にしわき眼科クリニック。

にしわき眼科クリニック。

2019.06.03
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カテゴリ: 外来診療一般
 シリーズでお送りしている「緑内障点眼薬の世界。」今日も緑内障治療の第一選択剤である、プロスタグランジン関連薬を見ていきましょう。


















 5回目となる今回はレスキュラ点眼液(一般名 イソプロピルウノプロストン)です。















 このお薬は以前は









キサラタン点眼液 ​  が発売されると、緑内障点眼薬としての命運をほぼ絶たれ忘れ去られた存在となってしまいました。






 ところがこの 





レスキュラは、 「網膜色素変性症( 進行性の病気で、最初は「薄暗い所で見えにくい」などの症状ですが、徐々にその夜盲・視野狭窄が進み、末期には高度の視力低下あるいは失明に至る) 」という難病に対しての進行予防・視機能改善効果がある





 という論文が複数出ており、現在では「緑内障を合併した網膜色素変性症の患者様」に対して処方されるケースは割と多くあるのではないかと思います。
薬の効果というのは、本当に不思議で意外性に満ちていることが多いんですね。





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最終更新日  2019.06.03 17:19:36


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