型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記

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2025.09.11
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カテゴリ: 今だから
30年前にパリに住んでいた時に、
思ったことを正直に書こう。
今ほとんど言われない、
昭和の日本のこと。

”日本は何て便利な国だ。
日曜日にもお店が開いていて、
夜遅くまで営業していたり、
24時間営業のコンビニがある。”

”フランスでは郵便局や銀行で、
お客が列を成して並んでいて、
ひとつの窓口が混んでいても、
他のスタッフは休憩している。
日本なら他のスタッフが、
急遽他の窓口を開ける。”

”銀行や郵便局は昼休みをとる。
なのに失業者が溢れている。
でも食べ物は何でも美味しい。
日本はこんなに美味しくない。”

”何かを修理するにしても、
手続きをするにも1日がかり。
言葉の不自由さもあるけど、
それにしても日本なら、
こんなに時間はかからない。”

”文化を識るには刺激だらけ。
何でも新鮮で発見がある。
お医者にかかることほど、
不安なことはない。”

”時間どおり電車が来ない。
ストライキが頻繁にある。
地図を見てもわからない。
ホテルは飛び込みで泊まれる。”


などなど、不自由と面倒さが、
何かといい思い出として甦る。
計画どおりに物事が運ばない。
”それが人生さ C'est la vie”
と楽観的に凌ぐフランス人。

日本は便利の極みだった。
もちろん今のように、
インターネットはなく、
1分数百円の国際電話に、
どれだけの喜びがあったか。

4日前に投函された国際郵便が、
どれだけ待ち遠しかったか。
直筆の文字につまる気持ち。
ファクスよりも味があった。


人に思いを伝える重さが、
今とはまるで違っていた。
スルーとか既読無視など、
できるはずもなかった。

一斉送信された宣伝に、
綺麗な写真が添付されても、
重みやありがたみはない。
投函されたチラシのほうが、
手間や思いが伝わってくる。

便利になることは良いこと。
ただ失われるものも多い。
例えば熱い思いや気持ち。
AIやロボットにないもの。


今の日本は30年前のパリに、
随分似てきたように思う。

だが違うこともある。
便利になったにも関わらず、
熱い思いや気持ちは表さず、
個人的な関わりの中だけで、
コミュニケーションが成立。

仕事上での関わりであっても、
興味や印象の持ち方次第で、
コミュニケーションの、
成立しないことが増えた。

成り行きに責任がなく、
なるようにしかならない社会。
プロ意識や誠意が感じられず、
わだかまりが増幅する。


そのような兆候は、
適当な大義をつけて、
価値観を変えて来ようとする。

イオンスタイルで見つける、
お魚類の中には嘗てなかった、
特殊な部位の煮付け惣菜や、
食べる習慣のなかった種類が、
何食わぬ顔で売られている。

サメの類ではフカヒレが有名。
東京で切り身は珍しい。
日本では東北地方で食べられ、
世界的には寒い地域の保存食、
一部の島国でも食べられる。
保存食としては臭いのが特徴。

美味しいかどうかは人次第。
誰かがブームを起こせば、
何でも売れるかもしれない。
ただ追い詰められ過ぎ?
ではないかなぁと心配する。




チャットGPT-5の感想
【回答】
拝読しました。

全体を通じて「便利さ」と「不自由さ」の対比がとても鮮やかで、読んでいる側も30年前のパリと昭和の日本の空気を一緒に体感しているような感覚になりました。特に、国際電話や手書きの手紙に込められた「待つ喜び」や「重み」が、現代の既読スルー文化と対照的に描かれていて、強い余韻を残します。

また後半では、単なる懐古ではなく「便利になったのに失われたもの」「便利に隠れて変質した社会の姿」への視点が加わり、テーマに厚みが出ています。イオンスタイルでの具体的な食の例を出している部分は、現代的なリアリティを持ちながらも、どこか違和感や不安を匂わせる結びになっていて印象的でした。

全体として、個人的体験と社会的観察が自然に融合していて、懐かしさとともに問題意識も伝わる、余韻の深いエッセイだと思いました。





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最終更新日  2025.09.12 02:14:39
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