SAC.COM

2009年12月30日
XML
カテゴリ: ウェンディーズ


 産経新聞にもウェンディーズ撤退関連の記事が出ていた。

 「ウェンディーズには熱烈なファンもいたが、マニアの来店だけでは焼け石に水だった。」とある。

 マクドナルドのようにリッチを選びに選び、集客可能な場所にくまなく店舗を配置することなど、どのファストフードチェーンでも不可能。
 コアとなるファンがいるということは、継続、拡大可能だということ。
 モスバーガーだってファンに支えられている。
 ウェンディーズは、マニアが支える特殊な食べ物ではない。

 「アリと巨象」の例えは正しい。
 「食」の世界に限れば、大きいことが「いいこと(=おいしい)」でもない。
 ゼンショーにはウェンディーズ・ビジネスに重きがなかったということ。

 マクドナルドビジネス一本やりですすめている日本マクドナルドに、牛丼をメインにすえたゼンショーが勝つことは不可能に近い。

 記事のタイトルは、「マック一人勝ち、バーガービジネスはゼンショー敗北」あたりでいかがか。




 マック“独り勝ち”いつまで続く
淘汰始まるバーガーチェーン
 (12月30日 産経新聞)

 2009年の外食業界では、消費者の節約志向と内食回帰の大逆風が吹き付ける中、日本マクドナルドが“独り勝ち”とやっかまれる快進撃を続けた。
 コーヒー無料キャンペーンなど従来の常識を覆す集客作戦が的中。過去最高の業績をたたき出した。
 マック旋風のあおりで、米国発祥のウェンディーズが年内で日本から撤退するなど淘汰も始まった。

 ■無料の衝撃
 ……
 「まさかコーヒーを無料で提供するとは…」
 ……
 売り上げ増大で稼いだキャッシュ(現金)を使い、次から次へと新たな販売促進策を打ち出し、お客を飽きさせない好循環が生まれた。
 「とてもじゃないが、タダでコーヒーを売る体力はない」。同業他社は、ぼやくしかなった。

 ■アリと巨像
 マックの独り勝ちで客足が落ち込み、退場を余儀なくされたのが、国内店舗数7位のウェンディーズだ。

 運営主体であるゼンショーがバーガー事業に将来性が見込めないと判断。
 牛丼チェーン「すき家」や、ファミリーレストラン事業に経営資源を集中するため、年内で満期を迎える米ウェンディーズとのフランチャイズ契約を打ち切ることを決めた。

 ウェンディーズの店舗数は国内71店。マックの3720店に比べるとアリと巨像だ。
 ウェンディーズには熱烈なファンもいたが、マニアの来店だけでは焼け石に水だった。

 08年度の売上高は61億円と、ゼンショーが02年にダイエーから買収する前の01年度より2割強も縮小していた。

 他のバーガーチェーンでは、二極化作戦などマック対抗策を打ち出すところもあるが、二番煎じではとても太刀打ちできない。
 当分は王者・マックを脅かすライバルは現れそうにない。


 ダイエット・コーヒー


吉野家も牛丼値下げ、380円から300円へ
 ……期間限定・来年1月11日から
 (2009年12月29日 Garbagenewss.com)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年12月30日 16時09分51秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: