型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2024.04.04
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カテゴリ: 今だから
40年前大学生は全国各地から集まり、
皆が照れずに方言を話していました。
今も関西弁の人はいますが、
今は方言を話す人は激減しました。

当時大学の授業は30分遅れで休校になり、
偉い先生はその休校寸前に教室に現れ、
30分くらい授業をして終わるという、
計画的に遅く始まり早く終わる一方で、
大教室の朝イチの授業で始業時間ピッタリに、
教室の全ての出入り口に鍵をかけ、
遅刻は一切認めない先生もおられました。

今の時代ではどちらもクレーム対象で、
授業時間の確保や受講の権利を認めるよう、
先生には注意がすぐに出されたでしょう。
しかし、学生は授業が休校になったり、
早く終わる分には全体的に大喜びでした。
空き時間は友人と語るのが何より楽しく、
情報交換や将来の夢を話しました。

お昼休みや放課後が楽しみだったわけで、
音楽の場合は皆で勉強していました。
それから後、2000年頃から大きく変わり、
個人主義が進み学生が連む姿はなくなり、
情報はインターネットから取り話はせず、
人は人、自分は自分の傾向が強まり、
1日のスケジュールは過密になりました。

さまざまな価値観が変えられる方向に進み、
真逆になったことも少なくありません。
表向きは世の中に合わせても、
習慣として身についた価値観は変えずらく、
表と裏の顔の使い分けが余儀なくされました。


人の真意とはどこにあるのか?
何事もやってみなければ反応はわかりません。
”戦争を起こしてはいけない”大義があっても、
戦争は常にどこかで起こり支持もあります。

”絶対に領土は取られたくない”のですが、
”戦地で戦え”と言われたらどうでしょう?
大義で言うことと自分がどうかは別で、
そこは都合よく切り替える人が増えました。

世間の価値観は真逆に変わったようでも、
人は変えられることにとても消極的で、
マイナンバーカードを保険証として持つのは、
理屈がわかってもなかなか切り替えません。

つまり表向きは”はい”と言っていても、
実のところそれほど納得はしておらず、
メディアがどれだけ煽動しても難しいのです。
皆がそれぞれ裏の顔を持つ時代なのです。


デジタル化がいくら主流だと言っても、
あえてデジタル化に賛同しない人はいます。
そこには”便利”という表面と、
”リスク”という裏面があるためです。

投資やマスク着用にも同じ両面があります。
時流が進んでも何を信じるかは人それぞれ、
人に合わせたり信用することも怪しくなり、
自分で決めるしかないのが現代です。

見せかけと実際が違うことが普通の今の世は、
不親切や詐欺を不本意ながら助長しています。
考え方がぴったり合う人はなかなかおらず、
人に優しくしても裏目に出たりします。


ではどのようにすれば人と仲良くできるか?
腹の内を見せることはリスキーですが、
喜怒哀楽を素直に出すしかありません。
喜怒哀楽を出す人はあまり見かけません。

理屈だけで答を導き出すのはAIが得意です。
正論を言われても人が素直になれないのは、
感情的な好みが判断に加わるからで、
そこに不完全ながら人間味のある答が出ます。


理屈で物事に対処しているように見えても、
偉い立場の人に限って感情的に動いたり、
単に好き嫌いで判断しているのを見ます。
周りからはわがままで理不尽にも見えますが、
人間的でわかりやすいのも確かです。

社会問題や海外コンプレックス、正義感から、
この20-30年で価値観を一気に変えましたが、
昭和の大事なものを置き忘れてきた結果、
人は寡黙になり知恵や人間味を失いました。
今やっと気がついてきたのかもしれません。





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最終更新日  2024.04.12 18:11:13
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