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2014年10月28日
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テーマ: 日常の雑談(2776)
カテゴリ: 生活、家族、仕事



 良い事も、悪い事も家族を巻き込みたがるのは、昔から変わらぬ日本人の姿。

 が、IT社会になって意図的な情報封鎖がしにくくなり、人々は踊らされにくくなっていることは確実だ。

 下記はTVの紋切り型の反応を求めたインタビューの愚かさを表した記事。





 武田 砂鉄の
 「ほんとはテレビ見てるくせに」
「内助の功」をさらり否定したノーベル賞受賞者の奥様
2014年10月21日 日経ビジネスオンライン

 内助の功ハンティング

 青色LEDの開発に成功した日本の科学者3名がノーベル物理学賞を受賞すると、テレビ局各社はカメラを背負って「内助の功ハンティング」に出かけた。皆、支えてきた妻が好きである。実際に個々の夫婦がどうであろうと勿論構わないが、テレビが遮二無二「支える妻」を求めてしまう働きかけって、長年正しいものとして蓄積してきた。それって結果的に、女性が活躍しにくい社会とも少なからずリンクしてくる。
 その点、受賞者の1人である名古屋大学・天野浩教授の奥様の聡明さが光った。内助の功ハンターが求める奥様像に決して押し切られなかった。宣戦布告のように「内助の功なんてしていませんよ」とキッパリ。スタジオのキャスターは「そんなぁ、それは謙遜ですよね?」と問うと、「私は何もしておりません。夫や研究所の皆さんの努力の賜物です」と表情を変えずに再びキャスターへ差し戻した。

 …(略)…





 掲載記事の満足度(とても参考になったの比率)も高かったが、さらに面白かったのは読者からのコメント。

 例えば、

  「事実をありのまま報道し読者の判断に委ねる」ことよりも「メディアの描いたストーリーに沿うようにインタビューし、それに沿った答えをできるだけ取捨選択して報道する」は、A新聞社の原発事故命令違反や強制連行云々の「誤報」事件と同質の印象を受けました。





 この他に限りなくもやらせに近いインタビューと取材側の意図丸出しの編集による放送に冠する不満が多数。

 A新聞の虚報がA新聞だけの問題ではないことを示している。




 TVマンや紋切り型のマスコミ人の手になる、「さあ、これで皆さんは満足だろ」的な放送、報道への不満の大きさ、不信感の強さを改めて知る。

 多くの大マスコミが視聴者をバカにしていることがバレバレのようだ。

 右翼の暴れる姿を報道しないこととバランスをとるかのように、反原発行動は万人単位の規模になっても報道されない。

 「天下の公器」として、厳正中立、正しい報道を追求するあまり、ジャーナリスト清新を失い(元々なかったのかも知れないが)、権力の悪、社会悪を暴く姿勢を失ったマスコミへの期待は、今後も減少を続けるのだろう。




 日本人も「みんなが言ってる、やってる」から「私はこう考える」に変わりつつあるのだとすれば、良いことだ。

 大マスコミが主張を伝えるべき意識ある層から、意味のない報道をするとみなされているのは、日本の不幸、資源のムダ。





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最終更新日  2014年10月28日 07時41分09秒
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