型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2021.08.08
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カテゴリ: 今だから
五輪2020のテーマは「多様性と調和」です。
これは1970年の万博「人類の進歩と調和」に似ていて、
ちょうど50年の時を経て新たなテーマが設定されたと言えます。
組織委員会が設定した「多様性」の趣旨は下記のようなものです。

人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、
あらゆる面での違いを肯定し、自然に受け入れ、互いに認め合うことで社会は進歩。


「多様性」が広く受け入れられることはいいことだと思います。
これまでも言われてきたことですが、いつまで経ってもなかなか変わりません。
若い頃についた価値観というのはなかなか変えられないこともあります。
頭では理解できても多くの人は一度ついた好みを変えることは難しいです。

例えば、同窓会という集まりも今と昔では随分変わりました。
会えばタイムスリップしたような心持ちですぐに旧交を温められます。
しかし、数十年前と今では世の中のあらゆる価値観が全く変わってしまいました。
「昔は良かった」というのと「現実を生きる」ことは相反することなのです。

時代の価値観があまりにも速く変わるため、もはや世代間の一致も難しいです。
つまり、さまざまな世代が集まること自体が難しくなったと言えます。
「多様性」をどのように受け入れるかということは世代によっても異なり、
中高年は好みではなくもっともっと頭で時代を受容しなければなりません。

例えば、五輪に向けての女性蔑視発言による要人の交代劇においては、
言った本人は悪気は全くなかったのだと思います。
一方で、河村たかし名古屋市長が金メダルをかじったことのほうが、
弁解しようのない失態を出してしまったと感じます。


また、五輪開催に反対していたコメンテーターがメダリストのレビューをしていますが、
TBS系「サンデーモーニング」での張本勲氏の発言は問題だと感じます。
「女性でも殴り合いが好きな人がいるんだね。嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。
こんな競技好きな人がいるんだ」


理解し難いことを堂々と言う中高年はたくさんいて、
それを見た若い世代は、時代についてこれない中高年をひっくるめて軽蔑するのです。
逆に「若い世代に希望を与えたい」などと今風の自慢をする人々もたくさんいます。
いずれにしても、世代間の壁はますます高くなっていると感じています。

話が全く噛み合わないのは最近の「感染者の入院基準について」もそうです。
病床を増やせるかどうかは医師会が主導すべきで、
それが一気に増えないために重症患者から優先して入院する基準をつくろうとしたわけで、
意味を考えればそんなにめくじらたてて反論することではないと思います。


以前にも書きましたが、皆が感染を本当に怖れていれば人流は減るはずです。
報道されていることに疑念を抱くのは社会が信用されていないからです。
強制的に人流を減らすために日本でのロックダウンを提案する議員がいますが、
日本が頑なに守ってきた自由と平等の精神を崩そうとするのはありえないと思います。

五輪を開催したからと言って感染拡大はしていないと思います。
五輪を開催していなかったら、「開催していたらもっと酷い状態だった」と言うでしょう。
数ヶ月前、ワクチン接種が遅れているから感染が収束しないと言われていましたが、
感染は拡大し重症者数も増えてきています。死者数は減ってきているようです。

さまざまな考え方があっていい(多様性)と言っても調和することは難しいです。
口で言うのは簡単、どうすれば結果を出せるのかを示してもらいたいです。
ワクチンさえも不安を煽られたため ​、​ 接種したくない人もいます ​。​ それは米国でも。
前向きな案が出ても取り合われることがないことはよく見れば子供でもわかります。

ただ、五輪は本当に素晴らしかったと思うのです。
五輪反対の勢いが日本国内のみならず強く、極端な行動規制が強いられる中でも、
それらを理解したうえで各国の選手は開催した日本をリスペクトしていました。
この意味の深さを日本人よりも理解していたことは見事な調和だったと信じます。





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最終更新日  2021.08.08 20:25:28
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