ谷霊園、染井霊園という巨大霊園もありますが、これといった表情の乏しい区と思われます。 酒場についても、大塚にこそ名店が密集していますが、池袋の東口は再開発の波に呑まれ人生横丁は失われ、かろうじて美久仁小路と栄町通りが残されているものの情緒は失われつつあります。西口にはロサ周辺が歓楽街として変わらず賑わっていますが古くからの酒場はめっきり減ってしまいました。さらに川越街道方面に進んだ池袋三業地には現役の古い酒場も残されてはいますが、風前の灯といった状況です。目白には酒場が少なく、巣鴨も存外酒場がありません。ほんとに豊島区には魅力的な酒場はあるんでしょうか。目白 BAR なすび 目白には居酒屋らしい居酒屋ってほんと少ない。目白通り沿いの「鳥八」位か。「BAR なすび」は昭和25年頃創業の酒場であるが、居酒屋ともBARともそれ以外のどの業態とも違っていて、まさに酒場としかいいようのない店です。池袋 ふくろ 西口の闇市の名残をわずかに留める駅前のビルの谷間にある人気酒場。営業時間の長さがうれしい。ただし人気があり過ぎて、3階まである広い店内に入れないこともあるので要注意。池袋 ふくろ 美久仁小路店 東口の美久仁小路にあるこちらが実はお気に入り。美久仁小路も味わいがありますが、見晴らしの利く広々とした店内は開店すぐがお勧め。空いてる店内に徐々に客が入ってくるのを眺めながら呑むのもいいものです。美久仁小路では「沖縄料理・居酒屋 茶花」、「はぐれ」、「酔処 味彩」、「Bar Slow」なんかも横丁の雰囲気同様しっとりとした気分で酒を飲ませてくれます。池袋 若大将 まつしま 24時間営業、全品315円のこの酒場は、狭ぜまとして雑然としていながらも帰宅前のおっちゃんたちがくつろげるオアシスとなっています。ひとり飲みがお勧め。池袋 大都会 北口店 24時間営業で安さと気楽さが重宝します。ただ、これ以上なにも期待することはできません。池袋 ヘルメスワインバー 新陳代謝の激しいロサ界隈ですが、それでもまだ有名もつ焼店の「千登利」、3店舗ある「豊田屋」や角打ちの「桝本屋酒店」「三兵酒店 立ち飲みコーナー」などが残されています。お気に入りは老舗サントリーバーのこちら。重厚なムードでこんなに安く飲めていいのだろうか。池袋 おいでやす 豊島区役所裏の薄暗くうらびれた通りの一軒。酒や肴がおいしいわけではなく、ただひたすら侘しさを噛みしめたい時に訪れると必要以上に堪能できます。(つづきは明晩に)
2011/11/19
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