型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2024.08.11
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駅前の商業ビルの地下1階に、
昭和30年代の街並みを再現した横丁として、
昭和レトロの博物館的な演出展示の名残りと、
現代風なディスプレイが混在する多様式空間。

1989年に開業した駅ビル”エルティ932”が、
近鉄百貨店に押され集客のテコ入れとして、
1999年に鳴り物入りで企画されたとされる、
”ばんから横丁”は嘗てリアルなレトロでした。

ビル全体で苦節の経営が続いていて、
徹底したミュージアムのような飲食街、
”ばんから横丁”も集客難が続き、
テナント入れ替えが続いたようです。

2007年からは子ども用娯楽施設、
2014年には地下1階にジュンク堂書店が開業、
”ばんから横丁”は様変わりしたようです。
2012年当時の”ばんから横丁”の記事 ​があり、
それは今回訪れた印象とは随分違いました。

今もレトロな街並みはありますが、
飲食店を探すために訪れると古びたレトロが、
もはや演出なのかリアルなのかわかりません。

当初の想定は面白かったのだと思いますが、
テナント募集中のスペースがあるのは残念です。
地元住民にウイットが伝わらず、
地域振興の一体感に繋がらなかったようです。



どのお店も生き残りがかかっているのか、
驚くほどリーズナブルです。
とんこつラーメン屋さん「めん壱」、
不思議だったのはお店のリアルな看板が、
どこにも見当たりませんでした。

値段が安いことを除けば入口は普通です。
外から若者カップルが見えたので安心、
と思いきや1歩入るとあの匂い。
豚骨スープの匂いが充満してううっ…。

ぶたさんは大好きなのですが、
この匂いはダメなのです。
他にもよくない気を感じました。
ラーメンではなくランチを選択しました。

店内は昭和の裸電球照明で暗いです。
演出と言うより経費削減にも見えます。
メニューは全てに豚骨の名前が付き、
何を注文しても豚骨スープが基本です。



”ばんから”とはハイカラに対する反対語。
明治期に粗野や野蛮を創出したもの。
一般的には言動が荒々しいさま、
あえてそのように振る舞う人とのことです。

上の写真にある手書き地図もレトロ演出で、
実際にあるお店が書いてあるわけではなく、
レトロ演出上の看板だけのお店地図です。
しかも”ばんがら”と微妙に表記が違います。

看板の坂田屋もお店はなく看板だけです。
現実と架空が渾然一体になっていますが、
リアルのお店には入口があります。
居酒屋中心ですがインド料理もあります。



さて、リーズナブルな定食がきました。
豚バラ生姜焼きのAランチです。
おそらく生姜焼きでも豚骨スープで味付け、
スープも味噌汁ではなく豚骨スープです。

生姜焼きはコクがあって強火の炒め方は、
とても良い相乗効果になっていました。
豚骨は白湯スープしか食べた経験がなく、
茶色で塩っぱいこのスープは意外でした。

スープはそれだけで美味しいとは思えず、
他のものと合わせるといいと思います。
お水が水道水だったのは残念です。
お店の半分くらいいたお客はほぼ男性で、
このお水を浄水に変えれば、
女性客が増える気がします。


満足してお会計です。
会計はお店の入口近くにあります。
予想どおり現金のみの取扱いです。
レトロなのか経費削減か?
常にこのことがひっかかりました。





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最終更新日  2025.02.16 13:14:04
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