型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2020.05.08
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カテゴリ: 今だから
今もなお日本が日本を認めない現状に絶望を感じてしまいます。
他国と比べてどうこうと言ったところで、
政府の対応が遅れたとかリーダーシップがないとか言ったところで、
他国に比べても、人口比で比べても、これまでの他の感染症と比べても、
医療も国民も全体によく頑張っていてうまく封じ込められていると思います。

どうしても政府や医療を批判したい人がいますが、
実際に治療したり対応しているのは現場の人です。
その人たちは本当にがんばっているという自負があるはずです。
何をやっても批判され差別されたりする世の中が問題で、
その人たちが現場にあたるのが嫌になってしまわないか心配します。

今日も区の警察署特殊詐欺対策センターから電話がありました。
還付金詐欺の電話が住んでいる街で増えているから気をつけてほしいと言う内容です。
この電話は2月に1回くらいかかってきます。
それほど今は特殊詐欺が多いと言うことでした。

危険なウイルスが死をもたらすこともあるのはわかります。
しかし、他にも凶悪な犯罪や死に至る疾病、事故や問題はたくさんあるはずです。
そのような明らかな問題を取り上げるべきだと思います。
新型コロナウイルスは皆で予防をして温かく見守るスタンスが大切なのです。

新型コロナウイルスの感染力が飛沫以外にどれほど強いものなのでしょうか。
インフルエンザも新型コロナウイルスも検査の方法は変わらないのに、
今回から皆が防護服を着るようになり、院内感染が脚光を浴びるようになりました。
防護服が足りなくなるのは当然です。
全国民のマスクや消毒が必須になったことも初めてです。足りなくなるのは当然です。
院内感染はこれまでもあったでしょうし、悪く言われることではありません。

これらのことは医療が優れていても急にマネージメントできることではありません。
日本の政府は批判されることが多くリスペクトされていないこともその要因ですが、
風評によって協力してもらえないことも多いと思うのです。
急に言われてもすぐにわからないことはわからないし、
一時的に今はできないことはできないと言っても仕方ないのではないでしょうか。
そこまで批判するほど駄目ではないと思います。

話は遡って自分が学生の頃のピアノの先生の話です。
その先生は日頃ご自身の演奏活動のことを中心に考えていらして、
学生のレッスンはその隙間でやっているような感じでした。
昔は、演奏で忙しい先生はそれが当たり前でしたが、
自分はどちらかと言うと出来不出来に関わらず受けたかったのです。
そんな時にその先生の口癖が「風邪っぽかったら迷わず休んでください!」で、
最初はもう下手なピアノを聴くのは嫌なのかと想像したりもしました。
理由はご自身が風邪をうつされたら困るからでした。
それまで休むなど申し訳なくてできないと考えていたのでかなり刺激的な言葉でした。

確かにあとから考えると、
音楽の仕事は本番がある限り風邪をひいても休んだら全てが終わりです。
自分も振り返れば30年間1度も風邪で休講することはありませんでした。
まずひかないようにしていたことと、
兆しがあればすぐに薬を飲んで対処療法をして、熱が出ないようにしていました。
ですから、音楽を糧としている人は風邪をひけないと思うのです。

新型コロナウイルスが空気感染しないのであれば各個人で防ぐことはできると思います。
その意味では風邪やインフルエンザと同じで、個人の予防、責任にかかっているのです。
それでも人は新型コロナウイルスにかからないために生きているわけではありませんから、
経済活動も家族もペットも友人も大事だし、どうしてもやりたい生き甲斐があります。
かからないようにするために行動制限を強制されるのは余計なお世話であり、
自分の責任で身を守る、やる気を起こさせるようにしたほうが教育的です。
その例外が感染者と間近に接する医療関係者や現場を守ることです。

本当に感染を0にしないと気がすまないと考えていたり、
そうでなければ自粛をいつまでも続けるしかないと言う考えには無理があります。
自粛は例えれば、「感染するからしばらく息を止めていてください」と言われるのと同じです。
しかし、そうは言うものの、普通に息をしている人と本当に止めている人がいて、
明らかに不平等を生んでいるわけで、それで息の根を止めさせることは非道だと思います。
ですから、結局は皆が皆、権利や生き甲斐を差し置いて、
コロナウイルス対策だけに身を捧げることはありえません。

政府が緊急事態宣言の出口戦略を出さなかったのはその意味では賢明です。
仮に悪い状態が続いてしまったとしても理屈だけで経済を止め続けることはできない、
世の中が納得するような落とし処は絶妙さを求められるうえ、
何を言っても必ず反発する人たちに手の内を明かすことは得策とは言えないからです。

それに対して​ 大阪府の知事は大阪モデル ​と言っていますが、
大阪は自ら出した条件を本当に充たすことが果たしてできるかどうかです。
新規感染者数や感染経路を把握するすることが条件に挙げられていますが、
不特定の数人の極めて個人的なことを掌握することは普通は操作できません。
できなかった場合に大阪だけ自粛を続けることにならないのか心配になります。
コンサートにお客を呼ぶことや選挙で票読みするよりも遥かに難しいことです。

「普通の風邪やインフルエンザは治療薬があるから治る、
新型コロナウイルスは未だ治療薬がなく死に至るかもしれない」という考えは、
一部の専門家や評論家、コメンテーターのつくりあげた定義であって、
本当は「普通の風邪やインフルエンザは治療薬があってもたくさん人がなくなり、
新型コロナウイルスは治療薬がなくても日本での死者は比較的少ない」のであり、
「風邪は万病のもと」 ​ですからいろいろな病気に重症化する可能性はあります。
ただ死に至るかどうかはそれもさまざまであると言われています。





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最終更新日  2020.05.08 09:23:55
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