型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2024.04.03
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カテゴリ: 映画
映画「すずめの戸締まり」を観ました。
この世の裏側に通じる「後ろ戸」
この世の裏側を「常世(とこよ)」
それに対して「現世(うつしよ)」

「常世」から「現世」に赤黒い奔流、
「ミミズ」が出ると地気を吸い上げ膨張し、
そのまま大地に倒れ込んで地震を起こす。
主人公すずめがその前に後ろ戸に鍵をかけ、
地震を未然に防いでいき、
遂には「要石」によって封じるお話。

地震はまさに今の問題と言え、
地震を防ぐすずめの活躍は感動的です。
ただ被災した方々がこの映画を見た時に、
現実の凄惨さから温度差を感じないか?
被災地で上演できるのか?
そんなことを考えましたが、
それについては既にさまざまな考察が行われ、
海外では概ね好評とのことです。

ただ肯定的な切り抜きが多いとも思います。
被災された方が一人でも嫌悪感を持てば、
その責任はあるのではないかと思います。
意図があっても作品の観方は限定できません。
どんな願いが込められていようが、
観た人が不快に感じればそれはそれです。

映画の中では被災して母を亡くしたすずめは、
前を見て生きているとこれからを強調、
復興を遂げつつある現在を表しています。
力強く共に生きていこうと高揚しています。


自分としてはもっと飛躍した解釈をしました。
ミミズは害を与える醜い姿で描かれていますが、
本当は何者なのだろうと考えた時、
地震を起こすために悪者だという設定です。

人はいつも戦っていて、相手が熊でも人でも、
襲われたら戦わざるを得ません。
それは生死に至るまでもなく経済活動でも、
果てはスポーツでも結局戦いです。
そしてあまりにも強い、突出した杭には、
すずめ達が結託して要石で封印するのです。

世の中にはたくさんの実力者や強者がいます。
しかし、その活躍の場を奪われていたり、
更なる強者によって封じ込めらたりします。
ミミズの立場は多くの人にあてはまります。

そんな屈折した観方をする人はいませんね笑。
もしミミズと猫のダイジンの役が逆だったら?
そんな訳はありえません笑。
見た目の印象で善悪はつくからです。

ただご存知のように野獣でも悪とは限りません。
悪と思い込むのは印象で判断するからです。
台詞が一言もないミミズのことは分かりません。
ミミズの気持ちや立場を聞いてみたいです。





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最終更新日  2024.04.08 11:59:20
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