型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2021.02.11
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カテゴリ: 今だから
楽曲分析という授業が過去には意義深く言われたことがありましたが、
分析すること自体とてもたいへん難しいことで一言一句に表現を選んだ論述の一種です。
現代音楽ではどのような様式で書かれているかを判別することが難しいこともあります。
調性音楽の中には楽譜に書いてあることだけでは分析する意義が感じられないこともあります。

音楽雑誌やネットの演奏や作曲のレビューを見ると執筆者が楽曲を分析できるほどでもなく、
資料を集めてそれらしいことを抽象的な表現で書いていると感じることが少なくありません。
今のレビューは批判的な内容は少なく賛辞が前提で書かれていますから、
取りあげられた人は内容よりも掲載されることに意味があると感じるでしょう。

ただそんな楽曲分析を苦労して行ったとしてもそれは論文の内容として必要だからであって、
今の音大生、院生、プロの演奏家に至るまで大多数の人が好きではありません。
形式、主題、モチーフを知ればその曲の演奏の手引きになることもありますが、
他の構造を知っても演奏に活かしようのない場合もあります。
しかし、ごく稀にあたかも世紀の大発見と思えるような気づきがあるのです。

ところで、自分が変わり者であることは自覚しています。
正確に言えば変わり者と見られていることを自覚しています。
何か物事が起きた時に無意識にその裏側まで考え察知しようとすることが多いようです。
それは他の人からすればどうでもいいようなことで、逆に訝しく思われたりします。

人が何を考えているのか、なぜそのような言動をするのかを察知することは、
人とのコミュニケーションを円滑にする意味で良いことだと思ってはいます。
しかし一方で、何を考えているのかわかることによって落胆することも多いです。
本音を知らなければよかったと思うことや、却ってネガティヴな気持ちになることもあります。

森会長が辞任を表明しましたが、その直後からSNSでは森会長への賛辞が溢れています。
メディアが一方的に報じてきたことが国民の総意ではなかったことを表しています。
メディアはこれまでもウイルス感染をいかに抑えるかという立場でしか報じていませんが、
経済弱者や社会における損失の立場に立つことはほぼありませんでした。

テレビに出る人たちは経済弱者ではありませんからその立場に立つことはないでしょう。
番組制作の予算が減っていることは如実にわかりますが、
それは下請会社や音楽などのめに見えにくいコストから減らしていくことになります。
それでも強気なテレビの報道は今までわからなかったこと、すなわちスクープを報じます。

新型コロナウイルスについては嘗ての感染症とはすでに取材力が段違いに違うわけで、
嘗ては大きく報じられなかった日毎の感染者数、変異種、後遺症などが発信されますが、
それを知ったとしても、庶民としては今以上の予防はできずただ怖いとしか言えません。
ただ、それは今までの風邪にもあったことを改めて調べ上げてスクープにしているきがします。

憂うべきことは、このような報道が今後いつでも有りえることです。
風邪の一種であるウイルスを感染者数の増減、変異種の出現、稀な後遺症の発見で、
インフルエンザなどの他の感染症にも同じことが言え、いつでも不安を煽ることができます。
その度に人命優先との理由から緊急事態宣言の発出を煽動しえるのです。

結局、人の興味を唆るスクープを見境なく発信しても庶民はよい方向には向かわず、
本当に怖いエボラ出血熱のような感染症がが流行したり、 UFOが本当に攻めてきた時、
今と同じように庶民の団結は生まれず、パニックや差別、不満が蓄積されるだけです。
そんな予想をしただけで今まで以上に生きていきづらい未来を心配しています。

個人的な価値観ですが、昭和や平成の前半は今よりもいい時代だったと感じています。
今の平成生まれの人も中高年になった時に「平成はよかった」と言う気がしてなりません。





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最終更新日  2021.02.11 23:32:50
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