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2003年11月20日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
すいません。動物園の続きは明日にします!

今日は、マリリンさんの日記を読んで、思ったことがあったので、
その話題にさせていただきます。

冒頭だけ紹介しますね。

中学1年生の女の子が、
登校拒否になって、担任への不信感から、登校が難しくなっています。
 昨日、お兄ちゃんに薔薇の花束を持たせて
仲間で、お見舞いにいってもらったのですが・・・。
 他のクラスの子に言葉の暴力を受けるらしい・・との報告。

でも、今、お母様に御電話したら、実は担任への不信感からでした。。。
わかるなあ・・・・壊れてしまっている担任。
私だって、顔を合わせたくない・・・・。

言葉の暴力を受けたのに、
言った本人の女生徒に確認したら、「言ってない。」って。

その言葉を鵜呑みにして、
被害を受けた子を「被害妄想だ。」と言って、心療内科の受診を進めたらしい。

続きはこちらです。
http://plaza.rakuten.co.jp/maririnn/diary/#2003-11-20

これに対しての私の考えを下に書いたのですが、
読んでくださった方の、他の意見もぜひ聞いてみたいと思いました。

お時間があれば、掲示板にご意見をお願いします。

====================================

マリリンさん、こんにちは!

日記を読ませていただきました。
掲示板に書くと、私の感想だけで1ページ埋まってしまいそうなので、
メールにします(笑)。

読んでいてちょっと疑問に思ったのは、

マリリンさんたち保護者が、もうその教師に担任をやって欲しくないのか、
なんとか軌道修正しつつ、がんばって欲しいのか、

どちらなんだろう?ということです。


私は、コミュミケーション能力の低い教師がたくさんいることも知ってますし、
反対に、その担任の教師がだんだん壊れていったという気持ちもわかります。

もともとは、教員採用試験のときの人物評価が甘いことと、
教員になってしまってからのトレーニングが足りないことが悪いんですよね。

それが悪いことはわかっているのですが、今、このことだけを言っていても、
解決はきっと卒業後になってしまいますよね。

結局は、3つしかないと思います。
①保護者からプレッシャーをかけて、担任を辞めさせる
②担任はあきらめて無視して、保護者でなんとかする
③担任に協力し、ちゃんとした教師になるよう育てる

以下にそれぞれの注意点を書いておきますね。


①は、書類上は難しいのですが、実質上の担任交代という形は、たぶん可能です。
もう本当に我慢できないときは、直接校長に、直接教育委員会に、などと、
たくさん手はあります。ただ、やはり最後の手段にしてください。


②その学校に、もう少し話のわかる教師はおりませんか?
役職としての教育相談係の教師とは限らず(役職はあまり当てになりません)、
ヤンキー生徒にも結構信用がある教師が一人くらいは、いると思います。
近所のやんちゃ坊主に知り合いがいたら、聞いてみてはどうでしょうか?

やはり、学校内に協力者がいたほうがやりやすいと思います。
子供達も、一人でも理解してくれる人がいれば安心しますもんね。

高圧的な教師は、たぶん、生徒と関わりたくないと思っていそうなので、
面倒を見てくれる他の教師がいれば、すぐに任せてしまうと思います。


③もうこの選択肢は無いのかもしれませんが、一応書いておきます。
③を選ぶのであれば、教師の気持ちも理解した上で、
話し合ってもらえると嬉しいです。

>「言ってない。」って言った子も信じてあげて、
>「言われた」方の子も信じてあげて、
>心を抱いてあげればいいこと。
>いつも、いつも、思うのだけれど、「北風と太陽」の太陽方式でいく
>しか子ども達は、ついて来ないわ。

これは、基本線としては賛成です!
ただ、教師として、2つのことを感じるんです。


一つは、いくらすべての生徒を理解しようとしても、全員の子は無理なので、
その少しの子に対して、教師はストレスに感じてしまうということです。

私はもともと八方美人なので、太陽方式です。どんどん話かけていきますし、
できるだけ生徒の話を聞いてきたつもりです。

それでも、相手は人間ですから、生徒が「生理的に好かん」と思うことだって
あるんです。「はっきりした訳はないけど‥‥」ってやつです。

それは、理不尽ですけど、どうしようも無いですよね。

そんなん割り切れよ、と言われるかもしれませんが、
一年間、毎日毎日冷たい態度でいられたら、教師だってヘコみます。

そして生徒と距離を作っていってしまうんですね。

このストレスによって、
「やっぱり生徒を理解するなんて、無理。叱るしかない」
とあきらめる教師が多いんだと思いますよ。

これに対しては、他のところでちょっとずつ小さな成功(=他の生徒との
信頼関係)を作りながら、あまり気にしないようにして、ストレスを克服
していくしかないのかなと思います。

二つ目は、今の親って、ちゃんと叱れる人が少ないじゃないですか。
絶対叱らないといけないときって、あると思うんですよ。

教師の感覚としては、(特に高圧的な教師が強く持っている感覚)
「今の親は子供を甘やかし過ぎている。日本の良さを守るのは、教師だけだ」
というのがあります。

また、実際に学校が、やんちゃ坊主たちの度が過ぎる状態になってしまって
いて、太陽方式だけではなんともならないこともあります。

こういうときは、叱る教師と、理解をしてやる教師との役割分担でなんとか
することが多いです。

叱る教師も必要なんです。嫌われ役として。

叱るのと、理解をするのの両方ができるのが理想ですが、
それは、スーパー教師ですよ。
どちらかのスペシャリストになるだけでも大変です。


③について、もう一つだけ言わせてください。

>  先生は、女がどういう生き物か、知らないわ。
>独身で、子どもを育てたこともないから、子どもという生き物がどういう
>ものか、肌で感じる事がなかったのですよね?
>   どんな崇高な教育を受けていなくても、
>普通のお母さんであれば、みんな 承知のこと。
>    体験済みだと思います。

この言い方は、その教師を辞めさせるとき以外は、やめてください。
叱るときは、進むべき道を用意してあげて、叱ってあげないと。
この発言は、道なしですので。
必要なのは親と教師の協力なのであって、アラ捜しではないと思います。

とりあえず、思いつくところを書かせていただきました。
また、これを今日の日記にしようかな(笑)

=====================================

以上、私の返事でした。その後、マリリンさんから、掲示板に以下のような書き
込みをいただきました。(私の返事と入れ違いだったようです)

=====================================

たった今、不登校のその子にTELをして、いろいろと話し合い、おばさんは、
あなたのことを信じているし、みんなも信じているということを伝え、
「自分を理解してくれない担任のことは置いておいて、仲間のところに登校したら
どう?」って話しました。
 うちの子と一緒に朝、登校するなら、登校出来るというので、約束しました。
明日の校外学習も最初「行かない。」って言っていたのですが、行ってくれるそう。
 学校も、「登校出来る。」って言ってくれましたぁ。波があるでしょうが、
仲間がよってたかって応援すれば、担任に関わりなく、立ち直ってくれるかな?
って思います。
「担任の先生も中学の先生が1年目で、これから、良い先生に成長するのだから、
許してあげてね。」と言うと、その子は、
「うん。」って言ってくれました。

 子どもの心は広くて、あたたかいです。

=====================================

こういうあたたかい心を、大人が冷めさせてしまってるんですよね‥‥。

みなさんは、どう思いますか?





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最終更新日  2003年11月20日 14時40分47秒
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